Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G アドミニストレーション ガイド
偏向のない言語
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
- Updated:
- 2017年5月30日
章のタイトル： Cisco IP Phone の設置
Cisco IP Phone の設置
Cisco IP Phone を IP テレフォニー ネットワークに設置する場合は、次の項を参照してください。
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「開始する前に」
• 「ネットワークへの Cisco IP Phone の接続」
（注） Cisco IP Phone をネットワーク内に設置する場合は、最初に、ネットワークに電話を設定する方法を決定する必要があります。 設置方法を決定することによって、電話を安全に設置し、その機能を確認することができます。 設置準備に関する情報については、第 2 章「Cisco IP Phone をネットワークに設置するための準備」を参照してください。
開始する前に
Cisco IP Phone を設置する前に、次の要件を確認します。
ネットワーク要件
Cisco IP Phone がネットワーク内で Cisco IP Phone のエンドポイントとして正常に機能するためには、ネットワークが次の要件を満たしている必要があります。
–Voice over IP（VoIP）が Cisco ルータとゲートウェイ上に設定されていること
–Cisco CallManager リリース 3.3 またはそれ以上がネットワーク内に設置され、コール処理を行うように設定されていること
• IP ネットワークが DHCP、または IP アドレス、ゲートウェイ、およびサブネット マスクの手動割り当てをサポートしていること
Cisco CallManager の設定
Cisco IP Phone には、コール処理を行う Cisco CallManager が必要です。 Cisco CallManager が電話を管理し、通話を正しくルート指定して処理するように、適切に設定されていることを確認するには、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』または Cisco CallManager アプリケーションのコンテキスト ヘルプを参照してください。
自動登録を使用する場合は、Cisco IP Phone をネットワークに接続する前に、自動登録機能が有効で、Cisco CallManager に適切に設定されていることを確認します。 詳細については、「自動登録の使用方法」を参照してください。
テレフォニー機能を Cisco IP Phone に設定および割り当てるには、Cisco CallManager を使用する必要があります。 詳細については、「Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定」を参照してください。
Cisco CallManager では、ユーザをデータベースに追加し、特定の電話に関連付けることができます。 この関連付けによって、ユーザは Web ページにアクセスできるようになり、コール転送、短縮ダイヤル、ボイス メールなどの電話オプションを設定できます。 詳細については、「Cisco CallManager へのユーザの追加」を参照してください。
（注） 設定する Cisco IP Phone のモデルが、Cisco CallManager の Phone Type ドロップダウン リストに表示されない場合は、次の URL にアクセスして、使用するバージョンの Cisco CallManager に対する最新のサポート パッチをインストールしてください。 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/callmgr-33
安全についての注意事項
Cisco IP Phone を設置する前に次の警告を確認してください。 各国語に翻訳した警告については、このデバイスに付属のマニュアル『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco IP Phone 7900 Series』を参照してください。
警告 システムを電源に接続する前に、取り付け手順を読んでください。
警告 この機器の設置、交換、またはサービスは、訓練を受けた資格のある保守担当者が行ってください。
警告 この製品を廃棄処分する場合は、日本のすべての法律および規則に従ってください。
警告 雷が発生しているときは、システムでの作業、ケーブルの接続や切断を行わないでください。
警告 感電事故を防ぐために、安全超低電圧（SELV）回路を電話網電圧（TNV）回路に接続しないでください。 LAN ポートには SELV 回路があり、WAN ポートには TNV 回路があります。 一部の LAN ポートと WAN ポートには、RJ-45 コネクタが使用されています。 ケーブルを接続する場合には、十分注意してください。
警告 この製品は、設置する建物に短絡（過電流）保護機構が敷設されていることが前提になっています。 各相の導体（すべての通電導体）に 120 VAC、15 A（日本および米国）、または 240 VAC、10 A（前記以外の国）以下のヒューズ、または回路ブレーカが使用されていることを確認してください。
