この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
CDSM は、システム モニタリングとシステム診断に使用可能なツールを提供します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
(注) 分割ドメイン管理で仮想ビデオ インフラストラクチャ(VVI)がイネーブルの場合、Vault または Caching Node に関連付けられた CDSM ページは VVI Manager(VVIM)にだけ表示され、Streamer に関連付けられた CDSM ページは Stream Manager にだけ表示されます。詳細については、「仮想ビデオ インフラストラクチャ」を参照してください。
システム レベル モニタリング ページには、CDS のヘルスおよびアクティビティの全体的なビューが表示されます。システム レベルのリンクは、次のとおりです。
• システム ヘルス
システム レベル モニタリング ページを表示するには、CDSM の任意のページで [Monitor] をクリックし、次に必要に応じて [System Health] または [System Snapshot] をクリックします。
[System Health] ページは、CDS の各グループおよび各グループの各サーバの健全性の最上位のビューを表示します。アラーム イベントが発生している場合は、CDSM バナーにアラームが表示されます。[Alarms] メニューは、アラームのアイコンにマウスを合わせると表示されます。図 4-1 を参照してください。[Alarm] メニューのアラーム イベントをクリックすると、詳細が表示された [CDSM] ページに移動します。たとえば、図 4-1 では、[System health problems reported] をクリックすると、[System Health] ページに移動します。
[System Health] ページを表示するには、[Monitor] > [System Health] を選択します。図 4-2 を参照してください。
[System Health Monitor] ページの色付きボックスには、次の意味があります。
適切なカラムのチェックボックスをクリックして、サーバのモニタ対象領域の詳細を表示できます。
• [Network] チェックボックスをクリックすると [NIC Monitor] ページに移動します。詳細については、「NIC モニタ」を参照してください。
• [Disk] チェックボックスをクリックすると [Disk Monitor] ページに移動します。詳細については、「ディスク モニタ」を参照してください。
• [Services] チェックボックスをクリックすると [Service Monitor] ページに移動します。詳細については、「サービス モニタ」を参照してください。
• [Vitals] チェックボックスをクリックすると [Vitals Monitor] ページに移動します。詳細については、「サーバ バイタル」を参照してください。
(注) [Vitals] カラムは CDSM ヘルス モニタ機能がイネーブルの場合にだけ表示されます。詳細については、「CDSM または VVIM ヘルス モニタリング」を参照してください。
左パネル メニューの下に表示される時間は現在の時間ではなく、ヘルス ステータスとシステムのモニタリングに使用する CDSM 時間です。
[System Snapshot] ページには CDS の現在のアクティビティの概要が表示されます。すべてのストリームの状態、コンテンツの取り込み、およびディスク使用率のサマリーが表示されます。図 4-3 を参照してください。
VVI では、Stream Manager はストリーム関連の日付だけを表示し、VVIM は帯域幅およびコンテンツ関連のデータだけを表示します。
表 4-1 に、[System Snapshot] ページに表示される情報について説明します。
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情報がリフレッシュされる頻度。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10 ~ 300 です。リフレッシュ レートに基づいて更新されたすべてのフィールド値はグリーンのフォントで表示されます。 |
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Active Stream Bandwidth1 |
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Active Fill Bandwidth1 |
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現在 CDS に保存されている、取り込まれている、取り込み用にプロビジョンされている、および取り込みに失敗しているコンテンツ オブジェクトの合計数。 |
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一時的なアウト オブ サービス状態にあるコンテンツ オブジェクトの合計数。バックオフィスはコンテンツ オブジェクトを一定期間この状態にすることがあります。 |
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1.[Active Stream Bandwidth] および [Active Fill Bandwidth] の値は、CDS サーバのクロックが CDSM と同期されている場合だけ正確です。 |
[Monitor System Level] ページのコンテンツ オブジェクトへのリンクでは、コンテンツの取り込みのステータスについての情報が表示されます。 表 4-2 で、モニタ対象のさまざまな取り込み状態について説明します。
