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この章では、Cisco Data Center Network Manager(DCNM)サーバ ソフトウェアを、以前の Cisco DCNM サーバがインストールされていないサーバ システムにインストールする方法について説明します。
• 「Cisco DCNM サーバのインストールに関する情報」
• 「プライマリ Cisco DCNM サーバのインストール」
プライマリ サーバのインストールでは、次のいずれかの目的で Cisco DCNM サーバ ソフトウェアをインストールします。
• 最初の Cisco DCNM サーバをクラスタ化されたサーバ環境にインストールする。
プライマリ サーバのインストールでは、Cisco DCNM インストーラ ウィザードを使用して、Cisco DCNM サーバの設定方法に関する情報を収集します。インストーラで必要な情報を入力すると、サーバ ソフトウェアがインストールされます。
プライマリ サーバをインストールすると、 INSTALL_DIR /dcm/dcnm/config ディレクトリに次のファイルも作成されます。
• installer.properties:プライマリ サーバが属するサーバ クラスタに各セカンダリ サーバをインストールするときに使用されます。
• re-installer.properties:プライマリ サーバが属するサーバ クラスタにセカンダリ サーバを再インストールするときに使用されます。
• licenses-installer.properties:プライマリ サーバが属するサーバ クラスタ内のセカンダリ サーバで Cisco DCNM ライセンスをインストールするときに使用されます。
Microsoft Windows サーバ システムでは、デフォルトの INSTALL_DIR の値は C:¥Program Files¥Cisco Systems です。RHEL サーバ システムでは、デフォルトの INSTALL_DIR の値は /usr/local/cisco です。
セカンダリ サーバのインストールでは、追加の Cisco DCNM サーバをクラスタ化されたサーバ環境にインストールします。このインストールは、プライマリ サーバをクラスタにインストールしたあとにだけ実行できます。
セカンダリ サーバのインストールはサイレント インストールです。コマンド プロンプトからインストーラを実行したあと、情報の入力を求めるプロンプトは表示されません。代わりに、セカンダリ サーバのインストールでは、セカンダリ サーバが属するクラスタにプライマリ サーバをインストールしたときに作成された installer.properties ファイルの情報が使用されます。
Cisco DCNM のクラスタ化されたサーバの導入では、各セカンダリ サーバをまったく同じように設定する必要があります。プライマリ サーバの installer.properties ファイルを使用することで、これを実現できます。詳細については、「クラスタ化されたサーバの設定の要件」を参照してください。
この手順では、Cisco DCNM サーバ ソフトウェアをクラスタ化されたサーバ環境のプライマリ サーバ システムにインストールする方法、または単一サーバ環境の唯一のサーバとしてインストールする方法について説明します。
(注) • 単一サーバを導入する場合は、「単一サーバの Cisco DCNM 環境の導入」のステップ 1 ~ステップ 3 を実行しておく必要があります。
• クラスタ化されたサーバを導入する場合は、「クラスタ化されたサーバの Cisco DCNM 環境の導入」のステップ 1 ~ステップ 5 を実行しておく必要があります。
Cisco DCNM サーバでインストール済みのデータベースが使用されるようにする場合は、そのデータベースが実行されていることを確認します。データベースがプライマリ サーバ システムに対してリモートである場合は、プライマリ サーバ システムからデータベースにアクセスできることを確認します。
Cisco DCNM で使用するアーカイブ ディレクトリのフル パスを確認します。クラスタ化されたサーバの Cisco DCNM 環境を導入する場合は、プライマリ サーバからクラスタ内のすべてのサーバで使用するために準備したディレクトリへのフル パスを確認します。アーカイブ ディレクトリのパスは、各サーバで同じである必要はありません。ただし、クラスタ内のすべてのサーバで同じアーカイブ ディレクトリを使用する必要があります。
サーバ システムでウイルス対策ソフトウェアおよび命令検出ソフトウェアをディセーブルにします。一般に、Cisco DCNM サーバ ソフトウェアのインストールを妨げる可能性があるセキュリティ ソフトウェアまたは機能をディセーブルにします。インストールの完了後に、ソフトウェアまたは機能を再度イネーブルにします。
• Microsoft Windows の場合、ユーザ アカウントはローカル管理者グループのメンバーである必要があります。
• RHEL の場合、ユーザ アカウントは root である必要があります。
Cisco DCNM を Microsoft Windows にインストールし、Remote Desktop Connection(RDC; リモート デスクトップ接続)を使用して Cisco DCNM サーバ システムにアクセスする場合は、次のようにコマンド プロンプトから RDC を開始し、/console オプションを使用します。
server は、Cisco DCNM サーバ システムの DNS 名または IP アドレスです。
