Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド Release 5.0(1)

アプリケーション ユーザの設定

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Cisco CallManager Administration の Application User Configuration ウィンドウを使用すると、システム管理者は、Cisco CallManager アプリケーション ユーザに関する情報を追加、検索、表示、および保持することができます。

次のトピックでは、アプリケーション ユーザ情報の管理について説明します。

• 「アプリケーション ユーザの検索」

• 「アプリケーション ユーザの追加」

• 「アプリケーション ユーザの設定値」

• 「アプリケーション ユーザのパスワードの変更」

• 「アプリケーション ユーザのアプリケーション プロファイルの設定」

• 「アプリケーション ユーザとデバイスとの関連付け」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「アプリケーション ユーザとエンド ユーザ」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「アプリケーション ユーザとエンド ユーザの設定チェックリストの管理」

追加情報

「関連項目」を参照してください。

アプリケーション ユーザの検索

ネットワーク内には複数のアプリケーション ユーザが存在することがあるので、Cisco CallManager では、固有の基準を指定して、特定のアプリケーション ユーザを見つけることができます。アプリケーション ユーザを見つける手順は、次のとおりです。

（注） Cisco CallManager Administration では、ブラウザ セッションでの作業中は、アプリケーション ユーザの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、アプリケーション ユーザの検索設定は保持されます。

手順

ステップ 1 User Management > Application User の順に選択します。

Find and List Application Users ウィンドウが表示されます。2 つのドロップダウン リスト ボックスを使用して、アプリケーション ユーザを検索します。

ステップ 2 最初の Find application user where ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準を選択します。

• User ID

2 番目の Find application user where ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。

• begins with（前方一致）

• contains（中間一致）

• is exactly（完全一致）

• ends with（後方一致）

• is empty（空白）

• is not empty（非空白）

ステップ 3 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。また、ページごとに表示する項目の数も指定できます。

ヒント データベースに登録されているアプリケーション ユーザをすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。

検出されたアプリケーション ユーザのリストが、次の項目別に表示されます。

• User ID

（注） 該当するアプリケーション ユーザの横にあるチェックボックスをオンにして、Delete Selected をクリックすると、Find and List application users ウィンドウから複数のアプリケーション ユーザを削除できます。Select All をクリックして Delete Selected をクリックすると、ウィンドウ内のすべてのアプリケーション ユーザ（デフォルトのアプリケーション ユーザを除く）を削除できます。

ステップ 4 レコードのリストから、検索条件と一致するアプリケーション ユーザ名をクリックします。

選択したアプリケーション ユーザがウィンドウに表示されます。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

アプリケーション ユーザの追加

ユーザを追加する手順は、次のとおりです。

（注） Cisco Unity Administrator または Cisco Unity Connection Administrator のアプリケーション ユーザを追加する場合は、Cisco Unity Administration および Cisco Unity Connection Administration で定義したものと同じユーザ名とパスワードを使用する必要があります。『Cisco CallManager 5.0 Integration Guide for Cisco Unity 4.0』または『Cisco CallManager 5.0 SCCP Integration Guide for Cisco Unity Connection 2.1』を参照してください。このユーザ ID によって、Cisco Unity または Cisco Unity Connection と Cisco CallManager Administration の間の認証が可能になります。

手順

ステップ 1 User Management > Application User の順に選択します。

Find and List Application Users ウィンドウが表示されます。2 つのドロップダウン リスト ボックスを使用して、アプリケーション ユーザを検索します。

ステップ 2 Add New をクリックします。

Application User Configuration ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 適切な設定値を入力します（表86-1 を参照）。

ステップ 4 ユーザ情報の入力を完了したら、 Save をクリックし、変更内容を保存してユーザを追加します。

次の手順

このアプリケーション ユーザにデバイスを関連付ける場合は、後述の「アプリケーション ユーザとデバイスとの関連付け」の手順に進みます。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

