Cisco Unified IP Phone オプションについて
IP Phone オプションをイネーブルにするには、次の概念を理解しておく必要があります。
• 「ディレクトリ エントリのクリア」
• 「Cisco Unified IP Phone 7970 の背景イメージのカスタマイズ」
• 「カスタマイズされたボタン レイアウト」
• 「カスタマイズ可能な電話機のユーザ インターフェイス サービス」
• 「Cisco Unified IP Phone 7931G の固定回線/機能ボタン」
• 「ヘッダー バーの表示」
• 「電話ラベル」
• 「プログラム可能な電話機のベンダー パラメータ」
• 「Push-to-Talk」
• 「Cisco Jabber のサポート」
• 「機能ボタンの URL プロビジョニング」
• 「Cisco Unified SIP IP Phone の電話アプリケーション」
ディレクトリ エントリのクリア
Cisco Unified CME 8.6 では、Cisco Unified SCCP IP Phone のディスプレイ画面に表示される不在着信、発信、受信通話エントリなど、電話履歴詳細の表示をクリアできます。不在着信、発信、受信通話の電話番号エントリの表示を削除するには、ほとんどの Cisco Unified IP Phone でディレクトリ サービス ボタンを押すか、7931 電話機で回線ボタンをプログラムします。コール ディレクトリのクリア機能は、Cisco Unified IP Phone 7960、7961、7970、 7971、8961 でサポートされます。
ディレクトリ エントリのクリア機能を可能にするため、exclude コマンドに電話履歴オプションが追加されています。電話履歴詳細をクリアするための電話機設定の詳細については、「SCCP 電話機からの電話履歴詳細のクリア」を参照してください。
カスタマイズされたボタン レイアウト
Cisco Unified CME 8.5 以降のバージョンでは、ボタン レイアウト機能を使用して、電話機のさまざまなボタン タイプの表示順をカスタマイズできます。ボタン レイアウト機能を使用すると、次のタイプのボタン表示をカスタマイズできます。
• 回線ボタン
• 短縮ダイヤル ボタン
• BLF スピード ダイヤル ボタン
• 機能ボタン
• サービスの URL ボタン
Cisco Unified CME 8.5 では、button layout コマンドを使用して、ボタンを目的の順序で並べます。電話機に表示されるすべてのボタンが、ボタン レイアウト設定に従います。button layout コマンドでは、電話機の物理的なボタン番号を button layout コマンドの button-string パラメータで指定します。ボタン レイアウト設定で定義されていないボタンは、空白行として表示されます。電話機でボタン レイアウトを設定する前に、回線ボタン、機能ボタン(プライバシー ボタンを含む)、URL ボタンをそれぞれ line button、feature button、url button コマンドで設定する必要があります。
回線ボタン
ボタン レイアウト制御機能を使用すると、対応する物理的な回線番号または回線番号の範囲をボタンに読み込むことができます。物理的な回線と関連付けられていない回線ボタンは電話機には表示されません。button コマンドを使用して、位置、ボタンのタイプ、電話機のディレクトリ番号を指定して、Cisco Unified SCCP IP Phone のボタンを回線ボタンとしてカスタマイズできます。詳細については、「SCCP 電話機でのボタン レイアウトの設定」を参照してください。
Cisco Unified SIP 電話機の場合、最初の物理的なボタンを有効なディレクトリ番号の回線ボタンにする必要があります。他のボタンは、button コマンドを使用して、相対的な位置(位置のインデックス)、ボタンのタイプ、およびボタンのディレクトリ番号を指定してカスタマイズできます。詳細については、「SIP 電話機でのボタン レイアウトの設定」を参照してください。
短縮ダイヤル ボタン
speed-dial コマンドを使用して、ボタンの位置を指定することによって、短縮ダイヤル ボタンの表示を回線ボタンの前、後、または間にカスタマイズできます。ボタン レイアウト機能を使用すると、対応する物理的な回線番号または回線番号の範囲をボタンに読み込むことができます。関連付けられた物理的な回線がないボタンは電話機に表示されません。
BLF スピード ダイヤル ボタン
ボタン レイアウト機能を使用すると、blf-speed-dial コマンドと特定の位置を使用して、回線ボタンの前、後、または間に BLF スピード ダイヤル ボタンを表示できます。BLF スピード ダイヤル ボタンを設定すると、対応する物理的な回線番号または回線番号の範囲をボタンに読み込むことができます。物理的な回線の関連付けがないボタンは電話機に表示されません。
機能ボタン
現在、プライバシー ボタンは使用できる唯一のボタンで、前述のすべてのボタンの最後に表示されます。PLK 機能を使用すると、電話機の物理的なボタン(回線キー)のほとんどの電話機の機能をイネーブルにできます。このボタン レイアウト機能では、表示されるすべてのボタンを button、speed-dial、blf-speed-dial、feature-button、または url-button コマンドによって設定する必要があります。feature-button が存在する場合、privacy-button より feature-button が優先されます。回線キー上の機能ボタンの設定の詳細については、「SCCP:回線キーでの機能ボタンの設定」と「SIP:回線キーでの機能ボタンの設定」を参照してください。
(注) ボタン レイアウト機能が ephone テンプレート モードとログアウト プロファイル(エクステンション モビリティ)モードの両方で設定される場合、ログアウト プロファイル モードでの設定が優先されます。ephone モードでのボタン レイアウト設定は、エクステンション モビリティ(EM)のない電話機で優先されます。
(注) プライバシー ボタンは、プライバシー ボタンがサポートされ、feature-button コマンドを使って設定された機能ボタンがない電話機では、機能ボタンとしてカウントされます。
URL ボタン
ボタン レイアウト機能を使用すると、回線ボタン、BLF スピード ダイヤル ボタン、BLF スピード ダイヤル ボタン、または機能ボタンの前、後、あるいはその間に URL ボタンを表示できます。回線キー上の URL ボタンの設定の詳細については、「SCCP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定」と「SIP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定」を参照してください。
カスタマイズ可能な電話機のユーザ インターフェイス サービス
Cisco Unified CME 8.5 以降では、プログラム可能な回線キー(PLK)の URL ボタン設定を使用して、個々のサービス項目をボタンに割り当てることによって、電話機のユーザ インターフェイスでエクステンション モビリティ、電話アプリケーション、およびシングル ナンバー リーチ(SNR)などの個々のサービス項目の可用性をカスタマイズできます。詳細については、「SCCP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定」を参照してください。
電話機のユーザ インターフェイスで EM、電話アプリケーション、およびローカル ディレクトリなどのサービスの設定をディセーブルにすることによって、個々のサービス項目の可用性を制限し、電話機のユーザ インターフェイスから個々のサービスの表示を除外できます。ephone テンプレート モードで exclude コマンドを使用して、エクステンション モビリティ(EM)、電話アプリケーション、およびローカル ディレクトリの表示を除外できます。詳細については、「電話機のユーザ インターフェイスでのローカル サービスのブロック」を参照してください。
ディレクトリ サービスが PLK 設定によってイネーブルになっている場合、PLK 設定は、ephone コンフィギュレーション モードまたは ephone テンプレート コンフィギュレーション モードでのディレクトリ サービスの除外よりも優先されます。ephone モードおよび ephone テンプレート モードで設定されたサービスの除外に関係なく、サービスをボタンから利用できます。
Cisco Unified CME 8.5 以降のバージョンでは、ephone または ephone テンプレート コンフィギュレーション モードで exclude コマンドを使用して、EM、電話アプリケーション、ローカル ディレクトリなどのローカル サービスを Cisco Unified SCCP IP Phone のユーザ インターフェイスから使用できないように除外します。
Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでは、音声レジスタ プールまたは音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードで exclude コマンドを使用して、これらすべてのローカル サービスを Cisco Unified SIP IP Phone のユーザ インターフェイスから除外します。
(注) Cisco Unified 9.0 よりも前のバージョンでは、内部 URL アドレスを使用してローカル ディレクトリ サービスを設定する必要があります。
Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでは、外部 URL アドレスが設定されていない場合、内部 URL アドレスがデフォルトになります。
Cisco Unified IP Phone 7931G の固定回線/機能ボタン
