Cisco Emergency Responder で緊急コールを処理するための Cisco Unified Communications Manager の設定
緊急コールを処理するには、緊急コール番号(911 など)を設定して、Emergency Responder で緊急コール番号を傍受できるようにする必要があります。その後、Emergency Responder は、緊急コールを適切な Public Safety Answering Point(PSAP)にルーティングし、必要に応じて緊急コールを変換して、コールをルーティングしたり、初回コールが切断された場合に PSAP オペレータが緊急の発信者にコールバックできるようにします。
次のトピックでは、Emergency Responder に必要な Cisco Unified CM の要素を定義する方法について説明します。
• 「Cisco Emergency Responder のパーティションの作成」
• 「Cisco Emergency Responder のコーリング サーチ スペースの作成」
• 「緊急コールのルート ポイントの作成」
• 「必要な CTI ポートの作成」
• 「エラー メッセージおよびシステム メッセージ」
• 「ERL の作成」
• 「代替緊急コール番号の作成」
• 「PSAP への接続に使用されるゲートウェイに対するコーリング サーチ スペースの設定」
• 「Cisco Emergency Responder グループ間の通信に対するルート パターンの作成」
Cisco Emergency Responder のコーリング サーチ スペースの作成
Emergency Responder のコーリング サーチ スペースを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco Unified CM で [Route Plan] > [Calling Search Space] の順に選択します。
[Find and List Calling Search Spaces] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New Calling Search Space] をクリックします。
[Calling Search Space Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 [Calling Search Space Name] フィールドに E911CSS などの記述的な名前を入力します。
ステップ 4 [Available Partitions] リスト ボックスで [E911] パーティション、[Phones] パーティション の順に 選択し、2 つのリスト ボックスの間にある矢印ボタンをクリックして、これらを [Selected Partitions] リスト ボックスに追加します。E911 がリストの最上位に表示されるようにパーティションを配置します。
他のパーティションを使用している場合には、E911 パーティションの 後に それらのパーティションをこのリストに追加します。
(注) ユーザがトランスレーション パターン 911 または 9.911 を設定した場合(「9.911 のトランスレーション パターンの作成」を参照)、911 ルート ポイントが E911 パーティションに追加され、電話機が E911 パーティションを認識できなくなるため、Phones パーティションの前に E911 パーティションを配置する必要があります。911 トランスレーション パターンは Phones パーティションにあり、E911CSS を取得します。E911 パーティションを最初に配置すると、911 ルート ポイントと一致し、目的通りにコールが Emergency Responder サーバに発信されます。誤って Phones パーティションを最初に配置すると、トランスレーション パターンが検索し続けるため、速いビジー信号が発生してしまいます。
ステップ 5 [Insert] をクリックして、新しいコーリング サーチ スペースを追加します。
関連項目
• 「Cisco Unified CM の例について」
• 「Cisco Emergency Responder のパーティションの作成」
• 「電話機のルート プランの設定」
• 「緊急コールのルート ポイントの作成」
• 「「ERL の作成」(P.4-33)」
• 「代替緊急コール番号の作成」
• 「PSAP への接続に使用されるゲートウェイに対するコーリング サーチ スペースの設定」
緊急コールのルート ポイントの作成
Cisco Unified CM で次の CTI ルート ポイントを設定する必要があります。
• 911 などのロケールの緊急コール番号。
(注) アクセス コードとして 9 を使用する場合の Emergency Responder の設定については、「9.911 のトランスレーション パターンの作成」を参照してください。
• Emergency Responder スタンバイ サーバでリッスンする必要がある 912 などの番号。
• Public Safety Answering Point(PSAP)からの着信コールで使用する番号。PSAP が切断され、発信者にコールする必要がある場合、Emergency Responder は、ELIN 設定に基づいてコールを変更し、そのコールを緊急コールを発信した人にルーティングします。その他の ELIN 設定については、「「ERL の作成」(P.4-33)」を参照してください。
はじめる前に
次の手順では、メインの緊急コール番号として 911 を使用していることを前提とします。ロケールで別の番号を使用する場合、「911」をその番号に置き換え、同様に「911」に基づいて「912」などの他の番号に置き換えます。たとえば、ロケールの緊急コール番号が 112 である場合、112、および場合によっては 113、114 を使用します。
Emergency Responder をインストールする際には、緊急コール番号を入力する必要があります。次の手順では、インストール時に指定する同一の番号を設定します。
表 3-1 では、緊急コールのルート ポイントについて説明します。
表 3-1 緊急コールのルート ポイント
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Device Name |
RP911 |
RP912 |
RPELIN913 |
Description |
エリアの緊急コール番号。Emergency Responder では、この番号へのすべてのコールを処理します。 |
Emergency Responder スタンバイ サーバのルート ポイント。プライマリ サーバでコールを処理できない場合には、このルート ポイントを経由してスタンバイ サーバでコールを処理します。 |
