サポートされている Cisco Unified IP Phone
表43-1 に、Cisco Unified CallManager がサポートする次の Cisco Unified IP Phone について、それぞれのモデルの機能の概要を示します。
• Cisco Unified IP Phone モデル 7900 ファミリ(SCCP および SIP プロトコル)
• Cisco Unified IP Video Phone モデル 7985
• Cisco Unified IP Phone モデル 7914 拡張モジュール
• Cisco IP Conference Station 7935 および 7936
• Cisco IP Phone モデル 30 VIP
• Cisco IP Phone モデル 12 シリーズ
これらの電話機モデルをサポートする機能とサービスの最新情報については、次の資料を参照してください。
• 電話機モデルおよびこのバージョンの Cisco Unified CallManager をサポートする電話機の管理またはユーザ マニュアル
• 使用する電話機モデルのファームウェア リリース ノート
• Cisco Unified CallManager リリース ノート
表43-1 サポートされている Cisco Unified IP Phone と機能
Cisco Unified IP Phone モデル
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Cisco Unified IP Phone 7970 および Cisco Unified IP Phone 7971 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7970 および 7971 はフル機能を搭載した、8 回線を備えたビジネス用電話機。SCCP プロトコルと SIP プロトコル、および次の機能をサポートしています。 • コールの詳細と機能に簡単にアクセスするためのバックライト付き、カラー タッチスクリーン ディスプレイ • 4 つの固定機能ボタン –メッセージ:ボイスメール メッセージへのアクセス –設定:電話機の設定の調整用 –サービス:サービスへのアクセス –ディレクトリ:コール ログおよびディレクトリへのアクセス • コール機能のアシスタントをただちに提供するヘルプ ボタン • 回線ボタン、短縮ダイヤル ボタン、またはその他の電話サービスとして使用するプログラム可能な 8 つのボタン • その他のコールの詳細と機能にアクセスするための 5 つのソフトキー(合計 16 個のソフトキーは、コール状態に応じて変動) • 内蔵双方向全二重スピーカフォンとマイクロフォンのミュート機能 Cisco Unified IP Phone モデル 7970/71G-GE は、Cisco Unified IP Phone モデル 7970/71 のギガビット イーサネット バージョンです。Cisco Unified IP Phone モデル 7970G、7960G、および 7940G は、非ギガビット イーサネット バージョンです。 |
Cisco Unified IP Phone 7960 および Cisco Unified IP Phone 7961 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7960 および 7961 はフル機能を搭載した、6 回線を備えたビジネス用電話機。SCCP プロトコルと SIP プロトコル、および次の機能をサポートしています。 • ヘルプ( ? )ボタン • 回線、短縮ダイヤル、または機能ボタンとして使用する 6 つのプログラム可能なボタン • ボイスメール メッセージへのアクセス、電話機の設定値の調整、サービスへのアクセス、およびディレクトリへのアクセス用の 4 つの固定ボタン • その他のコールの詳細と機能にアクセスするための 4 つのソフトキー(合計 16 個のソフトキーは、コール状態に応じて変動) • コールの詳細とソフトキーの機能を表示する、大型 LCD ディスプレイ • 内蔵双方向全二重スピーカフォンとマイクロフォンのミュート機能 |
Cisco Unified IP Phone 7940 および Cisco Unified IP Phone 7941 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7940 および 7941 は、Cisco Unified IP Phone モデル 7960 とほぼ同等の機能を持つ、2 回線を備えたビジネス用電話機。SCCP プロトコルと SIP プロトコルをサポートし、次の機能があります。 • ヘルプ( ? )ボタン • 回線、短縮ダイヤル、または機能ボタンとして使用する 2 つのプログラム可能なボタン • ボイスメール メッセージへのアクセス、サービス、ディレクトリ、および電話機の設定値の調整用の 4 つの固定ボタン • その他のコールの詳細と機能にアクセスするための 4 つのソフトキー(合計 16 個のソフトキーは、コール状態に応じて変動) • コールの詳細とソフトキーの機能を表示する、大型 LCD ディスプレイ • 内蔵双方向全二重スピーカフォンとマイクロフォンのミュート機能 |
Cisco Unified IP Phone 7920 |
Cisco Wireless IP Phone モデル 7920 は操作が容易な IEEE 802.11b 準拠の無線 IP 電話。Cisco Unified CallManager および Cisco Aironet (r) 1200、1100、350、および 340 シリーズの Wi-Fi(IEEE 802.11b)アクセス ポイントとともに使用でき、包括的な音声通信を提供します。次の機能をサポートしています。 • コール機能に直感的にアクセスできるピクセルベースのディスプレイ • ユーザにコール オプションを動的に提供する 2 つのソフトキー • 表示された情報の間を簡単に移動できる 4 方向のロッカー スイッチ • 使用中にハンドセット音量と呼び出し音量をデシベル レベルで簡単に調整できる音量制御 |
Cisco Unified IP Phone 7914 拡張モジュール |
Cisco Unified IP Phone モデル 7914 拡張モジュールは、Cisco Unified IP Phone モデル 7960 の機能を拡張する 14 個の追加ボタンを提供。これらのボタンを回線または短縮ダイヤルとして設定するには、[電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)]を使用します。
(注) Cisco Unified IP Phone モデル 7914 拡張モジュールの電話ボタン テンプレートは、標準 Cisco Unified IP Phone モデル 7960 で使用される電話ボタン テンプレートの名前を変更することで作成できます。詳細については、『Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド』の「電話ボタン テンプレートの設定」を参照してください。
Cisco Unified IP Phone モデル 7914 拡張モジュールは、ボタンの機能と回線の状態を示す LCD を備えています。 2 台の Cisco Unified IP Phone モデル 7914 拡張モジュールをデイジーチェーン接続すると、28 個の回線、または短縮ダイヤルおよび機能ボタンを追加できます。 |
Cisco Unified IP Phone 7912 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7912 は、同時に最大 2 つのコールをサポートする単一回線の電話機。SCCP プロトコルと SIP プロトコルをサポートし、処理する電話トラフィック量が小~中程度の場合に適した基本機能を提供します。 このモデルは、インライン パワー をサポートし、同時使用する PC との接続に一体型 10/100 イーサネット スイッチを提供します。 このモデルには、4 つのダイナミック ソフトキーが用意されています。 |
Cisco Unified IP Phone 7911 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7911 は、同時に最大 2 つのコールをサポートする単一回線の電話機。SCCP プロトコルと SIP プロトコルをサポートし、処理する電話トラフィック量が小~中程度の場合に適した基本機能を提供します。 Cisco Unified IP Phone モデル 7911 のメニューは、Cisco Unified IP Phone 7970 とほとんど同じです。アプリケーション メニュー ボタンを押すと、メイン アプリケーション メニューが開きます。 このモデルは、インライン パワー をサポートし、同時使用する PC との接続に一体型 10/100 イーサネット スイッチを提供します。 このモデルには、4 つのダイナミック ソフトキーが用意されています。 |
Cisco Unified IP Phone 7910 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7910 は、基本機能を備えた、単一回線の電話機。主にロビーや休憩室などの、中程度の電話トラフィックがある共用の場所用に設計されています。次の機能をサポートしています。 • 4 つの専用機能ボタン(回線、保留、転送、および設定) • Cisco Unified CallManager 中の電話ボタン テンプレートを使用して設定可能な、6 つのプログラム可能な機能ボタン 利用可能な機能には、コール パーク、リダイヤル、短縮ダイヤル、コール ピックアップ、会議、すべてのコールの転送、メッセージ受信、およびミートミー会議があります。 • 電話番号、コール状況、日付と時刻を表示する、2 行 LCD ディスプレイ(1 行当たり 24 文字) • ハンドフリー ダイヤル用に設計されている内蔵スピーカ |
Cisco Unified IP Phone 7905 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7905 は、基本機能を備えた単一回線の低価格電話機。主にカフェテリアや休憩室、ロビー、製造フロアなどの共用の場所用に設計されています。SCCP プロトコルと SIP プロトコルをサポートし、次の機能があります。 • 時刻、日付、電話番号、発信者 ID、コール状況、ソフトキー タブなどの機能を表示する LCD • 対応する LCD スクリーン タブに表示される機能と連動する 4 つのソフトキー(ソフトキーの機能は、電話機のステータスによって変わります) • 保留、メニュー、およびナビゲーション用の 3 つの専用機能ボタン • ハンドフリー ダイヤル用に設計されている内蔵スピーカ |
Cisco Unified IP Phone モデル 7902 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7902 は、ロビー、研究室、製造フロア、または基本コール機能だけが必要とされる場所に対するコストパフォーマンスに優れたエントリ レベルの IP 電話。単一回線の Cisco Unified IP Phone モデル 7902 は、次の機能をサポートしています。 • リダイヤル、転送、会議、ボイスメール アクセス機能にワンタッチでアクセスできる固定機能キー • 保留、メニュー、および音量調節用の 3 つの専用機能ボタン • LAN 経由での電話機への電源供給が可能なインライン パワー |
Cisco Unified IP Phone 7985 |
Cisco Unified IP Phone モデル 7985G は、コンピュータと同じデータ ネットワークを使用してビジネス品質のビデオを提供する電話機。このテレビ電話は、Cisco IP 電話機と同じソフトキー機能とその他の機能を提供します。これにより、コールの発信と受信、コール保留、コール転送、会議コールの発信などを行うことができます。Cisco Unified IP Phone モデル 7985G は、次の機能を提供します。 • カラー画面 • 最大 8 つの回線番号または短縮ダイヤル番号 • ボタンと機能に関する文脈依存オンライン ヘルプ |
Cisco Unified IP Conference Station 7936 |
Cisco Unified IP Conference Station 7936 は、多機能型の IP ベースのハンドフリー電話会議用の端末。デスクトップやオフィス、中小規模の会議室での使用に適しています。次の機能をサポートしています。 • コール機能、およびコール パーク、コール ピックアップ、グループ コール ピックアップ、転送、会議(Ad Hoc および ミートミー)などの使用可能な機能の使用方法をユーザにガイドする、3 つのソフトキーとメニュー ナビゲーション キー • 日付と時刻、発信側の名前、発信側の番号、ダイヤルされた数字、機能、および回線状況を知らせる LCD ディスプレイ • 会議の参加者が会話中に移動できるようにする、デジタル調整スピーカと 3 つのマイクロフォン • マイクロフォン ミュート機能 • 面積が広い部屋をサポートするために外部マイクロフォンを追加する機能 |
Cisco IP Conference Station 7935 |
Cisco IP Conference Station 7935 は、多機能型の IP ベースのハンドフリー電話会議用の端末。デスクトップやオフィス、中小規模の会議室での使用に適しています。次の機能をサポートしています。 • ユーザがコール機能を使えるようにガイドする、3 つのソフトキーとメニュー ナビゲーション キー 使用可能な機能には、コール パーク、コール ピックアップ、グループ コール ピックアップ、転送、および会議(Ad Hoc およびミートミー)があります。 • 日付と時刻、発信側の名前、発信側の番号、ダイヤルされた数字、機能、および回線状況を知らせる LCD ディスプレイ • 会議の参加者が会話中に移動できるようにする、デジタル調整スピーカと 3 つのマイクロフォン • マイクロフォン ミュート機能 |
Cisco IP Phone 12 SP+ |
Cisco IP Phone モデル 12 SP+ は、PBX または POTS 電話機と同じ機能を多く備えています。次の機能をサポートしています。 • プログラム可能な回線ボタンと機能ボタン(12 個) • 12 個の機能ボタンと回線ボタンのそれぞれに対応していて、機能と回線状況を知らせる LED • コール状況と ID を表示するための 2 行表示の LCD ディスプレイ(1 行当たり 20 文字) • 内蔵 2 ウェイ スピーカフォンとマイクロフォンのミュート機能 |
Cisco IP Phone 30 VIP |
