この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Broadband Access Center(BAC)の Device Provisioning Engine(DPE)を、もう 1 つのコンポーネントである RDU がすでにインストールされているシステムにインストールする方法について説明します。
この状況が生じるのは、ほとんどの場合、テスト目的での試験環境への展開で、BAC コンポーネントはどちらも 1 台のマシンにインストールされます。
(注) DPE の追加を進める前に、RDU と DPE が BAC 3.0 バージョンのものであることを確認してください。
インストール プログラムによってシステムに RDU が検出された場合、RDU は追加できません。DPE だけを追加またはインストールするように要求されます。
(注) DPE のインストールを成功させるには、RDU が必要です。そのため、RDU が事前にシステムにインストールされている必要があります(「BAC のインストール」参照)。
システムにすでにインストールされている DPE に対して RDU を追加する場合、DPE は RDU に接続できません。したがって、DPE はネットワーク内のデバイスのプロビジョニングを行いません。
新規インストールの手順と異なり、DPE を追加するときは、選択した場所にホーム ディレクトリ( BPR_HOME )とデータ ディレクトリ( BPR_DATA )をインストールできません。これらのディレクトリは、RDU のディレクトリのインストール先として選択した場所にインストールされます。
GUI または CLI を使用して、DPE を追加できます。
CLI から DPE をインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 インストール先の BAC ホストに root としてログインします。
ステップ 2 Solaris システムのプロンプトで、CD-ROM ドライブまたはその他のインストール メディアのディレクトリに移動します。インストール プログラム setup.bin は、このドライブのルートにあります。
ステップ 3 次のコマンドを入力して、インストール プログラムを起動します。
ステップ 4 インストール プログラムは、適切なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 5 コンポーネントを 1 つ以上選択するように要求されたら、DPE プロンプトで y を入力し、 Enter キーを押します。DPE だけを追加するように要求されます。
ステップ 6 インストールするコンポーネントを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 7 個々のコンポーネントの確認が開始されることを示すメッセージが表示されます。 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 8 確認が完了すると、RDU の IP アドレスとリスニング ポートを入力するように要求されます。 Enter キーを押して RDU のホスト名を採用します。
(注) RDU の IP アドレスは、インストール プログラムによって自動的に取得されます。この値を入力する必要はありません。
ステップ 9 デフォルトのポート番号 49187 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 10 次に、IP アドレスとリスニング ポート番号を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 11 共有秘密パスワードを入力するように要求されます。BAC サーバ間の認証に使用するパスワードを入力して、 Enter キーを押します。
(注) 共有秘密パスワードは、ネットワーク上の RDU と DPE 全部に対して同じものを使用する必要があります。デフォルトのパスワードは secret です。
ステップ 12 Enter キーを押して先に進みます。選択したインストール パラメータが表示されます。 y を入力し、 Enter キーを押してパラメータを確認し、DPE を追加します。
ステップ 13 インストールが完了すると、Installation Summary 画面が表示されます。 Enter キーを押して、インストール プログラムを終了します。
GUI から DPE を追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 X-Windows クライアントを使用して、BAC コンポーネントのインストール先となるコンピュータに root アクセス権でログインします。
ステップ 2 Solaris システムのプロンプトにおいて、 setup.bin ファイルが格納されているディレクトリに移動します。BAC の CD-ROM を使用している場合、 setup.bin は CD-ROM ドライブのルートにあります。
ステップ 3 次のコマンドを入力して、インストール プログラムを起動します。
インストール プログラムは、適切なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 4 Next をクリックします。Installation Components 画面が表示されます。
ステップ 5 Installation Components 画面で Device Provisioning Engine オプションを選択します。 Next をクリックします。インストールされているコンポーネントが検出され、DPE だけを追加することができます。
ステップ 6 いくつかの確認が行われてから、Regional Distribution Unit Host/Port 画面が表示されます。RDU のホスト名を採用します。
RDU の IP アドレスを入力する必要はありません。この値は自動的に取得されます。
ステップ 7 デフォルトのポート番号 49187 を採用するか、新しいポート番号を入力します。 Next をクリックします。
ステップ 8 Shared Secret Password 画面が表示されます。共有秘密パスワードを入力し、確認します。 Next をクリックします。
ステップ 9 Installation Parameters 画面が表示されます。パラメータが正しいことを確認したら、 Next をクリックして、DPE をインストールします。パラメータを変更する場合は、 Back をクリックします。
ステップ 10 インストールが完了すると、Installation Summary 画面が表示されます。 Finish をクリックして、インストール プロセスおよびインストール プログラムを終了します。