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この章では、Cisco Data Center Network Manager(DCNM)のインストールを成功させるためにデータベースを準備する方法について説明します。
既存のデータベースがサポートされているデータベースである場合、Cisco DCNM サーバのインストールで既存のデータベースを使用できます。ただし、データベースの準備が必要になる場合があります。
Oracle データベースを使用する場合は、Cisco DCNM では、Oracle データベースのいくつかの設定を Oracle のデフォルト値より高い値に変更する必要があります。 表 2-1 および 表 2-2 に、サポートされている各 Oracle データベースの特定の要件を示します。
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配置内の任意の Cisco DCNM サーバに対してリモートである PostgreSQL データベースを使用する場合は、Cisco DCNM サーバ システムからのリモート接続を許可するように PostgreSQL サーバ ソフトウェアを設定する必要があります。リモート接続が許可されるかどうかは、PostgreSQL データベース インストールの pg_hba.conf ファイルで制御されます。Cisco DCNM をインストールする前に、pg_hba.conf ファイルのレコードでリモートの Cisco DCNM サーバ システムからの接続を許可する必要があります。
pg_hba.conf ファイルの詳細については、PostgreSQL サーバのマニュアルまたは次の URL にあるドキュメントを参照してください。
http://www.postgresql.org/docs/8.2/interactive/auth-pg-hba-conf.html
Oracle データベースを Cisco DCNM で使用できるように準備するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 (Oracle 10g のみ)SYSTEM テーブルスペースをデフォルトの 1 GB から 2 GB に拡張します。手順の詳細については、「SYSTEM テーブルスペースの拡張」を参照してください。
ステップ 2 セッション数とプロセス数をそれぞれ 150 に増やします。手順の詳細については、「セッション数とプロセス数の 150 への増加」を参照してください。
ステップ 3 開いているカーソルの数を 1000 に増やします。手順の詳細については、「開いているカーソルの数の 1000 への増加」を参照してください。
ここで示す Oracle データベースの手順を実行するには、SQL*Plus コマンドライン ツールを使用する必要があります。SQL*Plus 実行可能ファイルは、通常、Oracle ホーム ディレクトリの下の bin ディレクトリにインストールされています。Microsoft Windows の場合、SQL*Plus 実行可能ファイルのデフォルトの場所は次のとおりです。
C:¥oraclexe¥app¥oracle¥product¥10.2.0¥server¥bin
Linux を使用している場合は、SQL*Plus コマンドライン ツールを使用する前に、ORACLE_HOME および ORACLE_SID 環境変数を正しい値に設定する必要があります。たとえば、Linux で Oracle 10g を使用している場合は、次のコマンドを実行して、これらの環境変数をデフォルトの Oracle ホーム ディレクトリと SID に設定します(bash シェルを使用している場合)。
ステップ 1 SQL*Plus 実行可能ファイルを実行します。
たとえば、Oracle 管理者のユーザ名が system でパスワードが oracle である場合は、次のように入力してログインします。
SQL*Plus の使用の詳細については、使用している Oracle データベース バージョンのマニュアルを参照してください。
init.ora ファイルでは、起動パラメータを指定します。 表 2-3 に示すように、このファイルのデフォルトの名前と格納場所はプラットフォームによって異なります。
表 2-4 に示すように、init.ora ファイルには、サーバ パラメータ ファイルのフル パスを示す行が 1 つだけあります。
ステップ 1 Oracle データベースにログインするには、SQL*Plus コマンドライン ツールを使用します。詳細については、「Oracle SQL*Plus コマンドライン ツールに関する情報」を参照してください。
file_name は、ステップ 2 の select コマンドで出力されるファイル名です。
ステップ 1 init.ora ファイルが存在し、このファイルに使用中の Oracle データベース インストールに該当する 1 行が含まれていることを確認します。それ以外の行が含まれている場合は削除します。