ステップ 2 Cisco DCNM サーバ ソフトウェアをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のいずれかのファイルを実行します。
• Microsoft Windows の場合は、dcnm-k9. release .exe ファイルを実行します。
インストーラでインストールの準備が完了したら、[Introduction] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
[Please Read Before Continuing] 情報が Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
ステップ 5 [Choose Install Folder] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示された場合は、次の手順を実行します。
(注) Cisco DCNM インストーラによって Cisco Fabric Manager Release 4.2(1) 以降がサーバ システムにインストールされていることが検出された場合、[Choose Install Folder] ステップは表示されません。
a. (任意)デフォルトのインストール フォルダを変更する場合は、目的のインストール フォルダを入力するか選択します。
[Database Options] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。すでにインストールされている PostgreSQL または Oracle を使用できます。また、PostgreSQL がサーバ システムにインストールされていない場合は、Cisco DCNM インストーラを使用して PostgreSQL のインストールを追加できます。
(注) Cisco DCNM インストーラによって Cisco Fabric Manager Release 4.2(1) 以降がサーバ システムにインストールされていることが検出された場合、使用できるデータベース オプションは、Fabric Manager で使用するように設定されているデータベースだけです。
ステップ 6 PostgreSQL をインストールする場合は、次の手順を実行します。
a. [RDBMS] の横にある [Install PostgreSQL] をクリックします。
サーバ システムで RHEL を実行している場合は、[System User] ダイアログボックスが表示されます。
b. (RHEL のみ)[System User] ダイアログボックスで、PostgreSQL ソフトウェアを実行するために使用するユーザ アカウントのユーザ名を入力します。このユーザ アカウントには、管理者特権または root 特権が付与されて いない ことが必要です。
c. [DB Admin User] フィールドに、データベース管理者アカウントのユーザ名を入力します。インストーラによって、指定した管理者アカウントが作成されます。
d. [DB Admin Password] フィールドに、指定したデータベース管理者のユーザ名のパスワードを入力します。
e. [DCNM DB User] フィールドに、Cisco DCNM がデータベースにアクセスするために使用するユーザ名を入力します。デフォルトのユーザ名は dcnmuser です。インストーラによって、指定したユーザ アカウントが作成されます。
f. [DCNM DB Password] フィールドに、指定したデータベース ユーザ アカウントのパスワードを入力します。
g. [Confirm DCNM DB Password] フィールドに、指定したデータベース ユーザ アカウントのパスワードを再入力します。
h. (任意)PostgreSQL データベースのデフォルトのインストール フォルダを変更する場合は、[Install Location] フィールドで、目的のインストール フォルダを入力するか選択します。
ステップ 7 すでにインストールされている Relational Database Management System(RDBMS; リレーショナル データベース管理システム)を使用する場合は、次の手順を実行します。
a. [RDBMS] の横にある次のいずれかをクリックします。
– [Use existing PostgreSQL 8.1/8.2]
– [Use existing Oracle 10g/11g]
Cisco DCNM インストーラによって RDBMS がすでにインストールされていることが検出された場合は、[DB URL] フィールドにそのデータベースの URL が表示されます。
(注) Cisco DCNM インストーラによって Cisco Fabric Manager Release 4.2(1) 以降がサーバ システムにインストールされていることが検出された場合、[DB URL] フィールドには Fabric Manager データベースの URL が表示され、このフィールドは設定できません。
b. [DB URL] フィールドにデータベースの正しい URL が表示されていない場合は、正しい URL を入力します。
c. [DB Admin User] フィールドに、Cisco DCNM データベース方式および Cisco DCNM データベース ユーザ アカウントを作成する権限を持つデータベース ユーザ アカウントのユーザ名を入力します。
d. [DB Admin Password] フィールドに、指定したデータベース管理者のユーザ名のパスワードを入力します。