有効期限および関連するすべてのメタデータを含むリスト パッケージの期限満了情報がリストされます。パッケージの有効期限の調整を可能にします。 |
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分割ドメイン管理が可能な VVI の Stream Manager に表示される完了した取り込みの詳細は、[Content Name]、[Size]、[Rate]、[Create Time]、[Last Modified] です。その他の完了した取り込みのフィールドについては、VVIM の同じコンテンツのアセットを参照してください。
[Completed Ingests] の表示方法は、他のタイプのモニタ対象取り込みとは別の手順です。この項では、次のトピックを扱います。
ステップ 1 [Monitor] > [System Level] > [Completed Ingests] を選択します。
ステップ 2 次の方法がコンテンツ オブジェクトのリストを表示するために使用できます。
• テキスト ボックスにコンテンツ オブジェクト名の最初の文字を入力します。コンテンツ オブジェクトのドロップダウン リストが表示されます。入力した最初の文字で始まるコンテンツ オブジェクトが 25 個よりも多い場合、コンテンツ オブジェクト名の次の文字を続けて入力するか、[Display] をクリックするように求められます。続けて文字を入力してリストを絞りこみ(文字を削除してリストを増やすこともできます)、任意の時点で [Display] をクリックすることもできます。[Display] をクリックすると、テキスト ボックスに入力した文字から始まるコンテンツ オブジェクトのリストが表示されます。
• [Browse Content] ボックスで、任意の 1 文字をクリックします。この文字で始まるコンテンツ オブジェクトのリストが表示されます。
• [Quick Lists] ボックスに、次のオプションが表示されます。
–[Most Recent Ingests (max 100)]:最新の 100 個の完了した取り込みを、取り込み日でソートしてリストします。
–[List All Contents]:すべての完了した取り込みをコンテンツ名でソートしてリストします。このオプションは、完了した取り込み数が 100 未満の場合にだけ使用できます。
–[Content Status]:完了した取り込みごとにステータス情報をリストします。
–[Content Status (Damaged Only)]:破損している完了した取り込みのステータス情報のみをリストします。
これらの方法のいずれか 1 つを実行すると、リストが表示されます。コンテンツ オブジェクトのリストが複数ページにまたがる場合があります。次のページを表示するには、ページ番号をクリックします。
図 4-4 に、[Content Status] オプション以外の任意の方法で作成された [Completed Ingests] リストの例を示します。コンテンツの名前および取り込まれた日付が表示されます。
(注) VVI では、Stream Manager に [Streamed Content] ページが表示されます。ここには、[Completed Ingest] ページに表示された情報のサブセットが表示されます。
図 4-5 に、[Content Status] または [Content Status (Damaged Only)] を選択したときに表示されるコンテンツのステータス情報の例を示します。
図 4-5 完了した取り込みのリスト:コンテンツ ステータス
ステップ 3 コンテンツ オブジェクトの詳細を表示するには、コンテンツの名前をクリックします。[Ingest Details] が表示されます(図 4-6)。
表 4-4 で、取り込みの各タイプに対して表示されるコンテンツ オブジェクトの詳細について説明します。
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このコンテンツ オブジェクトの動作状態。表示される可能性のある動作状態は、次のとおりです。 |
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このコンテンツ オブジェクトの管理状態。可能な管理状態は次のとおりです。 • [Unprovisioned]:コンテンツをロード中です。 |
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これらのフィールドには、コンテンツのコピーに関する次の情報が表示されます。 |
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Ior2 |
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URL1 |
コンテンツのユニフォーム リソース ロケータ(URL)アドレスコンテンツには次が含まれます。 • ユーザ名とパスワード(videolan:mpeg4ftp など) • コンテンツのプロバイダー サーバの IP アドレス(192.168.100.184 など) |
Asset Ior1 |
2.図 4-6 には表示されていません。 |
アクティブな取り込みの詳細を表示するには、次の作業を行います。
ステップ 1 [Monitor] > [System Level] > [Active] の順に選択します。
ステップ 2 コンテンツ オブジェクトをドロップダウン リストから選択し、[Display] をクリックします。コンテンツ オブジェクトの詳細が表示されます。図 4-6 に、取り込みの詳細の例を示します。
コンテンツ オブジェクト名の最初の文字を入力して、リストのそのセクションに移動できます。
