トレースの設定
[Trace Configuration]ウィンドウでは、Cisco Unified CallManager の問題をトラブルシューティングするときにトレースするパラメータを指定できます。トレースする情報のレベル(デバッグ レベル)、トレース対象の情報(トレース フィールド)、およびトレース ファイルに関する情報(サービスごとのファイル数、ファイル サイズなど)を設定できます。1 つのサービスに対してトレースを設定することも、そのサービスに対するトレース設定をクラスタ内のすべてのサーバに適用することもできます。サービスが Cisco CallManager や Cisco CTIManager などのコール処理アプリケーションの場合は、電話機やゲートウェイなどのデバイスに対してトレースを設定できます。たとえば、555 で始まる電話番号をもつ、使用可能なすべての電話機にトレースを絞り込むことができます。
さまざまなサービスのトレース ファイルにどの情報を記録するかを設定した後、Real-Time Monitoring Tool(RTMT)で Trace & Log Central オプションを使用してトレース ファイルを収集することができます。トレースの収集の詳細については、「RTMT のトレース収集とログ集中管理」を参照してください。
(注) トレースを使用可能にするとシステム パフォーマンスが低下します。このため、トラブルシューティングを行う場合にだけトレースを使用可能にしてください。トレースの使用方法については、Cisco TAC にお問い合せください。
この章は、次の項で構成されています。
• 「トレース パラメータの設定」
• 「トレース設定におけるサービスとライブラリ」
• 「デバッグ トレース レベルの設定値」
• 「トレース フィールドの説明」
• 「トレース出力設定値の説明とデフォルト値」
トレース パラメータの設定
ここでは、Cisco CallManager サービスに対してトレース パラメータを設定する方法を説明します。
手順
ステップ 1 [Trace]>[Configuration] を選択します。
[Trace Configuration]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [Server]ドロップダウン リスト ボックスから、トレースを設定する対象のサービスが動作しているサーバを選択します。
ステップ 3 [Service]ドロップダウン リスト ボックスから、トレースを設定する対象のサービスを選択します。
(注) ドロップダウン リスト ボックスに、すべての(アクティブおよび非アクティブの)サービスが表示されます。
選択したサービスのトレース パラメータが表示されます。
(注) このサービスに対してトラブルシューティング トレースを設定した場合、トラブルシューティング トレースが設定されていることを示すメッセージがウィンドウの上部に表示されます。ウィンドウでは、[Trace Output Settings]以外のすべてのフィールドが無効になります。[Trace Output Settings]を設定するには、ステップ 19 に進みます。トラブルシューティング トレースをリセットするには、「Troubleshooting Trace Setting の設定」を参照してください。
ステップ 4 Cisco CallManager または CTIManager サービスに対して SDL トレース パラメータを設定する場合は、[Related Links]ドロップダウン リスト ボックスの横の [Go] ボタンをクリックします。
ステップ 5 [Trace On] チェックボックスをオンにします。
ステップ 6 クラスタ内にあるすべての Cisco Unified CallManager サーバにトレースを適用する場合は、 [Apply to All Nodes] チェックボックスをオンにします。
ステップ 7 SDL トレース パラメータを設定している場合は、ステップ 10 に進みます。それ以外の場合は、ステップ 8 に進みます。
ステップ 8 [Debug Trace Level]ドロップダウン リスト ボックスで、「デバッグ トレース レベルの設定値」の説明に従って、トレースする情報のレベルを選択します。
ステップ 9 選択したサービスの[Trace Fields]チェックボックス(たとえば、[Cisco Unified CallManager Trace Fields])をオンにします。
(注) Cisco CallManager サービスまたは Cisco CTIManager サービスに対してトレースを設定していて、特定の Cisco Unified CallManager デバイスに関するトレース情報が必要な場合は、ステップ 11 に進みます。
ステップ 10 選択したサービスに複数のトレース フィールドが存在する場合は、有効にするトレース フィールドの横のチェックボックスをオンにするか、 [Enable All Trace] チェックボックスをオンにします。トレース フィールドの詳細については、該当する項を参照してください。
• 「Cisco CallManager SDI トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド」
• 「Cisco CTIManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド」
• 「Cisco Extended Functions トレース フィールド」
• 「Cisco Extension Mobility トレース フィールド」
• 「Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド」
• 「Cisco IP Voice Media Streaming Application トレース フィールド」
• 「Cisco RIS Data Collector トレース フィールド」
• 「Cisco TFTP トレース フィールド」
• 「Cisco WebDialer Web サービス トレース フィールド」
ステップ 11 次のいずれかの操作を実行します。
• Cisco CallManager サービスまたは Cisco CTIManager サービスに対してトレースを設定していて、特定の Cisco Unified CallManager デバイスに関するトレース情報が必要な場合は、 [Device Name Based Trace Monitoring] チェックボックスをオンにし、ステップ 12 に進みます。[Device Name Based Trace Monitoring]オプションを選択すると、選択されたデバイスのみがトレースされるので、生成されるトレース ログの数が減少し、コール処理に対する影響が軽減されます。
