この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco ICM WebView ソフトウェアをリアルタイム ディストリビュータ アドミン ワークステーションにインストールすると、WebView を企業イントラネット上の Web サーバとして使用できます。WebView 管理者および WebView スーパーバイザは、各自のコンピュータのブラウザから、この Web サーバ上の WebView にログインできます。
• 「Cisco ICM/IP Contact Center WebView ソフトウェアの AW 要件」
• 「Windows 2000 Service Pack 4 のインストール」
この項では、Cisco ICM WebView ソフトウェアに必要なハードウェアおよびソフトウェアの概要を示します。
(注) Cisco ICM WebView ソフトウェア製品をインストールするには、ディストリビュータ アドミン ワークステーションが属するのと同じ Cisco ICM ソフトウェア ドメインの管理者である必要があります。
アドミン ワークステーションが次の条件を満たしていることを確認します。
• リアルタイム ディストリビュータ アドミン ワークステーションであり、クライアント(非ディストリビュータ)アドミン ワークステーションではない。 この確認方法の詳細については、『Cisco IP Contact Center Enterprise Edition インストレーション コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。
• Windows 2000 Service Pack 4 を実行している。
• 128 MB の RAM およびサードパーティ ソフトウェアのアプリケーション用に、次の空きディスク領域がある。
–New Atlanta ServletExec ISAPI 4.1.1 patch 9、15:5 MB
–Sybase EAServer 4.1.1(最終ディスク サイズ):450 MB
各ドライブに、インストールするソフトウェア用に十分な領域があることを確認してください。インストーラ ソフトウェアは、実行時に約 10 MB の RAM と 1 MB のハード ドライブ領域を使用します。
(注) インストールの途中でドライブの空き領域がなくなった場合、EAServer は停止します。この場合は、NT タスク マネージャを使用してインストール プロセスを終了し、より多くの空き領域があるドライブ上でインストールを再開する必要があります。
• TEMP 環境変数に、300 MB 以上の空き領域があるフォルダが定義されている。この領域は、EAServer のインストールに必要です。
• どのドライブがインストール ドライブであるかにかかわらず、C ドライブ上に 300 MB 以上の空き領域がある。この領域は、EAServer のインストールに必要です。EAServer のインストール後は、C ドライブがインストール ドライブでなければインストールによって C ドライブの領域は占有されません。
• Microsoft Windows の時刻同期機能を使用して、ICM WebView AW コンピュータの時間を ICM セントラル コントローラの時間と同期させている。
(注) ICM 同期(AW では使用不可能、セントラル コントローラと PG では使用可能)は使用しないでください。
• ユーザ用の新規レポート テンプレートを(WebView プログラムで提供されているレポート テンプレートに加えて)作成する場合は、Sybase の InfoMaker プログラムをインストールする必要があります。WebView と同じマシンに InfoMaker をインストールする場合は、InfoMaker 8.0.1 を使用する必要があります。これは、ICM 5.0 で WebView がサポートしていたバージョンの InfoMaker です。WebView 6.0 は、InfoMaker 8.0.4 をサポートしていません。
使用しているアドミン ワークステーションがこれらの要件を満たしているかどうかが不明な場合は、Cisco ICM ソフトウェア担当者にお問い合せください。
ICM 4.6.2 より前のバージョンの Cisco ICM WebView ソフトウェアからアップグレードする場合は、その古いバージョンの WebView で使用されている ChartFX アプリケーションをアンインストールします。その他のアップグレード手順については、『ICM 4.6/5.0 to 6.0 Upgrade Guide』を参照してください。
WebView 4.6.2 では、保存済みレポートは、WebView サーバ上のディレクトリに保持されていました。WebView 5.0 および 6.0 では、保存済みレポートは、WebView データベースに保持されます。WebView のインストール中に、ほとんどの保存済みレポート ファイルがこの WebView データベースに移行されますが、次の 2 つの例外があります。
• WebView 4.6.2 のテンプレートが、削除されて別のレポーティング カテゴリのテンプレートに置き換えられた場合、元のテンプレートを使用して作成された保存済みレポートはデータベースに移行されません。
• WebView 4.6.2 のテンプレートが、削除されて代わりのテンプレートが用意されなかった場合、元のテンプレートを使用して作成された保存済みレポートはデータベースに移行されません。WebView でアクセスして使用できるのは、データベースに保持されている保存済みレポートだけです。
多数のユーザに対応するためにパフォーマンスを強化する必要がある場合、複数の WebView サーバを 1 つのグループにまとめることができます。手順については、『Cisco IP Contact Center Enterprise Edition インストレーション コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。
