RADIUS サーバーの状態

マニュアルの変更履歴


(注)  


リリース 21.24 よりも前に導入された機能については、詳細な改訂履歴は示していません。


改訂の詳細

リリース

この機能は、21.25 以降のリリースで使用できます。

21.25

最初の導入。

21.24 より前

機能説明

この機能により、RADIUS サーバーは、キープアライブ送信のタイミングに関係なく、適切な状態を示すことができます。

機能の仕組み

AAA RADIUS サーバーが設定されると、認証サーバーの状態は「INIT」に設定されます。「INIT」状態では、サーバーはコンテキスト固有の設定で初期化され、アクセス要求を送信できるようになります。アクセス要求が送信されると、サーバーの状態は「Active Pending」に移行します。SRP アクティブシャーシで肯定応答を受信すると、サーバーの状態は「ACTIVE」に移行します。一方、アカウンティングサーバーを設定すると、両方のシャーシで状態が「Active」に設定されます。

この機能を導入するために、サーバーの状態は、SRP スタンバイシャーシでの初期設定時とシャーシ間セッションリカバリ(ICSR)スイッチオーバー時に更新されます。スタンバイシャーシでは最初、RADIUS サーバーがコンテキスト固有の設定で初期化されているため、サーバーは「Active Pending」状態で維持されます。キープアライブメッセージは重要であるため、設定が完了すると認証サーバーに対してアクセス要求が送信され、アカウンティングサーバーに対してアカウンティング要求が送信されます。ただし、スタンバイシャーシであるため、これらのキープアライブメッセージに対する応答は受信されません。そのため、キープアライブタイムアウト後、サーバーの状態は自動的に「Down」に変更されます。

ICSR スイッチオーバーのシナリオでは、新しいスタンバイシャーシになるアクティブシャーシで SRP メッセージが受信されると、サーバーの状態が「Active Pending」に変更されます。状態フローに従って、キープアライブメッセージが RADIUS サーバーに送信されますが、前のシナリオと同じように RADIUS サーバーから応答は受信されません。そのため、キープアライブタイムアウト後、サーバーの状態は自動的に「Down」に変更されます。

AAA RADIUS サーバーの設定

この機能に必要な固有の設定はありません。RADIUS アカウンティングサーバーを設定すると、シャーシの状態に応じて適切な状態が表示されます。

次に、AAA RADIUS サーバーの設定例を示します。

config
	context ISP1
		apn intershat
		mediation-device context-name ISP1
		exit
	exit
exit
config
	context ISP1
		aaa group default
			radius attribute nas-ip-address address 209.165.200.225
			radius accounting interim interval 60
			radius mediation-device accounting server 209.165.200.226 key secret port 1813
			radius keepalive timeout 4
			radius keepalive retries 3
			radius keepalive interval 30
			radius accounting algorithm round-robin
			radius accounting detect-dead-server keepalive
			radius accounting keepalive timeout 4
			radius accounting keepalive username 001001110990001@pgw.keepalive
			radius accounting keepalive calling-station-id 999255255255005
			radius accounting keepalive framed-ip-address 255.255.255.224
			radius max-retries 0
			radius accounting max-retries 0
			radius max-transmissions 2
			radius accounting max-transmissions 2
			radius timeout 1
			radius accounting timeout 15
			no radius accounting archive
			exit
		exit
	exit
exit

モニタリングおよびトラブルシューティング

ここでは、この機能のモニタリングや障害対応に使用できる CLI コマンドについて説明します。

コマンドと出力の表示

show radius accounting servers detail

特定のコンテキストで設定された RADIUS アカウンティングサーバーの詳細を表示するには、この CLI コマンドを使用します。

show radius authentication servers detail

特定のコンテキストで設定された RADIUS 認証サーバーの詳細を表示するには、この CLI コマンドを使用します。