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• LLDP の設定
• CDP の設定
Bonjour クライアントであるこのスイッチからは、直接接続している IP サブネットに Bonjour ディスカバリ プロトコル パケットが定期的にブロードキャストされます。これにより、このスイッチの存在およびこのスイッチで提供されているサービス(例:HTTP や HTTPS)がアドバタイズされます (このスイッチで提供するサービスの有効/無効を切り替えるには、[セキュリティ] > [TCP/UDPサービス] をクリックし、[TCP/UDPサービス] ページで設定を行います)。この結果、このスイッチがネットワーク管理システムやサードパーティ製アプリケーションから 検出 されるようになります。デフォルトでは、管理 VLAN のメンバになっているすべてのインターフェイスで Bonjour ディスカバリが有効になって実行されています。Bonjour コンソールでは、このスイッチが自動検出され、表示されます。
Bonjour ディスカバリはグローバルにしか有効にすることができず、ポートごとや VLAN ごとに有効にすることはできません。管理者が有効にしたサービスは、スイッチによってアドバタイズされます。
Bonjour ディスカバリと IGMP を両方とも有効にした場合、[IPマルチキャストグループアドレス] ページに Bonjour の IP マルチキャスト アドレスが表示されます。
Bonjour ディスカバリを無効にした場合、サービスもアドバタイズされなくなり、ネットワーク管理アプリケーションからのサービス要求に応答しなくなります。
デフォルトでは、管理 VLAN のメンバになっているすべてのインターフェイスで Bonjour ディスカバリが有効になっています。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - Bonjour] をクリックします。[ディスカバリ - Bonjour] ページが開きます。
ステップ 2 [有効] を選択し、Bonjour ディスカバリをグローバルで有効にします。
ステップ 3 [適用] をクリックします。スイッチ上で Bonjour ディスカバリが有効になります。
Link Layer Discovery Protocol(LLDP; リンク層検出プロトコル)および Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)は、直接接続された LLDP および CDP 対応のネイバーが、自身とそれぞれの機能を互いにアドバタイズするためのリンク層プロトコルです。デフォルトでは、スイッチは LLDP/CDP アドバタイズメントを定期的にすべてのインターフェイスに送信し、プロトコルによって要求された時点で送信を終了し、着信 LLDP および CDP パケットを処理します。LLDP と CDP では、アドバタイズメントは TLV(Type, Length, Value)としてパケット内にエンコードされます。
CDP/LLDP の設定に関するその他のポイントを次に示します。
•CDP/LLDP は、グローバルに有効または無効にすることができます。また、ポートごとに有効または無効にすることもできます。ポートの CDP/LLDP 機能は、CDP/LLDP がグローバルに有効な場合のみ使用できます。
•CDP/LLDP がグローバルに有効な場合、スイッチは、CDP/LLDP が無効なポートの着信 CDP/LLDP パケットをフィルタリングします。
•CDP/LLDP がグローバルに無効な場合、スイッチの設定によって、すべての着信 CDP/LLDP パケットを、廃棄、VLAN 対応のフラッディング、または VLAN 非対応のフラッディングを実行できます。VLAN 対応のフラッディングでは、着信 CDP/LLDP パケットは、入力ポートを除き、パケットを受信する VLAN にフラッディングされます。VLAN 非対応のフラッディングでは、着信 CDP/LLDP パケットは、入力ポートを除くすべてのポートにフラッディングされます。デフォルトでは、CDP/LLDP がグローバルに無効な場合は、CDP/LLDP パケットは廃棄されます。着信 CDP および LLDP パケットの廃棄またはフラッディングは、CDP と LLDP の各 [プロパティ] ページで設定できます。
•Auto Smartport では、CDP または LLDP、もしくは両方を有効にする必要があります。Auto Smartport は、インターフェイスから受信した CDP/LLDP アドバタイズメントに基づいてインターフェイスを自動的に設定します。
•IP 電話などの CDP および LLDP エンド デバイスは、CDP および LLDP アドバタイズメントから音声 VLAN 設定を学習します。デフォルトでは、スイッチは、スイッチに設定された音声 VLAN に基づく CDP および LLDP アドバタイズメントの送信が有効になっています。詳細については、「音声 VLAN」および「自動音声 VLAN」のセクションを参照してください。
(注) CDP/LLDP は、ポートが LAG のメンバであるかどうかを区別しません。複数のポートが 1 つの LAG のメンバである場合、CDP/LLDP はそのポートが LAG のメンバであるという事実を考慮せずに各ポートにパケットを送信します。CDP/LLDP の動作は、インターフェイスの STP ステータスとは無関係です。
802.1x ポート アクセス コントロールがインターフェイスで有効な場合、スイッチは、インターフェイスが認証および承認されている場合にのみ、そのインターフェイスとの間で CDP/LLDP パケットを送受信します。
ポートがミラーリングの対象の場合、CDP/LLDP はそのポートをダウンしたものと見なします。
(注) CDP および LLDP は、直接接続された CDP/LLDP 対応のデバイスが自身とそれぞれの機能をアドバタイズするためのリンク層プロトコルです。CDP/LLDP 対応のデバイスが直接接続されておらず、CDP/LLDP 非対応のデバイスと分離して展開されているときは、CDP/LLDP 非対応のデバイスが受信した CDP/LLDP パケットをフラッディングした場合のみ、CDP/LLDP 対応のデバイスは他のデバイスからアドバタイズメントを受信できます。CDP/LLDP 非対応のデバイスが、VLAN 対応フラッディングを実行した場合は、CDP/LLDP 対応のデバイスは、同じ VLAN 内に存在する場合のみ、互いにアドバタイズメントを受信できます。CDP/LLDP 非対応のデバイスが CDP/LLDP パケットをフラッディングした場合に、CDP/LLDP 対応のデバイスは複数のデバイスからアドバタイズメントを受信することがある点に注意する必要があります。ここでは、LLDP の設定方法を説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
• LLDP の概要
• LLDP MED
Link Layer Discovery Protocol(LLDP; リンク層検出プロトコル)は、ネットワーク管理者がマルチベンダー環境でトラブルシューティングしたりネットワーク管理を強化したりできるプロトコルです。LLDP では、ネットワーク デバイスが、自身を他のデバイスにアドバタイズする方法、および検出された情報を格納する方法が標準化されています。
