Postgres データベースのインストールが失敗する
表 9-1 で、Postgres データベースのインストール失敗に関する現象について確認してください。問題を表す現象ごとに、考えられる原因として該当するものを特定し、対応する解決方法に従います。
表 9-1 Postgres データベースのインストールが失敗する
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Postgres データベースのインストールが失敗する。 |
Postgres サービスを実行するために指定されたユーザ名がサーバ上にすでに存在します。 |
別のユーザ名を指定するか、既存のユーザ名をサーバから削除します。 |
ウイルス対策ソフトウェアまたは侵入検知ソフトウェア(Cisco Security Agent など)によって、インストールがブロックされました。 |
ウイルス対策ソフトウェアおよび侵入検知ソフトウェアを一時的にディセーブルにしてから、Cisco DCNM を再インストールします。 |
PostgreSQL インストーラに次のメッセージが表示される。
Failed to run initdb: 128
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(Microsoft Windows のみ)リモート デスクトップ接続クライアントがコンソール モードで実行されていません。 |
Cisco DCNM をサポート対象の Microsoft Windows オペレーティング システムにインストールし、Remote Desktop Connection(RDC; リモート デスクトップ接続)を使用して Cisco DCNM サーバ システムにアクセスする場合は、次のように、コマンド プロンプトから RDC を開始し、/console オプションを使用します。
C:¥>mstsc /console /v:
server
server は、Cisco DCNM サーバ システムの DNS 名または IP アドレスです。 |
PostgreSQL インストーラに次のメッセージが表示される。
Failed to create process for initdb. The service cannot be started, either because it is disabled or because it has no enabled devices associated with it.
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(Microsoft Windows のみ)Secondary Logon サービスが実行されていません。 |
Secondary Logon サービスが実行されていることを確認します。 1. Cisco DCNM サーバ システムで、[Control Panel] を開き、[Administrative Tools] > [Services] に移動します。 2. サービスのリストで、[Secondary Logon] サービスを見つけます。 3. [Secondary Logon] サービスのステータスが [Started] でない場合、サービスを右クリックし、[Start] を選択します。 4. [Services] ウィンドウを閉じます。 5. Cisco DCNM サーバのインストールを再開します。 |
以前のインストールが存在しないのに以前のインストールが検出される
表 9-2 以前のインストールが存在しないのに以前のインストールが検出される
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以前のインストールが存在するとメッセージが誤って示している。 |
Cisco DCNM について、次のファイルのエントリが正しくありません。
C:¥Program Files¥Zero G Registry¥.com.zerog.registry.xml
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1. 「Zero G Registry ファイルの編集」の手順を実行します。 2. Cisco DCNM サーバをインストールします。 |
Zero G Registry ファイルの編集
Zero G Registry ファイルを編集して、Cisco DCNM サーバのインストールが失敗する原因となっている可能性のある正しくないエントリを削除できます。
手順の詳細
ステップ 1
次の場所にある .com.zerog.registry.xml ファイルのバックアップを作成します。
C:¥Program Files¥Zero G Registry¥.com.zerog.registry.xml
ステップ 2
テキスト エディタでこのファイルを開きます。
ステップ 3
<products> 要素内で、次の <product> 要素とそのすべての派生要素を削除します。
<product name="Cisco DCNM" id="9e458447-1ee6-11b2-85ed-d4ed684e9c05" version="4.0.0.0" copyright="2007". . .
ステップ 4
<components> 要素内で、次の <component> 要素のすべてのインスタンスを削除します。
<component id="9e458484-1ee6-11b2-860c-d4ed684e9c05" version="1.0.0.0" name="InstallAnywhere VM Component" location="C:¥Program Files¥Cisco Systems¥Cisco DCNM¥jre" vendor="Cisco Systems Inc."/>
ステップ 5
ファイルを保存して閉じます。
Perl バイナリ ディレクトリのパスが見つからない
表 9-3 で、Perl バイナリ ディレクトリに関する現象について確認してください。問題を表す現象ごとに、考えられる原因として該当するものを特定し、対応する解決方法に従います。
表 9-3 Perl バイナリ ディレクトリのパスが見つからない
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エラー メッセージが、Perl の bin ディレクトリへのパスがシステムの PATH 環境変数に含まれていないことを示している。 |
Perl がサーバ システムにインストールされていません。 |
1. サポート対象のバージョンの ActivePerl をインストールします。ActivePerl の詳細については、「Cisco DCNM サーバのインストールの前提条件」を参照してください。 2. システムの PATH 環境変数に、Perl 実行可能ファイルを格納しているディレクトリへのパスが含まれていることを確認します。Microsoft Windows では、ActivePerl bin ディレクトリのデフォルト パスは C:¥Perl¥bin です。 3. DCNM サーバのインストールを再度開始します。 |
サーバ システムの PATH 環境変数に、Perl 実行可能ファイルを格納しているディレクトリへのパスが含まれていません。 |
1. サポート対象のバージョンの ActivePerl がサーバ システムにインストールされていることを確認します。インストールされていない場合は、サポート対象のバージョンの ActivePerl をインストールします。ActivePerl の詳細については、「Cisco DCNM サーバのインストールの前提条件」を参照してください。 2. システムの PATH 環境変数に、Perl 実行可能ファイルを格納しているディレクトリへのパスが含まれていることを確認します。Microsoft Windows では、ActivePerl bin ディレクトリのデフォルト パスは C:¥Perl¥bin です。 3. DCNM サーバのインストールを再度開始します。 |
Cisco DCNM インストーラで別の抽出場所の指定を求められる
表 9-4 Cisco DCNM インストーラで別の抽出場所の指定を求められる
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Cisco DCNM サーバ インストーラの実行後、次のメッセージを含むダイアログボックスが表示される。
Please select another location to extract the installer to
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Cisco DCNM インストーラ ソフトウェアが壊れています。これは、FTP または同様の転送プロトコルを ASCII モードで使用すると発生することがあります。 |
1. Cisco DCNM サーバ インストーラを削除します。 2. Cisco DCNM サーバ ソフトウェアをもう一度ダウンロードします。手順の詳細については、「Cisco DCNM サーバ ソフトウェアのダウンロード」を参照してください。 (注) FTP または同様のプロトコルでインストーラを転送する場合は、必ず、バイナリ モードを使用してインストーラを転送してください。 |