PSAP からのすべての着信コールの接続先。Emergency Responder によって、これらのコールが緊急の発信者に転送されます。ルート パターンはプレフィクス(913)と 10 個の X です。X の数は、番号計画に基づいてロケールで使用されている標準電話番号と同じにする必要があります。 この番号は、数字と X のみで構成する必要があります。 注:E.164 ダイヤル プランの場合、X の数には先頭の「+」が含まれません。 |
Directory Number |
911 |
912 |
913XXXXXXXXXX |
Partition |
電話機 |
E911 |
E911 |
Calling Search Space |
E911CSS |
E911CSS |
E911CSS |
Forward Busy |
[Destination]:912 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:次のいずれかです。 • デフォルト ERL のルート パターン。 • オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
Forward No Answer |
[Destination]:912 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:次のいずれかです。 • デフォルト ERL のルート パターン。 • オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
Forward On Failure |
[Destination]:912 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:次のいずれかです。 • デフォルト ERL のルート パターン。 • オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
Voice Mail Mask |
このルート ポイントの場合は、ボイスメール マスクを設定しないでください。 |
このルート ポイントの場合は、ボイスメール マスクを設定しないでください。 |
このルート ポイントの場合は、ボイスメール マスクを設定しないでください。 |
表 3-1 に説明されている緊急コールのルート ポイントを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco Unified CM で [Device] > [CTI] の順に選択します。
[Find and List CTI Route Points] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a new CTI Route Point] をクリックします。
[CTI Route Point Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のように CTI ルート ポイントのプロパティを入力します。
• [Device Name] フィールドに RP911 などの一意な名前を入力し、この名前が緊急コール番号であることを認定します。 表 3-1 に推奨される名前を示していますが、任意の名前を使用できます。
• [Device Pool] メニューから適切なデバイス プールを選択します。
• 表 3-1 に示すように、ルート ポイントのコーリング サーチ スペースを選択します。
ステップ 4 [Insert] をクリックして新しい CTI ルート ポイントを追加します。
Cisco Unified CM によって、ルート ポイントが追加され、回線 1 を設定するかどうかが尋ねられます。[OK] をクリックして回線 1 を設定します。
Cisco Unified CM に [Directory Number Configuration] ページが表示されます。
ステップ 5 表 3-1 の情報を利用して作成している回線に設定を入力します。
ステップ 6 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、回線がデバイスに追加されます。 表 3-1 で説明されているすべてのデバイスが設定されるまで、この手順を繰り返します。
さらにサポートが必要な場合は、Cisco Unified CM に付属のマニュアルおよびオンライン ヘルプを参照してください。
関連項目
• 「Cisco Emergency Responder のパーティションの作成」
• 「Cisco Emergency Responder のコーリング サーチ スペースの作成」
• 「「ERL の作成」(P.4-33)」
• 「Cisco Emergency Responder グループ間の通信に対するルート パターンの作成」
• 「代替緊急コール番号の作成」
• 「Cisco Emergency Responder Cisco Unified CallManager ユーザの作成」
• 「Cisco Emergency Responder サーバのグループ テレフォニー設定」
• 「新しいシステムへの Cisco Emergency Responder 8.6 のインストール」
必要な CTI ポートの作成
Emergency Responder では、誰かが緊急コールを発信すると、CTI ポートを使用してオンサイトのアラート(セキュリティ)担当者にコールします。ERL に割り当てられている各担当者がコールを受信できるように、十分な CTI ポートを設定する必要があります。設定するポート数は、Emergency Responder がこれらの担当者に発信できる同時コール数です。このコール数は、Emergency Responder が処理できる、または PSAP に転送できる緊急コール数とは関連していません。Emergency Responder が処理できる同時緊急コール数に設定可能な制限はありません。
はじめる前に
Emergency Responder では、CTI ポートの内線番号は連続していなければならないため、未使用の内線のブロックを探す必要があります。たとえば、3001 から始まる 4 つの CTI ポートを作成する場合、3001、3002、3003、および 3004 を使用できるようにする必要があります。
必要な CTI ポート作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Device] > [Phone] の順に選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Phones] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New Phone] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Add a New Phone] ページが表示されます。
ステップ 3 [Phone Type] で [CTI Port] を選択し、[Next] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Phone Configuration] ページが表示されます。
