Cisco IP Manager Assistant のトラブルシューティング
この項では、次に挙げる Cisco IP Manager Assistant(Cisco IPMA)に関する一般的な問題のソリューションについて説明します。 表 A-3 に、Cisco IPMA のトラブルシューティング ツールとクライアント デスクトップを示します。
表 A-3 Cisco IPMA トラブルシューティング ツールおよびクライアント デスクトップ
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Cisco IPMA サーバ トレース ファイル |
C:\Program Files\Cisco\Trace\IPMA\IPMA*.txt
(注) この URL はデフォルト ログ ファイルを指定します。トレース ファイルは、作成した任意のディレクトリに送信できます。
IPMA トレース ディレクトリを設定し、次の順に選択してデバッグ トレースを有効にします。 Cisco CallManager Administration > Application > Serviceability > Trace > Configuration |
Cisco IPMA クライアント トレース ファイル |
$INSTALL_DIR\logs\ACLog*.txt Cisco IPMA アシスタント コンソールと同じ場所にあるクライアント デスクトップ上にあります。 デバッグ トレースを有効にするには、アシスタント コンソールの設定ダイアログボックスを開きます。advanced パネルの Enable Trace チェックボックスをオンにします。
(注) このアクションは、デバッグ トレースのみを有効にします。エラー トレースは常にオンです。
現在のトレース ファイルの場所と名前がダイアログボックスに表示されます。 |
Cisco IPMA クライアント インストール トレース ファイル |
$INSTALL_DIR\InstallLog.txt Cisco IPMA アシスタント コンソールと同じ場所にあるクライアント デスクトップ上にあります。 |
Cisco IPMA Client AutoUpdater トレース ファイル |
$INSTALL_DIR\UpdatedLog.txt Cisco IPMA アシスタント コンソールと同じ場所にあるクライアント デスクトップ上にあります。 |
インストール ディレクトリ |
デフォルトは、次の場所です。 C:\Program Files\Cisco\IPMA Assistant Console |
次の項では、Cisco IPMA のエラーと回復手順について説明します。
• 「IPMAConsoleInstall.jsp でエラーが表示される:Exception While Getting Service Parameters」
• 「IPMAConsoleInstall.jsp でエラーが表示される:No Page Found Error」
• 「Exception: java.lang.ClassNotFoundException: InstallerApplet.class」
• 「Automatic Installation of MS Virtual Machine is No Longer Provided for Download」
• 「ユーザ認証に失敗する」
• 「アシスタント コンソールにエラーが表示される:Cisco IPMA Service Unreachable」
• 「新しいマネージャが正常に作成されない」
• 「アシスタントの割り当てが正しく変更されない」
• 「対応しているプロキシ行に、マネージャ用の空白フィールドが含まれている」
• 「マネージャまたはアシスタントの検索が遅い」
• 「フィルタリングをオンまたはオフにすると、コールがルーティングされない」
• 「更新したユーザ情報が失われる」
• 「サービスの実行中にマネージャがログアウトする」
• 「アシスタントのプロキシ回線で鳴っているコールをマネージャが代行受信できない」
IPMAConsoleInstall.jsp でエラーが表示される:Exception While Getting Service Parameters
障害内容
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstall.jsp で、次のエラー メッセージが表示されます。
エラーメッセージ Exception While Getting Service Parameters
考えられる原因
Cisco IPMA サービス パラメータの設定でエラーが発生しました。
対応策
Cisco IPMA サービス パラメータを次の順序で選択して設定します。
Cisco CallManager Administration > Service > Service Parameters。Cisco IPMA サービスが存在するサーバを選択してから、Cisco IP Manager Assistant サービスを選択します。
IPMAConsoleInstall.jsp でエラーが表示される:No Page Found Error
障害内容
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstall.jsp で、次のエラー メッセージが表示されます。
エラーメッセージ No Page Found Error
考えられる原因
Cisco IPMA サービスが実行されていません。
対応策
次の手順に従って、Cisco IP Manager Assistant を開始します。
手順
ステップ 1 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 2 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 3 サービスが開始します。
障害内容
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstall.jsp で、次のエラー メッセージが表示されます。
エラーメッセージ No Page Found Error
考えられる原因
IIS サービスが実行されていません。
対応策
次の手順に従って、IIS を開始します。
