TIMG 連動のための Nortel SL-100 電話システムのプログラミング
次のプログラム手順は、例として挙げたものです。使用する電話システム固有のプログラミングは、その設定によって変化します。
注意 電話システムをプログラムするときは、通話に応答できない Cisco Unity Connection のボイス メッセージ ポート([コールに応答する] に設定されていないボイス メッセージ ポート)には、通話を送信しないようにしてください。たとえば、ボイス メッセージ ポートが [メッセージ通知を実行する] だけに設定されている場合は、このポートに通話を送信しないでください。
TIMG 統合での Nortel SL-100 電話システムのプログラム例
1. MAP 端末で、 table mpc を入力して Enter キーを押します。
2. add と入力して、Enter キーを押します。
3. テーブル MPC で、次の設定を入力します。
表 C-1 テーブル MPC の設定
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MPCNO |
SMDI に使用される MPC 番号を入力します。 |
MPCIOC |
MPC(SMDI)カードに関連する番号を入力します。 |
IOCCCT |
IOC シェルフのスロット位置に 4 を乗算した値(0 ~ 32)を入力します。 |
EQ |
形式 1X89zz または FX30zz で MPC カードの NT 製品エンジニアリング コードを入力します。ここで zz は製品コードの最後の 2 文字です。 |
DLDFILE |
MPCAxxyy の形式で、SMDI および MPCA の8 文字のダウンロード ファイル名を入力します。 |
4. table mpclink を入力して、Enter キーを押します。
5. add と入力して、Enter キーを押します。
6. テーブル MPCLINK で、次の設定を入力します。
表 C-2 テーブル MPCLINK の設定
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LINKKEY |
MPCNO |
SMDI に使用される MPC 番号(テーブル MPC で入力されたものと同じ番号)を入力します。 |
LINKNO |
SMDI アプリケーションの MPC リンク番号と ASYNC プロトコルを入力します。 |
LINKALM |
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Y を入力して、システム ビジー(SYSB)MPC リンクの MPCLINK アラームをアクティブにします。システム ビジー(SYSB)MPC リンクの MPCLINK アラームをアクティブにしない場合、 N と入力します。 (注) N を入力した場合、システムは MPC908(MPC リンク状態遷移)ログを生成しません。 |
PROTOCOL |
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ASYNC と入力します。 |
LINKNABL |
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765 と入力します。 |
PARM |
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APLDEFN と入力します。 |
ADEFN |
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SMDI と入力します。 |
PARM |
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BAUDRATE と入力します。 |
RATE |
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B9600 と入力します。 |
PARM |
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PARITY と入力します。 |
PRTY |
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EVEN と入力します。 |
PARM |
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オプション パラメータは、L1IDLY、L2IDLY、LNKDOWN です。パラメータを入力した場合、その値を入力するように求められます。 L1IDLY および L2IDLY タイマーは、SMDI/VMS トラフィックが多いオフィスで使用可能で、MPC が MWI をスイッチに送信する際に発生する可能性のある遅延時間を短くすることができます(デフォルトは 3 秒です)。 LNKDOWN タイマーは、スイッチが LINK 障害を検知して LINK を SYSB に設定するためにスイッチでかかる時間を調整します(デフォルトは 2 秒です)。 |
CHARBITS |
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BIT7 と入力します。 |
7. table sllnkdev と入力して、Enter キーを押します。
