この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、で管理されるインターフェイスの基本インターフェイス パラメータを設定する方法について説明します。
(注) レイヤ 3 インターフェイス(ルーテッド インターフェイス、サブインターフェイス、およびループバック インターフェイス)で独自に使用するパラメータを設定するには、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」 を参照してください。
• 「説明」
• 「ビーコン」
• 「帯域幅」
イーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスに説明パラメータを設定して、インターフェイスにわかりやすい名前を付けることができます。それぞれのインターフェイスに独自の名前を使用すれば、複数のインターフェイスから探す場合でも必要なインターフェイスをすぐに見つけることができます。
ポート チャネル インターフェイスに説明パラメータを設定する方法については、「ポート チャネルの説明の設定」 を参照してください。別のインターフェイスにこのパラメータを設定する方法については、「説明の設定」を参照してください。
ビーコン モードをイネーブルにするとリンク ステート LED が緑に点滅し、物理ポートを識別できます。デフォルトでは、このモードはディセーブルです。インターフェイスの物理ポートを識別するには、インターフェイスのビーコン パラメータを有効にします。
ビーコン パラメータの設定手順については、「ビーコン モードの設定」 を参照してください。
ポートが管理上( no shutdown コマンドを使用しない)イネーブルであるが、プロセスによって実行時にディセーブルになる場合、そのポートは error-disabled(err-disabled)ステートです。たとえば、UDLD が単方向リンクを検出した場合、ポートは実行時にシャットダウンされます。ただし、ポートは管理上イネーブルなので、ポート ステータスは err-disable として表示されます。ポートが err-disable ステートになると、手動で再イネーブル化する必要があります。または、自動回復を提供するタイムアウト値を設定できます。自動回復はデフォルトでは設定されておらず、デフォルトでは、err-disable の検出はすべての原因に対してイネーブルです。
インターフェイスが errdisable ステートになった場合は、 errdisable detect cause コマンドを使用して、そのエラーに関する情報を取得してください。
特定の error-disabled の原因に自動 error-disabled 回復タイムアウトを設定し、回復期間を設定できます。
errdisable recovery cause コマンドを使用すると、300 秒後に自動的にリカバリします。
30 ~ 65535 秒の範囲内でリカバリ期間を変更するには、 errdisable recovery interval コマンドを使用します。特定の err-disable 原因のリカバリ タイムアウトも設定できます。
原因に対する error-disabled 回復をイネーブルにしない場合、そのインターフェイスは shutdown コマンドおよび no shutdow n コマンドが入力されるまで error-disabled ステートのままです。原因に対して回復をイネーブルにすると、そのインターフェイスの errdisable ステートは解消され、すべての原因がタイムアウトになった段階で動作を再試行できるようになります。エラーの原因を表示する場合は、 show interface status err-disabled コマンドを使用します。
アクセス コントロール リスト(ACL)マネージャおよび Quality of Service(QoS)マネージャなどの Cisco NX-OS ポリシー サーバは、ポリシー データベースを維持します。ポリシーは、コマンドライン インターフェイスを使用して定義します。
インターフェイス上でポリシーを設定するときにポリシーをプッシュして、プッシュされるポリシーがハードウェアのポリシーと一致するようにします。エラーをクリアし、ポリシー プログラミングが実行コンフィギュレーションを続行できるようにするには、no shutdown コマンドを入力します。ポリシー プログラミングが成功すると、ポートのアップが許可されます。ポリシー プログラミングが失敗した場合、設定はハードウェア ポリシーに矛盾し、ポートは error-disabled ポリシー状態になります。error-disabled ポリシー状態にとどまり、同じポートが今後アップされないように情報が保存されます。このプロセスにより、システムに不要な中断が生じるのを避けることができます。
最大伝送単位(MTU)サイズは、イーサネット ポートで転送できる最大フレーム サイズを指定します。2 つのポート間で転送するには、どちらのポートにも同じ MTU サイズを設定する必要があります。ポートの MTU サイズを超えたフレームはドロップされます。
デフォルトではそれぞれのポートの MTU は 1500 バイトです。これはイーサネット フレームに関する IEEE 802.3 標準です。これよりも大きい MTU サイズでは、より少ないオーバーヘッドでデータをより効率的に処理できます。このようなフレームをジャンボ フレームと呼び、最大 9216 バイトまで指定できます。これもデフォルトのシステム ジャンボ MTU サイズです。
レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 バイトの MTU サイズを設定できます。
