この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
WebView は、2 層のクライアント/サーバ型レポーティング クエリーおよびプレゼンテーション製品です。1 台以上の WebView サーバを組み合わせて、多数のクライアントをサポートします。
• WebView クライアントとは、単に Web ブラウザを実行する Windows ベースの PC またはワークステーションです(Unix ベースのクライアントも設計上は使用できますが、まだ認定されておらず、サポートもされていません)。
• WebView サーバとは、WebView がインストールされていて、MS Windows 2000 Server および IIS 5.0 を実行している ICM アドミン ワークステーションです。WebView サーバは、Historical Database Server でもある場合とそうではない場合があります。
WebView サーバ、Administrative Workstation(AW)、WebView リアルタイム データベース、WebView データベース、WebView 履歴データベース、および HDS(Historical Database Server)はすべて、同じハードウェア プラットフォーム上にあります。
(注) WebView HDS は必須です。ICM HDS(Historical Database Server)として設定されていないディストリビュータ AW に WebView をインストールしている場合、ICM ロガーの作業が過負荷状態になり、クラッシュする可能性があります。インストール手順については、『Cisco ICM Enterprise Installation Guide』および ICM セットアップのオンライン ヘルプを参照してください。
図 1-1 現在の WebView レポーティング アーキテクチャ
• Windows 2000 Professional SP4 または Windows XP SP1a
サーバのサイジングとスケーリングは、単純ではありません。シングルサイトの小規模なコンタクト センターで ICM をインストールする場合は、WebView サーバの容量はあまり必要ないことが多く、他のほとんどのコンポーネントと共存させることができます。ICM Historical Database コンポーネントは、常に別のサーバ上にある必要があります。
多数の WebView クライアントやサイズの大きい履歴データベースを使用する、大規模なインストール、または高度な分散インストールを行う場合は、複数のサーバクラスの専用 WebView サーバを、専用の ICM Historical Database Server にインストールする必要があります。
正確なサイジング要件は、構成するデータベースやシステムの使用方法によって異なります。
• Windows 2000 Server (ICM 6.0) SP4
• ジョブ スケジューラを使用して、特に大量のデータを持つ履歴レポートを、リアルタイム レポートを必要としないオフピーク時間帯に実行するようにスケジュールします。
• 繰り返し実行する履歴レポートが多数ある場合は、たとえば 1 台の WebView サーバを履歴レポートの実行専用に割り当て、別の WebView サーバをリアルタイム レポートの実行専用にすることを検討します。この方法を使用すると、履歴レポートがリアルタイム レポートの実行を妨げることがなくなります。
最も簡単なサーバの分割方法は、リアルタイム レポートにはある URL を使用し、履歴レポートには別の URL を使用するようユーザに依頼することです。ユーザがサーバ上で実行する必要があるテンプレートだけが見えるように、(Custom Screen Builder を使用して)一方の WebView サーバ上のリアルタイム テンプレートを削除し、他方のサーバ上の履歴テンプレートを削除することもできます。
シングルサイトのインストールを行う場合で、コール終端やルート詳細が不要であり、同時に利用する WebView クライアントの数が 3 以下の場合は、ICM アドミン ワークステーション、WebView サーバ、およびロガーはすべて同じシステム上に属することができます。システムのサイジング要件については、『Cisco ICM Software Administrator Guide』を参照してください。ただし、単純なテスト/ラボの場合は、管理者ガイドの要件を満たさないシステムでも十分な場合があります。
シングルサイトのインストールを行う場合で、コール終端またはルート詳細レコードが 1,000 万未満であり、かつ WebView クライアントが 10 未満の場合、WebView サーバは、プライマリ ICM アドミン ワークステーションに属することができます。
同時に利用する WebView クライアントが 10 を超える場合は、個別の WebView サーバまたはアドミン ワークステーションの使用を推奨します。この WebView サーバは、スタンドアロンの ICM アドミン ワークステーションに関連付けることができます。また、コール終端またはルート詳細に基づくカスタム レポートが必要な場合、あるいは 2,000 万を超える履歴データ レコードを保持する場合は、個別の ICM Historical Database Server(HDS)が必要です。
同時に利用する WebView クライアントが 50 を超える場合は、50 クライアントごとに 1 台の WebView サーバを使用することを推奨します。
(注) 許容する負荷が大きくなるほど、推奨する WebView の数は多くなります。次に示すハードウェアのサイジングは、より大きな負荷に対するスケーラビリティに基づいています。
複数の CICM インスタンスが存在する場合は、各 CICM に専用の HDS が必要となります。各 CICM のクライアントが 50 を超える場合は、50 CICM クライアントごとに、追加で 1 台の WebView Server AW を使用することを推奨します。HDS は、WebView サーバとして機能できます。通常、追加の WebView Server は単純な AW にして、CICM HDS にリダイレクトされるようにインストールできます。負荷が非常に高い場合は、WebView サーバごとに専用の HDS を使用する必要があります。