LDAP ディレクトリの設定
ディレクトリの設定は、次の 3 つの関連ウィンドウで行います。
• LDAP System
• LDAP Directory
• LDAP Authentication
LDAP Directory の情報と LDAP Authentication の設定値を変更できるのは、お客様の LDAP ディレクトリからの同期化が Cisco CallManager Administration の LDAP System ウィンドウで使用可能にされている場合のみです。
LDAP ディレクトリの情報を設定するには、次のトピックを参照してください。
• 「LDAP ディレクトリの検索」
• 「LDAP ディレクトリの設定」
• 「関連項目」
• 「LDAP ディレクトリの削除」
詳細については、「関連項目」を参照してください。
LDAP ディレクトリの検索
LDAP ディレクトリの設定を見つける手順は、次のとおりです。
(注) Cisco CallManager Administration では、ブラウザ セッションでの作業中は、LDAP ディレクトリの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、LDAP ディレクトリの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 System > LDAP > LDAP Directory の順に選択します。
Find and List LDAP Directories ウィンドウが表示されます。2 つのドロップダウン リスト ボックスを使用して、LDAP ディレクトリを検索します。
ステップ 2 最初の Find LDAP Directory where ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
• LDAP Configuration Name
• LDAP Manager Distinguished Name
• LDAP User Search Base
2 番目の Find LDAP Directory where ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
• begins with(前方一致)
• contains(中間一致)
• is exactly(完全一致)
• ends with(後方一致)
• is empty(空白)
• is not empty(非空白)
ステップ 3 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。また、ページごとに表示する項目の数も指定できます。
ヒント データベースに登録されている LDAP ディレクトリをすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。
検出された LDAP ディレクトリのリストが、次の項目別に表示されます。
• LDAP Configuration Name
• LDAP Manager Distinguished Name
• LDAP User Search Base
ステップ 4 レコードのリストから、検索条件と一致する LDAP ディレクトリ名をクリックします。
選択した LDAP ディレクトリがウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
LDAP ディレクトリの設定
Cisco CallManager データベースとのユーザ データ同期化に使用する LDAP ディレクトリの情報を追加または更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 System > LDAP > LDAP Directory の順に選択します。
Find and List LDAP Directories ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次の作業のいずれかを実行します。
• LDAP ディレクトリに関する新しい情報を追加するには、対象となるディレクトリを見つけて(「LDAP ディレクトリの検索」を参照)、 Add New ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• LDAP ディレクトリに関する既存の情報を更新するには、対象となるディレクトリを見つけて(「LDAP ディレクトリの検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表13-1 を参照)。
ステップ 4 Save をクリックします。
新しい LDAP ディレクトリが Cisco CallManager データベースに追加されます。または、既存のディレクトリが更新されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
LDAP ディレクトリの設定値
表13-1 では、LDAP ディレクトリの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表13-1 LDAP ディレクトリの設定値
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LDAP Configuration Name |
LDAP ディレクトリの固有の名前を入力します(40 文字まで)。 |
LDAP Manager Distinguished Name |
LDAP Manager のユーザ ID を入力します(128 文字まで)。このユーザは、当該 LDAP ディレクトリへのアクセス権を持つ管理ユーザです。 |
LDAP Password |
LDAP Manager のパスワードを入力します(128 文字まで)。 |
Confirm Password |
LDAP Password フィールドに入力したパスワードをもう一度入力します。 |
LDAP User Search Base |
すべての LDAP ユーザが存在するロケーションを入力します(256 文字まで)。このロケーションは、コンテナまたはディレクトリです。この情報は、お客様側の構成によって異なります。 |
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Perform Sync Just Once |
この LDAP ディレクトリに含まれているデータを Cisco CallManager データベースのデータと 1 回のみ同期する場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
Perform a Re-sync Every |
この LDAP ディレクトリに含まれているデータを Cisco CallManager データベースのデータと定期的に同期する場合は、これらのフィールドを使用します。 左側のフィールドには、数値を入力します。ドロップダウン リスト ボックスでは、次のいずれかの値を選択します。 • hours • days • weeks • months
(注) このフィールドがアクティブになるのは、Perform Sync Just Once チェックボックスをオフにした場合のみです。
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Next Re-sync Time (YYYY-MM-DD hh:mm) |
Cisco CallManager ディレクトリのデータをこの LDAP ディレクトリと次回に同期する時刻を指定します。時刻は 24 時間制で指定してください。たとえば、午後 1 時は 13:00 です。 |
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User ID |
sAMAccountName |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 |
Middle Name |
(ドロップダウン リスト ボックス) |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 LDAP User フィールドについては、次のいずれかの値を選択してください。 • middleName • initials |
Manager ID |
manager |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 |
Phone Number |
(ドロップダウン リスト ボックス) |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 LDAP User フィールドについては、次のいずれかの値を選択してください。 • telephoneNumber • ipPhone |
First Name |
givenName |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 |
Last Name |
sn |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 |
Department |
department |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 |
Mail ID |
(ドロップダウン リスト ボックス) |
これらのフィールドでは、左側のフィールドに指定した Cisco CallManager データが、右側のフィールドに指定した LDAP ユーザ データと同期されます。 LDAP User フィールドについては、次のいずれかの値を選択してください。 • mail • sAMAccountName |
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Host Name or IP Address for Server |
この LDAP ディレクトリのデータが配置されているサーバのホスト名または IP アドレスを入力します。 |
LDAP Port |
企業ディレクトリが LDAP 要求を受信するポートの番号を入力します。 Microsoft Active Directory および Netscape Directory のデフォルト LDAP ポートは、389 です。Secure Sockets Layer(SSL)のデフォルト LDAP ポートは、636 です。
(注) このフィールドにアクセスできるのは、エンド ユーザの LDAP 認証が使用可能になっている場合のみです。
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Use SSL |
セキュリティのために Secure Sockets Layer(SSL)暗号化を使用するには、このチェックボックスをオンにします。
(注) このフィールドにアクセスできるのは、エンド ユーザの LDAP 認証が使用可能になっている場合のみです。
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Add Another Redundant LDAP Server |
行を追加して、この他のサーバに関する情報を入力できるようにするには、このボタンをクリックします。 |
LDAP ディレクトリの削除
Cisco CallManager Administration で LDAP ディレクトリを削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
LDAP ディレクトリを削除すると、Cisco CallManager はそのディレクトリに関する情報をデータベースから削除します。
(注) 該当する LDAP ディレクトリの横にあるチェックボックスをオンにして Delete Selected をクリックすると、Find and List LDAP directories ウィンドウから複数の LDAP ディレクトリを削除できます。Select All をクリックして Delete Selected をクリックすると、ウィンドウ内のすべての LDAP ディレクトリを削除できます。
手順
ステップ 1 「LDAP ディレクトリの検索」の手順を使用して、削除する LDAP ディレクトリを検索します。
ステップ 2 削除する LDAP ディレクトリの名前をクリックします。
選択した LDAP ディレクトリが表示されます。
ステップ 3 Delete をクリックします。
削除の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4 OK をクリックします。
ウィンドウの表示が更新され、LDAP ディレクトリがデータベースから削除されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。