TIMG ユニットの設定
次の手順を行って、電話システムに接続されている TIMG ユニット(メディア ゲートウェイ)を設定します。
これらの手順では、次のタスクが完了している必要があります。
• 電話システムは T1 回線を使用して TIMG ユニットに接続されている。
• TIMG ユニットが電源に接続されている。
• TIMG ユニットが LAN または WAN に接続される準備が完了している。
注意 TIMG ユニットのデフォルトの IP アドレスは同じであるため、ユニットは一度に設定する必要があります。一度に設定しないと、IP アドレスに不一致が生じる可能性があります。
次の手順で言及しないフィールドはデフォルト値のままにしておいてください。すべてのフィールドのデフォルト値については、TIMG ユニットについての製造元の資料を参照してください。
TIMG ユニット用のTIMG ファームウェア アップデート ファイルをダウンロードする
ステップ 1 TIMG ユニットにアクセスする高速インターネット接続のある Windows ワークステーションでは、[Voice and Unified Communications Downloads] ページを表示してください。URL は http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/Redirect.x?mdfid=278875240 です。
(注) ソフトウェア ダウンロード ページにアクセスするには、Cisco.com に登録済みユーザとしてログインする必要があります。
この手順では、ブラウザとして Internet Explorer を使用する場合のステップについて説明します。異なるブラウザを使用する場合は、ステップが異なることがあります。
ステップ 2 [Downloads] ページの 3 つのコントロールで、[Unified Communications Applications] > [Voice Mail and Unified Messaging] > [Cisco Unity] を展開し、[Cisco Unity Telephony Integration] をクリックします。
ステップ 3 [Log In] ページで、ユーザ名とパスワードを入力してから、[Log In] をクリックします。
ステップ 4 [Select a Release] ページの [Latest Releases] で、最新版リリースをクリックします。
ステップ 5 右側のカラムで、お使いの TIMG ユニット用のファームウェア バージョンをクリックします。
ステップ 6 [Download Image] ページで、[Download] をクリックします。
ステップ 7 [Supporting Document(s)] ページで、[Agree] をクリックします。
ステップ 8 [File Download] ダイアログボックスで、[Save] をクリックします。
ステップ 9 [Save As] ダイアログボックスで、TIMG ユニットにアクセスする Windows ワークステーションをブラウズし、ファイルを保存するディレクトリをブラウズして、[Save] をクリックします。
ステップ 10 [Download Complete] ダイアログボックスで、[Open] をクリックします。TIMG ファームウェア アップデート ファイルを抽出するウィンドウが表示されます。
ステップ 11 [Extract] をクリックします。
ステップ 12 [Extract] ダイアログボックスで、抽出済みファイルが必要なディレクトリをブラウズして、[Extract] をクリックします。
ステップ 13 アプリケーションを抽出するウィンドウを閉じます。
TIMG ユニットを設定する
ステップ 1 Windows ワークステーションで、TIMG ユニットにアクセスできるようにするテンポラリ ルートを追加します。
a. Windows の [スタート] メニューで、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
b. cmd と入力して、Enter キーをクリックします。コマンド プロンプト ウィンドウが表示されます。
c. コマンド プロンプトに、 route add 10.12.13.74 <IP Address of Workstation> と入力して、Enter キーをクリックします。
たとえば、ワークステーション IP アドレスが 198.1.3.25 の場合、コマンド プロンプト ウィンドウに「route add 10.12.13.74<space>198.1.3.25」と入力します。
d. コマンド プロンプト ウィンドウが閉じます。
ステップ 2 TIMG ユニットをネットワークに接続します。
ステップ 3 ブラウザで、 http://10.12.13.74 を表示します。
ステップ 4 ログインするには、次の設定を入力します。大文字と小文字を区別してください。
表 3-5 ログイン設定
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Username |
admin と入力します。 |
Password |
IpodAdmin と入力します。 |
ステップ 5 [OK] をクリックします。
ステップ 6 [System] メニューで、[Upgrade] をクリックします。
ステップ 7 [Upgrade] ページの [Browse for Upgrade File] で、[Browse] をクリックします。
ステップ 8 [Choose File] ダイアログボックスで、抽出済みの TIMG ファームウェア アップデート ファイルがある Windows ワークステーションのディレクトリをブラウズします。
ステップ 9 Ls_<xx>.app(<xx> は複数桁)をクリックしてから、[Open] をクリックします。