警告 Cisco IP Phone は、TN 電源システムで動作するように設計されています。
警告 プラグとソケットは、常にアクセスできる状態にしておく必要があります。これは、プラグとソケットが主要な切断装置であるためです。
ネットワークへの Cisco IP Phone の接続
Cisco IP Phone は、使用する前に、ネットワークと電源に接続する必要があります。 次の手順については、図 3-1 および図 3-2 の図を参照してください。
Cisco IP Phone を設置する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 カテゴリ 3 または 5 のストレート イーサネット ケーブルを、スイッチから電話のネットワーク ポートに接続します。
詳細については、「ネットワークへの接続」を参照してください。 各 Cisco IP Phone には、1 本のイーサネット ケーブルが付属しています。
ステップ 3 カテゴリ 3 または 5 のストレート イーサネット ケーブルを、別のネットワーク デバイス（デスクトップ コンピュータなど）から、Cisco IP Phone 7912G のアクセス ポートに接続します（オプション）。
詳細については、「ネットワークへの接続」を参照してください。
（注） このオプションは、Cisco IP Phone 7902G/7905G モデルでは利用できません。
ステップ 4 電源を Cisco DC アダプタ ポートに接続します（オプション）。
「Cisco IP Phone への電力供給」を参照してください。
図 3-1 Cisco IP Phone 7902G/7905G モデルのケーブル接続
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図 3-2 Cisco IP Phone 7912G モデルのケーブル接続
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壁面への電話の取り付け
Cisco IP Phone を壁面に取り付けるには、フットスタンドを取り除いて、電話背面の取り付けブラケットを使用するか、Cisco IP Phone の壁面取り付け用キットの専用取り付けブラケットを使用できます（壁面取り付け用キットは、電話とは別にご注文ください）。 壁面取り付け用キットではなく、標準のフットスタンドを使用して、Cisco IP Phone を壁面に取り付ける場合は、次の工具と部品が必要です。
フットスタンドの取り付けブラケットを使用して、電話を壁面に取り付ける手順は、次のとおりです。
壁面に取り付けた電話に受話器が確実に掛けられるようにするには、受話器の壁掛けフックを、受話器の受け台からはずし、フックを半回転させて、再び差し込みます。 フックを傾けると、電話が垂直のときに、受話器が収まるリップが見えます。 図解した手順については、『Installing the Wall Mount Kit for the Cisco IP Phone』を参照してください。
ステップ 2 電話が垂直なときに、受話器が受け台に収まるように、受話器の受け台の向きを変更します。
b. 受け台の底にある、タブ（受話器の壁掛けフック）の位置を確認します。
c. このタブを引き出し、半回転（左から右に）させて、再び差し込みます。
ステップ 3 2 本のネジを、電話背面の 2 つのネジ穴に合わせて、壁面の突起に差し込みます。
穴は、標準の電話機ジャック取り付け具に合うようになっています。
電話の始動プロセスの確認
Cisco IP Phone を電源に接続すると、電話は始動プロセスを開始し、次の一連の手順を実行します。
この電話は、3 つの LED（受話器、保留ボタン、およびメニュー ボタン）の組み合せによって、電話の始動プロセスを示します。 数分後に始動が完了し、電話は使用できる状態になります。 すべての LED がオフになったときに受話器を取ると、発信音が聞こえます。 電話が正常に始動しなかった場合は、「Cisco IP Phone 7902G インジケータ ランプの確認」を参照してください。
Cisco IP Phone 7905G/7912G モデル
1. 受話器のライト ストリップ、保留ボタン、およびメニュー ボタンが同時にオン、オフになります。
2. LCD 画面に、シスコシステムズ社の著作権画面が表示されます。
3. 電話の始動時には、LCD 画面に次のメッセージが表示されます。
• VLAN を設定しています（Configuring VLAN）
• DHCP で IP を設定しています（Configuring IP via DHCP）
• CM 一覧を設定しています（Configuring CM List）
• Opening address （この address は、Cisco CallManager サーバの IP アドレスです）
これらの手順が正常に終了した場合、その電話は正常に始動しています。 正常に始動しない場合は、「始動時の問題の解決」を参照してください。
始動時のネットワーク設定値の設定
ネットワークで DHCP を使用しない場合は、電話をネットワークに設置した後で、次のネットワーク設定値を Cisco IP Phone に設定する必要があります。
上記の情報を収集し、 第 4 章「Cisco IP Phone でのネットワーク設定値の設定」 で定義されている手順に従ってください。
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