ファブリックのオンボーディング

ACI ファブリックのオンボーディング

このセクションでは、1 つ以上の ACI ファブリックを Nexus Dashboard にオンボードする方法について説明します。

始める前に

  • 同じクラスタ内では、1 つのタイプのサイト(ACI、NDFC、またはスタンドアロン NX-OS)のみをオンボードできます。

    同じクラスタ内での ACI と NDFC、ACI と NX-OS、または NDFC と NX-OS の混在オンボーディングはサポートされていません。

  • ファブリック接続で説明しているように、ファブリック接続がすでに設定されている必要があります。

  • ファブリック接続で説明されているように、Nexus Dashboard データ ネットワーク IP 接続の EPG/L3Out は、すでに設定されている必要があります。

  • Nexus Dashboard から。データネットワークを介した Cisco APIC インバンド IP への IP 接続がすでに設定されている必要があります。

  • Nexus Dashboard から、データネットワークを介したリーフ ノードおよびスパイン ノードのインバンド IP への IP 接続がすでに設定されている必要があります。

手順


ステップ 1

[管理(Manage)] > [ サイト(Sites)]に移動します。

ステップ 2

[サイトの追加(Add Site)] をクリックします。

これにより、サイトのオンボーディング ワークフローが開始します。

ステップ 3

[サイトの追加(Add Site)] 画面で、[コントローラベースのサイト(Controller Based Site)] を選択します。

Insights サービスがインストールされていない場合、この選択は表示されず、サイトのオンボーディングはデフォルトでこのオプションになります。

ステップ 4

サイト情報を入力します。

  • [ホスト名/IP アドレス(Host Name/IP Address)]: Cisco APIC との通信に使用する IP アドレスを入力します。

    (注)  

     

    アドレスを指定する場合、URL 文字列の一部としてプロトコル(http:// または https://)を含めないでください。追加すると、サイトのオンボーディングに失敗します。

  • [ユーザー名(User Name)][パスワード(Password)]:追加するサイトで管理者権限を持つユーザーのログイン情報。

  • (オプション)[ログイン ドメイン(Login Domain)]:このフィールドを空白にすると、サイトのローカル ログインが使用されます。

  • (オプション)[ピア証明書を検証(Validate Peer Certificate)]:Nexus Dashboard が、接続先ホスト(例えばサイト コントローラ)の証明書が有効であることと、信頼されている認証局(CA)に署名されていることを検証できるようにします。

    (注)  

     

    このオプションを使用してサイトを追加する前に Nexus ダッシュボードに証明書が既にインポートされていることが必要です。証明書をまだ追加していなければ、オンボーディング ワークフローをキャンセルし、まず Nexus Dashboard ドキュメント ライブラリの「管理者のタスク」の記事に記されている手順に従います。証明書をインポートしたら、ここに説明されている方法でサイトを追加します。有効な証明書をインポートせずに [ピア証明書を検証(Validate Peer Certificate)] オプションを有効にすると、サイトのオンボードは失敗します。

  • (オプション)このサイトのコントローラへの接続にプロキシが必要な場合は、[プロキシの使用(Use Proxy)] オプションを有効にします。

    プロキシは、Nexus Dashboard の 管理コンソールですでに設定されている必要があります。

ステップ 5

追加のサイトの [詳細(Details)]を入力します。

  • [名前(Name)]:サイトの説明となる名前。

  • [場所(Location)]:サイトの地理的な場所。このオプションは、オンプレミス サイトでのみ使用できます。

ステップ 6

[概要(Summary)] ページで情報を確認し、[保存(Save)] をクリックしてサイトの追加を完了します。


NDFC ファブリックのオンボーディング

このセクションでは、1 つ以上の NDFC ファブリックを Nexus Dashboard にオンボードする方法について説明します。


(注)  