LLDP を使用した場合、各デバイスの ID、設定情報、および機能が近隣デバイスにアドバタイズされます。受信側デバイスでは、これらのデータが Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)に格納されます。ネットワーク管理システムでは、これらの MIB データベースに照会することによって、ネットワークのトポロジがモデル化されます。
LLDP はリンク層プロトコルです。デフォルトでは、スイッチは、プロトコルによって要求された時点で送信を終了し、すべての着信 LLDP パケットを処理します。
LLDP には、LLDP Media Endpoint Discovery(LLDP-MED; LLDP メディア エンドポイント検出)という拡張機能があります。LLDP-MED を利用すれば、VoIP 電話やテレビ電話などのメディア エンドポイント デバイスとの間で情報を送受信できます。LLDP-MED の詳細については、 LLDP MEDを参照してください。
LLDP 機能を使用して実行できる作業の例と推奨される手順を次に示します。LLDP を設定するためのより詳細なガイドラインは、LLDP/CDP に関するセクションで参照できます。LLDP の設定ページには、[各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] メニューからアクセスできます。
1. LLDP の [プロパティ] ページを使用して、LLDP 更新情報の送信間隔などの LLDP グローバル パラメータを入力します。
2. [ポート設定] ページでポートごとに LLDP を設定します。このページでは、LLDP PDU の送受信、SNMP 通知の送信、アドバタイズする TLV の指定、スイッチの管理アドレスのアドバタイズについて、インターフェイスを設定できます。
3. [LLDP MEDネットワークポリシー] ページを使用して、LLDP MED ネットワーク ポリシーを作成します。
4. [LLDP MEDポート設定] ページを使用して、LLDP MED ネットワーク ポリシーとオプションの LLDP-MED TLV を必要なインターフェイスにバインドします。
5. Auto Smartport で LLDP デバイスの機能を検出する場合は、Smartport の [プロパティ] ページで LLDP を有効にします。
LLDP の [プロパティ] ページでは、LLDP の全般パラメータの値を設定できます。たとえば、LLDP をグローバルで有効または無効にすることや、各種のタイマーを設定することができます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [プロパティ] をクリックします。LLDP の [プロパティ] ページが開きます。
• [LLDPステータス] :選択するとスイッチ上の LLDP が有効になります(デフォルトでは選択されています)。
• [LLDP PDUアクション] :LLDP が有効でない場合は、選択した基準に一致するパケットを受信したときに実行する処理を次の中から選択します。
–[フラッディング]:VLAN メンバすべてにパケットを転送します。
• [TLVアドバタイズ間隔] :LLDP アドバタイズメント更新データの送信間隔(単位:秒)を入力するか、デフォルトを使用します。
• [トポロジ変更のシステムログ通知間隔] :システム ログの最短通知間隔を入力します。
• [ホールド係数] :LLDP パケットを破棄するまで待機する時間を、[TLVアドバタイズ間隔] の値の倍数で入力します。たとえば、[TLVアドバタイズ間隔] の値が 30 秒であり、[ホールド係数] の値が 4 である場合、LLDP パケットは 120 秒後に破棄されます。
• [再初期化遅延] :LLDP 有効/無効サイクルにおいて、LLDP を無効にしてから再初期化するまでの間隔(単位:秒)を入力します。
• [送信遅延] :LLDP ローカル システム MIB の内容が変更されたときに LLDP フレームを送信する間隔(単位:秒)を入力します。
LLDP MED の詳細については、「 LLDP MED ネットワーク ポリシー 」セクションを参照してください。
ステップ 3 [Fast Startリピート回数] フィールドに、LLDP-MED Fast Start 機能の初期化時に LLDP パケットを送信する回数を入力します。LLDP-MED Fast Start 機能が初期化されるのは、新しいエンドポイント デバイスがスイッチにリンクしたときです。
ステップ 4 [適用] をクリックします。LLDP プロパティが実行コンフィギュレーション ファイルに追加されます。
LLDP およびリモート ログ サーバ通知をポートごとにアクティブにしたり、LLDP PDU に組み込む TLV を選択したりするには、[ポート設定] ページを使用します。
[LLDP MEDポート設定] ページで、アドバタイズされる LLDP-MED TLV を選択できます。また、スイッチの管理アドレス TLV を設定できます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [ポート設定] をクリックします。[ポート設定] ページが開きます。
ステップ 2 ポートを選択して [編集] をクリックします。[LLDPポート設定の編集] ページが開きます。
• [インターフェイス] :LLDP 情報を設定するポートを選択します。
• [管理ステータス] :このポートで LLDP 通知を送信および検出するかどうかを選択します。選択項目は次のとおりです。
• [システムログ通知] :トポロジの変更があったことを通知受信者に通知するには、[有効] を選択します。
通知送信間隔は、LLDP の [プロパティ] ページの [トポロジ変更のシステムログ通知間隔] フィールドで指定します。
• [使用可能なオプションTLV] :スイッチから送信する TLV を選択するには、その TLV を [選択したオプションTLV] リストに移動します。選択可能な TLV は次のとおりです。
– [ポートの説明] :ポートに関する情報(例:製造元、製品名、ハードウェア バージョン、ソフトウェア バージョン)。
– [システム名] :システムに割り当てられている名前(英数字)。この値は sysName オブジェクトと同じです。
– [システムの説明] :ネットワーク エンティティの説明(英数字)。システムの名前、および、このスイッチでサポートされているハードウェア、オペレーティング システム、ネットワーキング ソフトウェアの各バージョン。この値は sysDescr オブジェクトと同じです。
– [システム機能] :スイッチの主な機能、および、それらの機能が有効になっているかどうか。機能は 2 オクテットで表されます。ビット 0 ~ 7 はそれぞれ、その他、リピータ、ブリッジ、WLAN AP、ルータ、電話、DOCSIS ケーブル デバイス、ステーションを意味します。ビット 8 ~ 15 は予約されています。