アプリケーション ユーザの設定値

表86-1 では、アプリケーション ユーザの設定値について説明します。関連手順については、「関連項目」を参照してください。

表86-1 アプリケーション ユーザの設定値

フィールド	説明
アプリケーション ユーザ情報
User ID	アプリケーション ユーザの識別名を入力します。Cisco CallManager では、ユーザ ID の作成後の変更はできません。特殊文字（ダッシュ（-）、下線（_）、“”）およびブランクを使用できます。
Password	アプリケーション ユーザ パスワードとなる 5 文字以上の英数字または特殊文字を入力します。
Confirm Password	ユーザ パスワードをもう一度入力します。
Digest Credentials	ダイジェスト認証中に Cisco CallManager が UAS として機能する場合、このフィールドに指定するダイジェスト資格情報が認証確認に使用されます。一連の英数字を入力します。 ダイジェスト認証については、『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
Confirm Digest Credentials	ダイジェスト資格情報を正しく入力したことを確認するために、このフィールドにその資格情報を入力します。
Presence Group	このフィールドには、プレゼンス機能を設定します。 （注） このアプリケーション ユーザをプレゼンスで使用しない場合は、プレゼンス グループをデフォルト（None）設定のままにします。 ドロップダウン リスト ボックスから、アプリケーション ユーザ用のプレゼンス グループを選択します。選択したグループによって、アプリケーション ユーザ（IPMASysUser など）が監視できる対象が指定されます。 インストール時に、標準のプレゼンス グループが設定されます。Cisco CallManager Administration で設定されたプレゼンス グループもドロップダウン リスト ボックスに表示されます。 プレゼンス認可は、プレゼンス グループと連携して、グループ間のプレゼンス要求を許可またはブロックします。グループ間で権限を設定する方法については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「プレゼンス」の章を参照してください。
Accept Presence Subscription	このフィールドには、プレゼンス認可用のプレゼンス機能を設定します。 トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で、アプリケーションレベルの認可を使用可能にした場合は、Cisco CallManager がアプリケーションレベルの認可を行います。 Cisco CallManager がこの SIP トランク アプリケーション ユーザからのプレゼンス要求を受け入れることができるようにするには、このチェックボックスをオンにします。 Application User Configuration ウィンドウでこのチェックボックスをオンにしたが、トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で Enable Application Level Authorization チェックボックスをオンにしていない場合は、Cisco CallManager によって、トランクに接続されている SIP ユーザ エージェントに 403 エラー メッセージが送信されます。 認可の詳細については、『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』の「プレゼンス」の章を参照してください。
Accept Out-of-Dialog Refer	トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で、アプリケーションレベルの認可を使用可能にした場合は、Cisco CallManager がアプリケーションレベルの認可を行います。 Cisco CallManager がこの SIP トランク アプリケーション ユーザからの Out-of-Dialog REFER 要求を受け入れることができるようにするには、このチェックボックスをオンにします。たとえば、SIP で開始される転送機能や他の高度な転送関連機能を使用するには、Cisco CallManager がこのアプリケーション ユーザの着信 Out-of-Dialog REFER 要求を受け入れることができるようにする必要があります。 Application User Configuration ウィンドウでこのチェックボックスをオンにしたが、トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で Enable Application Level Authorization チェックボックスをオンにしていない場合は、Cisco CallManager によって、トランクに接続されている SIP ユーザ エージェントに 403 エラー メッセージが送信されます。 認可の詳細については、『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
Accept Unsolicited Notification	トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で、アプリケーションレベルの認可を使用可能にした場合は、Cisco CallManager がアプリケーションレベルの認可を行います。 Cisco CallManager がこの SIP トランク アプリケーション ユーザからの任意通知を受け入れることができるようにするには、このチェックボックスをオンにします。たとえば、MWI サポートを提供するには、Cisco CallManager がこのアプリケーション ユーザの着信任意通知を受け入れることができるようにする必要があります。 Application User Configuration ウィンドウでこのチェックボックスをオンにしたが、トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で Enable Application Level Authorization チェックボックスをオンにしていない場合は、Cisco CallManager によって、トランクに接続されている SIP ユーザ エージェントに 403 エラー メッセージが送信されます。 認可の詳細については、『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
Accept Header Replacement	トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で、アプリケーションレベルの認可を使用可能にした場合は、Cisco CallManager がアプリケーションレベルの認可を行います。 Cisco CallManager がこの SIP トランク アプリケーション ユーザからのメッセージのヘッダー置換を受け入れることができるようにするには、このチェックボックスをオンにします。たとえば、SIP トランク上の外部コールを、在席転送の場合と同様に、外部のデバイスまたは相手に転送するには、このアプリケーション ユーザの REFER および INVITE 内に Replaces ヘッダーを含む SIP 要求を Cisco CallManager が受け入れることができるようにする必要があります。 Application User Configuration ウィンドウでこのチェックボックスをオンにしたが、トランクに適用される SIP トランク セキュリティ プロファイル設定で Enable Application Level Authorization チェックボックスをオンにしていない場合は、Cisco CallManager によって、トランクに接続されている SIP ユーザ エージェントに 403 エラー メッセージが送信されます。 認可の詳細については、『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
CAPF 情報
Associated CAPF Profiles	ユーザのアプリケーション ユーザ CAPF プロファイルを設定した場合は、Associated CAPF Profile ペインに、アプリケーション ユーザ CAPF プロファイルのインスタンス ID が表示されます。プロファイルを編集するには、インスタンス ID をクリックし、 Edit Profile をクリックします。Application User CAPF Profile Configuration ウィンドウが表示されます。 アプリケーション ユーザ CAPF プロファイルを設定する方法については、『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
デバイス情報
Available Devices	このリスト ボックスには、このアプリケーション ユーザとのアソシエーションに使用できるデバイスが表示されます。 デバイスをこのアプリケーション ユーザに関連付けるには、デバイスを選択し、このリスト ボックスの下にある下矢印をクリックします。 このアプリケーション ユーザに関連付けるデバイスがこのペインに表示されない場合は、次のボタンのいずれかをクリックして、他のデバイスを検索します。 • Find more Phones ：このアプリケーション ユーザに関連付ける他の電話機を検索する場合は、このボタンをクリックします。電話機を検索するための Find and List Phones ウィンドウが表示されます。 • Find more Route Points ：このアプリケーション ユーザに関連付ける他のルート ポイントを検索する場合は、このボタンをクリックします。CTI ルート ポイントを検索するための Find and List CTI Route Points ウィンドウが表示されます。 • Find more Pilot Points ：このアプリケーション ユーザに関連付ける他のパイロット ポイントを検索する場合は、このボタンをクリックします。パイロット ポイントを検索するための Find and List Pilot Points ウィンドウが表示されます。
権限情報
Groups	このリスト ボックスは、アプリケーション ユーザが追加された後に表示されます。このリスト ボックスには、アプリケーション ユーザが属するグループが表示されます。
Roles	このリスト ボックスは、アプリケーション ユーザが追加された後に表示されます。このリスト ボックスには、アプリケーション ユーザに割り当てられているロールが表示されます。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

