SRP インターフェイスを設定するための前提条件
SRP インターフェイスを設定する前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
• この設定作業を行うには、Cisco IOS XR ソフトウェアのシステム管理者が、対応するコマンド タスク ID を含むタスク グループに関連付けられたユーザ グループにユーザを割り当てる必要があります。 すべてのコマンド タスク ID は、各コマンド リファレンスおよび『 Cisco IOS XR Task ID Reference Guide 』に記載されています。
タスク グループの割り当てについてサポートが必要な場合は、システム管理者に連絡してください。 ユーザ グループおよびタスク ID の詳細については、『 Cisco IOS XR Software System Security Configuration Guide 』の「 Configuring AAA Services on Cisco IOS XR Software 」モジュールを参照してください。
• 新しい SRP インターフェイス設定に割り当てるインターフェイスの IP アドレスを調べておく必要があります。
• 使用しているハードウェアが SRP をサポートしていることを確認します。現在、SRP は次の PLIM および SPA でサポートされます。
– 4 ポート OC-192c/STM-64c POS/DPT PLIM
– 16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM
– 1 ポート OC-192/STM-64 POS/RPR SPA XFP 光ファイバ
– 4 ポート OC-48/STM-16 POS/RPR SPA
– 2 ポート OC-48/STM-16 POS/RPR SPA
SRP インターフェイスの設定に関する情報
SRP のパケット宛先削除という特性があるため、帯域幅空間を再利用することができます。従来のテクノロジーでは発信元での削除処理を取り入れています。この方法では、発信元がパケットを削除するまで、パケットはリング全体を通過し続けます。発信元ノードと宛先ノードがリング上で隣接している場合でも、発信元に戻って削除されるまで、リング全体を通過し続けます。SRP では、宛先ノードがパケットを読み取った後にパケットを削除することで、空いている帯域幅をより効率的に使用できるようになります。その結果、SRP リング上で他のノードが使用できる帯域幅が増えます。
SRP リングは、外側リングと内側リングという反対方向に回転する 2 つのファイバから構成されます。2 つのリングは、データ パケットおよび制御パケットを伝送するために同時に使用されます。SRP では、明示的な制御パケットと、データ パケット内に含まれる制御情報の両方を使用しています(制御パケットは、キープアライブ、保護切り替え、帯域幅制御の伝播などのタスクを処理します)。制御パケットは、対応するデータ パケットとは反対方向で伝播します。それによって、宛先まで最短のパスでデータが伝送されます。二重光ファイバ リングを使用することで、パケットの生存率を高めることができます。ノードの失敗時やファイバの切断時には、データは代替のリングで伝送されます。
SRP リングはメディアに依存しないため、SONET/SDH、波長分割多重(WDM)、ダーク ファイバなど、多様な基盤テクノロジーで運用できます。組み込みのファイバ転送インフラストラクチャを問わず、SRP リングを実行できるというこの機能によって、パケットが最適化された転送が可能なパスが実現し、広帯域幅の IP ネットワークを構築できます。図 9 は、Cisco CRS-1 ルータ および Cisco XR 12000 シリーズ ルータ で作成した SRP リングです。
2 つのリングを区別するために、一方を「内側」リング、もう一方を「外側」リングと呼びます。SRP は、ある方向(ダウンストリーム)でデータ パケットを送信し、他のファイバ上の反対方向(アップストリーム)で対応する制御パケットを送信するという処理方法です。この処理方法によって両方のファイバを同時に使用することで、パケットの転送に帯域幅を最大限に利用し、また、適応的な帯域幅使用および自己回復のための制御信号の伝播を加速します。
図 9 に示すように、SRP ノードは、SRP サイド A を使用して外側リングのデータを受信し(RX)、内側リングのデータを伝送します(TX)。また、SRP サイド B を使用して内側リングのデータを受信し(RX)、外側リングのデータを伝送します(TX)。あるノード上のサイド A は、隣接する SRP ノード上のサイド B に接続します。
SRP インターフェイスを設定するコマンドについては、『 Cisco IOS XR Interface and Hardware Component Command Reference 』を参照してください。
図 9 SRP リングの例
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Cisco CRS-1 ルータ |
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Cisco XR 12000 シリーズ ルータ |
SRP インターフェイスの設定方法
ここでは、次の手順について説明します。
• 「PortPLIM ポートでの SRP のイネーブル化」(SRP 対応の PLIM を使用する場合に必要です)
• 「OC-48/STM-16 SPA ポートでの SRP のイネーブル化」(SRP 対応の OC-48/STM-16 SPA を使用する場合に必要です)
• 「OC-192/STM-64 SPA ポートでの SRP のイネーブル化」(SRP 対応の OC-192/STM-64 SPA を使用する場合に必要です)
• 「基本的な SRP 設定の作成」(必須)
• 「インテリジェント保護スイッチング(IPS)の設定」(任意)
• 「SRP によるモジュラ サービス品質コマンドライン インターフェイス(MQC)の設定」(任意)
• 「リングへのノードの追加」(任意)
PortPLIM ポートでの SRP のイネーブル化
PLIM ポートで SRP の使用をイネーブルにするには、このタスクを実行する必要があります。デフォルトで、POS/DPT PLIM は POS のみをサポートします。
制約事項
4 ポート OC-192c/STM-64c POS/DPT PLIM では、各ポート ペア(0 と 1、または 2 と 3)を同一に設定する必要があります。ポート 0 を SRP 用に設定し、ポート 1 を SRP 用に設定しない場合、この設定は機能しません。
16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM では、4 ポートの各グループを同一に設定する必要があります。単一の SRP インターフェイスとしてポート 0 と 1 を使用する場合、0、1、2、および 3 という 4 つのポートすべてを SRP 用に設定する必要があります。同様に、設定が正常に機能するためには、ポート 4 ~ 7、8 ~ 11、12 ~ 15 も、SRP 用または POS 用として同一に設定する必要があります。
手順の概要
1. configure
2. hw-module port port-number-1 srp location instance
3. hw-module port port-number-2 srp location instance