ステップ 4 次の情報を入力し、CTI ポートを設定します。
• [Device Name]:CTI3001 などの意味のある名前を入力します。
• [Device Pool]:適切なデバイス プールを選択します。このデバイス プールでは、G.711 リージョンを使用する必要があります。
• [Calling Search Space]:[PhoneCSS] を選択します。
ステップ 5 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、CTI ポートが追加され、回線 1 を設定するかどうかが尋ねられます。[OK] をクリックします。Cisco Unified CM に [Directory Number Configuration] ページが表示されます。
ステップ 6 次の情報を入力し、CTI ポートに回線 1 を設定します。
• [Partition]:[Phones] を選択します。
• [Calling Search Space]:[PhoneCSS] を選択します。
(注) 各 CTI ポートには回線を 1 つだけ設定します。オンライン アラート通知がそれらのポートを介して開始されると、1 つ以上の回線からオンサイトのセキュリティのアラート プロンプトが表示されない場合があります。
ステップ 7 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、回線がデバイスに追加されます。この手順を繰り返して、必要な各 CTI ルート ポイントを作成します。
(注) 続けて作成するすべての CTI ポートは、最初の CTI ポート DN から連続している必要があります。
関連項目
• 「Cisco Emergency Responder のパーティションの作成」
• 「Cisco Emergency Responder のコーリング サーチ スペースの作成」
• 「Cisco Emergency Responder Cisco Unified CallManager ユーザの作成」
• 「Cisco Unified Communications Manager クラスタの指定」
• 「ERL の作成」
エラー メッセージおよびシステム メッセージ
Cisco Unified CM は複数のアラームを生成して、Emergency Responder の問題のトラブルシューティングを支援します。重要なイベントに関する電子メール通知でのアラートを使用するためには、Emergency Responder イベントの通知を設定する必要があります。
表 3-2 に、関連アラームを示します。
表 3-2 Cisco Unified CM の関連アラーム
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CtiProviderOpened |
Informational |
アプリケーションが正常にプロバイダーをオープンしました。 |
このアラームは情報提供だけを目的としているため、処置は必要ありません。 |
CtiProviderClosed |
Informational |
アプリケーションによってプロバイダーが閉じられました。 |
Cisco Emergency Responder が稼動していることを確認し、アプリケーション サーバと Unified CM の間のネットワーク接続を確認し、アプリケーション サーバと Unified CM の CPU 使用率が安全な範囲にあることを確認します。 |
ApplicationConnectionDropped |
Warning |
CTIManager とアプリケーションの間の TCP 接続または TLS 接続が切断されています。 |
Cisco Emergency Responder が稼動していることを確認し、アプリケーション サーバと Unified CM の間のネットワーク接続を確認して、アプリケーション サーバと Unified CM の CPU 使用率が安全な範囲にあることを確認します。 |
CtiIncompatibleProtocolVersion |
Warning |
Cisco Emergency Responder のバージョンまたはその Unified Communications Manager の設定に、CTIManager のバージョンとの互換性がありません。 |
正しいバージョンの Cisco Emergency Responder が使用されていて、その Cisco Unified CM のバージョン設定が正しいことを確認します。Cisco Unified CM のバージョンを更新するには、「Cisco Unified Communications Manager のバージョンの変更」を参照してください。 |
デフォルトでは、エラー イベントのみがイベント ログに書き込まれます。警告が書き込まれるようにイベント レベルを変更するか、または Emergency Responder ユーザがアプリケーション/ポートを閉じた場合のカスタマー アラートを設定する必要があります。
これを行うには、[Alarm] > [Configuration] > [Server] > [Service Group (CM Services)] > [Service (Cisco CTI Manager)] を選択して Serviceability Web ページに移動します。表 3 の最後の 3 つのアラームすべてが SysLog に書き込まれるように、[Alarm Event Level] を [Error] に変更します。
これらのアラームはシステム全体のアラームであり、Emergency Responder 固有のアラームではないことに注意してください。つまり、Emergency Responder だけではなく、警告メッセージをトリガーするすべての CTI アプリケーションがイベント ログへの書き込みを行います。プロバイダーがアウト オブ サービスになった場合に、電子メールまたは他の通知イベントによるアラートを使用できるように、Emergency Responder に関連する Cisco Unified CM イベントを設定する必要があります。
緊急コールのルーティングと PSAP コールバックの有効化を実現するための ELIN 番号の設定
緊急コールは、着信者番号ではなく、発信者番号に基づいてルーティングされます。何らかの理由により緊急コールが切断された場合(発信者がコールを切るなど)、PSAP は発信者番号を使用して緊急の発信者にコールバックできるようにする必要があります。緊急コールを通常通り終了した後に、更新された情報を入手するために PSAP がコールバックすることもあります。
Emergency Responder によって、発信者の内線が緊急ロケーション識別番号(ELIN)に変更されます。この番号を使用して緊急コールのルーティングと PSAP コールバックの有効化を実現します。Emergency Responder では、同じ番号セットを再利用し、最大 3 時間の間に発信されたコールから電話機の内線番号を記録します。