e. [DCNM DB User] フィールドに、Cisco DCNM がデータベースにアクセスするために使用するユーザ名を入力します。
インストーラによって、指定した Cisco DCNM 管理者ユーザを使用して Cisco DCNM データベース ユーザ アカウントが作成されます。
f. [DCNM DB Password] フィールドに、指定したデータベース ユーザ アカウントのパスワードを入力します。
g. [Confirm DCNM DB Password] フィールドに、指定したデータベース ユーザ アカウントのパスワードを再入力します。
ステップ 9 [Choose Database (PostgreSQL/Oracle) Root Folder] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示された場合は、次の手順を実行します。
a. 指定した既存の RDBMS の BIN ディレクトリが格納されているフォルダを入力するか選択します。インストーラで、サポートされているデータベースのデフォルトのインストール パスが一覧表示されます。
[Configuration Options] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
ステップ 10 [Server IP Address] リストから、Cisco DCNM サーバで使用する IP アドレスを選択します。このリストには、サーバ システムのネットワーク インターフェイスに現在割り当てられている IP アドレスだけが表示されます。
(注) サーバ システムの IP アドレスはスタティックに割り当てられます。Cisco DCNM サーバは、インストール時に指定された IP アドレスにバインドします。Cisco DCNM サーバの IP アドレスが変更されると、Cisco DCNM クライアントが Cisco DCNM サーバに接続できなくなるため、Cisco DCNM サーバを再インストールして IP アドレスを再設定できるようにすることが必要になります。
ステップ 11 Cisco DCNM Web サーバが待ち受けるポートを変更する場合は、[Web Server Port] ボックスに新しいポート番号を入力します。デフォルトでは、Cisco DCNM Web サーバは TCP ポート 8080 を待ち受けます。
(注) Web サーバのポート番号を変更すると、Cisco DCNM ユーザが Cisco DCNM クライアントをダウンロードするために使用する URL に影響します。
ステップ 12 Cisco DCNM サーバが Cisco DCNM クライアントからの接続を受け入れるポートを変更する場合は、[Naming Service Port] ボックスに新しいポート番号を入力します。デフォルトでは、Cisco DCNM サーバは、Cisco DCNM クライアントからの接続を TCP ポート 1099 で受け入れます。
(注) Cisco DCNM サーバのポート番号を変更すると、Cisco DCNM ユーザが Cisco DCNM クライアントにログインするときに指定するポートに影響します。
ステップ 13 (任意)[Configuration Options] ステップで一覧表示される残りのサービス ポートについて、別のポート番号を指定する場合は、次の手順を実行します。
a. 変更するサービス ポート番号ごとに、フィールドに新しいポート番号を入力します。
b. [Resolve Port Conflicts] をクリックします。
Cisco DCNM インストーラによって、指定したポートがすでに使用されていることが検出された場合は、未使用のポート番号がサービスに自動的に割り当てられます。
[IP Multicast Addresses Configuration] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
ステップ 15 (任意)Cisco DCNM サーバ クラスタのプライマリ サーバをインストールする場合は、次の手順を実行します。
a. [Partition Name] フィールドに、Cisco DCNM サーバ クラスタの一意の名前を入力します。デフォルトのパーティション名は、データベース ホスト インスタンス ID です。名前に使用できるのは英数字だけです。
b. (任意)必要に応じて、マルチキャスト IP アドレスを変更します。インストーラで提示されたアドレスが Cisco DCNM サーバ クラスタのルーティング環境ですでに使用されている場合は、マルチキャスト IP アドレスを変更する必要があります。
c. (任意)必要に応じて、マルチキャスト ポートを変更します。インストーラで提示されたポート番号が Cisco DCNM のインストール先のサーバ システムですでに使用されている場合は、マルチキャスト ポートを変更する必要があります。
[Choose Archive Folder] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
• クラスタ化されたサーバの Cisco DCNM 環境を導入する場合は、クラスタ内のすべてのサーバで使用するために準備したアーカイブ フォルダを入力するか選択します。
• 単一サーバの Cisco DCNM 環境を導入する場合は、デフォルトのアーカイブ フォルダを受け入れるか、目的のアーカイブ フォルダを選択することができます。
[Local User Credentials] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