4. hw-module port port-number-3 srp location instance
5. hw-module port port-number-4 srp location instance
6. end
または
commit
7. hw-module location node-id reload
詳細手順
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ステップ 1 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
hw-module port port-number-1 srp location instance
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 0 srp location 0/5/cpu0 |
最初のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。まず、低い数値のポートを偶数にする必要があります(たとえば、0 や 2)。 (注) 16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM では、4 つの連続するポートのグループを同様に設定する必要があります(ポート 0 ~ 3、4 ~ 7、8 ~ 11、12 ~ 15)。 |
ステップ 3 |
hw-module port port-number-2 srp location instance
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 1 srp location 0/5/cpu0 |
2 番目のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。2 番目の高い数値のポートは奇数にする必要があります。 (注) 16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM では、4 つの連続するポートのグループを同様に設定する必要があります(ポート 0 ~ 3、4 ~ 7、8 ~ 11、12 ~ 15)。 |
ステップ 4 |
hw-module port port-number-3 srp location instance
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 2 srp location 0/5/cpu0 |
16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM の場合、3 番目のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。まず、低い数値のポートを偶数にする必要があります(たとえば、0 や 2)。 (注) 16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM では、4 つの連続するポートのグループを同様に設定する必要があります(ポート 0 ~ 3、4 ~ 7、8 ~ 11、12 ~ 15)。 |
ステップ 5 |
hw-module port port-number-4 srp location instance
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 3 srp location 0/5/cpu0 |
16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM の場合、4番目のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。2 番目の高い数値のポートは奇数にする必要があります。 (注) 16 ポート OC-48c/STM-16c POS/DPT PLIM では、4 つの連続するポートのグループを同様に設定する必要があります(ポート 0 ~ 3、4 ~ 7、8 ~ 11、12 ~ 15)。 |
ステップ 6 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# end または RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 7 |
hw-module location node-id reload
RP/0/RP0/CPU0:router# hw-module location 0/5/cpu0 reload |
PLIM をリロードし、 hw-module port コマンドを有効にします。 |
(注) この設定の変更内容を反映し、SRP インターフェイスを作成するには、PLIM をリロードする必要があります。
この手順を完了すると、次の SRP インターフェイスを使用して、スロット 5 の PLIM で設定できるようになります。
• 0/5/0/0(ポート 0/5/0/0 および 0/5/0/1 で構成されます)
• 0/5/0/2(ポート 0/5/0/2 および 0/5/0/3 で構成されます)
OC-48/STM-16 SPA ポートでの SRP のイネーブル化
OC-48/STM-16 SPA ポートで SRP の使用をイネーブルにするには、このタスクを実行する必要があります。
制約事項
4 ポート OC-48/STM-16 POS/RPR SPA または 2 ポート OC-48/STM-16 POS/RPR SPA 上のすべてのポートは、POS モードまたは SRP モードで動作する必要があります。そのため、SRP を使用する場合、すべての SPA ポートでイネーブルにする必要があります。
手順の概要
1. configure
2. hw-module port port-number-1 srp location instance spa-bay number
3. hw-module port port-number-2 srp location instance spa-bay number
4. hw-module port port-number-3 srp location instance spa-bay number
5. hw-module port port-number-4 srp location instance spa-bay number
6. end
または
commit
7. hw-module subslot subslot-id reload
詳細手順
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ステップ 1 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
hw-module port port-number-1 srp location instance spa-bay number
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 0 srp location 0/5/cpu0 spa-bay 2 |
最初のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。まず、低い数値のポートを偶数にする必要があります(たとえば、0 や 2)。 |
ステップ 3 |
hw-module port port-number-2 srp location instance spa-bay number