ELIN 番号を設定するには、まずサービス プロバイダーからダイヤルイン(DID)番号を入手する必要があります。各番号の料金を支払う必要があるため、取得する DID の数は ERL ごとに 2 つまたは 3 つに制限することを推奨します。DID は ERL ごとに一意にする必要があります。
Emergency Responder では、必要に応じて ERL に割り当てられている ELIN 番号を再利用します。たとえば、1 つの ERL に 2 つの番号を設定し、3 時間の間に 3 回の緊急コールが発信された場合、最初の緊急の発信者の ELIN マッピングが第 3 の発信者の内線に置き換えられます。したがって、PSAP は、最初の発信者にコールすると、第 3 の発信者に到達します。各 ERL 用に必要な DID の数を決定する際には、この点に留意してください。
次のトピックでは、ELIN 番号の設定に必要なルート パターンおよびトランスレーション パターンを設定する方法について説明します。
• 「ERL のルート パターンの作成」
• 「ELIN のトランスレーション パターンの作成」
これらの番号を使用して ERL を設定する方法の詳細については、「ERL の作成」を参照してください。
ERL のルート パターンの作成
Emergency Responder は、ルート パターンを使用して緊急コールを適切な Public Safety Answering Point(PSAP)にルーティングします。ルート パターンでは、パターンを PSAP に接続するゲートウェイに関連付けます。選択するゲートウェイは、ルート パターンの割り当て先である緊急応答ロケーション(ERL)に応じて異なります。
ネットワークで ERL ごとに 1 つのルート パターンを作成する必要があります。それらの番号は、PSAP がネットワークにコールできるようにサービス プロバイダーから取得するダイヤルイン(DID)番号です。
はじめる前に
各 ERL には、ELIN に一意なルート パターンが必要です。ERL 管理者と協力して必要なルート パターンの数と ERL のロケールを把握し、適切なゲートウェイを選択できるようにします。ERL 管理者は、作成するルート パターンを ERL 定義に入力する必要があります。ERL については、「ERL の作成」を参照してください。
ERL のルート パターンを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Route Plan] > [Route Pattern] を選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Route Patterns] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New Route Pattern] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Route Pattern Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のようにルート パターンの情報を入力します。
• [Route Pattern]:緊急コール番号に変換できるパターン。通常、これは数字、ドット、および緊急コールです。たとえば、10.911、11.911 などです。パターンに含めることができるのは、数字とドットのみです。
• [Partition]:[E911] を選択します。
• [Numbering Plan]:エリアの番号計画を選択します。
• [Gateway/Route List]:ローカル PSAP への接続に使用するゲートウェイを選択します。
• [Route Option]:[Route this pattern] を選択します。
• [Use Calling Party's External Phone Number Mask]:これを選択します。
• [Discard Digits]:10.911 などのように提案されたパターンを使用する場合には、[PreDot] を選択します。別の方法を使用する場合、適切な設定を選択し、必要に応じて(緊急コール番号にダイヤルするために)[Called Party Transform Mask] に入力します。
(注) + が先頭に付く E.164 番号として ELIN が受信される場合は、トランスレーション パターンでも先頭の「+」および国番号(任意)を削除する必要があります。これにより、トランスレーション パターンが Emergency Responder で設定した北米番号計画または他の国内形式の番号と一致します。
ステップ 4 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、ルート パターンが保存されます。ルート パターンをさらに追加するには、ステップ 2 に戻ります。
ヒント 多数のルート パターンを作成することになる可能性があるため、ルート パターンについて詳細な命名方法の開発を検討してください。たとえば、 xyzzaaab .911 などのパターンを使用するとします。この場合、 x は Emergency Responder クラスタ ID であり、 y は Emergency Responder グループ ID であり、 zz は PSAP ID であり、 aaa は ERL ID であり、 b は ELIN ID(ERL 内の)です。
関連項目
• 「ELIN のトランスレーション パターンの作成」
• 「Cisco Emergency Responder のパーティションの作成」
• 「Cisco Unified CM の例について」
• 「ERL について」
• 「ERL の作成」
ELIN のトランスレーション パターンの作成
ELIN 番号に使用しているダイヤルイン(DID)番号をカバーするトランスレーション パターンを作成します。PSAP では、それらの ELIN を使用してネットワークにコールします。Emergency Responder では、これらのコールを傍受し、コールを正しい緊急の発信者にルーティングできるようにする必要があります。「緊急コールのルート ポイントの作成」で説明したように、ELIN にプレフィクスとして付けた番号を PSAP コールバックに設定したルート ポイントにするためには、トランスレーション パターンが必要です。
(注) ELIN には、先頭に「+」が付いた E.164 番号を使用できません。10 桁の北米番号計画または他の国内形式の番号を使用してください。
ELIN に使用しているすべての DID のリストがあることを確認します。
