この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Field-Replaceable Unit(FRU)レベルの安全性、FRU の取り外しと取り付け手順、および FRU のトラブルシューティング手順について説明します。
Cisco XR 12404 ルータは、発注内容に従って構成され、納入後すぐに設置して起動できる状態で出荷されます。ルータの設置および設定後、ルータの正常な動作を維持するために、追加の作業が必要になることがあります。また、ネットワーキングに関する要件の変化にともない、コンポーネントの追加または変更によってシステムを拡張しなければならない場合があります。
この章の手順を開始する前に、「レーザーに関する警告」および「持ち運びに関する注意事項」の安全に関する情報を参照してください。
また、ルータに付属している『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Router』(78-4347-xx)の内容も十分に理解する必要があります。
ここでは、Cisco XR 12404 ルータを開梱し、ルータのメンテナンスおよび設定作業を行うために必要な工具および部品について説明します。
この章で説明するメンテナンス作業は、特に明記しないかぎり、ルータの電源を入れたままで行うことができます。Cisco XR 12404 ルータの Field Replaceable Unit(FRU)のほとんどは、Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)対応なので、ルータの電源を入れたまま、取り外したり取り付けたりすることができます。
• ラインカードとファン トレイ アセンブリはホットスワップ可能です。
• PEM と RP も OIR 対応ですが、ホットスワップが可能なのは、システムに PEM または RP が それぞれ 2 つ搭載されている場合だけです。
• Power Distribution Unit(PDU; 配電ユニット)および CSF カードは OIR 対応ではありません。
AC または DC 電源のルータをオフにする手順は次のとおりです。
ステップ 1 PEM の電源スイッチ(AC)、または回路ブレーカーのスイッチ(DC)をオフにします。
ステップ 2 PDU に接続された電源コードに対応する、建物の回路ブレーカーをオフにします。
ステップ 3 手順上、電源からルータを切り離さなければならない場合
• AC 電源システム ― 電源コンセントからAC 電源コードを外します。
• DC電源システム ― PDU の電源コネクタ ブロックから電源 DC ワイヤを切り離します。
• RP、すべてのラインカード、および CSF カードの LED が消灯している。
ここでは、ヒンジを反対側に取り付けて、前面カバーが右開きになるように変更する方法について説明します。
ステップ 1 右側のラッチ ボタンを押して前面カバーを開きます(図 5-1)。
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ステップ 2 ヒンジ ピン(上下部)を持ち上げて前面カバーをシャーシから取り外します(図 5-2)。
ステップ 3 ヒンジ ピンをシャーシのヒンジ ブラケットに再び取り付けます。
ステップ 4 バンパーとレバー受けをカバーから取り外します(図 5-3 を参照)。
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ステップ 5 次の手順で、金具を前面カバーの反対側に再び取り付けます。
a. レバー受けを左側に取り付け、ネジをしっかりと締めます。
ステップ 6 次の手順で、前面カバーをシャーシに取り付けます。
a. シャーシの右側のヒンジからヒンジ ピンを取り外します。
b. 前面カバーのレバー受けをシャーシの右側のヒンジに合わせてヒンジ ピンを取り付け、カバーを正しい位置に固定します(図 5-2 を参照)。
c. ラッチ ボタンを押して前面カバーを閉め、カバーのラッチがシャーシのヒンジ ピンにぴったりはまるようにします。
Cisco XR 12404 ルータには、ファン アセンブリ トレイによってルータに引き込まれた埃を取り除くエアー フィルタが付いています。このエアー フィルタはユーザによるメンテナンスが可能です。エアー フィルタの点検は、月に 1 回(埃の多い環境では、それ以上の頻度で)行ってください。フィルタが汚れている場合は、フィルタを電気掃除機で清掃するか、または交換してください。フィルタが破れたり、古くなったりしている場合は、適切な方法でフィルタを廃棄し、交換用エアー フィルタを取り付けます。
ステップ 1 エアー フィルタの端にある小さなタブを引っ張り、シャーシからエアー フィルタを取り外します(図 5-4)。
ヒント エアー フィルタの端にあるタブが引き上げられない場合は、マイナス ドライバを使用してタブを引き上げてから、指でつかむようにしてください。
図 5-4 Cisco XR 12404 ルータのエアー フィルタの位置
• フィルタが汚れている場合は、フィルタを電気掃除機で清掃するか、または交換してください。
• フィルタが破れたり、古くなったりしている場合は、適切な方法でフィルタを廃棄し、交換用エアー フィルタを取り付けます。
ステップ 3 シャーシにエアー フィルタを戻すときには、エアー フィルタのフレーム上部にある矢印が示す通気方向に注意してください(図 5-5)。
図 5-5 Cisco XR 12404 ルータのエアー フィルタの通気方向