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 1 srp location 0/5/cpu0 spa-bay 2 |
2 番目のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。2 番目の高い数値のポートは奇数にする必要があります。 |
ステップ 4 |
hw-module port port-number-3 srp location instance spa-bay number
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 2 srp location 0/5/cpu0 spa-bay 2 |
4 ポート OC-48/STM-16 POS/RPR SPA の場合、3 番目 のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。まず、低い数値のポートを偶数にする必要があります(たとえば、0 や 2)。 |
ステップ 5 |
hw-module port port-number-4 srp location instance spa-bay number
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 3 srp location 0/5/cpu0 spa-bay 2 |
4 ポート OC-48/STM-16 POS/RPR SPA の場合、4 番目 のポートで SRP 機能をイネーブルにします。 (注) SRP インターフェイスを適切に設定するには、2 つの連続する物理ポートが必要です。2 番目の高い数値のポートは奇数にする必要があります。 |
ステップ 6 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# end または RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 7 |
hw-module subslot subslot-id reload
RP/0/RP0/CPU0:router# hw-module subslot 0/5/cpu0 reload |
SPA をリロードし、 hw-module port コマンドを有効にします。 (注) この設定の変更内容を反映し、SRP インターフェイスを作成するには、SPA をリロードする必要があります。 |
この手順を完了すると、次の SRP インターフェイスを使用して、スロット 5 の SPA で設定できるようになります。
• 0/5/0/0(ポート 0/5/0/0 および 0/5/0/1 で構成されます)
• 0/5/0/2(ポート 0/5/0/2 および 0/5/0/3 で構成されます)
(注) 特定の SPA に関連付けられている OC-48/STM-16 ポートで SRP の使用をディセーブルにするには、この項と同じ手順を実行します。ただし、ステップ 2 ~ 5 では、no hw-module port port-number srp location instance spa-bay number コマンドを使用します。
OC-48/STM-16 ポートの設定を誤り、その設定を削除する場合、そのポートについてだけ、no hw-module port port-number srp location instance spa-bay number コマンドを指定できます。ただし、この処理を実行するのは、ここで説明した場合にだけ実行することをお勧めします。SRP 設定の一部を削除すると、ルータが不確定な状態のままになる可能性があります。
OC-192/STM-64 SPA ポートでの SRP のイネーブル化
OC-192/STM-64 SPA ポートで SRP の使用をイネーブルにするには、このタスクを実行する必要があります。
このタスクを進める前に、SRP インターフェイスが 2 つの OC-192/STM-64 POS/RPR SPA で構成され、それぞれが個別のベイに設置されていることを確認します。また、各 SPA は個別のプロセスで実行されます。そのため、単一の SRP インターフェイスに 2 つの SPA とプロセスがあります。
手順の概要
1. configure
2. hw-module port port-number-1 srp location instance spa-bay number
3. hw-module port port-number-2 srp location instance spa-bay number
4. commit
5. hw-module subslot subslot-id-1 shutdown
6. hw-module subslot subslot-id-2 shutdown
7. commit
8. no hw-module subslot subslot-id-1 shutdown
9. no hw-module subslot subslot-id-2 shutdown
10. commit
詳細手順
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ステップ 1 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
hw-module port port-number-1 srp location instance spa-bay number
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 0 srp location 0/5/cpu0 spa-bay 0 |
最初のベイの SPA で SRP 機能をイネーブルにします。 |
ステップ 3 |
hw-module port port-number-2 srp location instance spa-bay number
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module port 0 srp location 0/5/cpu0 spa-bay 1 |
2 番目のベイの SPA で SRP 機能をイネーブルにします。 |
ステップ 4 |
commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 5 |
hw-module subslot subslot-id shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module subslot 0/5/0 shutdown |
コマンドは推奨されません。このコマンドを使用すると、SRP インターフェイスを構成する 2 つの SPA およびプロセスに同期の問題が発生する可能性があるためです。 SRP ロケーション 0/5/cpu0 のベイ 0 にある SPA をシャットダウンします。 |
ステップ 6 |
hw-module subslot subslot-id shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# hw-module subslot 0/5/1 shutdown |
コマンドは推奨されません。このコマンドを使用すると、SRP インターフェイスを構成する 2 つの SPA およびプロセスに同期の問題が発生する可能性があるためです。 SRP ロケーション 0/5/cpu0 のベイ 1 にある SPA をシャットダウンします。 |
