ネットワーク トポロジ
図 B-1 に、TIMG ユニットを使用したシリアル SMDI 連動で必要な接続を示します。
図 B-1 シリアル SMDI TIMG 連動の接続
この連動の詳細については、「概要」を参照してください。
要件
電話システムは次の要件を満たしています。
• NEC NEAX 2400 IMX 電話システム
• MCI 機能 II
• 24 ボイス メッセージ ポートの各グループに対して 1 枚の T1 デジタル トランク インターフェイス カード(カード番号 PA-24DTR/DLI)
電話システムをプログラムする前に、T1 デジタル トランク インターフェイス カードに対する次の要件に注意してください。
– ファームウェアは T1 ラインサイド シグナリングをサポートするように設定する必要があります。
– カードを検証しておく必要があります。
TIMG 連動のための NEC NEAX 2400 IMX 電話システムのプログラミング
次のプログラム手順は、例として挙げたものです。使用する電話システム固有のプログラミングは、その設定によって変化します。
注意 電話システムをプログラムするときは、通話に応答できない Cisco Unity Connection のボイス メッセージ ポート([コールに応答する] に設定されていないボイス メッセージ ポート)には、通話を送信しないようにしてください。たとえば、ボイス メッセージ ポートが [メッセージ通知を実行する] だけに設定されている場合は、そのポートに通話を送信しないでください。
TIMG 連動での NEC NEAX 2400 IMX 電話システムのプログラム例
1. UCD 通話情報を MCI に送信するために、AUCD コマンドを使用して電話システムをプログラムします。適切なテナントと UCD パイロット番号に対して、値「0」を「MCI Data Transfer」フィールドに割り当てます。
2. ASYD 設定をプログラムするためにプログラミング システム データ テーブルを使用します。各ビットは、ASYD 設定に表示される 16 進数の一部です。16 進数を 2 進数に変換して、個別の設定を決定します。
表 B-1 システム データのプログラミング
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1 |
17 |
b4 |
1 |
アテンダント コンソールへのリリース(ブラインド)転送 |
28 |
b0 ~ 4 |
0 |
ガード タイマー不要 |
b5 |
1 |
MCI によって制御される MWI |
29 |
b1-7 |
0/1 |
いいえ/はい: MCI 出力の I/O ポートを割り当てます。 ポート 1 = b1、ポート 2 = b2、等 |
34 |
b1 ~ 4 |
0 |
出力をパリティなし、1 ストップ ビットに設定します。 |
60 |
b3 |
0 |
UCD キューイングが必要です。 |
63 |
b0 |
1 |
稼動中の端末に対するリリース転送 |
69 |
b0 |
1 |
リコールなし、無応答時にコール転送を実行します。 |
70 |
b0 |
1 |
アテンダント コンソールへの転送時に送信先番号を表示します。 |
78 |
b0 |
1 |
発番号表示有効 |
b1 |
1 |
着信側端末のステータス表示有効 |
238 |
b0-7 |
0 |
ランプ点滅速度 |
246 |
b3 |
0 |
MCI 拡張を通常に設定します。 |
400 |
b2 |
1 |
MCI に送信される発番号情報 |
2 |
6 |
b0 |
1 |
UCD グループへの終端時に MCI 稼動中 |
7 |
b1 |
0 |
アテンダント コンソールへの終端時に MCI 稼動停止 |
3. プログラミング システム データのローカル データ テーブルを使用して、ASYDL 設定をプログラムします。各ビットは、ASYDL 設定を表示する際の 16 進数の一部です。16 進数を 2 進数に変換して、個別の設定を決定します。
表 B-2 プログラミング システム データのローカル データ
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1 |
641 |
b1 |
0/1 |
0/1: MCI/IMX 端末番号/電話番号 |
832 |
b0-7 |
00-FD |
MC に接続されたノードの FPC を割り当てます。 |
833 |
b0 |
0 |
MCI によって制御される MWI |
4. ASDT コマンドを使用して、次の設定を入力することで最初の TIMG ユニットにある最初のボイス メッセージ ポートに接続するポートを追加します。
表 B-3 追加ポートの ASDT コマンド設定
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TN |
テナント番号を入力します。通常は 1 です。 |
STN |
端末番号を入力します。 |
TEC |
11 と入力します(ポート タイプを「ボイス メール」に設定します)。 |
RSC |
デフォルト(全ルート オプション)を受け入れるか、別のルート サービス クラスを入力します。 |
SFC |
デフォルト(全オプション)を受け入れるか、別のサービス機能クラスを入力します。 |
5. WRT フィールドに Y と入力して、Enter キーを押します。
6. TIMG ユニットのボイス メッセージ ポートに接続する残りの全ポートについて、手順 4. および手順 5. を繰り返します。
7. 残りの全 TIMG ユニットに対して手順 6. を繰り返します。
8. ASHU コマンドを使用して、次の設定を入力することで UCD ハント グループ アクセス番号(実際または仮想の内線番号)を追加します。
表 B-4 ハント グループ アクセス番号を追加するための ASHU コマンド設定
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TN |
テナント番号を入力します。通常は 1 です。 |
STN |
アクセス番号を入力します(ハント グループ用)。 |
Edit STN |
TIMG ユニットの各ボイス メッセージ ポートの内線番号を入力して、各内線番号の後ろで Enter キーを押します。 |
9. [Set] をクリックします。