8. add と入力して、Enter キーを押します。
9. テーブル SLLNKDEV で、次の設定を入力します。
表 C-3 テーブル SLLNKDEV の設定
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DEVNAME |
固有のデバイス名を入力します。 |
DEVICE |
1X89 と入力します。 |
MPCNO |
テーブル MPC で指定した値である MPC 番号を入力します。 |
LINKNO |
テーブル MPCLINK で指定された MPC 番号の値を入力します。 |
XLATION |
NONE と入力します。 |
PROTOCOL |
NONE と入力します。 |
DIRECTION |
INOUTLK と入力します。 |
XFER |
SMDIDATA と入力します。 |
OPTION |
NUMOFDIGS と入力します。 |
NUMDIGS |
電話システムによって、SMDI リンクを通じてボイス メッセージ システムへ送信される桁数。 (注) 入力された値は、電話システムで設定されたダイヤル プランと一致するようにします。 |
OPTION |
CGNADDRDN と入力します。 |
OPTION |
$ と入力します。 |
10. table ofrt と入力して、Enter キーを押します。
テーブル OFRT を使用して、応答されなかった通話の処理を設定します。次の例は、応答されなかった通話をボイス メッセージ システムにルーティングし戻す設定を示したものです。
11. add と入力して、Enter キーを押します。
12. テーブル OFRT で、次の設定を入力します。
表 C-4 テーブル OFRT の設定
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RTE |
レコードが最初にルート リストにある場合、ルート リストに割り当てられたルート参照番号を入力します。これ以外の場合は、このフィールドは空白のままにしておきます。 |
RTESEL |
ルート セレクタを入力します。 |
SNPA |
DN の提供 NPA(地域コード)を入力します。 |
TYPCALL |
通話種別を入力します。 • DD • NP • OA |
ORIGSCRE |
LCL (ローカル)または NLCL (非ローカル)と入力します。 |
REPLDIGS |
最大で 11 の置換桁を入力します。 |
CANCNORC |
通常の変更を取り消すかどうかを表すために、 Y または N と入力します。 |
BILLCODE |
請求コードを入力します。請求番号がない場合、 N と入力します。 |
13. table digcol と入力して、Enter キーを押します。
テーブル DIGCOL を使用して、ダイヤルする最初の桁で回線モジュールが実行すべき動作を設定します。
14. add と入力して、Enter キーを押します。
15. テーブル DIGCOL で、次の設定を入力します。
表 C-5 テーブル DIGCOL の設定
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DGKEY |
DATNAME |
テーブル DIGCOL 内のデータ ブロックに割り当てられた文字を入力します。 |
DIGIT |
0 ~ 9 の数字、STAR(*)、または OCT(#)を入力して、レコードに適切な桁を指定します。 |
DGDATA |
DGCOLSEL |
より多くの桁を収集するために COL と入力します。 |
COLDATA |
TMODE |
ショート タイミング モードの場合 S と入力します。 |
NUMDIGS |
桁数。TMODE 値が S の場合、各桁の受信後にショート タイミングが必要な桁数を指定します。ショートタイミングの場合、指定桁数は最初の桁を除いて 3 以下でなければいけません。 |
16. table ucdgroup と入力して Enter キーを押します。
テーブル UCDGRP を使用して UCD グループを設定します。
(注) UCD グループには、一意のプライマリ DN が必要です。
17. add と入力して、Enter キーを押します。
18. テーブル UCDGRP で、次の設定を入力します。
表 C-6 テーブル UCDGRP の設定
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UCDNAME |
UCD グループ名です。長さは 16 文字までです。最初の 8 文字は一意でなければいけません。 |
ACD |
N と入力します。 |
CUSTGR |
UCD グループが属するカスタマー グループ名。 |
UCDRNGTH |
UDC エージェントへの応答しない通話が THROUT フィールドで指定されたルートに転送された後の、呼び出し回数(1 秒間隔)のしきい値。範囲は 0 ~ 63 です。 |
TABNAME |
OFRT と入力します。 |
INDEX |
テーブル OFRT 内のルート リストに割り当てられた番号(1 ~ 1023)を入力します。 |
TABNAME |
変換がルーティングされるテーブルに対して OFRT と入力します。 |
INDEX |
