ピアの設定

ピアのインポート

組織で BGPmon の既存のピア構成が有効になっている場合は、BGPmon からピアをインポートできます。

手順


ステップ 1

メインウィンドウで、[外部ルーティング分析(External Routing Analytics)] > [設定(Configure)] > [ピア(Peers)] の順にクリックします。

ステップ 2

[Peermonのインポート(Peermon Import)] をクリックします。

ステップ 3

Peermon テーブルに各ピアに関連付けられた電子メールアドレスを入力し、[要求(Request)] をクリックします。

Crosswork Cloud Network Insights は、入力したアドレスに確認メールを送信します。

ステップ 4

電子メールの承認リンクをクリックすると、BGPmon から Crosswork Cloud Network Insights にピア構成がインポートされます。

クリックする前に確認メールの期限が切れた場合は、[インポートの再起動(Restart Import)] をクリックすることで、確認メールを再送信できます。

承認リンクをクリックすると、Crosswork Cloud Network Insights はピアを BGPmon から転送し、ピア情報を正常にインポートした後にメッセージを表示します。インポートされたピアが [ピア(Peers)] メニューに表示されます。


ピアの追加

これは、Crosswork Cloud にピアを追加する際の最初の手順です。

手順


ステップ 1

メインウィンドウで、[外部ルーティング分析(External Routing Analytics)] > [設定(Configure)] > [ピア(Peers)] の順にクリックします。

ステップ 2

[ピアの追加(Add Peer)] をクリックします。

ステップ 3

次の表に示すフィールドに入力します。

フィールド

説明

IP

ピアの IP アドレス。

名前(Name)

ピアの一意の名前。ピア名は、他のピアのいずれとも一致してはなりません。

ASN

ピアが属する ASN。

市区町村郡(City)

ピアが位置している市区町村。

国(Country)

ピアが位置している国。

連絡先の電子メール(Contact Email)

ピアの連絡先電子メールアドレス。

説明(Description)

ピアの説明。

ポリシー(Policy)

ピアに関連付けるポリシーを選択します。

タグ(Tags)

(任意)ピアに適用する意味のあるテキストを入力します。

ステップ 4

[保存(Save)] をクリックします。

ステップ 5

シスコのルートサーバと ASN の詳細を取得します。詳細については、ピアの詳細の表示を参照してください。

ステップ 6

ピアデバイスを設定します。詳細については、ピアデバイスの設定を参照してください。


ピアの詳細の表示

特定のピアに関する詳細情報を表示できます。また、ピアデバイスの設定に必要なシスコのルートサーバおよび ASN 情報を取得することもできます(ピアデバイスの設定を参照)。

手順


ステップ 1

メインウィンドウで、[外部ルーティング分析(External Routing Analytics)] > [設定(Configure)] > [ピア(Peers)] の順にクリックします。

ステップ 2

特定のピアに関する詳細を表示するには、そのピアの IP アドレスをクリックします。Crosswork Cloud Network Insights では、次の表に示すように、ピアに関する詳細が表示されます。

(注)  

 

このページから、対応するボタンをクリックして、このピアを編集無効化、または削除することもできます。

表 1. 概要

フィールド

説明

リンクされたポリシー(Linked Policy)

プレフィックスに関連付けられたポリシー。

更新された統計(Stats Updated) 統計情報が前回更新された時間。
[確立/ドロップされたセッション(Sessions Established/Dropped)]

ルートサーバのピアと自身のピアの間の BGP セッションが確立/ドロップされた回数。

[最後のリセット(Last Reset)]

セッションが最後にリセットされた時刻。

最後のリセットの理由

BGP セッションがリセットされた理由。

最後のアクティブなアラーム(Last Active Alarm)

ピアに関連付けられた最後のアクティブなアラーム。アラームをクリックすると、詳細が表示されます。最後のアクティブなアラームのリストを表示するには、[すべて表示(View All)] をクリックします。

[このピア(This Peer)] ピアに関する情報が表示されます。
BGPセッション(BGP Session) 現在の BGP セッションの情報を表示します。

[ルートサーバとASN(Route Server and ASN)]

確立された、または確立しようとしている BGP セッションがピアにあるルートサーバのピアルータに関する情報。この情報は、ピアデバイスを設定するために必要です。詳細については、ピアデバイスの設定を参照してください。