Cisco ICM WebView ソフトウェアを使用可能にする前に、 表 2-1 にリストされたソフトウェアをすぐにインストールできるように用意しておいてください。
WebView サーバとして使用するコンピュータには前述のソフトウェアがすべて必要ですが、WebView クライアントとして使用するコンピュータにはサポートされているブラウザだけが必要です。
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Microsoft CD または次の Web ページからインストールします。 http://www.microsoft.com/windows2000/downloads/ |
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EAServer 4.1.1 は、ICM 4.6.2 で使用されていた Sybase Jaguar 3.6.1 のアップグレードです。 |
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シスコでは、New Atlanta ServletExec ISAPI 4.1.1 patch 15 の 1-CPU および 2-CPU ライセンスを配布しています。これらは、WebView をインストールするときに自動的にインストールされます。 ただし、WebView をインストールするサーバが 4 つ以上のプロセッサを搭載している場合は、4-CPU ライセンスまたはそれ以上を New Atlanta から入手する必要があります。 |
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サポートされているブラウザ: Microsoft® Internet Explorer バージョン IE 6.0 (SP1) |
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Sybase InfoMaker 8.0.1(カスタム レポートを作成する場合) このソフトウェアは ICM をインストールする前にインストールする必要があります。InfoMaker 8.0.1 をインストールした後、ICM セットアップを実行し、AW セットアップで Custom Screen Builder のオプションを選択します。詳細については、『Cisco IP Contact Center Enterprise Edition インストレーション コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。 |
シスコでは、New Atlanta ServletExec ISAPI 4.1 の 1-CPU および 2-CPU ライセンスを配布しています。これらは、WebView をインストールするときに自動的にインストールされます。WebView をインストールするサーバが 4 つ以上のプロセッサを搭載している場合は、4-CPU またはそれ以上のライセンスを New Atlanta から入手する必要があります。
ステップ 1 WebView のサードパーティ ソフトウェアをインストールします。「WebView サードパーティ CD ソフトウェアのインストール」を参照してください。次に WebView をインストールします。 付録A「以前のバージョンの ICM WebView からのアップグレード」 を参照してください。
ステップ 2 New Atlanta からライセンスを取得します(まだ取得していない場合)。
ステップ 3 <NewAtlantaRoot>\ServletExec ISAPI\ServletExec Data\servers.properties ファイルを開きます。<NewAtlantaRoot> は、New Atlanta がインストールされているディレクトリです(例:C:\Program Files\New Atlanta)。
ステップ 4 servletexec.serial=<old_license> の行(<old_license> は古いライセンス番号) を、 servletexec.serial=<new_license> に変更します(<new_license> は新規のライセンス番号、例:1678290)。
ステップ 5 そのファイルをテキスト ファイルとして元のディレクトリ内に保存します。
ステップ 6 変更を有効にするために、 IIS Admin NT サービス を再起動します。
Cisco ICM WebView ソフトウェアのインストールをテストするには、アドミン ワークステーションに Microsoft Internet Explorer バージョン 6.0 SP1 ブラウザをインストールする必要があります。クライアント マシンから WebView を実行するには、クライアントにも Internet Explorer バージョン 6.0 SP1 をインストールする必要があります。
ブラウザをダウンロードできる Web サイトについては、前の項の「サードパーティ ソフトウェアの要件」を参照してください。インストールするブラウザの Web サイトにあるダウンロード手順およびインストール手順に従ってください。
ブラウザでリアルタイム レポートのモニタリングおよびスクリプトのモニタリングを表示するには、リアルタイム レポートのモニタリングまたはスクリプトのモニタリング ページにアクセスするたびにブラウザのキャッシュにある該当ページを Cisco ICM WebView ソフトウェア アドミン ワークステーション上の新しい内容と比較して更新するように、ブラウザの設定を有効にする必要があります。次に示す情報は、このマニュアルの記述時点の正しい内容です。ただし、使用しているブラウザのヘルプを参照すると、そのブラウザでの正しい手順を確認できます。