(注) グローバル LAN ポート MTU サイズは、非デフォルト MTU サイズを設定したレイヤ 3 イーサネット LAN ポートを通過するトラフィックに適用します。
レイヤ 2 ポートには、システム デフォルト(1500 バイト)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(当初は 9216 バイト)のいずれかの MTU サイズを設定できます。
(注) システム ジャンボ MTU サイズを変更すると、ポートの一部または全部に新しいシステム ジャンボ MTU サイズを指定しない限り、レイヤ 2 ポートは自動的にシステム デフォルト MTU サイズ(1500 バイト)を使用します。
MTU サイズの設定手順については、「MTU サイズの設定」を参照してください。
イーサネット ポートには物理層で 1G、10G、または 40G の固定帯域幅があります。レイヤ 3 プロトコルでは、内部メトリックが計算できるように設定した帯域幅の値が使用されます。設定した値はレイヤ 3 プロトコルで情報目的だけで使用され、物理レイヤでの固定帯域幅が変更されることはありません。たとえば、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)ではルーティング メトリックを指定するために最小パス帯域幅が使用されますが、物理レイヤの帯域幅は 1G、10G、または 40G のまま変わりません。
ポート チャネル インターフェイスに帯域幅パラメータを設定する方法については、「情報目的としての帯域幅および遅延の設定」 を参照してください。他のインターフェイスに帯域幅パラメータを設定する方法については、「帯域幅の設定」 を参照してください。
スループット遅延パラメータの値を指定するとレイヤ 3 プロトコルで使用する値が指定できますが、インターフェイスの実際のスループット遅延は変更されません。レイヤ 3 プロトコルはこの値を使用して動作を決定します。たとえば、リンク速度などの他のパラメータが等しい場合、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)は遅延設定を使用して、他のイーサネット リンクより優先されるイーサネット リンクのプリファレンスを設定できます。設定する遅延値の単位は 10 マイクロ秒です。
ポート チャネル インターフェイスに帯域幅パラメータを設定する方法については、「情報目的としての帯域幅および遅延の設定」 を参照してください。他のインターフェイスにスループット遅延パラメータ設定する方法については、「スループット遅延の設定」 を参照してください。
管理ステータス パラメータはインターフェイスのアップまたはダウンを指定します。管理的にダウンしたインターフェイスはディセーブルであり、データを転送できません。管理的にアップしたインターフェイスはイネーブルであり、データを転送できます。
ポート チャネル インターフェイスに管理ステータス パラメータを設定する方法については、「ポート チャネル インターフェイスのシャットダウンと再起動」を参照してください。他のインターフェイスに管理ステータス パラメータを設定する方法については、「インターフェイスのシャットダウンおよび再開」を参照してください。
シスコ独自の単方向リンク検出(UDLD)プロトコルにより、光ファイバまたは銅線(カテゴリ 5 ケーブルなど)イーサネット ケーブルを使用して接続されたデバイスで、ケーブルの物理構成をモニタし、単一方向リンクの存在を検出することができます。デバイスで単一方向リンクが検出されると、UDLD が関係のある LAN ポートをシャットダウンし、ユーザに通知します。単一方向リンクは、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続された LAN ポートのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 の検出が動作して、物理的な単一方向接続と論理的な単一方向接続を防止し、その他のプロトコルの異常動作を防止できます。
リンク上でローカル デバイスから送信されたトラフィックはネイバーで受信されるのに対し、ネイバーから送信されたトラフィックはローカル デバイスで受信されない場合には常に、単方向リンクが発生します。対になったファイバ ケーブルのうち一方の接続が切断された場合、自動ネゴシエーションがアクティブである限り、そのリンクはアップ状態が維持されなくなります。この場合、論理リンクは不定であり、UDLD は何の処理も行いません。レイヤ 1 で両方のファイバが正常に動作していれば、UDLD はそれらのファイバが正しく接続しているかどうか、また、トラフィックが適切なネイバー間で双方向に流れているかどうかを判別します。自動ネゴシエーションはレイヤ 1 で動作するため、このチェックは、自動ネゴシエーションでは実行できません。
Cisco Nexus 9000 シリーズのデバイスは、UDLD をイネーブルにした LAN ポート上のネイバー デバイスに定期的に UDLD フレームを送信します。一定の時間内にフレームがエコー バックされてきて、特定の確認応答(echo)が見つからなければ、そのリンクは単一方向のフラグが立てられ、その LAN ポートはシャットダウンされます。UDLD プロトコルにより単方向リンクが正しく識別されその使用が禁止されるようにするためには、リンクの両端のデバイスで UDLD がサポートされている必要があります。UDLD フレームの送信間隔は、グローバル単位でも指定されたインターフェイスにも設定できます。
(注) UDLD は、銅線の LAN ポート上では、このタイプのメディアでの不要な制御トラフィックの送信を避けるために、ローカルでデフォルトでディセーブルになっています。