詳細については、「init.ora ファイルに関する情報」を参照してください。
ステップ 2 Oracle データベースにログインするには、SQL*Plus コマンドライン ツールを使用します。詳細については、「Oracle SQL*Plus コマンドライン ツールに関する情報」を参照してください。
ステップ 3 shutdown コマンドを入力します。このコマンドが失敗する場合は、 shutdown abort コマンドを使用します。
init_file_name は、使用中の Oracle データベース インストールの init.ora ファイルの名前です。詳細については、「init.ora ファイルに関する情報」を参照してください。
ステップ 5 次のコマンドを入力して、セッション数を 150 に設定します。
ステップ 6 次のコマンドを入力して、プロセス数を 150 に設定します。
ステップ 7 shutdown コマンドを入力します。このコマンドが失敗する場合は、 shutdown abort コマンドを使用します。
ステップ 9 次のコマンドを入力して、セッション数とプロセス数が 150 に変更されていることを確認します。
ステップ 1 init.ora ファイルが存在し、このファイルに使用中の Oracle データベース インストールに該当する 1 行が含まれていることを確認します。それ以外の行がファイルに含まれている場合は削除します。
詳細については、「init.ora ファイルに関する情報」を参照してください。
ステップ 2 Oracle データベースにログインするには、SQL*Plus コマンドライン ツールを使用します。詳細については、「Oracle SQL*Plus コマンドライン ツールに関する情報」を参照してください。
ステップ 3 shutdown コマンドを入力します。このコマンドが失敗する場合は、 shutdown abort コマンドを使用します。
init_file_name は、使用中の Oracle データベース インストールの init.ora ファイルの名前です。詳細については、「init.ora ファイルに関する情報」を参照してください。
ステップ 5 次のコマンドを入力して、開いているカーソルの数を 1000 に設定します。
ステップ 6 shutdown コマンドを入力します。このコマンドが失敗する場合は、 shutdown abort コマンドを使用します。
ステップ 8 次のコマンドを入力して、開いているカーソルの数が 1000 に変更されていることを確認します。
この手順では、PostgreSQL サーバ システムに対してリモートである Cisco DCNM サーバからの接続を許可するように PostgreSQL サーバを設定する方法について説明します。
pg_hba.conf ファイルの詳細については、PostgreSQL サーバのマニュアルまたは次の URL にあるドキュメントを参照してください。
http://www.postgresql.org/docs/8.2/interactive/auth-pg-hba-conf.html
PostgreSQL サーバがサポートされているバージョンの PostgreSQL であることを確認します。Cisco DCNM インストーラ ソフトウェアを使用して PostgreSQL サーバをインストールした場合、PostgreSQL のバージョンはサポートされています。サポートされているデータベースの詳細については、『 Cisco DCNM Release Notes, Release 5.x 』を参照してください。
PostgreSQL データベース サーバ システムに対してリモートである Cisco DCNM サーバの IP アドレスを確認します。
ステップ 2 PostgreSQL サーバのインストール場所のデータ ディレクトリに移動します。Microsoft Windows の場合、PostgreSQL 8.2 のデータ ディレクトリのデフォルトの場所は C:¥Program Files¥PostgreSQL¥8.2¥data です。
ステップ 3 データ ディレクトリで、pg_hba.conf ファイルをテキスト エディタで開きます。
ステップ 4 pg_hba.conf ファイルで、IPv4 接続の接続レコードを見つけます。
ステップ 5 PostgreSQL データベース サーバ システムに対してリモートである Cisco DCNM サーバ システムごとに、次のレコードを 1 つ追加します。
IP-address は、Cisco DCNM サーバ システムの IPv4 アドレスです。
ヒント すべてのリモート接続を許可する場合は、次のレコードを 1 つ追加します。host all all 0.0.0.0/0 md5
ステップ 6 pg_hba.conf ファイルを保存して閉じます。
ステップ 7 PostgreSQL データベース サービスを開始します。
表 2-5 は、この機能のリリースの履歴です。
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