ステップ 19 [Local Admin Username] フィールドに、Cisco DCNM サーバのユーザの名前を入力します。インストーラによって、Cisco DCNM サーバのユーザが作成され、そのユーザに管理者のロールが割り当てられます。
ステップ 20 [Password] フィールドにそのユーザのパスワードを入力し、[Confirm Password] フィールドにそのパスワードを再入力します。
(注) 強力なパスワードを使用することをお勧めします。強力なパスワードの一般的なガイドラインとしては、パスワードの長さを 8 文字以上にすることや、少なくとも 1 つの文字、数字、および記号を使用することなどが挙げられます。たとえば、Re1Ax@h0m3 というパスワードは 10 文字で、1 つの記号と 3 つの数字に加えて大文字と小文字が使用されています。
[Authentication Settings] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
Cisco DCNM サーバが Cisco DCNM クライアントにログインするユーザを認証するために使用する認証方式を選択します。次のいずれかを選択できます。
• [Local]:Cisco DCNM クライアント ユーザは、Cisco DCNM サーバのユーザ アカウントによってのみ認証されます。
• [RADIUS]:Cisco DCNM クライアント ユーザは、RADIUS サーバによって認証されます。
• [TACACS+]:Cisco DCNM クライアント ユーザは、TACACS+ サーバによって認証されます。
[RADIUS] または [TACACS+] の場合は、最大で 3 台のサーバを指定できます。
ステップ 22 [RADIUS] または [TACACS+] を選択した場合は、指定するサーバごとに次の手順を実行します。
a. サーバ アドレスのフィールドに、サーバの IPv4 アドレスを入力します(ドット付き 10 進数)。
b. 秘密鍵のフィールドに、サーバの共有秘密鍵を入力します。
c. (任意)Cisco DCNM がサーバと通信できることを確認する場合は、[Verify] をクリックします。
Microsoft Windows を使用している場合は、アプリケーションへのショートカットを指定するように求められます。RHEL を使用している場合は、リンク フォルダを指定するように求められます。
ステップ 24 目的のショートカットまたはリンクのオプションを選択します。
ステップ 25 (任意)サーバ システムにログインできるすべてのユーザのためにショートカットが作成されるようにする場合は、[Create Icons for All Users] チェックボックスをオンにします。
[Pre-Installation Summary] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示されます。
ステップ 27 選択内容の概要をよく確認します。変更を加える必要がある場合は、Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに変更する必要があるステップが表示されるまで [Previous] をクリックし、前の該当するステップに戻ります。
ステップ 28 Cisco DCNM サーバ ソフトウェアをインストールする準備ができたら、[Next] をクリックします。
Cisco DCNM サーバ ソフトウェアがインストールされます。
[Start Cisco DCNM Server] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 29 Cisco DCNM サーバを今すぐ起動するかどうかを選択します。Cisco DCNM サーバを今すぐ起動する場合は、サーバの起動中にスプラッシュ画面が表示されます。
[Install Complete] ステップが Cisco DCNM インストーラ ウィンドウに表示され、Cisco DCNM インスタンス ID 番号も表示されます。
ステップ 30 (任意)Cisco DCNM のライセンスを注文する場合は、Cisco DCNM インスタンス ID 番号を記録します。ライセンス プロセスで、その番号を入力する必要があります。
(注) ライセンスがなくても Cisco DCNM の使用を開始できますが、一部の機能を使用するには、ライセンスを購入してインストールし、ライセンス対象機能を使用する管理対象デバイスにライセンスを適用する必要があります。
ステップ 29 でインストール後に Cisco DCNM サーバを起動するように選択した場合は、サーバの起動中にスプラッシュ画面が表示されます。
ステップ 32 (任意)Cisco DCNM サーバを起動する必要がある場合は、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
ステップ 33 (任意)Cisco DCNM ライセンスをインストールする場合は、 第 4 章「Cisco DCNM 導入のライセンス設定」 を参照してください。
この手順では、Cisco DCNM サーバ ソフトウェアをクラスタ化されたサーバ環境のセカンダリ サーバ システムにインストールする方法について説明します。セカンダリ サーバのインストールでは、コマンドライン インターフェイスを使用する必要があるサイレント インストール方式が使用されます。Microsoft Windows の場合はコマンド プロンプト ウィンドウ、RHEL の場合はシェル ウィンドウを使用します。