• Cisco CallManager サービスまたは Cisco CTIManager サービス以外のサービスを設定している場合、または特定のデバイスの情報をトレースしない場合は、ステップ 19 に進みます。
ステップ 12 [Select Devices] ボタンをクリックします。
[Device Selection for Tracing]ウィンドウが表示されます。
ヒント [Cisco Unified CallManagerの管理]ページの[システム]>[エンタープライズパラメータ]を使用して、トレース可能なデバイスの最大数を設定します。[Max Number of Device Level Trace]フィールドに値を入力します。デフォルトは 12 です。詳細については、『Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
ステップ 13 [Find] ドロップダウン リスト ボックスから、トレースする対象のデバイスを選択します。
ステップ 14 トレース対象のデバイスを検索するための適切な検索条件を入力し、 [Find] ボタンをクリックします。
ウィンドウに検索結果が表示されます。
検索結果に続きのページがある場合は、 [First] 、 [Prev] 、 [Next] 、または [Last] ボタンをクリックします。
ステップ 15 デバイス名に基づくトレース モニタリングを行う対象のデバイスの[Trace]チェックボックスをクリックします。
ステップ 16 [Save] ボタンをクリックします。
ステップ 17 更新が完了した後、ブラウザの[Close]ボタンをクリックして[Device Selection for Tracing]ウィンドウを閉じ、[Trace Configuration]ウィンドウに戻ります。
ステップ 18 デバイスに加え、非デバイスにもトレースを適用する場合は、 [Include Non-device Traces] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにした場合は、「デバッグ トレース レベルの設定値」の説明に従って、適切なデバッグ トレース レベルを設定してください。
ステップ 19 トレース ファイルの数とサイズを制限するには、トレース出力設定を指定します。説明とデフォルト値については、 表5-18 を参照してください。
ステップ 20 トレース パラメータの設定を保存するには、 [Save] ボタンをクリックします。
Cisco Messaging Interface を除き、すべてのサービスに対するトレース設定の変更は、即時に有効になります。Cisco Messaging Interface に対するトレース設定の変更は、3 ~ 5 分以内に有効になります。
(注) デフォルトを設定するには、[Set Default]ボタンをクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
トレース設定におけるサービスとライブラリ
表5-1 に、[Trace Configuration]ウィンドウの[Service]ドロップダウン リスト ボックスに表示されるサービスとトレース ライブラリを示します。このリストには、次のサービス グループが含まれています。
• CM Services:CM Services グループのほとんどのサービスでは、サービスのすべてのトレースを有効にするのではなく、特定のコンポーネントのトレースを実行します。特定のコンポーネントのトレースを実行できるサービスについては、「トレース フィールドの説明」を参照してください。
• CTI Services:これらのサービスでは、サービスのすべてのトレースを有効にするのではなく、特定のコンポーネントのトレースを実行できます。
• CDR Services:特定のコンポーネントのトレースを実行するのではなく、各サービスのすべてのトレースを有効にします。
CAR では、ストアド プロシージャを呼び出すレポートが実行される場合、ストアド プロシージャのロギングが開始される前に、[Trace Configuration]ウィンドウで Cisco CAR Scheduler サービスおよび Cisco CAR Web サービスに対して設定されているデバッグ トレース レベルが確認されます。事前生成レポートに対して、CAR は Cisco CAR Scheduler サービスのレベルを確認します。onDemand レポートに対して、CAR は Cisco CAR Web サービスのレベルを確認します。[Debug Trace Level]ドロップダウン リスト ボックスで [Debug] を選択すると、ストアド プロシージャのロギングが有効になり、このドロップダウン リスト ボックスで別のオプションを選択するまでそのロギングが継続されます。次の CAR レポートは、ストアド プロシージャのロギングを使用します。
–Gateway Utilization(ゲートウェイ使用状況)
–Route and Line Group Utilization(ルートおよび回線グループの使用状況)
–Route/Hunt List Utilization(ルート/ハント リストの使用状況)
–Route Pattern/Hunt Pilot Utilization(ルート パターン/ハント パイロットの使用状況)
–Conference Call Details(会議コールの詳細)
–Conference Call Summary(会議コールの要約)
–Conference Bridge Utilization(会議ブリッジの使用状況)
–Voice Messaging Utilization(ボイス メッセージングの使用状況)
–CDR Search(CDR 検索)
• DB Services:DB グループのほとんどのサービスでは、特定のコンポーネントのトレースを有効にするのではなく、サービスまたはライブラリのすべてのトレースを有効にします。
• SOAP Services:特定のコンポーネントのトレースを実行するのではなく、このサービスのすべてのトレースを有効にします。
• Security Services:特定のコンポーネントのトレースを実行するのではなく、各サービスのすべてのトレースを有効にします。
• Directory Services:特定のコンポーネントのトレースを実行するのではなく、このサービスのすべてのトレースを有効にします。
• Backup and Restore Services:特定のコンポーネントのトレースを実行するのではなく、各サービスのすべてのトレースを有効にします。
(注) 表5-1 に示されているサービスの説明については、『Cisco Unified CallManager Serviceability システム ガイド』の「サービスの管理」の章を参照してください。
表5-1 トレース設定におけるサービスとトレース ライブラリ