ステップ 7 |
commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 8 |
no hw-module subslot subslot-id shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# no hw-module subslot 0/5/0 shutdown |
SRP ロケーション 0/5/cpu0 のベイ 0 にある SPA をアップ状態に戻します。 |
ステップ 9 |
no hw-module subslot subslot-id shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# no hw-module subslot 0/5/1 shutdown |
SRP ロケーション 0/5/cpu0 のベイ 1 にある SPA をアップ状態に戻します。 |
ステップ 10 |
commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
この手順を完了すると、ポート 0/5/0 および 0/5/1 で構成される SRP インターフェイス 0/5 を構成できるようになります。
(注) 特定の SRP インターフェイスに関連付けられている OC-192/STM-64 ポートで SRP の使用をディセーブルにするには、この項と同じ手順を実行します。ただし、ステップ 2 と 3 では、no hw-module port port-number srp location instance spa-bay number コマンドを使用します。
OC-192/STM-64 ポートの設定を誤り、その設定を削除する場合、そのポートについてだけ、no hw-module port port-number srp location instance spa-bay number コマンドを指定できます。ただし、この処理を実行するのは、上記で説明した場合にだけ実行することをお勧めします。SRP 設定の一部を削除すると、ルータが不確定な状態のままになる可能性があります。
基本的な SRP 設定の作成
ここでは、基本的な SRP 設定の作成方法について説明します。設定できるパラメータは多数ありますが、このタスクで最も基本的なパラメータについて説明します。
(注) このタスクを実行する前に、インターフェイス上で SRP を有効にする必要があります。「PortPLIM ポートでの SRP のイネーブル化」を参照してください。
手順の概要
1. show interfaces
2. configure
3. controller sonet interface-path-id clock source internal
4. interface srp interface-path-id
5. ipv4 address ip-address mask
6. srp topology-timer value
7. no shutdown
8. end
または
commit
9. show interfaces srp interface-path-id
10. show running-config
詳細手順
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ステップ 1 |
show interfaces
RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces |
(任意)設定されているインターフェイスを表示します。 • また、このコマンドを使用して、ルータが PLIM カードを認識しているかどうかを確認します。 |
ステップ 2 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
controller sonet interface-path-id clock source internal
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/0/0 clock source internal RP/0/RP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/0/1 clock source internal |
SRP インターフェイスを構成する各ポートで、SONET ポート送信クロック ソースを設定します。コントローラ インスタンスは rack/slot/module/port 表記で指定し、 internal キーワードには内部クロックを指定します。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 」を参照してください。 |
ステップ 4 |
interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface srp 0/1/0/0 |
SRP インターフェイス名と rack/slot/module/port 表記を指定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
ipv4 address ip-address
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 10.1.2.1 255.255.255.224 |
インターフェイスに IP アドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。 |
ステップ 6 |
srp topology-timer value
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# srp topology-timer 1 |
(任意)SRP リング上の現在のノードを識別するために送信するリングのトポロジ ディスカバリ メッセージの頻度を指定します。 |
ステップ 7 |
no shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、インターフェイスに強制された管理上のダウン状態が解除され、アップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 8 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end または RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 9 |
show interfaces srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces srp 0/1/0/0 |
(任意)SRP インターフェイスの設定を表示します。 |
ステップ 10 |
show running-config
RP/0/RP0/CPU0:router# show running-config |
(任意)現在ルータで使用されている設定情報を表示します。 |
インテリジェント保護スイッチング(IPS)の設定
SRP インターフェイス上で Intelligent Protection Switching(IPS; インテリジェント保護スイッチング)を設定するには、このタスクを実行します。これはオプションのタスクです。