(注) IIS が停止している場合は、FTP パブリッシング サービスと WWW パブリッシング サービスも停止していることがあります。まず、FTP パブリッシング サービスと WWW パブリッシング サービスを開始してから、次の手順に従って IIS を開始します。
手順
ステップ 1 Start メニューから、 Start > Programs > Administration Tools > IIS Administration Service を選択します。
ウィンドウが表示され、IIS Administration がリストされます。
ステップ 2 IIS Administration Service を選択します。
ステップ 3 Start をクリックします。
ステップ 4 Yes をクリックします。
IIS が開始します。
障害内容
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstall.jsp で、次のエラー メッセージが表示されます。
エラーメッセージ No Page Found Error
考えられる原因
ネットワークに関する問題。システムの問題の詳細については、『 Troubleshooting Guide for Cisco CallManager 』を参照してください。
対応策
クライアントがサーバに接続されていることを確認してください。URL で指定したサーバ名を PING して、到達可能であることを確認します。
障害内容
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstall.jsp で、次のエラー メッセージが表示されます。
エラーメッセージ No Page Found Error
対応策
URL は大文字と小文字を区別するので、URL が説明書の記述と完全に一致することを確認します。
Exception: java.lang.ClassNotFoundException: InstallerApplet.class
障害内容
アシスタント コンソールを Web からインストールできません。次のエラー メッセージが表示されます。
エラーメッセージ Exception: java.lang.ClassNotFoundException: InstallerApplet.class
考えられる原因
標準の IPMA コンソール インストールで、Microsoft JVM の代わりに Sun Java プラグイン仮想マシンを使用すると、障害が発生することがあります。
対応策
管理者は、Sun Java プラグインをサポートする JSP ページとして、次の URL をユーザに指示してください。
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstallJar.jsp
Automatic Installation of MS Virtual Machine is No Longer Provided for Download
障害内容
Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータに、Web からアシスタント コンソールをインストールしようとすると、失敗します。プログラムに関するすべてのコンポーネントを利用できないというメッセージが表示されます。Download Now を選択すると、次のメッセージが表示されます。
エラーメッセージ Automatic installation of MS Virtual Machine is no longer available for download
考えられる原因
Windows XP の IE バージョン 6 では、Microsoft JVM はサポートされていません。
(注) XP サービス パック 1 と Microsoft JVM をシステムにインストールした場合、このエラーは発生しません。
対応策
次のいずれかの対応策を実行します。
• Netscape ブラウザ(バージョン 4.7x または 6.x)をインストールし、Netscape を使用してアシスタント コンソールをインストールします。
• 次の URL から IE 用の Sun Java 仮想マシン プラグインをインストールします。
http://java.sun.com/getjava/download.html
Sun Java プラグインのインストールが完了したら、ブラウザで次の URL を開きます。
http://<サーバ名>/ma/Install/IPMAConsoleInstallJar.jsp
• アシスタント コンソールをインストールする前に、Windows XP サービス パック 1 と Microsoft Java Virtual Machine(JVM)をインストールします。
障害内容
アシスタント コンソールからログイン画面でログインするときに、ユーザ認証に失敗します。
考えられる原因
次の原因が考えられます。
• ディレクトリでユーザが正しく管理されていない。
• アシスタントまたはマネージャとしてユーザが正しく管理されていない。
対応策
Cisco CallManager Administration を使用して、ユーザ ID とパスワードが Cisco CallManager ユーザとして管理されていることを確認します。
Cisco IPMA 情報と関連付けることによって、ユーザをアシスタントまたはマネージャとして管理する必要があります。Cisco IPMA 情報には、 Cisco CallManager Administration > User でアクセスします。
アシスタント コンソールにエラーが表示される:Cisco IPMA Service Unreachable
障害内容
アシスタント コンソールを起動すると、次のメッセージが表示されます。
エラーメッセージ Cisco IPMA Service Unreachable
考えられる原因
Cisco IPMA サービスが停止している可能性があります。
対応策
次の手順に従って、Cisco IP Manager Assistant を開始します。
手順
ステップ 1 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 2 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 3 サービスが開始します。
障害内容
アシスタント コンソールを起動すると、次のメッセージが表示されます。
エラーメッセージ Cisco IPMA Service Unreachable
