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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Virtual Supervisor Module(VSM)を Cisco Nexus Cloud Services Platform 製品ファミリに移動または移行する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「Cisco Nexus Cloud Services Platform への VSM の移行」
• 「移行の確認」
• 「仮想スーパーバイザ モジュールの Cisco Nexus Cloud Services Platform から ESX サーバへの移行」
Cisco Nexus Cloud Services Platform をインストールしたら、VSM を仮想マシン(VM)から Cisco Nexus Cloud Services Platform に移動または移行できます。
図 5-1 に、VSM を Cisco Nexus Cloud Services Platform に移行にするプロセスを示します。
(注) 図 5-1 では、ESX 上のスタンバイ ステートの VSM にセカンダリ HA ロールが割り当てられていることを前提としています。スタンバイ ステートの VSM にプライマリ ロールが割り当てられている場合は、フロー チャートのロールを置き換える必要があります。
図 5-1 VSM の Cisco Nexus Cloud Services Platform への移行
• 移行する VSM と Cisco Nexus Cloud Services Platform の両方で同じ管理 Virtual LAN(VLAN; 仮想 LAN)を使用する必要があります。
• 仮想サービスには VSM 仮想マシンで使用したものと同じ RAM サイズおよびディスク サイズを使用する必要があります。
サービスを中断せずに VSM を Cisco Nexus Cloud Services Platform に移動または移行することができます。
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• プライマリおよびセカンダリ Cisco Nexus Cloud Services Platform を HA モードでインストールしていること。
• EXEC モードで Cisco Nexus Cloud Services Platform のコマンドライン インターフェイス(CLI)にログインしていること。
• ESX から移動または移行する VSM の名前を知っていること。
• Cisco Nexus 1000V ソフトウェアがすでにインストールされ、ESX サーバで リリース 4.2(1)SV2(2.1) にアップグレードされていること。
– ソフトウェアのインストールについては、『 Cisco Nexus 1000V Software Installation and Upgrade Guide, Release 4.2(1)SV2(2.1) 』を参照してください。
– アップグレードについては、『 Cisco Nexus 1000V Software Installation and Upgrade Guide, Release 4.2(1)SV2(2.1) 』を参照してください。
• セカンダリ仮想サービスを作成する場合は、プライマリ VSM に使用したのと同じ次の情報を使用します。
• セカンダリ仮想サービスを作成する場合は、VSM VM に使用したのと同じ次の情報を使用します。
• セカンダリ VSM をアクティブとして指定します。プライマリ VSM がアクティブの場合、セカンダリ VSM をアクティブに変更します。
ステップ 1 ESX vSphere クライアントで、スタンバイ VSM を右クリックし、ドロップダウン リストから power off を選択します。スタンバイ VSM の電源がオフになります。
ステップ 2 ESX vSphere クライアントで、スタンバイ VSM を右クリックし、ドロップダウン リストから delete from disk を選択します。
スタンバイ VSM が ESX サーバから削除されます。モジュールが接続された ESX サーバでプライマリ VSM だけがアクティブになります。
ステップ 3 アクティブ Cisco Nexus Cloud Services Platform の CLI で、移行する VSM のプライマリ仮想サービスを作成します。セカンダリ VSM を作成するために使用したのと同じ情報を使用します。
プライマリ Cisco Nexus Cloud Services Platform で仮想サービスを作成すると、ESX のセカンダリ VSM と Cisco Nexus Cloud Services Platform のプライマリ仮想サービスとの間で HA ペアが形成されます。
ステップ 5 ESX 上のセカンダリ VSM の CLI で VSM の冗長ステータスを確認します。
出力が次のことを示す場合は、システム スイッチオーバーを続行できます。
Redundancy mode
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administrative: HA
operational: HA
ステップ 6 ESX サーバ上のセカンダリ VSM の CLI で、Cisco Nexus Cloud Services Platform 上のスタンバイ仮想サービスへの手動スイッチオーバーを開始します。
次のステップに進む前に、スイッチオーバーが完了し、スタンバイ スーパーバイザがアクティブになるまで待機します。
• Cisco Nexus Cloud Services Platform 上の仮想サービス設定が ESX 上の VSM のものと一致するよう上書きされます。
この時点で Cisco Nexus Cloud Services Platform 上のプライマリ仮想サービスはアクティブ VSM になります。
ステップ 7 ESX vCenter クライアントで、スタンバイ VSM を右クリックし、ドロップダウン リストから power off を選択します。
ステップ 8 ESX vCenter クライアントで、スタンバイ VSM を右クリックし、ドロップダウン リストから delete from disk を選択します。
