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この章では、次のタイプの音声メール システムを Cisco CallManager と統合する際の設計上の考慮事項について説明しています。
Cisco CallManager リリース 3.2 およびそれ以降では、クラスタごとに最大 4 つのサードパーティ製音声メール システムをサポートできます。回線ごとに設定できる音声メール プロファイルを使用して、次のタイプの音声メール システムを Cisco CallManager と統合できます。
Cisco CallManager は、クラスタ内のサーバ(理想的には、パブリッシャ)で実行される Cisco Messaging Interface(CMI)サービスか、Cisco VG248 Analog Phone Gateway のどちらかを通じて、
BellCore/Telcordia Simplified Message Desk Interface(SMDI)プロトコルを完全にサポートします。VG248 を使用する場合、VG248 自体(Cisco CallManager サーバではなく)が、SMDI リンクを直接サポートします。
ソフトウェア リリース 1.2 およびそれ以降を使用する Cisco VG248 は、NEC の Message Center Interface(MCI)だけでなく、Ericsson 専用のシリアル プロトコルもサポートします。この機能を使用すると、PBX と音声メール システムとの間に VG248 を配置できるので、Cisco CallManager との二重統合が可能になります。
音声パスは複数の方法で提供できますが、シリアル ベースの統合の場合、通常、アナログ FXS ポートに対応できる適切な Skinny Client Control Protocol(SCCP)、またはメディア ゲートウェイ コントロール プロトコル(MGCP)ゲートウェイ(たとえば、Cisco WS-X6608 や VG248) を使用して実現できます。VG248 はコスト面で優れたモデルであり、Catalyst 6500 シリーズ シャーシ内のスロットを必要としないので、一般的に VG248 をお勧めします。
Cisco Digital PBX Adapter(DPA)は、両方のデジタル PBX ポートとデジタル電話機をエミュレートします。DPA には、次の 2 つの製品があります。
• DPA 7630 for Lucent/Avaya G3:Lucent 7405 電話機をエミュレートします
• DPA 7610 for Nortel Meridian 1:Nortel 2616 電話機をエミュレートします
どちらの製品も、Avaya/Octel 200/300 Serenade および 250/350 Aria 音声メール システム専用に設計され、単一または二重統合モードで配置できます。
DPA を使用する場合、Avaya/Octel 350 などの単一音声メール システムを、複数の Cisco CallManager クラスタ間で共用できます。その場合、メッセージ待機インジケータ(MWI)ポートは、基本的に、DPA 間でデイジーチェーン接続されます。
Cisco Unity は、ユニファイド メッセージング モードまたは音声メール専用モードで配置できます。この機能は、Cisco CallManager または PBX との物理的な統合方法とは関係ありません。
Cisco Unity は、IP フォン、つまり Cisco IP Phone 7960 をエミュレートすることによって、Cisco
CallManager に統合されます。この方法は、すべて IP ベースのソリューションを採用しています。
1 つの Unity システムは、複数の Cisco CallManager クラスタもサポートできます。
Unity は、二重統合モード(つまり、Cisco CallManager と PBX の両方との同時統合)でも動作できます。このモードは、マイグレーションの問題を緩和するのに役立ちます。