プレフィックスの数(Number of Prefixes)

ピアで受け入れられるプレフィックスの平均数を表示する 7 日間のタイムライン。

表 2. アラーム

フィールド

説明

アラームの状態(Alarm state)

次のアラームの状態のいずれかをクリックします。

  • [アクティブ(Active)]Crosswork Cloud Network Insights では、優先度順にソートされたすべてのアクティブなアラームのリストが表示されます。

  • [確認済み(Acknowledged)]Crosswork Cloud Network Insights では、優先順位でソートされたすべての確認済みアラームのリストが表示されます。

表示(View)

[表示(View)] をクリックすると、アラームに関する詳細が表示されます。

ルール(Rule)

違反したルール。

シビラティ(重大度)(Severity)

設定されたアラームのシビラティ(重大度)レベル。

アクティブ化(Activated)

アラームの発生時刻。

表 3. BGP 更新

フィールド

説明

タイムフレーム(Timeframe)

[タイムフレーム(Timeframe)] ドロップダウンリストから値を選択して、タイムフレームを指定します。

アドバタイズメント/取り消し(Advertisements/Withdrawals)

タイムフレーム中に確認されたアドバタイズメントと取り消しの合計数。

プレフィックス(Prefix)

BGP 更新の受信元になっているプレフィックス IP アドレス。

発信元ASN(Origin ASN)

発信元であることが確認されたASN。

AS パス(AS Path)

AS ルーティングパス。

コミュニティ(Communities)

コミュニティのパス属性(該当する場合)。

更新のタイプ(Update Type)

BGP 更新のタイプ。

最終変更日(Last Modified)

前回の BGP 更新の日時。


ピアデバイスの設定

次のテンプレートを使用して、ピアデバイスに構成を適用できます。

Cisco IOS XE

router bgp <asn>
 bgp router-id <router-id>
 bgp log-neighbor-changes
 no bgp default ipv4-unicast
 neighbor <route-server-ipv4> remote-as 65179
 neighbor <route-server-ipv4> description Cisco CrossWork Route Server IPv4
 neighbor <route-server-ipv4> ebgp-multihop 255
 neighbor <route-server-ipv4> update-source <src-interface>
 !
 neighbor <route-server-ipv6> remote-as 65179
 neighbor <route-server-ipv6> description Cisco CrossWork Route Server IPv6
 neighbor <route-server-ipv6> ebgp-multihop 255
 neighbor <route-server-ipv6> update-source <src-interface>
 !
 address-family ipv4
  neighbor 172.31.20.53 activate
  neighbor 172.31.20.53 send-community both
  neighbor 172.31.20.53 filter-list 2 in
  neighbor 172.31.20.53 filter-list 1 out
 exit-address-family
 !
 address-family ipv6
  neighbor 172.31.20.53 activate
  neighbor 172.31.20.53 send-community both
  neighbor 172.31.20.53 filter-list 2 in
  neighbor 172.31.20.53 filter-list 1 out
 exit-address-family
!
ip as-path access-list 1 permit .*
ip as-path access-list 2 deny .*

ここで

  • <asn> は、ネットワークの BGP AS 番号です。

  • <router-id> は、ネットワークの BPG ルータ ID です。

  • <src-interface> は、ネットワークの BGP 送信元インターフェイスです。

次の IPv4/IPv6 情報は、UI を使用してピアが追加された後に生成されます。詳細については、ピアの追加およびピアの詳細の表示を参照してください。

  • <route-server-ipv4> は、シスコのルートサーバの IPv4 アドレスです。

  • <route-server-ipv6> は、シスコのルートサーバの IPv6 アドレスです。

Cisco IOS XR

router bgp <asn>
 address-family ipv4 unicast
 !
 address-family ipv6 unicast
 !
 neighbor <route-server-ipv4>
 remote-as 65179
 bgp router-id <router-id>
 ebgp-multihop 255
 description Cisco CrossWork Route Server IPv4
 update-source <src-interface>
 address-family ipv4 unicast
 route-policy DROP in
 route-policy PASS out
 !
 !
 neighbor <route-server-ipv6>
 remote-as 65179
 ebgp-multihop 255
 description Cisco CrossWork Route Server IPv6
 update-source <src-interface>
 address-family ipv6 unicast
 route-policy DROP in
 route-policy PASS out
!
route-policy PASS
 pass
end-policy
!
route-policy DROP
 drop
end-policy
!