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Cisco AMC Service |
Platform Services |
-- |
Cisco AXL Web Service |
DB Services |
-- |
Cisco Bulk Provisioning Service |
DB Services |
-- |
Cisco CAR Scheduler |
CDR Services |
-- |
Cisco CAR Web Service |
CDR Services |
-- |
Cisco CallManager DBL Web Library |
DB Services |
[Cisco CCM DBL Web Library]オプションを選択すると、Java アプリケーション用のデータベース アクセスのトレースがアクティブになります。 |
Cisco CallManager NCS Web Library |
Platform Services |
[Cisco CCM NCS Web Library]オプションを選択すると、Java クライアント用のデータベース変更通知のトレースがアクティブになります。 |
Cisco CallManager PD Web Service |
Platform Services |
-- |
Cisco CCMAdmin Web Service |
DB Services |
-- |
Cisco CCMRealm Web Service |
System Services |
このオプションを選択すると、ログイン認証のトレースがアクティブになります。 |
Cisco CCMService Web Service |
System Services |
このオプションでは、Cisco Unified CallManager Web アプリケーション(GUI)のトレースがアクティブになります。 |
Cisco CDR Agent |
CDR Services |
-- |
Cisco CDR Repository Manager |
CDR Services |
-- |
Cisco CTIManager |
CM Services |
-- |
Cisco CTL Provider |
Security Services |
-- |
Cisco CallManager |
CM Services |
-- |
Cisco CallManager Attendant Console Server |
CTI Services |
-- |
Cisco CallManager Cisco IP Phone Services |
CM Services |
CM Services グループのほとんどのサービスでは、サービスのすべてのトレースを有効にするのではなく、特定のコンポーネントのトレースを実行します。特定のコンポーネントのトレースを実行できるサービスについては、「トレース フィールドの説明」を参照してください。 |
Cisco CallManager SNMP Service |
Performance and Monitoring Services |
-- |
Cisco Certificate Authority Proxy Function |
Security Services |
-- |
Cisco DHCP Monitor Service |
CM Services |
-- |
Cisco DRF Local |
Backup and Restore Services |
-- |
Cisco DRF Master |
Backup and Restore Services |
-- |
Cisco Database Layer Monitor |
DB Services |
C++ アプリケーション用のデータベース アクセスの場合は、「Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド」の説明に従って、このトレースをアクティブにします。特定のコンポーネントのトレースを実行できます。 |
Cisco Dialed Number Analyzer |
CM Services |
-- |
Cisco DirSync |
Directory Services |
-- |
Cisco Extended Functions |
CM Services |
-- |
Cisco Extension Mobility |
CM Services |
-- |
Cisco Extension Mobility Application |
CM Services |
-- |
Cisco IP Manager Asst |
CTI Services |
-- |
Cisco IP Voice Media Streaming App |
CM Services |
-- |
Cisco License Manager |
DB Services |
-- |
Cisco Log Partition Monitoring Tool |
Performance and Monitoring Services |
-- |
Cisco Messaging Interface |
CM Services |
-- |
Cisco RIS Data Collector |
Performance and Monitoring Services |
-- |
Cisco RTMT Web Service |
Performance and Monitoring Services |
このオプションを選択すると、RTMT servlet のトレースがアクティブになります。このトレースを実行すると、RTMT クライアント クエリーのサーバ側のログが作成されます。 |
Cisco Role-based Security |
DB Services |
Cisco Unified CallManager をサポートするこのオプションを選択すると、ユーザロール認可のトレースがアクティブになります。 |
Cisco SOAP Web Service |
SOAP Services |
このオプションを選択すると、AXL Serviceability API のトレースがアクティブになります。 |
Cisco TAPS Service |
DB Services |
-- |
Cisco Tftp Service |
CM Services |
-- |
Cisco Trace Collection Service |
CM Services |
-- |
Cisco Web Dialer Web Service |
CTI Services |
-- |
デバッグ トレース レベルの設定値
表5-2 に、サービスのデバッグ トレース レベルの設定値を示します。
表5-2 サービスのデバッグ トレース レベル
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Error |
