このマニュアルについて
ここでは、このマニュアルの目的、対象読者、構成、および表記法について説明します。また、関連マニュアルを入手する方法についても説明します。
次のトピックについて取り上げます。
• 「目的」
• 「対象読者」
• 「マニュアルの構成」
• 「関連マニュアル」
• 「表記法」
• 「技術情報の入手方法、サポートの利用方法、およびセキュリティ ガイドライン」
• 「シスコ製品のセキュリティの概要」
• 「テクニカル サポート」
• 「その他の資料および情報の入手方法」
目的
『Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration ガイド』では、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[一括管理]メニューの使用方法について説明します。
対象読者
本書は、Cisco Unified Communications Manager システムの管理を担当するネットワーク管理者または技術者を対象にしています。Cisco Unified Communications Manager 一括管理(BAT)の管理には、テレフォニーおよび IP ネットワーキング技術に関する知識が必要です。
マニュアルの構成
表1 は、このマニュアルの構成を示しています。
表1 BAT ガイドの構成
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Part 1 |
Cisco Unified Communications Manager 一括管理の概要 BAT の概要およびインストール手順を説明します。 |
Part 2 |
ファイルのアップロードとダウンロード ファイルのアップロードとダウンロードの方法を説明します。 |
Part 3 |
電話機 電話機、電話機とユーザ、CTI(computer telephony integration)ポート、および、CTI ポートとユーザを、個別に追加するのではなく、一括して追加する方法を説明します。また、回線や電話サービス、短縮ダイヤルを追加または更新する方法、電話機を更新および削除する方法についても説明します。 |
Part 4 |
ユーザ 複数のユーザを一括して追加、更新、削除する方法を説明します。 |
Part 5 |
電話機とユーザ |
Part 6 |
マネージャとアシスタント Manager Assistant Association を追加、更新、削除する方法を説明します。 |
Part 7 |
ユーザ デバイス プロファイル ユーザ デバイス プロファイルを追加、更新、削除する方法を説明します。 |
Part 8 |
ゲートウェイ Cisco VG200 ゲートウェイとポートを追加、更新、または削除する方法、Cisco Catalyst 6000 アナログ インターフェイス モジュール用の FXS(Foreign Exchange Station)ポートを追加または削除する方法を説明します。また、FXS ポートで使用するための Gateway Directory Number テンプレートを作成する方法も説明します。 |
Part 9 |
Forced Authorization Code と Client Matter Code Client Matter Code と Forced Authorization Code を追加、更新、削除する方法を説明します。 |
Part 10 |
ピックアップ グループ コール ピックアップ グループを追加、更新、削除する方法を説明します。 |
Part 11 |
モビリティ アクセス リスト、リモート接続先、およびリモート接続先プロファイルを挿入、削除、エクスポートする方法を説明します。 |
Part 12 |
リージョン マトリクス リージョン マトリクスを実装および実装解除する方法を説明します。 |
Part 13 |
インポートとエクスポート Cisco Unified Communications Manager データベースを別のサーバに、あるいは変更を加えて同じサーバにインポートまたはエクスポートする方法を説明します。 |
Part 14 |
CUP BAT の[CUP]メニューと、それを使用して CUP ユーザと CUPC ユーザを更新およびエクスポートする方法を説明します。 |
Part 15 |
Cisco Unified Communications Manager Tool for Auto Registered Phones Support(TAPS) Unified CM Auto-Register Phone Tool のインストール方法や設定方法、使用方法を説明します。 |
Part 16 |
ジョブのスケジュール ジョブのスケジュールとアクティブ化の方法を説明します。 |
Part 17 |
BAT および Unified CM Auto-Register Phone Tool のトラブルシューティング バルク トランザクション用のログ ファイルの一般的なシナリオについて説明し、BAT または Unified CM Auto-Register Phone Tool の使用時に表示される可能性がある各種エラーメッセージの説明と解決方法を記述します。 リモート接続先 リモート接続先の詳細を挿入、削除、エクスポートする方法を説明します。 |
Part 18 |
付録 バルク トランザクション用のデバイスやユーザについてテキストベースのファイルを作成する方法を説明します。また、さまざまなシナリオにおけるファイル形式の例も示します。 |
関連マニュアル
Cisco IP テレフォニー関連のアプリケーションと製品の詳細は、次の資料を参照してください。
• Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド
• Cisco Unified Communications Manager システム ガイド
• Cisco Unified Communications Manager リリース ノート
• Cisco Unified Communications Manager インストレーション ガイド
• Cisco Unified Communications Manager Serviceability アドミニストレーション ガイド
• Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド
• Hardware Configuration Guide for the Cisco VG200
• Cisco VG200 ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
• Cisco VG248 Analog Phone Gateway ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
• Cisco Unified IP Phone アドミニストレーション ガイド for Cisco Unified Communications Manager
• Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド
• Cisco Unified Communications Manager トラブルシューティング ガイド
• Cisco Unified Communications Manager Assistant ユーザ ガイド
