この手順では、3 つのトラフィック インターフェイスと 3 つの必須インターフェイス(1 つは XR 管理用、2 つは予約済み)のある ISO ブート設定を作成する方法を説明します。
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KVM を起動します。
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-smbios type=1,manufacturer="cisco",product="Cisco IOS XRv 9000",uuid=97fc351b-431d-4cf2-9c01-43c283faf2a3 \
VM インスタンスのユニバーサル固有 ID(UUID)を設定します。UUID は、VM インスタンスを特定するライセンシングの一部として使用されます。
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ホスト CPU フラグをゲストに渡します。
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-drive file=/home/username/bnbMay13/workdir-username/disk1.raw,if=virtio,media=disk,index=1 \
-drive file=/home/username/bnbMay13/workdir-username/xrv9k-fullk9-x.iso.baked,media=cdrom,index=2 \
ハードディスクを空にし、ISO を起動します。
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メモリを作成します。
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-smp cores=4,threads=1,sockets=1 \
4 つの仮想 CPU と 1 つのソケットを作成します。
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ハードウェア アクセラレーションを有効化します。
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コンソール アクセスのためにシリアルポートを使用する場合、VGA コンソールをエミュレートします。このステップは推奨されています。
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リアルタイムクロック(RTC)を設定します。
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-netdev tap,id=host1,ifname=usernameLx1,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=host2,ifname=usernameLx2,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=host3,ifname=usernameLx3,script=no,downscript=no \
-device virtio-net-pci,romfile=,netdev=host1,id=host1,mac=52:46:84:57:A0:DA \
-device virtio-net-pci,romfile=,netdev=host2,id=host2,mac=52:46:C4:F4:36:0F \
-device virtio-net-pci,romfile=,netdev=host3,id=host3,mac=52:46:A5:C0:D0:C5 \
3 つの NIC を作成します。最初のものは XR 管理インターフェイスにマッピングされ、2 番目と 3 番目は予約済みです。
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-netdev tap,id=data1,ifname=usernameXr1,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=data2,ifname=usernameXr2,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=data3,ifname=usernameXr3,script=no,downscript=no \
-device e1000,romfile=,netdev=data1,id=data1,mac=52:46:87:18:62:DF \
-device e1000,romfile=,netdev=data2,id=data2,mac=52:46:32:02:90:6F \
-device e1000,romfile=,netdev=data3,id=data3,mac=52:46:34:93:52:1F \
4 番目から 11 番目の NIC は、トラフィック ポートにマッピングされます。最低 1 つのトラフィック インターフェイスが推奨されています。
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-serial telnet:0.0.0.0:10621,nowait,server \
-serial telnet:0.0.0.0:14713,nowait,server \
-serial telnet:0.0.0.0:18090,nowait,server \
-serial telnet:0.0.0.0:17181,nowait,server \
コンソールにアクセスするための 4 つのシリアルポートを作成します。最初のシリアルポートは XR コンソールにマッピングされます。詳細については、「コンソール マッピング」の項を参照してください。最低 1 つのシリアルポートが推奨されています。
シリアル コンソール アクセスの設定の詳細については、QEMU を使用した KVM のシリアル コンソール アクセスの設定の項を参照してください。
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ISO を 1 回のみ起動します。
例:
/usr/bin/kvm \
-smbios type=1,manufacturer="cisco",product="Cisco IOS XRv 9000",uuid=97fc351b-431d-4cf2-9c01-43c283faf2a3 \
-cpu host \
-drive file=/home/username/bnbMay13/workdir-username/disk1.raw,if=virtio,media=disk,index=1 \
-drive file=/home/username/bnbMay13/workdir-username/xrv9k-fullk9-x.iso.baked,media=cdrom,index=2 \
-m 16384 \
-smp cores=4,threads=1,sockets=1 \
-enable-kvm \
-daemonize \
-display none \
-rtc base=utc \
-name IOS-XRv-9000:username \
-runas username \
-netdev tap,id=host1,ifname=usernameLx1,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=host2,ifname=usernameLx2,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=host3,ifname=usernameLx3,script=no,downscript=no \
-device virtio-net-pci,romfile=,netdev=host1,id=host1,mac=52:46:84:57:A0:DA \
-device virtio-net-pci,romfile=,netdev=host2,id=host2,mac=52:46:C4:F4:36:0F \
-device virtio-net-pci,romfile=,netdev=host3,id=host3,mac=52:46:A5:C0:D0:C5 \
-netdev tap,id=data1,ifname=usernameXr1,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=data2,ifname=usernameXr2,script=no,downscript=no \
-netdev tap,id=data3,ifname=usernameXr3,script=no,downscript=no \
-device e1000,romfile=,netdev=data1,id=data1,mac=52:46:87:18:62:DF \
-device e1000,romfile=,netdev=data2,id=data2,mac=52:46:32:02:90:6F \
-device e1000,romfile=,netdev=data3,id=data3,mac=52:46:34:93:52:1F \
-monitor telnet:0.0.0.0:11063,server,nowait \
-serial telnet:0.0.0.0:10621,nowait,server \
-serial telnet:0.0.0.0:14713,nowait,server \
-serial telnet:0.0.0.0:18090,nowait,server \
-serial telnet:0.0.0.0:17181,nowait,server \
-boot once=d &
(注)
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上記の例で disk1.raw というラベルのディスクは、qemu-img で作成できます。qemu-img は、仮想ハード ディスクの形式を変換するユーティリティです。上記の例では、生ディスク形式ではなく、qcow2 ディスク形式を使用することができます。
プレインストールされている qcow2 イメージも使用できます。その場合、cdrom パラメータは削除されます。
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