IVR HTTP トリガーの設定
Cisco Unity Express IVR HTTP トリガー パラメータを設定するには、IVR HTTP ベースのトリガー設定 CLI コマンドを使用します。
この章では、Cisco Unity Express IVR HTTP トリガー パラメータの設定方法について説明します。IVR HTTP ベースのトリガーは、URL サフィックス文字列とアプリケーション名で構成されます。これは後で、 application コマンドによって URL に追加されます。 urlname <suffix> 形式の HTTP 要求は、設定済みアプリケーションを開始し、その後 HTTP 情報をアプリケーションに受け渡す HTTP サブシステムとなります。HTTP 要求には、アプリケーションにも渡される追加パラメータを組み込むことができます。
アプリケーションを開始する前に、HTTP トリガー サブシステムでは、トリガーとアプリケーションの最大セッション制限数に達したり超えたりしていないことが確認されます。HTTP トリガーとアプリケーションの最大セッション数は、IVR セッションのライセンス数によって制限されます。サブシステムは、許容された数以上の要求を受信すると、制限を超えた要求を拒否して HTTP 503 応答を送信します。サブシステムは HTTP 要求を受信し、要求サフィックスのトリガーが設定されていない場合、HTTP 404 応答を送信します。
HTTP トリガー アプリケーションの設定
概略手順
1. config t
2. ccn trigger http urlname <suffix>
3. application application-name
4. idletimeout milliseconds
5. locale xx_YY
6. maxsessions maximum-sessions
7. enabled
8. default { application | enabled | idletimeout | locale | maxsessions }
9. end
10. exit
11. show ccn trigger htt p
12. copy running-config startup-config
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
config t
se-10-0-0-0# config t |
グローバル設定モードを開始します。 |
ステップ 2 |
ccn
trigger http urlname
<suffix>
新規 HTTP トリガーが追加されると、次のメッセージがコンソールに表示された後、HTTP トリガー設定モードになります。
HTTP トリガーがすでに存在している場合は、次のメッセージがコンソールに表示されます。
Modifying existing trigger
se-10-0-0-0(config)# ccn trigger http urlname http://localhost:8080 Adding new trigger se-10-0-0-0(config-trigger)# |
トリガー URL を設定して、HTTP トリガー設定モードを開始します。HTTP トリガー名は、スペースおよび特殊文字を使用しない、文字列変数にする必要があります。 • 設定済み HTTP トリガーを削除するには、このコマンドの no または default 形式を使用します。 |
ステップ 3 |
application application-name
se-10-0-0-0(config-trigger)# application myhttpapplication |
HTTP トリガーが入力されたときに開始するアプリケーション名を指定します。 • このコマンドの no および default 形式は無効です。 |
ステップ 4 |
idletimeout milliseconds
se-10-0-0-0(config-trigger)# idletimeout 15000 |
アイドル タイムアウトは、HTTP 要求を廃棄するまでにサブシステムが待機する時間を指定します。このコマンドの no 形式は無効です。アイドル タイムアウト値を 10000 に設定するには、このコマンドの default 形式を使用します。 |
ステップ 5 |
locale xx_YY
se-10-0-0-0(config-trigger)# locale en_US |
HTTP ベースのトリガー アプリケーションがアクティブになったときに、発信者が聞くプロンプトに使用する言語を指定します。ロケール値にシステム デフォルトを設定するには、このコマンドの no および default 形式を使用します。 |
ステップ 6 |
maxsessions maximum-sessions
se-10-0-0-0(config-trigger)# maxsessions 8 |
許容される着信 HTTP 要求の同時セッションの最大数を指定します。指定できる最大値は、IVR セッションのライセンス数によって制限されます。 • 同時 HTTP 要求数の最大値を 0 に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。 • 同時 HTTP 要求数の最大値を IVR セッションのライセンス数に設定するには、このコマンドの default 形式を使用します。 |
ステップ 7 |
enabled
se-10-0-0-0(config-trigger)# enabled |
着信 HTTP ベース トリガー要求の処理を有効にします。 |
ステップ 8 |
default { application | enabled | idletimeout | locale | maxsessions }
se-10-0-0-0# config t
se-10-0-0-0(config)# ccn trigger http
se-10-0-0-0(config-trigger)# default application
se-10-0-0-0(config-trigger)# default enabled
se-10-0-0-0(config-trigger)# default idletimeout
se-10-0-0-0(config-trigger)# default locale systemDefault
se-10-0-0-0(config-trigger)# default maxsessions
se-10-0-0-0(config-trigger)#end
se-10-0-0-0(config)# exit |
IVR HTTP トリガー値を、Cisco Unity Express IVR トリガー HTTP 設定モードのデフォルト値にリセットします。 • application :アプリケーションには影響しません。 • enabled :HTTP ベース トリガー要求を有効にします。HTTP トリガー要求を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。 • idletimeout :アイドル タイムアウトを 10,000 秒に設定します。 • locale :ロケールに systemDefault を設定します。 • maxsessions :セッションの最大数をポート ライセンス数に設定します。数を 0 に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 9 |
end
se-10-0-0-0(config-trigger)# end |
HTTP トリガー設定モードを保存して終了します。 |
ステップ 10 |
exit
se-10-0-0-0(config)# exit |
グローバル設定モードを終了します。 |
ステップ 11 |
show ccn trigger h ttp
se-10-0-0-0# show ccn trigger http |
指定された HTTP トリガー サブシステム設定の詳細を表示します。 |
ステップ 12 |
copy running-config startup-config
se-10-0-0-0# copy running-config startup-config |
現在実行中の設定を、スタートアップ コンフィギュレーションとしてコピーします。 |
例
show ccn trigger all コマンドは、さまざまなタイプのトリガー設定を表示します。
se-10-0-0-0# show ccn trigger ?
se-10-0-0-0# show ccn trigger {jtapi | sip | http | all}
HTTP トリガー タイプの場合は、次の出力結果が表示されます。
se-10-0-0-0# show ccn trigger http
Application: myhttpapplication
Maximum number of sessions: 8
トリガー タイプ(JTAPI、SIP、または HTTP)が指定されていないか、または all コマンド オプションが選択されている場合は、すべてのトリガーの詳細が表示されます。
se-10-0-0-0# show ccn trigger all
Maximum number of sessions: 8
Maximum number of sessions: 8
Application: myhttpapplication
Maximum number of sessions: 8