Cisco DCNM インストーラによって、セカンダリ サーバのインストールに使用するユーザ アカウントのホーム ディレクトリに DCNM_InstallLog.log ファイルが作成されます。DCNM_InstallLog.log ファイルをモニタリングすることで、セカンダリ サーバのインストールが正常に完了したかどうかを判断できます。
(注) 「クラスタ化されたサーバの Cisco DCNM 環境の導入」のステップ 1 ~ステップ 8 を実行しておく必要があります。
セカンダリ サーバのインストール時に、プライマリ Cisco DCNM サーバで使用するように設定されているデータベースが実行されている必要があります。
セカンダリ サーバからクラスタ内のすべてのサーバで使用するために準備したアーカイブ ディレクトリへのフル パスを確認します。アーカイブ ディレクトリのパスは、各サーバで同じである必要はありません。ただし、クラスタ内のすべてのサーバで同じアーカイブ ディレクトリを使用する必要があります。
(注) サーバ システムでウイルス対策ソフトウェアおよび命令検出ソフトウェアをディセーブルにします。一般に、Cisco DCNM サーバ ソフトウェアのインストールを妨げる可能性があるセキュリティ ソフトウェアまたは機能をディセーブルにします。インストールの完了後に、ソフトウェアまたは機能を再度イネーブルにします。
Microsoft Windows サーバ システムでは、デフォルトの INSTALL_DIR の値は C:¥Program Files¥Cisco Systems です。RHEL サーバ システムでは、デフォルトの INSTALL_DIR の値は /usr/local/cisco です。
ステップ 2 次に示す必要な特権を持つユーザ アカウントを使用してセカンダリ サーバにログインします。
• Microsoft Windows の場合、ユーザ アカウントはローカル管理者グループのメンバーである必要があります。
• RHEL の場合、ユーザ アカウントは root である必要があります。
Cisco DCNM を Microsoft Windows にインストールし、Remote Desktop Connection(RDC; リモート デスクトップ接続)を使用して Cisco DCNM サーバ システムにアクセスする場合は、次のようにコマンド プロンプトから RDC を開始し、/console オプションを使用します。
server は、Cisco DCNM サーバ システムの DNS 名または IP アドレスです。
ステップ 3 ディレクトリを選択し、次のファイルをそのディレクトリにコピーします。
• プライマリ Cisco DCNM サーバ システムからコピーした installer.properties ファイル。
• ダウンロードした Cisco DCNM サーバ ソフトウェア。
ステップ 4 コマンド プロンプトで、必要に応じてディレクトリを変更し、作業ディレクトリが installer.properties ファイルと Cisco DCNM サーバ ソフトウェアを格納しているディレクトリになるようにします。Microsoft Windows では、引数を指定せずに chdir コマンドを使用して作業ディレクトリを表示します。RHEL では、 pwd コマンドを使用します。
• Microsoft Windows の場合:
dcnm-k9. release .exe -i silent -f installer.properties -DDCNM_IP_ADDRESS= server_ip_address -DDATA_PATH = configuration_archive_directory [ -DUSER_INSTALL_DIR= installation_directory ]
• RHEL の場合:
sh dcnm-k9. release .bin -i silent -f installer.properties -DDCNM_IP_ADDRESS= server_ip_address -DDATA_PATH = configuration_archive_directory [ -DUSER_INSTALL_DIR= installation_directory ]
たとえば、IPv4 アドレス 10.72.139.14 が割り当てられており、Cisco DCNM 設定アーカイブ用にディレクトリ W:¥DCNMdata が準備されている Microsoft Windows サーバ システムのデフォルトのインストール ディレクトリにセカンダリ Cisco DCNM Release 5.0(2) サーバをインストールする場合、インストール コマンドは次のようになります。
表 3-1 に、コマンド構文を示します。
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(任意)カスタム インストール ディレクトリのフル パスを指定します。このオプションを含めない場合、Cisco DCNM サーバは該当するデフォルトの場所にインストールされます。 |
ステップ 6 DCNM_InstallLog.log ファイルをモニタして、インストールのステータスを判別します。Cisco DCNM インストーラによって、現在のユーザ アカウントのホーム ディレクトリにログ ファイルが書き込まれます。
ステップ 7 (任意)Cisco DCNM ライセンスをインストールする場合は、 第 4 章「Cisco DCNM 導入のライセンス設定」 を参照してください。
表 3-2 は、この機能のリリースの履歴です。
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