ステップ 10 [Upgrade] ページで、[Install File] をクリックします。
ステップ 11 ファイルがインストールされると、TIMG ユニットを再起動するよう指示するメッセージが表示されます。[Cancel] をクリックします。
注意 ファイルのインストールが失敗した場合でも、この手順の後の方で指示されるまで、TIMG ユニットは再起動しないでください。このステップで TIMG ユニットを再起動すると、TIMG ユニットが正しく機能しなくなる可能性があります。
ステップ 12 Run_<xx>.dsp ファイルについてステップ 6~ステップ 11を繰り返します。
ステップ 13 [System] メニューで、[Upgrade] をクリックします。
ステップ 14 [Upgrade] ページの [Browse for Upgrade File] で、[Browse] をクリックします。
ステップ 15 [Choose File] ダイアログボックスで、Ls_<xx>.fsh ファイルをブラウズします。
ステップ 16 Ls_<xx>.fsh をクリックしてから、[Open] をクリックします。
ステップ 17 [Upgrade] ページで、[Install File] をクリックします。
ステップ 18 ファイルがインストールされると、TIMG ユニットを再起動するよう指示するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。
ステップ 19 ブラウザで、 http://10.12.13.74 を表示します。
ステップ 20 ログインするには、次の設定を入力します。大文字と小文字を区別してください。
表 3-6 ログイン設定
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Username |
admin と入力します。 |
Password |
IpodAdmin と入力します。 |
ステップ 21 [OK] をクリックします。
ステップ 22 [System] メニューで、[Password] をクリックします。
ステップ 23 [Change Password] ページで、次の設定を入力します。
表 3-7 [Change Password] ページ設定
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Old Password |
IpodAdmin と入力します (この設定では大文字と小文字を区別します)。 |
New Password |
新しいパスワードを入力します (この設定では大文字と小文字を区別します)。 |
Confirm Password |
新しいパスワードを入力します (この設定では大文字と小文字を区別します)。 |
ステップ 24 [Change] をクリックします。
ステップ 25 [Configuration] メニューで、[Mgmt Protocols] をクリックします。
ステップ 26 [Management Protocols] ページで、次の設定を入力します。
表 3-8 [Management Protocols] ページ設定
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E-mail Alarms Enabled |
[No] をクリックします。 |
SNMP Traps Enabled |
[No] をクリックします。 |
HTTP Server Enabled |
[Yes] をクリックします。 |
HTTPs Server Enabled |
[No] をクリックします。 |
ステップ 27 [Submit] をクリックします。
ステップ 28 [Configuration] メニューで、[Routing Table] をクリックします。
ステップ 29 [Routing Table] ページの [Router Configuration] で、[VoIP Host Groups] をクリックします。
ステップ 30 [VoIP Host Groups] で、最初の VoIP ホスト グループについて次の設定を入力します。
表 3-9 最初の VoIP ホスト グループの設定
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Name |
デフォルトをそのまま使用するか、または VoIP ホスト グループの説明になる別の名前を入力します。 |
Load-Balanced |
(Cisco Unity Connection クラスタなし) [False] をクリックします。 (Cisco Unity Connection クラスタ設定済み) [False] をクリックします。 |
Fault-Tolerant |
(Cisco Unity Connection クラスタなし) [False] をクリックします。 (Cisco Unity Connection クラスタ設定済み) [True] をクリックします。 |
ステップ 31 クラスタのない Cisco Unity Connection では、[Host List] で Cisco Unity Connection サーバのホスト名または IP アドレス、およびサーバ ポートを <host name or IP address>:5060 というフォーマットで入力します。
クラスタが設定された Cisco Unity Connection では、[Host List] で、パブリッシャ Cisco Unity Connection サーバ(インストールした最初の Cisco Unity Connection サーバ)のホスト名または IP アドレス、および <host name or IP address>:5060 というフォーマットでサーバ ポートがフィールドに含まれていることを確認します。