Cisco IP Phone モデル 30 VIP は、PBX または POTS 電話機と同じ機能を多く備えています。次の機能をサポートしています。 • プログラム可能な回線ボタンと機能ボタン(26 個) • 26 個の機能ボタンと回線ボタンのそれぞれに対応していて、機能と回線状況を知らせる LED • 日付と時刻、発信側の名前、発信側の番号、およびダイヤルされた数字を表示するための、2 行表示の LCD • マイクロフォン ミュート機能付き、内蔵 2 ウェイ スピーカフォン • 転送、保留、およびリダイヤル用の専用機能ボタン |
Cisco SIP IP Phone
Cisco Unified CallManager は、次の Cisco Unified IP Phone モデル上で SIP プロトコルをサポートします。
• Cisco Unified IP Phone 7970/71
• Cisco Unified IP Phone 7960/61
• Cisco Unified IP Phone 7940/41
• Cisco Unified IP Phone 7911
• Cisco Unified IP Phone 7905/12
管理者は Cisco Unified CallManager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用して、IP Phone を SCCP または SIP 用に設定します。SIP 用に設定する場合は、Cisco Unified CallManager の管理ページの追加の設定ウィンドウ([SIP プロファイルの設定(SIP Profile Configuration)]など)を使用して、SIP プロトコルを設定します。設定の要件については、 表43-7 を参照してください。SIP プロファイルと SIP ダイヤル規則については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP のダイヤル規則設定」および「SIP プロファイルの設定」を参照してください。
H.323 クライアントと CTI ポート
Cisco Unified CallManager の管理ページを使用すると、H.323 クライアントや CTI ポートなどのソフトウェア ベース デバイスを設定できます。ソフトウェア ベースの Cisco Unified CallManager アプリケーション(たとえば、Cisco SoftPhone、Cisco AutoAttendant、および Cisco IP IVR)は、仮想デバイスである CTI ポートを使用します。
H.323 クライアントには、Microsoft NetMeeting デバイスが含まれます。
H.323 クライアントと CTI ポートは、電話機の設定と同じように、Cisco Unified CallManager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用して設定します。しかし多くの場合、設定に必要な項目数は、電話機より少なくて済みます。
(注) 回線グループで TAPI アプリケーションを使用する CTI ポートまたはデバイスを設定しないことをお勧めします。
H.323 クライアントおよび共有の回線表示の詳細については、「共有回線の表示」を参照してください。
H.323 クライアントと CTI ポートの設定方法については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」を参照してください。
Cisco IP Communicator
Cisco IP Communicator は、ユーザが PC を使用して電話コールを発信および受信できるソフトウェアベースのアプリケーションです。Cisco IP Communicator は、Cisco Unified CallManager のコール処理システムを利用して、テレフォニー機能と Voice-over-IP 機能を提供します。
このとき、Cisco IP Communicator は Cisco Unified CallManager と対話します。これは、Cisco IP Communicator が、デスクトップ アプリケーションのポータビリティを実現しつつ、フル機能の Cisco Unified IP Phone と同じ機能を提供することを意味します。また、ユーザは Cisco Unified CallManager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用して、Cisco IP Communicator を電話機として管理することになります。
Cisco Unified Personal Communicator
Cisco Unified Personal Communicator は、音声、ビデオ、文書共有、およびプレゼンス アプリケーションへのアクセスのすべてを、単一のリッチ メディア インターフェイスから提供するデスクトップ ソフトウェア アプリケーションです。Cisco Unified Personal Communicator は、Cisco Unified CallManager のコール処理システムを利用して、テレフォニー機能と Voice-over-IP 機能を提供します。
この Cisco Unified CallManager との相互対話により、Cisco Unified Personal Communicator は統合ソフトフォン機能を提供し、ユーザの物理 IP 電話機を制御できます。また、ユーザは Cisco Unified CallManager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用して、Cisco Unified Personal Communicator を電話機として管理することになります。
電話ボタン テンプレート
Cisco Unified CallManager には、デフォルトの電話ボタン テンプレートがいくつか組み込まれています。電話機を追加するときに、これらのテンプレートから 1 つを選んで電話機に割り当てることができます。または、テンプレートを新規に作成することもできます。
テンプレートを作成して使用すると、共通するボタン設定を大量の電話機に容易に割り当てることができます。たとえば、ある会社のユーザが使用していない会議機能を別の機能(たとえば、短縮ダイヤル)ボタンに割り当て直すテンプレートを作成することができます。
テンプレートを作成するには、既存のテンプレートのコピーを作成し、そのテンプレートに固有の名前を割り当てます。一度作成したカスタム テンプレートを変更できます。また、デフォルトの電話ボタン テンプレートのラベルを変更することもできます。しかし、デフォルトのボタン テンプレートの機能を変更することはできません。既存のテンプレートの名前を変更したり、既存のテンプレートを変更して新しいテンプレートを作成したりすることができます。また、カスタム テンプレートを更新して、機能、回線または短縮ダイヤルを、追加または削除することができます。使用しなくなったテンプレートを削除することもできます。テンプレートを更新すると、その変更は、そのテンプレートを使用するすべての電話機に反映されます。
テンプレート自体の名前を変更しても、そのテンプレートを使用している電話機に影響を与えることはありません。このテンプレートを使用するすべての Cisco Unified IP Phone は、テンプレートの名前が変更された後も、このテンプレートを引き続き使用します。
どの電話機にも、最低 1 回線が割り当てられていることを確認してください。通常、この割り当てにはボタン 1 が使用されます。Cisco Unified IP Phone のモデルによっては、電話機に回線を追加して割り当てることができます。また、電話機には、一般に短縮ダイヤルなどのいくつかの機能がありますが、この機能は残りのボタンに割り当てられます。
電話テンプレートを削除できるのは、その電話テンプレートが、システム内の電話機に現在割り当てられておらず、所定の電話機モデルに対して別のテンプレートがある場合です。デバイスに割り当てられているテンプレートを削除することはできません。また、[デバイスのデフォルト設定(Device Defaults Configuration)]ウィンドウで指定されている見本のデフォルト テンプレートを削除することはできません。使用中のテンプレートを削除するには、そのテンプレートを使用しているすべての Cisco Unified IP Phone を別の電話ボタン テンプレートに割り当て直してから、そのテンプレートを削除します。
(注) Cisco Unified IP Phone モデル 7914 拡張モジュールをサポートする Cisco Unified IP Phone モデル 7960 の標準電話ボタン テンプレートには、両方のデバイスのボタン(最大 34 個)が含まれます。
[電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)]ウィンドウで、[関連リンク]ドロップダウン リスト ボックスから[依存関係レコード]を選択して、特定のテンプレートを使用するデバイスを表示します。
Cisco Unified CallManager は、電話ボタン テンプレートを使用して Cisco Unified IP Phone のすべての機能を直接制御するわけではありません。個々の Cisco Unified IP Phone 7900 ファミリ モデルの詳細については、『 Cisco Unified IP Phone Administration Guide for Cisco Unified CallManager 』およびその他の電話機資料を参照してください。
デフォルトの電話ボタン テンプレート
すべての Cisco Unified IP Phone は、ほぼ同等の機能をサポートしますが、モデルごとに、これらの機能の実装方法が異なっています。たとえば、保留や転送などの機能を、電話ボタン テンプレートを使用して設定しているモデルもあれば、他のモデルでは、設定することができないこれらの機能に対して、固定ボタンやオンスクリーン プログラム キーを備えています。また、サポートされている回線または短縮ダイヤルの最大数も、一部の電話機のモデルでは異なっています。こうした設定の違いがあるので、個々のモデルに対応する固有の電話ボタン テンプレートが必要になります。
各 Cisco Unified IP Phone モデルは、デフォルトの電話ボタン テンプレートを備えています。デフォルトのテンプレートをそのまま使用すると、簡単に電話機を設定できます。また、デフォルトのテンプレートをコピーし、変更を加えて、カスタム テンプレートを作成することも可能です。
カスタム テンプレートを使用すると、電話機の用途に応じて、一部またはすべての電話機で各種の機能を使用可能にしたり、特定の電話機に対して特定の機能を使用制限したり、一部またはすべての電話機に対して設定する回線数、または短縮ダイヤル数を変えたりすることができます。たとえば、会議室で使用される電話機に適用できるカスタム テンプレートを作成できます。 表43-2 に、標準の電話ボタン テンプレートを示します。
表43-2 モデルごとのデフォルト電話ボタン テンプレート
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Standard 7985 |
Standard 7985 テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~8 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイスメール システム、会議など)を利用するには、Cisco IP Video Phone 7985 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7971 SCCP |
Standard 7971 SCCP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~8 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7971 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7971 SIP |
Standard 7971 SIP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~8 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7971 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7970 SCCP |
Standard 7970 SCCP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~8 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7970 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7970 SIP |
Standard 7970 SIP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~8 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7970 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7961 SCCP および Standard 7961G-GE SCCP |
Standard 7961 SCCP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、ボタン 3~6 には短縮ダイヤル、回線、またはプライバシーおよびサービス URL の機能を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7961 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7961 SIP |
Standard 7961 SIP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、ボタン 3~6 には短縮ダイヤル、回線、またはプライバシーおよびサービス URL の機能を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7961 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7960 SCCP |
Standard 7960 SCCP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、ボタン 3~6 には短縮ダイヤル、回線、またはプライバシーおよびサービス URL の機能を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7960 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7960 SIP |