ELIN のトランスレーション パターンを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Route Plan] > [Translation Pattern] の順に選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Translation Patterns] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New Translation Pattern] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Translation Pattern Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のようにトランスレーション パターンを作成します。
• [Translation Pattern]:ELIN として使用している DID。可能な場合は、X 変数を使用して複数の DID をカバーするパターンを作成します(たとえば、5555551XXX)。パターンを作成できない場合は、DID ごとのトランスレーション パターンを個別に定義します。
• [Partition]:[E911] を選択します。
• [Numbering Plan]:エリアの番号計画を選択します。
• [Calling Search Space]:[E911CSS] を選択します。
• [Route Option]:[Route this pattern] を選択します。
• [Called Party Transformations, Prefix Digits (Outgoing Calls)]:番号に付けるプレフィクスの桁数を入力します。PSAP コールバックのルート ポイントを作成する際に使用した桁数を入力します。
ステップ 4 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、トランスレーション パターンが保存されます。トランスレーション パターンをさらに追加するには、ステップ 2 に戻ります。
関連項目
• 「ERL のルート パターンの作成」
• 「Cisco Unified CM の例について」
• 「ERL について」
• 「ERL の作成」
9.911 のトランスレーション パターンの作成
外部アクセス コードが 9 であるシステムでは、ユーザが外部の接続先にダイヤルすると、911 または 9.911 の CTI ルート ポイントがユーザのセカンダリ ダイヤルトーンのタイミングに干渉する可能性があります。911 および 9.911 のトランスレーション パターンを作成すると、セカンダリ ダイヤルトーンのタイミングが無視されます。
ユーザが外部アクセス コード 9 と 911 をダイヤルしたときに、前に「緊急コールのルート ポイントの作成」で作成した単一の 911 パターンにコールが転送されるようにトランスレーション パターンを作成します。
はじめる前に
次の手順は、外部アクセス コードが 9 であるシステムに適用されます。外部アクセス コードが 9 以外である場合には、次の手順は適用されません。
次の手順を完了するために、Cisco Emergency Responder のインストール用にパーティションおよびコーリング サーチ スペースを追加しておく必要があります。
表 3-3 に、外部アクセス コード 9 のトランスレーション パターンを示します。
表 3-3 外部アクセス コード 9 のトランスレーション パターン
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Partition |
電話機 |
電話機 |
Calling Search Space |
E911CSS |
E911CSS |
Route Option |
Route this pattern |
Route this pattern |
Provide outside dial tone |
このボックスをオンにする。 |
このボックスをオンにする。 |
Called Party Transformations, Discard Digits (Outgoing Calls) |
なし |
PreDo |
表 3-3 に説明されているトランスレーション パターンを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Route Plan] > [Translation Pattern] の順に選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Translation Patterns] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New Translation Pattern] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Translation Pattern Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のようにトランスレーション パターンを作成します。
• [Translation Pattern]:911
• [Partition]:Phones
• [Numbering Plan]:エリアの番号計画を選択します。
• [Calling Search Space]:[E911CSS] を選択します。
• [Route Option]:[Route this pattern] を選択します。
• [Provide Outside Dial Tone]:このボックスがオンになっていることを確認します。
• [Called Party Transformations, Discard Digits]:< none > を選択します。
ステップ 4 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、トランスレーション パターンが保存されます。
ステップ 5 次のように変更してステップ 2 からステップ 4 を繰り返します。
• [Translation Pattern]:9.911
• [Called Party Transformations, Discard Digits (Outgoing Calls)]:Predot
9.911 トランスレーション パターンの設定後に、ルート ポイントを作成する必要があります。 表 3-4 は、9.911 の緊急コールのルート ポイントを示します。
(注) 次のルート ポイントは、「緊急コールのルート ポイントの作成」で作成したルート ポイントとほぼ同じです。この場合、パーティションに Phones ではなく、E911 を入力します。
表 3-4 9.911 の緊急コールのルート ポイント
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Device Name |
RP911 |
RP912 |
RPELIN913 |
Description |
エリアの緊急コール番号。Emergency Responder では、この番号へのすべてのコールを処理します。 |
Emergency Responder スタンバイ サーバのルート ポイント。プライマリ サーバでコールを処理できない場合には、このルート ポイントを経由してスタンバイ サーバでコールを処理します。 |