ステップ 32 クラスタのない Cisco Unity Connection の場合は、ステップ 35に進みます。クラスタが設定された Cisco Unity Connection では、[Host List] で、サブスクライバ Cisco Unity Connection サーバ(インストールした 2 番目の Cisco Unity Connection サーバ)のホスト名または IP アドレス、および <host name or IP address>:5060 というフォーマットでサーバ ポートを入力します。
ステップ 33 [Add Host] をクリックします。
ステップ 34 2 番目のフィールドに、パブリッシャ Cisco Unity Connection サーバ(インストールした最初の Cisco Unity Connection サーバ)のホスト名または IP アドレス、および <host name or IP address>:5060 というフォーマットのサーバ ポートを入力します。
注意 [Host List] の下方に 3 番目のホスト、または [VoIP Host Groups] に 2 番目のホスト グループを追加しないでください。追加すると、Cisco Unity Connection クラスタが正しく機能しない可能性があります。
ステップ 35 [Submit] をクリックします。
ステップ 36 [Configuration] メニューで、[TDM > T1/E1] をクリックします。
ステップ 37 [T1/E1 Configuration] ページで、次の設定を入力します。
表 3-10 [T1/E1 Configuration] ページ設定
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Line Settings |
Line Mode |
[T1] をクリックします。 |
Signaling Mode |
[CAS] をクリックします。 |
Interface Mode |
[Terminal] をクリックします。 |
T1 Line |
Line Encoding |
[B8ZS] をクリックします。 |
Framing |
[EFS] をクリックします。 |
Selects Transmit Pulse Waveform |
[Short_Haul_110ft] をクリックします。 |
T1 CAS Protocol |
T1 CAS Protocol |
[Loop_Start] をクリックします。 |
Flash Hook |
550 と入力します。 |
Consult Call Dialtone Drop Code |
!! と入力します。 |
Consult Call Proceeding Drop Code |
!! と入力します。 |
Consult Call Busy Drop Code |
! と入力します。 |
Consult Call Error Drop Code |
!! と入力します。 |
Consult Call Connected Drop Code |
,,,, と入力します。 |
Consult Call Disconnected Drop Code |
! と入力します。 |
MWI confirmation Tone |
[No] をクリックします。 |
CPID Type |
[TypeII_CPID] をクリックします。 |
Initial Wait for Inband CPID |
5000 と入力します。 |
Inband CPID Complete Timeout |
500 と入力します。 |
Failover Settings |
Enable Failover |
[No] をクリックします。 |
ステップ 38 [Submit] をクリックします。
ステップ 39 [Configuration] メニューで、[TDM] > [General] をクリックします。
ステップ 40 [TDM General Settings] ページで、次の設定を入力します。
表 3-11 [TDM General Settings] ページ設定
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PCM Coding |
[uLaw] をクリックします。 |
Minimum Call Party Delay (ms) |
500 と入力します。 |
Maximum Call Party Delay (ms) |
2000 と入力します。 |
Dial Digit on Time (ms) |
100 と入力します。 |
Dial Inter-Digit Time (ms) |
100 と入力します。 |
Dial Pause Time (ms) |
2000 と入力します。 |
Turn MWI On FAC |
電話システムが MWI をオンにするために使用するコードを入力します。 |
Turn MWI Off FAC |
電話システムが MWI をオフにするために使用するコードを入力します。 |
Outbound Call Connect Timeout (ms) |
10000 と入力します。 |
Wait for Ringback/Connect on Blind Transfer |
[Yes] をクリックします。 |
Hunt Group Extension |
Cisco Unity Connection ボイス メッセージ ポートのパイロット番号を入力します。 |
ステップ 41 [Submit] をクリックします。
ステップ 42 [Configuration] メニューで、[TDM] > [Port Enable] をクリックします。