図 2-1 に、単一方向リンク条件の例を示します。デバイス B はこのポートでデバイス A からのトラフィックを正常に受信していますが、 デバイス A は同じポート上でデバイス B からのトラフィックを受信していません。UDLD によって問題が検出され、ポートがディセーブルになります。
表 2-1 に、UDLD のデフォルト設定を示します。
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デバイスとそのポートの UDLD を設定する方法については、「UDLD モードの設定」を参照してください。
デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。UDLD アグレッシブ モードは、UDLD アグレッシブ モードをサポートするネットワーク デバイスの間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定できます。UDLD アグレッシブ モードをイネーブルに設定した場合、UDLD 近接関係が設定されている双方向リンク上のポートが UDLD フレームを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続を再確立しようとします。この再試行に 8 回失敗すると、ポートはディセーブルになります。
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにすると、次のようなことが発生します。
リンクの一方がダウンしているにもかかわらず、リンクのもう一方がアップしたままになる
このような場合、UDLD アグレッシブ モードでは、リンクのポートの 1 つがディセーブルになり、トラフィックが廃棄されるのを防止します。
(注) UDLD アグレッシブ モードをすべてのファイバ ポートでイネーブルにするには、UDLD アグレッシブ モードをグローバルでイネーブルにします。指定されたインターフェイスの銅ポートで、UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにする必要があります。
ヒント ラインカードのアップグレードが In-Service Software Upgrade(ISSU)中に実行され、ラインカードのポートの一部がレイヤ 2 ポート チャネルのメンバーで UDLD アグレッシブ モードで設定されている場合、リモート ポートの 1 つがシャット ダウンされると、UDLD はローカル デバイス上の対応するポートを errdisable ステートにします。これは、正常な動作です。
ISSU の完了後にサービスを復元するには、ローカル ポートで shutdown コマンドと no shutdown コマンドを順に入力します。
ポート チャネルは物理インターフェイスの集合体で、論理インターフェイスを構成します。1 つのポート チャネルに最大 32 の個別インターフェイスをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
レイヤ 3 ポート チャネルに適合するレイヤ 3 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 3 ポート チャネルを作成できます。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのインターフェイス メンバにもそれぞれ変更が適用されます。
ポート チャネルおよびポート チャネルの設定手順については、「ポート チャネルの設定」を参照してください。
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基本インターフェイス パラメータにライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能は nx-os イメージにバンドルされており、無料で提供されます。Cisco NX-OS のライセンス スキームの詳細については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。 |
基本インターフェイス パラメータの設定には次の注意事項と制約事項があります。
• 光ファイバ イーサネット ポートでは、シスコがサポートするトランシーバを使用する必要があります。シスコがサポートするトランシーバをポートに使用していることを確認するには、 show interface transceivers コマンドを使用します。シスコがサポートするトランシーバを持つインターフェイスは、機能インターフェイスとして一覧表示されます。
• ポートはレイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスのいずれかです。両方が同時に成立することはありません。
デフォルトでは、どのポートもレイヤ 3 インターフェイスです。
レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスに変更するには、 switchport コマンドを使用します。レイヤ 2 インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスに変更する場合は、 no switchport コマンドを使用します。
• ポーズ フレームを使用したフロー制御はサポートされていません。
• 通常、イーサネット ポート速度およびデュプレックス モード パラメータは自動に設定し、システムがポート間で速度およびデュプレックス モードをネゴシエートできるようにします。これらのポートのポート速度およびデュプレックス モードを手動で設定する場合は、次の点について考慮してください。