アラーム状態とイベントをトレースします。異常なパスで生成されたすべてのトレースに使用されます。最小限の CPU サイクルを使用します。 |
Special |
すべてのエラー 状態に加えて、プロセス メッセージとデバイス初期化メッセージをトレースします。 |
State Transition |
すべての Special 状態に加えて、通常の動作時に発生するサブシステムの状態遷移をトレースします。コール処理イベントをトレースします。 |
Significant |
すべての State Transition 状態に加えて、通常の動作中に発生するメディア レイヤ イベントをトレースします。 |
Entry/Exit |
すべての Significant 状態に加えて、ルーチンの Entry Point と Exit Point をトレースします。このトレース レベルを使用しないサービスもあります(たとえば、Cisco CallManager は使用しません)。 |
Arbitrary |
すべての Entry/Exit 状態に加えて、低いレベルのデバッグ情報をトレースします。
(注) Cisco CallManager サービスまたは Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスに対して、通常の動作中にこのトレース レベルを使用しないでください。
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Detailed |
すべての Arbitrary 状態に加えて、詳細なデバッグ情報をトレースします。
(注) Cisco CallManager サービスまたは Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスに対して、通常の動作中にこのトレース レベルを使用しないでください。
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表5-3 に、servlet のデバッグ トレース レベルの設定値を示します。
表5-3 servlet のデバッグ トレース レベル
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Fatal |
アプリケーションの中止の原因となる、非常に重大なエラー イベントをトレースします。 |
Error |
アラーム状態とイベントをトレースします。異常なパスで生成されたすべてのトレースに使用されます。 |
Warn |
潜在的に有害な状況をトレースします。 |
Info |
servlet の問題の大部分をトレースします。システムのパフォーマンスに対する影響は最小限です。 |
Debug |
すべての State Transition 状態に加えて、通常の動作中に発生するメディア レイヤ イベントをトレースします。 すべてのログ記録をオンにするトレース レベルです。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
トレース フィールドの説明
次の項では、指定されたサービスのトレース フィールドについて説明します。
• 「Cisco CallManager SDI トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド」
• 「Cisco CTIManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド」
• 「Cisco Extended Functions トレース フィールド」
• 「Cisco Extension Mobility トレース フィールド」
• 「Cisco IP Voice Media Streaming Application トレース フィールド」
• 「Cisco RIS Data Collector トレース フィールド」
• 「Cisco TFTP トレース フィールド」
• 「Cisco WebDialer Web サービス トレース フィールド」
Cisco CallManager SDI トレース フィールド
表5-4 では、Cisco CallManager SDI トレース フィールドについて説明します。
表5-4 Cisco CallManager SDI トレース フィールド
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Enable H245 Message Trace |
H245 メッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable DT-24+/DE-30+ Trace |
DT-24+/DE-30+ デバイス トレースの ISDN タイプのロギングをアクティブにします。 |
Enable PRI Trace |
一次群速度インターフェイス(PRI)デバイスのトレースをアクティブにします。 |
Enable ISDN Translation Trace |
ISDN メッセージのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable H225 & Gatekeeper Trace |
H.225 デバイスのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable Miscellaneous Trace |
各種デバイスのトレースをアクティブにします。
(注) 通常のシステム操作時には、このチェックボックスをオンにしないでください。
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Enable Conference Bridge Trace |
Conference Bridge のトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable Music on Hold Trace |
Music On Hold(MOH; 保留音)デバイスのトレースをアクティブにします。Cisco Unified CallManager への登録、Cisco Unified CallManager からの登録解除、リソース割り当て処理の成功や失敗など、MOH デバイスの状況のトレースに使用します。 |
Enable Unified CM Real-Time Information Server Trace |
リアルタイム情報サーバが使用する Cisco Unified CallManager リアルタイム情報トレースをアクティブにします。 |
Enable SIP Stack Trace |
SIP スタックのトレースをアクティブにします。 |
Enable Annunciator Trace |
