この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
[カッパーポート] ページには、カッパー ケーブルに対して Virtual Cable Tester(VCT)によって実行された統合ケーブル テストの結果が表示されます。
•Time Domain Reflectometry(TDR; タイム ドメイン反射率計)テクノロジーは、ポートに取り付けられているカッパー ケーブルの品質と特性をテストします。長さ 140 m までのケーブルをテストできます。テスト結果は、[カッパーテスト] ページの [テスト結果] ブロックに表示されます。
•DSP ベース テストは、アクティブな GE リンクに対して実行され、ケーブルの長さを測定します。テスト結果は、[カッパーテスト] ページの [詳細情報] ブロックに表示されます。
•(必須)ショート リーチ モードを無効にします([ポート管理] > [Green Ethernet] > [プロパティ] ページを参照)。
•(任意)EEE を無効にします([ポート管理] > [Green Ethernet] > [プロパティ] ページを参照)。
ケーブル テスト(VCT)を実行する際には、必ず CAT5 データ ケーブルを使用してください。
テスト結果の精度は、詳細テストの場合に +/- 10 の範囲、基本テストの場合に +/- 2 の範囲で誤差が生じる可能性があります。
ポートに取り付けられているカッパー ケーブルをテストするには
ステップ 1 [各種管理] > [診断] > [カッパーテスト] の順にクリックします。[カッパーテスト] ページが開きます。
ステップ 4 メッセージが表示されたら、リンクが停止状態になることを了承する場合は [OK] をクリックし、テストを中止する場合は [キャンセル] をクリックします。
• [最終更新] :ポートに対して最後のテストが実行された時刻。
• [テスト結果] :ケーブル テストの結果。選択項目は次のとおりです。
– [ケーブルなし] :ケーブルがポートに接続されていません。
– [開放ケーブル] :ケーブルが一方側にしか接続されていません。
– [短絡ケーブル] :ケーブルにショートが発生しています。
• [障害個所までの距離] :障害が検出されたケーブル位置からポートまでの距離。
• [動作ポートステータス] :ポートの状態(アップまたはダウン)が表示されます。
テスト対象のポートがギガ ポートである場合、[詳細情報] ブロックに、次の情報が表示されます(ページを開くたびに情報が更新されます)。
• [ステータス] :ワイヤ ペアの状態。赤は障害が発生していることを示し、緑は 正常な状態を示します。
• [チャネル] :ケーブル チャネル。ワイヤのタイプ(ストレート ケーブルまたはクロス ケーブル)を示します。
• [極性] :自動極性検出と修正機能がワイヤ ペアに対して有効になっているかどうかを示します。
(注) ポート速度が 10 Mbps の場合、TDR テストは実行できません。[光モジュールステータス] ページには、Small Form-factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)トランシーバにより報告される動作状況が表示されます。いくつかの情報については、デジタル診断モニタリング規格 SFF-8472 をサポートしない SFP には対応していないものもあります。
サポートされている FE SFP(100 Mbps)トランシーバは次のとおりです。
•MFEBX1: 100BASE-BX-20U SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 20 km までサポートします。
•MFEFX1: 100BASE-FX SFP トランシーバ(マルチモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 2 km までサポートします。
•MFELX1: 100BASE-LX SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 10 km までサポートします。
サポートされている GE SFP(1000 Mbps)トランシーバは次のとおりです。
•MGBBX1: 1000BASE-BX-20U SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 40 km までサポートします。
•MGBLH1: 1000BASE-LH SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 40 km までサポートします。
•MGBLX1: 1000BASE-LX SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 10 km までサポートします。
•MGBSX1: 1000BASE-SX SFP トランシーバ(マルチモード ファイバ対応、波長 850 nm)は最大 550 m までサポートします。
•MGBT1: 1000BASE-T SFP トランシーバ(カテゴリ 5 カッパー ワイヤ対応)は最大 100 m までサポートします。