IPS を使用すると、リンクまたはノードが失敗した後に、IP の自己回復および復元や、パフォーマンス モニタリングを実行できます。SRP IPS には次の 2 つのモードがあります。
• 自動 SRP IPS モードは、SRP リングがイベント、ファイバの切断、またはノードのエラーを検出したときに有効になり、トリガ条件がクリアされるまで有効な状態が続きます。トリガがクリアされると、wait-to-restore(WTR)値が期限切れになるまで、SRP IPS モードは有効な状態が続きます。
• ユーザ設定の SRP IPS モードは、コマンドを入力してすぐに有効になり、ユーザ コマンドによって削除されるか、より優先順位の高い SRP IPS コマンドで上書きされるまで有効な状態が続きます。ユーザ設定のコマンドを無効にするには、 no srp ips request forced-switch global configuration コマンドまたは srp remove manual-switch EXEC コマンドを使用できます。
ユーザ設定の forced-switch では、 srp ips request forced-switch コマンドを入力することで、指定した範囲の両端に優先順位の高い保護スイッチのラップを追加します。たとえば、 srp ips request forced-switch コマンドを入力すると、DPT PLIM をルータ スロットから取り外す前、またはイベントに反応して、リングの一方に対するデータ トラフィックを強制することができます。
表 17 は、優先順位順(高い方から低い方へ)の IPS 要求一覧です。
表 17 SRP IPS ユーザ要求の説明
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Forced-switch |
ユーザ設定の srp ips request forced-switch コマンドを入力することで、指定した範囲の両端に優先順位の高い保護スイッチのラップを追加します。 |
Manual-switch |
ユーザ設定の srp request manual-switch コマンドを入力することで、指定した範囲の両端に優先順位の低い保護スイッチのラップを追加します。 |
(注) DPT PLIM を取り外す前に、外すインターフェイスの両側で srp ips request forced-switch コマンドを使用できます。
特定の範囲で自動設定またはユーザ設定の保護スイッチが要求された場合、保護要求を受信したノードは、(失敗は一方向の可能性があるため)失敗した範囲上の短いパスと、リングに沿った長いパスの両方を使用して、その範囲のもう一方の終端のノードに対して保護要求を発行します。
保護要求がリングに沿って送信されるとき、保護階層が適用されます。たとえば、優先順位の高い Signal Fail(SF)要求がリングに送信されると、既存の優先順位の低い要求は上書きされます。イベントまたはユーザ設定のコマンドによって優先順位の低い要求が送信され、優先順位の高い要求がリング上にあった場合、優先順位の低い要求は許可されません。
(注) ただし、個別のファイバ リンク上で複数の signal-fail 要求と forced-switch 要求が発生する場合、SRP リング上に複数の要求が同時に存在する可能性があります。また、リングは分岐します。
すべての保護スイッチは両方向で実行され、失敗が一方向だけの場合でも、送信範囲の両端でラップを追加し、方向を受信します。
手順の概要
1. configure
2. interface srp interface-path-id
3. srp ips wtr-timer seconds
4. srp ips timer seconds
5. srp ips request forced-switch { a | b }
6. end
または
commit
7. srp { request | remove } manual-switch { a | b } interface srp interface-path-id
8. show srp ips interface srp interface-path-id
詳細手順
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ステップ 1 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface srp 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で SRP インターフェイス名を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
srp ips wtr-timer seconds
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# srp ips wtr-timer 60 |
(任意)ラップの原因が取り除かれた後もラップを残す時間(秒)を設定します。 |
ステップ 4 |
srp ips timer seconds
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# srp ips timer 60 a
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(任意)IPS 要求の送信頻度を指定します。デフォルトは 1 秒です。
(注) IPS タイマー値は、リング上のすべてのノードで同じ値にすることをお勧めします。そのため、あるノードで IPS タイマー値を変更した場合、srp ips timer コマンドを使用して、そのリング上のすべてのノードを変更する必要があります。
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ステップ 5 |
srp ips request forced-switch { a | b }
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# srp ips request forced-switch a |
(任意)指定した範囲の両端に、優先順位の高い保護スイッチのラップを追加します。 (注) このコマンドを実行するとノードがディセーブルになるため、必要な場合にだけ実行してください。 |
ステップ 6 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end または RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 7 |
srp { request | remove } manual-switch { a | b } interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router# srp remove manual-switch a interface srp 0/1/0/0 |
(任意)指定した範囲の両端に、優先順位の低い保護スイッチのラップを追加または削除します。 (注) このコマンドは必要な場合にだけ使用してください。 |
ステップ 8 |
show srp ips interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router# show srp ips interface srp 0/1/0/0 |