Annunciator のトレースをアクティブにします。Annunciator は、Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスを使用する SCCP デバイスです。これを使用すると、Cisco Unified IP Phone、ゲートウェイ、その他の設定可能なデバイスなどに対する、あらかじめ録音されたアナウンス(.wav ファイル)およびトーンを Cisco Unified CallManager で再生できます。 |
Enable CDR Trace |
CDR のトレースをアクティブにします。 |
Enable Analog Trunk Trace |
Analog Trunk(AT; アナログ トランク)ゲートウェイすべてのトレースをアクティブにします。 |
Enable All Phone Device Trace |
電話機のトレースをアクティブにします。トレース情報には SoftPhone デバイスが含まれます。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable MTP Trace |
Media Termination Point(MTP; メディア終端点)デバイスのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable All Gateway Trace |
アナログおよびデジタルのゲートウェイすべてのトレースをアクティブにします。 |
Enable Forward and Miscellaneous Trace |
コール転送、および他のチェックボックスに含まれないすべてのサブシステムのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable MGCP Trace |
Media Gateway Control Protocol(MGCP)デバイスのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable Media Resource Manager Trace |
Media Resource Manager(MRM)のアクティビティのトレースをアクティブにします。 |
Enable SIP Call Processing Trace |
SIP コール処理のトレースをアクティブにします。 |
Enable Keep Alive Trace |
Cisco CallManager トレースで、キープアライブ トレース情報のトレースをアクティブにします。各 SCCP デバイスはキープアライブ メッセージを 30 秒ごとにレポートし、各キープアライブ メッセージは 3 行のトレース データを作成するので、このチェックボックスをオンにすると、大量のトレース データがシステムによって生成されます。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco CallManager SDL トレース フィールド
表5-5 では、Cisco CallManager SDL トレース フィルタの設定値について説明します。 表5-6 では、Cisco CallManager SDL 設定の特性について説明します。
(注) シスコのエンジニアから特別の指示がない限り、デフォルトを使用することをお勧めします。
表5-5 Cisco CallManager SDL 設定のトレース フィルタ設定値
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Enable all Layer 1 traces. |
レイヤ 1 のトレースをアクティブにします。 |
Enable detailed Layer 1 traces. |
詳細なレイヤ 1 のトレースをアクティブにします。 |
Enable all Layer 2 traces. |
レイヤ 2 のトレースをアクティブにします。 |
Enable Layer 2 interface trace. |
レイヤ 2 インターフェイスのトレースをアクティブにします。 |
Enable Layer 2 TCP trace. |
レイヤ 2 Transmission Control Program(TCP)トレースをアクティブにします。 |
Enable detailed dump Layer 2 trace. |
ダンプ レイヤ 2 の詳細トレースをアクティブにします。 |
Enable all Layer 3 traces. |
レイヤ 3 のトレースをアクティブにします。 |
Enable all call control traces. |
コール制御のトレースをアクティブにします。 |
Enable miscellaneous polls trace. |
各種ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable miscellaneous trace (database signals). |
データベース信号などの各種トレースをアクティブにします。 |
Enable message translation signals trace. |
メッセージ変換信号のトレースをアクティブにします。 |
Enable UUIE output trace. |
user-to-user informational element(UUIE)出力のトレースをアクティブにします。 |
Enable gateway signals trace. |
ゲートウェイ信号のトレースをアクティブにします。 |
Enable CTI trace. |
CTI トレースをアクティブにします。 |
Enable network service data trace |
ネットワーク サービス データのトレースをアクティブにします。 |
Enable network service event trace |
ネットワーク サービス イベントのトレースをアクティブにします。 |
Enable ICCP admin trace |
ICCP 管理のトレースをアクティブにします。 |
Enable default trace |
デフォルト トレースをアクティブにします。 |
表5-6 Cisco CallManager SDL 設定のトレースの特性
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Enable SDL link states trace. |
Intracluster Communication Protocol(ICCP; クラスタ内通信プロトコル)リンク状態のトレースをアクティブにします。 |
Enable low-level SDL trace. |
低レベル SDL のトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link poll trace. |
