連動の説明
Cisco Unity Connection は、T1 デジタル回線を通じてインバンド コール情報および MWI 要求を提供する TIMG ユニット(メディア ゲートウェイ)を経由した、サポート対象の電話システムとの 連動をサポートしています。
Cisco Unity Connection は、次の電話システムと TIMG ユニット(メディア ゲートウェイ)を経由した連動をサポートしています。
• シリアル データ リンク(SMDI、MCI、または MD-110 プロトコル)を通じてマスター TIMG ユニットに通話情報および MWI 要求を提供する電話システム 詳細については、「TIMG ユニットとのシリアル統合」を参照してください。
• T1 デジタル回線を通じてインバンド コール情報および MWI 要求を提供するサポート電話システム 詳細については、「TIMG ユニットとのインバンド連動」を参照してください。
TIMG ユニットとのシリアル統合
電話システムは、通話情報および MWI 要求をデータ リンクを介して送信していて、このデータリンクには電話システムとマスター TIMG ユニットを接続する RS-232 シリアル ケーブルを使用しています。音声接続は、電話システムと TIMG ユニットとの間にある T1 デジタル回線を通じて送信されます。TIMG ユニットは、Session Initialization Protocol(SIP; セッション開始プロトコル)を使用して LAN やWAN を通じて Cisco Unity Connection サーバと通信します。図 1-1 に、TIMG ユニットを使用したシリアル統合の必須接続を示します。
図 1-1 TIMG ユニットを使用したシリアル連動の接続
TIMG ユニットとのインバンド連動
電話システムは、電話システムと TIMG ユニットを接続する T1 デジタル回線を使用して、通話情報、MWI 要求、および音声接続を送信します。TIMG ユニットは、Session Initialization Protocol(SIP)を使用して LAN やWAN を通じて Cisco Unity Connection サーバと通信します。図 1-2 に、TIMG ユニットを使用したインバンド連動の必須接続を示します。
図 1-2 TIMG ユニットを使用したインバンド連動の接続
通話情報
電話システムでは、転送呼に関する次の情報が送信されます。
• 着信側の内線番号
• 発信側の内線番号(内線通話の場合)または発信側の電話番号(外線通話においてシステムが発信者 ID を使用する場合)
• 転送の理由(内線が通話中である、応答しない、またはすべての着信を転送するように設定されている)
Cisco Unity Connection は、この情報を使用して通話に適切に応答します。たとえば、Cisco Unity Connection に転送された通話への応答には、ユーザのパーソナル グリーティングが使用されます。電話システムがこの情報を使用しないで着信を転送した場合、Cisco Unity Connection は、オープニング グリーティングを使用して応答します。
(注) シリアル連動では、データ リンクを介して MWI をオンおよびオフにするための要求が送信されます。
連動の機能
TIMG 連動には、次の連動機能があります。
• パーソナル グリーティングへの自動転送
• 通話中グリーティングへの自動転送
• 発信者 ID
• 容易なメッセージ アクセス(Cisco Unity Connection が通話発信元の内線番号に基づいてユーザを識別するため、ユーザは ID を入力しなくてもメッセージを取得できます。パスワードが必要になる場合があります。)
• 識別されているユーザのメッセージ(Cisco Unity Connection は、転送された内線通話中にメッセージを残したユーザを、通話発信元の内線番号に基づいて識別します)
• Message Waiting Indicator(MWI; メッセージ受信インジケータ)