Connection 8.x をサポートするためのメモリ アップグレードまたはハードディスク交換(特定のサーバのみ)
(注) アップグレードするサーバでメモリのアップグレードもハードディスクの交換も必要ない場合は、この項を省略してください。
Cisco Unity Connection の使用に適したサーバの一部では、次が必要になります。
• あらゆる構成で Connection 8.x を実行するためのメモリ アップグレード。
• 音声認識およびサイト内またはサイト間ネットワーキングの両方が設定された場合に、指定された数の Connection ユーザをサポートするためのメモリ アップグレード。
• Connection クラスタをサポートするためのハードディスク交換。
『 Cisco Unity Connection 8.<x> Supported Platforms List 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html )で該当するサーバに適用される表を参照してください。
警告 オン/オフ スイッチのあるシステムで作業を始める場合は、はじめに電源スイッチをオフにし、電源コードのプラグを抜いてください。ステートメント 1
警告 シャーシを開ける前に、電話網電圧に接触しないように電話網ケーブルの接続を切断します。ステートメント 2
警告 この装置の設置および保守作業は、AS/NZS 3260 Clause 1.2.14.3 Service Personnel に定められている保守担当者が行う必要があります。ステートメント 88
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
警告 この製品には安全カバーが不可欠です。安全カバーを設置していない状態で装置を操作しないでください。安全カバーが正しく設置されていない装置を扱うと、安全認可が無効になり、火災や電気による事故を引き起こすおそれがあります。ステートメント 117
警告 雷が発生しているときは、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001
警告 必ず設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置の保守作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。
• ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
• ラックに他の装置も設置する場合は、最も重量のあるコンポーネントをラックの最下部に設置し、軽いものをラック上部に設置してください。
• ラックに安定器具が付属している場合は、その安定器具を取り付けてから、装置をラックに設置したり、ラック内の装置の保守作業を行ってください。ステートメント 1006
警告 バッテリが適正に交換されなかった場合、爆発の危険があります。製造元が推奨するものと同じまたは同等のバッテリだけを使用してください。使用済みのバッテリは、製造元の指示に従って廃棄してください。ステートメント 1015
警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 感電事故を防ぐため、Safety Extra-low Voltage(SELV; 安全超低電圧)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路、WAN ポートには TNV 回路が使用されています。LAN ポートおよび WAN ポートによっては、どちらも RJ-45 コネクタが使用されている場合があります。ケーブルを接続するときは注意してください。ステートメント 1021
警告 火災の危険性を抑えるため、No.26 AWG 以上の通信回線コードだけを使用してください。ステートメント 1023
警告 この装置はアース接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。ステートメント 1029
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律および規制に従って取り扱ってください。ステートメント 1040
上記の安全上の警告の翻訳については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco Unity Connection 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/regulatory/compliance/ucwarns.html )を参照してください。
Connection 8.x をサポートするためにメモリをアップグレードする、またはハードディスクを交換するには(特定のサーバのみ)
ステップ 1 カバーを取り外します。
ステップ 2 メモリを増設しない場合は、ステップ 3 に進みます。
サーバ モデルに応じて、メモリ モジュールを適切なスロットまたは場所に取り付けます。詳細については、『 Cisco Unity Connection 8.<x> Supported Platforms List 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html )を参照してください。
注意 新しいメモリ モジュールを誤ったスロットに取り付けると、サーバとオペレーティング システムがそのモジュールを認識しない場合や、Cisco Unity Connection のパフォーマンスが低下する場合があります。
ステップ 3 ハードディスクを交換しない場合は、ステップ 4 に進みます。
注意 既存のハードディスクを取り外し、それと同じ台数のハードディスクを取り付ける必要があります。台数が異なると、Cisco Unity Connection のインストールが失敗します。
ハードディスクを交換します。
a. サーバに設置されているハードディスクの現在の場所(ハードディスクとハードディスク スロットの対応関係を含む)を書き留めます。交換に失敗し、現在の構成に戻す必要が生じた場合に、既存のハードディスクを現在の場所に戻す必要があるためです。
b. サーバからドライブ トレイを取り外します。
c. ドライブ トレイから古いハードディスクを取り外します。
d. 新しいハードディスクをドライブ トレイに装着します。
e. ステップ a. で書き留めた場所にドライブ トレイを再度取り付けます。
ステップ 4 カバーを再度取り付けます。
複数の Connection 8.x テンプレートを使用したユーザ アカウントの作成の準備
Connection 1.x からユーザ データをエクスポートするユーティリティでは、すべてのユーザのデータを含む 1 つの CSV ファイルが作成され、このデータを Connection 8.x にインポートするユーティリティでは、同じテンプレートを使用してすべての新しいユーザ アカウントが作成されます。2 つ以上のテンプレートを使用してユーザ アカウントを作成したい場合は、1 つのテンプレートにつき 1 つのファイルになるよう、CSV ファイルを分割できます(ユーザをテンプレート間で分割する方法によっては、すべてのユーザ アカウントを同じテンプレートで作成してから、個別にユーザ設定を更新したほうが時間を短縮できる場合もあります)。
複数の Connection 8.x テンプレートを使用してユーザ アカウントを作成するために複数の CSV ファイルを準備するには
ステップ 1 Connection 1.x のデータをエクスポートした場所に、使用するテンプレートごとにサブフォルダを作成します。各サブフォルダに対応するテンプレートと同じ名前を付けます。
ステップ 2 各サブフォルダに CSV ファイルをコピーします。元の CSV ファイルと同じファイル名を使用しなければ、インポートに失敗します。
ステップ 3 録音名 WAV ファイルを Connection 1.x のデータのエクスポート先から、ステップ 1 で作成した各サブフォルダにすべてコピーします。ファイル名の形式は、<user_alias>_VOICE_NAME.wav です。
CSV ファイルからユーザ データをインポートすると、対応する録音名 WAV ファイルも一緒にインポートされます。インポート ユーティリティは、これらのファイルをインポート元の CSV ファイルを含むフォルダのみから検索します。
ステップ 4 各サブフォルダの CSV ファイルを開き、対応するテンプレートを使用してインポートしないユーザの行を削除します。
たとえば、SalesStaffTemplate フォルダの CSV ファイルを編集している場合は、SalesStaffTemplate を使用して作成しないユーザの行をすべて削除します。