また、[Search Ingests] フィールドに検索する文字列を入力して [Search] をクリックすることで、文字列の検索を実行できます。文字列が含まれるコンテンツ オブジェクトのリストが表示されます。コンテンツ オブジェクトの詳細を表示するには、リストされているコンテンツ オブジェクト名をクリックします。コンテンツ オブジェクトを選択しないで前のページに戻るには、[Back] をクリックします。
表 4-4 で、アクティブな取り込みに対して表示されるコンテンツ オブジェクトの詳細について説明します。
(注) パッケージの有効期限はオプションの Ingest Manager 機能の一部です。このオプションは、導入に Ingest Manager が含まれている場合に、モニタリング システムレベルの左パネル メニューだけにリストされます。
詳細を表示する、またはパッケージの有効期限のライセンスの有効期限を調整するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Monitor] > [Package Expiration] の順に選択します。[Package Expiration] ページが表示されます。
ステップ 2 [Available Packages] ドロップダウン リストからパッケージを選択し、[Display] をクリックします。パッケージの有効期限の詳細が表示されます。
パッケージ名の最初の文字を入力することで、リストのそのセクションに移動できます。
図 4-8 に、パッケージの期限切れの詳細の例を示します。
図 4-7 [Package Expiration] ページ
表 4-5 で、表示されるパッケージの有効期限の詳細について説明します。
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[Actual Package Expiration] は [License Expiration] と [Additional Package Window] の合計です。 |
ステップ 3 ライセンスの有効期限を調整するには、日数(プラスまたはマイナス)を [Adjust License Expiration] フィールドに入力し、[Update] をクリックします。
ライセンスの有効期限が入力した日数だけ調整されます。[Additional Package Window] は影響を受けません。[Actual Package Expiration] を作成するために適用されます。
ステップ 4 パッケージの有効期限に関連付けられたメタデータを表示するには、[Asset Details] セクションで表示するメタデータの横のプラス記号(+)をクリックします。
パッケージを削除するには、[Available Packages] ドロップ ダウン リストからパッケージを選択し、[Display] をクリックしてから、[Package Expiration Details] セクションで [Delete] をクリックします。
(注) パブリッシュ障害はオプションの Ingest Manager 機能の一部です。このオプションは、導入に Ingest Manager が含まれている場合に、モニタリング システムレベルの左パネル メニューだけにリストされます。
[Publish Failures] ページは、バックオフィスにパブリッシュできなかったパッケージをリストして、パッケージを再パブリッシュするメカニズムを提供します。
未公開パッケージをパブリッシュする、または未公開パッケージを削除するには、次の作業を行います。
ステップ 1 [Monitor] > [Publish Failures] の順に選択します。[Publish Failures] ページが表示されます。
ステップ 2 [Unpublished Packages] ドロップ ダウン リストからパッケージを選択し、[Display] をクリックします。未公開パッケージの詳細が表示されます。
パッケージ名の最初の文字を入力することで、リストのそのセクションに移動できます。
図 4-8 に、パブリッシュ障害の詳細の例を示します。
表 4-6 で、表示されるパブリッシュ障害の詳細について説明します。
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障害内容を表す内部識別子。図 4-8 の例では、パッケージのパブリッシュが失敗しました。 |
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ステップ 3 未公開パッケージに関連付けられたメタデータを表示するには、[Assets] セクションで表示するメタデータの横のプラス記号(+)をクリックします。
ステップ 4 パブリッシュ プロセスを再起動して、作成日を今日に設定するには、[Publish] をクリックします。
未公開パッケージを削除するには、[Delete] をクリックします。
モニタ対象のストリーム オブジェクトは次の内容で構成されます。
• ストリームの障害
ステップ 1 [Monitor] > [Stream Monitor] の順に選択します。[Stream Monitor] ページが表示されます。
ステップ 2 次の方法がストリーム オブジェクトまたはストリーム オブジェクトまたはリストの表示に使用できます。
• テキスト ボックスにセッション ハンドルの最初の文字を入力します。ストリーム オブジェクトのドロップ ダウン リストが表示されます。入力した最初の文字で始まるオブジェクトが 25 個よりも多い場合、オブジェクト名の次の文字を続けて入力するか、リストされている 1 を選択するように要求されます。続けて文字を入力してリストを絞りこみ(文字を削除してリストを増やすこともできます)、任意の時点でいずれか 1 つをクリックすることもできます。1 を選択すると、ストリームの詳細が表示されます(図 4-10)。
• [Quick Lists] ボックスに、次のオプションが表示されます。
–[Most Recent 100]:最新 100 個のストリーム オブジェクトをリストします。