ステップ 43 [TDM Port Enabling] ページで、 TIMG ユニット上で無効にするポートについて [No] をクリックします。
ステップ 44 TIMG ユニットの他のすべてのポートについて [Yes] が選択されていることを確認します。
ステップ 45 [Submit] をクリックします。
ステップ 46 [Configuration] メニューで、[VoIP] > [General] をクリックします。
ステップ 47 [VoIP General Settings] ページで、次の設定を入力します。
表 3-12 [VoIP General Settings] ページ設定
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User-Agent |
Host and Domain Name |
TIMG ユニットのドメイン名を入力します。 |
Transport Type |
[UDP] をクリックします。 |
Call as Domain Name |
[No] をクリックします。 |
SIPS URI Scheme Enabled |
[No] をクリックします。 |
Invite Expiration (sec) |
120 と入力します。 |
Server |
DNS Server Address |
TIMG ユニットが使用するドメイン ネーム サーバの IP アドレスを入力します。 |
Registration Server Address |
このフィールドは空白のままにしておきます。 |
Registration Server Port |
5060 と入力します。 |
Registration Expiration (sec) |
3600 と入力します。 |
TCP/UDP |
UDP/TCP Transports Enabled |
[Yes] をクリックします。 |
TCP/UDP Server Port |
5060 と入力します。 |
Proxy |
Primary Proxy Server Address |
このフィールドは空白のままにしておきます。 |
Primary Proxy Server Port |
適用されません。デフォルト設定のままにします。 |
Backup Proxy Server Address |
適用されません。デフォルト設定のままにします。 |
Backup Proxy Server Port |
適用されません。デフォルト設定のままにします。 |
Proxy Query Interval |
10 と入力します。 |
Timing |
T1 Time |
500 と入力します。 |
T2 Time |
4000 と入力します。 |
T4 Time |
5000 と入力します。 |
Monitoring |
Monitor Call Connections |
[No] をクリックします。 |
ステップ 48 [Submit] をクリックします。
ステップ 49 [Configuration] メニューで、[VoIP] > [Media] をクリックします。
ステップ 50 [VoIP Media Settings] ページで、次の設定を入力します。
表 3-13 [VoIP General Settings] ページ設定
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Audio |
Audio Compression |
オーディオ圧縮用の優先コーデックをクリックします。 • G.711u :TIMG ユニットは G.711 mu-law コーデックだけを使用します。 • G.729AB :TIMG ユニットでは G.729 コーデックが望ましいのですが、G.711 mu-law コーデックも使用できます。 |
RTP Digit Relay Mode |
[RFC2833] をクリックします。 |
Signaling Digit Relay Mode |
[Off] をクリックします。 |
Voice Activity Detection |
[On] をクリックします。 |
Frame Size |
適切な設定をクリックします。 • G.711: 20 • G.729AB: 10
注意 正しい設定を使用しない場合、無音のメッセージが記録され続けることになります。
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Frames Per Packet |
適切な設定をクリックします。 • G.711: 1 • G.729AB: 2
注意 正しい設定を使用しない場合、無音のメッセージが記録され続けることになります。
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ステップ 51 [Submit] をクリックします。
ステップ 52 [Configuration] メニューで、[VoIP] > [QOS] をクリックします。
ステップ 53 [VoIP QOS Configuration] ページで、次の設定を入力します。
表 3-14 [VoIP QOS Configurative] ページ設定
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Call Control QOS Byte |
104 と入力します(DSCP AF31 と同等)。 |
RTP QOS Byte |
184 と入力します(DSCP EF と同等)。 |
ステップ 54 [Submit] をクリックします。
ステップ 55 [Configuration] メニューで [IP] をクリックします。
ステップ 56 [LAN1] ページの [IP Settings] で次の設定を入力します。
表 3-15 [IP Settings] [LAN1] ページ設定