テーブル OFRT 内のルート リストに割り当てられた番号(1 ~ 1023)を入力します。 |
PRIOPRO |
通話が UCD グループで待機できる最大秒数(0 ~ 255)を入力します。 |
MAXPOS |
一度にアクティブにできる UCD エージェント位置の最大数を入力します。この数は、電話システムに接続されるすべての TIMG ユニットのポート数です。 |
DBG |
遅延課金。通話が UCD エージェントで応答される際に課金が開始される場合 Y と入力します。発信者が記録されたアナウンスメントを受信する際に課金が開始される場合 N と入力します。 |
DEFPRIO |
0 と入力します。 |
RLSCNT |
0 と入力します。 |
MAXWAIT |
応答される前に着信コール キューで通話が待機する最大秒数を入力します(0 ~ 1800)。 |
MAXCQSIZ |
アイドル チャネルを待機する着信キューに入れることのできる最大通話数を入力します(0 ~ 511)。 |
OPTION |
UCD_SMDI と入力します。 |
SMDI_LINK |
テーブル SLLNKDEV で定義された端末宛先を入力します。 |
SMDI_ DESK_NO |
メッセージ デスク番号を入力します(1 ~ 63)。複数の UCD グループがある場合、そのうちの 1 つを 63 に設定する必要があります。データ リンクの最初の UCD グループを 63 に設定することをお勧めします。2 番目のグループは 62 に設定し、以下同様に設定します。 (注) Call Request Retrieval(CRR)が使用されている場合、すべての要求が SMDI_DSK_NO = 63 の UCD グループで行われます。 |
19. table dnroute と入力して、Enter キーを押します。
テーブル DNROUTE を使用して UCD グループを設定します。
(注) UCD グループには、一意のプライマリ DN が必要です。
20. add と入力して、Enter キーを押します。
21. テーブル DNROUTE で、次の設定を入力します。
表 C-7 テーブル DNROUTE の設定
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DNNM |
AREACODE |
UCDGRP として指定された UCD グループの DN を入力します。 (注) UCD DN は、ダイヤル プランと変換テーブルが衝突しないように電話システムのエージェントからダイヤル可能な番号でなければいけません。 |
OFCCODE |
STNCODE |
DN_SEL |
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FEAT と入力します。 |
FEATURE |
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UCD と入力します。 |
UCDGRP |
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テーブル UCDGROUP に定義された UCDNAME フィールドの値を入力します。 |
DNTYPE |
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PRIM と入力します。 |
TOLLPRIO |
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0 と入力します。 |
22. table lninv と入力して、Enter キーを押します。
テーブル LNINV を使用して、回線またはリモート回線のカード スロットを割り当てます。
23. add と入力して、Enter キーを押します。
24. テーブル LNINV で、次の設定を入力します。
表 C-8 テーブル LNINV の設定
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LEN |
カード スロットの回線装置番号を入力します。 |
CARDCODE |
5d11ae を入力します。 |
PADGRP |
PADDATA テーブルに表示される適切なパッド グループ名を入力します。 |
STATUS |
WORKING と入力します。 |
GND |
Y と入力します。 |
BNV |
NL と入力します。 |
MNO |
Y と入力します。 |
CARDTYPE |
NIL と入力します。 |
25. servord と入力して、Enter キーを押します。
プロンプトで次の入力を入力することで、UCD グループのエージェントにエージェントを追加します。
表 C-9 UCD グループへエージェントを追加する入力
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SO: |
NEW |
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SONUMBER: |
Enter キーを押します。 |
このサービスの呼び出し時。Enter キーを押すと、現在の日付と時間にサービスが開始されます。 |
DN: |
|
回線のディレクトリ番号。10 桁の DN を使用します。 |
LCC_ACC: |
IBN |