PSAP からのすべての着信コールの接続先。Emergency Responder によって、これらのコールが緊急の発信者に転送されます。ルート パターンはプレフィクス(913)と 10 個の X です。X の数は、番号計画に基づいてロケールで使用されている標準電話番号と同じにする必要があります。 この番号は、数字と X のみで構成する必要があります。 |
Directory Number |
911 |
912 |
913XXXXXXXXXX |
Partition |
E911 |
E911 |
E911 |
Calling Search Space |
E911CSS |
E911CSS |
E911CSS |
Forward Busy |
[Destination]:912 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:次のいずれかです。 • デフォルト ERL のルート パターン。 • オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
Forward No Answer |
[Destination]:912 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:次のいずれかです。 • デフォルト ERL のルート パターン。 • オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
Forward On Failure |
[Destination]:912 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:次のいずれかです。 • デフォルト ERL のルート パターン。 • オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
[Destination]:オンサイトのセキュリティ番号。 [CSS]:E911CSS |
9.911 のルート ポイントを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco Unified CM で [Device] > [CTI] の順に選択します。
[Find and List CTI Route Points] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a new CTI Route Point] をクリックします。
[CTI Route Point Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のように CTI ルート ポイントのプロパティを入力します。
• [Device Name] フィールドに RP911 などの一意な名前を入力し、この名前が緊急コール番号であることを認定します。 表 3-4 に推奨される名前を示していますが、任意の名前を使用できます。
• [Device Pool] メニューから適切なデバイス プールを選択します。
• 表 3-4 に示すように、ルート ポイントのコーリング サーチ スペースを選択します。
ステップ 4 [Insert] をクリックして新しい CTI ルート ポイントを追加します。
Cisco Unified CM によって、ルート ポイントが追加され、回線 1 を設定するかどうかが尋ねられます。[OK] をクリックして回線 1 を設定します。
Cisco Unified CM に [Directory Number Configuration] ページが表示されます。
ステップ 5 表 3-4 の情報を利用して作成している回線に設定を入力します。
ステップ 6 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、回線がデバイスに追加されます。 表 3-4 で説明されているすべてのデバイスが設定されるまで、この手順を繰り返します。
さらにサポートが必要な場合は、Cisco Unified CM に付属のマニュアルおよびオンライン ヘルプを参照してください。
関連項目
• 「ERL のルート パターンの作成」
• 「Cisco Unified CM の例について」
• 「ERL について」
代替緊急コール番号の作成
以前、9(または別の番号)をダイヤルして外線に接続していた場合、ユーザは、最初に外線のアクセス番号をダイヤルしてから緊急コール番号をダイヤルしてしまう可能性があります。たとえば、緊急コール番号が 911 である場合、ユーザは 9911 をダイヤルする可能性があります。このような可能性に対応する場合に、ユーザがダイヤルする可能性が高い番号のトランスレーション パターンを設定します。次の手順は、代替緊急コール番号として 9911 を設定する方法を示しています。
代替緊急コール番号を作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Route Plan] > [Translation Pattern] の順に選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Translation Patterns] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New Translation Pattern] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Translation Pattern Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のようにトランスレーション パターンを作成します。
• [Translation Pattern]:緊急番号として対応する番号。この例では、9.911 です。
• [Partition]:[Phones] を選択します。
• [Numbering Plan]:エリアの番号計画を選択します。
• [Calling Search Space]:[E911CSS] を選択します。
• [Route Option]:[Route this pattern] を選択します。
• [Provide Outside Dial Tone]:これを選択します。
• [Called Party Transformations, Discard Digits (Outgoing Calls)]:[Predot] を選択します。
ステップ 4 [Insert] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、トランスレーション パターンが保存されます。トランスレーション パターンをさらに追加するには、ステップ 2 に戻ります。
関連項目
• 「Cisco Unified CM の例について」
• 「電話機のパーティション」
• 「電話機のコーリング サーチ スペースの作成」
PSAP への接続に使用されるゲートウェイに対するコーリング サーチ スペースの設定