– イーサネットまたは管理インターフェイスに速度およびデュプレックス モードを設定する前に、表 2-2 を参照して同時に設定できる速度およびデュプレックス モードの組み合わせを確認します。
– イーサネット ポート速度を自動に設定すると、デバイスは自動的にデュプレックス モードを自動に設定します。
– no speed コマンドを開始すると、デバイスは速度およびデュプレックス パラメータの両方を自動的に自動に設定します( no speed コマンドを入力すると、 speed auto コマンドを入力した場合と同じ結果になります)。
– イーサネット ポート速度を自動以外の値(1G、10G、または 40G など)に設定する場合は、それに合わせて接続先ポートを設定してください。接続先ポートが速度をネゴシエーションするように設定しないでください。
(注) 接続先ポートが自動以外の値に設定されている場合、デバイスはイーサネット ポート速度およびデュプレックス モードを自動的にネゴシエートできません。
Cisco QSFP+ to SFP+ アダプタ(QSA)モジュールは、Cisco Nexus 9396PX(N9K-C9396PX)および Cisco Nexus 93128TX(N9K-C93128TX)デバイスの Cisco Nexus M12PQ アップリンク モジュールの一部である 40G アップリンク ポートに 10G サポートを提供します。
M12PQ アップリンク モジュールの 6 つの連続するポートは、QSA/QSFP モジュールを使用するために同じ速度(40G または 10G)で稼動している必要があります。
• Cisco Nexus 9396PX デバイスでは、2/1-6 ポートは最初のポート速度グループを形成し、残りの 2/7-12 ポートが 2 番目のポート速度グループを形成します。
• Cisco Nexus 93128TX デバイスでは、2/1-6 ポートは最初のポート速度グループを形成し、残りの 2/7-8 ポートが 2 番目のポート速度グループを形成します。
speed-group 10000 コマンドを使用して QSA のポート速度グループの最初のポートを設定します。このコマンドは、ポート グループの管理者の速度のプリファレンスを指定します。(デフォルトのポート速度は 40G です)。
• speed-group 10000 コマンドは 10G の速度を指定します。
• no speed-group 10000 コマンドは 40G の速度を指定します。
速度を設定すると、互換性のあるトランシーバ モジュールがイネーブルになります。ポート グループ内の残りのトランシーバ モジュール(互換性のないトランシーバ モジュール)は「check speed-group config」として error disabled となります。
• ポート 2/1 のデフォルト設定を使用して、ポート グループ 2/1-6 のすべての QSFP は速度 40G になります。ポート グループ 2/1-6 に QSA モジュールがある場合は、error disabled になります。
• speed-group 10000 コマンドを使用してポート 2/7 を設定し、ポート グループ 2/7-12 内のすべての QSA を 10G の速度にします。ポート グループ 2/7-12 に QSFP モジュールがある場合は、error disabled になります。
表 2-2 に、基本インターフェイス パラメータのデフォルト設定を示します。
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(注) N9K-X9564TX および N9K-X9564PX ライン カードおよび Cisco Nexus 9300 シリーズ デバイスで使用可能な機能。 |
インターフェイスを設定する場合、パラメータを設定する前にインターフェイスを指定する必要があります。
次に、インターフェイスを指定してそれぞれの基本パラメータを設定する方法について説明します。
• 「説明の設定」
• 「帯域幅の設定」
同じタイプの 1 つ以上のインターフェイスのパラメータを設定する前に、インターフェイスのタイプと ID を指定する必要があります。
表 2-3 に、イーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスを指定するために使用するインターフェイス タイプと ID を示します。
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インターフェイス範囲コンフィギュレーション モードを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイス範囲コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力したすべてのコマンド パラメータが、その範囲内の全インターフェイスに適用されます。
ダッシュ(-)とカンマ(,)を使用して、一定範囲のインターフェイスを入力します。ダッシュは連続しているインターフェイスを区切り、カンマは不連続なインターフェイスを区切ります。不連続なインターフェイスを入力するときは、各インターフェイスのメディア タイプを入力する必要があります。
switch(config)#
interface ethernet 2/29-30
switch(config-if-range)#
switch(config)#
interface ethernet 2/29, ethernet 2/33, ethernet 2/35
switch(config-if-range)#