– [802.3 MAC-PHY] :送信元デバイスの、設定可能な通信方式(全二重/半二重)およびビット レート、ならびに、現在の通信方式およびビット レート。また、現在の設定がオートネゴシエーションと手動ネゴシエーションのどちらによって決定されたかも示します。
– [802.3リンクアグリゲーション] :LLDP PDU 送信元ポートに関連付けられているリンクを集約できるかどうかを示します。また、現在リンクが集約されているかどうか、集約されている場合、集約ポート ID も示します。
– [802.3最大フレームサイズ] :Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)層および物理層における最大フレーム サイズ。
• [アドバタイズメントモード] :スイッチの IP 管理アドレスをアドバタイズする方法を 1 つ選択します。
– [自動アドバタイズ] :アドバタイズするための管理アドレスを、製品のすべての IP アドレスからソフトウェアが自動的に選択するように指定します。複数の IP アドレスがある場合は、ソフトウェアはダイナミック IP アドレスの中から最下位の IP アドレスを選択します。ダイナミック アドレスがない場合は、ソフトウェアはスタティック IP アドレスの中から最下位の IP アドレスを選択します。
– [なし] :管理 IP アドレスをアドバタイズしません。
– [手動アドバタイズ] :アドバタイズする管理 IP アドレスを選択します。
• [IPアドレス] :[手動アドバタイズ] を選択した場合、表示される IP アドレスの中から管理 IP アドレスを選択します。
ステップ 3 関連情報を入力し、[適用] をクリックします。ポート設定が変更され、実行コンフィギュレーション ファイルが更新されます。
LLDP Media Endpoint Discovery(LLDP-MED; LLDP メディア エンドポイント検出)は LLDP の拡張機能であり、各種のメディア エンドポイント デバイスをサポートしています。次に、LLDP MED ネットワーク ポリシーの特長は次のとおりです。
•音声やビデオなどのリアルタイム アプリケーションのネットワーク ポリシーをアドバタイズおよび検出することができます。
•デバイスの位置を検出して、位置データベースを作成することができます。たとえば Voice over Internet Protocol(VoIP)の場合、IP 電話位置情報を使用して、Emergency Call Service(E-911)にかかってきた電話の位置を特定することができます。
LLDP-MED ネットワーク ポリシーは、音声やビデオなどの特定のリアルタイム アプリケーションに関連するコンフィギュレーション設定のセットです。設定されている場合は、ネットワーク ポリシーは、接続された LLDP メディア エンドポイント デバイス宛ての発信 LLDP パケットに含まれます。メディア エンドポイント デバイスは、そのトラフィックを、受信したネットワーク ポリシーの指定に従って送信します。たとえば、VoIP 電話に対し、VoIP トラフィックについて次の処理を指示するネットワーク ポリシーを作成できます。
•VLAN 10 の音声トラフィックをタグ付きパケットとして、802.1p プライオリティ 5 で送信する。
ネットワーク ポリシーをポートにバインドするには、[LLDP MEDポート設定] ページを使用します。管理者は、複数のネットワーク ポリシーと、ポリシーの送信先インターフェイスを手動で設定できます。また、管理者は、手動で VLAN を作成し、ネットワーク ポリシーとバインドされたインターフェイスに従って VLAN のポート メンバシップを指定する責任を担っています。
さらに、管理者は、スイッチによって維持されている音声 VLAN に基づいて、音声アプリケーションのネットワーク ポリシーを自動的に生成しアドバタイズするようにスイッチを設定することもできます。スイッチが音声 VLAN を維持する方法の詳細は、自動音声 VLAN に関するセクションを参照してください。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDP MEDネットワークポリシー] をクリックします。[LLDP MEDネットワークポリシー] ページが開きます。
このページには、作成済みのネットワーク ポリシーが一覧表示されます。
ステップ 2 スイッチが、維持している音声 VLAN に基づいて音声アプリケーションのネットワーク ポリシーを自動的に生成およびアドバタイズする場合は、[音声アプリケーションのLLDP MEDネットワークポリシー] で [自動] を選択します。
(注) このボックスがオンの場合、ユーザは手動で音声ネットワーク ポリシーを設定できません。ステップ 3 [適用] をクリックして、これを実行コンフィギュレーション ファイルに追加します。
ステップ 4 新しいポリシーを定義するには、[追加] をクリックします。[LLDP MEDネットワークポリシーの追加] ページが開きます。
• [ネットワークポリシー番号] :作成するネットワーク ポリシーの番号を選択します。
• [アプリケーション] :このネットワーク ポリシーの対象となるアプリケーションのタイプ(トラフィックのタイプ)を選択します。
• [VLAN ID] :トラフィック送信先 VLAN の ID を入力します。
• [VLANタグ] :トラフィックをタグ付きにするかどうかを選択します。
• [ユーザプライオリティ] :このネットワーク ポリシーで設定したトラフィックに適用するプライオリティを選択します。これは、CoS 値です。
• [DSCP値] :ネイバーから送信されるアプリケーション データに割り当てる DSCP 値を選択します。これによりネイバーに対して、ネイバーからスイッチに送信するアプリケーション トラフィックに DSCP 値を設定する方法を通知できます。
ステップ 6 [適用] をクリックします。ネットワーク ポリシーが作成されます。
(注) [LLDP MEDポート設定] ページを使用して、手動で定義した必要なネットワーク ポリシーを発信 LLDP パケットに含めるように、インターフェイスを手動で設定する必要があります。[LLDP MEDポート設定] ページでは、インターフェイスに対して発信する LLDP アドバタイズメントに含める LLDP-MED TLV およびネットワーク ポリシーを選択できます。ネットワーク ポリシーは、[LLDP MEDネットワークポリシー] ページを使用して設定します。
(注) [音声アプリケーションのLLDP-MEDネットワークポリシー]([LLDP-MEDネットワークポリシー] ページ)が [自動] で、自動音声 VLAN が動作している場合は、スイッチは、LLDP-MED が有効で、その音声 VLAN のメンバであるすべてのポートについて音声アプリケーションの LLDP-MED ネットワーク ポリシーを自動的に生成します。ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDP MEDポート設定] をクリックします。[LLDP MEDポート設定] ページが開きます。
このページには、すべてのポートにおける LLDP-MED 設定情報(例:有効になっている TLV)が表示されます。