ICCP リンク ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link messages trace. |
ICCP の生のメッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable signal data dump trace. |
信号データ ダンプのトレースをアクティブにします。 |
Enable correlation tag mapping trace. |
相関タグ マッピングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL process states trace. |
SDL プロセス状態のトレースをアクティブにします。 |
Disable pretty print of SDL trace. |
SDL の Pretty Print のトレースを使用不可にします。Pretty Print は、後処理を実行せずにトレース ファイル内のタブとスペースを追加します。 |
Enable SDL TCP event trace. |
SDL TCP イベントのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド
表5-7 では、Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールドについて説明します。
表5-7 Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド
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Enable low level trace |
低レベルのトレースをアクティブにします。 |
Enable high level trace |
高レベルのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco CTIManager SDL トレース フィールド
表5-8 では、Cisco CTIManager SDL 設定のトレース フィルタの設定値について説明します。 表5-9 では、Cisco CTIManager SDL 設定の特性について説明します。
(注) シスコのエンジニアから特別の指示がない限り、デフォルトを使用することをお勧めします。
表5-8 Cisco CTIManager SDL 設定のトレース フィルタ設定値
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Enable miscellaneous polls trace. |
各種ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable miscellaneous trace (database signals). |
データベース信号などの各種トレースをアクティブにします。 |
Enable CTI trace. |
CTI トレースをアクティブにします。 |
Enable Network Service Data Trace |
ネットワーク サービス データのトレースをアクティブにします。 |
Enable Network Service Event Trace |
ネットワーク サービス イベントのトレースをアクティブにします。 |
Enable ICCP Admin Trace |
ICCP 管理のトレースをアクティブにします。 |
Enable Default Trace |
デフォルト トレースをアクティブにします。 |
表5-9 Cisco CTIManager SDL 設定のトレースの特性
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Enable SDL link states trace. |
ICCP リンク状態のトレースをアクティブにします。 |
Enable low-level SDL trace. |
低レベル SDL のトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link poll trace. |
ICCP リンク ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link messages trace. |
ICCP の生のメッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable signal data dump trace. |
信号データ ダンプのトレースをアクティブにします。 |
Enable correlation tag mapping trace. |
相関タグ マッピングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL process states trace. |
SDL プロセス状態のトレースをアクティブにします。 |
Disable pretty print of SDL trace. |
SDL の Pretty Print のトレースを使用不可にします。Pretty Print は、後処理を実行せずにトレース ファイル内のタブとスペースを追加します。 |
Enable SDL TCP Event trace |
SDL TCP イベントのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド
表5-10 では、Cisco Database Layer Monitor トレース フィールドについて説明します。
表5-10 Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド
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Enable DB Library Trace |
データベース ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable Service Trace |
サービスのトレースをアクティブにします。 |
Enable DB Change Notification Trace |
データベース変更通知のトレースをアクティブにします。 |
Enable Unit Test Trace |
このチェックボックスはオンにしません。シスコのエンジニアがデバッグ用に使用します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Extended Functions トレース フィールド
表5-11 では、Cisco Extended Functions トレース フィールドについて説明します。