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Client IP Address |
TIMG ユニットに使用する新しい IP アドレスを入力します (これは連動を作成するときにCisco Unity Connection の管理に入力する IP アドレスです)。 |
Client Subnet Mask |
サブネット マスクがデフォルトの IP アドレスと異なる場合は新しいサブネット マスクを入力します。 |
Default Network Gateway Address |
TIMG ユニットが使用するデフォルトのネットワーク ゲートウェイ ルータの IP アドレスを入力します。 |
BOOTP Enabled |
DHCP を使用している場合は、[Yes] をクリックします。 DHCP を使用していない場合は、[No] をクリックします。 |
ステップ 57 [Submit] をクリックします。
ステップ 58 [Configuration] メニューで、[Tone Detection] をクリックします。
ステップ 59 [Tone Detection]ページの [Call Progress Tone - Learn] の下方にある [Learn Tone Event] フィールドで、[Busy] をクリックし、次の手順を実行して、トーンが正しいことを確認します。
a. 使用可能な電話から、2 番目の電話を呼び出します。
b. 2 番目の電話で呼び出し音が鳴ったら応答し、両方の電話機を通話中にするために両方の受話器を外した状態のままにします。
c. 3 番目の電話で、通話中のいずれかの電話にダイヤルします。
d. ビジー トーンが聞こえていることを確認します。
e. 3 番目の電話を切って、他の電話の受話器は外したままにします。
ステップ 60 [Call Progress Tone - Learn] の [Dial String] フィールドに、ステップ 59c.で 3 番目の電話機からダイアルした内線番号を入力します。
ステップ 61 [Learn] をクリックします。
ステップ 62 [Tone Detection] ページの [Call Progress Tone - Learn] の下方にある [Learn] フィールドで、[Error] をクリックし、次のサブステップを行って、トーンが正しいことを確認します。
a. 使用可能な電話から、存在しない内線番号にダイヤルします。
b. リオーダー トーンまたはエラー トーンが聞こえることを確認します。
c. 電話を切ります。
ステップ 63 [Call Progress Tone - Learn] の [Dial String] フィールドに、ステップ 62a. でダイアルした内線番号を入力します。
ステップ 64 [Learn] をクリックします。
ステップ 65 [Tone Detection] ページの [Call Progress Tone - Learn] の下方にある [Learn] フィールドで、[Ringback] をクリックし、次のサブステップを行って、トーンが正しいことを確認します。
a. 使用可能な電話から、存在しない内線番号にダイヤルします。
b. 呼び出し音が聞こえていることを確認します。
c. 電話を切ります。
ステップ 66 [Call Progress Tone - Learn] の [Dial String] フィールドに、ステップ 65a. でダイアルした内線番号を入力します。
ステップ 67 [Learn] をクリックします。
ステップ 68 [Submit] をクリックします。
ステップ 69 ステップ 59 で使用した電話を切ります。
ステップ 70 [Configuration] メニューで [Import/Export] をクリックします。
ステップ 71 [Import/Export] ページの [Export Files] で、[Export All Settings] をクリックします。
ステップ 72 [File Download] ダイアログボックスで、[Save] をクリックします。
ステップ 73 [Save As] ダイアログボックスで、TIMG ユニットにアクセスする Windows ワークステーションを参照して、さらにファイルを保存するディレクトリを参照し、[Save] をクリックします。
ステップ 74 [Download Complete] ダイアログボックスで、[Open] をクリックします。ノートパッドで、保存したファイル Config.ini が開きます。
ステップ 75 次のパラメータの行を探します。
ステップ 76 行が次のようになっていて、パラメータの値が no であることを確認します。
ステップ 77 次のパラメータの行を探します。
ステップ 78 行が次のようになっていて、パラメータの値が !! であることを確認します。
注意 telFacCDropProc パラメータは !! に設定する必要があります。telFacCDropProc パラメータが 1 に設定されている場合、監視転送に失敗し、発信者は着信側標準グリーティングを 2 回聞くことになります。
ステップ 79 ファイルを保存して、ノートパッドを終了します。
ステップ 80 TIMG ユニットの [Configuration] メニューで、[Import/Export] をクリックします。
ステップ 81 [Import/Export] ページの [Browse for Import File] で [Browse] をクリックします。
ステップ 82 [Choose File] ダイアログボックスで、保存したファイル Config.ini を参照します。
ステップ 83 Config.ini をクリックして、[Open] をクリックします。
ステップ 84 [Import/Export] ページで [Import File] をクリックします。