ステップ 2 ページ上部のメッセージは、音声アプリケーションの LLDP MED ネットワーク ポリシーの生成が自動かそうでないかを示しています(「 LLDP の概要 」を参照)。モードを変更するリンクをクリックします。
ステップ 3 LLDP MED TLV および 1 つ以上のユーザ定義 LLDP MED ネットワーク ポリシーをポートにバインドするには、選択して [編集] をクリックします。[LLDP MEDポート設定の編集] ページが開きます。
• [インターフェイス] :設定するインターフェイスを選択します。
• [LLDP MEDステータス] :このポート上で LLDP-MED を有効にするか無効にするかを選択します。
• [システムログ通知] :MED をサポートするエンド ステーションが検出されたとき、ログ通知をポートごとに送信するかどうかを選択します。
• [使用可能なオプションTLV] :スイッチから送信する TLV を選択するには、その TLV を [選択したオプションTLV] リストに移動します。
• [使用可能なネットワークポリシー] :LLDP を使用して送信する LLDP-MED ポリシーを選択するには、そのポリシーを [選択したネットワークポリシー] リストに移動します。これらは、[LLDP MEDネットワークポリシー] ページで作成されます。1 つ以上のユーザ定義のネットワーク ポリシーをアドバタイズメントに含めるには、[使用可能なオプションTLV] から [ネットワークポリシー] を選択する必要があります。
(注) 以降のフィールドの値は、LLDP-MED 規格(ANSI-TIA-1057_final_for_publication.pdf)で定められているデータ形式で、かつ 16 進数で正確に入力する必要があります。• [デバイス場所の座標] :LLDP を使用して送信する座標を入力します。
• [デバイス場所の住所] :LLDP を使用して送信する住所を入力します。
• [デバイス場所のECS ELIN] :LLDP を使用して送信する、Emergency Call Service(ECS)の Emergency Location Identification Number(ELIN; 緊急ロケーション識別番号)を入力します。
ステップ 5 [適用] をクリックします。LLDP MED ポート設定が変更され、実行コンフィギュレーション ファイルが更新されます。
[LLDPポートステータステーブル] ページに、各ポートの LLDP グローバル情報が表示されます。
•LLDP ポート ステータスを表示するには、[各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDPポートステータス] をクリックします。[LLDPポートステータス] ページが開きます。
•ネイバーに送信される LLDP および LLDP-MED の TLV の詳細情報を表示するには、[LLDPローカル情報の詳細] をクリックします。
•ネイバーから受信される LLDP および LLDP-MED の TLV の詳細情報を表示するには、[LLDPネイバー情報の詳細] をクリックします。
• [シャーシIDサブタイプ] :シャーシ ID のタイプ(例:MAC アドレス)。
• [シャーシID] :シャーシの ID。シャーシ ID サブタイプが MAC アドレスである場合は、スイッチの MAC アドレスが表示されます。
• [サポートされているシステム機能] :スイッチでサポートされている主要機能(例:ブリッジ、WLAN AP、ルータ)。
• [ローカルPoE] :アドバタイズされているローカル Power over Ethernet(PoE)情報。
ポートからアドバタイズされている LLDP ローカル ポート ステータスを表示するには
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDPローカル情報] をクリックします。[LLDPローカル情報] ページが開きます。
ステップ 2 ページ下部の [LLDPポートステータステーブル] をクリックします。
ネイバーに送信される LLDP および LLDP MED の TLV の詳細情報を表示するには、[LLDPローカル情報の詳細] をクリックします。
ネイバーから受信される LLDP および LLDP-MED の TLV の詳細情報を表示するには、[LLDPネイバー情報の詳細] をクリックします。
• [シャーシIDサブタイプ] :シャーシ ID のタイプ (例:MAC アドレス)。
• [シャーシID] :シャーシの ID。シャーシ ID サブタイプが MAC アドレスである場合は、スイッチの MAC アドレスが表示されます。
• [サポートされているシステム機能] :スイッチでサポートされている主要機能(例:ブリッジ、WLAN AP、ルータ)。
• [有効なシステム機能] :スイッチで有効になっている主要機能。
• [ポートIDサブタイプ] :表示されるポート ID のタイプ。
• [ポートの説明] :ポートに関する情報(例:製造元、製品名、ハードウェア バージョン、ソフトウェア バージョン)。
ローカル LLDP エージェントのアドレス テーブルが表示されます。他のリモート マネージャはこのアドレスを使用して、ローカル デバイスに関する情報を取得することができます。アドレスは次の要素で構成されています。
• [アドレスサブタイプ] :[管理アドレス] フィールドに一覧表示される管理 IP アドレスのタイプ(例:IPv4)。
• [インターフェイスサブタイプ] :インターフェイス番号を設定する際に使用される採番方式。
• [インターフェイス番号] :この管理アドレスが割り当てられているインターフェイス。
• [自動ネゴシエーション対応] :ポート速度のオートネゴシエーションがサポートされているかどうか。
• [自動ネゴシエーション有効] :ポート速度のオートネゴシエーションが有効になっているかどうか。
• [自動ネゴシエーションアドバタイズ機能] :オートネゴシエーションが可能なポート速度のタイプ(例:1000BASE-T 半二重モード、100BASE-TX 全二重モード)。
• [動作MAUタイプ] :Medium Attachment Unit(MAU)のタイプ。MAU では物理層の機能が実行されます。たとえば、イーサネット インターフェイスから入ってきたデータに対して、デジタル データ変換、コリジョン検出、ビット挿入などの処理が実行され、ネットワーク(例:100BASE-TX 全二重モード)に送出されます。
• [802.3最大フレームサイズ] :サポートされている IEEE 802.3 フレーム サイズの最大値。
• [アグリゲーション機能] :インターフェイスを集約できるかどうか。
• [アグリゲーションステータス] :現在、インターフェイスが集約されているかどうか。
• [アグリゲーションポートID] :アドバタイズされている集約インターフェイス ID。
[802.3 Energy Efficient Ethernet (EEE)](デバイスが EEE をサポートする場合)
• [ローカルTx] :低電力アイドル(LPI)モードを抜けた後、データの送信を開始するまで、送信リンク パートナーが待機する時間(単位:マイクロ秒)。