Standard 7960 SIP テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、ボタン 3~6 には短縮ダイヤル、回線、またはプライバシーおよびサービス URL の機能を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7960 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7941 SCCP および Standard 7941G-GE SCCP |
Standard 7941 SCCP テンプレートは、1 回線用の事前設定済み電話ボタン テンプレートを備えています(回線 1 にはボタン 1、短縮ダイヤルにはボタン 2)。電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7941 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7941 SIP |
Standard 7940 SIP テンプレートは、1 回線用の事前設定済み電話ボタン テンプレートを備えています(回線 1 にはボタン 1、短縮ダイヤルにはボタン 2)。電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7941 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7940 SCCP |
Standard 7940 SCCP テンプレートは、1 回線用の事前設定済み電話ボタン テンプレートを備えています(回線 1 にはボタン 1、短縮ダイヤルにはボタン 2)。電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7940 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7940 SIP |
Standard 7940 SIP テンプレートは、1 回線用の事前設定済み電話ボタン テンプレートを備えています(回線 1 にはボタン 1、短縮ダイヤルにはボタン 2)。電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7940 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7920 |
Standard 7920 テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~6 を割り当てています。 |
Standard 7912 SCCP |
Standard 7912 SCCP テンプレートでは、回線 1 にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~5、保留にボタン 6、設定にボタン 7 を使用します。 |
Standard 7912 SIP |
Standard 7912 SIP テンプレートでは、回線 1 にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~5、保留にボタン 6、設定にボタン 7 を使用します。 |
Standard 7911 SCCP |
Standard 7911 SCCP テンプレートでは、回線 1 にボタン 1 を使用し、ボタン 2 を設定可能(デフォルトでは[None])にして、短縮ダイヤル用にボタン 3~6 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7911 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7911 SIP |
Standard 7911 SIP テンプレートでは、回線 1 にボタン 1 を使用し、ボタン 2 を設定可能(デフォルトでは[None])にして、短縮ダイヤル用にボタン 3~6 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、(固定)短縮ダイヤル、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、コール バック、会議など)を利用するには、Cisco Unified IP Phone 7911 上のソフトキーを使用します。 |
Standard 7910 |
Standard 7910 テンプレートでは、メッセージの受信にボタン 1、会議にボタン 2、自動転送にボタン 3、短縮ダイヤルにボタン 4 と 5、リダイヤルにボタン 6 を使用します。 Cisco Unified IP Phone 7910 には、回線、保留、転送、および設定用の固定ボタンがあります。 |
Standard 7905 SCCP |
Standard 7905 SCCP テンプレートでは、回線 1 にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~5、保留にボタン 6、設定にボタン 7 を使用します。 |
Standard 7905 SIP |
Standard 7905 SIP テンプレートでは、回線 1 にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~5、保留にボタン 6、設定にボタン 7 を使用します。 |
Standard 7902 |
Standard 7902 テンプレートでは、回線 1 にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~5、保留にボタン 6、設定にボタン 7 を使用します。 |
Standard 7936 |
Cisco Unified IP Conference Station 7936 用の Standard 7936 テンプレートは、回線 1 にボタン 1 を使用します(設定不可)。 |
Standard 7935 |
Cisco IP Conference Station 7935 用の Standard 7935 テンプレートは、回線 1 にボタン 1 を使用します(設定不可)。 |
Standard 30 SP+ |
Standard 30 SP+ テンプレートでは、回線にボタン 1~4、コール パークにボタン 5 を使用し、ボタン 6~8 と 17~21 は未定義で、短縮ダイヤルにボタン 9~13 と 22~25 を使用します。また、メッセージ受信のインジケータにボタン 14、自動転送にボタン 15、会議にボタン 16 を使用します。
(注) Cisco IP Phone モデル 30 SP+ の場合のみ、ボタン 26 を Automatic Echo Cancellation(AEC)に割り当ててください。
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Standard 30 VIP |
Standard 30 VIP テンプレートでは、回線にボタン 1~4、コール パークにボタン 5、短縮ダイヤルにボタン 6~13 と 22~26 を使用します。また、メッセージ受信のインジケータにボタン 14、自動転送にボタン 15、会議にボタン 16 を使用します。 |
Standard 12 シリーズ(12 S、12 SP、および 12 SP+ を含む) |
Standard 12 S、Standard 12 SP、および Standard 12 SP + テンプレートでは、回線にボタン 1 と 2、リダイヤルにボタン 3、短縮ダイヤルにボタン 4~6、保留にボタン 7 を使用します。また、任意転送にボタン 8、自動転送にボタン 9、コール パークにボタン 10、メッセージの受信にボタン 11、会議にボタン 12 を使用します。 |
Standard VGC Phone |
Cisco VG248 ゲートウェイ用の Standard VGC Phone テンプレートでは、回線にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~10 を使用します。 |
Default VGC Virtual Phone |
Cisco VGC Virtual Phone 用の Default VGC Virtual Phone テンプレートでは、回線 1 にボタン 1 を使用します。 |
Standard ATA 186 |
Standard ATA 186 テンプレートでは、回線にボタン 1、短縮ダイヤルにボタン 2~10 を使用します。 |
ISDN BRI Phone |
ISDN BRI Phone テンプレートでは、回線 1 にボタン 1 を使用します。 |
Default IP Communicator |
Default IP Communicator テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~8 を割り当てています。その他の電話機能(たとえば、コール パーク、自動転送、リダイヤル、保留、再開、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、(電話機にソフトキー テンプレートを設定して)ソフトキーを使用します。 |
Standard IP-STE |
Standard IP-STE テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用します。 |
Standard Analog |
アナログ電話機用の Standard Analog テンプレートでは、回線 1 にボタン 1 を使用します。 |
Third-Party SIP Device (Advanced) |
サードパーティの SIP 電話機用に使用される Generic SIP Phone - 2 Lines テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用します。 |
Third-Party SIP Device (Basic) |
サードパーティの SIP 電話機用に使用される Generic SIP Phone - 2 Lines テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用します。 |
StandardCN622 |
Static SIP Mobile Subscriber 用に使用される StandardCN622 テンプレートでは、回線用にボタン 1~6 を使用します。 |
電話ボタン テンプレートのカスタマイズのガイドライン
カスタム電話ボタン テンプレートを作成する際は、次のガイドラインに従ってください。
• 電話機のユーザが、カスタム テンプレートの最も基本的な機能を説明するクイック リファレンス カード、またはスタート アップ ガイドを受け取っていることを確認する。社員が使用するカスタム テンプレートを作成する場合は、そのテンプレートに次の機能が含まれていることを確認してください。また、ユーザ用に作成するクイック リファレンス カードにも、これらの機能の説明を記載してください。
–Cisco Unified IP Phone 7970/71、7960/61、7940/41、7911:回線(1 つ以上)
–Cisco Unified IP Phone 7912:回線、短縮ダイヤル、保留、および設定
–Cisco Unified IP Phone 7910:すべてのコールの転送
–Cisco Unified IP Phone 7905 および 7902:回線、短縮ダイヤル、保留、および設定
–Cisco Wireless IP Phone 7920:回線(1 つ以上)
–Cisco IP Phone モデル 12 SP+:回線(1 つ以上)、保留、コール パーク、およびすべてのコールの転送
–Cisco IP Phone モデル 30 VIP:回線(1 つ以上)、コール パーク、およびすべてのコールの転送
–Cisco VGC Virtual Phone および Cisco ATA 186:回線および短縮ダイヤル
• 電話ボタン テンプレートをどのように設定するかは、各機能の特性を考慮し決定する。短縮ダイヤルと回線に複数のボタンを割り当てることができます。ただし通常必要なボタンは、 表43-3 で説明されている電話ボタン機能のうち 1 つだけです。
表43-3 電話ボタン機能の説明
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AEC |
Cisco IP Phone モデル 30 VIP 用のテンプレートを設定する場合は、この機能を 1 つ選択し、それをボタン 26 に割り当てる必要があります。Auto Echo Cancellation(AEC)は、発信側がスピーカフォンを使用するときに、着信側が受信するフィードバックの量を減らします。ユーザは、スピーカフォンの使用時に、Cisco IP Phone モデル 30 SP+ 上の AEC ボタンを押す必要があります。スピーカフォンを使用していないときは、ユーザはこのボタンを押す必要はありません。この機能が作動するために必要な設定はありません。 |
応答/解除 |
ユーザがヘッドセット上のボタンを押すと、ヘッドセット機器と連動して、コールの応答と解除(接続解除)ができます。 |
自動応答 |
この機能がテンプレート上でプログラムされる場合、このボタンを押すと、着信コールの受信時にスピーカフォンが自動的にオフフックとなります。
(注) この機能を設定するには、電話機のモデルに応じて、[電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)]ウィンドウを使用する場合と[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用する場合があります。
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コール パーク |
ユーザがこのボタンを押すと、コール パーク番号またはその番号の範囲と連動して、コールが電話番号に保留され、後で取り出せます。このボタンを機能させるには、システム内でコール パーク番号またはその番号の範囲を設定する必要があります。コール パーク番号またはその番号の範囲をユーザに提供し、ユーザがその番号をダイヤルして、コールを取り出せるようにします。 |
会議 |
ユーザが会議ボタンを押すと、Ad Hoc 会議を開始し、参加者を追加することがことができます(ユーザは[参加]ソフトキーを使用して、Ad Hoc 会議を開始することもできます)。 会議ボタンが必要なのは、Ad Hoc 会議を開始するユーザだけです。このボタンが機能するためには、Ad Hoc Conference Bridge デバイスが Cisco Unified CallManager の管理ページで設定されている必要があります。詳細については、 「Conference Bridge」 の章を参照してください。 |