緊急ネットワークまたは PSTN への CAMA 接続または PRI 接続を使用するためにゲートウェイを設定し、緊急コールをローカル PSAP にルーティングできるようにする必要があります。ゲートウェイの設定の詳細については、ご使用のゲートウェイのマニュアルと Cisco Unified CM のマニュアルを参照してください。ゲートウェイの設定後、次の手順を実行してゲートウェイにコーリング サーチ スペースを設定できます。
PSAP への接続に使用されるゲートウェイにコーリング サーチ スペースを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Device] > [Gateway] の順に選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Gateways] ページが表示されます。
ステップ 2 選択基準を入力せずに [Find] をクリックしてすべてのゲートウェイを表示するか、または設定するゲートウェイを表示するために必要な検索条件を入力して [Find] をクリックします。
基準に一致するゲートウェイが Cisco Unified CM に表示されます。
ステップ 3 設定するゲートウェイをクリックします。
Cisco Unified CM に [Gateway Configuration] ページが表示されます。
ステップ 4 [Calling Search Space] の [E911CSS] を選択します。
ステップ 5 [Update] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、変更が保存されます。
関連項目
• 「Cisco Emergency Responder のコーリング サーチ スペースの作成」
• 「PSTN に対する CAMA トランクまたは PRI トランクの取得」
• 「Cisco Emergency Responder の配置」
• 「Cisco Emergency Responder をご使用のネットワークに適合させる方法」
Cisco Emergency Responder グループ間の通信に対するルート パターンの作成
Emergency Responder クラスタに複数の Emergency Responder グループが存在するときに、発信者の電話機が電話機の現在のロケーション外にある Cisco Unified CM クラスタにコールを発信する場合は、各 Emergency Responder グループで緊急コールを別の Emergency Responder グループにルーティングできるようにルート パターンを設定する必要があります。Emergency Responder クラスタ内で Emergency Responder グループ間の通信を行う方法の詳細については、「Cisco Emergency Responder のクラスタおよびグループについて」を参照してください。
次の手順では、1 つの Emergency Responder グループのルート パターンを作成する方法について説明します。このようなパターンは、Emergency Responder グループによってサポート されていない Cisco Unified CM クラスタ内で作成する必要があります。図 3-1 のネットワークの設定について考えます。
グループ間の通信を可能にするには、次のように定義する必要があります。
• Cisco Unified CM クラスタ間の通信を可能にするために、各 Cisco Unified CM クラスタにクラスタ間トランクを定義する必要があります。このようなタイプのゲートウェイの作成の詳細については、Cisco Unified CM のマニュアルを参照してください。
• Cisco Unified CM クラスタ CCM-C および CCM-D にルート パターン 1000.911 を定義する必要があります。
• Cisco Unified CM クラスタ CCM-A および CCM-B にルート パターン 2000.911 を定義する必要があります。
• Emergency Responder グループ 1 に、Emergency Responder グループのルート パターンとして 1000.911 を定義します。
• Emergency Responder グループ 2 に、Emergency Responder グループのルート パターンとして 2000.911 を定義します。
これらの定義によって、Emergency Responder グループ 1 で運用されている Cisco Unified CM クラスタ CCM-B に電話機がコールを発信する場合でも、Emergency Responder グループ 2 で管理されている ERL のコールを Emergency Responder グループ 2 にルーティングすることができます。
図 3-1 Cisco Emergency Responder グループのルート パターンについて
はじめる前に
ダイヤル プランは、Emergency Responder クラスタによってサポートされているすべての Cisco Unified CM クラスタ間で一意である必要があります。たとえば、図 3-1 に示すネットワークでは、Cisco Unified CM クラスタ CCM-B に内線 3003 のみを定義することができます。
1 つの Emergency Responder グループのルート パターンを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [Call Routing] > [Route/Hunt] > [Route Pattern] の順に選択します。
Cisco Unified CM に [Find and List Route Patterns] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add a New] をクリックします。
Cisco Unified CM に [Route Pattern Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 次のようにルート パターンの情報を入力します。
• [Route Pattern]:緊急コール番号に変換できるパターン。通常、これは数字、ドット、および緊急コールです。1000.911、2000.911 などです。このパターンは、数字とドットのみで構成する必要があります。
• [Partition]:[E911] を選択します。
• [Numbering Plan]:エリアの番号計画を選択します。
• [Gateway/Route List]:Emergency Responder グループ間のルート パターンを定義している Emergency Responder グループによってサポートされている Cisco Unified CM クラスタに接続するために使用するクラスタ間トランク ゲートウェイを選択します。
• [Route Option]:[Route this pattern] を選択します。
