マルチホーミングについて
Cisco Nexus プラットフォーム スイッチは、vPC ベースのマルチホーミングをサポートします。このマルチホーミングでは、スイッチのペアが冗長性のために単一のデバイスとして機能し、両方のスイッチがアクティブ モードで機能します。EVPN 環境の Cisco Nexus プラットフォーム スイッチでは、レイヤ 2 マルチホーミングをサポートする 2 つのソリューションがあります。これらのソリューションは、MCT リンクが必要な従来の vPC(エミュレートまたは仮想 IP アドレス)と BGP EVPN 技術に基づいています。
BGP EVPN コントロール プレーンを使用している間、各 vPC ペアは共通の仮想 IP(VIP)を使用して、アクティブ/アクティブの冗長性を提供します。さらに、BGP EVPN ベースのマルチホーミングは、特定の障害シナリオで高速コンバージェンスを提供します。
vPC ピア上の BD ごとのラベル
vPC ピアが同じ BD ごとのラベルを持つようにするには、BD ごとのラベルに次の値を指定する必要があります。
Label value = Label_base + VLAN_ID
ラベル ベースは、同じ vPC ピアで設定されます。現在、VLAN 設定は両方の vPC ピアで同一であるため、両方の vPC ピアに同じラベルが付けられます。
Cisco NX-OS リリース 9.3(1) では、BD ごとのラベルの設定はサポートされていません。このリリースでは、evi auto のみがサポートされています。
vPC ピア上の VRF ごとのラベル
vPC ピアが同じ VRF ごとのラベルを持つようにするには、VRF ごとのラベルに次の値を指定する必要があります。
Label value = Label_base + vrf_allocate_index
vPC ピアの割り当てインデックスを設定するには、次の手順を実行します。
Router bgp 1
vrf Tenant_A
allocate-index 11
バックアップ リンクの設定
バックアップ リンクは、vPC ピア間で設定する必要があります。このリンクとしては、MCT に並列な任意のレイヤ 3 リンクが可能です。
interface vlan 100
ip add 10.1.1.1/24
mpls ip forwarding
< enable underlay protocol >