クラスタを展開したら、 [ファブリック コントローラ(Fabric Controller)] > [システム設定(System Settings)] > [機能管理(Feature Management)]に移動し、サポートされているモードのいずれかを選択して、NDFC 展開ペルソナを設定します。

NDFC サービスでファブリックを作成すると、Nexus Dashboard にサイトとして自動的に追加されます。次の手順は、各サービスが個別のクラスタに展開されているファブリックコントローラと Insights コロケーションのユース ケースで、異なる Nexus Dashboard クラスタからサイトをオンボーディングする場合にのみ必要です。


始める前に

  • 同じクラスタ内では、1 つのタイプのサイト(ACI、NDFC、またはスタンドアロン NX-OS)のみをオンボードできます。

    同じクラスタ内での ACI と NDFC、ACI と NX-OS、または NDFC と NX-OS の混在オンボーディングはサポートされていません。

  • ファブリック接続で説明しているように、ファブリック接続がすでに設定されている必要があります。

  • ファブリックとスイッチへのレイヤ 3 接続がすでに設定されている必要があります。

  • クラスタが AWS または Azure に展開されている場合は、データ インターフェイスでインバウンド ルールを設定する必要があります。

手順


ステップ 1

[管理(Manage)] > [ サイト(Sites)]に移動します。

ステップ 2

[サイトの追加(Add Site)] をクリックします。

これにより、サイトのオンボーディング ワークフローが開始します。

ステップ 3

[サイトの追加(Add Site)] 画面で、[コントローラベースのサイト(Controller Based Site)] を選択します。

ステップ 4

サイト情報を入力します。

  • [ホスト名/IP アドレス(Host Name/IP Address)]: Cisco NDFC との通信に使用する IP アドレスを入力します。

    (注)  

     

    NDFC サイトの場合、これは NDFC のインバンド IP アドレスである必要があります。

    アドレスを指定する場合、URL 文字列の一部としてプロトコル(http:// または https://)を含めないでください。追加すると、サイトのオンボーディングに失敗します。

  • [ユーザー名(User Name)][パスワード(Password)]:追加するサイトで管理者権限を持つユーザーのログイン情報。

  • (オプション)[ログイン ドメイン(Login Domain)]:このフィールドを空白にすると、サイトのローカル ログインが使用されます。

  • (オプション)[ピア証明書を検証(Validate Peer Certificate)]:Nexus Dashboard が、接続先ホスト(例えばサイト コントローラ)の証明書が有効であることと、信頼されている認証局(CA)に署名されていることを検証できるようにします。

    (注)  

     

    このオプションを使用してサイトを追加する前に Nexus ダッシュボードに証明書が既にインポートされていることが必要です。証明書をまだ追加していなければ、オンボーディング ワークフローをキャンセルし、まず Nexus Dashboard ドキュメント ライブラリの「管理者」の記事に記されている手順に従います。証明書をインポートしたら、ここに説明されている方法でサイトを追加します。有効な証明書をインポートせずに [ピア証明書を検証(Validate Peer Certificate)] オプションを有効にすると、サイトのオンボードは失敗します。

ステップ 5

追加のサイトの [詳細(Details)]を入力します。

  • [名前(Name)]:サイトの説明となる名前。

  • [場所(Location)]:サイトの地理的な場所。このオプションは、オンプレミス サイトでのみ使用できます。

ステップ 6

[概要(Summary)] ページで情報を確認し、[保存(Save)] をクリックしてサイトの追加を完了します。


NX-OS スイッチのオンボーディング

ここでは、1 つ以上のスタンドアロン NX-OS スイッチを Nexus ダッシュボードにオンボードする方法について説明します。


(注)  