Cisco Unified CME 4.0(2) 以降のバージョンでは、2 種類の固定ボタン レイアウト形式から選択して、Cisco Unified IP Phone 7931G の特定の回線ボタンに機能を割り当て、キー システム電話機の動作をサポートできます。ボタン セットを選択しなかった場合、機能/回線ボタンの固定セットは定義されません。
Cisco Unified IP Phone 7931G の回線ボタン レイアウトは、ボトムアップ配列です。ボタン 1 が配列の右下にあり、ボタン 24 が配列の左上にあります。
ボタン セット 1 には、事前定義された 2 個の機能ボタンがあります(ボタン 24 がメニュー、ボタン 23 がヘッドセット)。
ボタン セット 2 には、事前定義された 4 個の機能ボタンがあります(ボタン 24 がメニュー、ボタン 23 がヘッドセット、ボタン 22 がディレクトリ、ボタン 21 がメッセージ)。
設定については、「SCCP:Cisco Unified IP Phone 7931G のボタン レイアウトの選択」を参照してください。
ヘッダー バーの表示
IP Phone ディスプレイの最上段の行に表示される IP Phone ヘッダー バーの内容をカスタマイズできます。
通常、Cisco Unified IP Phone の IP Phone ヘッダー バー(最上段の行)は、最初の回線ボタンの横に表示されるテキストを複製したものです。図 70 に、ヘッダー バーを示します。ただし、ヘッダー バーに、内線番号の代わりにユーザ定義可能なメッセージを含めることができます。たとえば、ヘッダー バーを使用して、名前や、電話機の完全な E.164 番号を表示できます。説明を指定しなかった場合、ヘッダー バーには、電話機で最初のボタンの横に表示される内線番号の複製が表示されます。
図 70 Cisco Unified IP Phone のディスプレイ
電話ラベル
電話ラベルは、Cisco Unified IP Phone の回線ボタンの横に、内線番号の代わりに表示できる設定可能なテキスト文字列です。デフォルトでは、ディレクトリ番号に関連付けられ、電話機に割り当てられている番号が、該当するボタンの横に表示されます。ラベル機能を使用すると、各ディレクトリ番号にわかりやすいテキスト文字列を入力でき、複数の回線を使用する電話機ユーザは、電話番号の代わりにラベルで回線を選択できるため、社内の電話帳を調べる必要がなくなります。設定の詳細については、「SCCP:ディレクトリ番号のラベルの作成」または「SIP:ディレクトリ番号のラベルの作成」を参照してください。
プログラム可能な電話機のベンダー パラメータ
コンフィギュレーション ファイルの vendorConfig セクションには、電話機の起動時に電話機のファームウェアで読み取られ、実装される電話パラメータおよび表示パラメータが含まれます。現在ロードされているファームウェアでサポートされるパラメータだけが使用できます。パラメータの数およびタイプは、ファームウェアのバージョンによって異なります。
コンフィギュレーション ファイルをダウンロードする IP Phone は、サポートできるパラメータだけを実装し、設定されている実装できないパラメータは無視します。たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970G にはバックライト ディスプレイがないため、Backlight パラメータが設定されていても実装できません。次のテキストで、コンフィギュレーション ファイルのエントリの形式を示します。
<parameter-name>parameter-value</parameter-name>
システム レベルの設定については、「SCCP:すべての電話機のベンダー パラメータの変更」を参照してください。
電話機ごとの設定については、「SCCP:特定の電話機のベンダー パラメータの変更」を参照してください。
Push-to-Talk
この機能を使用すると、Cisco Unified CME 7.0 以降のバージョンで、機能をサポートする外部サーバを必要とせずに One-Way Push-to-Talk(PTT)を使用できます。PTT は、親指ボタン付きの Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 および 7925 で、バージョン 1.0.4 以降のファームウェアでサポートされます。
次の図では、ボタン 1/DN 1 がこの電話機のプライマリ回線に設定されています。ボタン 6/DN 10 が PTT 用に設定され、この電話機の親指ボタンを押すとトリガーされる回線になっています。
• 親指ボタンを押したままにすると、電話機で設定されている DN がオフフックになります。
• 親指ボタンは、ページング番号(1050)を対象とするインターコム DN を利用します。
• 対象のポケットベルグループ(DN 50)は、ユニキャスト、マルチキャスト、これら両方のどれでもかまいません。
• コール パスが設定されるときに、ユーザには「ジップジップ」トーンが聞こえます。
• この操作の間、電話機のその他のキーはすべてロックされます。
• 親指ボタンを放すと、通話が終了します。
図 71 PTT のコール フロー
設定については、「SCCP:Cisco Unified Wireless IP Phone での一方向 Push-to-Talk の設定」を参照してください。
Cisco Jabber のサポート
Cisco Unified CME 8.6 以降のバージョンでは、Cisco Jabber がサポートされています。ソフトフォン SIP クライアントは、SIP ソフトフォンとして機能する iPhone アプリケーションです。SIP ソフトフォン クライアントは、VoIP over WLAN をサポートします。Cisco Unified CME 8.6 は、ソフトフォン SIP クライアントに対して、保留、保留解除、転送、コール パーク、コール ピックアップなどの補足サービスをサポートします。
Cisco Jabber の視覚的なボイスメール設定を行うには、ユーザ設定編集機能をイネーブルにする必要があります。「ユーザ設定編集のイネーブル化」を参照してください。
電話機の type CiscoJabber-iOS オプションを使用して、ソフトフォン SIP クライアントを設定できます。Cisco Jabber の設定の詳細については、「Cisco Jabber の設定」を参照してください。
(注) GSM への共有回線、会議、ハンドオフ通話はサポートされません。
(注) iPhone 用 Cisco Jabber は、iOS 5 だけでサポートされます。
(注) 最新のリリースで、Cisco Mobile が Cisco Jabber に名前が変更されました。
コール パークとピックアップ
Cisco SIP クライアントでホーム アクション ボタンを押すと、通話を継続したままアプリケーションがバックグラウンドで実行されます。
コール パークされているときに、停電が発生した、圏外になった、ホーム アクション ボタンが押されたなどによって Cisco iPhone SIP クライアントが登録解除された場合、SIP クライアントからポップアップが表示され、(コール パークされている)通話をピックアップするオプションが表示されます。これは、クライアントが再登録された場合にのみ発生します(設定されているパーク タイマーが経過する前、または通話がドロップする前)。
ダイヤル ルール
Cisco ソフトフォン SIP クライアントでは、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)ディレクトリ サーバと統合するためのダイヤル ルールが使用されます。また、Cisco ソフトフォン SIP クライアントは、発信電話番号を変換し、着信電話番号を詳細な発信者 ID と共に表示するアプリケーション ダイヤル ルール、ディレクトリ ルックアップ ルールなどのダイヤル ルールも使用します。詳細な発信者 ID では、発信者の名前、発信者の写真、発信者の電話番号や、電話のディレクトリに保存されている情報が表示されます。
アプリケーション ダイヤル ルールまたはディレクトリ ルックアップ ルールの xml ファイルを作成し、このファイルを tftp サーバに追加できます。Cisco ソフトフォン SIP クライアントは、音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードで url [ldapserver string]、url[AppDialRule string]、url [DirLookupRule string] コマンドを使用して、ダイヤル ルールをダウンロードできます。音声レジスタ コンフィギュレーションを音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードに適用する必要があります。詳細については、「Cisco ソフトフォン SIP クライアントのダイヤル ルールの設定」を参照してください。
システム メッセージの表示
システム メッセージ表示機能を使用して、ディスプレイ対応 IP Phone のディスプレイ ウィンドウの下部に表示されるカスタム テキストまたは表示メッセージを指定できます。カスタム テキストまたは表示メッセージが設定されていない場合、デフォルト メッセージの「Cisco Unified CME」が表示されます。
テキスト メッセージを指定する場合、IP Phone は通常(等幅ではなく)プロポーショナル フォントを使用するため、表示される文字数は不定です。約 30 文字の英数字を表示できる幅があります。
次のいずれかのイベントが発生すると、表示メッセージは新しいメッセージで更新されます。
• ビジー状態の電話機がオンフックに戻った。
• アイドル状態の電話機がキープアライブ メッセージを受信した。
• 電話機が再起動された。