考えられる原因
プライマリおよびセカンダリ Cisco IPMA サーバのサーバ アドレスが DNS 名として設定されているが、その DNS 名が DNS サーバで設定されていない可能性があります。
対応策
次の手順に従って、DNS 名を置き換えます。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration > System > Server を選択します。
ステップ 2 サーバの DNS 名を対応する IP アドレスに置き換えます。
ステップ 3 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 4 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 5 サービスが開始します。
障害内容
アシスタント コンソールを起動すると、次のメッセージが表示されます。
エラーメッセージ Cisco IPMA Service Unreachable
考えられる原因
Cisco CTI Manager サービスが停止している可能性があります。
対応策
次の手順に従って、Cisco CTI Manager サービスと Cisco IPMA サービスを開始します。
手順
ステップ 1 Start メニューから、 Start > Programs > Administration Tools > Services を選択します。
ステップ 2 CTI Manager サービスを右クリックします。
ステップ 3 Start をクリックします。
ステップ 4 Yes をクリックします。
ステップ 5 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 6 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 7 サービスが開始します。
障害内容
Cisco IPMA で新しいマネージャが作成されません。
考えられる原因
Cisco CallManager Administration Manager Configuration ウィンドウで [ 挿入]をクリックしていません。
対応策
次の手順に従って、Cisco IPMA マネージャを正しく設定します。
手順
ステップ 1 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 [検索] をクリックしてマネージャを検索します。
ステップ 3 マネージャ名をクリックします。
ステップ 4 Cisco IPMA リンクをクリックします。
ステップ 5 [アシスタントの追加/削除] リンクから、アシスタントを割り当てます。
ステップ 6 [更新して閉じる] をクリックします。
ステップ 7 [マネージャ情報からデバイスを選択し、IPMA 制御回線(IPMA Controlled Lines)を設定する。]行にデバイスを入力します。
ステップ 8 [挿入]をクリックします。
マネージャとアシスタントの構成の詳細については、「プロキシ回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」を参照してください。
障害内容
異なるアシスタントに割り当てを変更しても、変更内容が有効になりません。
考えられる原因
[アシスタントの追加/削除]ウィンドウで [ 更新]または [ 更新して閉じる]をクリックしていません。
対応策
次の手順に従って、Cisco IPMA アシスタントを正しく設定します。
手順
ステップ 1 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 [検索] をクリックしてマネージャを検索します。
ステップ 3 マネージャ名をクリックします。
ステップ 4 Cisco IPMA リンクをクリックします。
ステップ 5 [アシスタントの追加/削除] リンクをクリックします。
ステップ 6 [アシスタントの追加/削除]ウィンドウで、マネージャのアシスタントを選択します。
ステップ 7 [更新]または[更新して閉じる]をクリックします。
マネージャとアシスタントの構成の詳細については、「プロキシ回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」を参照してください。
対応しているプロキシ行に、マネージャ用の空白フィールドが含まれている
障害内容
対応しているプロキシ行(Assistant Proxy行)に空白フィールドが含まれています。
考えられる原因
アシスタントからマネージャを削除すると、アシスタントに空白行が残ることがあります。
対応策
Assistant Configuration ウィンドウで、プロキシ行を再度割り当てます。
障害内容
検索を実行しようとすると、結果が返るまで時間がかかります。
考えられる原因
すべてのマネージャーまたはすべてのアシスタントを検索しようとしたか、多数のマネージャまたはアシスタントを検索しようとしました。
対応策
検索を小さなサブセットに絞り込むと、パフォーマンスが向上します。
フィルタリングをオンまたはオフにすると、コールがルーティングされない
障害内容
フィルタリングがオンのとき、コールがルーティングされません。
考えられる原因
Cisco CTI Manager サービスが停止している可能性があります。
対応策
次の手順に従って、Cisco CTI Manager サービスと Cisco IPMA サービスを開始します(Cisco Tomcat マネージャを使用)。
手順
ステップ 1 Start メニューから、 Start > Programs > Administration Tools > Services を選択します。
ステップ 2 CTI Manager サービスを右クリックします。
ステップ 3 Start をクリックします。
ステップ 4 Yes をクリックします。
ステップ 5 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 6 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 7 サービスが開始します。
障害内容
CTI Provider Object を取得できず、次のメッセージが表示されます。
エラーメッセージ TimeoutException - Could not get Provider.
