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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco IP Phone は、従来のアナログ電話と同様の機能を備えていますが、他のネットワーク デバイスと同じように設定と管理を行う必要があります。
Cisco IP Phone は、G.711、G.729、G.729a、G.729b、および G.729ab の音声圧縮をサポートしています。
• 「Cisco IP Phone 7905G/7912G モデルの概要」
• 「Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G モデルでサポートされる機能」
• 「Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G モデルの設置要件と設定要件の概要」
Cisco IP Phone 7902G は、IP(インターネット プロトコル)ネットワークを利用して音声通信を行う電話機です。 この IP Phone では、発信と着信が可能で、通話の保留、待機、転送、リダイヤル、電話会議などの基本的な電話機の機能をサポートしています。
図 1-1 に、Cisco IP Phone 7902G の主要コンポーネントを示します。
図 1-1 Cisco IP Phone 7902G の機能
Cisco IP Phone 7905G/7912G モデルは、主に、企業レベルにおける費用有効な IP テレフォニーと中小規模のビジネスやオフィスの要件を満たすように設計されています。 これらのモデルは、食堂、休憩室、ロビー、製造現場など、単一回線電話が必要な場所にも適しています。
図 1-2 に、Cisco IP Phone 7905G/7912G モデルの主要コンポーネントを示します。
図 1-2 Cisco IP Phone 7905G/7912 モデルの機能
Cisco IP Phones は、音声通信に必要な、複数の業界標準ネットワーク プロトコルおよびシスコ ネットワーク プロトコルをサポートしています。 Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G モデルがサポートするネットワーク プロトコルの概要については、 表 1-1 を参照してください。
Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G モデルは、従来のアナログ電話と同じように機能し、発信や着信を行うことができます。
このような従来のテレフォニー機能に加えて、Cisco IP Phone には、電話をネットワーク デバイスとして管理し、モニタできる機能が含まれています。
• 「機能の概要」
• 「Cisco IP Phone を使用したネットワーク機能の設定」
Cisco IP Phones は、コール転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、電話会議、ボイス メールへのアクセスなど、従来のテレフォニー機能を提供します。 その他にも、多様な機能を備えています。 Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G モデルがサポートするテレフォニー機能の概要、および機能を設定する上でのヒントについては、「Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定」を参照してください。
他のネットワーク デバイスと同様に、Cisco CallManager や他の IP ネットワークへのアクセスに備えて Cisco IP Phones を設定する必要があります。 DHCP を使用すると、変更する設定が少なくなり、ご使用のネットワークでスタティック IP が必要な場合は、それを割り当てることもできます。 Cisco IP Phones でのネットワーク設定値の設定手順については、 第 4 章「Cisco IP Phone でのネットワーク設定値の設定」 を参照してください。
Cisco IP Phone はネットワーク デバイスであるため、詳細なステータス情報をネットワークから直接取得できます。 このステータス情報は、IP Phone の使用時に発生した問題のトラブルシューティングに役立ちます。 ステータス情報を使用する上でのヒントについては、 第 6 章「Cisco IP Phone のトラブルシューティング」 を参照してください。
追加の設定は、Cisco CallManager Administration アプリケーションから変更できます。 この Web ベースのアプリケーションは、主に、電話の登録基準やコール検索スペースの設定および電話ボタン テンプレートの変更に使用します。 補足情報については、「Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定」および『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
Cisco CallManager Administration アプリケーションを十分理解していない場合は、アプリケーションに用意されているコンテキスト ヘルプをガイダンスとして使用してください。 コンテキスト ヘルプには、メインメニュー バーから Help > For this screen を選択するとアクセスできます。
このヘルプでは、Cisco CallManager Administration に関連する手順の一部を説明しています。 これらの説明は、Cisco CallManager アプリケーション内の適切なウィンドウを示し、初歩的なガイダンスを提供することを目的としています。
Cisco CallManager の詳しい使用方法については、次の URL で入手可能な Cisco CallManager のマニュアル セットを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/index.htm
DHCP、TFTP、IP 設定などの機能は、電話自体でローカル設定できます。 電話の現在の通話やファームウェア バージョンに関する統計も取得できます。
電話による機能設定と統計表示の詳細については、 第 4 章「Cisco IP Phone でのネットワーク設定値の設定」 および 第 6 章「Cisco IP Phone のトラブルシューティング」 を参照してください。
システム管理者は、ネットワークや企業内の Cisco IP Phone ユーザにとって、主要な情報源となります。 最新の機能や手順に関する情報を提供できるように、Cisco IP Phone のマニュアルを十分に理解しておく必要があります。 次の Cisco IP Phone の Web サイトにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_ipphon/ip_clmgr/english/index.htm.
このサイトからは、パンフレットも含めて各種ユーザ ガイドを表示および発注できます。 発注方法の詳細については、「マニュアルの入手」を参照してください。
マニュアルの提供に加えて、利用可能な Cisco IP Phone 機能(自社または使用しているネットワークに固有の機能も含む)や、それらの機能へのアクセス方法とカスタマイズ方法(可能な場合)をユーザに知らせることも重要です。
システム管理者が IP Phone ユーザに提供する必要がある主要な情報については、「Web サイトを使用したユーザへの情報の提供」を参照してください。
Cisco IP Phone 7902G/7905G/7912G モデルを設置して設定するには、ネットワーク設定値の一部を設定して Cisco CallManager をセットアップし、ローカルで電話に変更を加える必要があります。
必要な手順の概要については、 表 1-2 を参照してください。 これらの手順の詳細については、参照先欄の資料を参照してください。
(注) 追加の設定は、TFTP サーバ上に保管されているプロファイル ファイルを使用して指定できます。 詳細については、付録 A「設定に関するその他の方法、パラメータ、および手順」を参照してください。
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1. 設定する Cisco IP Phone のモデルが、Cisco CallManager の Phone Type ドロップダウン リストに表示されない場合は、次の URL にアクセスして、使用するバージョンの Cisco CallManager に対する最新のサポート パッチをインストールしてください。 |
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• 電話に関連付ける Cisco CallManager ユーザ |
• 「Cisco CallManager データベースへの電話の追加」 • 「Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定」 |
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「Cisco IP Phone と Cisco Catalyst ファミリー スイッチとの相互対話方法の概要」およびこれらのデバイスに付属のマニュアルを参照してください。 |
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「Cisco CallManager データベースへの電話の追加」および『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
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5. 電話を自動登録し、登録した電話を Cisco CallManager データベースに手動で追加するか、Bulk Administration Tool(BAT)を使用して複数の電話を同時に追加するかを選択します。 |
「Cisco CallManager データベースへの電話の追加」および『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
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電話の電源供給元を、電源コードを介した外部電源とするか、イーサネット ケーブルを介したインライン電源にするかを決定します。 |
「Cisco IP Phone への電力供給」または Cisco Catalyst スイッチに付属のマニュアルを参照してください。 |
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第 3 章「Cisco IP Phone の設置」 を参照してください。 |
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「IP 設定値の設定」および 「TFTP オプションの設定」を参照してください。 |
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「Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定」および『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
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ユーザを電話に関連付けて、そのユーザが、Web ベースのアプリケーションの User Options ページにアクセスして、コール転送や短縮ダイヤルなどの機能を設定し、サービスに加入できるようにします。 |
「Cisco CallManager へのユーザの追加」および『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照するか、Cisco CallManager アプリケーションのオンライン ヘルプを参照してください。 |
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「Web サイトを使用したユーザへの情報の提供」を参照してください。 |