ファイル表示機能を使用して、ディスプレイ対応 IP Phone が使用されていないときに、この電話機に表示するファイルを指定できます。この機能を使用すると、テキスト メッセージ機能によってメッセージを表示するときと似た方法で、設定可能な間隔で更新されるシステム メッセージを電話機ディスプレイに表示できます。これら 2 つの違いは、システム テキスト メッセージ機能では電話機ディスプレイの下部に 1 行のテキストとして表示されるのに対して、システム表示メッセージ機能では表示領域全体を使用でき、グラフィック イメージも表示できる点にあります。
機能ボタンの URL プロビジョニング
プログラム可能な機能ボタンの URL プロビジョニングを使用して、IP Phone の機能ボタンを使用してアクセスする代替 XML ファイルを指定できます。
Cisco Unified IP Phone 7940、7940G、7960、7960G など一部の電話機には、通話関連以外のサービスを呼び出すプログラム可能な機能ボタンがあります。サービス、ディレクトリ、メッセージ、情報(i ボタン)の 4 つのボタンは、URL を通じて該当する機能操作にリンクされています。5 番めの設定ボタンは、完全に電話機で管理されます。
機能ボタンは、特定の URL でプロビジョニングされます。URL は、Cisco Unified IP Phone が認識し、使用する XML タグで書式設定された XML Web ページにリンクされています。機能ボタンを押すと、Cisco Unified IP Phone は設定されている URL を使用して、適切な XML Web ページにアクセスし、指示に従います。Web ページは、ユーザをナビゲートする情報を画面に表示するように、Cisco Unified IP Phone に指示を送信します。電話機ユーザは、ソフトキーとスクロール ボタンを使用して、オプションの選択および情報の入力ができます。
これらの機能ボタンの動作は、Cisco Unified IP Phone の機能および指定された URL の内容によって決定されます。
Cisco Unified CME 4.2 以降のバージョンでは、テンプレートを使用して設定を 1 台以上のサポート対象 SCCP 電話機に適用することで、サービス機能ボタンに最大 8 個の URL を設定できます。ephone テンプレートを使用してサービス URL を 1 台以上の SCCP 電話機に設定し、telephony-service コンフィギュレーション モードでシステム レベル サービス URL を設定した場合、電話機ユーザがサービス機能ボタンを押したときに表示されるサービスのリストに、まず、telephony-service コンフィギュレーション モードで設定された値が表示されます。エクステンション モビリティなど Cisco Unified CME セルフ ホスト サービスは、常に、サービス機能ボタンに表示されるオプションのリストの最後に表示されます。
設定については、「機能ボタンの URL」を参照してください。
Cisco Unified SIP IP Phone の電話アプリケーション
Cisco Unified CME 9.0 よりも前は、電話アプリケーション機能は Cisco Unified SCCP IP Phone でのみサポートされていました。
Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでは、Cisco Unified SIP IP Phone でも電話アプリケーション機能がサポートされるようになりました。
電話アプリケーションは、電話機のサービス機能ボタンで使用できるメニューで次の設定が可能なユーザ アプリケーションです。
• スピード ダイヤルの追加、変更、削除
• ファスト ダイヤルの追加、変更、削除
• BLF スピード ダイヤルの追加、変更、削除
• SNR DN の変更
• after-hour login の実行
• 電話機のリセット
電話アプリケーション機能は、エクステンション モビリティ(EM)電話機と非 EM 電話機の両方で使用できます。EM 電話機の場合、ユーザ ログイン サービスを使用して、ユーザは一時的に自分の物ではない物理的な電話機にアクセスし、自分のデスクフォンと同じように個人設定を利用できます。設定の変更は、ユーザに付随して、ユーザがアクセスする次の電話機に移動します。非 EM 電話機の場合、設定の変更は、その物理的な電話機に残ります。
Cisco Unified IP Phone オプションの設定方法
ここでは、次の作業について説明します。
• 「ユーザ設定編集のイネーブル化」
• 「Cisco Jabber の設定」
• 「Cisco ソフトフォン SIP クライアントのダイヤル ルールの設定」
Cisco Unified IP Phone 7931G のボタン レイアウト
• 「SCCP:Cisco Unified IP Phone 7931G のボタン レイアウトの選択」(必須)
ディレクトリ エントリのクリア
• 「SCCP 電話機からの電話履歴詳細のクリア」
カスタマイズされたボタン レイアウト
• 「SCCP 電話機でのボタン レイアウトの設定」
• 「SIP 電話機でのボタン レイアウトの設定」
• 「SIP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定」
• 「SCCP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定」
• 「SIP:回線キーでの機能ボタンの設定」
• 「SCCP:回線キーでの機能ボタンの設定」
カスタマイズ可能な電話機のユーザ インターフェイス サービス
• 「電話機のユーザ インターフェイスでのローカル サービスのブロック」
ヘッダー バーの表示
• 「SCCP:ヘッダー バーの表示の変更」(必須)
• 「SIP:ヘッダー バーの表示の変更」(必須)
• 「ヘッダー バーの表示の確認」(任意)
• 「ヘッダー バーの表示のトラブルシューティング」(任意)
ディレクトリ番号のラベル
• 「SCCP:ディレクトリ番号のラベルの作成」(必須)
• 「SIP:ディレクトリ番号のラベルの作成」(必須)
• 「ラベルの確認」(任意)
システム メッセージの表示
• 「SCCP:システム メッセージ表示の変更」(必須)
• 「システム メッセージの表示の確認」(任意)
• 「システム メッセージの表示のトラブルシューティング」(任意)
機能ボタンの URL
• 「SCCP:機能ボタンの URL のプロビジョニング」(必須)
• 「SIP:機能ボタンの URL のプロビジョニング」(必須)
• 「機能ボタンの URL プロビジョニングのトラブルシューティング」(任意)
プログラム可能な VendorConfig パラメータ
• 「SCCP:すべての電話機のベンダー パラメータの変更」(任意)
• 「SCCP:特定の電話機のベンダー パラメータの変更」(任意)
• 「ベンダー パラメータ設定のトラブルシューティング」(任意)
Push To Talk
• 「SCCP:Cisco Unified Wireless IP Phone での一方向 Push-to-Talk の設定」
ユーザ設定編集のイネーブル化
ユーザ設定編集をイネーブルにするには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco Unified CME 8.6 以降のバージョン。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. telephony-service
4. service phone parameter-name parameter-value
5. voice register global
6. create profile
7. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
telephony-service
Router(config)# telephony-service |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
service phone parameter-name parameter-value
Router(config-telephony)# service phone paramEdibility 1 |
ユーザ設定編集をイネーブルにします。 |
ステップ 5 |
voice register global
Router(config-telephony)# voice register global |
音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 |
create profile
Router(config-register-global)# create profile |
SIP 電話機に必要なプロビジョニング ファイルを生成し、ファイルを tftp-path コマンドで指定した場所に書き込みます。 |
ステップ 7 |
end
Router(config-register-global)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
Cisco Jabber の設定
Cisco Unified CME 8.6 の Cisco Jabber を設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco Unified CME 8.6 以降のバージョン。
制約事項
• [コールの追加(Add Call)] アクション キーによる会議機能はサポートされません。
• モバイル ネットワークへのハンドオフ通話はサポートされません。
• 共有回線はサポートされません。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register pool pool-tag
4. id mac address
5. type phone-type
6. registration timer max seconds min seconds