考えられる原因
次のファイルに保存されるログにエラーが発生しています。
C:\Program Files\Cisco\Trace\IPMA\IPMA*.txt
または、Cisco CallManager Serviceability Trace Configuration を使用して作成した任意のディレクトリ。
対応策
次の手順に従って、Cisco CTI Manager サービスと Cisco IPMA サービスを開始します。
手順
ステップ 1 Start メニューから、 Start > Programs > Administration Tools > Services を選択します。
ステップ 2 CTI Manager サービスを右クリックします。
ステップ 3 Start をクリックします。
ステップ 4 Yes をクリックします。
ステップ 5 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 6 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 7 サービスが開始します。
考えられる原因
IPMA ルート ポイントが正しく設定されていません。
対応策
ワイルドカードを使用して、IPMA ルート ポイントの電話番号とすべての Cisco IPMA マネージャのプライマリ電話番号を一致させます。
障害内容
コールが正しくルーティングされません。マネージャの電話機の Status Window に「フィルタ使用不可」というメッセージが表示されます。
考えられる原因
IPMA CTI ルート ポイントが削除されたか、稼動中でない可能性があります。
対応策
次の手順を実行して、 CTI ルート ポイントを構成し、Cisco IPMA サービスを再起動します。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration から、 Device > CTI Route Point を選択します。
ステップ 2 ルート ポイントを検索するか、新規ルート ポイントを追加します。設定の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
ステップ 3 次のアドレスで Cisco Tomcat マネージャ アプリケーションにログインし、管理特権を使用して、IPMA サービスを再起動します。
http://<ipaddress>/manager/list
ステップ 4 Cisco IP Manager Assistant サービスの横にある Reload リンクをクリックします。
ステップ 5 サービスが開始します。
障害内容
サービスを再起動すると、更新したユーザ情報が失われます。
考えられる原因
不正な CMDBUtilJNI.dll ファイルが存在しています。
対応策
次の手順に従って、CMDBUtilJNI.dll ファイルを置き換えます。
手順
ステップ 1 ファイル C:\Program files\Cisco\Trace\MA\initTrace**.txt を調べます。
このファイルには、次の行が存在します。
java.lang.UnsatisfiedLinkError: method name
これは、該当するメソッドが CMDBUtilJNI.dll に含まれていないことを意味します。
ステップ 2 CMDBUtilJNI.dll を必要な CMDBUtilJNI.dll と置き換えます。
障害内容
サービスを再起動すると、更新したユーザ情報が失われます。
考えられる原因
パブリッシャ データベースが実行されていません。
障害内容
サービスを再起動すると、更新したユーザ情報が失われます。
考えられる原因
パブリッシャ ディレクトリが実行されていません。
対応策
パブリッシャ ディレクトリを開始します。ディレクトリの詳細については、『 Troubleshooting Guide for Cisco CallManager 』を参照してください。
障害内容
Cisco IPMA マネージャが IPMA からログアウトされますが、サービスがまだ実行中です。マネージャの IP Phone のディスプレイには何も表示されていません。フィルタリングはオンですが、コールがルーティングされません。マネージャがログアウトしたことを確認するには、Cisco IPMA サーバのイベント ビューアのアプリケーション ログを表示します。IPMA サービスがログアウトしたことを示す Cisco Java Applications からの警告を検索します。
考えられる原因
1 秒間に 4 回(最大許容数)を超えて、マネージャがソフトキーを押しました。
対応策
Cisco CallManager の管理者が、[ユーザの設定]を使用して、IPMA マネージャの設定を更新する必要があります。次の手順に従って、問題を訂正します。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration で、 User > Global Directory を選択します。
[ユーザ情報基本検索]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 検索フィールドにマネージャ名を入力し、 [検索] ボタンを押します。
ステップ 3 [ユーザの設定]ウィンドウで、更新するマネージャを選択します。
ステップ 4 [ユーザの設定]ウィンドウの Cisco IPMA リンクをクリックします。
ステップ 5 マネージャの[ユーザの設定]ウィンドウが表示されます。 [更新] ボタンをクリックします。
アシスタントのプロキシ回線で鳴っているコールをマネージャが代行受信できない
障害内容
