メールボックス サイズについて
メールボックスが一杯になると、Cisco Unity Connection でメッセージを処理する速度に影響を与える可能性があります。電話でログオンした場合、メールボックスが次の状態のときに Connection から通知されます。
• 間もなく一杯になる場合
• 一杯になり、新しいメッセージを送信できない場合
• 一杯になり、新しいメッセージを送受信できない場合
Connection 管理者が、メールボックスの保存の限度を設定します。これらの制限を超えると、メッセージの送受信ができなくなる場合があります。
(注) システム ブロードキャスト メッセージは、メールボックスの合計サイズに含まれません。
メールボックスがすぐに一杯になる理由
Cisco Unity Connection メールボックスが予想よりもすぐに一杯になる場合は、次のような理由が考えられます(Connection 管理者がメールボックスのサイズを指定します)。
メッセージ保存ポリシーが適用されていない
Connection 管理者がシステムにメッセージ保存ポリシーを適用していない場合は、保存されたメッセージを定期的に確認し、それらを移動、アーカイブまたは完全に削除してメールボックスのサイズを管理する必要があります。
Connection がメッセージ保存ポリシーが適用されるように設定されている場合は、メッセージが完全に削除されるまでメッセージが保存される期間を Connection 管理者に確認してください。これで、重要なメッセージのアーカイブや移動を前もって計画できます。Connection では、メッセージ保存ポリシーが適用されていても示されず、またポリシーの結果としてメッセージが完全に削除される前に警告は示されません。
削除済みアイテムと Non Delivery Receipt がメールボックスの合計サイズに含まれる
削除されたメッセージはボイス メッセージ フォルダに残り、Connection で消去されるまで、または手動で消去するまでは、メールボックスの合計サイズに含まれます。完全に削除されるまでのメッセージの保存期間については管理者に確認してください。これで、重要なメッセージのアーカイブや移動を前もって計画できます。
また、送信したメッセージについて Non Delivery Receipt(NDR)を受信した場合、特に元のメッセージに大きい添付ファイルが含まれている場合は、メールボックスのサイズがすぐに増える可能性があります。
メッセージの転送時にメッセージの合計サイズに元のサイズが含まれる
何度も繰り返し転送されて、サイズが増えたメッセージを受信する場合があります。元のメッセージに、転送中に追加されたすべての録音済みコメントを加えたサイズが、メッセージの合計サイズになります。そのため、保存されているメッセージの数が比較的少ない場合でも、メールボックスが制限を超える可能性があります。
メッセージの合計サイズに添付ファイルが含まれる
スプレッドシート、ドキュメント、ファックス、画像などの添付ファイルが含まれているメッセージを受信する場合があります。この場合、メッセージにすべての添付ファイルを加えたサイズがメッセージの合計サイズになります。そのため、保存されているメッセージの数が比較的少ない場合でも、メールボックスが制限を超える可能性があります。
メールボックスのサイズの管理に関するヒント
次に示すヒントは、メールボックスの領域を確保するのに役立ちます。
• メッセージを削除する。
• 削除されたメッセージをボイス メッセージ フォルダから手動で消去する。
• ボイス メッセージをハード ディスク上のフォルダに移動した後に、それらのメッセージを電子メール アプリケーションから削除する(この機能はシステムによっては使用できない場合があります。この機能が使用できるかどうかについては、Connection 管理者に問い合わせてください)。