• [Called Party Transformations, Discard Digits]:1000.911 などのように提案されたパターンを使用する場合には、[PreDot] を選択します。別の方法を使用する場合、適切な設定を選択し、必要に応じて(緊急コール番号にダイヤルするために)[Called Party Transform Mask] に入力します。
ステップ 4 [Save] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、ルート パターンが保存されます。ルート パターンをさらに追加するには、ステップ 2 に戻ります。
ステップ 5 Emergency Responder グループ間のルート パターンを定義している Emergency Responder グループ以外の Emergency Responder グループで運用されている他すべての Cisco Unified CM クラスタに、ルート パターンを定義していることを確認します。
(注) Cisco Unified CM 8.5 以降を使用する Emergency Responder クラスタの Emergency Responder ServerGroups 間で緊急コールをやり取りするには、[Unified CM Administration] Web サイトの [Device] > [Trunk Configuration] ページで、[Calling Party Selection] オプションを [Originator] に設定します。
関連項目
• 「Cisco Emergency Responder のパーティションの作成」
• 「Cisco Emergency Responder サーバのグループ テレフォニー設定」
• 「新しいシステムへの Cisco Emergency Responder 8.6 のインストール」
(注) Cisco Unified CM 8.5 以降を使用する Emergency Responder クラスタの Emergency Responder ServerGroups 間で緊急コールをやり取りするには、[Cisco Unified CM Administration] Web サイトの [Device] > [Trunk Configuration] ページで、[Calling Party Selection] オプションを [Originator] に設定します。
Cisco Emergency Responder Cisco Unified CallManager ユーザの作成
Emergency Responder を Cisco Unified CM ユーザとして追加する必要があります。ここで入力する設定は、Emergency Responder 向けに Cisco Unified CM を設定する際に使用されます。
Emergency Responder を Cisco Unified CM ユーザとして追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco Unified CM で、[User Management] > [Application User] の順に選択します。[Add New] ボタンをクリックします。
Cisco Unified CM に [Application User Configuration] ページが表示されます。
ステップ 2 次の必須フィールドに入力します。
• [UserID]:「Emergency_Responder_User」などの記述的な名前を入力します。
• [Password]:このユーザのパスワードを入力します。
• [Confirm Password]:このユーザのパスワードを再入力します。
ステップ 3 [Device Information] セクションで、必要なルート ポイントおよび CTI ポートを選択してから、下矢印をクリックして選択したデバイスをユーザのコントロール リストに追加します。デバイスのリストが [Controlled Devices] 領域に表示されます。
ステップ 4 次のデバイスを選択します。
(注) 必要なデバイスの選択に、[Find Phones] または [Find Route Points] を使用しなければならない場合があります。
a. Cisco Emergency Responder で使用するために作成されているすべての CTI ポート。詳細については、「必要な CTI ポートの作成」の項を参照してください。
b. 911 などのプライマリ緊急コール番号。
c. 912 などのバックアップ緊急コール番号。
d. 913XXXXXXXXXX などの ELIN に使用されるルート ポイント。
ステップ 5 [Save] をクリックします。
ステップ 6 上部にある [Cisco Unified CM] メニューで、[User Management] > [User Group] の順にクリックします。
ユーザ グループの検索ページが表示されます。
ステップ 7 検索条件に standard を入力し、[Find] をクリックします。
名前が standard で始まるユーザ グループの一覧が表示されます。
ステップ 8 [Standard CTI Allow Calling Number Modification user group link] をクリックして、[User Group Configuration] ページを表示します。
ステップ 9 [Add Application Users to Group] をクリックします。
[Find and List Application Users] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
ステップ 10 次の必須フィールドに入力します。で作成したユーザ ID を検索条件として入力し、[Find] をクリックします。
アプリケーション ユーザの一覧が表示されます。
ステップ 11 ユーザ ID の隣にあるチェックボックスをオンにして [Add Selected] をクリックします。
Cisco Unified CM によって、選択したユーザが [Standard CTI Allow Calling Number Modification user group] に追加されます。
ステップ 12 [User Management] > [User Group] の順に選択します。
ユーザ グループの検索ページが表示されます。
ステップ 13 検索条件として standard を入力し、[Find] をクリックします。
名前が Standard で始まるユーザ グループの一覧が表示されます。
ステップ 14 [Standard CTI Enabled] グループをクリックします。
ユーザを Standard CTI Enabled グループに追加するには、ステップ 9 ~ 11 を繰り返します。
関連項目
• 「緊急コールのルート ポイントの作成」
• 「必要な CTI ポートの作成」