7. number tag dn dn-tag
8. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register pool pool tag
Router(config)#voice register pool 8 |
音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定します。 |
ステップ 4 |
id mac address
Router((config-register-pool)# id mac 9084.0D0B.DF81 |
ある程度の認証をサポートするため、ローカルに使用可能な個々の SIP 電話機を明示的に識別します。 |
ステップ 5 |
type phone-type
Router(config-register-pool)# type CiscoMobile-iOS |
設定する SIP 電話機の電話機タイプを定義します。 タイプを設定すると、Cisco Unified CME は自動的に SIP セッション転送を TCP に変更します。また、登録タイマーのデフォルトが 720 秒に変更されます。 (注) CiscoMobile クライアントは、SIP TCP 転送のみをサポートします。また、Apple のオペレーティング システム(iOS)でマルチタスクをサポートするには、再登録タイマーを 660 秒よりも大きくする必要があります。 |
ステップ 6 |
registration timer max seconds min seconds
Router(config-register-pool)registration-timer max 770 min 660 |
(任意)キープアライブ登録時間の有効期限の値を(秒単位で)設定できます。 • max seconds :登録時間の最大値(秒単位)。デフォルトは 720 秒です。 • min seconds :登録時間の最小値(秒単位)。デフォルトは 660 秒です。 (注) CiscoMobile クライアント アプリケーションをバックグラウンドで動作させるには、最小タイマー値を 660 秒に設定する必要があります。 |
ステップ 7 |
number tag dn dn-tag
Router(config-register-pool)# number 1 dn 10 |
ディレクトリ番号を、設定する SIP 電話機に関連付けます。 • dn dn-tag:voice register dn コマンドによって定義されたこの SIP 電話機のディレクトリ番号を指定します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-register-pool)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
SCCP 電話機からの電話履歴詳細のクリア
不在着信、発信、受信などの電話履歴の表示を SCCP IP Phone ユーザ インターフェイスからクリアするには、次の手順を実行します。
前提条件
電話機が HTTP GET 要求を送信できるようにするには、URL ディレクトリがデフォルト(設定しない)であるか、 http://<CME の IP アドレス>/localdirectory として設定されている必要があります。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone phone-tag または ephone template template tag
4. exclude [em | myphoneapp | directory | call-history]
5. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone phone -tag or ephone template template tag
Router(config)# ephone 10 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag:エクステンション モビリティ、電話アプリケーション、およびローカル ディレクトリなどのローカル サービスを除外する電話機の一意の番号。 |
ステップ 4 |
exclude [em | myphoneapp | directory | call-history]
Router(config-ephone)#exclude call-history |
電話機のユーザ インターフェイスでの表示からローカル サービス(EM、電話アプリケーション、ローカル ディレクトリ、および電話履歴)を除外します。 • em:電話機のユーザ インターフェイスからエクステンション モビリティ(EM)を除外します。 • myphoneapp:電話機のユーザ インターフェイスから電話アプリケーション サービスを除外します。 • directory:電話機のユーザ インターフェイスからローカル ディレクトリ サービスを除外します。 • call-history:電話機のユーザ インターフェイスから電話履歴のエントリを除外します。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-ephone)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次に、ephone 10 および ephone テンプレート 5 から電話履歴を除外する方法を示します。
max-conferences 8 gain -6
transfer-system full-consult
device-security-mode none
トラブルシューティングのヒント
次のリストは、この機能を正しく実装するためのトラブルシューティングのヒントです。
– ローカル ディレクトリの XML タグが正しく設定され、プロビジョニングされていることを確認します。
– xml ファイルの <directoryURL> タグの属性を確認します( http://<CME の IP アドレス>/localdirectory で設定されている必要があります)。また、この XML コンフィギュレーション ファイルで電話機を再起動する必要があります。
– 電話機が HTTP GET 要求を送信していることを確認します。
– 「deb ip http url」を指定した Cisco Unified CME ログで、HTTP GET 要求がイネーブルであることを確認します。
– ディレクトリ エントリのクリア要求が電話機に送信されていることを確認します。
– 電話機のローカル ディレクトリで、不在着信、発信、受信を確認します。
Cisco ソフトフォン SIP クライアントのダイヤル ルールの設定
Cisco ソフトフォン SIP クライアントのダイヤル ルールを設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco Unified CME 8.6 以降のバージョン。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register template template-tag
4. url [ AppDialRule string DirLookupRule string ldapServer string ]
5. voice register pool pool tag
6. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register template template tag
Router(config)#voice register template 8 |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME の SIP 電話機の共通パラメータのテンプレートを定義します。 |
ステップ 4 |
url [ AppDialRule string DirLookupRule string ldapServer string ]
Router(config-register-temp)#url[ldapServer ldap.abcd.com AppDialRule tftp://10.1.1.1/AppDialRules.xml DirLookupRule tftp://10.1.1.1/DirLookupRules.xml] |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードで、アプリケーション ダイヤル ルール、ディレクトリ ルックアップ ダイヤル ルール、LDAP サーバなど、ダイヤル ルールを設定する SIP 電話機の URL を定義できます。 • ldapserver string :LDAP サーバの URL。 • AppDialRule string :アプリケーション ダイヤル ルール。 • DirLookupRule string :ディレクトリ ルックアップ ルール。 |
ステップ 5 |
voice register pool pool tag
Router(config)#voice register pool 8 |
音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定します。 |
ステップ 6 |
end
Router(config-register-pool)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次の例では、音声レジスタ テンプレート 2 で設定されるダイヤル ルールを示します。
!
voice register template 2
url ldapServer ldap.abcd.com
url AppDialRule tftp://10.1.1.1/AppDialRules.xml
url DirLookupRule tftp://10.1.1.1/DirLookupRules.xml
!