すべてのコールの転送 |
ユーザは、このボタンを押して、指定した電話番号にすべてのコールを転送します。ユーザが、Cisco Unified IP Phone の設定ウィンドウで不在転送を指定するか、管理者が、Cisco Unified CallManager の管理ページでユーザごとに不在転送番号を指定できます。 |
保留 |
ユーザは、このボタンを押して、アクティブ コールを保留にします。コールの保留を解除するには、ユーザが、その保留コール用の点滅する回線のボタンを押すか、受話器を持ち上げて、点滅する回線のボタンを押します。保留中の発信者には、保留状況を示すトーンが 10 秒ごとに聞こえます。または(Music On Hold 機能が設定されている場合)音楽が聞こえます。保留トーン機能を作動させるために必要な設定はありません。 |
回線 |
ユーザは、このボタンを押して番号をダイヤルするか、着信コールに応答します。このボタンを機能させるには、管理者がユーザの電話機上に電話番号を追加しておく必要があります。 |
ミートミー会議 |
ユーザは、このボタンを押してミートミー会議を開始し、会議への参加を要請した他のユーザがその会議にダイヤルするのを待ちます。ミートミー ボタンが必要なのは、ミートミー会議を開始するユーザだけです。このボタンを機能させるには、Cisco Unified CallManager の管理ページでミートミー会議デバイスを設定しておく必要があります。 |
メッセージ受信 |
ユーザはこのボタンを押して、ボイス メッセージ システムに接続します。 |
なし |
ボタンに何も割り当てない場合は、なしを使用します。 |
リダイヤル |
このボタンを押すと、Cisco Unified IP Phone で最後にダイヤルされた番号を再度ダイヤルします。この機能を作動させるために必要な設定はありません。 |
プライバシー |
このボタンを押すと、ブライバシーを有効/無効にします。 |
サービス URL |
このボタンを押すと、個人ファーストダイヤル、株価情報、または気象情報などの Cisco Unified IP Phone サービスにアクセスします。 |
短縮ダイヤル |
このボタンを押すと、指定された番号を短縮ダイヤルします。システム管理者は、Cisco Unified CallManager の管理ページで短縮ダイヤル番号を指定できます。ユーザは、Cisco Unified CallManager ユーザ オプション メニューで短縮ダイヤル番号を指定できます。 |
BLF 短縮ダイヤル |
ユーザは、プレゼンス機能をサポートするデバイス上の関連する電話番号または SIP URI の状態を、このボタンでリアルタイムで監視します。このボタンを押すと、宛先にダイヤルできます。 |
転送 |
このボタンを押すと、別の電話番号にアクティブ コールを転送します。この機能を作動させるために必要な設定はありません。 |
ソフトキー テンプレート
Cisco Unified IP Phone 上で、Cisco Unified CM Assistant などのアプリケーション、または Cisco Call Back などのコール処理機能に関連付けられているソフトキーを管理するには、ソフトキー テンプレートを使用します。管理者は、Cisco Unified CallManager の管理ページの[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]ウィンドウを使用して、ソフトキー テンプレートを作成および更新します。
Cisco Unified CallManager は、標準と非標準の 2 つのタイプのソフトキー テンプレートをサポートしています。Cisco Unified CallManager データベース内の標準のソフトキー テンプレートには、アプリケーション ソフトキーの推奨される選択および位置付けが含まれています。Cisco Unified CallManager は、次の標準ソフトキー テンプレートを提供します。
• Standard User
• Standard Feature
• Standard IPMA Assistant
• Standard IPMA Shared Mode Manager
(注) デフォルトのプロセスでは、ソフトキー テンプレートを Cisco Unified IP Phone に割り当てません。管理者は、テンプレートをそれぞれ電話機に割り当てるか、デバイス プールを各電話機に割り当てて、標準または非標準のソフトキー テンプレートを Cisco Unified IP Phone に割り当てる必要があります。
管理者は、Cisco Unified CallManager の管理ページの[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]ウィンドウを使用して、非標準のソフトキー テンプレートを作成します。非標準のソフトキー テンプレートを作成するには、標準のソフトキー テンプレートをコピーして、変更を加えます。管理者は、どの非標準のソフトキー テンプレートに対してでも、関連付けるアプリケーションを追加したり、関連付けられているアプリケーションを削除したりできます。さらに、非標準のソフトキー テンプレートに、各コール状態用のソフトキー セットを設定できます。
[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]ウィンドウには、標準および非標準のソフトキー テンプレートが一覧表示されます。このウィンドウでは、異なるアイコンを使用して、標準のテンプレートと非標準のテンプレートが区別されています。
管理者は、Cisco Unified CallManager の管理ページで次の設定ウィンドウを使用して、ソフトキー テンプレートを割り当てます。
• [デバイスプール設定(Device Pool Configuration)]
• [電話の設定(Phone Configuration)](SIP および SCCP)
• [UDP テンプレートの設定(UDP Template Configuration)]
• [デフォルトのデバイス プロファイル設定(Default Device Profile Configuration)]
アプリケーションの追加
管理者は、Cisco アプリケーションに関連付けられている標準のソフトキー テンプレートを、非標準のソフトキー テンプレートに追加できます。[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]ウィンドウから[アプリケーションを追加]ボタンをクリックすると、別のウィンドウが表示されます。このウィンドウで、非標準のソフトキー テンプレートの末尾に追加する標準のソフトキー テンプレートを選択できます。重複するソフトキーは、ソフトキー セットの末尾から順に削除されます。
ヒント 非標準のソフトキー テンプレートでアプリケーションのソフトキーをリフレッシュするには、すでにその非標準のソフトキー テンプレートに関連付けられている標準のソフトキー テンプレートを選択します。たとえば、管理者が当初 Standard User テンプレートをコピーしていくつかのボタンを削除した場合は、[アプリケーションを追加]ボタンをクリックして、Standard User ソフトキー テンプレートを選択します。この結果、選択したソフトキー テンプレートに含まれているボタンが追加されます。
どのコール状態でも、ソフトキーの最大数は 16 です。ソフトキーの最大数に達すると、メッセージが表示され、アプリケーション追加手順が停止します。管理者は、テンプレートに別のアプリケーションを追加する前に、コール状態からいくつかのソフトキーを手動で削除する必要があります。
[アプリケーションを削除]ボタンを使用して、非標準のソフトキー テンプレートに関連付けられているアプリケーション ソフトキー テンプレートを削除できます。選択したアプリケーションに関連付けられているソフトキーだけが削除されます。アプリケーション間で共有されているソフトキーは、そのソフトキーを共有するアプリケーションがソフトキー テンプレートからすべて削除されるまで、ソフトキー テンプレートに残ります。
ソフトキー レイアウトの設定
管理者は、非標準のソフトキー テンプレートに、各コール状態用のソフトキー セットを設定できます。管理者が[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]ウィンドウで[関連リンク]ドロップダウン リスト ボックスから[ソフトキー レイアウトの設定]を選択し、 [移動] をクリックすると、[ソフトキー レイアウト設定(Softkey Layout Configuration)]が表示されます。
[ソフトキー レイアウト設定(Softkey Layout Configuration)]ペインには、次のフィールドがあります。
• [コール ステートの選択(Select a call state to configure)]:このドロップダウン リスト ボックスには、Cisco Unified IP Phone のさまざまなコール状態が表示されます。コール状態の追加、更新、削除を行うことはできません。ドロップダウン リスト ボックスからコール状態を選択すると、そのコール状態で使用可能なソフトキーが示されます。 表43-4 にコール状態の一覧を示します。
表43-4 コール状態
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Connected |
コールが接続されている場合に表示 |
Connected Conference |
接続コール状態での会議のコンサルテーション コール |
Connected Transfer |
接続コール状態での転送のコンサルテーション コール |
Digits After First |
ユーザが最初の数字を入力した後のオフフック コール状態 |
Off Hook |
電話機にダイヤル トーンが提供されている状態 |
Off Hook With Feature |
転送または会議のコンサルテーション コールのオフフック コール状態 |
On Hold |
保留のコール |
On Hook |
その電話機にコールがない状態 |
Remote In Use |
同じ回線を共有する別のデバイスがコールを使用している状態 |
Ring In |
コールを受信し、呼び出し音が鳴っている状態 |
Ring Out |
コールが開始され、宛先の呼び出し音が鳴っている状態 |
• [選択されていないソフトキー(Unselected Softkeys)]:コール状態に関連付けられているソフトキーを一覧表示します。[コール ステートの選択(Select a call state to configure)]ドロップダウン リスト ボックスに表示されているコール状態の、選択されていないオプション ソフトキーがこのフィールドに一覧表示されます。このフィールド内のソフトキーを、[選択されたソフトキー (Selected Softkeys、位置順)]フィールドに追加するには、右矢印を使用します。[選択されたソフトキー (Selected Softkeys、位置順)]のリストに、[Undefined]ソフトキーを複数回追加できます。[Undefined]を選択すると、Cisco Unified IP Phone に空白のソフトキーが表示されます。
• [選択されたソフトキー (Selected Softkeys、位置順)]:選択されているコール状態に関連付けられているソフトキーを一覧表示します。[コール ステートの選択(Select a call state to configure)]ドロップダウン リスト ボックスに表示されているコール状態の、選択されているソフトキーがこのフィールドに一覧表示されます。このフィールドに指定できるソフトキーの最大数は、16 です。サンプルのソフトキーのレイアウトについては、図43-1 を参照してください。
(注) コール状態ごとにソフトキーの位置を変えないことをお勧めします。一貫性が保たれ、ユーザの操作性が向上します。たとえば、各コール状態で、[次へ]ソフトキーを必ず左から 4 番目の位置に置くようにします。
図43-1 サンプルのソフトキー レイアウト
ソフトキーの英日対応表
この章で説明した画面では、ソフトキーは英語で表示されます。日本語表示の IP Phone のレイアウトを変更する場合は、 表43-5 を参考にしてください。
表43-5 ソフトキー英日対応表
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Backward(<<) |
<< |
Join |
参加(サンカ) |
Answer |
応答(オウトウ) |
Toggle Malicious Call Trace(MCID) |
迷惑呼(メイワクコ) |
Barge |
割込み(ワリコミ) |
Meet Me |
ミートミー |
Call Back |
折返し(オリカエシ) |
New Call |
発信(ハッシン) |
Conference Bridge(cBarge) |
C割込(Cワリコミ) |
Other Pickup(oPickUp) |
他Grp(ソノタGrp) |
Forward All(CFwdAll) |
不在(フザイ) |
Park |
パーク |
Conference List(ConfList) |
参加者(サンカシャ) |
Pick Up |
ピック |
Conference(Confrn) |
会議(カイギ) |
Quality Report Tool(QRT) |
品質(ヒンシツ) |
Direct Transfer(DirTrfr) |
D転送(Dテンソウ) |
Redial |
リダイヤル |
Toggle Send All Calls(DivAll) |
アシスタント |
Resume |
復帰(フッキ) |
Toggle Do Not Disturb(DND) |
DND |
Remove Last Conference Party(RmLstC) |
ドロップ |
End Call |
終了(シュウリョウ) |
Select |
選択(センタク) |
Group Pick Up(GPickUp) |
Gピック |
Toggle Watch On/Off(SetWtch) |
モニタ |
Hold |
保留(ホリュウ) |
Transfer(Trnsfer) |
転送(テンソウ) |
Immediate Divert(iDivert) |
即転送(ソクテンソウ) |
Transfer To Voice Mail(TrnsfVM) |
VM転送(VMテンソウ) |
Immediate Divert(ImmDiv) |
即転送(ソクテンソウ) |
Video Mode Command(VidMode) |
ビデオ |
Intercept(Intrcpt) |
キャッチ |
ソフトキー テンプレートの動作
Cisco Unified CM Assistant などのアプリケーションがソフトキーをサポートするためには、そのアプリケーションを使用するデバイスごとに、データベース内にソフトキーおよびソフトキー セットが設定されている必要があります。