表記法
このマニュアルは、次の表記法を使用しています。
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太字 |
コマンドおよびキーワードは、 太字 で示しています。 |
イタリック体 |
ユーザが値を指定する引数は、 イタリック体 で示しています。 |
ストリング |
引用符を付けない一組の文字。ストリングの前後には引用符を使用しません。引用符を使用すると、その引用符も含めてストリングとみなされます。 |
screen フォント |
端末セッションおよびシステム情報の表示出力には、screen フォントを使用します。 |
太字の screen フォント |
ユーザが入力しなければならない情報は、太字の screen フォントで示しています。 |
(注)は、次のように表しています。
(注) 「注釈」を表しています。役立つ情報や、このマニュアル以外の参照資料などを紹介しています。
ワンポイント アドバイスは、次のように表しています。
ワンポイント・アドバイス 時間を節約する方法です。ここに紹介している方法で作業を行うと、時間を短縮できます。
ヒントは、次のように表しています。
ヒント 便利なヒントです。
注意は、次のように表しています。
注意 「注意」が必要であることを意味します。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されています。
警告は、次のように表しています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の作業を行うときは、電気回路の危険性および一般的な事故防止対策に十分注意してください。
シスコ製品のセキュリティの概要
シスコでは、オンラインの Security Vulnerability Policy ポータル(英文のみ)を無料で提供しています。URL は次のとおりです。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このサイトは、次の目的に利用できます。
• シスコ製品のセキュリティ脆弱性を報告する。
• シスコ製品に伴うセキュリティ事象についてサポートを受ける。
• シスコからセキュリティ情報を受け取るための登録をする。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告、セキュリティ上の注意事項、およびセキュリティ対策の最新のリストには、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/go/psirt
セキュリティ勧告、セキュリティ上の注意事項、およびセキュリティ対策がアップデートされた時点でリアルタイムに確認する場合は、次の URL から Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)フィードに登録してください。PSIRT RSS フィードへの登録方法については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコ製品のセキュリティ問題の報告
シスコでは、セキュアな製品を提供すべく全力を尽くしています。製品のリリース前には内部でテストを行い、すべての脆弱性を早急に修正するよう努力しています。万一、シスコ製品に脆弱性が見つかった場合は、PSIRT にご連絡ください。
• 緊急の場合 : security-alert@cisco.com (英語のみ)
緊急とは、システムがアクティブな攻撃を受けている場合、または至急の対応を要する重大なセキュリティ上の脆弱性が報告されている場合を指します。これに該当しない場合はすべて、緊急でないと見なされます。
• 緊急でない場合 : psirt@cisco.com (英語のみ)
緊急の場合は、電話で PSIRT に連絡することもできます。
• 1 877 228-7302(英語のみ)
• 1 408 525-6532(英語のみ)
ヒント シスコに機密情報をお送りいただく際には、PGP(Pretty Good Privacy)または GnuPG などの互換製品を使用して、暗号化することをお勧めします。PSIRT は、PGP バージョン 2.x から 9.x を使用して暗号化された情報に対応しています。
無効になった、または有効期限が切れた暗号鍵は、絶対に使用しないでください。PSIRT に連絡する際に使用する正しい公開鍵には、Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary セクションからリンクできます。次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このページ上のリンクからは、現在使用されている最新の PGP 鍵の ID にアクセスできます。
PGP を持っていない、または使用していない場合は、機密情報を送信する前に PSIRT に問い合せ、他のデータ暗号化方法を確認してください。
テクニカル サポート
Cisco Technical Support では、24 時間テクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support Web サイトでは、多数のサポート リソースをオンラインで提供しています。また、シスコと正式なサービス契約を交わしているお客様には、Cisco Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアが電話でのサポートにも対応します。シスコと正式なサービス契約を交わしていない場合は、代理店にお問い合せください。
Cisco Support Web サイト
Cisco Support Web サイトでは、シスコ製品やシスコの技術に関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、オンラインでマニュアルやツールを提供しています。この Web サイトは、24 時間、いつでも利用可能です。URL は次のとおりです。
http://www.cisco.com/en/US/support/index.html
Cisco Support Web サイトのツールにアクセスするには、Cisco.com のユーザ ID とパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ユーザ ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
(注) オンラインまたは電話でサービス リクエストを発行する前に、Cisco Product Identification Tool を使用して製品のシリアル番号を確認してください。Cisco Support Web サイトでこのツールを使用するには、Get Tools & Resources リンクをクリックし、All Tools (A-Z) タブをクリックした後、アルファベット順のリストから Cisco Product Identification Tool を選択します。このツールには、3 つの検索オプションがあります。製品 ID またはモデル名による検索、ツリー表示による検索、show コマンド出力のコピー アンド ペーストによる特定製品の検索です。検索結果では、製品が図示され、シリアル番号ラベルの位置が強調表示されます。ご使用の製品でシリアル番号ラベルを確認し、その情報を記録してからサービス コールをかけてください。