(任意)SRP インターフェイスに IPS 構成を表示します。 |
手順の概要
1. configure
2. class-map match-any access-group-name
3. match mpls experimental topmost exp-value
4. exit
5. class-map match-any access-group-name
6. match precedence precedence-value
7. exit
8. policy-map policy-name
9. class class-name
10. police cir kbps
11. set cos cos-value
12. priority
13. exit
14. class class-name
15. priority
16. set cos cos-value
17. exit
18. exit
19. interface srp interface-path-id
20. service-policy output policy-map
21. end
または
commit
詳細手順
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ステップ 1 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
class-map match-any class-map-name
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# class-map match-any voice |
クラス マップ コンフィギュレーションモードを開始します。 • 指定した名前のクラスとパケットを照合するために使用するクラス マップを作成します。 • match-any を指定すると、トラフィック クラスで受信したトラフィックの場合、一致基準の 1 つに必ず一致し、そのトラフィック クラスの一部と分類されます。 |
ステップ 3 |
match mpls experimental topmost exp-value
RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# match mpls experimental topmost 4 |
クラス マップを設定し、最上位のマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベルの 3 ビット experimental(EXP)フィールドが、EXP フィールド値に対して検査されるようにします。 • EXP 値の引数は、0 ~ 7 に正確に一致する値と指定されます。 |
ステップ 4 |
exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# exit |
現在のサブモードを終了します。 |
ステップ 5 |
class-map match-any class-map-name
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# class-map match-any ctrl |
クラス マップ コンフィギュレーションモードを開始します。 • 指定した名前のクラスとパケットを照合するために使用するクラス マップを作成します。 • match-any を指定すると、トラフィック クラスで受信したトラフィックの場合、一致基準の 1 つに必ず一致し、そのトラフィック クラスの一部と分類されます。 |
ステップ 6 |
match precedence precedence-value
RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# match precedence internet |
(任意)IP precedence 値を一致基準として確認します。 • 有効値の範囲は 0 ~ 63 です。 • 数値の代わりに予約されたキーワードを指定することもできます。 |
ステップ 7 |
exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# exit |
現在のサブモードを終了します。 |
ステップ 8 |
policy-map policy-name
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map srp-policy |
ポリシー マップ コンフィギュレーションモードを開始します。 • サービス ポリシーを指定するために、1 つまたは複数のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更します。 |
ステップ 9 |
class class-name
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class voice |
作成または変更するポリシーを含むクラス名を指定します。 |
ステップ 10 |
police cir kbps
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police cir 2000000 |
トラフィック ポリシングを設定します。 (注) 2000000 は、インターフェイス ライン レートの 10% を表します。 |
ステップ 11 |
set cos cos-value
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# set cos 4 |
発信パケットのレイヤ 2 Class of Service(CoS; サービス クラス)値を設定します。 |
ステップ 12 |
priority
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# priority |
ポリシー マップに属するトラフィックのクラスに優先順位を指定します。 コマンドを使用してください。 |
ステップ 13 |
exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit |
現在のサブモードを終了します。 |
ステップ 14 |
class class-name
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class ctrl |
作成または変更するポリシーを含むクラス名を指定します。 |
ステップ 15 |
priority
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# priority |
ポリシー マップに属するトラフィックのクラスに優先順位を指定します。 コマンドを使用してください。 |
ステップ 16 |
set cos cos-value
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# set cos 6 |
発信パケットのレイヤ 2 CoS 値を設定します。 |
ステップ 17 |
exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit |
現在のサブモードを終了します。 |
ステップ 18 |
exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# exit |
現在のサブモードを終了します。 |
ステップ 19 |
interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface srp 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で SRP インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 20 |
service-policy output policy-map
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# service-policy output srp-policy |
インターフェイスのサービス ポリシーとして使用する入力インターフェイスまたは出力インターフェイスにポリシー マップを付加します。 • トラフィック ポリシーは、そのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。 |
ステップ 21 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end または RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
リングへのノードの追加
ここでは、ノードを追加するファイバ上のエリアから、forced-switch ラップを挿入する Cisco IOS XR コマンドを使用して、既存の SRP リングにノードを追加する方法について説明します。こうすることで、データ トラフィックの損失を最小限に抑えることができます。
この例の目的として、5 番目のノードが 4 ノード リングに追加されます。ノード 5 はノード 1 とノード 4 の間に追加されます。図 10 と図 11 は、単一の DPT PLIM を使用した物理構成図です。図 12 と図 13 は、論理構成図です。
手順の概要
1. configure
2. interface srp interface-path-id
3. srp ips request forced-switch { a | b }
4. end
または
commit
5. interface srp interface-path-id
6. no srp ips request forced-switch { a | b }
7. end
または
commit
詳細手順
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ステップ 1 |
configure
RP/0/RP0/CPU0:router1# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router1(config)# interface srp 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記でノード 1 の SRP インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
srp ips request forced-switch { a | b }
RP/0/RP0/CPU0:router1(config-if)# srp ips request forced-switch a |
(任意)指定した範囲の両端に、優先順位の高い保護スイッチのラップを追加します。このステップで、 切断されるファイバ上でノード 1 からの発信トラフィックが停止し、サイド A 上のノード 1 の横にラップが作成されます。 コマンドを使用することをお勧めします。 |
ステップ 4 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router1(config-if)# end または RP/0/RP0/CPU0:router1(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 5 |
ノード 1 からノード 4 に接続する光ファイバケーブルを取り外します。 |
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ステップ 6 |
ケーブルを接続して新しいノードを追加する操作で、受信(RX)および送信(TX)のケーブル接続の関係を確認します。 |
図 13を参照してください。 |
ステップ 7 |
interface srp interface-path-id
RP/0/RP0/CPU0:router1(config)# interface srp 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記でノード 1 の SRP インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 8 |
no srp ips request forced-switch { a | b }
RP/0/RP0/CPU0:router1(config-if)# no srp ips request forced-switch a |
指定した範囲の両端に、優先順位の高い保護スイッチのラップを削除します。この操作で、またノード 1 から トラフィックが送信されるようになります ( 図 13を参照)。 コマンドを使用してラップを削除する必要があります。ステップ 3 を実行しなかった場合、WTR タイマーが期限切れになったときに自動的に削除されます。 |
ステップ 9 |
end または commit
RP/0/RP0/CPU0:router1(config-if)# end または RP/0/RP0/CPU0:router1(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 10 |
show srp ips
RP/0/RP0/CPU0:router5# show srp ips |
ラップが消去され、新しいノードがリングに追加されたことを確認します (図 13を参照)。 |
ステップ 11 |
show srp errors
RP/0/RP0/CPU0:router5# show srp errors |
新しいリングの設定に問題がないことを確認します。エラーがある場合、LED のステータスを確認し、問題の内容を判断します。 |
図 10 SRP リング上の 4 ルータ(各ルータが 2 つの物理ポートを使用)
図 11 SRP リングへのルータの追加(各ルータが 2 つの物理ポートを使用)
図 12 4 ノードの SRP リング トポロジ
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Cisco CRS-1 ルータ |
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Cisco XR 12000 シリーズ ルータ |
図 13 ラップしたリングに 5 番目のノードを追加した SRP リング トポロジ
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Cisco CRS-1 ルータ |
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Cisco XR 12000 シリーズ ルータ |