サービスの回線クラス コード。 |
GROUP: |
|
回線が属する IBN カスタマー グループ名。たとえば、covm です。 |
SUBGRP: |
|
サブグループ番号。たとえば、0 です。 |
NCOS: |
|
サービスのネットワーク クラス。たとえば、1 です。 |
SNPA: |
|
DN の提供 NPA(地域コード)。 |
LEN_OR_LT D: |
|
回線の回線装置番号。たとえば、4 0 1 0 です(スペースで区切ります)。 |
OPTION: |
COD |
接続解除のカットオフ。 |
OPTION: |
UCD |
統一呼配送。 |
OPTION: |
DGT |
デジトーン。 |
OPTION: |
3WC |
3 者間コール。 |
OPTION: |
CXR |
コール転送。 |
CXFERTYP: |
CTALL |
コール転送タイプ。CTALL = 全通話を転送。 |
CXRRCL: |
N |
コール転送取消。 |
METHOD: |
STD |
コール転送方式: Std = 標準コール転送方式。 |
OPTION: |
SMDI |
Simplified Message Desk Interface。 |
LINENO: |
|
UCD 端末番号。これは、SMDI チャネルに関連付けられた回線番号です。このパラメータは、関連 UCDGRP 内の各エージェントに対して一意でなければいけません。 |
UCDGRP: |
|
UCDGRP テーブルからの UCDNAME。これは、エージェントを追加する UCD グループです。 |
AUTO_LOG: |
Y |
必要なオートログイン機能。 |
OPTION: |
$ |
入力したデータが表示されます。 |
|
Y |
Y と入力します。 |
26. servord と入力して、Enter キーを押します。
プロンプトで次の入力を入力して、TIMG ユニットのポートの(UCD グループ DN)のパイロット番号を追加します。
表 C-10 UCD グループへエージェントを追加する入力
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|
|
SO: |
NEW |
|
SONUMBER: |
Enter キーを押します。 |
このサービスの呼び出し時。Enter キーを押すと、現在の日付と時間にサービスが開始されます。 |
DN: |
|
回線のディレクトリ番号。これは、SDN テーブルに入力された DN です。 |
LCC: |
IBN |
サービスの回線クラス コード。 |
GROUP: |
|
回線が属する IBN カスタマー グループ名。 |
SUBGRP: |
|
サブグループ番号。 |
NCOS: |
|
サービスのネットワーク クラス。 |
SNPA: |
|
DN の提供 NPA(地域コード)。 |
LEN: |
|
回線の回線装置番号。たとえば、4 0 1 0 です。 |
OPTION: |
cfb |
自動転送ビジー。 (注) この入力はオプションです。 |
CFBCNTL: |
N |
CFB の通常割り当て。 (注) この入力はオプションです。 |
CFBDN: |
|
プライマリ UCD DN。 (注) この入力はオプションです。 |
OPTION: |
CFF |
自動転送固定。 |
CFFDN: |
|
プライマリ UCD DN。 |
OPTION: |
CFU |
共通自動転送。 |
OVRDACR: |
N |
自動コールバック無効。 |
OPTION: |
$ |
入力したデータが表示されます。 |
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Y |
データを確認するには Y と入力します。 |
27. 電話を回線に接続します。
28. 受話器を取り上げます。
29. 自動転送アクティベーション コードの後にパイロット番号を付加したもの(UCD DN)をダイヤルします。たとえば、*80 5551234 とダイヤルします。
(注) このコードがわからない場合、テーブル IBNXLA で確認します。コードは CFWP フィールドにあります。
30. 確認トーンが鳴るのを確認します。これは、回線が転送されたことを示します。
(注) 電話システムが再起動した場合、UCD グループに CFU を実行する各回線 DN について、手順 27. ~手順 30. を繰り返します。
31. table ibnxla と入力して、Enter キーを押します。
テーブル IBNXLA を使用して、メッセージ受信インジケータ(MWI)を設定します。
32. add と入力して、Enter キーを押します。
33. テーブル IBNXLA で、次の設定を入力します。
表 C-11 テーブル IBNXLA の設定
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KEY |
XLANAME |
トランスレータ名を入力します。MWI 機能については 1 ~ 8 文字です。 |
DGLIDX |
MWI 機能のアクセス コードを入力します。 |
RESULT |
TRSEL |
FEAT と入力します。 |
ACR |
N と入力します。 |
SMDR |
N と入力します。 |
FEATURE |
次の機能を入力します。 CRA CRR CRDS CRDA UCDD UCDA CFWP CFWC |