アシスタントのプロキシ回線で鳴っているコールをマネージャが代行受信できません。
考えられる原因
プロキシ回線のコール検索スペースの設定が不適切です。
対応策
アシスタントの電話機のプロキシ回線のコール検索スペースを確認してください。次の手順に従って、問題を訂正します。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration で、 Device > Phone を選択します。
Find and List Phones 検索ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 アシスタントの電話機をクリックします。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 電話機と電話番号(回線)のコール検索スペースを確認し、適宜更新します。詳細については、「プロキシ回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」を参照してください。
Cisco CallManager AutoAttendant のトラブルシューティング
この項では、Cisco CallManager AutoAttendant に関する一般的な問題の情報と解決策を示します。
• 「既存のユーザと一致しない」
• 「Cisco CallManager AutoAttendant プロンプトが見つからない」
• 「Cisco CallManager をアップグレードした後、IP IVR Server が起動しない」
• 「JTAPI サブシステムがパーシャル サービスになる」
• 「Cisco CallManager Automated Attendant プロンプトが再生されない」
• 「名前によるダイヤルで、指定したユーザが見つからない」
• 「音声名をアップロードしても、スペルが読み上げられる」
• 「ディジットを入力しても、IOS Voice Gateway から呼び出すとアナウンスが継続する」
• 「アナウンスが聞こえない:1 をダイヤルした後、内線とシャープ(#)をダイヤルすると、コールが通過する」
• 「G.729 コーデックを使用してダイヤルできない」
障害内容
Cisco CallManager AutoAttendant で既存のユーザを検索しても、見つかりません。
考えられる原因
ccndir.ini ファイルの情報が欠落しているか、Cisco CallManager Administration で割り当てられたプライマリ内線がないため、内線が無効です。
対応策
問題を解決するには、次の項目を確認します。
1. Cisco CallManager の[自動アテンダント]ページで、[名前のダイヤル方法]フィールドにユーザのエントリがあることを確認し、ユーザ レコードに関連付けられた電話機があり、プライマリ内線ボタンが選択されていることを確認します。
2. ccndir.ini ファイルに、次の行が含まれていることを確認します。
USERBASE “ou=Users, o=cisco.com”
PROFILEBASE “ou=profiles, ou=CCN, o=cisco.com”
3. Cisco CallManager をバージョン 2.4 から移行した場合は、スキーマの問題が考えられます。LDAP Directory Administration で、ユーザの Owner フィールドが、フルネーム形式ではなく ユーザ ID 形式であることを確認してください。
Cisco CallManager AutoAttendant プロンプトが見つからない
障害内容
Cisco CallManager AA プロンプトが見つかりません。
考えられる原因
メディアの設定が正しく初期化されていません。
対応策
メインの Application Administration ページで Media を選択し、プロンプト ディレクトリが C:\Program Files\cisco\wffavvid\Prompts とリストされていることを確認します。また、ユーザ データグラム プロトコル(UDP)開始ポートが 16384 であることを確認します。
Cisco CallManager をアップグレードした後、IP IVR Server が起動しない
障害内容
Cisco CallManager サーバをアップグレードした後、IP IVR Server が起動しません。
考えられる原因
Java Telephony API(JTAPI)クライアントは、Cisco CallManager の既存のバージョンと互換性がある必要があります。
対応策
Cisco CallManager プラグイン ウィンドウから JTAPI プラグインを再インストールします。Cisco CallManager Administration を開き、 Application > Install Plugins を選択します。Cisco JTAPI をダウンロードし、IP IVR サーバにインストールします。
JTAPI サブシステムがパーシャル サービスになる
障害内容
Engine ウィンドウの Engine Status エリアで、JTAPI サブシステムがパーシャル サービスであると表示されます。
考えられる原因
JTAPI クライアントが正しく設定されていません。CTI ポート、ルート ポイント、またはダイアログ チャネル(CMT または Nuance)の少なくとも 1 つ(全部ではない)が初期化できませんでした。
対応策
次の手順を実行します。
1. CRA トレース ファイルを参照し、どれが初期化されていないかを判断します。