サブインターフェイスが同じポート上の場合にだけ、範囲でサブインターフェイスを指定できます(たとえば、2/29.1-2)。ただし、ポートの範囲でブインターフェイスを指定できません。たとえば、2/29.2-2/30.2 は入力できません。2 つのサブインターフェイスを個別に指定できます。たとえば、2/29.2、2/30.2 を入力できます。
次の例は、ブレークアウト ケーブルを設定する方法を示しています。
switch(config)#
interface ethernet 1/2/1
switch(config-if-range)#
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switch(config)# interface ethernet 2/1 |
設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス タイプと ID を指定できます。イーサネット ポートの場合は「ethernet slot / port 」を使用します。管理インターフェイスの場合は「mgmt0」を使用します。 |
(注) インターフェイス タイプと ID(ポートまたはスロット/ポート番号)の間にスペースを追加する必要はありません。たとえば、イーサネット スロット 4、ポート 5 インターフェイスの場合は、「ethernet 4/5」または「ethernet4/5」と指定できます。管理インターフェイスは「mgmt0」または「mgmt 0」となります。
インターフェイス コンフィギュレーション モードの場合、コマンドを入力するとこのモードに指定したインターフェイスが設定されます。
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switch(config)# interface ethernet 2/1 |
設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス タイプと ID を指定できます。イーサネット ポートの場合は「ethernet slot / port 」を使用します。管理インターフェイスの場合は「mgmt0」を使用します。 |
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次に、モジュール 3 のイーサネット ポート 24 にインターフェイスの説明を設定する例を示します。
show interface eth コマンドの出力は、次の例に示すように拡張されます。
2. interface ethernet slot / port
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ビーコン モードをイネーブルにします。またはビーコン モードをディセーブルにします。デフォルト モードはディセーブルです。 |
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次に、イーサネット ポート 3/1 のビーコン モードをイネーブルにする例を示します。
次に、イーサネット ポート 3/1 のビーコン モードをディセーブルにする例を示します。
次に、ポート 4/17、4/19、4/21、4/23 を含むグループでイーサネット ポート 4/17 の専用モードを設定する例を示します。
アプリケーションでの error-disable 検出をイネーブルにできます。その結果、原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは error-disabled ステートとなり、リンクダウン ステートに類似した動作ステートとなります。
2. errdisable detect cause { acl-exception | all | link-flap | loopback } shutdown
次の例では、すべての場合で error-disabled 検出をイネーブルにする方法を示します。
インターフェイスが error-disabled ステートから回復して再びアップ状態になるようにアプリケーションを設定することができます。回復タイマーを設定しない限り、300 秒後にリトライします( errdisable recovery interval コマンドを参照)。
2. errdisable recovery cause { all | bpduguard | failed-port-state | link-flap | loopback | miscabling | psecure-violation | security-violation | storm-control | udld | vpc-peerlink }
次に、すべての条件下で error-disabled リカバリをイネーブルにする例を示します。
2. errdisable recovery interval interval
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errdisable recovery interval interval |
インターフェイスが error-disabled ステートから回復する間隔を指定します。有効範囲は 30 ~ 65535 秒で、デフォルトは 300 秒です。 |
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次の例では、error-disabled 回復タイマーが回復の間隔を 32 秒に設定するように設定する方法を示します。
