この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章では、CDR の処理方法について説明します。この章は次のトピックで構成されています。
• 「レコード処理」
• 「関連項目」
• 「関連資料」
Cisco Unified Communications Manager では、CDR および CMR という 2 種類の呼情報レコードが生成されます。CDR レコードには、コールに関する情報が格納されます。CMR レコードには、コールの音声ストリームの品質に関する情報が格納されます。CDR レコードは、[Global CallID callManagerId] および [GlobalCallID Called] という 2 つの GlobalCallID カラムによって CMR レコードに関連付けられます。コール シナリオに応じて、CDR ごとに複数の CMR が存在する場合があります。
Cisco Unified Communications Manager がコールを発信または受信すると、そのコールの終了時に CDR レコードが生成されます。CDR はフラット ファイル(テキスト ファイル)に書き込まれます。Cisco Unified Communications Manager 内部で、コール制御処理により CDR レコードが生成されます。あるコールに重大な変化(コールの終了、転送、リダイレクト、分割、結合など)が発生すると、レコードが書き込まれます。
CDR レコードが有効になっている場合、コール制御によりコールごとに 1 つまたは複数の CDR レコードが生成されます。これらのレコードは EnvProcessCdr に送信され、フラット ファイルに書き込まれます。書き込まれるレコードの数は、コールのタイプやコール シナリオによって異なります。診断が有効になっている場合、デバイスによりコールごとに CMR レコードが生成されます。コールに関与する IP Phone ごとに、またはメディア ゲートウェイ コントロール プロトコル(MGCP)ゲートウェイごとに、1 つの CMR レコードが書き込まれます。これらのレコードは EnvProcessCdr にも送信され、フラット ファイルに書き込まれます。
Cisco Unified Communications Manager は CDR および CMR レコードを生成しますが、レコードに対する後処理は実行しません。これらのレコードはカンマ区切り形式のフラット ファイルに書き込まれ、定期的に CDR リポジトリに渡されます。CDR および CMR ファイルは、フラット ファイル内で特定のファイル名の形式で表されます。
次に、ファイル名の完全な形式の例を示します。 tag_clusterId_nodeId_datetime_seqNumber
• tag:ファイルのタイプ(CDR または CMR)を識別します。
• clusterId:Cisco Unified Communications Manager データベースが存在するクラスタまたはサーバを識別します。
• datetime:UTC 時刻(yyyymmddhhmm 形式)
(注) Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 インストールの場合、clusterId に割り当てられる値は 01 になります。
CDR および CMR フラット ファイルの形式は次のとおりです。
(注) [CDR Log Calls With Zero Duration Flag] パラメータの値が True の場合、すべてのコールがフラット ファイルに書き込まれます。このパラメータの詳細については、『CDR Analysis and Reporting Administration Guide』の「Configuring CDR Service Parameters」の項を参照してください。
次のマニュアルには、CDR に関する詳細情報が記載されています。