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この章では、ローカル Cisco Unity Express ボイスメール システムにネットワーキング機能を設定する手順について説明します。この章は、次の項で構成されています。
• 「Cisco Unity Express のネットワーキングの概要」
• 「ネットワーク ロケーション音声名のダウンロードとアップロード」
Cisco Unity Express では、同一のルータまたはサーバ上に配置されていない Cisco Unity Express と Cisco Unity のボイスメール システム間でボイスメール メッセージのネットワーキングを可能にする Voice Profile for Internet Mail(VPIM)バージョン 2 プロトコルがサポートされています。ボイスメール システムは、Cisco CallManager または Cisco CallManager Express のコール制御プラットフォーム上に常駐できます。サポート対象となるボイスメールのネットワーク構成には、次のものがあります。
• Cisco Unity Express から Cisco Unity Express へ
• Cisco Unity Express から Cisco Unity へ
• Cisco Unity から Cisco Unity Express へ
ボイスメール メッセージのネットワーキングでは、配信されないメッセージを処理するために Non-Delivery Record(NDR)が使用されます。現状、メッセージをローカル ユーザに配信できない場合、送信者は理由に関する通知をすぐに受信します。ただし、リモート ユーザに送信する場合は、リモート ロケーションへの連絡やメッセージの配信が繰り返し試行されるため、すぐにはフィードバックが行われない場合があります。
指定された期間が過ぎると、送信者は、配信不能の理由を示す新しいボイスメール メッセージを受信します。配信不能の理由が、受信者のメールボックスが一杯になっている、存在していない、または使用不可になっている、のいずれかである場合は、配信不能メッセージに送信者の元のメッセージが含まれます。送信者は NDR を再生したときに、宛先を再指定して元のメッセージを再送信するか、メッセージを削除することができます。
同じ(ローカルの)Cisco Unity Express ボイスメール システムでユーザが別のユーザにメッセージを送信する場合、送信者は、名前の入力機能(spell-by-name)または内線番号を使用して受信者の宛先を指定することができます。送信者には、受信者の音声名(録音されている場合)または受信者の内線番号の確認が再生されます。
ユーザがリモート ユーザにメッセージを送信する場合、送信者には、受信者の名前または内線番号の確認は再生されません。これはブラインド アドレスです。リモート受信者のアドレスは、リモート システムのロケーション ID と、リモート ロケーションでの受信者の内線番号を足したものとなります。
Release 2.1 より、管理者または他の特権ユーザは、Telephone User Interface(TUI; 電話ユーザ インターフェイス)の Administration via Telephone(AvT)機能を使用して、リモート ユーザをローカル ディレクトリに追加できるようになりました。管理者は、このリモート ユーザの音声名を録音できます。Cisco Unity Express の Network Module(NM; ネットワーク モジュール)は最大 50 のリモート ユーザをサポートし、Advanced Integration Module(AIM; 拡張統合モジュール)は最大 20 のリモート ユーザをサポートします。
このディレクトリを使用すると、ローカル ボイスメール送信者は、名前によるダイヤル機能(dial-by-name)を使用してメッセージの宛先にリモート ユーザを指定し、受信者の音声名の確認を受信することができます。受信者がディレクトリにない場合、送信者は受信者のロケーション ID と内線番号を受信します。
ローカル システムで vCard 情報が有効になっている場合、着信する vCard 情報によってリモート ユーザ ディレクトリが更新されます。また、vCard 情報によってリモート ユーザのダイナミック キャッシュも更新されます。このキャッシュは、リモート ユーザの名、姓、および音声名を含み、Least Recently Used(LRU; 最低使用頻度)を基準に更新されます。ローカル送信者によってボイス メッセージの宛先に指定されたリモート ユーザが、ローカル ディレクトリでなく LRU キャッシュにある場合、送信者にはリモート ユーザの音声名が再生されます。リモート ユーザがディレクトリにもキャッシュにもない場合、送信者は音声名の確認を受信しません。
• Cisco Unity Express:システム間のネットワーキングについて、各ロケーションの Cisco Unity Express システムを設定します。
• Cisco CallManager:Release 3.3(3)、3.3(4)、4.0(1)、4.0(2)、および 4.1(2) がサポートされています。
• Cisco Unity:Releases 4.03 および 4.04 がサポートされています。Cisco Unity に VPIM ネットワーキングを設定する必要があります。設定項目には、Cisco Unity のプライマリ ロケーションや、リモート Cisco Unity Express ロケーションの配信ロケーションなどがあります。詳細については、「その他のリファレンス」を参照してください。
• Cisco Unity Express が各リモート ロケーションにインストールされている必要があります。
• Cisco Unity Express サイトと Cisco コール制御システム サイト間がすべてネットワーク接続されている必要があります。
Cisco CallManager と Cisco Unity Express バージョンの互換性
Cisco Unity Express は、Cisco CallManager 3.3(3) 以降と相互運用できるように設定されて出荷されています。異なるバージョンの Cisco CallManager との組み合わせで Cisco Unity Express をインストールする場合、または Cisco CallManager のバージョンをアップグレードする場合に、次のシナリオが適用されます。
• Cisco CallManager 4.0 との組み合わせで Cisco Unity Express がインストールされる場合、初期化ウィザード手順の完了時にユーザが開始するリロードの後に、Cisco Unity Express がリロードします。
• Cisco CallManager 3.3 との組み合わせで Cisco Unity Express がインストールされている場合に、Cisco CallManager がバージョン 4.0 にアップグレードされると、Cisco Unity Express がリロードし、新規バージョンの Cisco CallManager と連携するためにシステム ファイルを更新します。さらにユーザが行うべき操作はありません。
• Cisco CallManager の構成により Cisco CallManager のバージョンが変更された場合、または異なるバージョンの Cisco CallManager が復元された場合は、手動のリロードを行う必要があります。ユーザが開始したリロードの後に、Cisco Unity Express がもう一度リロードを行います。
• VPIM バージョン 2 プロトコルは、Cisco Unity Express と Cisco Unity 4.0.3 間だけでサポートされています。VPIM バージョン 2 プロトコルを使用する他のボイスメール システムとのインターワーキングはサポートされていません。
• Cisco Unity Express Release 2.0 の場合、ネットワーク コンフィギュレーションは Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)からのみ使用できます。ネットワーク トレースは、CLI または Cisco Unity Express の Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)から使用できます。GUI では、Administration > Traces を選択します。トレース オプションの詳細については、「トラブルシューティング コマンド」を参照してください。
Cisco Unity Express にネットワーク ロケーションを設定するには、各ネットワーク ロケーションで次のタスクを実行します。
Cisco Unity Express にネットワーキングを設定するには、次の情報が必要です。
• ネットワーク ロケーション ID 番号:ボイスメールの送信者がリモート メッセージの送信に使用する、各ロケーションの一意の ID 番号。この番号の最大長は 7 桁の数字です。Release 2.0 は最大 500 のロケーションをサポートしています。
• (オプション)ロケーション名:ネットワーク ロケーションの説明的な名前。
• (オプション)短縮ロケーション名:ネットワーク ロケーションの短縮された説明。
• 電子メール ドメイン名:リモート ボイスメール システムの電子メール ドメイン名または IP アドレス。ドメイン名は、VPIM メッセージの送信時にローカル ボイスメール発信者の内線番号に追加されます。ローカル システムの電子メール ドメイン名は、リモート ボイスメール メッセージを受信するように設定する必要があります。
• ボイスメール システム電話番号プレフィックス:VPIM アドレスを作成するために、ローカル ボイスメール発信者の内線番号に追加される電話番号プレフィックス。プレフィックスは、電子メール ドメインが複数のロケーションをサポートし、ロケーション間の内線番号が一意でない場合にだけ必要です。プレフィックスの最大長は 15 桁の数字です。
• VPIM 符号化スキーム:ローカル Cisco Unity Express システムでボイスメール メッセージを変換するための符号化スキーム オプションは、ダイナミック、G.711 U-law、または G.726 です。
• (オプション)ボイスメール音声名機能:この機能を有効にすると、受信したボイスメール メッセージの冒頭に再生されるボイスメール発信者の音声名を受信できます。
6. voicemail phone-prefix digit string
7. voicemail extension-length number [min number | max number]
8. voicemail vpim-encoding {dynamic | G711ulaw | G726}
9. (オプション)voicemail spoken-name
11. network local location id number
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ロケーションを追加または変更するためのロケーション設定モードを開始します。 • number:ロケーションに割り当てる一意の ID 番号。この番号は、ロケーションを識別するために使用され、ユーザが電話ユーザ インターフェイスで宛先指定機能を実行するときに入力されます。この番号の最大長は 7 桁の数字です。Cisco Unity Express Release 2.0 は、システムあたり最大 500 のロケーションをサポートします。 |
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(オプション)ユーザが電話ユーザ インターフェイスで宛先指定機能を実行するときに再生されるロケーションの英数字の短縮形を作成します。6 文字以上入力することはできません。 |
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ロケーションの電子メール ドメイン名または IP アドレスを設定します。ドメイン名は、リモート ロケーションに VPIM メッセージを送信するときに追加されます(たとえば、「4843000@cisco.com」)。ドメイン名も IP アドレスも設定しない場合、このロケーションの Cisco Unity Express システムはネットワーク メッセージを受信できません。 |
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voicemail phone-prefix digit-string |
ロケーションのユーザの VPIM アドレスを作成するために内線番号に追加される電話番号プレフィックスを設定します。プレフィックスは、電子メール ドメインが複数のロケーションをサポートし、ロケーション間の内線番号が一意でない場合にだけ必要です。有効な値は 1 ~ 15 桁です。デフォルト値は空白です。 |
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voicemail extension-length {number | min number max number} se-10-0-0-0(config-location)# voicemail extension-length 8 se-10-0-0-0(config-location)# voicemail extension-length min 5 max 9 |
ロケーションに対するボイスメールの内線番号の桁数を設定します。 • number:ロケーションの内線番号の桁数を設定します。 • max number:内線番号の最小桁数を設定します。デフォルト値は 2 です。 |
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voicemail vpim-encoding {dynamic | G711ulaw | G726} se-10-0-0-0(config-location)# voicemail vpim-encoding G711ulaw |
このロケーションにボイスメール メッセージを転送するときに使用する符号化方式を設定します。 • dynamic:Cisco Unity Express は、ロケーションとネゴシエートして符号化方式を決定します。 • G711ulaw:Cisco Unity Express は、常にメッセージを G.711 U-law の .wav ファイルとして送信します。これは、受信システムが G.711 U-law 符号化をサポートしている場合(Cisco Unity など)にのみ設定します。 • G726:Cisco Unity Express は、常にメッセージを G726(32K ADPCM)として送信します。これは、低帯域幅接続の場合、または Cisco Unity Express の接続先のシステムが G.711 U-law をサポートしていない場合に使用します。 |
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(オプション)ボイスメール発信者の音声名をメッセージの一部として送信する機能を有効にします。音声名が送信された場合、音声名は受信されたメッセージの冒頭に再生されます。デフォルトでは有効になっています。 |
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network local location id number |
ロケーション ID 番号で識別されたローカル Cisco Unity Express システムへのネットワーキングを有効にします。 • ローカル ロケーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
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(オプション)設定された Cisco Unity Express ロケーションごとに、ロケーション ID、名前、短縮形、およびドメイン名を表示します。 |
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show network detail location id number |
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(オプション)送受信メッセージの数など、ローカル Cisco Unity Express ロケーションのネットワーク情報を表示します。 |
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(オプション)この Cisco Unity Express システムから送信される、発信キュー内のメッセージに関する情報を表示します。キュー情報は、緊急ジョブ キュー情報、通常ジョブ キュー情報、および実行ジョブ情報の 3 つに分けて表示されます。 |
次の例は、サンノゼにある ABC 社のコール制御システムに対する show network コマンドの出力を示しています。ここでは、6 つのリモート Cisco Unity Express サイトからリモート ボイスメールが送信されています。
次の例は、show network queues コマンドの出力を示しています。出力には、次のフィールドがあります。
• Retry:Cisco Unity Express がこのジョブをリモート ロケーションに送信しようとした回数。
Cisco Unity Express のネットワーク コンフィギュレーションについてトラブルシューティングを行うには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。
1. trace networking smtp [all | receive | send | work]
2. trace networking vpim [all | receive | send]
3. trace networking sysdb [all]
5. trace networking database [all | connection | execute | garbage | largeobject | mgmt | query | results | transaction]
音声名を録音するには、Administration via Telephone(AvT)オプションを使用します。それらの名前ファイルは、Cisco Unity Express モジュール上の Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)に保存されます。ファイルを Cisco Unity Express モジュール以外のサーバにダウンロードした場合は、それらの音声名ファイルをネットワーク内の別の Cisco Unity Express モジュールにアップロードできます。
• 「前提条件」
ネットワーク ロケーション音声名をダウンロードするには、Cisco Unity Express EXEC モードで次のコマンドを使用します。
network copy spokenname url url location id location-id loginname server-login password server-password
次の例では、音声名ファイル rename.wav がロケーション 500 にダウンロードされます。
ネットワーク ロケーション音声名をアップロードするには、Cisco Unity Express EXEC モードで次のコマンドを使用します。
network copy spokenname location id location-id url url loginname server-login password server-password
次の例では、ロケーション 500 の音声名ファイル rename.wav がアップロードされます。
Cisco Unity Express では、Cisco Unity Express ネットワーク内のロケーションを無効にできます。ネットワーク ロケーションでの Cisco Unity Express ボイスメール メッセージの送受信を無効にするための、新しいコマンドが用意されています。このコマンドを使用しても、ネットワーク ロケーションが Cisco Unity Express データベースから削除されることはありません。
ネットワーク ロケーションでのボイスメール メッセージの送受信を再度有効にするには、 enable コマンドを使用します。
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network location id location-id |
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se-10-0-0-0(config-location)# no enable !!!WARNING!!!:Disabling location will disable networking to/from this location. |
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次の例では、ネットワーキングが無効になっているネットワーク ロケーション 15 の詳細が表示されます。
次の例では、ネットワーク ロケーション 15 でのボイスメールの送受信が再度有効になります。
Cisco Unity Express では、ローカル ボイスメール ディレクトリにリモート ユーザを追加できます。
ローカル Cisco Unity Express ディレクトリでは、頻繁に宛先指定されるリモート ユーザを追加できます。この機能を使用すると、ローカル ボイスメール送信者は名前によるダイヤル機能(dial-by-name)を使用して、宛先にリモート受信者を指定することができます。また、送信者は、リモート受信者の音声名の確認を受信するため、名前とロケーションが正しいことを確認できます。
Release 2.1 では、ライセンス レベルに関係なく、NM は最大 50 のリモート ユーザをサポートし、AIM は最大 20 のリモート ユーザをサポートします。
システム管理者は、Cisco Unity Express 電話ユーザ インターフェイス(TUI)の新しいメニュー オプションを使用して、リモート ユーザの音声名を録音することができます。リモート ユーザの音声名が録音されていない場合、システムはローカル送信者への確認として、リモート内線番号およびロケーションを使用します。
vCard オプションが設定されている場合は、リモート ユーザの vCard によって、ローカル システムでリモート ユーザの名、姓、または内線番号が更新されます。
• 「前提条件」
Release 2.1 までは、ローカル送信者は、リモート受信者にメッセージを送信するときにブラインド アドレスを使用する必要がありました。現行では、ローカル送信者は名前によるダイヤル機能(dial-by-name)を使用して、リモート受信者のアドレスを指定できます。名前または番号が別のものと競合している場合、システムは、競合するアドレスをすべて送信者に示して、選択できるようにします。
次のいずれかの設定になっている場合、ローカル送信者にはリモート ユーザの音声名が再生されます。
• ローカル システムがリモート ユーザからメッセージを受信した段階で、リモート ユーザの音声名がリモート システムに録音されており、リモート システムが音声名をローカル システムに送信するように設定されている。
リモート送信者の音声名がローカルまたはリモートで設定されていない場合、ローカル ユーザには、リモート内線番号とリモート ロケーション名が再生されます。
ローカル ユーザがリモート ユーザからのメッセージを再生する場合、ローカル ユーザには、リモート送信者の音声名またはリモート電話番号、リモート オフィスの音声名、日付、およびメッセージの送信時刻が再生されます。メッセージが送信されてから 30 分以上経過してローカル システムがメッセージを受信した場合でも、ローカル ユーザには、メッセージが送信された時刻が再生されます。ローカル ユーザがこのメッセージに返信する場合、システムは適切なリモート アドレス情報を自動的に設定します。
6 時間を経過してもシステムからリモート サイトにメッセージを配信できない場合、ローカル ユーザは、メッセージが送信されなかったこと、またはメッセージが受信者のメールボックスに配信されなかったことを示す Non-Delivery Record(NDR)を受信します。Release 2.1 には Delayed Delivery Record(DDR)が追加されています。DDR とは、60 分を経過しても元のメッセージが配信されない場合に送信者のメールボックスに残される通知のことです。NDR とは異なり、DDR は元のメッセージを添付として含まず、送信者のメールボックスの容量に対してカウントされることはありません。また、DDR は保存できず、削除のみできます。システムが送信者のメールボックスに格納する DDR は、特定のメッセージにつき 1 つのみです。ユーザは、同じメッセージの最新の DDR を受信するには、既存の DDR を削除する必要があります。
リモート ユーザを設定するには、次の手順を実行する必要があります。
システムにローカル サイトとリモート サイトを設定する場合は、CLI コマンドを使用できます。Release 2.1 には、ロケーション パラメータを設定する新しい GUI 画面が追加されています。
この手順については、ロケーションへの vCard 情報の設定を参照してください。
• リモート ユーザ情報をローカル ディレクトリに追加する。
管理者は TUI を使用して、リモート ユーザの音声名とリモート ロケーションの音声名を録音します。
リモート ユーザの設定は、Cisco Unity Express の設定モードと EXEC モードで実行できます。どちらのモードも、リモート ユーザをローカル ディレクトリに追加することはできますが、他のユーザ情報に関する機能は異なります。リモート ユーザをネットワーク ロケーションと関連付けるには、どちらかのモードで remote username location コマンドを 1 回使用します。
ローカル システムにリモート ユーザを設定するには、この Cisco Unity Express 設定モードの手順を使用します。
2. remote username username location location-id created
ローカル システムにリモート ユーザを設定するには、この Cisco Unity Express EXEC モードの手順を使用します。
1. remote username username location location-id created
2. remote username username fullname display display-name
次のコマンドは、ローカル システムに設定されたリモート ユーザをすべて表示します。
show remote user detail username username
no remote username username phonenumber extension-number
ここで、 username はリモート ユーザの名前で、 extension-number はリモート ユーザの内線番号です。
次の例では、リモート ユーザ Al Smith の内線番号 84444 が削除されます。
次の EXEC モードのコマンドは、リモート ユーザの表示名を削除します。
no remote username username fullname display display-name
ここで、 username はリモート ユーザの名前で、 display-name はリモート ユーザの表示名です。
次の例では、リモート ユーザ Al Smith の表示名が削除されます。
次の EXEC モードのコマンドは、リモート ユーザの名を削除します。
no remote username username fullname first first-name
ここで、 username はリモート ユーザの名前で、 first-name はリモート ユーザの名です。
次の例では、リモート ユーザ Al Smith の名が削除されます。
次の EXEC モードのコマンドは、リモート ユーザの姓を削除します。
no remote username username fullname last last-name
ここで、 username はリモート ユーザの名前で、 last-name はリモート ユーザの姓です。
次の例では、リモート ユーザ Al Smith の姓が削除されます。
次の EXEC モードのコマンドは、ローカル ディレクトリからリモート ユーザを削除します。
次の例では、リモート ユーザ Al Smith が削除されます。
音声名を録音するには、Administration via Telephone(AvT)オプションを使用します。それらの名前ファイルは、Cisco Unity Express モジュール上の Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)に保存されます。ファイルを Cisco Unity Express モジュール以外のサーバにダウンロードした場合は、それらの音声名ファイルをネットワーク内の別の Cisco Unity Express モジュールにアップロードできます。
• 「前提条件」
リモート ユーザの音声名をダウンロードするには、Cisco Unity Express EXEC モードで次のコマンドを使用します。
remote copy spokenname url url username username loginname server-login password server-password
次の例では、リモート ユーザ abrown の音声名ファイル abrown.wav がダウンロードされます。
ネットワーク ロケーション音声名をアップロードするには、Cisco Unity Express EXEC モードで次のコマンドを使用します。
remote copy spokenname username username url url loginname server-login password server-password
次の例では、リモート ユーザ abrown の音声名ファイル abrown.wav がアップロードされます。
Cisco Unity Express では、着信ボイスメール メッセージに対する発信者 ID 情報がサポートされています。
外線からの着信ボイスメール メッセージを受信すると、システムは、関連付けられた発信者 ID 情報をローカル ディレクトリ内のエントリと照合します。一致するものが見つからない場合、発信者 ID を再生するようにシステムが設定されていれば、受信者がメッセージを聞くときに、システムはメッセージ エンベロープにある送信者の電話番号を再生します。発信者 ID 情報を再生するようにシステムが設定されていない場合、システムはメッセージ エンベロープの「Unknown Caller」を再生します。
Cisco Unity Express は、発信者 ID 情報が有効であることを確認しません。その機能は、電話局(CO)と着信トランク設定に依存します。また、ローカル システムは、ローカル Cisco Unity Express ディレクトリに設定されていない Cisco CallMenager Express 内線番号または Cisco CallManager 内線番号に対する発信者 ID 情報を再生します。
デフォルトでは、発信者 ID ステータスは無効になっています。発信者 ID 情報の再生を有効または無効にするには、GUI の Defaults > Voice Mail オプションまたは下記の CLI コマンドを使用します。
(注) 外線通話は、Cisco Unity Express ユーザ ディレクトリに表示されない電話番号すべてが該当します。外線通話の発信元として考えられるのは、地域の電話会社、IP 電話、または H.323 ゲートウェイです。これらの発信元は、発信者 ID 情報を Cisco Unity Express システムに提供するように設定されている必要があります。
着信外線通話のメッセージ エンベロープにある発信者 ID 情報の再生を有効にするには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
次の例は、ローカル システムで発信者 ID 情報を有効にする方法を示しています。
着信外線通話のメッセージ エンベロープにある発信者 ID 情報の再生を無効にするには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
次の例は、ローカル システムで発信者 ID 情報を無効にする方法を示しています。
Cisco Unity Express では、ボイスメール メッセージでの vCard 情報の送受信がサポートされています。リモート ユーザの vCard 情報には、ユーザの名、姓、および内線番号が含まれています。Cisco Unity Express は、着信 Voice Profile for Internet Mail(VPIM)メッセージの vCard 情報と録音された音声名を使用して、リモート ユーザ情報に関する LRU キャッシュのデータ入力と更新を行います(音声名の設定に関する詳細については、ローカル ディレクトリへのリモート ユーザの追加を参照してください)。
メッセージの宛先にリモート ユーザを指定する場合、ローカル送信者には、目的の受信者の確認として音声名が再生されます。LRU キャッシュは、音声名のソースの 1 つです。
LRU キャッシュの最大長は、NM では 50 ユーザ、AIM では 20 ユーザです。
• 「ロケーションにおける vCard 情報の受信の有効化」
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network location id location-id |
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次の例では、ネットワーク ロケーション 23 および nyc での vCard 情報の受信が有効になります。
次の Cisco Unity Express EXEC モードのコマンドは、特定のリモート ロケーションに関する詳細を表示します。
show network detail location id location-id
ここで、 location-id はリモート ロケーション番号です。
次の例では、vCard が有効になっているネットワーク ロケーション 15 に関する詳細が表示されます。
次の EXEC モードのコマンドは、ローカル Cisco Unity Express システムに関する詳細を表示します。
次の例では、vCard が有効になっているローカル システムに関する詳細が表示されます。
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network location id location-id |
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次のコマンドは、ネットワーク ロケーション nyc での vCard 情報の受信を無効にします。
Cisco Unity Express では、リモート ユーザに関する vCard 情報を含む LRU キャッシュがサポートされています。LRU キャッシュとは、リモート ユーザの名、姓、および音声名に関するデータベースです。これらのリモート ユーザは、Remote User Directory に設定されていません。キャッシュに含まれているユーザは、キャッシュ ユーザと呼ばれます。
ネットワーク メッセージによって LRU キャッシュの内容が更新されます。ローカル送信者がボイスメール メッセージの宛先にリモート ユーザを指定すると、システムはこの情報にアクセスして、リモート ユーザに関する音声名の確認をローカル送信者に送信します。キャッシュ ユーザからネットワーク メッセージが着信するたび、またはローカル送信者がキャッシュ ユーザにボイス メッセージを送信するたびに、システムは LRU キャッシュにあるキャッシュ ユーザのエントリのタイムスタンプを更新します。
LRU キャッシュの最大容量は、NM では 50 ユーザ、AIM では 20 ユーザです。LRU キャッシュが最大容量に達すると、新しいエントリによって、タイムスタンプが最も古い既存のエントリが消去されます。このことは、次にローカル送信者がリモート ユーザに電話するときに、リモート ユーザが LRU キャッシュから消去されている場合、送信者は音声名の確認を受信しないことを意味します。
一貫性のない確認応答を避けるため、次のどちらかまたは両方を行います。
• 送信者がリモート ユーザの音声名の確認を必ず受信することを保証するには、リモート ユーザを Remote User Directory に設定します。
LRU キャッシュの内容は、システムのリロード後に保存されます。
デフォルトでは、LRU キャッシュはローカル システムで有効になっています。LRU キャッシュのステータスを変更するには、GUI の Defaults > Voice Mail オプションまたは以降に示す CLI コマンドを使用します。
ローカル システムの LRU キャッシュを有効にするには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
次の例は、ローカル システムの LRU キャッシュを有効にする方法を示しています。
キャッシュを無効にすると、キャッシュ エントリがすべて消去され、キャッシュに新しいユーザ エントリを格納できなくなります。
ローカル システムの LRU キャッシュを無効にするには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
次の例は、ローカル システムの LRU キャッシュを無効にする方法を示しています。
ローカル システムの LRU キャッシュ データを表示するには、次の Cisco Unity Express EXEC モードのコマンドを使用します。
キャッシュ ユーザごとに、ユーザ ID、ロケーション、内線番号、およびアクセス時刻が表示されます。
Cisco Unity Express では、ブロードキャスト メッセージをローカルおよびリモートのネットワーク ロケーションに送信できます。Cisco Unity Express を使用すると、ブロードキャスト特権を持つユーザは、ローカルおよびネットワークのブロードキャスト メッセージを送信できます。ユーザは、ブロードキャスト特権を持つグループのメンバーとして、この特権を取得します。
ブロードキャスト メッセージの送信は、Cisco Unity Express 電話ユーザ インターフェイス(TUI)から実行できます。
ブロードキャスト メッセージ送信者は、メッセージを送信する前に、メッセージの宛先再指定、再録音、および確認を行うオプションを使用できます。また、送信者には、システムが削除するまでブロードキャスト メッセージを再生できる日数を設定するオプションが用意されています。ブロードキャスト メッセージの最大格納期間は 30 日です。デフォルトのメッセージのライフタイムは 30 日です。
送信者は、ローカル システムに設定されたリモート ロケーションの一部またはすべてを含めることができます。リモート アドレスには、ロケーション番号またはロケーション名を指定できます。ロケーション名を使用した場合、一致件数によっては複数のロケーションに解決されることがあります。ロケーションの数が 4 つ以下の場合、送信者は、正確なロケーションを選択するオプションを使用できます。一致件数が 5 つ以上の場合、送信者は追加の文字を入力して、検索範囲を絞り込む必要があります。
リモート ロケーションにいるユーザはすべて、ブロードキャスト メッセージを受信します。受信者には、ボイスメールボックスへのログイン後すぐに、メッセージが再生されます。受信者は DTMF キーを使用してメッセージを中断することはできません。また、ブロードキャスト メッセージを保存または削除することはできますが、返信または転送することはできません。
各ロケーションのシステム管理者は、メッセージ ウェイティング インジケータ(MWI)ライトを点灯する方法と時期を決定します。
特定のシステムのブロードキャスト メッセージに対してのみ MWI ライトをオンにすることができます。
• 「ネットワーク ロケーションのブロードキャスト メッセージ VPIM ID の設定」
• 「ブロードキャスト メッセージに対する MWI ライトの有効化」
• 「ブロードキャスト メッセージの開始時刻と終了時刻の変更」
• 「ブロードキャスト メッセージに対する MWI ライトの無効化」
グループにブロードキャスト特権を設定するには、次の EXEC モードのコマンドを使用します。
group group-name privilege broadcast
ここで、 group-name はブロードキャスト メッセージを作成および送信する権限が割り当てられるユーザ グループです。
次の例では、managers という名前のグループにブロードキャスト特権が割り当てられます。
2. voicemail broadcast recording time broadcast-length
3. voicemail default broadcast expiration time broadcast-days
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voicemail broadcast recording time broadcast-length |
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voicemail default broadcast expiration time broadcast-days se-10-0-0-0(config)# voicemail default broadcast expiration time 90 |
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次の例では、ブロードキャスト メッセージの長さが 20 秒に、有効期間が 2 日に設定されます。
2. network location id location-id
次の例では、ネットワーク ロケーション 150 の VPIM ID が ny-270 に設定されます。
ボイスメールボックスでブロードキャスト メッセージが受信されたときに MWI ライトをオンにするには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
次の例は、ブロードキャスト メッセージに対する MWI ライトを有効にする方法を示しています。
ブロードキャスト メッセージを表示するには、次の EXEC モードのコマンドを使用します。
show voicemail broadcast messages
次のコマンドは、ブロードキャスト メッセージ情報を表示するように変更されています。
新しいカラムの BCST には、メールボックスで受信されたブロードキャスト メッセージの数が表示されます。このコマンドの出力は、たとえば次のように表示されます。
次のコマンドは、ブロードキャスト メッセージ情報を表示するように変更されています。
新しい行の broadcast message count には、ボイスメール システムで受信されたブロードキャスト メッセージの数が表示されます。このコマンドの出力は、たとえば次のように表示されます。
ブロードキャスト メッセージを削除するには、次の EXEC モードのコマンドを使用します。
voicemail broadcast message message-id delete
ここで、 message-id はメッセージの符号化 ID です。メッセージ ID を取得するには、 show voicemail broadcast messages コマンドを使用します。
ブロードキャスト メッセージの開始時刻と終了時刻を変更するには、次の EXEC モードのコマンドを使用します。
voicemail broadcast message message-id starttime time date
voicemail broadcast message message-id endtime time date
ここで、 message-id はメッセージの符号化 ID、 time は 24 時間形式の時刻、 date は YYYY-MM-DD 形式です。メッセージ ID を取得するには、 show voicemail broadcast messages コマンドを使用します。
次の例では、ブロードキャスト メッセージの開始時刻と終了時刻が変更されます。
グループからブロードキャスト特権を削除するには、次の EXEC モードのコマンドを使用します。
no group groupname privilege broadcast
ここで、 groupname はブロードキャスト特権が削除されるグループです。
次の例では、managers という名前のグループのブロードキャスト特権が無効になります。
ブロードキャスト メッセージに対する MWI ライトをオフにするには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
次の例は、ブロードキャスト メッセージに対する MWI ライトを無効にする方法を示しています。
Cisco Unity Express では、同報リストを設定できます。この同報リストを使用すると、ユーザはボイスメール メッセージを一度に複数の受信者に送信できます。この項では、同報リストについて説明します。この項は、次の項で構成されています。
• 「Cisco Unity Express と Cisco Unity の同報リスト間の相違点」
同報リストのメンバーには、次の任意の組み合せを指定できます。
ローカル システムに静的に設定されているリモート ユーザは、同報リストのメンバーに指定できます。ただし、そのリモート ユーザはローカル システム上で同報リストを所有することはできません。
再帰同報リストが使用可能です。たとえば、リスト A をリスト B のメンバーにし、リスト B をリスト A のメンバーにすることができます。
ブラインド アドレスのロケーション ID と内線番号を指定します。システムはロケーション ID と内線番号の桁数を確認します。
システムのローカル ユーザはすべて、ボイスメール メッセージのアドレスにパブリック同報リストを使用できます。 表 10 に、パブリック同報リストの機能を示します。
パブリック同報リストを作成および管理するには、Cisco Unity Express グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)、電話ユーザ インターフェイス(TUI)、またはコマンドライン インターフェイス(CLI)を使用します。
ローカル ユーザは、そのユーザだけが表示およびアクセスできるプライベート同報リストを作成できます。 表 11 に、プライベート同報リストの機能を示します。
Cisco Unity Express 同報リストには、次のプロパティがあります。
• ID:各リストには、一意の名前または番号を割り当てる必要があります。
有効な名前には、最大 64 文字の A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9、下線(_)、ドット(.)、およびダッシュ(-)を使用できます。名前の先頭は英字にする必要があります。名前にはスペースは使用できません。
パブリック リストの番号の最大長は 15 桁です。リスト番号は、ユーザまたは GDM の電話番号と同じものにできますが、別のローカル パブリック リストの番号と同じものにはできません。
システムは、デフォルトの everyone パブリック リストには 9999 を自動的に割り当てます。管理者は、GUI メニュー オプションの Voice Mail > Distribution Lists > Public Lists を使用してこの番号を変更することができます。TUI オプションまたは CLI コマンドを使用して番号 9999 を変更することはできません。
• メンバー:同報リストはさまざまなメンバーで構成できます。メンバーに指定できるのは、ローカル ユーザ、リモート ユーザ、ブラインド アドレス、GDM、グループ、および他のリストです。
パブリック リストのメンバーには、別のパブリック リストを指定できますが、プライベート リストを指定することはできません。
プライベート リストのメンバーには、任意のパブリック リストと、同じユーザが所有する別のプライベート リストを指定できます。
ユーザがボイス メッセージの宛先にパブリックまたはプライベート同報リストを指定すると、システムは、リストにメンバーが含まれていることを確認します。リストが空の場合、システムは、リストにメンバーが含まれていないことを示すメッセージを再生し、リストをメッセージの受信者として使用できないようにします。
• 音声名:パブリック同報リストまたはプライベート同報リストの所有者は、TUI を使用してリストの音声名を録音することができます。GUI または CLI を使用して音声名を録音またはアップロードすることはできません。
デフォルトの everyone パブリック リストには、デフォルトで音声名が割り当てられています。管理者は、TUI を使用してこの名前を変更することができます。
• リスト メンバーの削除:ローカル ユーザまたはリモート ユーザをシステムから削除すると、ユーザは、システム上のすべてのパブリック同報リストおよびプライベート同報リストから削除されます。ユーザのプライベート同報リストはシステムから削除され、ユーザはあらゆるパブリック同報リストの所有者から解除されます。ユーザがパブリック同報リストの唯一の所有者であった場合は、Administrator グループがそのリストの所有権を引き受けます。
グループが削除される場合は、同じ一連の操作が適用されます。ただし、プライベート リストは操作の対象外です(グループはプライベート リストを所有できないため)。
• リモート同報リストへのアクセス権:ローカル ユーザは、リモート同報リストを変更したり、リモート同報リストをボイス メッセージの受信者として使用したりすることはできません。
表 12 は、Cisco Unity Express と Cisco Unity の同報リスト間の重要な相違点を示しています。
(注) プライベート同報リストを作成するときは、TUI または GUI を使用してください。プライベート同報リストには、CLI コマンドは使用できません。
ローカルおよびリモート ユーザがシステムに定義されている必要があります。
• (オプション)リストの説明:説明の最大長は 64 文字です。
2. list name list-name number list-number create
3. list number list-number owner owner-ID
4. list number list-number member { member-name | extension } type { group | user | gdm | list | remote | blind }
次の例では、名前が engineers で、番号が 5 のパブリック同報リストが作成されます。
次の Cisco Unity Express EXEC モードのコマンドは、ローカル システム上のパブリック同報リストをすべて表示します。
このコマンドにより、アルファベット順のリスト、各リストの名前、番号、タイプ、および各リストの詳細が表示されます。
次の Cisco Unity Express EXEC モードのコマンドは、特定のパブリック同報リストの詳細を表示します。
show lists detail public ( name list-name | number list-number )
ここで、 list-name はリストの名前、 list-number はリストの番号です。
このコマンドにより、リスト番号、リスト名、リスト タイプ、所有者、およびリストのメンバーとそのタイプ カテゴリが表示されます。
show list detail public number 5 というコマンドを使用した場合も、上記と同じ出力が表示されます。
次の Cisco Unity Express EXEC モードのコマンドは、特定のユーザまたはグループが所有するパブリックおよびプライベート リストを表示します。
ここで、 owner-id はユーザまたはグループの名前です。 owner-id が存在しない場合は、エラー メッセージが表示されます。
このコマンドにより、指定された所有者に属するすべてのパブリックおよびプライベート リストについて、リストの番号、名前、およびタイプが表示されます。リストはアルファベット順に整列され、プライベート リストに続いてパブリック リストが表示されます。
次の Cisco Unity Express EXEC モードのコマンドは、特定のユーザに関する特定のプライベート同報リストの詳細を表示します。
show lists detail private ( name list-name | number list-number ) owner owner-id
ここで、 list-name はプライベート リストの名前、 list-number はプライベート リストの番号、 owner-id はユーザの名前です。 list-name 、 list-number 、または owner-id が存在しない場合は、エラー メッセージが表示されます。
ViewPrivateList 特権を持つグループまたは Administrators グループのメンバーであるリスト所有者およびローカル ユーザは、特定のユーザに属するプライベート リストを表示できます。
このコマンドにより、指定されたプライベート同報リストのリスト番号、リスト名、所有者、メンバー、およびメンバー タイプが表示されます。
show lists detail private number 4 owner abcdef というコマンドを使用した場合も、上記と同じ出力が表示されます。
TUI と GUI には、プライベート同報リストおよびパブリック同報リストを削除するためのオプションが用意されています。また、CLI にはローカル システム上のパブリック リストを削除するためのコマンドが用意されています。
パブリック同報リストを削除するには、次の Cisco Unity Express 設定モードのコマンドを使用します。
list number list-number delete
ここで、 list-number はパブリック同報リストの番号です。
次の例では、ローカル システムから番号 10 のリストが削除されます。