どのソフトキー テンプレートでも、アプリケーション ソフトキーとコール処理ソフトキーを混在させることができます。スタティック ソフトキー テンプレートは、データベース内でデバイスと関連付けられます。デバイスが Cisco Unified CallManager に登録されると、スタティック ソフトキー テンプレートがデータベースからコール処理に読み込まれ、デバイスに渡されて、セッションの間中(デバイスが登録解除されるかリセットされるまで)使用されます。デバイスがリセットされた場合は、管理者が行う更新によって、別のソフトキー テンプレートまたはソフトキー レイアウトが適用されることがあります。
ソフトキーは、アプリケーション ID と呼ばれるフィールドをサポートしています。Cisco Unified CM Assistant などのアプリケーションは、Cisco CTIManager およびコール処理を介して、特定のアプリケーション ID とともにデバイスに要求を送信することにより、アプリケーション ソフトキーを有効または無効にします。
ユーザが Cisco IP Manager Assistant サービスにログインしてサービスのアシスタントを選択すると、アプリケーションは Cisco CTIManager およびコール処理を介してデバイスに要求を送信し、そのアプリケーション ID を持つすべてのアプリケーション ソフトキーを有効にします。
いつでも、Cisco Unified IP Phone に複数のソフトキー セットを表示できます(コールごとに 1 つのソフトキー セット)。
データベース内でデバイス(Cisco Unified IP Phone など)に関連付けられているソフトキー テンプレートは、デバイスがコール処理に登録するときに使用されるものです。ソフトキー テンプレートとデバイスの関連付けは、Cisco Unified CallManager の管理ページの[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]を使用して行います。『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ソフトキー テンプレートの設定」を参照してください。
共通電話機プロファイル
Cisco Unified CallManager は共通電話機プロファイルを使用して、Cisco Unified IP Phone に関連付けられている電話機の属性を定義します。これらの属性を、すべての電話機に個別に追加することなく、プロファイルの中に入れておくと、管理者は電話機の設定に費やす時間を減らすことができ、電話機グループの値を変更できるようになります。共通電話機プロファイルでは、次の属性を指定します。
• プロファイル名
• プロファイルの説明
• ローカル電話機のロック解除パスワード
• 電話機の背景イメージ設定へのエンド ユーザ アクセス
共通電話機プロファイルは、電話機を設定する場合に必須フィールドになります。したがって、電話機を作成する前に、共通電話機プロファイルを作成する必要があります。Cisco Unified CallManager に用意されている Standard Common Phone Profile をコピーして修正し、新しい共通電話機プロファイルを作成することもできます。ただし、Standard Common Phone Profile そのものは修正も削除もできません。
共通電話機プロファイルの設定方法については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「共通電話プロファイルの設定」を参照してください。
電話機を追加する方法
Cisco Unified CallManager データベースに、SCCP または SIP プロトコルをサポートする電話機を追加する方法には、自動登録を使用した自動的な追加、[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用した手動による追加、または BAT を使用したグループ単位の追加があります。
電話機をインストールする前に、自動登録を使用可能にしておくと、IP テレフォニー ネットワークに Cisco Unified IP Phone を接続するときに、その IP Phone を Cisco Unified CallManager データベースに自動的に追加できます。自動登録を使用可能にする方法については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「自動登録の使用可能化」を参照してください。自動登録時に、Cisco Unified CallManager は、次に使用可能な電話番号を順に電話機に割り当てます。しかし、自動登録を使用したくない場合もあります。たとえば、特定の電話番号を電話機に割り当てたい場合、または『 Cisco Unified CallManager セキュリティ ガイド 』で説明されているように、認証または暗号化を実装する場合などです。
ヒント Cisco CTL クライアントを介した認証および暗号化についてクラスタ全体にセキュリティ モードを設定すると、Cisco Unified CallManager は自動的に自動登録を使用不可にします。
自動登録を使用しない場合は、手動で Cisco Unified CallManager データベースに電話機を追加するか、BAT を使用する必要があります。BAT を使用すると、システム管理者は、大量の Cisco Unified IP Phone に対して追加、変更、および削除の操作を一括で実行できます。BAT の使用方法の詳細については、『 Cisco Unified CallManager Bulk Administration ガイド 』を参照してください。
ユーザ/電話機の追加
[エンドユーザ、電話、DN、およびLAの設定(End User, Phone, DN, and LA Configuration)]ウィンドウを使用すると、新しいエンド ユーザを追加するときに、同時に新しい電話機を追加できます。その同じウィンドウを使用して、新しいエンド ユーザの電話番号(DN)および回線表示(LA)を関連付けることができます。[エンドユーザ、電話、DN、およびLAの設定(End User, Phone, DN, and LA Configuration)]ウィンドウにアクセスするには、 [ユーザ管理]>[ユーザ/電話の追加] メニュー オプションを選択します。設定の詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザ/ 電話機の追加の設定」を参照してください。
(注) [エンドユーザ、電話、DN、およびLAの設定(End User, Phone, DN, and LA Configuration)]ウィンドウでは、新しいエンド ユーザと新しい電話機の追加だけができます。既存のエンド ユーザまたは既存の電話機を入力することはできません。
電話機能
Cisco Unified CallManager を使用すると、割り込み、プライバシー解除、コール バック、コール パーク、コール ピックアップ、即時転送、Malicious Call Identification、Quality Report Tool、サービス URL、短縮ダイヤル(ボタン)、短縮ダイヤル(ソフトキー)などの電話機能を Cisco Unified IP Phone に設定できます。
電話番号に関連する機能については、「電話番号の機能」を参照してください。電話番号に対しては、自動転送機能とコール ウェイティング機能が設定されます。
割り込みおよびプライバシー
割り込みおよびプライバシーの機能は、連携して動作します。いずれの機能も共有回線だけで機能します。
割り込みは、進行中のコールにユーザを追加します。[割込み]または[C割込]ソフトキーを押すと、ユーザ(発信側)は、自動的に共有回線コール(ターゲット)に追加されます。現在コール中のユーザにはトーンが聞こえます。割り込みは、組み込み型の会議と共有 Conference Bridge をサポートします。
プライバシーを使用すると、ユーザは回線を共有したデバイスの他のユーザがデバイス コール情報を表示することを許可または禁止したり、別のユーザがアクティブ コールに割り込むことを許可したりすることができます。
割り込みおよびプライバシーの詳細については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「割り込みとプライバシー」を参照してください。
自動転送
自動転送を使用すると、ユーザは、Cisco Unified IP Phone に着信するすべてのコールが、別の電話機で呼び出し音を鳴らすように設定できます。自動転送には、次の種類があります。
• Call forward all:すべてのコールを転送する。
• Call forward busy:回線が使用中で、ビジー トリガー設定値に到達した場合にだけ、コールを転送する。
• Call forward no answer:設定されている応答しない呼び出し音の時間が経過した後に電話機が応答しない場合、または宛先が登録されていない場合に、コールを転送する。
• Call forward no coverage:ハンティングが実行し尽くされたかタイムアウトし、関連するカバレッジ用のハント パイロットが最終転送に[個人の初期設定を使用(Use Personal Preferences)]を指定している場合に、コールを転送する。
これらの各自動転送タイプを内部および外部のコールに設定でき、コーリング サーチ スペースを設定することにより、ボイスメールまたはダイヤル先番号へ転送できます。
Cisco Unified CallManager は、[不在転送の二次コーリング サーチ スペース(Secondary Calling Search Space for Forward All)]フィールドを含んでいます。[不在転送の二次コーリング サーチ スペース]は既存の[コーリング サーチ スペース(Calling Search Space)]と組み合されて、代替 CSS システム設定のサポートを可能にします。不在転送がアクティブにされると、[コーリング サーチ スペース]および[不在転送の二次コーリング サーチ スペース]だけを使用して不在転送の宛先の妥当性が検査され、コールが不在転送の宛先へリダイレクトされます。これらのフィールドが空の場合、ヌル CSS が使用されます。不在転送の[コーリング サーチ スペース]フィールドと[不在転送の二次コーリング サーチ スペース]フィールドで設定された CSS フィールドだけが使用されます。電話機から 不在転送がアクティブにされた場合、不在転送の宛先は[コーリング サーチ スペース]と[不在転送の二次コーリング サーチ スペース]を使用して妥当性が検査され、不在転送の宛先がデータベースに書き込まれます。以前のリリースでは、不在転送の[コーリング サーチ スペース]が空の場合、不在転送の宛先の妥当性は、電話機のデバイス CSS と回線 CSS の組み合せと照合して検査されていました。このリリースでは、不在転送をアクティブにした場合、不在転送の宛先の妥当性は、常に 不在転送の[コーリング サーチ スペース]および[不在転送の二次コーリング サーチ スペース]と照合して検査されます。
管理者は、自動転送情報表示オプションを最初の着信番号、またはリダイレクトされた着信番号、またはその両方に設定できます。管理者は、発呼側回線 ID の表示および発呼名の表示を有効または無効にすることができます。表示オプションは、各回線表示に対して設定できます。
自動転送のビジー トリガーがクラスタ内の各回線表示に設定されます。最大値は、回線表示に設定されたコールの最大数です。自動転送のビジー トリガーは、回線のアクティブ コール数を判別して、自動転送のビジー設定を有効にします(たとえば、10 コール)。
自動転送の応答しない呼び出し音の時間がクラスタ内の各回線表示に設定され、デフォルトには 12 秒が指定されます。自動転送の応答しない呼び出し音の時間は、呼び出し音が鳴っている時間を判別して、自動転送の応答しない呼び出し音の設定を有効にします。
ヒント ビジー トリガー値をコールの最大数のわずかに下に保っておくと、ユーザは発信コール、および転送を行うことができます。
自動転送は、Cisco Unified CallManager の管理ページ内の[電話番号の設定(Directory Number Configuration)]ウィンドウで設定します。
コール パーク
コール パーク機能を使用すると、あるユーザがコールを保留にした後、Cisco Unified CallManager システムでコール パークを使用するよう設定されている任意のユーザが、そのコールを取り出せるように設定できます。
たとえば、あるユーザが内線番号 1000 でアクティブ コールを受けている場合、コール パーク専用内線番号(たとえば、1234)にそのコールを保留することができます。別のユーザは、1234 にダイヤルすると、そのコールを取り出すことができます。
コール パークを使用するには、電話機能の設定時に、Cisco Unified CallManager の管理ページ中にコール パーク専用内線番号(この場合、1234)を追加する必要があります。コール パークの詳細については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「コールパーク」を参照してください。
コール ピックアップ
Cisco Unified CallManager では次のタイプのコール ピックアップを提供します。
• コール ピックアップ:ユーザは、指定したコール ピックアップ グループ内の呼び出し音が鳴っている電話機に応答できます。
• グループ コール ピックアップ:ユーザは、別のピックアップ グループ内の着信コールに応答できます。
• 他グループ コール ピックアップ:ユーザは、本人が所属するグループに関連付けられたピックアップ グループ内の着信コールに応答できます。
3 つのタイプのコール ピックアップはいずれも自動または手動で操作できます。AutoCallPickupEnabled が有効の場合、電話機にある次のソフトキーのいずれかを押すと、Cisco Unified CallManager は着信コールに自動的に接続します。
• [ピック]:コール ピックアップの場合(ユーザが所属するピックアップ グループ内のコール)
• [G ピック]:グループ コール ピックアップの場合(別のピックアップ グループ内のコール)
• [他 Grp]:他グループ コール ピックアップの場合(ユーザが所属するピックアップ グループに関連付けられたピックアップ グループ内のコール)
コール ピックアップ機能を自動化すると、グループ コール ピックアップを除き、コール接続に使用するキー入力は 1 回だけで済みます。電話機の[G ピック]ソフトキーを押してから、他のピックアップ グループの DN をダイヤルします。