• [ローカルRx] :低電力アイドル(LPI)モードの後、データを送信するまでに、送信リンク パートナーが受信リンク パートナーの要求を待機する時間(単位:マイクロ秒)。
• [リモートTxエコー] :リモート リンク パートナーの Tx 値に対するローカル リンク パートナーのリフレクション。
• [リモートRxエコー] :リモート リンク パートナーの Rx 値に対するローカル リンク パートナーのリフレクション。
• [サポートされている機能] :ポート上でサポートされている MED 機能。
• [現在の機能] :ポート上で有効になっている MED 機能。
• [デバイスクラス] :LLDP-MED エンドポイント デバイス クラス。表示されるデバイス クラスは次のとおりです。
–[エンドポイントクラス1]:汎用エンドポイント クラス。基本的な LLDP サービスを提供しています。
–[エンドポイントクラス2]:メディア エンドポイント クラス。クラス 1 のすべての機能に加え、メディア ストリーミング機能を備えています。
–[エンドポイントクラス3]:通信デバイス クラス。クラス 1 およびクラス 2 のすべての機能に加え、位置、911、レイヤ 2 スイッチ サポート、デバイス情報管理の各機能を備えています。
• [PoEデバイスタイプ] :ポートの PoE タイプ(例:給電中)。
• [PoE電力プライオリティ] :ポートの電力のプライオリティ。
• [ハードウェアリビジョン] :ハードウェアのバージョン。
• [ファームウェアリビジョン] :ファームウェアのバージョン。
• [ソフトウェアリビジョン] :ソフトウェアのバージョン。
•[アプリケーションタイプ]:ネットワーク ポリシーのアプリケーション タイプ(例:音声)。
• [VLAN ID] :ネットワーク ポリシーがバインドされている VLAN の ID。
• [VLANタイプ] :ネットワーク ポリシーがバインドされている VLAN のタイプ。表示されるフィールド値は次のとおりです。
–[タグ付き]:ネットワーク ポリシーはタグ付き VLAN に対して作成されています。
–[タグなし]:ネットワーク ポリシーはタグなし VLAN に対して作成されています。
• [ユーザプライオリティ] :ネットワーク ポリシーのユーザ プライオリティ。
[LLDPネイバー情報] ページには、ネイバー デバイスから受信した情報が表示されます。
タイムアウトになると、情報は削除されます。ネイバーの TTL TLV で表される時間内に、そのネイバーから LLDP PDU が 1 件も受信されなかった場合に、タイムアウトになります。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDPネイバー情報] をクリックします。[LLDPネイバー情報] ページが開きます。
• [ローカルポート] :ネイバーが接続されているローカル ポートの番号。
• [シャーシIDサブタイプ] :シャーシ ID のタイプ(例:MAC アドレス)。
• [シャーシID] :802 LAN 近隣デバイスのシャーシの ID。
• [ポートIDサブタイプ] :表示されるポート ID のタイプ。
• [存続可能時間] :タイムアウト時間(単位:秒)。この時間内にこのネイバーから LLDP PDU が 1 件も受信されなかった場合、このネイバーの情報は削除されます。
ステップ 2 ローカル ポートを選択し、[詳細] をクリックします。[ネイバー情報] ページが開きます。
• [MSAPエントリ] :デバイスの Media Service Access Point(MSAP)エントリ番号。
• [シャーシIDサブタイプ] :シャーシ ID のタイプ(例:MAC アドレス)。
• [シャーシID] :802 LAN 近隣デバイスのシャーシの ID。
• [ポートIDサブタイプ] :表示されるポート ID のタイプ。
• [ポートの説明] :ポートに関する情報(例:製造元、製品名、ハードウェア バージョン、ソフトウェア バージョン)。
• [システムの説明] :ネットワーク エンティティの説明(英数字)。システムの名前、および、このデバイスでサポートされているハードウェア、オペレーティング システム、ネットワーキング ソフトウェアの各バージョン。この値は sysDescr オブジェクトと同じです。
• [サポートされているシステム機能] :このデバイスでサポートされている主要機能。機能は 2 オクテットで表されます。ビット 0 ~ 7 はそれぞれ、その他、リピータ、ブリッジ、WLAN AP、ルータ、電話、DOCSIS ケーブル デバイス、ステーションを意味します。ビット 8 ~ 15 は予約されています。
• [有効なシステム機能] :スイッチで有効になっている主要機能。
• [アドレスサブタイプ] :管理アドレスのサブタイプ(例:MAC、IPv4)。
• [自動ネゴシエーション対応] :ポート速度のオートネゴシエーションがサポートされているかどうか。表示されるフィールド値は [TRUE] または [FALSE] です。
• [自動ネゴシエーション有効] :ポート速度のオートネゴシエーションが有効になっているかどうか。表示されるフィールド値は [TRUE] または [FALSE] です。
• [自動ネゴシエーションアドバタイズ機能] :オートネゴシエーションが可能なポート速度のタイプ(例:1000BASE-T 半二重モード、100BASE-TX 全二重モード)。
• [動作MAUタイプ] :Medium Attachment Unit(MAU)のタイプ。MAU では物理層の機能が実行されます。たとえば、イーサネット インターフェイスから入ってきたデータに対して、デジタル データ変換、コリジョン検出、ビット挿入などの処理が実行され、ネットワーク(例:100BASE-TX 全二重モード)に送出されます。
• [MDI電源対応ポートクラス] :アドバタイズされている電力サポート ポート クラス。
• [PSE MDI電源対応] :ポートで MDI 電力がサポートされているかどうか。
• [PSE MDI電源状態] :ポートで MDI 電力が有効になっているかどうか。
• [PSE電源ペア制御機能] :ポートで電力線制御がサポートされているかどうか。
• [PSE電源ペア] :ポートで電力線制御タイプがサポートされているかどうか。
• [PSE電力クラス] :アドバタイズされている、ポートの電力クラス。
• [802.3最大フレームサイズ] :アドバタイズされている、ポートの最大フレーム サイズ。
• [アグリゲーション機能] :ポートを集約できるかどうか。
• [アグリゲーションステータス] :現在、ポートが集約されているかどうか。
• [アグリゲーションポートID] :アドバタイズされている集約ポート ID。
[802.3 Energy Efficient Ethernet (EEE)]
• [ローカルTx] :低電力アイドル(LPI)モードを抜けた後、データの送信を開始するまで、送信リンク パートナーが待機する時間(単位:マイクロ秒)。
• [ローカルRx] :低電力アイドル(LPI)モードの後、データを送信するまでに、送信リンク パートナーが受信リンク パートナーの要求を待機する時間(単位:マイクロ秒)。
• [リモートTxエコー] :リモート リンク パートナーの Tx 値に対するローカル リンク パートナーのリフレクション。