ステップ 1 Internet Explorer のウィンドウで、[ツール]メニューの[インターネット オプション]を選択します。
ステップ 2 必要に応じて[全般]タブをクリックし、[全般]タブ ページを表示します。
ステップ 3 [全般]タブ ページの[インターネット一時ファイル]セクションで、[設定]をクリックします。
ステップ 4 [設定]ダイアログボックスで、[ページを表示するごとに確認する]オプションをオンにして[OK]をクリックします。
ステップ 5 [インターネット オプション]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
Windows 2000 Service Pack 4 の説明とインストール手順については、サービス パックに付属の ReadMe ファイルを参照してください。
WebView サードパーティ ソフトウェア CD は、次のソフトウェアをインストールする際に使用します。
• New Atlanta ServletExec ISAPI 4.1.1 patch 9 および 15
(注) Jaguar 3.6.1 ソフトウェアは、EAServer 4.1.1 に置き換えられます。Jaguar CTS 3.6.1 以上からだけ EAServer 4.1.1 へのアップグレードが可能です。
Jaguar CTS のそれより前のバージョン(3.5 など)がすでにマシンにインストールされている場合は、そのバージョンをアンインストールしてから EAServer 4.1.1 をインストールする必要があります。
サードパーティ CD から、最上位の階層にある Setup.exe プログラムを実行します。まずシステムのソフトウェア要件がいくつかチェックされ、その後、インストールするサードパーティ ソフトウェアのオプションと、そのソフトウェアのインストール先を選択するように求められます。次に、ソフトウェアが自動的にインストールされます。このインストールには、マシンの速度およびマシン上で利用可能なリソースに応じて、30 ~ 40 分かかる場合があります。
インストール手順の概要を次に示します。詳細は、サードパーティ CD の README.txt ファイルを参照してください。
ステップ 1 Jaguar 3.5 ソフトウェアがマシンにすでにインストールされているかどうか確認します。
Jaguar 3.5 ソフトウェアがマシンにインストールされている場合は、コントロール パネルの[アプリケーションの追加と削除]を使用して、そのソフトウェアを削除します。
ステップ 2 Cisco Security Agent がマシン上で実行中かどうか確認します。
Cisco Security Agent を使用している場合は、セキュリティを中断してからセットアップを実行してください。
ステップ 3 サードパーティ CD の最上位の階層にある Setup.exe プログラムを実行します。画面上に表示される手順に従います。
ステップ 4 セットアップ プログラムにより、WebView に必要なサードパーティ ソフトウェアの一覧が表示されます。このダイアログボックスでは、システムにまだインストールされていないソフトウェアがすべて自動的に選択され、グレー表示されます。システムにすでにインストールされているソフトウェアはすべて、そのソフトウェア オプションの横にあるチェックボックスをオンにすることで再インストールできます。
(注) シスコでは、問題を修正するために EAServer 4.1.1 を上書きインストールすることはお勧めしません。サードパーティ ソフトウェア インストール CD 上の readme.txt ファイル内の手順に従って EAServer を削除した後、サードパーティ CD を使用して EAServer をインストールすることをお勧めします。
デフォルトでは、システムにインストール済みのソフトウェアのバージョン番号が最後にサードパーティ CD をインストールして以来変更されていない場合は、そのソフトウェアはセットアップ プログラムによって再インストールされません。ただし、このソフトウェアを再インストールするように選択すると、セットアップはインストールされている以前のバージョンを最初に削除してから、新しいバージョンをインストールします。
自動的に選択されたソフトウェア オプションをすべて確認します。選択されていないオプションを再インストールする場合は、そのオプションを選択して[Next]をクリックします。
ステップ 5 ファイルのインストール先を選択するように求められたら、ディレクトリの場所を選択または入力して[Next]をクリックします。以前にソフトウェアをインストールしている場合、以前のインストール先がデフォルトのインストール先になります。デフォルトを選択することをお勧めします。
新規インストール時のデフォルトのインストール先は、次のとおりです。
• New Atlanta ServletExec ISAPI 4.1.1 patch 9、15: (5 MB)
C:\Program Files\New Atlanta\ServletExec ISAPI\
• Sybase EAServer 4.1.1 (450 MB)
C:\Program Files\Sybase\EAServer
(注) Cisco Security Agent を使用する場合(シスコ推奨)、サーバにソフトウェアをインストールする際は、必ずデフォルト ディレクトリを使用する必要があります。オプション(C:、D: など)が使用可能な場合、デフォルトのディスク ドライブは選択しなくても構いませんが、デフォルト ディレクトリは使用する必要があります。
セットアップによってソフトウェアがインストールされている間、ステータス メッセージが表示されます。ある時点で、コンソールのコマンドライン ウィンドウに、次の 3 つの警告が表示されます。
"Server Name not specified.Defaulting to Jaguar.