2. Cisco CallManager で、すべての CTI ポートおよび CTI ルート ポイントが JTAPI ユーザに関連付けられていることを確認します。
3. Cisco CallManager の IP アドレスと JTAPI の設定で使用している IP アドレスが一致していることを確認します。
4. Cisco CallManager JTAPI ユーザがすべての CTI ポートおよび CTI ルート ポイントを制御できることを確認します。
5. Directory Setup ウィンドウの Configuration Setup エリアの Directory Host Name フィールドで指定されたコンピュータ上で、LDAP ディレクトリが実行されていることを確認します。
6. Repository Manager を使用して、アプリケーション ファイルがリポジトリにアップロードされていることを確認します。
Cisco CallManager Automated Attendant プロンプトが再生されない
障害内容
Cisco CallManager Automated Attendant プロンプトが再生されません。
考えられる原因
Cisco Script Application ウィンドウの welcomePrompt フィールドで、不正なウェルカム プロンプトが指定されています。
対応策
CRA Administration で、System > System Parameters を選択します。User Prompt Directory フィールドに、次の情報が表示されることを確認します。
C:\program files\cisco\wfavvid\Prompts\User
名前によるダイヤルで、指定したユーザが見つからない
障害内容
Cisco CallManager Automated Attendant は、名前でダイヤルするときに、発信者が指定したユーザを見つけることができません。
考えられる原因
Cisco CallManager に割り当てられたプライマリ内線がない、または ccndir.ini ファイルの情報が欠落しているために、要求されたユーザの内線が有効ではありません。
対応策
次の手順を実行します。
1. Cisco CallManager Administration の[ユーザの設定]ウィンドウで、[名前のダイヤル方法]フィールドにユーザのエントリがあることを確認し、ユーザ レコードに関連付けられた電話機があり、プライマリ内線のオプション ボタンが選択されていることを確認します。
2. CRA サーバで、ccndir.ini ファイルに正しいユーザベース情報とプロファイルベース情報が含まれていることを確認します。例を示します。
USERBASE "ou=Users, o=cisco.com"
PROFILEBASE "ou=profiles, ou=CCN, o=cisco.com"
音声名をアップロードしても、スペルが読み上げられる
障害内容
音声名をアップロードしても、使用されません。
考えられる原因
ファイルは、CCITT mu-law、8.000 kHz、8 Bit、モノラル形式である必要があります。
対応策
詳細については、サーバ上のマニュアル
http://<サーバ名> /appadmin/PromptInstruct.htm を参照してください。
ディジットを入力しても、IOS Voice Gateway から呼び出すとアナウンスが継続する
障害内容
ディジットを入力した後も、IOS Voice Gateway から呼び出すとアナウンスが継続します。
考えられる原因
DTMF リレーが IOS ゲートウェイで設定されていません。
対応策
Cisco CallManager をポイントする VOIP ピアの dtmf-relay h245-alphanumeric を設定します。
dial-peer voice 7000 voip
session target ipv4:10.200.72.36
dtmf-relay h245-alphanumeric
アナウンスが聞こえない:1 をダイヤルした後、内線とシャープ(#)をダイヤルすると、コールが通過する
障害内容
Cisco CallManager AutoAttendant プロンプトが受けられません。
考えられる原因
デフォルトのシステム ロケールが、英語(U.S.)以外に設定されている可能性があります。
対応策
デフォルトのシステム ロケールが英語(U.S.)以外の場合、AutoAttendant プロンプトは受けられませんが、接続されます(コールはルーティングされます)。確認するには、Control Panel を開き、 Regional Options をダブルクリックします。
通常、C:\Program Files\wfavvid\Prompts\user\en_US に AutoAttendant ユーザ プロンプトが保存され、C:\Program Files\wfavvid\Prompts\system\en_US にシステム プロンプトが保存されます。
ロケールが英語(U.S.)以外の場合は、次のようにします。
• \user\en_US から C:\Program Files\wfavvid\Prompts\user に、すべての *.wav ファイルをコピーします。
• \server\en_US から C:\Program Files\wfavvid\Prompts\system に、すべての *.wav ファイルをコピーします。
障害内容
G.729 コーデックを使用してダイヤルできません。
考えられる原因
IP IVR Server の現在のバージョンでは、G.729 コーデックはサポートされていません。サポートされているコーデックは、G.711 mu-law のみです。