レイヤ 2 およびレイヤ 3 イーサネット インターフェイスの最大伝送単位(MTU)サイズを設定できます。レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 バイトの MTU を設定できます(偶数値にする必要があります)。レイヤ 2 インターフェイスでは、システム デフォルト MTU(1500 バイト)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(デフォルト サイズは 9216 バイト)の MTU を設定できます。
(注) システム ジャンボ MTU のサイズを変更できますが、その値を変更すると、その値を使用するレイヤ 2 インターフェイスが新しいシステム ジャンボ MTU 値に自動的に変更します。
デフォルトでは、Cisco NX-OS はレイヤ 3 パラメータを設定します。レイヤ 2 パラメータを設定するには、ポート モードをレイヤ 2 に切り替える必要があります。
switchport コマンドを使用して、ポート モードを変更できます。
ポート モードをレイヤ 2 に変更した後でレイヤ 3 に戻ってレイヤ 3 インターフェイスを設定するには、 no switchport コマンドを使って再びポート モードを変更します。
レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 バイトの MTU サイズを設定できます。
レイヤ 2 インターフェイスでは、すべてのレイヤ 2 インターフェイスをデフォルト MTU サイズ(1500 バイト)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(デフォルト サイズは 9216 バイト)を使用するように設定できます。
レイヤ 2 インターフェイスとは異なるシステム ジャンボ MTU サイズを使用する場合は、「システム ジャンボ MTU サイズの設定」を参照してください。
2. interface ethernet slot / port
3. {switchport | no switchport }
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次に、レイヤ 2 イーサネット ポート 3/1 にデフォルト MTU サイズ(1500)を設定する例を示します。
システム ジャンボ MTU サイズを設定するとレイヤ 2 インターフェイスの MTU サイズを指定できます。1500 ~ 9216 の偶数を指定できます。システム ジャンボ MTU サイズを設定しない場合、デフォルトは 9216 バイトです。
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レイヤ 2 インターフェイスでは、デフォルト MTU サイズ(1500)または以前指定したシステム ジャンボ MTU サイズを指定します。 |
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次に、システム ジャンボ MTU を 8000 バイトに設定し、以前ジャンボ MTU サイズに設定したインターフェイスの MTU に変更する例を示します。
イーサネット インターフェイスの帯域幅を設定できます。物理層は、1G、10G、または 40G の変更されない帯域幅を使用しますが、レベル 3 プロトコルに対して 1 から 100,000,000 KB の値を設定できます。
2. interface ethernet slot / port
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次に、イーサネット スロット 3 ポート 1 インターフェイス帯域幅パラメータに情報用の値 1,000,000 Kb を設定する例を示します。
イーサネット インターフェイスのインターフェイス スループット遅延を設定できます。実際の遅延時間は変わりませんが、1 ~ 16777215 の情報値を設定できます。単位は 10 マイクロ秒です。
2. interface ethernet slot / port
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interface ethernet |
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遅延時間を 10 マイクロ秒単位で指定します。1 ~ 16777215 の範囲の情報値を 10 マイクロ秒単位で設定できます。 |
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show interface ethernet |
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次に、あるインターフェイスが別のインターフェイスに優先するように、スループット遅延時間を設定する例を示します。低い遅延値が高い値に優先します。この例では、イーサネット 7/48 は 7/47 よりも優先されます。7/48 のデフォルトの遅延は、最大値(16777215)に設定されている 7/47 の設定値より小さいです。
(注) feature eigrp コマンドを実行して、最初に EIGRP 機能がイネーブルであることを確認する必要があります。
イーサネットまたは管理インターフェイスはシャットダウンして再起動できます。インターフェイスはシャットダウンするとディセーブルになり、すべてのモニタ画面にはダウン状態で表示されます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルを通じて、他のネットワーク サーバに伝達されます。シャットダウンしたインターフェイスはどのルーティング アップデートにも含まれません。インターフェイスを再開するには、インターフェイスを再起動する必要があります。