JDK Version not specified.Defaulting to JDK 1.3.
-jvmtype not specified.Defaulting to client."
これらのメッセージは、セットアップでデフォルトの設定が使用されることを意味します。
これらは EAServer のインストールによって生成されるメッセージです。
ステップ 6 プログラムがインストールされると、[Cisco WebView Third-Party Setup]ダイアログボックスが再度表示され、今すぐコンピュータを再起動するか、または後で再起動するかを選択するよう求められます。選択した後、[完了]をクリックします。
コンピュータの再起動後に、サードパーティ ソフトウェアのインストールが完了します。
ステップ 7 Jaguar NT サービスがインストールされ、開始していることを確認します。
a. [スタート]メニューから、[プログラム]>[管理ツール]>[サービス]を選択します。
b. [サービス]ダイアログボックスで、[Jaguar]が一覧に表示され、[開始]になっていることを確認します。
• 開始されていない場合は、[Jaguar]を右クリックし、ポップアップの選択ボックスから[開始]オプションを選択します。
• インストールされていない場合は、コマンドライン ウィンドウから次のコマンドを実行します。
"%JAGUAR%\bin\serverstart.bat" -install
ステップ 8 WebView をインストールします。「Cisco ICM WebView ソフトウェアのインストールおよびユーザの設定」を参照してください。
インストーラにより、インストールの進捗とエラーを記録するログ ファイルが診断用に作成されます。ログ ファイルは、WVThirdPartyInstaller.log という名前で C:\Temp ディレクトリに作成されます。
セットアップ中に発生するすべてのエラーがユーザに対して表示され、ログ ファイルに記録されます。ログ ファイルには、その他の重要な情報(現在のインストーラのビルド番号、プログラム実行の各段階、ユーザに対して表示する必要のない小さなエラー、システム設定など)も含まれます。ログ ファイル内の各エントリには、タイム スタンプが含まれます。
Jaguar をインストールした後、セキュリティ上の理由でデフォルトの Jaguar Admin パスワードを必要に応じて変更できます。ただし、この変更は必須ではありません。
ステップ 1 [スタート]メニューから、[プログラム]>[Sybase]>[EAServer 4.1.1]>[Jaguar Manager]を選択します。[Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスが開きます。
ステップ 2 [Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスの[ツール]メニューで、[Connect]>[Jaguar Manager]を選択します。[ログイン]ダイアログボックスが開きます。
ステップ 3 [ログイン]ダイアログボックスで[Connect]をクリックします。ユーザ名フィールドが空であるというメッセージが表示された場合、次の操作を行います。
a. [ユーザ名]テキスト ボックスに jagadmin と入力します。
b. [Host Name]テキスト ボックスに < マシン名> を入力します。
(注) 以前のバージョンの Jaguar では「localhost」と入力する必要がありましたが、EAServer 4.1.1 ではマシン名を入力する必要があります。
マシン名を確認するには、デスクトップ上の[マイ コンピュータ]アイコンを右クリックし、ポップアップ メニューから[プロパティ]を選択します。[システムのプロパティ]ダイアログボックスの[ネットワーク ID]タブにマシン名が表示されます。
c. [Port Number]テキスト ボックスは、デフォルト(9000)をそのまま使用できます。
ステップ 4 [Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスのディレクトリ ツリーから、[Jaguar Manager]>[Servers]>[Jaguar]を選択します。
ステップ 5 メニューバーで、[ファイル]>[Server Properties]を選択します。
ステップ 6 [Server Properties:Jaguar]ダイアログボックスで[セキュリティ]タブを選択します。
ステップ 7 [Administration]ボックスで[Setjagadmin Password]をクリックします。
ステップ 8 [Administrator Password]ダイアログボックスで、パスワードを[New jagadmin Password]テキスト ボックスに入力した後、[Verify New jagadmin Password]テキスト ボックスに再入力します。
ステップ 9 [OK]をクリックします。「The password has been changed.」 メッセージ ボックスで、[OK]を再度クリックします。さらにもう一度[OK]をクリックして[Administration]ボックスを閉じます。次に、メニューバーから[ファイル]>[Exit]を選択して、[Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスを閉じます。
(注) この手順によってパスワードが変更されます。ただし、WebView で新しいパスワードが認識されるためには、次の手順も必要です。