–[All Streams]:すべてのストリームをリストします。このオプションは、ストリームの数が 100 未満の場合にだけ使用できます。
–[Destination IP]、[Destination Port]、[Client IP]、[Client Port]:セッション ハンドルが不明な場合は、検索するフィールドを選択して [Search String] フィールドに文字列を入力し、[Search] をクリックすることで文字列の検索を行うことができます。選択したフィールドにその文字列が含まれるストリーム オブジェクトのリストが表示されます。リンクされているフィールド(図 4-9 に示されているようなセッション ハンドル)をクリックして選択したオブジェクトのストリーム モニタ詳細を表示するか、または [Back] をクリックして前ページに戻ります。
これらの方法のいずれか 1 つを実行すると、リストが表示されます。ストリーム オブジェクトのリストが複数ページにまたがる場合があります。次のページを表示するには、ページ番号をクリックします。
図 4-9 に、[Most Recent 100] または [All Streams] をクリックして作成されたストリーム オブジェクト リストの例を示します。セッション ID とストリームの開始時刻が表示されます。
[Quick List] ボックスに宛先 IP、宛先ポート、クライアント IP、またはクライアント ポートを入力して作成されたストリーム オブジェクト リストには、セッション ID、ストリームの開始時刻、宛先 IP、宛先ポート、クライアント IP、およびクライアント ポートが表示されます。
ステップ 3 ストリーム オブジェクトの詳細を表示するには、セッション ハンドルをクリックします。ストリームの詳細が表示されます。
図 4-10 に、ストリーム オブジェクトの詳細の例を示します。
表 4-7 で、ストリームの詳細について説明します。
[Graph Stream] ボタンを押すと、ストリームのトリックモードのアクティビティが表示されます(図 4-11)。
(注) [Trick Mode Capture] がディセーブルの場合、[Graph Stream] は表示されません。[Trick Mode Capture] をイネーブル化する方法については、「トリック モードのキャプチャ」を参照してください。
ストリーム オブジェクトを削除するには、オブジェクトを表示し、[Delete] をクリックします。
失敗したストリームの詳細を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Monitor] > [Failed Streams] の順に選択します。[Stream Failures] ページが表示されます。
失敗した個々のストリームが、ストリームが失敗した日時でリストされ、失敗したストリームのセッション ID が続きます。
(注) [Stream Failure] モニタリングは、当日のストリームだけを表示します。過去のストリーム障害を表示するには、「ストリームの障害」を参照してください。
ステップ 2 [Stream Failures] ドロップダウン リストから、ストリーム オブジェクトのタイムスタンプとセッション ID を選択し、[Display] をクリックします。ストリーム障害の詳細が表示されます。図 4-12 を参照してください。
失敗したストリームを削除するには、オブジェクトを表示し、[Delete] をクリックします。
表 4-8 で、ストリーム障害の詳細を説明します。
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このストリーム オブジェクトのストリーミングを担当するサーバ。サーバ ID に関連付けられた IP アドレスを表示するには、「サーバの設定」を参照してください。 |
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同じ CDS システムの一部であるすべてのサーバ(単一の CDSM で管理されている)は、同じグループ ID を持ちます。このグループ ID は CDSM GUI アレイ ID に対応し、企業全体で一意である必要があります。 表 4-9 で、CDSM GUI と CServer 間の ID マッピングについて説明します。 |
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ストリームが失敗したときに行っていた操作(たとえば、createStream、LSCP Command()、または createServant)は破棄します。これらは、障害発生時の測定ポイントまたはシステムのトランザクション状態です。 |
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失敗したタスクは、障害発生時点でのコール スタックの実行シーケンス タイプを表すイベント カテゴリです。上位カテゴリのリストは、次のとおりです。 |
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エラー コードは、障害の原因となったイベントについて説明します。エラー コードの説明については、 表 4-10 を参照してください。 |
表 4-9 に、CDSM GUI ID の名前と、setupfile および .arroyorc ファイル内の CServer 名とのマッピングを示します。
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表 4-10 に、エラーが発生した場所を具体的に説明する内部エラーのエラー コードをリストします。また、ネットワークまたはネットワーク コンポーネントのエラーもリストします。
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表 4-11 に、ストリーム障害の発生原因となる、取り込み中またはトリックモード ファイルの作成中に発生する可能性のあるエラーのエラー コードをリストします。