光テスト結果を表示するには [各種管理] > [診断] > [光モジュールステータス] の順にクリックします。[光モジュールステータス] ページが開きます。
• [トランスミッタ障害] :リモート SFP から報告される信号損失。値は [TRUE]、[FALSE]、および [N/S](信号なし)になります。
ネットワーク スイッチでは、ポート ミラーリングにより、1 つのスイッチ ポート、複数のスイッチ ポート、または VLAN 全体で受信されるネットワーク パケットのコピーが、スイッチの別のポートのネットワーク モニタリング接続に送信されます。この機能は、通常、侵入検知システムなど、ネットワーク トラフィックのモニタリングを必要とするネットワーク アプライアンスのために使用されます。モニタリング ポートに接続しているネットワーク アナライザは、診断、デバッグ、およびパフォーマンス モニタリング用にデータ パケットを処理します。最大 8 つのソースをミラーリングできます。これは、8 つの個々のポートまたは VLAN のどのような組み合わせでも構いません。
ミラーリング対象の VLAN に割り当てられているネットワーク ポートが受信したパケットは、そのパケットが最終的にトラップされたり破棄される場合であっても、アナライザ ポートにミラーリングされます。スイッチから送信されるパケットは、送信(Tx)ミラーリング機能がアクティブな場合に、ミラーリングされます。
ミラーリングにより、送信元ポートからのトラフィックがすべてアナライザ(宛先)ポートで受信されるというわけではありません。アナライザ ポートがサポートできる以上のデータが送信された場合、一部のデータが失われる可能性があります。
システム全体でサポートされるミラーリングは 1 つだけです。アナライザ ポート(VLAN ミラーリングまたはポート ミラーリングのターゲット ポート)は、すべてのミラー対象 VLAN またはポートについて同じになります。
ステップ 1 [各種管理] > [診断] > [ポートおよびVLANミラーリング] の順にクリックします。[ポートおよびVLANミラーリング] ページが開きます。
• [宛先ポート] :トラフィックのコピー先ポート。アナライザ ポート。
• [送信元インターフェイス] :トラフィックがアナライザ ポートに送信されるインターフェイス、ポート、または VLAN。
• [タイプ] :モニタリングのタイプ。ポートへの着信、ポートからの出力、またはその両方。
– [アクティブ] :ソースと宛先の両方のインターフェイスが動作しており、トラフィックを転送している状態です。
– [ノットレディ] :ソースと宛先のどちらか(または両方)が何らかの理由で停止しているか、トラフィックを転送していない状態です。
ステップ 2 [追加] をクリックして、ミラー対象のポートまたは VLAN を追加します。[ポートおよびVLANミラーリングの追加] ページが開きます。
• [宛先ポート] :パケットのコピー先であるアナライザ ポートを選択します。Wireshark を実行している PC など、ネットワーク アナライザがこのポートに接続されます。ポートがアナライザ宛先ポートとして識別された場合、すべてのエントリが削除されるまで、アナライザ宛先ポートであり続けます。
• [送信元インターフェイス] :トラフィックを送信元ポートにミラーリングするか送信元 VLAN にミラーリングするかによりポートまたは VLAN を選択します。
• [タイプ] :トラフィックをアナライザ ポートにミラーリングするタイプとして、着信、発信、または両方を選択します。[ポート] を選択している場合、次のオプションがあります。
– [TxおよびRx] :着信パケットと発信パケット両方のポート ミラーリング。
ステップ 4 [適用] をクリックします。ポート ミラーリングが追加され、実行コンフィギュレーション ファイルが更新されます。
この項では、Secure Core Technology(SCT; セキュア コア テクノロジー)と CPU 利用率の表示方法について説明します。
スイッチでは、エンドユーザ トラフィック以外に、次のタイプのトラフィックが処理されます。
トラフィックが過剰に発生すると CPU に負荷がかかり、スイッチの通常の動作に支障をきたす場合があります。
Secure Core Technology(SCT; セキュア コア テクノロジー)機能を使用することで、スイッチでは、受信したトラフィックの合計量に関係なく、管理トラフィックとプロトコル トラフィックの受信および処理が行われます。
デバイスでは SCT はデフォルトで有効になっており、無効にできません。
ステップ 1 [各種管理] > [診断] > [CPU利用率] の順にクリックします。
ステップ 2 [セキュリティ] > [サービス拒否防御] > [セキュリティスイート設定] をクリックし、[詳細] をクリックします。
[CPU入力レート] フィールドには、CPU に対する 1 秒あたりの 入力フレーム レートが表示されます。
ステップ 3 [CPU利用率] を選択し、CPU リソース利用率情報の表示を有効にします。
ウィンドウに、CPU 利用率のグラフが表示されます。X 軸はサンプル番号、Y 軸は利用率になります。
ステップ 4 統計情報が更新されるまでの リフレッシュ レート (秒単位)を選択します。指定した間隔で新しいサンプルが作成されます。