• [リモートRxエコー] :リモート リンク パートナーの Rx 値に対するローカル リンク パートナーのリフレクション。
• [サポートされている機能] :ポート上で有効になっている MED 機能。
• [現在の機能] :ポートからアドバタイズされている MED TLV。
• [デバイスクラス] :LLDP-MED エンドポイント デバイス クラス。表示されるデバイス クラスは次のとおりです。
– [エンドポイントクラス1] :汎用エンドポイント クラス。基本的な LLDP サービスを提供しています。
– [エンドポイントクラス2] :メディア エンドポイント クラス。クラス 1 のすべての機能に加え、メディア ストリーミング機能を備えています。
– [エンドポイントクラス3] :通信デバイス クラス。クラス 1 およびクラス 2 のすべての機能に加え、位置、911、レイヤ 2 スイッチ サポート、デバイス情報管理の各機能を備えています。
• [PoEデバイスタイプ] :ポートの PoE タイプ(例:給電中)。
• [PoE電力プライオリティ] :ポートの電力のプライオリティ。
• [ハードウェアリビジョン] :ハードウェアのバージョン。
• [ファームウェアリビジョン] :ファームウェアのバージョン。
• [ソフトウェアリビジョン] :ソフトウェアのバージョン。
• [PVID] :アドバタイズされている、ポートの VLAN ID。
• [サポート済み] :サポートされている、ポートとプロトコルの VLAN ID。
• [有効] :有効になっている、ポートとプロトコルの VLAN ID。
• [VLAN名] :アドバタイズされている VLAN 名。
• [プロトコルIDテーブル] :アドバタイズされているプロトコル ID。
ANSI-TIA-1057 規格の 10.2.4 項に従って、次のデータ構造を 16 進数で入力します。
• [ECS ELIN] :デバイスの ECS の ELIN。
• [アプリケーションタイプ] :ネットワーク ポリシーのアプリケーション タイプ(例:音声)。
• [VLAN ID] :ネットワーク ポリシーがバインドされている VLAN の ID。
• [VLANタイプ] :ネットワーク ポリシーがバインドされている VLAN のタイプ(タグ付きまたはタグなし)。
• [ユーザプライオリティ] :ネットワーク ポリシーのユーザ プライオリティ。
[LLDP統計情報] ページには、ポートごとの LLDP 統計情報が表示されます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDP統計情報] をクリックします。[LLDP統計情報] ページが開きます。
• [Txフレーム] - [合計] :送信されたフレームの合計数。
–[廃棄済み]:受信されたフレームのうち、破棄されたフレームの数。
–[エラー]:受信されたフレームのうち、エラーになったフレームの数。
–[廃棄済み]:受信された TLV のうち、破棄された TLV の数。
–[未認識]:受信された TLV のうち、認識されなかった TLV の数。
• [ネイバー情報削除回数] :このインターフェイス上でネイバーがエージアウトされた回数。
ステップ 2 最新の統計情報を表示するには、[更新] をクリックします。
LLDP では、LLDP TLV および LLDP-MED TLV として情報を LLDP パケットに追加します。LLDP 過負荷は、LLDP パケット内の総情報量がインターフェイスでサポートされている最大 PDU サイズを超えたときに発生します。
[LLDP過負荷] ページには、LLDP/LLDP-MED 情報のバイト数、追加の LLDP 情報に使用可能なバイト数、および各インターフェイスの過負荷ステータスが表示されます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - LLDP] > [LLDP過負荷] をクリックします。[LLDP過負荷] ページが開きます。
• [合計(バイト)] :各パケットの LLDP 情報の合計バイト数。
• [未送信(バイト)] :各パケットで追加の LLDP 情報用に残っている使用可能な合計バイト数。
• [ステータス] :TLV が送信されているか、それとも過負荷状態になっているか。
ステップ 2 特定のポートの詳細な過負荷状態を表示するため、そのポートを選択して [詳細] をクリックします。[LLDPオーバーロードの詳細] ページが開きます。
このページには、このポートから送信された各 TLV に関する次の情報が表示されます。
– [ステータス] :必須 TLV グループが送信されているか、それとも過負荷状態になっているか。
– [サイズ(バイト)] :LLDP-MED 機能パケットの合計バイト数。
– [ステータス] :LLDP-MED 機能パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
–[サイズ(バイト)]:LLDP-MED 位置パケットの合計バイト数。
–[ステータス]:LLDP-MED 位置パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
–[サイズ(バイト)]:LLDP-MED ネットワーク ポリシー パケットの合計バイト数。
–[ステータス]:LLDP-MED ネットワーク ポリシー パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
–[サイズ(バイト)]:LLDP-MED MDI 拡張電力パケットの合計バイト数。
–[ステータス]:LLDP-MED MDI 拡張電力パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
–[サイズ(バイト)]:LLDP-MED 802.3 TLV パケットの合計バイト数。
–[ステータス]:LLDP-MED 802.3 TLV パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
–[サイズ(バイト)]:LLDP-MED 任意 TLV パケットの合計バイト数。
–[ステータス]:LLDP-MED 任意 TLV パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
–[サイズ(バイト)]:LLDP-MED インベントリ TLV パケットの合計バイト数。
–[ステータス]:LLDP-MED インベントリ パケットが送信されたか、それとも過負荷状態であったか。
• [合計(バイト)] :各パケットの LLDP 情報の合計バイト数。
• [未送信(バイト)] :各パケットで追加の LLDP 情報用に残っている使用可能な合計バイト数。
LLDP と同様に、CDP は、直接接続されたネイバーが自身とそれぞれの機能を互いにアドバタイズするためのリンク層プロトコルです。LLDP と異なり、CDP はシスコ独自のプロトコルです。
次に、スイッチに CDP を設定する手順の例を示します。CDP を設定するための詳細なガイドラインは、LLDP/CDP に関するセクションで参照できます。
•CDP の [プロパティ] ページを使用して、CDP グローバル パラメータを入力します。