(注) CTI アプリケーションでは、コールに応答している通話者を監視できます。しかし、コールの発信者または応答されたコールの着信先を監視することはできません。したがって、Cisco Unified CM Assistant では自動コール ピックアップ(ワンタッチ コール ピックアップ)は使用できません。
コール ピックアップ機能は、Cisco Unified CallManager に電話機能を設定する際に設定します。
コール ピックアップ グループは、回線を追加するときに指定できます。コール ピックアップ グループには、(指定されたパーティション内で)この電話番号へのコールに応答するためにダイヤル可能な番号を指定します。コール ピックアップの詳細については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「コール ピックアップ グループ」を参照してください。
コール選択
[選択]ソフトキーを使用すると、ユーザは、機能を使用するコールを選択することや、同一の回線表示を共有する他のデバイスからのコールをロックすることができます。選択されたコールで[選択]ソフトキーを押すと、コールの選択を解除します。
コールがデバイスによって選択されると、回線表示を共有する他のすべてのデバイスが Remote-In-Use 状態になります。Remote-In-Use 状態のコールを選択することはできません。つまり、コール インスタンスを選択することによって、同一の回線表示を共有する他のデバイスからコールをロックします。
選択されたコールは、特別な表示記号によって識別されます。
会議リスト
会議リスト機能は、Ad Hoc 会議の参加者の電話番号をリストにして提供します。Cisco Unified CallManager の管理ページに設定されている参加者の名前だけが表示されます。
どの参加者も電話機に 会議リスト機能を呼び出し、参加者を表示できます。会議の管理者は、会議リスト機能を呼び出して[削除]ソフトキーを使用すると、会議の参加者を表示および削除できます。
直接転送
[D 転送]および[選択]ソフトキーを使用すると、ユーザは、任意の確立された 2 つのコールを転送し、IP Phone からコールを削除できます。直接転送の詳細については、「1 つの電話番号による複数コールの発信および受信」を参照してください。
オンフック コール転送
コール転送機能は、コール転送を完了するための実行可能な最後のステップとして、オンフック(受話器を置く)アクションをサポートしています。オンフック コール転送を成功させるには、Transfer On-hook Enabled サービス パラメータを[True]に設定する必要があります。このサービス パラメータはオンフック コール転送を使用可能にします。サービス パラメータを[False]に設定すると、オンフック アクションによって第三者へのセカンダリ コールが終了します。
既存の実装では、ユーザ B が特定の回線で(ユーザ A から)アクティブ コールを受けた場合、ユーザ B によってこの回線上のコールが最大数に達していなければ、ユーザ B の Cisco Unified IP Phone に[転送]ソフトキーが表示されます。ユーザ B が[転送]ソフトキー(または使用可能であれば転送ボタン)を 1 回押すと、ユーザ B にはダイヤル トーンが聞こえ、セカンダリ コールを発信できる状態になります。ここで、ユーザ B が第三者(ユーザ C)の番号をダイヤルします。Cisco Unified CallManager により、ユーザ B に[転送]ソフトキーが再度表示されます。ユーザ B が[転送]ソフトキー(または使用可能であれば転送ボタン)を再度押すと、転送動作が完了します。
オンフック コール転送の実装では、ユーザ B は、ユーザ C の番号をダイヤルした後で受話器を置くことで転送を完了させることができます。既存の実装と新しい実装はいずれも、ブラインド転送(ユーザ C が応答する前にユーザ B が接続解除する)の場合にも、打診転送(ユーザ B はユーザ C が応答するまで待機し、ユーザ A からのコールであることを通知する)の場合にも機能します。
以前の実装は変更されていません。したがって、ユーザ B は[転送]ソフトキーを 2 回押して転送を完了させることができます。
即時転送
即時転送機能では、コールをボイスメール システムにただちに転送できます。マネージャとアシスタントなど、回線を共有している場合にこの機能を使用できます。コールが転送されると、回線では新しいコールを発信または受信できるようになります。
iDivert ソフトキーを使用すると、即転送機能にアクセスできます。このソフトキーを設定するには、Cisco Unified CallManager の管理ページ内の[ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)]ウィンドウを使用します。ソフトキー テンプレートは、Cisco Unified CallManager システムにある電話機に割り当てられます。
即時転送の詳細については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「即時転送」を参照してください。
参加
[参加]ソフトキーを使用すると、ユーザは最大 15 の確立されたコールを参加させて会議を作成することができます(合計数 16)。参加の詳細については、「1 つの電話番号による複数コールの発信および受信」を参照してください。
Malicious Call Identification(MCID)
MCID 機能は、迷惑電話または脅迫電話をトラッキングする有効な方法を提供します。ユーザがこのタイプのコールを受信した場合、Cisco Unified CallManager システム管理者は、[迷惑呼]ソフトキーをユーザの電話機に追加する新しいソフトキー テンプレートを割り当てることができます。SCCP ゲートウェイに接続された POTS 電話機では、ユーザはフックフラッシュを使用して、*39 の機能コードを入力し、MCID 機能を呼び出すことができます。
MCID の詳細については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「Malicious Call Identification」の章を参照してください。
Quality Report Tool
Quality Report Tool(QRT)は、Cisco Unified IP Phone の音声品質および一般的な問題の報告ツールです。これを使用すると、ユーザが自分の IP Phone に関するオーディオおよびその他の一般的な問題を、簡単かつ正確に報告できるようになります。QRT は Cisco Unified CallManager のインストール時にロードされ、Cisco Extended Functions(CEF)サービスによってサポートされます。
QRT 機能を有効にするには、システム管理者として、ソフトキー テンプレートの作成、設定、および割り当てを行い、ユーザの IP Phone 上の QRT ソフトキーに関連付けます。QRT に必要なユーザ対話のレベルに応じて、2 つの異なるユーザ モードのどちらかを選択できます。次に、システムにおける機能の動作を定義するため、システム パラメータを設定し、Cisco Unified CallManager Serviceability ツールを設定します。QRT Viewer アプリケーションを使用すると、IP Phone の問題に関するレポートを作成、カスタマイズ、および表示できます。
QRT 機能のサポートは、次の機能を含むモデルの IP Phone すべてが対象となります。
• ソフトキー テンプレートのサポート
• IP Phone サービスのサポート
• CTI による制御が可能
• 内部 HTTP サーバを含む
(注) 詳細については、次の URL で、使用する電話機モデルに該当する Cisco Unified IP Phone ガイドを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_ipphon/index.htm
IP Phone に問題が発生した場合、ユーザは次のいずれかのコール状態で Cisco Unified IP Phone 上の[品質]ソフトキーを押すと、問題や他の関連統計のタイプを報告できます。
• Connected
• Connected Conference
• Connected Transfer
• On Hook
サポート対象のコール状態において、適切な問題分類カテゴリを使用した場合、ユーザは報告する IP Phone の問題を説明するのに最適な理由コードを選択できます。IP Phone の問題に関するレポートをカスタマイズすると、特定の情報が得られます。
Quality Report Tool 機能の設定方法と使用方法の詳細については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「Quality Report Tool」を参照してください。QRT Viewer の設定方法と使用方法の詳細については、『 Cisco Unified CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
ユーザ インターフェイスについては、使用する IP 電話機モデルに該当する Cisco Unified IP Phone のマニュアルと『Cisco Unified IP Phone Administration Guide for Cisco Unified CallManager 』を参照してください。
コール診断と音声品質のメトリック
次の手順で説明するように、Cisco Unified CallManager の管理でサービス パラメータを設定すると、コール診断と音声品質のメトリックを収集するよう Cisco Unified IP Phone を設定できます。
1. Cisco Unified CallManager の管理ページから、 [システム]>[サービス パラメータ] を選択します。
2. [Clusterwide Parameters (Device - General)]で、Call Diagnostics Enabled サービス パラメータを確認します。
3. ドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかの状態を選択します。
•[Enabled Only When CDR Enabled Flag is True]
•[Enabled Regardless of CDR Enabled Flag]
4. [保存] をクリックします。
Cisco Unified CallManager の管理ページでサービス パラメータを設定する方法の詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」を参照してください。Cisco Unified CallManager の管理ページで Cisco Unified IP Phone を設定する方法については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」を参照してください。コール診断と音声品質のメトリックを使用できる Cisco Unified IP Phone を設定する方法については、Cisco Unified IP Phone のユーザおよび管理者用マニュアルを参照してください。
サービス URL
エクステンション モビリティ サービスなどの Cisco Unified IP Phone サービス URL を電話ボタンに設定できます。ボタンが押されると、サービスが呼び出されます。
サービス URL をユーザの電話ボタンに設定するには、管理者が次の手順を実行します。
1. [IP Phone サービスの設定(IP Phone Services Configuration)]を使用して、サービスを作成します。
2. [電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)]を使用して、サービス URL 機能が含まれたカスタム電話ボタン テンプレートを作成します。
3. [電話の設定(Phone Configuration)]を使用して、サービス URL ボタンを必要とする各電話機にカスタム電話ボタン テンプレートを追加します。
4. [電話の設定(Phone Configuration)]を使用して、適切な各サービスに登録します。
5. [電話の設定(Phone Configuration)]を使用して、サービス URL ボタンを追加します。
6. ユーザ オプション メニューで[サービス URL ボタンの追加または更新]リンクを使用して、電話機にサービスを設定するようにユーザに通知します。
短縮ダイヤル(ボタン)および短縮ダイヤル(ソフトキー)
Cisco Unified CallManager は、最大 99 の短縮ダイヤル エントリの設定をサポートします。これらの短縮ダイヤル エントリには、電話ボタンおよび短縮ダイヤル(ソフトキー)を使用してアクセスします。
ユーザが最大 99 の短縮ダイヤル エントリを設定する場合、短縮ダイヤル エントリの一部を IP Phone の短縮ダイヤル ボタンに割り当てることができ、残りの短縮ダイヤル エントリが短縮ダイヤル(ソフトキー)に使用されます。ユーザが番号をダイヤルし始めると、[短縮]ソフトキーが表示されます。ユーザが適切なインデックスを入力すると、任意の短縮ダイヤル エントリにアクセスできます。短縮ダイヤル(ボタン)の設定については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「短縮ダイヤル ボタンの設定」を参照してください。
電話機の関連付け
ユーザは、電話機などの一部のデバイスをコントロールできます。ユーザとして指定されたアプリケーションは、CTI ポートなど他のデバイスをコントロールします。ユーザが電話機の制御権を持つ場合、その電話機の特定の設定値(たとえば、短縮ダイヤルや自動転送)をコントロールできます。電話機とユーザとの関連付けの詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」を参照してください。
電話機管理上のヒント
次の項では、Cisco Unified CallManager の管理ページで電話機を設定する際に役立つ情報を記載しています。
電話機の検索
次の項では、電話機を検索する方法を変更する方法について説明します。ネットワーク内に数千の Cisco Unified IP Phone がある場合は、求める電話機を見つけるために、絞り込み検索を行う必要があります。目的の電話機が見つからない場合は、検索対象を拡大して、表示される電話機を増やす必要があります。
(注) 電話機の検索では、大文字と小文字は区別されません。
デバイス名による検索
電話機を追加するときに、[MAC アドレス(MAC Address)]フィールドにデバイスの MAC アドレスを入力すると、[電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)]ウィンドウでその値をデバイス名として使用して検索できます。