ステップ 85 TIMG ユニットの再起動を要求された場合、OK をクリックします。
ステップ 86 残りのすべての TIMG ユニットでステップ 2~ステップ 85を繰り返します。
電話システムとの連動の作成
電話システム、TIMG ユニット、および Cisco Unity Connection サーバが連動可能な状態になったことを確認した後で、次の手順を実行して連動を設定し、ポート設定を入力します。
連動を作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理にログインします。
ステップ 2 Cisco Unity Connection の管理で、[テレフォニー統合] を展開し、[電話システム] をクリックします。
ステップ 3 [電話システムの検索] ページの [表示名] で、デフォルトの電話システム名をクリックします。
ステップ 4 [電話システムの基本設定] ページの [電話システムの名前] フィールドに、電話システムの任意の説明的な名前を入力します。
ステップ 5 (Cisco Unity Connection の Web アプリケーションで電話から録音または再生するときに) TRaP 接続にこの電話システムを使用する場合、[デフォルト TRAP スイッチ] チェックボックスをオンにします。TRaP 接続に別の電話システムを使用する場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 6 [メッセージ受信インジケータの設定] で、[MWI の有効化と無効化に同じポートを使用する] をクリックします。
ステップ 7 [保存] をクリックします。
ステップ 8 [電話システムの基本設定] ページの [関連リンク] ドロップダウンボックスで、[ポート グループの追加] をクリックして、[移動] をクリックします。
ステップ 9 [ポート グループの新規作成] ページで、適切な設定を入力して、[保存] をクリックします。
表 3-16 [ポート グループの新規作成] ページ
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電話システム |
ステップ 4 で入力した電話システム名をクリックします。 |
作成元 |
[ポート グループ テンプレート] をクリックして、ドロップダウンボックスで [SIP to DMG/PIMG/TIMG] をクリックします。 |
表示名 |
ポート グループの説明的な名前を入力します。デフォルト名をそのまま使用することも、任意の名前を入力することもできます。
注意 この名前は、TIMG ユニットの [設定(Configuration)] > [VoIP] > [一般(General)] ページの [ホスト名およびドメイン名(Host and Domain Name)] フィールドの設定と一致している必要があります。この条件が満たされない場合、連動は正常に機能しません。
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IP セキュリティ プロファイル |
[5060] をクリックします。 |
SIP 転送プロトコル |
Cisco Unity Connection が使用する SIP 転送プロトコルをクリックします。 |
IP アドレスまたはホスト名 |
Cisco Unity Connection と連動させる TIMG ユニットの IP アドレスを入力します。 |
ポート |
Cisco Unity Connection が接続する TIMG ユニットの SIP ポートを入力します。デフォルト設定を使用することをお勧めします。
注意 この名前は、TIMG ユニットの [設定(Configuration)] > [VoIP] > [一般(General)] ページの [TCP/UDP サーバ ポート(TCP/UDP Server Port)] フィールドの設定と一致している必要があります。この条件が満たされない場合、連動は正常に機能しません。
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ステップ 10 [ポート グループの基本設定] ページの [関連リンク] ドロップダウンボックスで、[ポートの追加] をクリックし、[移動] をクリックします。
ステップ 11 [ポートの新規作成] ページで、次の設定を入力して、[保存] をクリックします。
表 3-17 [ポートの新規作成] ページの設定
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有効にする |
このチェックボックスをオンにします。 |
ポート数 |
このポート グループ内に作成するボイス メッセージ ポートの数を入力します。 (注) Cisco Unity Connection クラスタでは、サーバの 1 つが停止した場合に、この Cisco Unity Connection サーバが Cisco Unity Connection クラスタのすべてのボイス メッセージ トラフィックを処理できるように、TIMG 連動のために電話システムに設定されたボイス メッセージ ポート数と同数のボイス メッセージ ポートを、Cisco Unity Connection サーバが備えている必要があります。たとえば、電話システムに 16 個のボイス メッセージ ポートを設定している場合、この Cisco Unity Connection サーバには 16 個のボイス メッセージ ポートが必要です。 |
電話システム |
ステップ 4 で入力した電話システム名をクリックします。 |
ポート グループ |
ステップ 9 で追加したポート グループ名をクリックします。 |
ステップ 12 [ポートの検索] ページで、この電話システム連動について作成した最初のボイス メッセージ ポートの表示名をクリックします。