•[インターフェイス設定] ページを使用して、インターフェイスごとに CDP を設定します。
•Auto Smartport で CDP デバイスの機能を検出する場合は、Smartport の [プロパティ] ページで CDP を有効にします。
CDP を使用して Smartport 機能に対応するデバイスを識別する方法については、 Smartport タイプの識別を参照してください。
CDP の [プロパティ] ページでは、CDP の全般パラメータの値を設定できます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [プロパティ] をクリックします。CDP の [プロパティ] ページが開きます。
• [CDPステータス] :選択するとスイッチ上で CDP が有効になります。
• [CDPフレーム処理] :CDP が有効でない場合は、選択した基準に一致するパケットを受信したときに実行する処理を次の中から選択します。
–[ブリッジング]:VLAN に基づいてパケットを転送します。
–[フラッディング]:入力ポートを除くすべてのポートに着信 CDP パケットを転送する VLAN 非対応のフラッディング。
• [CDP音声VLANアドバタイズメント] :選択すると、スイッチは、CDP が有効で、音声 VLAN のメンバであるすべてのポートで、CDP を使用して音声 VLAN をアドバタイズできます。音声 VLAN は、音声VLAN の [プロパティ] ページで設定されます。
• [CDP必須TLV検証] :選択すると、必須 TLV を含まない着信 CDP パケットは廃棄され、無効なエラー カウンタが増加します。
• [CDPバージョン] :使用する CDP のバージョンを選択します。
• [CDPホールドタイム] :CDP パケットを破棄するまで待機する時間を、[TLVアドバタイズ間隔] の値の倍数で入力します。たとえば、[TLVアドバタイズ間隔] の値が 30 秒であり、[ホールド係数] の値が 4 である場合、LLDP パケットは 120 秒後に破棄されます。次のオプションが選択できます。
– [デフォルトを使用] :デフォルトの時間(180 秒)を使用します。
• [CDP送信レート] :CDP アドバタイズメント更新データの送信間隔(単位:秒)を入力します。次のオプションが選択できます。
– [デフォルトを使用] :デフォルト レート(60 秒)を使用します。
• [デバイスIDフォーマット] :デバイス ID の形式を選択します(MAC アドレスまたはシリアル番号)。
• [送信元インターフェイス] :フレーム内の TLV で使用される IP アドレス。次のオプションが選択できます。
– [デフォルトを使用] :発信インターフェイスの IP アドレスを使用します。
– [ユーザ定義] :アドレス TLV 内のインターフェイス([インターフェイス] フィールド)の IP アドレスを使用します。
• [インターフェイス] :[送信元インターフェイス] で [ユーザ定義] が選択された場合は、インターフェイスを選択します。
• [Syslog音声VLAN不一致] :オンにすると、音声VLAN の不一致が検出されたときに SYSLOG メッセージが送信されます。つまり、着信フレーム内の音声 VLAN 情報が、ローカル デバイスがアドバタイズしている情報と一致していません。
• [SyslogネイティブVLAN不一致] :オンにすると、ネイティブVLAN の不一致が検出されたときに SYSLOG メッセージが送信されます。つまり、着信フレーム内のネイティブ VLAN 情報が、ローカル デバイスがアドバタイズしている情報と一していません。
• [Syslogデュプレックス不一致] :オンにすると、デュプレックス情報が不一致のときに SYSLOG メッセージが送信されます。つまり、着信フレーム内のデュプレックス情報が、ローカル デバイスがアドバタイズしている情報と一致していません。
ステップ 3 [適用] をクリックします。LLDP のプロパティ値が設定されます。
LLDP およびリモート ログ サーバ通知をポートごとにアクティブにしたり、LLDP PDU に組み込む TLV を選択したりするには、[インターフェイス設定] ページを使用します。
これらのプロパティ値を設定することにより、LLDP 対応デバイスに送信する情報のタイプを選択できます。
アドバタイズする LLDP-MED TLV は、[LLDP MEDインターフェイス設定] ページで選択できます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [インターフェイス設定] をクリックします。[インターフェイス設定] ページが開きます。
このページには、各インターフェイスの次の CDP 情報が表示されます。
• [CDPステータス] :ポートで CDP を有効または無効にします。
• [CDPネイバーとの不一致のレポート] :[編集] ページで有効または無効になっているレポート オプションのステータスを表示します。
• [設定のコピー] :選択すると、ポート間でコンフィギュレーションがコピーされます。
• [編集] :フィールドは後述のステップ 2 で説明されています。
• [CDPローカル情報の詳細] :[各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [CDPローカル情報] ページに移動します。
• [CDPネイバー情報の詳細] :[各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [CDPネイバー情報] ページに移動します。
ステップ 2 ポートを選択して [編集] をクリックします。[CDPインターフェイス設定の編集] ページが開きます。
• [インターフェイス] :定義するインターフェイスを選択します。
• [CDPステータス] :ポートで CDP を有効または無効にします。
(注) 次の 3 つのフィールドは、スイッチが管理ステーションにトラップを送信するように設定されている場合に使用可能となります。• [Syslog音声VLAN不一致] :選択すると、音声 VLAN の不一致が検出されたときの SYSLOG メッセージの送信オプションが有効になります。つまり、着信フレーム内の音声 VLAN 情報が、ローカル デバイスがアドバタイズしている情報と一致していません。
• [SyslogネイティブVLAN不一致] :選択すると、ネイティブ VLAN の不一致が検出されたときの SYSLOG メッセージの送信オプションが有効になります。つまり、着信フレーム内のネイティブ VLAN 情報が、ローカル デバイスがアドバタイズしている情報と一致していません。
• [Syslogデュプレックス不一致] :選択すると、デュプレックス情報の不一致が検出されたときの SYSLOG メッセージの送信オプションが有効になります。つまり、着信フレーム内のデュプレックス情報が、ローカル デバイスがアドバタイズしている情報と一致していません。
ステップ 3 関連情報を入力し、[適用] をクリックします。ポート設定が変更され、実行コンフィギュレーション ファイルが更新されます。