4. (任意) show interface interface
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switch(config)# interface ethernet 2/1 |
設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス タイプと ID を指定できます。イーサネット ポートの場合は「ethernet slot / port 」を使用します。管理インターフェイスの場合は「mgmt0」を使用します。 |
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次に、イーサネット ポート 3/1 の管理ステータスをディセーブルからイネーブルに変更する例を示します。
単一方向リンク検出(UDLD)を実行するように設定されているデバイス上のイーサネット インターフェイスには、ノーマル モードの UDLD を設定できます。
インターフェイスの UDLD モードをイネーブルにするには、そのインターフェイスを含むデバイス上で UDLD を事前にイネーブルにしておく必要があります。UDLD は他方のリンク先のインターフェイスおよびそのデバイスでもイネーブルになっている必要があります。
表 2-4 に、異なるインターフェイスで UDLD をイネーブルおよびディセーブルにする CLI 詳細を示します。
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2. feature udld
no feature udld
3. (任意) udld message-time seconds
5. interface ethernet slot / port
6. (任意) udld { enable | disable }
7. (任意) show udld [ ethernet slot / port | global | neighbors }
9. (任意) copy running-config startup-config
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(注) 銅インターフェイスの場合、UDLD アグレッシブ モードに設定するインターフェイスのインターフェイス コマンド モードを入力し、インターフェイス コマンド モードでこのコマンドを発行します。 | ||
(任意)指定した銅線ポートの UDLD をイネーブルにしたり、指定したファイバ ポートの UDLD をディセーブルにします。 銅線ポートで UDLD をイネーブルにするには、 udld enable コマンド を入力します。ファイバ ポートで UDLD をイネーブルにするには、 no udld disable コマンド を入力します。詳細については、 表 2-4 を参照してください |
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次に、デバイスの UDLD をイネーブルにする例を示します。
次の例では、UDLD メッセージの間隔を 30 秒に設定する方法を示します。
次に、イーサネット ポートの 3/1 の UDLD をディセーブルにする例を示します。
次に、デバイスの UDLD をディセーブルにする例を示します。
基本インターフェイス パラメータは、値を表示して確認します。パラメータ値を表示してカウンタのリストをクリアすることもできます。
基本的なインターフェイス設定情報を表示するには、次の作業のいずれかを行います。
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Cisco NX-OS を使用して、インターフェイス カウンタを表示し、クリアできます。ここでは、次の内容について説明します。
2. load-interval counters {{ 1 | 2| 3 } seconds }
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load-interval counters {{ 1 | 2 | 3 } seconds } |
ビットレートおよびパケットレートの統計情報を収集する最大 3 つのサンプリング間隔を設定します。各カウンタのデフォルト値は、次のとおりです。 |
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次に、イーサネット ポート 3/1 の 3 種類のサンプリング間隔を設定する例を示します。
clear counters interface コマンドを使用して、イーサネットおよび管理インターフェイス カウンタをクリアできます。この作業は、コンフィギュレーション モードまたはインターフェイス コンフィギュレーション モードで実行できます。
1. clear counters interface {all | ethernet slot/port | loopback number | mgmt number | port channel channel-number}
2. (任意)show interface interface
3. ( 任意)show interface [ethernet slot/port | port-channel channel-number] counters
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show interface [ethernet slot/port | port-channel channel-number] counters |
次に、イーサネット ポート 5/5 のカウンタをクリアする例を示します。