次に、アプリケーション ダイヤル ルールの内容例を示します。
Router#more flash:AppDialRules.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><DialRules>
<DialRule BeginsWith="+1" NumDigits="12" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9"/>
<DialRule BeginsWith="+1" NumDigits="12" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9"/>
<DialRule BeginsWith="919" NumDigits="10" DigitsToRemove="3" PrefixWith="9"/>
<DialRule BeginsWith="1" NumDigits="11" DigitsToRemove="0" PrefixWith="9"/>
<DialRule BeginsWith="" NumDigits="10" DigitsToRemove="0" PrefixWith="91"/>
<DialRule BeginsWith="" NumDigits="7" DigitsToRemove="0" PrefixWith="9"/>
<DialRule BeginsWith="+" NumDigits="13" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9011"/>
<DialRule BeginsWith="+" NumDigits="14" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9011"/>
<DialRule BeginsWith="+" NumDigits="15" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9011"/>
<DialRule BeginsWith="+" NumDigits="12" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9011"/>
<DialRule BeginsWith="+" NumDigits="11" DigitsToRemove="1" PrefixWith="9011"/>
</DialRules>
SCCP:Cisco Unified IP Phone 7931G のボタン レイアウトの選択
Cisco Unified IP Phone 7931G の固定ボタン レイアウトを選択するには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco Unified CME 4.0(2) 以降のバージョン。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone template template-tag
4. button-layout set phone-type [ 1 | 2 ]
5. exit
6. ephone phone-tag
7. ephone-template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone-template template-tag
Router(config)# ephone-template 15 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 |
ステップ 4 |
button-layout phone-type { 1 | 2 }
Router(config-ephone-template)# button-layout 7931 2 |
設定中のテンプレートを使用する Cisco Unified IP Phone 7931G に表示する機能ボタンの固定セットを指定します。 • 1 :事前定義された 2 個の機能ボタンが含まれます:ボタン 24 がメニュー、ボタン 23 がヘッドセット。 • 2 :事前定義された 4 個の機能ボタンが含まれます:ボタン 24 がメニュー、ボタン 23 がヘッドセット、ボタン 22 がディレクトリ、ボタン 21 がメッセージ。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
このコマンド モードを終了して、コンフィギュレーション モード階層で次に高いレベルのモードを開始します。 |
ステップ 6 |
ephone phone-tag
Router(config)# ephone 1 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 7 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 15 |
ephone テンプレートを、設定する ephone に適用します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-ephone)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
SCCP 電話機でのボタン レイアウトの設定
SCCP IP Phone でボタン レイアウトを設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 8.5 以降のバージョン。
• 回線、機能、URL、スピード ダイヤル、BLF スピード ダイヤルなどのボタン タイプが、それぞれ button、feature-button、privacy-button、url-button、speed-dial、blf-speed-dial などのコマンドを使用して設定されていること。
• 最初のボタンが回線ボタンとして設定されていること。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone template template-tag
4. button-layout [ button-string ] [ button-type ]
5. exit
6. ephone phone-tag
7. ephone-template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone-template template tag
Router(config)# ephone 10 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 |
ステップ 4 |
button-layout [ button-string | button-type ]
Router(config-ephone-template)#button-layout 1 line Router(config-ephone-template)#button-layout 2,5 speed-dial Router(config-ephone-template)#button-layout 3,6 blfspeed-dial Router(config-ephone-template)#button-layout 4,7,9 feature Router(config-ephone-template)# button-layout 8,11 url |
物理的なボタン番号またはボタン タイプ付きの番号の範囲を割り当てます。 • button-string:物理的なボタンまたはボタン番号の範囲のカンマ区切りのリストを指定します。 • button-type:回線、スピード ダイヤル、BLF スピード ダイヤル、機能、URL のボタン タイプのいずれかを指定します。ボタン番号は、ボタン タイプ(回線ボタン、スピード ダイヤル、BLF スピード ダイヤル、機能ボタンまたは URL ボタン)内のボタンの相対的な表示順序を指定します。 (注) 電話機のプロビジョニングを容易にするには、最初の回線ボタンを常に回線ボタンにする必要があります。 (注) 機能ボタンが設定されていない場合、プライバシー ボタンが機能ボタンとしてカウントされます。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
このコマンド モードを終了して、コンフィギュレーション モード階層で次に高いレベルのモードを開始します。 |
ステップ 6 |
ephone phone-tag
Router(config)# ephone 1 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 7 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 10 |
ephone テンプレートを、設定する ephone に適用します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-ephone)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
次の作業
Cisco Unified CME で SCCP 電話のパラメータの修正が完了したら、電話機を再起動します。
例
Router# show telephony-service ephone-template
ephone-template 10
button-layout 1 line
button-layout 2,5 speed-dial
button-layout 3,6 blf-speed-dial
button-layout 4,7,9 feature
button-layout 8,11 url
SIP 電話機でのボタン レイアウトの設定
SIP 電話機でボタン レイアウトを設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 8.5 以降のバージョン。
• ボタン レイアウトを設定する前に、ボタン タイプ(回線ボタン、機能ボタン、URL ボタン、短縮ダイヤル ボタン、および BLF スピード ダイヤル ボタン)が設定されていること。
制約事項
ボタン番号はボタン タイプ(回線ボタン、スピード ダイヤル、BLF スピード ダイヤル、機能ボタン、または URL ボタン)内のボタンの相対的な表示順を指定するため、ボタン レイアウト設定から line button コマンドまたは index コマンドでボタン番号を変更することはできません。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register template template-tag
4. button-layout [ button-string ] [ button-type ]
5. exit
6. voice register pool pool-tag
7. template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register template template-tag
Router(config)# voice register template 5 |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを開始し、SIP 電話機のテンプレートを作成します。 • template-tag:範囲:1 ~ 10。 |
ステップ 4 |
button-layout [ button-string ] [ button-type ]
Router(config-register-template)#button-layout 1 line Router(config-register-template)#button-layout 2, 5 speed-dial Router(config-register-template)#button-layout 3, 6 blfspeed-dial Router(config-register-template)#button-layout 4,7,9 feature-button Router(config-register-template)# button-layout 8,11 url-button |
物理的なボタン番号またはボタン タイプ付きの番号の範囲を割り当てます。 • button-string:物理的なボタンまたはボタン番号の範囲のカンマ区切りのリストを指定します。 • button-type:回線、スピード ダイヤル、BLF スピード ダイヤル、機能、URL のボタン タイプのいずれかを指定します。 (注) 電話機のプロビジョニングを容易にするには、最初の回線ボタンを常に回線ボタンにする必要があります。 (注) 機能ボタンが設定されない場合、プライバシー ボタンが機能ボタンとしてカウントされます。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-register-template)# exit |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
voice register pool pool-tag
Router(config)# voice register pool 10 |
音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定します。 |
ステップ 7 |
template template-tag
Router(config-register-pool)# template 5 |
SIP 電話機テンプレートを、設定する電話機に適用します。 • template-tag:ステップ 3 の voice register template コマンドで作成されたテンプレート タグ。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-register-pool)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
Router# show voice register template all
!
voice register dn 65
number 3065
name SIP-7965
label SIP3065
!
voice register template 5
button-layout 1 line
button-layout 2,5 speed-dial
button-layout 3,6 blf-speed-dial
button-layout 4,7,9 feature-button
button-layout 8,11 url-button
!
voice register template 2
button-layout 1,5 line
button-layout 4 speed-dial
button-layout 3,6 blf-speed-dial
button-layout 7,9 feature-button
button-layout 8,10-11 url-button
!
SIP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定
Cisco Unified IP Phone でサービス URL 機能の回線キー ボタンを実装するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register template template-tag
4. url-button [ index number ] [ url location ] [ url name ]
5. exit
6. voice register pool phone-tag
7. template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register template template-tag
Router(config)# voice register template 5 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 • template-tag :作成される ephone テンプレートの固有識別子。範囲:1 ~ 10。 |
ステップ 4 |
url-button [ index number ] [ url location] [ url name ]
Router(config-register-temp)url-button 1 http:// www.cisco.com |
回線キーのサービス URL 機能ボタンを設定します。 • Index number:一意のインデックス番号。範囲:1 ~ 8。 • url location :URL の場所。 • url name:最大長が 31 文字のサービス URL。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-register-temp)# exit |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
voice register pool phone-tag
Router(config)# voice register pool 12 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag :設定タスク中にこの ephone を識別する一意の番号。 |
ステップ 7 |
template template-tag
Router(config-register-pool)# template 5 |
ephone テンプレートを電話機に適用します。 • template-tag :ステップ 3 で作成したテンプレートの固有識別子。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-register-pool)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次の例では、音声レジスタ テンプレート 1 で設定される URL ボタンを示します。
voice register template 1
url-button 1 http://9.10.10.254:80/localdirectory/query My_Dir
url-button 5 http://www.yahoo.com Yahoo
!
SCCP:回線キーでのサービス URL ボタンの設定
Cisco Unified SCCP 電話機でサービス URL 機能の回線キー ボタンを実装するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone template template-tag
4. url-button index type | url [name]
5. exit
6. ephone phone-tag
7. ephone-template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone template template-tag
Router(config)# ephone template 5 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 • template-tag :作成される ephone テンプレートの固有識別子。範囲:1 ~ 10。 |
ステップ 4 |
url-button index type | url [name]
Router#(config-ephone-template)#url-button 1 myphoneapp Router(config-ephone-template)#url-button 2 em Router(config-ephone-template)#url-button 3 snr Router (config-ephone-template)#url-button 4 http://www.cisco.com |
回線キーのサービス URL 機能ボタンを設定します。 • Index:一意のインデックス番号。範囲:1 ~ 8。 • type:サービス URL ボタンのタイプ。次のタイプの URL サービス ボタンを使用できます。 – myphoneapp:電話機のユーザ インターフェイスで設定された電話アプリケーション。 – em:エクステンション モビリティ – snr:シングル ナンバー リーチ • url name:最大長が 31 文字のサービス URL。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
ephone phone-tag
Router(config)#ephone 36 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag:設定タスク中にこの ephone を識別する一意のシーケンス番号。 |
ステップ 7 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 5 |
ephone テンプレートを、設定する ephone に適用します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-ephone)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次の例では、回線キー用に設定される 3 つの URL ボタンを示します。
!
