この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
現在、CMX ダッシュボードでは、施設で顧客に付加価値サービスおよびメッセージを提供する HTTP トラフィック フローに頼っています。
CMX ダッシュボードの主要コンポーネントの 1 つがスクリプト挿入コンポーネントです。
ルータは HTTP トラフィックを代行受信し、CMX ダッシュボードによって HTTP トラフィックの最後にスクリプトが挿入されます。
HTTP プロキシは、Mobility Services Engine 上で有効です。
MSE 上の HTTP プロキシはポリシーベース ルーティング(PBR)を使用して代行受信されたすべての HTTP トラフィックを終端し、ワイヤレス クライアントの代わりにコンテンツを引き出すことでフォワード プロキシとして機能します。
次は、ワイヤレス クライアントから生成される HTTP トラフィックおよび各種コンポーネントのやりとりのフローです。
1. クライアントのブラウザが Web サーバへの HTTP 要求を作成します。ルータが代行受信してプロキシ サービスに転送します。
2. プロキシは前回の接続を終端し、Web サーバに対して別の接続を開きます。
3. プロキシは、CMX ダッシュボード サーバ IP およびクライアント IP を使用してスクリプト タグを挿入します。
4. プロキシは、代替えの HTML ペイロードで応答します。
5. クライアントのブラウザがスクリプト タグを代行受信し、CMX ダッシュボード サーバに要求を送信します。
6. CMX ダッシュボード サーバは、Context Aware Service(CAS)サーバにクライアントのロケーションを問い合わせます。
7. CAS サーバがクライアントのロケーションで応答します。
8. CMX ダッシュボードは、ロケーションおよびキャンペーン情報を使用して、クライアントのブラウザでアドバタイズメントを実行します。
ルータはインターネットへ行くエンドユーザのトラフィックのデータ パスの中にあります。これは、エンド ユーザの HTTP トラフィックを代行受信し、MSE HTTP プロキシ サービスにリダイレクト説明を変更します。
– ポリシーベース ルーティング(PBR):L2 レベルのアドレスで動作します。
– ハイエンド ルータで使用できる L4 リダイレクト機能:これは、L3 および L4 レベルのアドレスで動作します。(例:ISG 機能付属 ASR1000)。
(注) 顧客の Wi-Fi デバイスは、HTTP プロキシの異なるサブネット上にある必要があります。
この導入では、単一 MSE パッケージがあります。このソフトウェア パッケージでは、HTTP プロキシ サービスは MSE イメージの一部です。
この導入では、MSE パッケージとクラウド コネクタ パッケージの 2 つのパッケージがあります。HTTP プロキシはクラウド コネクタ パッケージに含まれています。このソフトウェアは、UCS E シリーズのブレードを使用して ISR ルータに導入されます。
Mobility Services Engine は、複数のモビリティ アプリケーションをホストするプラットフォームです。
CMX ダッシュボード ソリューションの最も簡単な導入モデルは、CMX ダッシュボード サブ サービスと CAS の両方を実行している PBR ルータおよび単一 MSE になります。
MSE フレームワークは、CMX ダッシュボード サービスの開始および停止をサポートします。デフォルトでは、プラットフォームおよびプロキシ サブ サービスのどちらもフレームワークによって開始されます。プロキシが MSE で実行されていない導入モデルでは、プロキシ サブ サービスを無効にできます。
L2 隣接ルータの PBR 代行受信を使用して MSE の HTTP プロキシ サービスを有効にでき、その後 MSE が HTTP データ トラフィックを受信します。ユーザが、管理トラフィックとデータ トラフィックを分離する可能性があります。
(注) プロキシを設定するには、PI の [Proxy Configuration] タブを使用します。プロキシ MSE と通信するために CMX ダッシュボード MSE IP を選択できるため、このプロキシが CMX ダッシュボード MSE からスクリプトを挿入できます。
HTTP プロキシはプロキシ コンフィギュレーション ファイルで設定する DNS およびドメイン名が必要です。プロキシのスタートアップ スクリプトは MSE の Linux ホストからの値を使用します。これらの値は、MSE セットアップ スクリプトによって設定できます。
(注) 設定されていない場合、MSE プロキシ サービスはデフォルト値を 8.8.8.8 の DNS に、デフォルト ドメイン名を cisco.com として使用します。