表5-11 Cisco Extended Functions トレース フィールド
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Enable QBE Helper TSP Trace |
テレフォニー サービス プロバイダーのトレースをアクティブにします。 |
Enable QBE Helper TSPI Trace |
QBE Helper TSP インターフェイスのトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Dictionary Trace |
Quality Report Tool サービス ディクショナリのトレースをアクティブにします。 |
Enable DOM Helper Traces |
DOM へルパーのトレースをアクティブにします。 |
Enable Redundancy and Change Notification Trace |
データベース変更通知のトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Report Handler Trace |
Quality Report Tool レポート ハンドラのトレースをアクティブにします。 |
Enable QBE Helper CTI Trace |
QBE ヘルパー CTI のトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Service Trace |
Quality Report Tool サービス関連のトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT DB Traces |
QRT DB アクセスのトレースをアクティブにします。 |
Enable Template Map Traces |
標準テンプレート マップおよびマルチマップのトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Event Handler Trace |
Quality Report Tool イベント ハンドラのトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Real-Time Information Server Trace |
Quality Report Tool のリアルタイム情報サーバのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Extension Mobility トレース フィールド
表5-12 では、Cisco Extension Mobility トレース フィールドについて説明します。
表5-12 Cisco Extension Mobility トレース フィールド
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Enable EM Service Trace |
Extension Mobility サービスのトレースをアクティブにします。 |
Enable EM Application Trace |
Extension Mobility サービスのアプリケーション トレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド
表5-13 では、Cisco IP Manager Assistant トレース フィールドについて説明します。
表5-13 Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド
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Enable IPMA Service Trace |
Cisco IP Manager Assistant サービスのトレースをアクティブにします。 |
Enable IPMA Manager Configuration Change Log |
マネージャとアシスタントの設定に対する変更のトレースをアクティブにします。 |
Enable IPMA CTI Trace |
CTI Manager 接続のトレースをアクティブにします。 |
Enable IPMA CTI Security Trace |
CTIManager への安全な接続のトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco IP Voice Media Streaming Application トレース フィールド
表5-14 では、Cisco IP Voice Media Streaming Application トレース フィールドについて説明します。
表5-14 Cisco IP Voice Media Streaming Application トレース フィールド
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Enable Service Initialization Trace |
初期化情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable MTP Device Trace |
MTP に関する処理済みメッセージをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Device Recovery Trace |
MTP、Conference Bridge、および MOH のデバイス回復関連情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable Skinny Station Messages Trace |
Skinny Station Protocol のトレースをアクティブにします。 |
Enable WinSock Level 2 Trace |
高レベルの詳細な WinSock 関連情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable Music On Hold Manager Trace |
MOH オーディオ ソース マネージャをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Annunciator Trace |
Annunciator をモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable DB Setup Manager Trace |
データベースのセットアップ、および MTP、Conference Bridge、MOH の変更をモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Conference Bridge Device Trace |