ステップ 9 アクティブ Cisco Nexus Cloud Services Platform の CLI で次のコマンドを使用して新しいセカンダリ仮想サービスを作成します。プライマリ仮想サービスを作成するために使用したのと同じ情報を使用します。
出力に示されるコマンドを入力後に、Cisco Nexus Cloud Services Platform により追加情報を入力するよう求められます。
アクティブ Cisco Nexus Cloud Services Platform でセカンダリ仮想サービスを作成すると、Cisco Nexus Cloud Services Platform 上のプライマリ仮想サービスとセカンダリ仮想サービスとの間で HA ペアが形成されます。
VSM が ESX ホストから Cisco Nexus Cloud Services Platform に移行されました。
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各仮想サービスの冗長ステート(アクティブまたはスタンバイ)と冗長ロール(プライマリまたはセカンダリ)を表示します。 例 5-1(P.5-6) を参照してください。 |
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Cisco Nexus Cloud Services Platform の冗長ステート(アクティブまたはスタンバイ)と冗長ロール(プライマリまたはセカンダリ)を表示します。 例 5-2(P.5-7) を参照してください。 |
Redundancy mode
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administrative: HA
operational: HA
Cisco Nexus 1000V仮想スーパーバイザ モジュール(VSM)を Cisco Nexus Cloud Services Platform から ESX サーバに移動または移行することができます。
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• プライマリおよびセカンダリ Cisco Nexus Cloud Services Platform を HA モードでインストールします。
• プライマリ VSM をアクティブに、セカンダリ VSM をスタンバイにします。
• ESX サーバ上で、アップリンクが VSM の制御 VLAN、管理 VLAN、パケット VLAN の移行を許容することを確認します。
• Cisco Nexus Cloud Services Platform の CLI に EXEC モードでログインします。
ステップ 1 Cisco Nexus Cloud Services Platform のセカンダリ VSM の CLI から、Cisco Nexus Cloud Services Platform 上のセカンダリのスタンバイ VSM をシャット ダウンします。
ステップ 2 ESX サーバ上にセカンダリ VSM を作成します。ESX サーバにインストールされている VSM のリリース番号は、Cisco Nexus Cloud Services Platform にインストールされている VSM と同じである必要があります。
ESX サーバにソフトウェアをインストールする方法の詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Software Installation and Upgrade Guide, Release 4.2(1)SV2(2.1) 』を参照してください。
ステップ 3 ESX サーバにセカンダリ VSM を作成する場合は、Cisco Nexus Cloud Services Platform にプライマリ VSM を作成するときに使用したのと同じ次の情報を使用します。
ステップ 4 セカンダリ VSM を作成する場合は、Cisco Nexus Cloud Services Platform 上の VSM に使用したのと同じ次の情報を使用します。
ステップ 5 ESX vSphere クライアントで、セカンダリ VSM を右クリックし、ドロップダウン リストから power on を選択します。Cisco Nexus Cloud Services Platform 上のプライマリ VSM と ESX サーバ上のセカンダリ VSM との間に HA 通信があることを確認します。
ステップ 6 ESX サーバ上のセカンダリ VSM をアクティブに指定します。
ステップ 7 プライマリ Cisco Nexus Cloud Services Platform の CLI から次のコマンドを使用して、Cisco Nexus Cloud Services Platform 上のプライマリ VSM をシャットダウンします。
ステップ 8 この手順でセカンダリ VSM の作成に使用したものと同じパラメータを使用して、ESX 上にプライマリ VSM を作成します。
ステップ 9 ESX vSphere クライアントで、プライマリ VSM を右クリックし、ドロップダウン リストから power on を選択します。
ステップ 10 Cisco Nexus Cloud Services Platform の CLI から次のコマンドを使用して、VSM を削除します。
VSB が Cisco Nexus Cloud Services Platform から ESX サーバに移行されました。
VSM への移行に関する詳細情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
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『 Cisco Nexus Cloud Services Platform Software Installation and Upgrade Guide 』 |
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『 Cisco Nexus Cloud Services Platform Hardware Installation Guide 』 |
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