RedSky を使用した緊急コールの処理の概要
重要 |
この機能は、リリース 12.5(1) SU7 および 14 SU3 以降に適用されます。 |
Unified Communications Manager に統合された RedSky ソリューションにより、クライアントは、キャンパス内やリモート環境に関係なくすべての従業員に対して、9-1-1 緊急コールカバレッジのアクティブな場所を設定し、緊急応答者にコールを送信できます。
エンドポイントには、RedSky サーバーから受信したロケーション URI が、HTTP 対応ロケーション配信(HELD)リクエストへの応答として保存されます。 緊急番号 9-1-1 が Webex からダイヤルされると、Unified Communications Manager は、INVITE メッセージ内で以前に保存されているロケーション URI を地理位置情報ヘッダーとして取得し、着信側デバイスの場所に対応する地理位置情報ヘッダーとしてロケーション URI を含む発信 INVITE を使用して RedSky サーバーにコールをルーティングします。 RedSky サーバーは、適切な ELIN で置き換え、緊急送信用の公安応答局(PSAP)にコールを送信します。 E911 Anywhere は、SMS テキスト、メール、およびセキュリティデスク画面アラートを含むコール通知を同時に送信します。
Cisco Emergency Responder は、デバイスが企業全体を通じて移動する際に、すべてのデバイスのディスパッチ可能な場所を自動的に検出して追跡し、E911 規制に準拠できるようにします。 Emergency Responder は、スイッチポートまたはアクセスポイントまたは IP サブネットまたは手動設定によって Cisco IP 電話を追跡します。 Emergency Responder では電話機のステータス(構内、構外、位置未確認)を保持し、ALI(自動ロケーション情報)または ELIN 情報を RedSky に渡します。 電話機のユーザーは Unified CM を使用して、緊急コールを RedSky および指定した緊急プロバイダーにルートします。
構外の電話機の場合、ユーザーの電話機の現在の場所が以前に定義されていない場合、ユーザーは Emergency Responder の構外ユーザーの Web ページに移動して新しい場所を作成します。 新しい場所が定義され、アドレスが確認された後、構外の電話機から発信した緊急コールは RedSky を介して完了します。
(注) |
従業員が組織サイトの構内で作業している場合は、そのユーザーの場所を発信元システム管理者によって定義することをお勧めします。 |