着信転送ルールについて
着信転送ルールは、間接的な着信コールを Cisco Unity Connection でどのように処理するかを制御します。間接的なコールとは、直接ダイヤルしていない発信者からのコールを指します(たとえば、ディレクトリを使用して発信されたコールなど)。 直接的なコール(外部の発信者または他のユーザが個人の電話番号を直接ダイヤルして発信したコール)に対しては、Connection の転送ルールの設定は適用されません。
間接的なコールに応答するか、ボイスメールへ即時に転送するかは選択できます。
ヒント 自分の内線番号への直接的なコールに対する着信転送を設定するには、Connection の管理者に問い合せてください。自席の電話だけでなく、社内で使用する電話システムでも、直接コールの管理に使用できる転送機能を使用できる場合があります。
この項では、使用可能な転送ルールとその動作について説明します。 Connection では、有効にした転送ルールが適切な状況で適用されます。ただし、一部の転送ルールは他の転送ルールより優先されます。
標準転送ルール
この転送ルールは、Connection 管理者が指定した会社の営業時間内に有効になります。 有効になっている転送ルールが他にない場合は、営業時間外もこの標準転送ルールが有効になります。
設計上、標準転送ルールは無効にすることができません。
オプション転送ルール
他の転送ルールを特定の期間内だけ優先させる場合は、この転送ルールを有効にします。 たとえば、休暇中にかかってきたすべての電話をボイスメールに即時転送したり、一時的に別の場所で作業しているときにかかってきた電話を他の内線番号に転送したりすることができます。
オプション転送ルールを有効にすると、そのルールが常に適用されます。 オプション転送ルールは他のどの転送ルールよりも優先されます。
時間外転送ルール
Connection 管理者が指定した会社の営業時間外に、異なる転送処理が実行されるようにする場合は、この転送ルールを有効にします (たとえば、営業時間外にかかってきたすべての電話をボイスメールに即時転送することができます)。
有効になっている場合、時間外転送ルールは営業時間外に適用されます。
着信転送ルールの設定の変更
間接的なコールを自分の内線に転送するか、指定した別の内線または電話番号に転送するか、あるいはボイスメールに即時転送するかを選択できます。ボイスメールに転送すると、電話の呼び出し音は鳴りません。 ボイスメールに転送するように設定しておくと、発信者は電話の応答を待つ必要がなくなり、グリーティングがすぐに再生されます。
この項では、2 つの手順を示しています。 電話のキーパッドとボイス コマンドのどちらを使用しているかに応じて、適切な手順を実行してください。
電話のキーパッドを使用して着信転送ルールの設定を変更するには
ステップ 1 Connection を呼び出してログオンします。
ステップ 2 メイン メニューで、[設定オプション]>[転送設定]を選択します。
ステップ 3 設定を変更する転送ルールを選択します。
ステップ 4 現在の転送設定がアナウンスされた後、指示に従ってルールの有効と無効の切り替え、転送先の変更(電話またはボイスメール)、または転送先電話番号の変更を行います。
外線に転送する場合は、Connection 管理者に問い合せてください。
(注) 転送先の番号を変更しても、転送先を電話にするか、ボイスメールにするかの設定は変更されません。転送先を電話にするように指定した場合だけ、Connection は転送先の番号にコールを転送します。
ボイス コマンドを使用して着信転送ルールの設定を変更するには
ステップ 1 Connection を呼び出してログオンします。
ステップ 2 Connection から「What do you want to do」と尋ねられたら、次のように発音します。
「Setup」 (インプット スタイルが一時的に電話のキーパッドに切り替わります)。
ステップ 3 電話のキーパッドで、[転送設定]オプションを選択します。
ステップ 4 設定を変更する転送ルールを選択します。
ステップ 5 現在の転送設定がアナウンスされた後、指示に従ってルールの有効と無効の切り替え、転送先の変更(電話またはボイスメール)、または転送先電話番号の変更を行います。
外線に転送する場合は、Connection 管理者に問い合せてください。
(注) 転送先の番号を変更しても、転送先を電話にするか、ボイスメールにするかの設定は変更されません。転送先を電話にするように指定した場合だけ、Connection は転送先の番号にコールを転送します。
ヒント インプット スタイルをボイス コマンドに戻すには、「Voice Command Conversation」というプロンプトが聞こえるまで * を押し続けます。