ステップ 10 テキスト エディタで、
%Jaguar%\html\classes\com\cisco\atg\jagconnection.properties ファイルを開きます( %Jaguar% は、Jaguar(EAServer)ファイルのディレクトリの場所を指すシステム変数です)。
ステップ 11 このファイル内で、JAGCONNECT_JAGUAR_ADMIN_PWD= の後に新しいパスワードを入力します。
jagconnection.properties ファイルの例
ステップ 12 jagconnection.properties ファイルを保存します。
(注) パスワードは、初回使用時に WebView によって暗号化されます。
Jaguar ソフトウェアは、情報の処理中にログ ファイルに書き込みを行います。デフォルトのログ ファイル サイズは 10 MB です。このサイズを変更する必要がある場合は、次の手順に従ってください。
ステップ 1 [スタート]メニューから、[プログラム]>[Sybase]>[EAServer 4.1.1]>[Jaguar Manager]を選択します。[Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスが開きます。
ステップ 2 [Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスの[ツール]メニューで、[Connect]>[Jaguar Manager]を選択します。[ログイン]ダイアログボックスが開きます。
ステップ 3 [ログイン]ダイアログボックスで、次の操作を行います。
a. [ユーザ名]テキスト ボックスに jagadmin と入力します。
b. [Host Name]テキスト ボックスに <マシン名> を入力します。
c. [Port Number]テキスト ボックスは、デフォルト(9000)をそのまま使用できます。
ステップ 4 [Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスのディレクトリ ツリー ボックスで、[Jaguar Manager]をクリックしてから[Servers]をクリックします。
ステップ 5 ダイアログボックスの右側にある[Servers]カラムで[Jaguar]を右クリックし、ポップアップ メニューで[Server Properties]を選択します。
ステップ 6 [Server Properties]ダイアログボックスで[Log /Trace]タブを選択します。
ステップ 7 [Log/ Trace]タブで、次の操作を行います。
a. [Log File Size in bytes]テキスト ボックスに、ログ ファイル サイズをバイト単位で入力します(1000000 など)。デフォルトは 5000000 です。ログ ファイルが設定されたサイズに達すると、現在の日時に .log という拡張子の付いた新しいログ ファイルが作成されます。
b. [Truncate Log on Startup]チェックボックスをオフにします。
• このチェックボックスをオンにすると、Jaguar ログは、Jaguar サービスが起動されるたびに(WebView を再起動するたびに)削除されます。
• このチェックボックスをオフにすると、Jaguar ログは、手順 7a で指定したバイト単位のログ ファイル サイズに達すると名前が変更されて、新しいログ ファイルが作成されます。
c. デフォルトのログ ファイル名は Jaguar.log です。この名前は、変更する必要がなければ、そのまま使用できます。
ステップ 8 [Sybase Central Java Edition]ダイアログボックスを終了します。
ログ ファイルのサイズを設定した場合、データが選択したサイズを超えるたびに、Jaguar によって新しいログ ファイルが作成されます。そのため、多数のログ ファイルが存在する場合があります。必要以上にシステムの領域を使用しないように、定期的に古いログ ファイルを削除する必要があります。
ステップ 1 ログ ファイルが保存されている Jaguar のルート ディレクトリに移動します。このディレクトリのデフォルトの場所は次のとおりです。
%JAGUAR% は、Windows で定義された環境変数です。
ステップ 2 日付の古いログ ファイルを選択して削除します。
Windows NT のコントロール パネルの[アプリケーションの追加と削除]を使用して、サードパーティ ソフトウェアをアンインストールできます。
(注) • シスコでは、問題を修正するために EAServer 4.1.1 を上書きインストールすることはお勧めしません。サードパーティ ソフトウェア インストール CD 上の readme.txt ファイル内の手順に従って EAServer を削除した後、サードパーティ CD を使用して EAServer をインストールすることをお勧めします。
• サードパーティ ソフトウェア ファイルを削除した後で再インストールする場合は、WebView 使用時に問題が起こらないようにするために、ICM セットアップを[Upgrade All]モードで実行する必要があります。詳細については、 付録G「トラブルシューティングのヒント」 を参照してください。
WebView AW の時刻が ICM セントラル コントローラの時刻と同期していることを確認します。
• AW がセントラル コントローラと同じドメイン内にある場合は、時刻は自動的に同期します。ただし、AW で Windows Time サービスが有効になっていることを確認してください。
