R コマンド
この章では、R で始まる Cisco NX-OS イーサネット コマンドおよび仮想イーサネット コマンドについて説明します。
rate-limit cpu direction
インターフェイスの Packet Per Second(PPS)のレート制限を設定するには、 rate-limit cpu direction コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
rate-limit cpu direction { both | input | output } pps pps_value action log
no rate-limit cpu direction { both | input | output } pps pps_value action log
構文の説明
both |
入力および出力の最大パケット レートを設定します。 |
input |
最大入力パケット レートを設定します。 |
output |
最大出力パケット レートを設定します。 |
pps pps_value |
パケット/秒を指定します。有効な範囲は 0~100,000 です。 |
action |
アクションを記録することを指定します。 |
log |
指定されたレート制限値以上の PPS 値になると、syslog メッセージを書き込みます。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、インターフェイスの最大入力パケット レートを 3 に設定し、syslog メッセージのロギングをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# rate-limit cpu direction input pps 3 action log
関連コマンド
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show running-config |
実行システム コンフィギュレーション情報を表示します。 |
remote hostname
リモート マシンのホスト名を設定するには、 remote hostname コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
remote hostname host-name [ port port-num ] [ vrf { vrf-name | default | management }]
no remote hostname
構文の説明
host-name |
リモート ホストの名前。最大 128 文字の名前を指定できます。 |
port port-num |
(任意)リモート ホストの TCP ポートを設定します。指定できるポート番号は 1~65355 です。 |
vrf |
(任意)使用する Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
VRF 名。名前は最大 32 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
default |
(任意)デフォルトの VRF を指定します。 |
management |
(任意)管理 VRF を指定します。 |
コマンド モード
SVS 接続コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、リモート マシンのホスト名を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# remote hostname vcMain
次に、リモート マシンのホスト名のコンフィギュレーションを削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# no remote hostname
関連コマンド
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remote ip address |
リモート マシンの IPv4 アドレスを設定します。 |
remote port |
リモート マシンの TCP ポートを設定します。 |
remote vrf |
リモート マシンの仮想ルーティングおよび転送(VRF)のインスタンスを設定します。 |
show svs connections |
SVS 接続の情報を表示します。 |
svs connection |
SVS 接続をイネーブルにします。 |
remote ip address
リモート マシンの IPv4 アドレスを設定するには、 remote ip address コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
remote ip address ipv4-addr [ port port-num ] [ vrf { vrf-name | default | management }]
no remote ip address
構文の説明
ipv4-addr |
リモート マシンの IPv4 アドレス。形式は、 A . B . C . D です。 |
port port-num |
(任意)リモート ホストの TCP ポートを設定します。指定できるポート番号は 1~65355 です。 |
vrf |
(任意)使用する Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
VRF 名。名前は最大 32 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
default |
(任意)デフォルトの VRF を指定します。 |
management |
(任意)管理 VRF を指定します。 |
コマンド モード
SVS 接続コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、リモート マシンの IPv4 アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# remote ip address 192.0.2.12
次に、リモート マシンの IPv4 アドレスのコンフィギュレーションを削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# no remote ip address
関連コマンド
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|
remote hostname |
リモート マシンのホスト名を設定します。 |
remote port |
リモート マシンの TCP ポートを設定します。 |
remote vrf |
リモート マシンの仮想ルーティングおよび転送(VRF)のインスタンスを設定します。 |
show svs connections |
SVS 接続の情報を表示します。 |
svs connection |
SVS 接続をイネーブルにします。 |
remote port
リモート マシンの TCP ポートを設定するには、 remote port のコマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
remote port port-num
no remote port
構文の説明
port-num |
リモート ホストの TCP ポート。指定できるポート番号は 1~65355 です。 |
コマンド モード
SVS 接続コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、リモート マシンの TCP ポートを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# remote port 21
次に、リモート マシンの TCP ポートのコンフィギュレーションを削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# no remote port
関連コマンド
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|
remote hostname |
リモート マシンのホスト名を設定します。 |
remote ip address |
リモート マシンの IPv4 を設定します。 |
remote vrf |
リモート マシンの仮想ルーティングおよび転送(VRF)のインスタンスを設定します。 |
show svs connections |
SVS 接続の情報を表示します。 |
svs connection |
SVS 接続をイネーブルにします。 |
remote vrf
リモート マシンの仮想ルーティングおよび転送(VRF)のインスタンスを設定するには、 remote vrf コマンドを使用します。
remote vrf { vrf-name | default | management }
構文の説明
vrf-name |
VRF 名。名前は最大 32 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
default |
デフォルト VRF を指定します。 |
management |
管理 VRF を指定します。 |
コマンド モード
SVS 接続コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、リモート マシンの VRF を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# svs connection SVSConn
switch(config-svs-conn)# remote vrf default
関連コマンド
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|
remote hostname |
リモート マシンのホスト名を設定します。 |
remote ip address |
リモート マシンの IPv4 アドレスを設定します。 |
remote port |
リモート マシンの TCP ポートを設定します。 |
show svs connections |
SVS 接続の情報を表示します。 |
svs connection |
SVS 接続をイネーブルにします。 |
revision
Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)領域設定のリビジョン番号を設定するには、 revision コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
revision version
no revision version
構文の説明
version |
MST リージョン設定のリビジョン番号。指定できる範囲は 0 ~ 65535 です。 |
コマンド モード
MST コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同一の VLAN マッピングおよび名前を持つ 2 台以上のスイッチは、設定リビジョン番号が異なる場合には、異なる MST 領域にあると見なされます。
注意 設定を間違えるとスイッチが別の領域に配置されてしまう可能性があるため、
revision コマンドを使用して MST 領域設定のリビジョン番号を設定する場合は注意してください。
例
次に、MST 領域設定のリビジョン番号を設定する例を示します。
switch(config)#
spanning-tree mst configuration
switch(
config-mst)#
revision 5
関連コマンド
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show spanning-tree mst |
MST プロトコルに関する情報を表示します。 |