この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「保存済みレポートの WebView データベースへの移行」
• 「1 つの WebView データベースの複数のサーバへのインストール」
WebView が ICM AW サーバ上にインストールされると、Microsoft SQL テーブルで構成された WebView データベースがそのサーバ上に作成されます。WebView データベースは、保存済みレポート、お気に入り、およびスケジュールされたレポート ジョブを保存およびトラッキングするために使用されます。
• レポート定義を保存すると、レポートの生成に使用するテンプレート名、レポート項目、および日時の範囲が WebView データベースに保存されます。
• レポートをお気に入りとしてマークすると、そのユーザ設定はレポートとともに WebView データベース内に保存されます。
• レポート ジョブをスケジュールした場合、そのレポート スケジュールはそのパラメータとともに WebView データベースに保存されます。ジョブを 1 回実行するようにスケジュールしている場合は、そのジョブは実行後にデータベースから削除されます。繰り返し実行するジョブをスケジュールしている場合、そのジョブは、WebView 内で削除されるまでデータベース内に残り、指定した日時毎に実行されます。
(注) WebView では、WebView データベースに保管されている保存済みレポートだけがアクセスおよび使用可能です。
WebView 5.0 以降では、保存済みレポートを保持するために WebView データベースを使用します。
WebView 5.0 より前の WebView システムからアップグレードする場合、WebView のインストール中に、ほとんどの保存済みレポート ファイルは WebView データベースに自動的に移行されます。ただし、次の 2 つの例外があります。
• 使用したテンプレートが別のレポーティング カテゴリのテンプレートに置き換えられた場合、元のテンプレートを使用して作成された保存済みレポートはデータベースに移行されません。
• 使用したテンプレートが削除されて代わりのテンプレートが用意されなかった場合、元のテンプレートを使用して作成された保存済みレポートはデータベースに移行されません。
複数の WebView サーバで同じ履歴データベースを参照する場合は、その他のサーバで ICM セットアップを実行して WebView をセットアップするときに、すべてのサーバで使用する WebView データベースの名前と場所を指定できます。
このようにして、異なる場所にいるユーザが、同じレポート(特に共有レポート)、お気に入りのレポート リスト、およびレポート スケジュールにアクセスすることができます。
WebView データベースは、複数の WebView サーバにインストールできます。各 WebView データベースは、同じ ICM データベースを参照します。これは、バックアップ WebView データベースを作成するときにも行えます。
(注) 次に示すのは、2 番目の WebView データベースを作成する手順です。ただし、複数の WebView データベースを作成できますが、ICM(または WebView)は自動的には WebView データベースと同期しないことに注意してください。
データベースは手動で同期させる必要があります。これを行うには、レポート テンプレート、お気に入り、およびスケジュールのすべてを 2 番目のデータベース内に再作成し、その後は最初のデータベースで変更を行ったときに 2 番目のデータベースに変更を加えるか、自動的にデータベースを同期させるプログラムを SQL で作成します。
2 番目の WebView データベースを 2 番目のサーバに作成するには、『Cisco ICM Software WebView Installation Guide』にある WebView のインストール手順に従ってください。ただし、WebView データベース オプションを選択するときは、該当するダイアログボックスで 2 番目のサーバの名前とその場所を入力してください。
ステップ 1 WebView を 2 番目の ICM AW にインストールするか、すでに 2 番目の AW に WebView をインストールしている場合は、その AW で ICM セットアップ を実行します。
ステップ 2 [Setup]ダイアログボックスの[Instance Components]セクションで、[AW]と[Edit]を選択します。
ステップ 3 [Real-time Distributor Node Properties]ダイアログボックスで[WebViewレポーティング]を選択します。
ステップ 4 [WebView database host name]テキスト ボックスに、2 番目の AW の名前を入力します。これは、2 番目の WebView データベースを作成するコンピュータの名前です。
ステップ 5 [次へ]をクリックしてセットアップを続行します。このサーバにすでに WebView をインストールしている場合は、インストールが完了するまで[次へ]をクリックし続けてください。