[CDPローカル情報] ページには、ローカル デバイスについて、CDP プロトコルによってアドバタイズされる情報が表示されます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [CDPローカル情報] をクリックします。[CDPローカル情報] ページが開きます。
ステップ 2 ローカル ポートを選択すると、次のフィールドが表示されます。
• [デバイスIDタイプ] :デバイス ID TLV でアドバタイズされるデバイス ID のタイプ。
• [デバイスID] :デバイス ID TLV でアドバタイズされるデバイス ID。
• [アドレス] :IP アドレス(デバイス アドレス TLV でアドバタイズされます)。
• [ポートID] :ポート TLV でアドバタイズされるポートの ID。
• [バージョン] :デバイスが稼動しているソフトウェアのリリースに関する情報。
• [プラットフォーム] :プラットフォーム TLV でアドバタイズされるプラットフォームの ID。
• [ネイティブVLAN] :ネイティブ VLAN TLV でアドバタイズされるネイティブ VLAN ID。
• [デュプレックス] :全/半二重 TLV でアドバタイズされるポートのデュプレックスが半二重か全二重化を示します。
• [アプライアンスID] :アプライアンス TLV でアドバタイズされる、ポートに接続されたデバイスのタイプ。
• [アプライアンスVLAN ID] :アプライアンスによって使用されるデバイス上の VLAN。たとえば、アプライアンスが IP 電話の場合は、これは音声 VLAN になります。
• [拡張信頼] :有効な場合は、ポートが信頼できることを示しています。つまり、パケット選択の送信元を信頼して、パケット自体にマーキングします。この場合、このようなポートで受信されたパケットは、再度マーキングされることはありません。無効な場合は、ポートが信頼できないことを示しています。この場合、次のフィールドが関係します。
• [非信頼ポートのCoS] :ポートの [拡張信頼] が無効な場合、このフィールドにはレイヤ 2 CoS 値、つまり、802.1D/802.1p プライオリティ値が表示されます。これは、信頼できないポートで受信されたすべてのパケットに、デバイスがリマークする CoS 値です。
• [要求ID] :最新の電力要求 ID が、電力要求 TLV で最後に受信した [要求ID] フィールドに反映されます。インターフェイスが最後にアップした時点以降に電力要求 TLV を受信しなかった場合は、0 になります。
• [電力管理ID] :次のイベントのいずれかが発生するたびに、値は 1 ずつ(または、0 を避けるため 2 ずつ)増加します。
–[有効電力] フィールドまたは [管理電力レベル] フィールドの値が変わった。
–最後に受信した設定値と異なる [要求ID] フィールド値を持つ電力要求 TLV を受信した(または、最初の値を受信したとき)。
• [管理電力レベル] :電力消費量 TLV についての、受電装置に対するサプライヤの要求を表示します。デバイスはこのフィールドに常に [プリファレンスなし] と表示します。
[CDPネイバー情報] ページには、ネイバー デバイスから受信した CDP 情報が表示されます。
タイムアウトになると、情報は削除されます。ネイバーの TTL TLV で表される時間内に、そのネイバーから CDP PDU が 1 件も受信されなかった場合に、タイムアウトになります。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [CDPネイバー情報] をクリックします。[CDPネイバー情報] ページが開きます。
このページには、リンク パートナー(ネイバー)に関する次のフィールドが表示されます。
• [ローカルインターフェイス] :ネイバーが接続されているローカル ポートの番号。
• [アドバタイズメントバージョン] :CDP プロトコル バージョン。
• [存続可能時間(秒)] :タイムアウト時間(単位:秒)。この時間内にこのネイバーから LLDP PDU が 1 件も受信されなかった場合、このネイバーの情報は削除されます。
• [プラットフォーム] :ネイバーのプラットフォーム TLV からの情報。
• [ネイバーインターフェイス] :ネイバーの発信インターフェイス。
ステップ 2 デバイスを選択し、[詳細] をクリックします。[CDPネイバーの詳細] ページが開きます。
このページには、ネイバーに関する次のフィールドが表示されます。
• [ローカルインターフェイス] :フレームが到達するポートのインターフェイス番号。
• [アドバタイズメントバージョン] :CDP のバージョン。
• [存続可能時間] :タイムアウト時間(単位:秒)。この時間内にこのネイバーから LLDP PDU が 1 件も受信されなかった場合、このネイバーの情報は削除されます。
• [機能] :デバイスの主要機能。機能は 2 オクテットで表されます。ビット 0 ~ 7 はそれぞれ、その他、リピータ、ブリッジ、WLAN AP、ルータ、電話、DOCSIS ケーブル デバイス、ステーションを意味します。ビット 8 ~ 15 は予約されています。
• [プラットフォーム] :ネイバーのプラットフォームの ID。
• [ネイバー インターフェイス] :フレームが到達するネイバーのインターフェイス番号。
• [ネイティブVLAN] :ネイバーのネイティブ VLAN。
• [デュプレックス] :ネイバー インターフェイスが半二重か、全二重であるかを示します。
• [供給電力] :インターフェイスでネイバーによって消費される電力量。
(注) [テーブルのクリア] ボタンをクリックすると、CDP からの場合は、接続されていたデバイスがすべて切断され、Auto Smartport が有効な場合は、すべてのポート タイプがデフォルトに変更されます。[CDP統計情報] ページには、ポートとの間で送受信された CDP フレームに関する情報が表示されます。CDP パケットは、スイッチ インターフェイスに接続されたデバイスから受信され、Smartport 機能用に使用されます。詳細については、「 CDP の設定 」を参照してください。
ポートの CDP 統計情報は、ポートで CDP がグローバルで有効になっている場合にのみ表示されます。これは、CDP の [プロパティ] ページと CDP の [インターフェイス設定] ページに表示されます。
ステップ 1 [各種管理] > [ディスカバリ - CDP] > [CDP統計情報] をクリックします。[CDP統計情報] ページが開きます。
• [リフレッシュレート] :CDP 統計情報ページがリフレッシュされるまでの時間を選択します。
[アトリビュート(カウンタ)] には、さまざまなパケット タイプのカウンタがインターフェイス別に表示されます。
• [バージョン1] :受信または送信した CDP バージョン 1 パケットの数。
• [バージョン2] :受信または送信した CDP バージョン 2 パケットの数。
• [合計] :受信または送信した CDP パケットの合計数。
[CDPエラー統計情報] には、CDP エラー カウンタが表示されます。
• [無効なチェックサム] :無効なチェックサム値とともに受信したパケットの数。
• [その他のエラー] :無効なチェックサム以外のエラーとともに受信したパケットの数。