Conference Bridge に関する処理済みメッセージをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Device Driver Trace |
デバイス ドライバのトレースをアクティブにします。 |
Enable WinSock Level 1 Trace |
低レベルの一般的な WinSock 関連情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable Music on Hold Device Trace |
MOH に関する処理済みメッセージをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable TFTP Downloads Trace |
MOH オーディオ ソース ファイルのダウンロードをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco RIS Data Collector トレース フィールド
表5-15 では、Cisco RIS Data Collector トレース フィールドについて説明します。
表5-15 Cisco RIS Data Collector トレース フィールド
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Enable RISDC Trace |
RIS データ コレクタ サービス(RIS)の RISDC スレッドのトレースをアクティブにします。 |
Enable System Access Trace |
RIS データ コレクタにあるシステム アクセス ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable Link Services Trace |
RIS データ コレクタにあるリンク サービス ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable RISDC Access Trace |
RIS データ コレクタにある RISDC アクセス ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable RISDB Trace |
RIS データ コレクタにある RISDB ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable PI Trace |
RIS データ コレクタにある PI ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable XML Trace |
RIS データ コレクタ サービスの入出力 XML メッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable Perfmon Logger Trace |
RIS データ コレクタにある、トラブルシューティング用の perfmon データ ロギングのトレースをアクティブにします。ログ ファイル名、ロギングされたカウンタの合計数、Cisco Unified CallManager やシステムのカウンタとインスタンスの名前、プロセスとスレッド CPU 使用率、およびログ ファイル ロールオーバーと削除の発生回数のトレースに使用します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco TFTP トレース フィールド
表5-16 では、Cisco TFTP トレース フィールドについて説明します。
表5-16 Cisco TFTP トレース フィールド
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Enable Service System Trace |
サービス システムのトレースをアクティブにします。 |
Enable Build File Trace |
ファイルの作成に関するトレースをアクティブにします。 |
Enable Serve File Trace |
ファイルの提供に関するトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco WebDialer Web サービス トレース フィールド
表5-17 では、Cisco WebDialer トレース フィールドについて説明します。
表5-17 Cisco WebDialer Web サービス トレース フィールド
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Enable WebDialer Servlet Trace |
Cisco WebDialer servlet のトレースをアクティブにします。 |
Enable Redirector Servlet Trace |
Redirector servlet のトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
トレース出力設定値の説明とデフォルト値
表5-18 に、トレース ログ ファイルの説明とデフォルト値を示します。
注意 Maximum No. of Files または Maximum File Size のいずれかのパラメータを変更すると、サービスが実行中の場合は、現在のファイルを除くすべてのサービス ログ ファイルが削除され、サービスがアクティブにされていない場合は、サービスが最初にアクティブにされたときにファイルが削除されます。ログ ファイルの記録を保存する場合は、必ず Maximum No. of Files パラメータまたは Maximum File Size パラメータを変更する前に、サービス ログ ファイルをダウンロードして別のサーバに保存してください。
表5-18 トレース出力設定値
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Maximum number of files |
このフィールドには、特定のサービスに対するトレース ファイルの合計数を指定します。Cisco Unified CallManager は、各ファイルを識別するために、ファイル名にシーケンス番号を自動的に追加します(例:ccm299.txt)。シーケンスの最後のファイルが満杯になると、トレース データは最初のファイルに上書きされます。デフォルト値は、サービスによって異なります。 |
Maximum file size (MB) |
このフィールドには、トレース ファイルの最大サイズを MB 単位で指定します。デフォルト値は、サービスによって異なります。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。