ファン トレイ アセンブリの取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ファン トレイ アセンブリ(図 5-6 の 3)にある2本の非脱落型ネジを緩めます。
図 5-6 Cisco XR 12404 ルータのファン トレイ アセンブリの位置
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ステップ 2 取っ手をつかんで、ファン トレイ アセンブリをシャーシから引き出します(図 5-7)。
• ファン トレイを取り外すときは、もう一方の手でアセンブリの底部を支えてください。
• ファン トレイを格納場所から取り外すと、ファンの電気接続が自動的に解除されます。
図 5-7 Cisco XR 12404 ルータのファン トレイ アセンブリ
ステップ 3 交換用のファン トレイ アセンブリを両手でつかんで、ファン トレイのコネクタ側をシャーシに合わせて押し込みます。
ステップ 4 ファン トレイ アセンブリにある2本の非脱落型ネジを締めます。
取り付け後、ファン トレイ アセンブリが正常に動作しない場合は、「ファン トレイ アセンブリのインストレーション時のトラブルシューティング」を参照してください。
取り付け後の ファン トレイ アセンブリが正常に動作しない場合のトラブルシューティング手順は次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源が投入されており、すべての電源コードが正しく接続されていることを確認します。
ステップ 2 非脱落型ネジを緩めて、ファン トレイ アセンブリを再度取り付けます。
• 非脱落型ネジを締めて、ファン トレイ アセンブリ をシャーシに固定します。
ステップ 3 ファン トレイ アセンブリを何度か再装着しても正常に動作しない場合は、既存のファン トレイ アセンブリをスペアと交換します。
–スペアのファン トレイ アセンブリも正常に作動しない場合は、ルータの電源を切り、購入された代理店に連絡してください。
AC PEM はOIR 対応ですが、有効な冗長性を維持し、適切な空冷を確保し、EMI 規格に合致するには、正常に動作する電源モジュールが両方とも取り付けられている必要があります。故障した電源モジュールをルータの稼働中に取り外す場合は、できるだけ速やかに交換作業を行ってください。工具と交換用の電源モジュールを手元に用意してから、取り外しおよび取り付け手順を開始するようにしてください。
AC PEM の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです(図 5-8 を参照)。
ステップ 2 AC コンセントから電源コードを取り外します。
ステップ 3 AC コンセントに割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。
ステップ 4 ベイル ラッチを外し、コンセントから電源コードを取り外します。
ステップ 5 PEM をシャーシに固定している 2 本の非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 6 フィンガー グリップを使用して PEM をシャーシから引き出します。
警告 AC PEM は約 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。
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ヒント 故障した PEM を返品する場合は、交換用 PEM が入っていた箱に梱包します。
ステップ 7 交換用 PEM をベイに差し込み、バックプレーン コネクタに装着します。
(注) 電源スイッチがオフ(0)の位置にあることを確認します。
ステップ 8 2 本の非脱落型ネジを締めて PEM をシャーシに固定します。
PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。
ステップ 9 コンセントに電源コードを接続し、ベイル ラッチで電源コードを押さえて、コンセントに固定します。
ステップ 11 AC コンセントに割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。
• グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。
• オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しているはずです。
PEM が正常に稼働しない場合は、「AC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング」 を参照してください。
PEM のインストレーション時のトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図 5-9 を参照)。
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ステップ 1 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。
• PEM がベイに完全に装着されていて、非脱落型ネジがしっかりと締められている。
• 電源コードが AC 電源コンセントに完全に装着されている。
• 電源コードが PEM にしっかりと装着されていて、プラグがベイル ラッチによって固定されている。
ステップ 2 ステップ 1 の各事項を確認しても問題が解決しない場合は、PEM を交換してください。
PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。
DC PEM はOIR 対応ですが、有効な冗長性を維持し、適切な空冷を確保し、EMI 規格に合致するには、正常に動作する電源モジュールが両方とも取り付けられている必要があります。故障した電源モジュールをルータの稼働中に取り外す場合は、できるだけ速やかに交換作業を行ってください。工具と交換用の電源モジュールを手元に用意してから、取り外しおよび取り付け手順を開始するようにしてください。
DC PEM の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです(図 5-10 を参照)。
ステップ 2 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。
ステップ 3 PEM をシャーシに固定している 3 本の非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4 フィンガー グリップを使用して PEM をシャーシから引き出します。
警告 DC PEM は約 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。
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ヒント 故障した PEM を返品する場合は、交換用 PEM が入っていた箱に梱包します。
ステップ 5 交換用 PEM をベイに差し込み、バックプレーン コネクタに装着します。
ステップ 6 3 本の非脱落型ネジを締めて PEM をシャーシに固定します。
PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。
ステップ 7 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。
• グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。
• オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しています。
PEM が正常に稼働しない場合は、「DC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング」 を参照してください。
PEM のインストレーション時のトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図 5-11 を参照)。
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ステップ 1 電源モジュールが正しく装着されていることを確認します。
• 電源モジュールをイジェクトして装着し直します。次の事項を確認します。
ステップ 2 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。
• 電源のリード線が PDU の電源コネクタ ブロックにしっかり接続されている。
• 電源コードが DC 電源接続部にしっかり接続されている。
ステップ 3 問題が解決しない場合は、PEM を交換します。
PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。
DC PDU は OIR に対応して いない ため、システムの稼働中は交換できません。PDU を交換する前に、ルータの電源をオフにする必要があります。
DC PDU の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです。
ステップ 1 両方 の PEM の電源をオフにします(図 5-12 の項目 5)。
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ステップ 2 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。
ステップ 3 端子ブロックのネジを緩めて、故障した PEM の DC PDU 端子ブロックからプラス線、マイナス線、およびアース線を取り外します(図 5-13)。
警告 けがや装置の損傷を防止するために、必ず(1)マイナス(-)、(2)プラス(+)、(3)アース、の順で DC 元電源のリード線およびアース線を電源シェルフ端子から取り外してください。
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ステップ 4 PDU および PEM をシャーシに固定している非脱落型ネジを緩めます(図 5-12 の項目 6)。
ステップ 5 フィンガー グリップを使用して PDU および PEM をシャーシから引き出します。
警告 DC PEM および PDU は 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。
ステップ 7 新しい PDU を PEM に接続します(図 5-14)。
図 5-14 DC PEM および DC PDU のコネクタ ― DC PEM の背面図
ステップ 8 PDU と PEM をベイに差し込み、PEM をバックプレーン コネクタに装着します。電源スイッチがオフ(0)の位置にあることを確認します。
ステップ 9 非脱落型ネジを締めて PDU と PEM をシャーシに固定します。
PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。