説明による検索
電話機を追加するときに、[説明(Description)]フィールドにユーザ名または内線番号(もしくはその両方)を入力すると、[電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)]ウィンドウでその文字や数値を使用して検索できます。
電話番号による検索
電話機をその電話番号(DN)によって検索するには、[Directory Number]を選択します。検索条件([が次の文字列で始まる]や[が次の文字列で終わる]など)を選択し、 [検索] ボタンの下のドロップダウン リスト ボックスから電話番号を選択するか、検索文字列を入力します。 [検索] ボタンをクリックして検索を実行します。
(注) 一部の電話番号は、電話機に関連付けることはできません。割り当てられていない DN と呼ばれる電話番号を検索するには、[ルート プラン レポート(Route Plan Report)]ウィンドウを使用するか、電話番号の設定の検索と一覧表示のウィンドウを使用します。
コーリング サーチ スペースによる検索
コーリング サーチ スペースを選択する場合は、 [検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプションのいずれかを選択できます。
デバイス プールによる検索
デバイス プールを選択する場合は、 [検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプション(たとえば、[Default])のいずれかを選択できます。
デバイス タイプによる検索
電話機をそのデバイス タイプによって検索するには、[デバイス タイプ]を選択し、デバイス タイプを入力するか、または[ 検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスからデバイス タイプを選択します。
コール ピックアップ グループによる検索
電話機をそのコール ピックアップ グループによって検索するには、[コール ピックアップ グループ]を選択します。[コール ピックアップ グループ]を選択する場合は、 [検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプションのいずれかを選択できます。または、 [検索] ボタンだけをクリックします。
LSC ステータスによる検索
LSC ステータスを選択する場合は、 [検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプション(たとえば、[Operation Pending])のいずれかを選択できます。
認証文字列による検索
電話機を認証文字列によって検索するには、[認証文字列]を選択し、認証文字列を入力します。
デバイス プロトコルによる検索
電話機をプロトコルによって検索するには、[デバイス プロトコル]を選択し、SIP などのプロトコルを入力するか、または [検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスからプロトコルを選択します。
セキュリティ プロファイルによる検索
電話機をそのセキュリティ プロファイルによって検索するには、[セキュリティ プロファイル]を選択し、セキュリティ プロファイルを入力するか、または [検索] ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスからセキュリティ プロファイルを選択します。
結果内の検索
検索結果をさらに絞り込むには、追加情報を検索します。たとえば、デバイス プロトコルによって電話機を検索する場合は、デバイス プロトコルの結果の中から特定のデバイス プールに属する電話機を検索できます。初期検索を行った後、[検索結果(Search Results)]内のチェックボックスをオンにします。ドロップダウン リスト ボックスに、追加の検索条件または別の検索条件を入力できます。 [検索] を再びクリックして、前の結果の中を検索します。
データベース内のすべての電話機の検出
データベースに登録されているすべての電話機を検出するには、フィールドのリストから デバイス名を選択し、パターンのリストから「が空ではない」を選択します。次に、[検索]ボタンをクリックしてください。
(注) [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)]ウィンドウ上のリストには、ゲートウェイ(たとえば、Cisco VG200)に接続されているアナログ電話機、および FAX マシンは含まれません。このリストに表示されるのは、Cisco Unified CallManager の管理ページに設定された電話機だけです。
メッセージ ボタン
次のアクションを実行すると、Cisco Unified IP Phone 7970、7960、および 7940 上のメッセージ ボタンに対して、ボイスメール アクセス番号を設定できます。この設定を行うと、ユーザはメッセージ ボタンを押すだけで、ボイスメール システムにアクセスできます。
1. ボイスメール パイロット番号を設定するには、 [ボイスメール]>[ボイスメール パイロット] を選択します。
2. ボイスメール プロファイルを設定するには、 [ボイスメール]>[ボイスメール プロファイル] を選択します。
3. [電話番号の設定(Directory Number Configuration)]ウィンドウ上の[ボイスメール プロファイル]フィールドから適切なプロファイルを選択する。デフォルトでは、このフィールドはデフォルトのボイスメール パイロット番号設定を使用するデフォルトのボイスメール プロファイルを使用します。
(注) 通常は、デフォルトのボイスメール パイロットおよびデフォルトのボイスメール プロファイルを編集して、ユーザ サイトのボイスメール サービスを設定します。
ボイスメール サービスの設定方法の詳細については、 「ボイスメールの Cisco Unified CallManager への接続性」 の章を参照してください。
(注) Cisco IP Phone モデル 12 SP+ および 30 VIP の場合、電話ボタン テンプレートを使用して、ボイスメール サービスにアクセスするためのメッセージの受信機能を持つボタンを設定できます。
ディレクトリ ボタン
Cisco Unified IP Phone 7970、7960、および 7940 は、社員の名前と電話番号のディレクトリを表示できます。IP Phone 上のディレクトリ ボタンからこのディレクトリにアクセスできますが、ユーザがアクセスする前に、管理者がこのボタンを設定しておく必要があります。社内ディレクトリを使用するには、Cisco Unified CallManager を使用して設定された LDAP ディレクトリに、ユーザを入力する必要があります。
URL Directories エンタープライズ パラメータは、Cisco Unified IP Phone モデル 7970、7960、および 7940 上に表示される、グローバル ディレクトリを指す URL を定義します。電話機の XML デバイス コンフィギュレーション ファイルに、この URL が保管されます。
ヒント 名前解決に DNS ではなく IP アドレスを使用する場合は、URL Directories エンタープライズ パラメータ値が、ホスト名にサーバの IP アドレスを使用していることを確認してください。
URL Directories エンタープライズ パラメータの変更後に電話機の URL が正しく更新されなかった場合、Cisco TFTP サービスをいったん停止した後、再起動を試みてください。その後、電話機をリセットしてください。
Cisco Unified CallManager ユーザ オプション
Cisco Unified IP Phone ユーザは、自分の Web ブラウザを使用して Cisco Unified CallManager ユーザ オプションにアクセスできるため、自分の IP Phone にさまざまな機能を設定できます。設定可能な機能には、ユーザ ロケール、ユーザ パスワード、自動転送、短縮ダイヤル、個人用アドレス帳などがあります。管理者は、エンタープライズ パラメータを[True]または[False]に設定することで、ユーザに対して使用可能にする機能を設定できます。たとえば、Show Speed Dial Settings エンタープライズ パラメータを[False]に設定すると、ユーザは自分の IP Phone に短縮ダイヤルを設定できなくなります。
Cisco Unified CallManager ユーザ オプションにアクセスして使用する方法の詳細については、対象となる Cisco Unified IP Phone のマニュアルを参照してください。
Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータ
Cisco CallManager サービスは、Cisco Unified CallManager を登録に利用できるときに、Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータを使用して、プライオリティの高い Cisco Unified CallManager にキューイングする電話機数を制御します。デフォルトでは、毎秒電話機 10 台が指定されます。プライマリ Cisco Unified CallManager に障害が発生すると、セカンダリ Cisco Unified CallManager に電話機がフェールオーバーします。フェールオーバー プロセスは、現在登録しているデバイス数を調整するためのプライオリティ キューを使用して、ただちに発生します。
プライマリ Cisco Unified CallManager が復旧すると、電話機はその Cisco Unified CallManager に戻されます。ただし、電話機が動作中のシステムにあるため、動作中の Cisco Unified CallManager(この場合、セカンダリ)から電話機をすぐに削除する必要はありません。キュー項目数の監視(Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータ設定値を使用)は、登録を要求している電話機が現在または今後登録されるかを判別するために行われます。キュー項目数が 10(デフォルト)より大きい場合、電話機は現在の状態にとどまり、後でプライマリ Cisco Unified CallManager への登録を試みます。
Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータは、[サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)]ウィンドウで変更できます。パフォーマンス値の設定が高すぎる場合は(最大設定値は 500)、電話機の登録により、Cisco Unified CallManager のリアルタイムの応答が遅くなる場合があります。値の設定が低すぎる場合は(最小設定値は 1)、大規模グループの電話機をプライマリ Cisco Unified CallManager に戻すのに要する合計時間が長くなります。
依存関係レコード
特定の電話機がどの電話番号を使用しているか、またはどの電話機に電話番号が割り当てられているかを調べるには、Cisco Unified CallManager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウまたは[電話番号の設定(Directory Number Configuration)]ウィンドウで、[関連リンク]ドロップダウン リスト ボックスから[依存関係レコード]リンクを選択します。[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)]ウィンドウに、電話機を使用している電話番号に関する情報が表示されます。電話番号について詳細な情報を検索するには、電話番号をクリックして[依存関係レコード詳細(Dependency Records Detail)]ウィンドウを表示します。依存関係レコードがシステムで有効にされていない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)]ウィンドウにメッセージが表示されます。
依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「依存関係レコードへのアクセス」の項と「電話機からの電話番号の削除」の項を参照してください。
電話機のフェールオーバーとフェールバック
この項では、電話機が登録されている Cisco Unified CallManager が到達不能になる場合に、電話機がフェールオーバーとフォールバックを行う方法について説明します。また、電話機に関連したコールに影響を与える可能性がある状態(たとえば、リセットや再起動)についても説明します。
Cisco Unified CallManager に障害が起きるか、アクセス不能になる
アクティブ Cisco Unified CallManager の指定は、電話機がコール処理サービスを受け取る Cisco Unified CallManager に適用されます。アクティブな Cisco Unified CallManager は、通常、その電話機のプライマリ Cisco Unified CallManager として働きます(プライマリが使用不能である場合を除く)。
アクティブな Cisco Unified CallManager に障害が起きるか、アクセス不能になる場合、電話機は、その電話機が属するデバイス プールに指定されている Cisco Unified CallManager グループ内で、次に使用可能な Cisco Unified CallManager への登録を試みます。
プライマリ Cisco Unified CallManager が障害後に使用可能に戻ると、その電話機は、ただちにプライマリ Cisco Unified CallManager に登録されます。フェールオーバー時の電話登録の詳細については、「Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータ」を参照してください。
(注) コールの進行中は、電話機はフェールオーバーまたはフェールバックしません。
電話機がリセットされた
コールが進行中の場合、そのコールが終了した後で電話機はリセットされます。
電話機設定チェックリスト
表43-6 では、Cisco Unified CallManager の管理ページで手動で SCCP 電話機を設定する手順を説明しています。自動登録を使用している場合、Cisco Unified CallManager は、自動的に電話機を追加し、電話番号を割り当てます。
表43-7 では、Cisco Unified CallManager の管理ページで手動で SIP 電話機を設定する手順を説明しています。自動登録を使用している場合、Cisco Unified CallManager は、自動的に電話機を追加し、電話番号を割り当てます。