!
!
ephone-template 5
url-button 1 em
url-button 2 mphoneapp mphoneapp
url-button 3 snr
!
ephone 36
ephone-template 5
次の作業
Cisco Unified CME で電話機の URL ボタンの設定が完了したら、電話機を再起動します。
SIP:回線キーでの機能ボタンの設定
Cisco Unified SIP 電話機の回線キーで機能ボタンを設定するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register template template-tag
4. feature-button [ index] [feature identifier]
5. exit
6. voice register pool phone-tag
7. template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register template template-tag
Router(config)# voice register template 5 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 • template-tag :作成される ephone テンプレートの固有識別子。範囲:1 ~ 10。 (注) 機能ボタンは、音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードまたは音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードで設定できます。両方の設定が音声レジスタ プールに適用される場合、音声レジスタ プールでの機能ボタン設定が優先されます。 |
ステップ 4 |
feature-button [ index ] [ feature identifier ]
Router(config-voice-register-template)feature-button 1 DnD Router(config-voice-register-template)feature-button 2 EndCall Router(config-voice-register-template)feature-button 3 Cfwdall |
回線キーの機能ボタンを設定します。 • index :特定の機能タイプの 12 個のインデックス番号のいずれか。 • feature identifier :機能の固有識別子。次の機能または stimulus ID のいずれか。Redial、Hold、Trnsfer、Cfwdall、Privacy、MeetMe、Confrn、Park、Pickup、 Gpickup、Mobility、Dnd、ConfList、RmLstC、CallBack、NewCall、EndCall、HLog、NiteSrv、Acct、Flash、Login、TrnsfVM、LiveRcd。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-register-temp)# exit |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
voice register pool phone-tag
Router(config)# voice register pool 12 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag :設定タスク中にこの ephone を識別する一意の番号。 |
ステップ 7 |
template template-tag
Router(config-register-pool)# template 5 |
ephone テンプレートを電話機に適用します。 • template-tag : ステップ 3 で作成したテンプレートの固有識別子。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-register-pool)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次の例では、回線キーに設定される 3 つの機能ボタンを示します。
voice register template 5
feature-button 1 DnD
feature-button 2 EndCall
feature-button 3 Cfwdall
voice register pool 12
template 5
SCCP:回線キーでの機能ボタンの設定
Cisco Unified SCCP 電話機の回線キーで機能ボタンを設定するには、次の手順を実行します。
制約事項
• 応答、選択、C 割込、参加、および復帰の各機能は PLK としてサポートされません。
• 機能ボタンは、次の Cisco Unified IP Phone でのみサポートされます。6911、7941、7942、7945、7961、7962、7965、 7970、7971、および 7975(それぞれ SCCP v12 以降のバージョンを搭載)。
• ハード ボタンから使用できる機能はプロビジョニングされません。機能ボタンがプロビジョニングされない理由を確認するには、show ephone register detail コマンドを使用してください。
• Cisco Unified IP Phone 6911 電話機では、一部の機能ボタンがサポートされません。コール自動転送、ピックアップ、グループ ピックアップ、およびミートミーのみが Cisco Unified IP Phone 6911 でサポートされる機能ボタンです。
• プライバシー ボタンは、SCCP v8 以降を実行している Cisco Unified IP Phone で使用できます。プライバシー ボタンよりも、使用できる他の機能ボタンが優先されます。
• ロケールは Cisco Unified IP Phone 7914 ではサポートされません。
• コール待機のキャンセルまたはライブ レコード機能ボタンではロケールがサポートされません。
• DnD、Hlog、プライバシー、ログインおよびナイト サービス機能ボタンの機能の状態は LED で示されます。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone template template-tag
4. feature-button index feature identifier
5. exit
6. ephone phone-tag
7. ephone-template template-tag
8. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone template template-tag
Router(config)# ephone template 10 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 • template-tag :作成される ephone テンプレートの固有識別子。範囲:1 ~ 10。 |
ステップ 4 |
feature-button index feature identifier
Router(config-ephone-template)feature-button 1 hold |
回線キーの機能ボタンを設定します • index:特定の機能タイプの 25 個のインデックス番号のいずれか。 • feature-identifier:機能 ID または stimulus ID。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
ephone phone-tag
Router(config)# ephone 5 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag:設定タスク中にこの ephone を識別する一意のシーケンス番号。 |
ステップ 7 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 10 |
ephone テンプレートを、設定する ephone に適用します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-ephone)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次の例では、回線キーに設定される機能ボタンを示します。
!
!
!
ephone-template 10
feature-button 1 Park
feature-button 2 MeetMe
feature-button 3 CallBack
!
!
ephone-template 10
次の作業
Cisco Unified CME で電話機の機能ボタンの設定が完了したら、電話機を再起動します。
電話機のユーザ インターフェイスでのローカル サービスのブロック
SCCP IP Phone のユーザ インターフェイスでローカル ディレクトリ、エクステンション モビリティ(EM)、および電話アプリケーションなどのローカル サービスの表示および可用性をブロックするには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco Unified CME 8.5 以降のバージョン。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone phone-tag または ephone template template tag
4. exclude [em | myphoneapp | directory]
5. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone phone -tag or ephone template template tag
Router(config)# ephone 10 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag:エクステンション モビリティ、電話アプリケーション、およびローカル ディレクトリなどのローカル サービスを除外する電話機の一意の番号。 |
ステップ 4 |
exclude [em | myphoneapp | directory]
Router(config-ephone)#exclude directory em |
電話機のユーザ インターフェイスでの表示からローカル サービス(EM、電話アプリケーション、およびローカル ディレクトリ)を除外します。 • em:電話機のユーザ インターフェイスからエクステンション モビリティ(EM)を除外します。 • myphoneapp:電話機のユーザ インターフェイスから電話アプリケーション サービスを除外します。 • directory:電話機のユーザ インターフェイスからローカル ディレクトリ サービスを除外します。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-ephone)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
例
次の例では、電話機のユーザ インターフェイスから除外されたローカル ディレクトリおよびエクステンション モビリティ サービスを示します。
ephone 10
exclude directory em
device-security-mode none
description sccp7961
mac-address 0007.0E57.7561
SCCP:ヘッダー バーの表示の変更
電話機のヘッダー バーの表示を変更するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone-dn dn-tag
4. description display-text
5. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone-dn dn-tag
Router(config)# ephone-dn 55 |
ephone-dn コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
description display-text
Router(config-ephone-dn)# description 408-555-0134 |
この ephone-dn を最初の行として表示するディスプレイ対応 IP Phone のヘッダー バーの説明を定義します。 • display-text :最大 40 文字の英数字文字列。ディスプレイでは、文字列は 14 文字で切り捨てられます。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-ephone)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
SIP:ヘッダー バーの表示の変更
サポートされる SIP 電話機のヘッダー バーの表示を変更するには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco CME 3.4 以降のバージョン。
制約事項
この機能は、Cisco Unified IP Phone 7940、7940G、7960、および 7960G だけでサポートされます。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register pool pool-tag
4. description string
5. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register pool pool-tag
Router(config)# voice register pool 3 |
Cisco Unified CME で、音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機に電話機固有のパラメータを設定します。 |
ステップ 4 |
description string
Router(config-register-pool)# description 408-555-0100 |
サポートされる Cisco Unified IP Phone のヘッダー バーに表示される、カスタマイズされた説明を定義します。 • ディスプレイでは、14 文字で切り捨てられます。 • 文字列にスペースを含める場合は、文字列全体を引用符で囲みます。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-register-pool)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
ヘッダー バーの表示の確認
ステップ 1 show running-config コマンドを使用して、設定を確認します。ディレクトリ番号の説明が、出力の ephone-dn および voice-register dn 部分にリストされます。
Router# show running-config
ephone-dn 1 dual-line
number 150 secondary 151
description 555-0150
call-forward busy 160
call-forward noan 160 timeout 10
huntstop channel
no huntstop
!