ステップ 10 次の順番で、アース線、プラス線、およびマイナス線を PDU 端子ブロックに接続します(図 5-15)。
d. 2 番めの電源コネクタ ブロックに対して同じ手順を繰り返します。
警告 けがや装置の損傷を防止するために、必ず次の手順でアース線および DC 元電源のリード線を電源ブロック コネクタに接続してください。(1)アースとアース、(2)プラス(+)とプラス(+)、(3)マイナス(-)とマイナス(-)、の順。
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ステップ 11 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。
• グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。
• オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しているはずです。
PEM が正常に稼働しない場合は、「DC PDU のインストレーション時のトラブルシューティング」 を参照してください。
PDU のインストレーション時のトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図 5-16 を参照)。
図 5-16 DC PDU、PEM、およびステータス LED
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ステップ 1 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。
• PEM がベイに完全に装着されていて、非脱落型ネジがしっかりと締められている。
• DC 電源コードが PDU 端子ブロックにしっかりと装着されている。
ステップ 2 ステップ 1 の各事項を確認しても問題が解決しない場合は、PEM を交換してください。
ステップ 3 PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。
ラインカードは、RP およびラインカード ケージのスロット 0(ゼロ)~ 3 の任意のスロットに搭載できます。Cisco XR 12404 ルータでは、RP がスロット 0 に搭載されています(図 5-17)。冗長 RP は、任意のスロットに搭載できますが、EMI 防止基準に適合させるため、冗長 RP にはラインカード スペーサが必要です。
(注) 他のスロットがすべて使用されているときにカードをスロット 1 に取り付ける場合は、カードを適切に装着しにくくなります。スペースが限られているため、カードを完全に装着するには、通常よりも強くカードを差し込む必要があります。または、スロット 2 からカードを取り外したあと、スロット 1 にカードを取り付けることもできます。スロット 1 にカードを取り付けたあと、スロット 2 に再びカードを取り付けます。
Cisco XR 12404 ルータのラインカードは OIR 対応なので、ルータの電源を入れたまま、取り外したり取り付けたりできます。RP も OIR 対応ですが、ホットスワップが可能なのは、システムに RP が 2 つ搭載されている場合だけです。
各タイプのラインカードに対応するインストレーション コンフィギュレーション マニュアルに、ラインカードに関する詳細情報が記載されています。
図 5-17 CSF の位置および RP とラインカードのスロット番号
ステップ 1 交換する RP またはラインカードを確認し、次の情報を書き留めておきます。
• RP またはラインカードの番号およびタイプ。同じ RP またはラインカードを取り付ける場合、または交換用 RP またはラインカードを取り付ける場合は、カード ケージ内の同じ場所に取り付けます。
• RP またはラインカード上のネットワーク インターフェイス ケーブルの接続ポート
ステップ 2 RP およびラインカードに複数のポートが装備されている場合は、左端のポートから順に、インターフェイス ケーブル コネクタを各ポートから取り外します。
ステップ 3 すべてのインターフェイス ケーブルを取り外したあと、ケーブル管理ブラケットの 2 つの非脱落型ネジを緩め、ブラケットをカードから取り外します。
ステップ 4 カードの前面プレートの左右で、イジェクト レバーの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 5 イジェクト レバーを同時に外側に回し、バックプレーン コネクタからカードを外します(図 5-18)。
図 5-18 カード ケージからの RP またはラインカードの取り外し
ステップ 6 カード フレームの端を両手で支えながらカードを取り外します。
• ただちに RP またはラインカードを静電気防止用袋に収めて ESD から保護し、さらに光ファイバ ラインカードの場合は光ファイバ コネクタに埃が入らないようにします。
• 故障した装置を返品する場合は、交換用 RP またはラインカードが入っていた箱に装置を梱包します。
ステップ 7 RP またはラインカードを輸送用パッケージおよび静電気防止用袋から取り出します。
a. RP またはラインカードの両側をカード スロットの位置にあわせて、カードの一部をシャーシに差し込みます。
c. さらにカードをスロットに差し込み、イジェクト レバーがカード ケージの前面と接触したら、そこで 止めます 。
d. 両方のイジェクト レバーを持ち、カードの前面プレートの方向に同時に回し、カードを装着します。