アプリケーション ユーザのパスワードの変更

アプリケーション ユーザのパスワードを変更する手順は、次のとおりです。

手順

ステップ 1 「アプリケーション ユーザの検索」の手順を使用して、パスワードを変更するアプリケーション ユーザを見つけます。

Application User Configuration ウィンドウが表示され、選択したアプリケーション ユーザの情報が示されます。

ステップ 2 Password フィールドで、暗号化されている既存のパスワードをダブルクリックし、新しいパスワードを入力します。

ステップ 3 Confirm Password フィールドで、暗号化されている既存のパスワードをダブルクリックし、新しいパスワードをもう一度入力します。

ステップ 4 Save をクリックします。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

アプリケーション ユーザのアプリケーション プロファイルの設定

新しいアプリケーション ユーザの追加後、各アプリケーションのプロファイルを設定できます。各アプリケーション ユーザはこれらのプロファイルを使用して、電話機の機能、Cisco IPMA、Cisco CallManager エクステンション モビリティ、自動アテンダント、および Cisco IP SoftPhone の機能を個別に設定することができます。

始める前に

アプリケーション ユーザがデータベース内で設定されていることを確認します。詳細については、「アプリケーション ユーザの検索」を参照してください。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

アプリケーション ユーザとデバイスとの関連付け

アプリケーション ユーザにデバイスを関連付け、アプリケーション ユーザがそのデバイスのコントロール権を持つようにすることができます。電話機などの一部のデバイスは、アプリケーション ユーザが制御できます。CTI ポートなどのその他のデバイスは、ユーザとして指定されるアプリケーションによって制御できます。アプリケーション ユーザが電話機のコントロール権を持つ場合、その電話機の特定の設定値（たとえば、短縮ダイヤルや自動転送）を制御できます。

始める前に

アプリケーション ユーザにデバイスを割り当てるには、そのユーザの Application User Configuration ウィンドウにアクセスする必要があります。既存のアプリケーション ユーザを見つける方法については、「アプリケーション ユーザの検索」を参照してください。Application User Configuration ウィンドウが表示された後で、デバイスを割り当てる手順は、次のとおりです。

手順

ステップ 1 Available Devices リスト ボックスで、アプリケーション ユーザに関連付けるデバイスを選択し、リスト ボックスの下にある下矢印をクリックします。

ステップ 2 使用可能なデバイスのリストを制限するには、 Find more Phones ボタン、 Find more Route Points ボタン、または Find more Pilot Points ボタンをクリックします。

• Find more Phones ボタンをクリックすると、Find and List Phones ウィンドウが表示されます。検索を実行して、このアプリケーション ユーザに関連付ける電話機を見つけます。

• Find more Route Points ボタンをクリックすると、Find and List CTI Route Points ウィンドウが表示されます。検索を実行して、このアプリケーション ユーザに関連付ける CTI ルート ポイントを見つけます。

• Find more Pilot Points ボタンをクリックすると、Find and List Pilot Points ウィンドウが表示されます。検索を実行して、このアプリケーション ユーザに関連付けるパイロット ポイントを見つけます。

ステップ 3 アプリケーション ユーザに割り当てるデバイスごとに、以上のステップを繰り返します。

ステップ 4 割り当てを完了したら、 Save をクリックして、アプリケーション ユーザにデバイスを割り当てます。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

関連項目

• 「アプリケーション ユーザの検索」

• 「アプリケーション ユーザの追加」

• 「アプリケーション ユーザの設定値」

• 「アプリケーション ユーザのパスワードの変更」

• 「アプリケーション ユーザのアプリケーション プロファイルの設定」

• 「アプリケーション ユーザとデバイスとの関連付け」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「デバイスの関連付け」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「アプリケーション ユーザとエンド ユーザ」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「アプリケーション ユーザとエンド ユーザの設定チェックリストの管理」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Cisco Unity メッセージングの統合」

• 「LDAP システムの設定」

• 「電話番号の設定」

• 「CTI ルート ポイントの設定」

• 「Cisco IP Phone の設定」

• 「ロールの設定」

• 「ユーザ グループの設定」

• 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「Cisco CallManager エクステンション モビリティ」

• 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「プレゼンス」

• Cisco CallManager セキュリティ ガイド