ヒント Cisco.com での表示および検索
ブラウザが Web ページをリフレッシュしていないと思われる場合は、Ctrl キーを押したまま F5 を押すことで強制的にブラウザに Web ページを更新させます。
技術情報を検索する場合は、Cisco.com の Web サイト全体ではなく、技術マニュアルに検索対象を絞り込みます。Cisco.com のホームページで Search ボックスを使用した後、表示されたページで Search ボックスの隣の Advanced Search リンクをクリックし、Technical Support & Documentation オプション ボタンをオンにします。
Cisco.com の Web サイトまたは特定の技術マニュアルに関するフィードバックを送るには、Cisco.com のすべての Web ページの下部にある Contacts & Feedback をクリックします。
サービス リクエストの発行
オンラインの TAC Service Request Tool を使用すると、S3 と S4 のサービス リクエストを短時間でオープンできます(S3:ネットワークに軽微な障害が発生した、S4:製品情報が必要である)。状況を入力すると、その状況を解決するための推奨手段が検索されます。これらの推奨手段で問題を解決できない場合は、シスコのエンジニアが対応します。TAC Service Request Tool には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
S1 または S2 のサービス リクエストの場合、またはインターネットにアクセスできない場合は、Cisco TAC に電話でお問い合せください(S1:ネットワークがダウンした、S2:ネットワークの機能が著しく低下した)。S1 および S2 のサービス リクエストには、シスコのエンジニアがすぐに割り当てられ、業務を円滑に継続できるようサポートします。
Cisco TAC の連絡先については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/techsupport/contacts
サービス リクエストのシビラティの定義
シスコでは、報告されるサービス リクエストを標準化するために、シビラティを定義しています。
シビラティ 1(S1):既存のネットワークが「ダウン」した状態か、業務に致命的な損害が発生した場合。お客様およびシスコが、24 時間体制でこの問題を解決する必要があると判断した場合。
シビラティ 2(S2):既存のネットワーク動作が著しく低下したか、シスコ製品が十分に機能しないため、業務に重大な影響を及ぼした場合。お客様およびシスコが、通常の業務中の全時間を費やして、この問題を解決する必要があると判断した場合。
シビラティ 3(S3):ネットワークの動作パフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用は継続できる場合。お客様およびシスコが、業務時間中にサービスを十分なレベルにまで復旧させる必要があると判断した場合。
シビラティ 4(S4):シスコ製品の機能、インストレーション、コンフィギュレーションについて、情報または支援が必要な場合。業務の運用には、ほとんど影響がありません。
その他の資料および情報の入手方法
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手できます。
• Cisco Online Subscription Center は、シスコのさまざまな E メール ニュースレターやその他の通信に登録できる Web サイトです。プロファイルを作成し、受信を希望する情報を選択してください。Cisco Online Subscription Center には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/offer/subscribe
• 『 Cisco Product Quick Reference Guide 』は手軽でコンパクトな参照ツールです。チャネル パートナー経由で販売される多くのシスコ製品に関する簡単な製品概要、主要な機能、サンプル部品番号、および簡単な技術仕様を記載しています。年 2 回の更新の際には、シスコ チャネル製品の最新情報が収録されます。『 Cisco Product Quick Reference Guide 』の注文方法および詳細については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/guide
• Cisco Marketplace では、シスコの書籍やリファレンス ガイド、マニュアル、ロゴ製品を数多く提供しています。購入を希望される場合は、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• Cisco Press では、ネットワーキング全般、トレーニング、および認定資格に関する書籍を広範囲にわたって出版しています。これらの出版物は、初級者にも上級者にも役立ちます。Cisco Press の最新の出版物やその他の情報を調べるには、次の URL から Cisco Press にアクセスしてください。
http://www.ciscopress.com
• 『 Internet Protocol Journal 』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコが発行する季刊誌です。『 Internet Protocol Journal 』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/ipj
• シスコが提供するネットワーキング製品、および各種のカスタマー サポート サービスは、次の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/products/index.html
• Networking Professionals Connection は対話形式の Web サイトです。このサイトでは、ネットワーキング製品やテクノロジーに関する質問、提案、および情報をネットワーキング担当者がシスコの専門家や他のネットワーキング担当者と共有できます。次の URL にアクセスしてディスカッションに参加してください。
http://www.cisco.com/discuss/networking
• 「What's New in Cisco Documentation」は、シスコ製品の最新のマニュアル リリースに関する情報を提供するオンライン出版物です。このオンライン出版物は毎月更新され、製品カテゴリ別に編成されているため、製品のマニュアルを簡単に検索できます。次の URL で「What's New in Cisco Documentation」の最新リリースを見ることができます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/abtunicd/136957.htm
• シスコは、国際的なレベルのネットワーク関連トレーニングを実施しています。最新情報については、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/learning/index.html