ここで

  • <asn> は、ネットワークの BGP AS 番号です。

  • <router-id> は、ネットワークの BPG ルータ ID です。

  • <src-interface> は、ネットワークの BGP 送信元インターフェイスです。

次の IPv4/IPv6 情報は、UI を使用してピアが追加された後に生成されます。詳細については、ピアの追加およびピアの詳細の表示を参照してください。

  • <route-server-ipv4> は、シスコのルートサーバの IPv4 アドレスです。

  • <route-server-ipv6> は、シスコのルートサーバの IPv6 アドレスです。

ピアの編集

以前に追加またはインポートしたピアを編集できます。

手順


ステップ 1

メインウィンドウで、[外部ルーティング分析(External Routing Analytics)] > [設定(Configure)] > [ピア(Peers)] の順にクリックします。

ステップ 2

1 つのピアを編集するには、ピアの IP アドレスをクリックしてから、[編集(Edit)] をクリックします。

単一のピアを編集する場合、ピアの名前、市区町村、国、連絡先、説明、ポリシー、タグを変更できます。

ステップ 3

フィールドを変更し、[保存(Save)] をクリックします。

ステップ 4

ピアグループを変更して同じ変更を適用するには、編集する各ピアの横にあるチェックボックスをオンにして、[編集(Edit)] をクリックします。

複数のピアを編集する場合、ピアに割り当てられているポリシーとタグを変更し、すべてのピアを非アクティブ化またはアクティブ化できます。

ステップ 5

フィールドのいずれかを変更し、[送信(Submit)] をクリックします。


ピアの無効化

ピアを無効にすると、Crosswork Cloud Network Insights はピアからの情報収集を一時的に停止し、Crosswork Cloud Network Insights のルートサーバーとピアルータ間の BGP セッションを終了します。Crosswork Cloud Network Insights は、ピア構成をデータベースに保持しますが、ピアの統計情報(BGP セッションステータス、IPv4 と IPv6 プレフィックスの数など)は破棄します。

後でピアを有効にして、データ収集を再開できます。

または、ピアを削除して、Crosswork Cloud Network Insights から削除することもできます。ピアを削除した後は、そのデータを回復できません。ピアの削除を参照してください。

手順


ステップ 1

メインウィンドウで、[外部ルーティング分析(External Routing Analytics)] > [設定(Configure)] > [ピア(Peers)] の順にクリックします。

ステップ 2

非アクティブにするピアの IP アドレスをクリックします。

ステップ 3

[無効(Disable)] をクリックします。

ピアが無効にされたことを示すメッセージが表示されます。

無効になっているピアを有効にすることができます。ピアを再び有効にすると、Crosswork Cloud Network Insights は保存されたピア構成を使用し、ピアルータと Crosswork Cloud Network Insights のルートサーバー間で BGP ピアリングセッションが再開されます。ピアを有効にした後、ピアの詳細ページに統計情報が表示されるまでに最大 30 分かかる場合があります。

ステップ 4

ピアのデータ収集を再開するには、[有効(Enable)] をクリックします。

ピアが有効になったことを示すメッセージが表示され、Crosswork Cloud Network Insights はピアのデータ収集を再開します。


ピアの削除

ピアを削除すると、すべてのピアデータが Crosswork Cloud Network Insights から削除されます。Crosswork Cloud Network Insights は、そのルートサーバーから BGP ピア構成を削除し、Crosswork Cloud Network Insights とピアルータ間の BGP セッションを終了します。

ピアに関連付けられたすべてのピアデータは破棄され、回復できません。削除されたピアを再アクティブ化することはできません。

または、ピアを無効にすることもできます。この場合、Crosswork Cloud Network Insights がピアからの情報収集を一時的に停止します。ピアの無効化を参照してください。

手順


ステップ 1

メインウィンドウで、[外部ルーティング分析(External Routing Analytics)] > [設定(Configure)] > [ピア(Peers)] の順にクリックします。

ステップ 2

削除するピアの隣にあるチェックボックスをオンにするか、IP アドレスをクリックし、[削除(Remove)] をクリックします。

ステップ 3

[削除(Remove)] をクリックすることで、ピアの削除が確定します。

ピアとその以前に収集されたデータが Crosswork Cloud Network Insights から削除されます。