表 4-12 に、オプションの Ingest Manager の Managed Services Architecture(MSA)エラー コードをリストします。
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接続がドロップされました。URL をチェックします。Ingest Manager が ADI XML のフォーマットを誤った可能性があります。 |
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表 4-13 に、ファイルサービス インターフェイス(FSI)の MSA エラー コードをリストします。
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アレイ レベル モニタリング ページには、指定アレイのヘルスおよびアクティビティの全体的なビューが表示されます。
[Array Snapshot] ページには CDS 上のサーバ指定アレイの現在のアクティビティの概要が表示されます。すべてのストリームの状態、コンテンツの取り込み、およびディスク使用率のサマリーが表示されます。
[Array Snapshot] ページに表示されるフィールドは、[System Snapshot] ページに表示されるフィールドと同じであり、各ストリームのグループについてアクティブなストリーム帯域幅とアクティブな Fill 帯域幅が表示されます。フィールドの説明については、表 4-1 を参照してください。
サーバ レベル モニタリング ページには、Vault または Streamer サーバのヘルスおよびアクティビティが表示されます。
サーバ レベル モニタリング ページを表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Monitor] > [Server Level] の順に選択し、必要に応じて、次のいずれかをクリックします。
• ディスク モニタ
• NIC モニタ
• サーバ バイタル
• サービス モニタ
ステップ 2 ドロップダウン リストからサーバの IP アドレスを選択し、[Display] をクリックします。
[Disk Monitor] ページには、ディスク ステータスのリアルタイム情報が表示されます。
ディスクの現在のステータスを表示するには、[Disk] ページのドロップダウン リストからサーバの IP アドレスを選択し、[Display] をクリックして、グラフィックに表示されるディスクのいずれか 1 つのディスク上にマウスを動かします。サーバが Lindenhurst CDE の場合は、グラフィックに表示されているディスクの 1 つをクリックします。図 4-13 に、Streamer サーバの例を示します。
情報の更新頻度を変更するには、[Data Refresh Rate] フィールドに秒数を入力します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10 ~ 300 です。リフレッシュ レートに基づいて更新されたすべてのフィールド値はグリーンのフォントで表示されます。
図 4-13 ディスク モニタ:[Streamer] ページ
Vault サーバの場合は、[Disk Availability] 折れ線グラフに利用可能なディスク領域の割合が表示されます。[Total Space]、[Available Space]、[% Used] に表示されるギガバイトは Vault サーバ上にインストールされたすべてのディスクの合計です。
[Linux File System Stats] テーブルは、フラッシュ モジュールのパーティションを合わせた総記憶域、フラッシュ モジュールのパーティションを合わせた総使用可能記憶域、および合わせた各パーティションで使用されているストレージの割合を示します。図 4-13 では、使用率がユーザ定義のしきい値 40 % を超えたために、hda2 パーティションにアラーム インジケータがあります。しきい値については、「システムしきい値の設定」を参照してください。
表 4-14 で、フラッシュ モジュールが選択されたときに表示される情報について説明します。
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関連する ATA/SCSI 標準に従って製造元によって決定された、ディスクの自己モニタリング、分析、およびレポーティング テクノロジー(S.M.A.R.T.)ステータス。S.M.A.R.T.は、ディスクが不良になるタイミングを判断するファームウェア埋め込みロジックです。 |
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CDS には S.M.A.R.T. が内蔵されており、ハード ドライブの信頼性のモニタ、ドライブ障害の予測、さまざまなタイプのドライブ セルフテストを実行します。S.M.A.R.T は、ほとんどのディスク ドライブでネイティブであるファームウェアであり、長期にわたってディスク属性をモニタすることで、予測的な障害分析を実行可能にします。予測的な事前警告により、オペレータが予防メンテナンスを行うことができます。
選択したディスクで直近の 5 秒間に発生した現在の読み取り/書き込みアクティビティを表示するには、[Graph Disks] をクリックします。図 4-14 に、[Disk Activity] グラフの例を示します。
図 4-14 ディスク モニタ:Vault ディスク アクティビティグラフ
[Disk Activity] グラフには、5 秒間での読み取りデータおよび書き込みデータ量の平均計算(メガバイト/秒)を表示します。
[NIC Monitor] ページには、サーバの各ネットワーク インターフェイス カード(NIC)カードの状態が表示されます。
