この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Unity Connection Serviceability でのボイス ネットワーク マップ ツールの使用に関する情報を提供します。この章の構成は、次のとおりです。
• 「バージョン 8.x のボイス ネットワーク マップ ツールについて」
• 「バージョン 8.x での Connection サイト内のその他の Cisco Unity Connection ロケーションへのリモート アクセスの設定」
ボイス ネットワーク マップ ツールを使用すれば、Cisco Unity Connection サイト内のロケーションの状態を 1 か所で確認できます (このツールでは、サイト間ゲートウェイとして機能しているサイト内のロケーションを特定することもできますが、その他のサイトの状態は表示できません)。
このツールを使用すれば、サイト内のレプリケーション問題を簡単に特定したり、サイト内の任意のロケーションで行われているレプリケーションのステータスに関する情報を入手したりすることができます。
このツールには、サイト表示、データ表示、およびサイト表示内のアイコンの意味を説明する鍵が含まれています。
サイト表示には、Connection サイト内のロケーションごとのアイコンが表示されます。アイコン自体がロケーションの状態のインジケータになっています(特定のロケーションからデータが収集できないことを示す場合もあります)。
データ表示には、サイト表示で選択されたロケーションのペアに関する情報が表示されます。この情報には、現在、あるロケーションでディレクトリ情報が別のロケーションと一緒にプルまたはプッシュされているかどうかと、あるロケーションでやり取りされるレプリケーション メッセージの USN、つまり、シーケンス番号に関する情報が含まれています (2 つのロケーションが同期している場合は、レプリケーション更新を送信しているロケーションの [Last USN Sent] と [Last USN Acknowledged] の値が、更新を受信しているロケーションの [Last USN Received] の値と一致します。レプリケーション中は、[Last USN Acknowledged] の値が [Last USN Sent] の値より低いのが普通です)。Cisco Unity Connection Administration でも、プッシュ/プル状態や USN 情報を検索できますが、ボイス ネットワーク マップ ツールを使用すれば、1 か所ですべてを確認できるため、情報へのアクセスが容易になります。
サイト表示内のアイコンに関する詳細情報については、鍵を使用します。ポインタを鍵の中のアイコンに移動すると、それに関する情報が表示されます。[More] リンクを選択すれば、その他のアイコンを表示できます。
ヒント オプションで、ロケーション アイコンを右クリックすると、そのロケーションの Cisco Unity Connection Serviceability または Cisco Unity Connection Administration にアクセスできます。ロケーションがサイト間リンクへのゲートウェイの場合は、リモート サイト内のサーバのマップを表示することもできます。
ボイス ネットワーク マップ ツールで、Cisco Unity Connection サイト内の他のロケーションから必要なデータを収集するには、このツールを使用するロケーションに、サイト内の他のロケーションに関するサインイン情報が保存されている必要があります。サインイン情報はサイト内のロケーション間でレプリケートされないため、サイト内の複数のロケーションでボイス ネットワーク マップ ツールを使用する場合は、ツールを使用するロケーションごとに、この項の手順を実行する必要があります。
(注) サインイン情報は、Connection Administration の一括編集モードでネットワーク全体のオブジェクトを編集する場合にも使用されます。サインイン情報を変更すると、一括編集モードへのアクセスにも影響します。
バージョン 8.x で Connection サイト内の他の Cisco Unity Connection 場所へのリモート アクセスを設定するには
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[Networking] を展開してから、[ConnectionLocation Passwords] を選択します。
ステップ 2 [Search Enterprise Administration Passwords] ページで、リストから Connection ロケーションのいずれかを選択します。
ステップ 3 [Alias] フィールドに、リモート サーバへのサインインに使用するアカウントのユーザ名を入力します。このアカウントは、System Administrator ロールを持っている必要があります。
ステップ 4 [Password] フィールドに、リモート サーバへのサインインに使用するアカウントのパスワードを入力します。
ヒント リモート アクセスは、必要なときにのみ設定することもできます。リモート アクセスが不要になったら、[Search Enterprise Administration Password] ページで該当するアカウントの横にあるチェックボックスをオンにして、[Delete Selected] を選択することによって、サインイン情報を削除できます。
ステップ 7 必要に応じて、ステップ 2 ~ステップ 6 を繰り返して、Connection サイト内の他のロケーションへのリモート アクセスを設定します。
ボイス ネットワーク マップ ツールを使用するには、Cisco Unity Connection サイト内の他のロケーションへのリモート アクセスを設定して、ツールで必要なデータを収集できるようにする必要があります。「バージョン 8.x での Connection サイト内のその他の Cisco Unity Connection ロケーションへのリモート アクセスの設定」を参照してください。
バージョン 8.x のボイス ネットワーク マップ ツールでレプリケーション ステータス情報を表示するには
ステップ 1 Cisco Unity Connection Serviceability の [Tools] メニューで、[Voice Network Map] を選択します。
ステップ 2 [Voice Network Map] ページで、レプリケーション ステータス情報を表示する最初のロケーションを選択します。
ステップ 3 ステップ 2 で選択したロケーションと別のロケーションの間で送信、受信、または確認応答された USN メッセージに関するレプリケーション状態とデータを表示するには、2 つ目のロケーションにポインタを移動します。
ヒント ポインタを新しいロケーションに移動することによって、2 つ目のロケーションにすばやく変更できます。または、情報表示をロケーションのペアに「ロック」するには、Control キーを押しながら 2 つ目のロケーションを選択します。ロックを解除するには、Control キーを押しながら、2 つ目のロケーションを選択する操作を繰り返します。
ステップ 4 最初のロケーションを変更するには、新しいロケーションを選択してから、ステップ 3 を繰り返します。
ステップ 5 指定した更新インターバルに基づいて、ツールの表示情報が定期的に更新されます。更新インターバルを変更するには:
b. [Update Interval] フィールドに、表示情報の更新頻度に関する値を入力します。最小値は 15 秒で、デフォルト値は 30 秒です。Tomcat サービスが再起動されるたびに、インターバルがデフォルト値にリセットされます。
ステップ 6 定期更新を一旦停止して、現在のデータを表示し続けるには、[Pause] タブを選択します。タブのラベルが [Resume] に変化します。ツールの定期更新を再開させる場合に選択します。
ステップ 7 次の更新インターバルを待たずにレプリケーション情報を即時更新するには、[Update] タブを選択します。