ステップ 6 インストールが完了して[Cisco ICM Setup]ダイアログボックスにメッセージが表示されれば、セットアップを終了できます。
ステップ 7 2 番目の AW で WebView を実行し、最初の AW にあるすべてのレポート、お気に入り、およびスケジュールを手動で再作成します(両方の AW を同一にする必要がある場合)。
(注) WebView は、2 つのデータベースを同期させません。2 番目の AW 上に WebView データベースを再作成した後で、最初の AW 上の WebView データベースに対して変更を行った場合、2 番目の AW にも手動でその変更を行う必要があります。
自動的に 2 つの WebView データベースを同期させるには、SQL スクリプトを作成する必要があります。
次の 2 つの図は、コンタクト センターにおける ICM データベースと WebView データベースの構成方法を示しています。
図 B-1 1 つの WebView データベースを使用する 2 つの WebView AW
図 B-1 では次のように構成されています。
• 両方の WebView AW が 1 つの WebView データベースを共有しています。
• 各 AW には、ICM セントラル コントローラから更新される個別のリアルタイム データベースがあります。
• 両方の AW が、1 つのデータベース(ICM HDS)から履歴データを取得します。
図 B-2 それぞれ 1 つの WebView データベースを使用する 2 つの WebView AW
図 B-2 では次のように構成されています。
• 各 WebView AW には、それぞれの WebView データベースがあります。これらを自動的に同期させることはできません。一方を変更した場合、両者を同期させるには、他方も手動で変更する必要があります。
ICM 6.0 の WebView データベースは、次の 4 つのデータベース テーブルから構成されています。これらのテーブルは、データベースの構造を説明しています。
WebView ソフトウェアによって、WebView データベースのバージョン チェックに使用されます。データベースの現在のスキーマとスキーマの履歴が記録されています。
(注) 複合プライマリ キー(WebViewVersion, LastUpdateDate)には、顧客がアップグレード スクリプトを実行または再実行するたびにイベント履歴が記録されます。
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スケジュールされた印刷ジョブにつき 1 つのレコードを含んでいます。
WebView のジョブのスケジュール Web ページを使用して、印刷ジョブの追加、更新、および削除を行います。
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新しいファイル名(ファイル名 + レポート作成日)を生成するか、デフォルト名を使用するかを指定する、レポートの保存時に必要となる属性。 |
WebView のレポーティング Web ページを使用して、レポートの保存、更新、および削除を行います。
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親レポート コンポーネントに割り当てられたレポート テンプレートの名前。ドリルダウン レポートには、親レポート データのフィルタ処理されたバージョンが表示されます。 |
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ユーザのお気に入りのレポートにつき 1 つのレコードを含んでいます。
WebView のお気に入りページを使用して、レポート プリファレンスを追加、更新、および削除します。
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ICM ソフトウェア データベースでは、次のデータ型が使用されます。
制約/インデックス データベース テーブル ヘッダー は、テーブル カラムがインデックス キー値の一部になっているかどうかを示します。
各カラムは、複数のインデックスの一部になっていることがあります。各インデックスは、1 つまたは複数のキー フィールドで構成されます。データベースでは、次の 3 つのタイプのキーが認識されます。
• PK:プライマリ キー 。テーブル内の行の固有の識別子。行にアクセスするために最もよく使用されるキーです。
• FK:外部キー 。そのテーブルの参照に使用できる別のテーブルのキーのコピー。
代替キーと反転キーは、各テーブル内で連続する番号が付けられます。2 つ以上のフィールドで同じ指定(たとえば IE1)がされている場合、これらのフィールドの組み合せが 1 つのキーになります。
すべての非キー フィールドには、特に指定されていない限り NULL 値を指定できます。キー フィールドは(NULL 値が許可されているので)、常に NULL または NOT NULL に指定されます。