サーバの NIC の現在のステータスを表示するには、[NIC Monitor] ページのドロップダウン リストからサーバの IP アドレスを選択し、[Display] をクリックして、グラフィックに表示される NIC ポートのいずれか 1 つをクリックします。図 4-15 に、Vault サーバの eth4 インターフェイスの例を示します。
情報の更新頻度を変更するには、[Data Refresh Rate] フィールドに秒数を入力します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10 ~ 300 です。リフレッシュ レートに基づいて更新されたすべてのフィールド値はグリーンのフォントで表示されます。
表 4-15 で、NIC ポートに表示される情報について説明します。
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ポート インターフェイスの動作状態。動作状態は、アップまたはダウンのいずれかです。ポートがネットワークに接続されていない、または故障している場合、表示される動作状態はダウンです。 |
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このサーバの各ポートで直近の 2 秒間に発生した送信および受信アクティビティの平均を表示するには、[Graph Ports] をクリックします。図 4-16 に、[Port Activity] グラフの例を示します。
[Server Vitals] ページには、モニタ対象システム コンポーネントの現在値が表示されます。サーバ コンポーネントはモニタされ、しきい値を超えると、[System Health Monitor] ページでイベントがレポートされてネットワーク管理システム(NMS)に SNMP トラップが送信されます。
(注) [Server Vitals] ページは CDSM ヘルス モニタ機能がイネーブルの場合にだけ表示されます。詳細については、「CDSM または VVIM ヘルス モニタリング」を参照してください。
モニタ対象コンポーネントの現在の値、しきい値設定を表示するには、[Server Vitals] ページのドロップダウン リストからサーバの IP アドレスを選択し、[Display] をクリックします。
情報の更新頻度を変更するには、[Data Refresh Rate] フィールドに秒数を入力します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10 ~ 300 です。リフレッシュ レートに基づいて更新されたすべてのフィールド値はグリーンのフォントで表示されます。
温度の形式を華氏に変更するには、[Temperature Format] で [°F] を選択します。デフォルトは摂氏(°C)です。
モニタ対象コンポーネントは各コンテンツ配信エンジン(CDE)モデルによって異なります。図 4-17 に、Vault(CDE420)の [Server Vitals] ページの例を示します。
[Cache/Fill Bandwidth] ページは、Streamer のコンテンツ キャッシング アクティビティの詳細を表示します。
サーバのキャッシング アクティビティを表示するには、[Cache/Fill Bandwidth] ページのドロップダウン リストからサーバの IP アドレスを選択し、[Display] をクリックします。図 4-18 に例を示します。
情報の更新頻度を変更するには、[Data Refresh Rate] フィールドに秒数を入力します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10 ~ 300 です。リフレッシュ レートに基づいて更新されたすべてのフィールド値はグリーンのフォントで表示されます。
図 4-18 [Cache/Fill Bandwidth] ページ
表 4-16 で、[Cache/Fill Bandwidth] ページにリストされているサービスについて説明します。
(注) [Cache/Fill Bandwidth] ページの値は CDS サーバのクロックが CDSM と同期されている場合だけ正確です。
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この Streamer 上で、ローカルに保存されたコンテンツ(Streamer のディスク上にあるコンテンツ)の取得に使用される帯域幅(単位:Mbps)。 |
[Services Monitor] ページには、特定のプロセスがサーバで実行されているかどうかが表示されます。
サーバで実行されているサービスの現在のステータスを表示するには、サーバの IP アドレスを [Service Monitor] ページのドロップダウン リストから選択し、[Display] をクリックします。図 4-18 に、Streamer サーバの例を示します。
図 4-19 [Services Monitor] ページ:Streamer
表 4-17 で、[Service Monitor] ページにリストされているサービスについて説明します。
このモニタリング スケジュールは、CDS が正常に動作していることを確認し、ダウン タイムを引き起こす可能性のある潜在的な問題を識別するために推奨されます。
(注) ログのエラー警告の一部は情報のみであり、処理は必要ではありません。
• [Monitor] > [System Level] > [System Health] の順に選択し、[System Health Monitor] ページで任意のサーバの赤または黄色の状態を確認します。赤または黄色のボックスをクリックして、ディスク、NIC、またはサービスの詳細情報を表示します。詳細については、「システム ヘルス」を参照してください。
• [Monitor] > [System Level] > [Failed Ingests] の順に選択して、失敗した取り込みがないかチェックします。詳細については、「取り込み」 を参照してください。