表43-6 SCCP プロトコル用の電話機設定チェックリスト
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ステップ 1 |
電話機について次の情報を収集します。 • モデル • MAC アドレス • 電話機の物理的なロケーション • その電話機に関連付けられる Cisco Unified CallManager ユーザ • パーティション、コーリング サーチ スペース、およびロケーションの情報(使用する場合) • 電話機に割り当てられる回線と関連 DN の数 |
「電話機の検索」 |
ステップ 2 |
電話機を追加し、設定します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 3 |
電話機上で回線(DN)を追加し、設定します。また、コール パーク、自動転送、およびコール ピックアップなどの電話機能も設定できます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」 |
ステップ 4 |
短縮ダイヤル ボタンを設定します。 ユーザに短縮ダイヤル ボタンを指定する場合、または特定のユーザに割り当てられていない電話機を設定しようとする場合は、電話機に短縮ダイヤル ボタンを設定できます。ユーザは、Cisco Unified CallManager ユーザ オプションを使用して、電話機上の短縮ダイヤル設定値を変更できます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「短縮ダイヤル ボタンの設定」 |
ステップ 5 |
Cisco Unified IP Phone サービスを設定します。 ユーザにサービスを提供する場合、または特定のユーザに割り当てられていない電話機を設定する場合は、Cisco Unified IP Phone モデル 7970/71、7960/61、7940/41、7912、7905、および Cisco IP Communicator にサービスを設定できます。ユーザは、Cisco Unified CallManager ユーザ オプションを使用して、電話機上のサービスを変更できます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 6 |
必要な場合は、電話ボタン テンプレートとソフトキー テンプレートをカスタマイズします。各電話機に対してテンプレートを設定します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話ボタン テンプレートの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「非標準ソフトキー テンプレートの追加」 |
ステップ 7 |
必要な場合、Busy Lamp Field 機能を設定します。BLF 短縮ダイヤルのボタンを設定するには、カスタマイズされた電話機ボタン テンプレートを使用する必要があります。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「BLF/ 短縮ダイヤルの設定値」 |
ステップ 8 |
必要な場合、電話ボタンにサービスを割り当てます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone サービスの電話ボタンへの追加」 |
ステップ 9 |
Cisco Unified IP Phone に電源を供給してインストールを行い、ネットワークに接続できるか検証します。次にネットワークの設定を行います。 |
『 Cisco Unified IP Phone Administration Guide for Cisco Unified CallManager 』 |
ステップ 10 |
ユーザを電話機に関連付けます(必要な場合)。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」 |
ステップ 11 |
Cisco Unified IP Phone からコールします。 |
Cisco Unified IP Phone のユーザ ガイドを参照してください。 |
表43-7 に、SIP をサポートする Cisco Unified IP Phone の設定手順を示します。サードパーティの SIP 電話機については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト」を参照してください。
表43-7 SIP プロトコル用の電話機設定チェックリスト
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ステップ 1 |
電話機について次の情報を収集します。 • モデル(7905、7911、7912、7940、7941、7960、7961、7970、7971) • MAC アドレス • 電話機の物理的なロケーション • その電話機に関連付けられる Cisco Unified CallManager ユーザ • パーティション、コーリング サーチ スペース、およびロケーションの情報(使用する場合) • 電話機に割り当てられる回線と関連 DN の数 |
「電話機の検索」 |
ステップ 2 |
SIP 電話機をセキュア モードで設定するには、[Cisco Unified CallManager の設定(Cisco Unified CallManager Configuration)]ウィンドウで[SIP 電話ポート(SIP Phone Port)]を設定します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified CallManager の設定」 |
ステップ 3 |
セキュリティが必要な場合は、[SIP 電話セキュリティ プロファイルの設定(SIP Phone Security Profile Configuration)]を実行します。SIP セキュリティ プロファイル を SIP 電話機に追加するには、[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機のセキュリティ プロファイルの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 4 |
SIP プロファイルを設定します。SIP プロファイルを SIP 電話機に追加するには、[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP プロファイルの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 5 |
タイミングの同期に NTP を使用している場合は、[電話用 NTP の設定(Phone NTP Reference Configuration)]ウィンドウを使用して NTP サーバを設定します。NTP サーバを[日時グループの設定(Date/Time Group Configuration)]に追加した後、日付/時刻グループをデバイス プールに割り当てます。[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを使用して、デバイス プールを SIP 電話機に追加します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機 NTP リファレンスの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「日付/ 時間グループの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「デバイス プールの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 6 |
桁数を収集してから Cisco Unified CallManager へ桁数を送信する場合は、SIP 電話機のダイヤル プランを設定します。[電話の設定(Phone Configuration)]を使用して、SIP ダイヤル規則を SIP 電話機に追加します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP のダイヤル規則の設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 7 |
SIP 電話機を追加し、設定します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 8 |
電話機上で回線(DN)を追加し、設定します。また、コール パーク、自動転送、およびコール ピックアップなどの電話機能も設定できます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」 |
ステップ 9 |
短縮ダイヤル ボタンを設定します。 ユーザに短縮ダイヤル ボタンを指定する場合、または特定のユーザに割り当てられていない電話機を設定しようとする場合は、電話機に短縮ダイヤル ボタンを設定できます。ユーザは、Cisco Unified CallManager ユーザ オプションを使用して、電話機上の短縮ダイヤル設定値を変更できます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「短縮ダイヤル ボタンの設定」 |
ステップ 10 |
Cisco Unified IP Phone サービスを設定します。 ユーザにサービスを提供する場合、または特定のユーザに割り当てられていない電話機を設定する場合は、Cisco Unified IP Phone モデル 7970/71、7960/61、7940/41、7912、7911、7905、および Cisco IP Communicator にサービスを設定できます。ユーザは、Cisco Unified CallManager ユーザ オプション ウィンドウを使用して、電話機上のサービスを変更できます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 |
ステップ 11 |
必要な場合は、電話ボタン テンプレートとソフトキー テンプレートをカスタマイズします。各電話機に対してテンプレートを設定します。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話ボタン テンプレートの設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「非標準ソフトキー テンプレートの追加」 |
ステップ 12 |
必要な場合、Busy Lamp Field 機能を設定します。BLF 短縮ダイヤルのボタンを設定するには、カスタマイズされた電話機ボタン テンプレートを使用する必要があります。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「BLF/ 短縮ダイヤルの設定値」 |
ステップ 13 |
必要な場合、電話ボタンにサービスを割り当てます。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone サービスの電話ボタンへの追加」 |
ステップ 14 |
Cisco Unified IP Phone に電源を供給してインストールを行い、ネットワークに接続できるか検証します。次にネットワークの設定を行います。 |
『 Cisco Unified IP Phone Administration Guide for Cisco Unified CallManager 』 |
ステップ 15 |
ユーザを電話機に関連付けます(必要な場合)。 |
『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」 |
ステップ 16 |
Cisco SIP IP Phone からコールします。 |
Cisco SIP IP Phone のユーザ ガイドを参照してください。 |
参考情報
関連項目
• 「電話番号の概要」
• 「ボイスメールの Cisco Unified CallManager への接続性」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「自動登録の使用可能化」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザ/ 電話機の追加の設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話ボタン テンプレートの設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「共通電話プロファイルの設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP のダイヤル規則の設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP プロファイルの設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機 NTP リファレンスの設定」
• 『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」
• 『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「割り込みとプライバシー」
• 『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「コールパーク」
• 『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「コール ピックアップ グループ」
• 『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「即時転送」
• 『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「Quality Report Tool」
• 『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「プレゼンス」
参考資料
• 電話機モデルおよびこの Cisco Unified CallManager のバージョンをサポートする電話機の管理マニュアル
• Cisco Unified IP Phone のユーザ マニュアル
• 使用する電話機モデルのファームウェア リリース ノート
• Cisco Unified CallManager Bulk Administration ガイド
• Cisco Unified CallManager セキュリティ ガイド
• Cisco Unified CallManager Assistant User Guide
• Cisco IP Communicator アドミニストレーション ガイド