コントローラ(APIC や NDFC など)を使用せずにスタンドアロン NX-OS スイッチをオンボーディングする場合、次の制限が適用されます。

  • 同じクラスタ内では、1 つのタイプのサイト(ACI、NDFC、またはスタンドアロン NX-OS)のみをオンボードできます。

    同じクラスタ内での ACI と NDFC、ACI と NX-OS、または NDFC と NX-OS の混在オンボーディングはサポートされていません。

  • Nexus Dashboard Insights サービスのみがスタンドアロン NX-OS スイッチをサポートします。

  • NX-OS スイッチのオンボーディングをサポートするのは、物理 Nexus Dashboard クラスタのみです。

  • スタンドアロン NX-OS スイッチをオンボードするのと同じ Nexus ダッシュボード クラスタに NDFC サービスをインストールしないでください。

  • スタンドアロン NX-OS スイッチをオンボーディングする前に、以下のステップ 3 で説明するように、クラスタで「NX-OS スイッチ ディスカバリ」を有効にする必要があります。

    NX-OS スイッチ検出の有効化は、管理者ユーザーが行う必要があります。

  • また、データネットワークに 10 個の永続 IP(IPv4 を使用している場合)および 8 個の IP(IPv6 を使用している場合)を設定する必要があります。

    永続IPは、 [Nexusダッシュボード(Nexus Dashboard)] > [管理コンソール(Admin Console)] > [システム設定(System Settings)] > [外部サービスプール(External Service Pools) ] > [データサービス IP( Data Service IPs)] ページで設定できます。

  • すべての NX-OS スイッチで NX-OS スイッチの自動検出のための Cisco Discovery Protocol(CDP)を有効にする必要があります。

  • NX-OS スイッチの自動検出はスイッチの管理インターフェイスを使用するため、Nexus Dashboard を NX-OS スイッチの管理ネットワークへ到達できるように設定する必要があります。

    Nexus Dashboard のデータ ネットワークを NX-OS スイッチのインバンド ネットワークへ到達できるように設定する必要があります。


手順


ステップ 1

[管理(Manage)] > [ サイト(Sites)]に移動します。

ステップ 2

[サイトの追加(Add Site)] をクリックします。

これにより、サイトのオンボーディング ワークフローが開始します。

ステップ 3

[サイトの追加(Add Site)] 画面で、[ NX-OS スタンドアロン サイト(NX-OS Standalone Site)] を選択します。

(注)  

 

コントローラなしで NX-OS スイッチを初めてオンボーディングする場合は、[NX-OS 検出の有効化(Enable NX-OS Discovery)] をクリックします。

ステップ 4

サイト情報を入力します。

  • [シード スイッチ IP アドレス(Seed Switch IP Address)]:サイト内の他のスイッチを検出するために使用されるシード スイッチの IP アドレスを指定します。

  • [ユーザー名(Username)][パスワード(Password)]:シード スイッチのログイン クレデンシャル。

ステップ 5

追加のサイトの [詳細(Details)]を入力します。

  • [名前(Name)]:サイトの説明となる名前。

  • [場所(Location)]:サイトの地理的な場所。このオプションは、オンプレミス サイトでのみ使用できます。

ステップ 6

[スイッチの選択(Switch Selection)] ページで、サイトに追加する 1 台以上のスイッチを選択します。

スイッチ検出プロセスのデフォルトでは、シード スイッチから 2 ホップ離れたスイッチが表示されます。デフォルトの設定は、[ホップ数(Number of Hops) ] ドロップダウンを使用し、[スイッチの再検出(Rediscover Switches)] をクリックして変更できます。

スイッチが検出されたら、左側のリストでサイトに追加するすべてのスイッチを選択し、右矢印をクリックして右側のリストに移動します。

スイッチはデフォルトの リーフ ロールで追加されますが、必要に応じて他のロールに変更できます。[次へ(Next )] をクリックして続行します。

ステップ 7

[概要(Summary)] ページで情報を確認し、[保存(Save)] をクリックしてサイトの追加を完了します。

ステップ 8

(オプション)既存のスタンドアロン NX-OS サイトにスイッチを追加します。

まずサイトを追加した後に、GUI でサイトを選択して [スイッチを追加(Add Switches)] を選択します。