• AW が ICM セントラル コントローラとは別のドメイン内にある場合は、 net time /domain:<central controller domain_name> コマンドを使用して時刻を同期させることもできます。
ICM 同期(AW では使用不可能、セントラル コントローラと PG では使用可能)は使用しないでください。デフォルトでは、ICM セットアップでは(ペリフェラル ゲートウェイ コンポーネントの詳細設定を選択すると表示される[MDS & DMP Properties]ダイアログボックス内で)[Disable ICM Time Synchronization]ボックスが選択されています。
(注) AW の時刻がセントラル コントローラの時刻と同期していない場合、レポート実行時間は、レポート内のデータと同期しません。たとえば、AW の時刻がセントラル コントローラの時刻より 2 分遅れており、レポートが AW で 10:00 AM に実行された場合、WebView レポートでのレポート実行時刻は 10:00 AM になりますが、レポート データの時刻は 10:02 AM になります。
ICM では、PG および NIC がセントラル コントローラ(ルータおよびロガー)と通信して、データを生成します。次の表に、レポーティング システムにおける各コンポーネント間の時刻同期およびタイム ゾーンの依存関係を、ICM システムが正しい時刻を保っていると見なすルータを基準にして示します。
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タイム ゾーン同期 |
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表 2-2 で、 場合による とは、ICM コンポーネントがルータと時間同期またはタイム ゾーン同期する場合があるという意味です。ただし、この原則は強制的に適用されるものではないので、ICM システムが自動的にこのように設定されると想定することは妥当ではありません。ICM による時刻同期の処理方法の詳細については、シスコの Web サイト上の Cisco カスタマー コンタクト ソフトウェア Web ページの「Documentation」セクションから入手可能な『Cisco ICM Enterprise Edition Administration Guide』を参照してください。
(注) ルーティングを正しく行うには、ルータ、ロガー、PG、および NIC が時刻同期する必要があります。ただし、AW と WebView クライアントの時刻が数分間ずれていても、エンド ユーザは直感的にレポートを理解できます。
タイム ゾーンについては、PG または NIC がセントラル コントローラと同じタイム ゾーンにある必要はありません。また、PG または NIC とルータ間を流れる時間はすべて、Greenwich Mean Time(GMT; グリニッジ標準時)であるため、タイム ゾーンは重要ではありません。
データが最終的にロガーによってセントラル コントローラ データベースに、または AW によってAW データベースや履歴データベースに書き込まれた場合、日時の値はすべてセントラル コントローラのタイム ゾーンに変換されます。したがって、データベース内のデータはすべて、セントラル コントローラのタイム ゾーンが基準になります。
[日時]フィールドを持つデータベース テーブルの(全部ではなくても)多くには、タイム ゾーン フィールドも存在します。タイム ゾーン フィールドは、レコード作成時のセントラル コントローラのタイム ゾーンです。タイム ゾーン フィールドは実際には、夏時間のために使用されます。つまり、「フォール バック」する(秋になると夏時間を 1 時間戻す)際に、ロガーがデータベースに重複するキーを書き込まないようにします。データを生成した PG/NIC のタイム ゾーンは、データベースには記録されません。
(注) データベース内のデータはすべてセントラル コントローラのローカル時刻で書き込まれるため、WebView で行われたレポーティングはすべて、セントラル コントローラの時刻を基準にする必要があります。たとえば、ユーザが履歴レポートの日時範囲を選択する場合、セントラル コントローラのタイム ゾーンを基準にしたデータを入力する必要があります。
WebView でレポートが生成された場合、[日時]値は次の 3 つの場所に表示されます。
• 履歴レポートが対応する日時範囲を示すレポート ヘッダー 内。セントラル コントローラのタイム ゾーンを基準としています。
レポートを正しく表示および理解するためには、上記の 3 種類の時間値とそれに対応する 3 種類のタイム ゾーンを、WebView クライアントに常に認識させておく必要があります。認識する必要があるものは次のとおりです。
WebView のユーザがこれらの値のいずれかを理解していない場合、そのユーザはレポート内のデータ、レポートが実行された時刻、またはその両方を誤って解釈する可能性があります。
レポート内の日付範囲の形式は、ブラウザの言語設定によって制御されます。WebView は現在、フランス語、中国語、日本語、およびイギリス英語を検出するように構築されています。WebView がこれらの言語のいずれも検出しない場合は、デフォルトによりアメリカ英語(mm/dd/yyyy)の形式が使用されます。その他の言語設定および詳細については、 付録C「日付形式のサポート」 を参照してください。