• Streamer と Vault のモニタリング タスク
(注) すべてのコマンドは、ユーザが root として Linux オペレーティング システムにログインする必要があります。一部のタスクには CDSM オプションがあります。
Streamer と Vault を毎週モニタするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用済みディスク領域を回復します。 root ログインを使用して各サーバにログインし、次のコマンドを実行します。
ディスク使用率が 75 % を超える場合、次の方法を使用してディスク領域を回復します。
b. アーカイブ ログを外部デバイスにコピーして /arroyo/archive ディレクトリから削除します。
c. 古いインストールまたは /root ディレクトリの ISO アップグレード ファイルが存在しないか確認し、削除します。
ステップ 2 サービスが動作していることを確認します。[Monitor] > [Server Level] > [Services Monitor] を選択して各サーバのサービスをチェックするか、または各サーバにログインし、次のコマンドを実行します。
ステップ 3 CServer インターフェイスを確認してイーサネット アダプタのステータスを確認します。[Monitor] > [Server Level NIC Monitor] を選択するか、各サーバにログインし、次のコマンドを使用します
a. grep -i Link コマンドを使用して、使用されていないアダプタ以外のすべてのアダプタのステータスが「link up」であることを確認します。
b. grep -i Speed コマンドを使用して、ステータスが「link up」の各アダプタの速度が 1000 であることを確認します。
c. grep -i State コマンドを使用して、使用されていないアダプタ以外のすべてのアダプタの状態が「up」であることを確認します。
ステップ 4 次のコマンドを使用して、CServer ストリーミングおよび cache-fill インターフェイスをチェックします。
ステップ 5 次のコマンドを使用してデータベース スレッド数をチェックします。
各 Vault および Streamer に 2 つの接続が [ESTABLISHED] ステータスで表示されます。
ステップ 6 エラーや問題がないかプロトコル タイミングを確認します。また、プロトコル タイミングログでパケット再送信がないか確認します。
(注) 「WARNING」メッセージは、紛らわしい場合があります。たとえば、「datawait」および「slow disk」メッセージは通常発生するものであり、問題を示すものではありません。
ステップ 8 特定のコンテンツ オブジェクトの GOID 数はコンテンツを持つことが想定されるすべてのサーバ(Vault および Streamer)で同じである必要があります。特定のコンテンツ オブジェクトに対して GOID 数が同じである必要がある Vault の数はミラー コピーの設定によって決定されます(「サーバの設定」を参照)。GOID 数は、設定したトリック速度にも依存します(「取り込み調整の設定」を参照)。GOID が Vault と Streamer 間で異なる場合は、「no content available」の問題ため、セッション設定は作成されません。これは、Streamer の持つ GOID に一致するコンテンツが Vault に存在しないことが原因です。
Vault および Streamer の両方の週単位のモニタリング タスクに加えて、Vault は次の方法でモニタリングできます。
1. Vault ハード ドライブの空き領域をチェックします。[Monitor] > [Server Level] > [Disk Monitor] の順に選択します。 使用可能なディスクは、パーセンテージおよびギガバイト数で表示されます。または、次のコマンドを実行して、プロトコル タイミング ログを表示します。
返される数字は、このサーバで利用可能なディスク領域のパーセンテージを示します。数字が 5 以下の場合は、Vault を追加するか、ドライブを容量の大きいものに交換するか、または使用していないコンテンツを削除することで、記憶域を増やすステップを実行する必要があります。
2. /home/isa/fsi ログをチェックして、各 Vault の取り込みエラーを確認します。マスター Vault に追加のログがあります。
Vault および Streamer の両方の週単位のモニタリング タスクに加えて、Streamer は次の方法でモニタリングできます。
2. /home/isa/bss/logs/ ディレクトリの次のログ ファイルでエラーを探します。
rtsp.log および rtsp.err ファイルは、Streamer のストリーム設定および制御を確認するために使用されます。
1. [Monitor] > [System Level] > [System Snapshot] の順に選択し、[Disk Available] 量が次の 3 ~ 6 か月で予想される動画ストレージの要件を満たしていることを確認します。
2. 要件に適している前月のレポートを実行して、カンマ区切り(CSV)ファイルで保存します。
3. 帯域幅とストリーミング レポートを使用して、CDS がサービス エリアごとに必要な使用率を超えていないことを確認します。
a. CDSM の変更が汎用 admin アカウントではなく各ユーザに起因するものであることを確認します。
すべてにオンデマンド(XOD)アプリケーションにアクセスできる場合、次の手順を実行します。
1. 過剰なエラーがないか inspect-live を確認します。
2. BMS または CDS に対して通信時間が過剰でないか inspect-live を確認します。