(注) EMI 規格に適合させるため、カードの非脱落型ネジを必ず締めてください。
その他の交換用 RP またはラインカードについてもステップ 1 ~ 9 を繰り返した後、次のセクションに進んでください。
Cisco XR 12404 ルータのラインカードにケーブル管理ブラケットを使用する目的は次のとおりです。
• ネットワーク インターフェイス ケーブルが作業の妨げにならないようにする
• ラインカード前面プレートの各ポートに対応するようにコネクタを配置する
• ケーブルが極度に曲がらないようにする(ネットワーク インターフェイス ケーブルが極度に曲がっていると、パフォーマンスが低下する原因になります)
新しい RP またはラインカードを取り付けるときには、ラインカードの前面プレートにケーブル管理ブラケットを取り付けてから、ケーブルを接続しなければなりません。ラインカードに使用するケーブル管理ブラケットのタイプは、カードのタイプ、およびカードのネットワーク インターフェイス ポート数によって異なります。
ケーブル管理ブラケットとケーブルをラインカードに取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ケーブル管理ブラケットの上部をラインカード前面プレートの上部(2 列 4 文字の英数字ディスプレイの反対側)に合わせます。
ステップ 2 ブラケットの 2 本の非脱落型ネジを、ラインカード前面プレートの両端のイジェクト レバー付近にあるネジ穴に合わせ、指でネジを締めます。
ステップ 3 マイナス ドライバを使用して、2 本の非脱落型ネジを固定します。
ステップ 4 ラインカードがほかにもある場合は、それらについても ステップ 1 ~ 3 を繰り返します。
ステップ 5 ネットワーク インターフェイス ケーブルを支えるために、適切な数のマジックテープをケーブル管理ブラケットの溝に通して取り付けます(図 5-19)。
a. マジックテープの細い方をケーブル管理ブラケットの溝に通します。
c. マジックテープの溝に通した細い方を引っ張って、ケーブル管理ブラケットに固定します。
図 5-19 ラインカード ケーブル管理ブラケットおよびマジックテープ
ステップ 6 ラインカードの左端のポートから右に向かって順に(複数ポートを装備したラインカードの場合のみ)、ラインカード ポートに対応するネットワーク インターフェイス ケーブルを確認し、ケーブル コネクタをラインカード ポートに差し込みます(図 5-19)。
a. インターフェイス ケーブルをケーブル管理ブラケットにはわせます。
b. このラインカードの残りのインターフェイス ケーブルについても、手順を繰り返します。
(注) インターフェイス ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしないように注意して、ケーブル管理ブラケット内でケーブルを調節します。ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしていると、信号コード化した光線をケーブルの一端から反対側の端へ正確に伝播する光ファイバの性能が低下することがあります。さらに、インターフェイス ケーブルに適切なストレイン レリーフを施してください。
ステップ 7 マジックテープを巻き付けて、インターフェイス ケーブルをケーブル管理ブラケットに固定します(図 5-19)。
(注) マジックテープを締めすぎないように注意してください。
CSF カードの取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源をオフにします(ルータの電源オフを参照)。
ステップ 2 CSF カードの両側にある 2 つの非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 3 カードのイジェクト レバーを、CSF カードの前面プレートから外側へ開きます(図 5-20)。
ステップ 4 CSF をスロットから半分ほど引き出し、そこで 止めます 。
ステップ 5 カードの金属製フレーム以外には触れないようにしてください。片方の手で CSF の底部を支えながらカードを完全にシャーシから引き出します。
• CSF は必ず静電気防止用袋か、またはESD防止用容器に収めてください。
• 故障した CSF を返品する場合は、交換用 CSF カードが入っていた箱に梱包します。
ステップ 6 CSF フレームの両端を、CSF スロットの両端にあるカード スロット フレーム アライメント溝に合わせ、カードをシャーシに半分ほど差し込みます。
ステップ 7 イジェクト レバーを、前面プレートから外側に開きます。
ステップ 8 さらにカードを CSF スロットに差し込み、イジェクト レバーがカード ケージの前面と接触したら、そこで 止めます 。
ステップ 9 コネクタがバックプレーンに正しく装着されるまで、前面プレート側にイジェクト レバーを回転させます。
ルータの電源がオンにならない場合は、「ラインカードのトラブルシューティング」を参照してください。
RP およびラインカードのメモリのアップグレードについては、『Cisco XR 12000 Series Router Memory Replacement Instructions』を参照してください。このマニュアルには、メモリ要件の最新情報とともに、Cisco XR 12404 ルータの RP およびラインカードでメモリを交換する手順が記載されています。RP またはラインカードのメモリを交換する場合、または RP またはラインカードにメモリを追加する場合は、事前にこのマニュアルを参照してください。