(注) デフォルトでは、ボイス メッセージ ポートの表示名は、ポート グループの表示名の後に増分番号が付加されたものになります。
ステップ 13 [ポートの基本設定] ページで、必要に応じて、ボイス メッセージ ポートの設定を入力します。次の表のフィールドは、変更可能なものを示しています。
表 3-18 ボイス メッセージ ポートの設定
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有効にする |
このチェックボックスをオンにすると、ポートが有効になります。ポートは通常の動作中に有効になります。 このチェックボックスをオフにすると、ポートが無効になります。ポートが無効になっている場合にポートを呼び出すと、呼び出し音は鳴りますが、応答はありません。通常、ポートは、テスト中インストーラによってだけ無効になります。 |
内線番号 |
電話システムに割り当てられたポートの内線番号を入力します。 |
コールに応答する |
ポートを通話の応答用に指定するには、このチェックボックスをオンにします。これらの通話は、身元不明発信者またはユーザからの着信である可能性があります。 |
メッセージ通知を実行する |
ポートをユーザに対するメッセージ通知用に指定するには、このチェックボックスをオンにします。稼動率が最も低いポートに [メッセージ通知を実行する] を割り当てます。 |
MWI 要求を送信 |
ポートを MWI のオン/オフ用に指定するには、このチェックボックスをオンにします。稼動率が最も低いポートに [MWI 要求を送信] を割り当てます。 |
TRAP 接続を許可する |
このチェックボックスをオンにすると、ユーザは Cisco Unity Connection の Web アプリケーションで電話から録音または再生用のポートを使用することができます。稼動率が最も低いポートに [TRAP 接続を許可する] を割り当てます。 |
発信ハント順 |
発信時に(たとえば [メッセージ通知を実行する]、[MWI 要求を送信]、または [TRAP 接続を許可する] チェックボックスがオンの場合)Cisco Unity Connection が使用するポートの優先順位を入力します。最小の番号が最初に使用されます。ただし、複数のポートに同じ [発信ハント順] 番号がある場合、Cisco Unity Connection は最もアイドル状態の長いポートを使用します。 |
ステップ 14 [保存] をクリックします。
ステップ 15 [次へ] をクリックします。
ステップ 16 電話システムの残りすべてのボイス メッセージ ポートについて、ステップ 13~ステップ 15を繰り返します。
ステップ 17 Cisco Unity Connection の管理で、[テレフォニー統合] を展開し、[電話システム] をクリックします。
ステップ 18 [電話システムの検索] ページの [表示名] で、ステップ 4 で入力した電話システム名をクリックします。
ステップ 19 Cisco Unity Connectionと連動する残りの各 TIMG ユニットについてステップ 8~ステップ 18を繰り返します。
(注) 各 TIMG ユニットは、適切なボイス メッセージ ポートのある 1 ポート グループに接続されます。たとえば、2 つの TIMG ユニットを使用するシステムには、各 TIMG ユニットに 1 つずつ、2 つのポート グループが必要です。
ステップ 20 別の電話システム連動が存在する場合は、Cisco Unity Connection の管理で、[テレフォニー統合] を展開し、[トランク] をクリックします。これに該当しない場合は、ステップ 24 に進みます。
ステップ 21 [電話システムのトランクの検索] ページで、[電話システムのトランク] メニューの [電話システム トランクの新規作成] をクリックします。
ステップ 22 [電話システム トランクの新規作成] ページで、次に示す電話システム トランクの設定を入力して [保存] をクリックします。
表 3-19 電話システム トランクの設定
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発信側電話システム |
トランクの作成対象となる電話システムの表示名を入力します。 |
受信側電話システム |
トランクの接続先となる既存の電話システムの表示名をクリックします。 |
トランク アクセス コード |
Cisco Unity Connection が既存の電話システムの内線番号にゲートウェイ経由で通話を転送するときにダイヤルする追加ダイヤル番号を入力します。 |
ステップ 23 作成する残りすべての電話システム トランクについて、ステップ 21 とステップ 22 を繰り返します。
ステップ 24 Cisco Unity Connection の管理で、[テレフォニー統合] を展開し、[ポート グループ] をクリックします。
ステップ 25 [ポート グループの検索] ページで、ステップ 9 で追加したポート グループの表示名をクリックします。
ステップ 26 [ポート グループの基本設定] ページで、[リセット] をクリックします。
ステップ 27 リセットによってすべてのコール トラフィックが停止されることを示すメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします
ステップ 28 [関連リンク] ドロップダウンリストで、[テレフォニーの設定の確認] をクリックし、[移動] をクリックして、電話システム連動設定を確認します。
テストが正常に終了しなかった場合は、トラブルシューティングの手順を示したメッセージが [タスクの実行結果] に 1 つ以上表示されます。問題を解決した後に、もう一度接続をテストしてください。
ステップ 29 [タスクの実行結果] ウィンドウで、[閉じる] をクリックします。