!
!
voice-register dn 1
number 1101
description 555-0101
ヘッダー バーの表示のトラブルシューティング
ステップ 1 show telephony-service ephone
このコマンドを使用して、説明を適用した ephone-dn が ephone の最初のボタンに表示されることを確認します。次の例では、電話ディスプレイ ヘッダー バーの ephone-dn 22 に説明が表示されます。
Router# show telephony-service ephone
ephone-dn 22
number 2149
description 408-555-0149
ephone 34
mac-address 0030.94C3.F96A
button 1:22 2:23 3:24
speed-dial 1 5004
speed-dial 2 5001
SCCP:ディレクトリ番号のラベルの作成
回線ボタンの横に、番号の代わりに表示されるラベルを作成するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone-dn dn-tag
4. label label-string
5. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone-dn dn-tag
Router(config)# ephone-dn 1 |
ephone-dn コンフィギュレーション モードを開始します。 • dn-tag :ラベルを関連付ける ephone-dn を識別する一意のシーケンス番号。 |
ステップ 4 |
label label-string
Router(config-ephone-dn)# label user1 |
電話機で、この ephone-dn に関連付けられた回線ボタンの横に表示されるカスタム ラベルを作成します。カスタム ラベルはデフォルト ラベルと置き換えられます。デフォルト ラベルは、この ephone-dn に割り当てられた番号です。 • label-string :ラベル テキストを提供する最大 30 文字の英数字文字列。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-ephone)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
SIP:ディレクトリ番号のラベルの作成
SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、またはメッセージ待機インジケータ(MWI)のディレクトリ番号の代わりに表示するラベルを作成するには、作成するラベルごとに、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco CME 3.4 以降のバージョン。
• ラベルを作成するディレクトリ番号がすでに設定され、 number (voice register dn) コマンドを使用して番号が割り当てられていること。設定については、「SIP:ディレクトリ番号の作成」を参照してください。
制約事項
各ディレクトリ番号に許可されるラベルは 1 個だけです。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register dn dn-tag
4. number number
5. label string
6. end
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register dn dn-tag
Router(config-register-global)# voice register dn 17 |
voice register dn コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機のディレクトリ番号、インターコム回線、音声ポート、またはメッセージ待機インジケータ(MWI)を定義します。 |
ステップ 4 |
number number
Router(config-register-dn)# number 7001 |
ディレクトリ番号に有効な番号を定義します。 |
ステップ 5 |
label string
Router(config-register-dn)# label user01 |
電話番号表示の代わりに、SIP 電話機のコンソールに表示されるディレクトリ番号のテキスト識別子を作成します。 |
ステップ 6 |
end
Router(config-register-dn)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
ラベルの確認
ステップ 1 show running-config コマンドを使用して、設定を確認します。ディレクトリ番号の説明が、出力の ephone-dn および voice-register dn 部分にリストされます。
Router# show running-config
ephone-dn 1 dual-line
number 150 secondary 151
label MyLine
call-forward busy 160
call-forward noan 160 timeout 10
huntstop channel
no huntstop
!
!
!
voice-register dn 1
number 1101
label MyLine
SCCP:システム メッセージ表示の変更
電話画面に表示されるシステム メッセージを変更するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. telephony-service
4. system message text-message
5. url idle url idle-timeout seconds
6. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
telephony-service
Router(config)# |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
sy stem message text-message
Router(config-telephony)# system message ABC Company |
電話機がアイドル状態のときに表示されるテキスト メッセージを定義します。 • text-message :表示される英数文字列。ディスプレイではプロポーショナル フォントが使用されるため、表示される文字数は、使用する文字の幅によって異なります。表示される最大文字数は約 30 です。 |
ステップ 5 |
url idle url idle-timeout seconds
Router(config-telephony)# url idle http://www.abcwrecking.com/public/logo idle-timeout 35 |
使用されていない電話機に表示されるファイルの場所を定義し、表示が更新される間隔を秒単位で指定します。 • url :RFC 2396 に準拠した任意の URL。 • seconds :表示が更新される間隔(秒単位)。範囲は 0 ~ 300 です。 |
ステップ 6 |
end
Router(config-telephony)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
システム メッセージの表示の確認
ステップ 1 show running-config コマンドを使用して、設定を確認します。システム メッセージの表示は、出力の telephony-service 部分にリストされます。
Router# show running-config
telephony-service
fxo hook-flash
load 7960-7940 P00307020300
load 7914 S00104000100
max-ephones 100
max-dn 500
ip source-address 10.153.13.121 port 2000
max-redirect 20
timeouts ringing 100
system message XYZ Company
voicemail 7189
max-conferences 8 gain -6
call-forward pattern .T
moh flash:music-on-hold.au
multicast moh 239.10.10.1 port 2000
web admin system name server1 password server1
dn-webedit
time-webedit
transfer-system full-consult
transfer-pattern 92......
transfer-pattern 91..........
transfer-pattern 93......
transfer-pattern 94......
transfer-pattern 95......
transfer-pattern 96......
transfer-pattern 97......
transfer-pattern 98......
transfer-pattern 99......
transfer-pattern .T
secondary-dialtone 9
create cnf-files version-stamp Jan 01 2002 00:00:00
システム メッセージの表示のトラブルシューティング
ステップ 1 HTTP サーバがイネーブルであることを確認します。
SCCP:機能ボタンの URL のプロビジョニング
SCCP IP Phone の Sep*.conf.xml コンフィギュレーション ファイルで機能ボタンの URL をカスタマイズするには、次の手順を実行します。
制約事項
• これらのサービスの動作は、Cisco Unified IP Phone の機能および指定された URL の内容によって決定されます。
• 電話機の [i] ボタンまたは [?] ボタンを使用してヘルプ画面にアクセスする URL のプロビジョニングはサポートされません。
• ディレクトリ URL のプロビジョニングによって外部ディレクトリ リソースを選択すると、Cisco Unified CME のローカル ディレクトリ サービスはディセーブルになります。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. telephony-service
4. url { directories | information | messages | services } url
5. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
telephony-service
Router(config)# |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
url { directories | information | messages | services } url
Router(config-telephony)# url directories http://10.4.212.4/localdirectory |
サポートされる Cisco Unified IP Phone で、4 個のプログラム可能な機能ボタン(ディレクトリ、情報、メッセージ、サービス)の URL をプロビジョニングします。 • Cisco Unified Communications Manager ディレクトリを外部ディレクトリ ソースとして使用するには、電話機の MAC アドレスを Cisco Unified Communications Manager でリストし、Cisco Unified Communications Manager から電話機をリセットする必要があります。電話機を Cisco Unified Communications Manager に登録するために、ephone-dn を電話機に割り当てる必要はありません。 • ephone テンプレート コンフィギュレーション モードで url services コマンドを使用することもできます。ephone テンプレートを使用してサービス機能ボタンを 1 台以上の SCCP 電話機にプロビジョニングし、telephony-service コンフィギュレーション モードで url services コマンドを設定した場合、電話機ユーザがサービス機能ボタンを押したときに表示されるオプションのリストに、まず、telephony-service コンフィギュレーション モードで設定された値が表示されます。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-telephony)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
次の作業
ephone テンプレートを作成して、サポートされる個別の SCCP 電話機のサービス機能ボタンに複数の URL をプロビジョニングする場合は、 テンプレートの作成を参照してください。
Cisco Unified CME で電話機のパラメータの修正が完了したら、新しいコンフィギュレーション ファイルを生成し、電話機を再起動します。「電話機のコンフィギュレーション ファイルの生成」を参照してください。
SIP:機能ボタンの URL のプロビジョニング
SIP IP Phone の SEPDEFAULT.cnf コンフィギュレーション プロファイルで機能ボタンの URL をカスタマイズするには、次の手順を実行します。
前提条件
Cisco CME 3.4 以降のバージョン。
制約事項
• これらのサービスの動作は、Cisco Unified IP Phone の機能および指定された URL の内容によって決定されます。
• URL のプロビジョニングは、SIP 電話機のサービスおよびディレクトリ機能ボタンでのみサポートされます。
• プログラム可能なディレクトリおよびサービス機能ボタンは、Cisco Unified IP Phone 7960、7960G、7940、および 7940G でのみサポートされます。
• ディレクトリ URL のプロビジョニングによって外部ディレクトリ リソースを選択すると、Cisco Unified CME のローカル ディレクトリ サービスはディセーブルになります。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. voice register global
4. url { directory | service } url
5. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register global
Router(config)# |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
url { directory | service } url
Router(config-register-global)# url directory http://10.0.0.11/localdirectory
Router(config-register-global)# url service http://10.0.0.4/CCMUser/123456/urltest.html |
URL を SIP 電話機のプログラム可能な機能ボタンに関連付けます。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-register-global)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
機能ボタンの URL プロビジョニングのトラブルシューティング
ステップ 1 HTTP サーバがイネーブルとなり、Cisco Unified CME ルータとサーバの間で通信できることを確認します。
SCCP:すべての電話機のベンダー パラメータの変更
すべての電話機について、SepDefault.conf.xml コンフィギュレーション ファイルの vendorConfig セクションにあるプログラム可能な電話および表示パラメータを設定するには、次の手順を実行します。
制約事項
• 現在ロードされているファームウェアでサポートされるパラメータだけが使用できます。
• パラメータの数およびタイプは、ファームウェアのバージョンによって異なります。
• Cisco Unified IP Phone およびファームウェアのバージョンでサポートされるパラメータだけが実装されます。サポートされないパラメータは無視されます。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. telephony-service
4. service phone parameter-name parameter-value
5. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
telephony-service
Router(config)# telephony-service |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
service phone parameter-name parameter-value
Router(config-telephony)# service phone daysDisplayNotActive 1,2,3,4,5,6,7 Router(config-telephony)# service phone displayOnTime 07:30 Router(config-telephony)# service phone displayOnDuration 10:00 Router(config-telephony)# service phone displayIdleTimeout 00.01 |
設定されているパラメータをサポートし、このテンプレートが適用されるすべての IP Phone の表示および電話機能を設定します。 • パラメータ名は単語で、大文字と小文字が区別されます。パラメータのリストについては、『 Cisco Unified CME Command Reference 』を参照してください。 • ephone テンプレート コンフィギュレーション モードでも、このコマンドを設定して 1 台以上の電話機に適用できます。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-telephony)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
SCCP:特定の電話機のベンダー パラメータの変更
個別の SCCP 電話機について、Sep*.conf.xml コンフィギュレーション ファイルの vendorConfig セクションにあるパラメータを設定するには、次の手順を実行します。
制約事項
• Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョン。
• 各電話コンフィギュレーション ファイルに合わせてシステムが設定されていること。設定については、「SCCP:電話機ごとのコンフィギュレーション ファイルと代替場所の定義」を参照してください。
• 現在ロードされているファームウェアでサポートされるパラメータだけが使用できます。
• パラメータの数およびタイプは、ファームウェアのバージョンによって異なります。
• Cisco Unified IP Phone およびファームウェアのバージョンでサポートされるパラメータだけが実装されます。サポートされないパラメータは無視されます。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone template template-tag
4. service phone parameter-name parameter-value
5. exit
6. ephone phone-tag
7. ephone-template template-tag
8. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone-template template-tag
Router (config)# ephone-template 15 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 |
ステップ 4 |
service phone parameter-name parameter-value
Router(config-telephony)# service phone daysDisplayNotActive 1,2,3,4,5,6,7 Router(config-telephony)# service phone displayOnTime 07:30 Router(config-telephony)# service phone displayOnDuration 10:00 Router(config-telephony)# service phone displayIdleTimeout 00.01 |
設定されている機能をサポートし、このテンプレートが適用されるすべての IP Phone のパラメータを設定します。 • パラメータ名は単語で、大文字と小文字が区別されます。パラメータのリストについては、『 Cisco Unified CME Command Reference 』を参照してください。 • このコマンドは、telephony-service コンフィギュレーション モードでも設定できます。各電話機で、このコマンドのテンプレート設定は、このコマンドのシステム レベルの設定よりも優先されます。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
このコマンド モードを終了して、コンフィギュレーション モード階層で次に高いレベルのモードを開始します。 |
ステップ 6 |
ephone phone-tag
Router(config)# ephone 1 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 7 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 15 |
ephone テンプレートを、設定する ephone に適用します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-ephone)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
ベンダー パラメータ設定のトラブルシューティング
ステップ 1 テンプレートが正しく電話機に適用されていることを確認します。
ステップ 2 create cnf-files コマンドを使用してコンフィギュレーション ファイルを再生成し、テンプレートを適用した後で電話機をリセットしたことを確認します。
ステップ 3 show telephony-service tftp-bindings コマンドを使用して、個別の電話機に関連付けられているコンフィギュレーション ファイルを表示します。
Router# show telephony-service tftp-binding
tftp-server system:/its/SEPDEFAULT.cnf
tftp-server system:/its/SEPDEFAULT.cnf alias SEPDefault.cnf
tftp-server system:/its/XMLDefault.cnf.xml alias XMLDefault.cnf.xml
tftp-server system:/its/ATADefault.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEP00036B54BB15.cnf.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-font.xml alias German_Germany/7960-font.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-dictionary.xml alias German_Germany/7960-dictionary.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-kate.xml alias German_Germany/7960-kate.xml
tftp-server system:/its/germany/SCCP-dictionary.xml alias German_Germany/SCCP-dictionary.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-tones.xml alias Germany/7960-tones.xml
ステップ 4 debug tftp events コマンドを使用して、電話機のリブート時に電話機がファイルにアクセスしていることを確認します。
SCCP:Cisco Unified Wireless IP Phone での一方向 Push-to-Talk の設定
一方向 Push-to-Talk(PTT)機能用に、Cisco Unified CME で電話機のボタンをワイヤレス電話機の親指ボタンに関連付けるには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 7.0 以降のバージョン。
• Cisco Phone ファームウェア バージョン 1.0.4 以降のバージョン。
• 各電話コンフィギュレーション ファイルに合わせてシステムが設定されていること。設定については、「SCCP:電話機ごとのコンフィギュレーション ファイルと代替場所の定義」を参照してください。
• 親指ボタンに関連付ける電話機のボタンが、ページング番号を対象とするインターコム DN で設定されていること。設定については、 インターコム回線の設定を参照してください。
• インターコム回線でダイヤルされるポケットベルグループが設定されていること。対象のポケットベルグループは、ユニキャスト、マルチキャスト、これら両方のどれでもかまいません。設定については、「ページングの設定」を参照してください。
制約事項
Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 および 7925 でのみサポートされます。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. ephone template template-tag
4. service phone thumbButton1 PTTH button_number
5. exit
6. ephone phone-tag
7. ephone-template template-tag
8. end
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ephone-template template-tag
Router (config)# ephone-template 12 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。 |
ステップ 4 |
service phone thumbButton1 PTTH button_number
Router(config-ephone-template)# service phone thumbButton1 PTTH6 |
ユーザが親指ボタンを押したときに、オフフックになるボタンを指定します。 • button_number :ページング番号を対象とするインターコム dn で設定されている電話機のボタン。範囲は 1 ~ 6 です。 • キーワード/引数の組み合わせである PTTH と button_number の間には、スペースを入れません。 • このコマンドは、telephony-service コンフィギュレーション モードでも設定できます。各電話機で、このコマンドのテンプレート設定は、このコマンドのシステム レベルの設定よりも優先されます。 |
ステップ 5 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
このコマンド モードを終了して、コンフィギュレーション モード階層で次に高いレベルのモードを開始します。 |
ステップ 6 |
ephone phone-tag
Router(config)# ephone 1 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 7 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 12 |
ephone テンプレートを、設定する ephone に適用します。 |
ステップ 8 |
end
Router(config-ephone)# end |
コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |