この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このマニュアルの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/ からアクセスできます。http://www.cisco.com/ のアカウントは必要ありません。
(注) | Cisco リモート PHY デバイスのあるリリースで導入されたハードウェア コンポーネントは、特に明記しない限り、それ以降のすべてのリリースでもサポートされます。 |
Cisco HFC プラットフォーム |
リモート PHY デバイス |
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Cisco GS7000 ノード |
Cisco RPD IOS 1.1 以降のリリース シスコ リモート PHY デバイス 1x2
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リモート PHY(R-PHY)設定では、RPD はアクティブ ラインカードとスタンバイ ラインカードの両方に接続し、アクティブ ラインカードへのアクティブな接続機能と、スタンバイ状態にあるラインカードへのスタンバイ接続機能を備えています。RPD 側から、アクティブ コアとスタンバイ コアに個別に接続します。
各 RPD には 1 つのメイン コアがあります。複数の補助コアがある場合もあります。LCHA は複数コアをサポートする必要があります。これらのコアは同じラインカード上にある場合と、異なるラインカード上にある場合があります。スタンバイ ラインカードのポートは、アクティブ ラインカード上にあるすべての同じポートを保護できます。
上記の図では、RPD には同じアクティブ ラインカードに接続された複数のコアがあります。LCHA をサポートするには、RPD をスタンバイ ラインカードの同じポートに接続する必要があります。このように、RPD にはアクティブ コアを保護するための複数のスタンバイ コアがあります。スタンバイ コアには、アクティブ コアと同じリソースがあります。
複数コアが異なるアクティブ ラインカードに接続する場合、ラインカードの異なるポートに接続すると、異なるスタンバイ コアになります。アクティブ コアが異なるラインカード上の同じポートに接続すると、それらは 1 つのスタンバイ コアを共有します。
上記の図では、RPD に 2 つのスタンバイ コアがあります。1 つのスタンバイ コアはスタンバイ ラインカードのポート 6 に接続し、アクティブ ラインカード 2 のポート 6 に接続するアクティブ コアを保護できます。もう一方のスタンバイ コアはスタンバイ ラインカードのポート 0 に接続し、ラインカード 0 およびラインカード 1 のポート 0 に接続するアクティブ コアを保護できます。したがって、スタンバイ コア 0 には、アクティブ コア 0 とアクティブ コア 1 の両方のリソースが含まれています。
アクティブ ラインカード 0 がスタンバイ ラインカードにフェールオーバーすると、スタンバイ コア 1 は削除され、スタンバイ コア 0 がアクティブ コア 0 のリソースをアクティブにします。ラインカード 2 がスタンバイ ラインカードにフェールオーバーすると、スタンバイ コア 0 は削除され、スタンバイ コア 1 がアクティブ コア 3 でアクティブになります。
ラインカード冗長性の詳細については、「ライン カード冗長性」を参照してください。
iCMTS 設定の SUP 高可用性リカバリ プロセスと比較し、リモート PHY SUP 高可用性リカバリ プロセスでは、RPD ステータスが次の例に示すように変化します。
show cable rpd 0004.9f00.0625 lcha-cores MAC Address IP Address I/F State Role HA Name 0004.9f00.0625 120.105.6.10 Te0/1/1 recovering Pri Act node1 0004.9f00.0625 120.105.6.10 Te9/1/1 recovering NA Sby node1 show cable rpd 0004.9f00.0625 lcha-cores MAC Address IP Address I/F State Role HA Name 0004.9f00.0625 120.105.6.10 Te0/1/1 init(l2tp) Pri Act node1 0004.9f00.0625 120.105.6.10 Te9/1/1 init(l2tp) NA Sby node1 show cable rpd 0004.9f00.0625 lcha-cores MAC Address IP Address I/F State Role HA Name 0004.9f00.0625 120.105.6.10 Te0/1/1 online Pri Act node1 0004.9f00.0625 120.105.6.10 Te9/1/1 online NA Sby node1
RPD ステータスは、回復からオンラインに変わり、これは SUP 冗長性がリモート PHY 設定で機能していることを示します。
SUP の冗長性の詳細については、「スーパーバイザ冗長性」を参照してください。
ここでは、Cisco cBR-8 上でのリモート PHY(R-PHY)ラインカード冗長性の設定方法について説明します。
次の例は、Remote PHY ライン カードの冗長性をサポートするよう DPIC ポートを設定する方法を示しています。
Router# configure terminal Router(config)# interface TenGigabitEthernet8/1/0 Router(config-if)# vrf forwarding te80 Router(config-if)# ip address 80.6.16.166 255.255.255.0 Router(config-if)# ip mtu 1500 Router(config-if)# exit Router(config)# interface TenGigabitEthernet8/1/1 Router(config-if)# vrf forwarding te81 Router(config-if)# ip address 80.6.16.167 255.255.255.0 Router(config-if)# ip mtu 1500 Router(config-if)# exit Router(config)# interface TenGigabitEthernet6/1/0 Router(config-if)# vrf forwarding te60 Router(config-if)# ip address 80.6.16.186 255.255.255.0 Router(config-if)# ip mtu 1500 Router(config-if)# exit Router(config)# interface TenGigabitEthernet6/1/1 Router(config-if)# vrf forwarding te61 Router(config-if)# ip address 80.6.16.187 255.255.255.0 Router(config-if)# ip mtu 1500
次の例は、Remote PHY ライン カードの冗長性をサポートするよう RPD を設定する方法を示しています。
Router# configure terminal Router(config)# cable rpd node1 Router(config-rpd)# identifier 0004.9f03.0055 Router(config-rpd)# core-interface te8/1/0 Router(config-rpd-core)# principal Router(config-rpd-core)# rpd-ds 0 downstream-cable 8/1/0 profile 0 Router(config-rpd-core)# rpd-us 0 upstream-cable 8/1/0 profile 0 Router(config-rpd-core)# exit Router(config-rpd)# core-interface te8/1/1 Router(config-rpd-core)# rpd-ds 0 downstream-cable 8/1/1 profile 0 Router(config-rpd-core)# rpd-us 0 upstream-cable 8/1/1 profile 0 Router(config-rpd-core)# exit Router(config-rpd)# exit Router(config)# cable rpd node2 Router(config-rpd)# identifier 0004.9f03.0163 Router(config-rpd)# core-interface te8/1/2 Router(config-rpd-core)# principal Router(config-rpd-core)# rpd-ds 0 downstream-cable 8/0/1 profile 1 Router(config-rpd-core)# rpd-us 0 upstream-cable 8/0/2 profile 2
次の例は、Remote PHY ライン カードの冗長性を設定する方法を示しています。
Router# configure terminal Router(config)# redundancy Router(config-red)# mode sso Router(config-red)# linecard-group 0 internal-switch Router(config-red-lc)# class 1:N Router(config-red-lc)# member slot 8 primary Router(config-red-lc)# member slot 6 secondary Router(config-red-lc)# no revertive
リモート PHY ライン カード冗長設定を確認するには、次の例を使用します。
Router# show redundancy linecard all LC My Peer Peer Peer Slot Subslot Group State State Slot Subslot Role Mode --------------------------------------------------------------------------------- 8 - 0 Active Stdby Warm 6 - Active Primary 6 - 0 - - Multiple None Standby Secondary Router# show cable rpd lcha-cores MAC Address IP Address I/F State Core Role HA Role 0004.9f03.0055 80.6.16.15 Te6/1/0 online Principal Standby 0004.9f03.0055 80.6.16.15 Te8/1/0 online Principal Active 0004.9f03.0163 80.6.16.16 Te6/1/1 online Principal Standby 0004.9f03.0163 80.6.16.16 Te8/1/1 online Principal Active Router# show cable rpd MAC Address IP Address I/F State Core Role HA Role 0004.9f03.0055 80.6.16.15 Te6/1/0 online Principal Active 0004.9f03.0163 80.6.16.16 Te6/1/1 online Principal Active
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースのみを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
Remote PHY LCHA |
Cisco RPD IOS 1.1 |
この機能が Cisco Remote PHY デバイスに追加されました。 |
Remote PHY SUPHA |
Cisco RPD IOS 1.1 |
この機能が Cisco Remote PHY デバイスに追加されました。 |