この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、さまざまな問題の症状、考えられる原因、推奨処置を紹介することで、CDS のトラブルシューティング手順を示します。この付録で説明する内容は、次のとおりです。
• 「一般的な問題」
• 「起動の問題」
CDS トポロジ、バックオフィス環境、ミドルウェアなど、考えられるさまざまな組み合わせがあります。この付録のトラブルシューティングを使用するエンジニアは、関連するトラブルシューティング ガイドラインを推定できる程度に、自らのシステムに詳しいことが期待されます。すべての接続の問題では、ケーブルおよびポートの物理的な整合性、および VLAN 構成(該当する場合)を確認する必要があります。
この付録で説明するすべての Linux コマンドには、サーバへのコンソール アクセスまたは、サーバへのセキュア シェル(SSH)アクセスが必要です。
(注) 正しいユーザ アカウントが使用されていることを各ステップで確認することが重要です。ファイルを操作するためには、root および isa ユーザ アカウントのみが必要です。root ユーザ アカウントは、プロンプトとして # 記号を使用します。isa ユーザ アカウントは、プロンプトとして $ 記号を使用します。passwd コマンドを使用して、これらのパスワードをできるだけ早く変更することを強く推奨します。
ここでは、CDS ファイル システム、ログ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、一般的なトラブルシューティング方法について説明します。ここでは、次の内容について説明します。
• ログ ファイル
• メモリの問題
• ネットワーク
• /arroyo/asmrpt:24 時間ごとにデータベースから情報を取得して作成されるカンマ区切り値ファイル(CSV)が含まれます。これらのファイルは、[Reports] > [Archived Data] ページからアクセスできます。これらのファイルを生成するには、asm_archiver ジョブをインストールして、crontab に追加する必要があります。詳細については、「アーカイブ データ」を参照してください。
• /arroyo/db:データベースのバイナリが含まれます。これは Streamer および Vault 上の /home/isa/Berkeley ディレクトリにマッピングされます。
• /arroyo/db/DATADIR:データベース ファイルとインデックスが含まれます。
• /arroyo/image:CDS ソフトウェア イメージ ファイルのステージング領域。ソフトウェア アップグレードがサーバで実行される際、このディレクトリにはバックアップ ディレクトリも含まれます。
• /arroyo/msa:データベースから情報を取得して作成されたマネージド サービス アーキテクチャ(MSA)のログが含まれます。ログは iVAST MSA エージェントによって処理されます。
• /arroyo/www:CDSM GUI の HTTP ファイルが含まれます。サブディレクトリの arroyo/www/htdocs には、CDSM GUI の PHP ファイルが含まれます。
CSV ファイルは 24 時間ごとに生成され、30 日より古い場合に削除されます。CSV ファイルは /arroyo/asmrpt ディレクトリに保存されます。CSV ファイルを生成するには、レポート アーカイバをインストールおよび設定する必要があります。CSV ファイルは、/arroyo/asmrpt ディレクトリに移動するか、FTP クライアントを使用して(ユーザ名「asmrpt」、パスワード「asmrpt」)、アクセスできます。
Vault、Streamer、および ISV のディレクトリ構造は、次のとおりです。
上記ディレクトリに加えて、Vault、Streamer および ISV には、次の RTSP 環境固有のディレクトリがあります。
• /home/isa/bss/bin:VOD サーバ バイナリが含まれます
• /home/isa/bss/database:データベース ファイルが含まれます
• /home/isa/bss/etc:バイナリのコンフィギュレーション ファイルが含まれます
• /home/isa/bss/lib:共有アプリケーション ライブラリが含まれます
• /home/isa/bss/log:アプリケーション ログ ファイルが含まれます
• /home/isa/bss/log/archive:アーカイブ ログ ファイルが含まれます
CServer ログ ファイルは、ディスク ストレージが特定のレベルに達すると /arroyo/archive ディレクトリに自動的にアーカイブおよび移動されます。RTSP ログ ファイルは、FSI または RTSP プロセスが再起動またはログ ファイルが 50 MB に近くなるたびに、/home/isa/bss/log アーカイブ ディレクトリに自動的にアーカイブおよび移動されます。合計 9 回の変更が各ログ ファイルに保持され、古い 8 回分の変更はアーカイブ ディレクトリに圧縮および移動されます。
Linux オペレーティング システムには、次の役に立つログ ファイルがあります。
• /arroyo/log/c2k.log. <date>: このログには、コンテンツ読み取りの問題に関する情報があります。ログ ファイル名の日付の拡張子に yyyymmdd 形式があります(たとえば、20090115 は 2009 年 1 月 15 日)。このログ ファイルの冗長性を高めるには、次のコマンドを使用します。
• /arroyo/log/protocoltiming.log. <date> :ネットワーク インターフェイスの問題およびディスクの問題に関する情報を提供します。
• /arroyo/log/avsdb.log. <date> :データベースの問題に関する情報を提供します。
• /arroyo/log/statsd.log. <date>: システム統計情報を提供します。
• /arroyo/log/stresstest.log. <date> :CPU のアップタイム情報を提供します。
• /root/avslauncher.log. <date> :avslauncher モジュールの起動に関する情報を提供します。
役に立つ可能性のある他の CServer ログ ファイルは、次のとおりです。
• /arroyo.log/controlblocktiming.log. <date>
• /arroyo.log/debug.log. <date>
• /arroyo.log/decommissioned.log. <date>
• /arroyo.log/deleted.log. <date>
• /arroyo.log/executiontiming.log. <date>
• /arroyo.log/objectRepair.log. <date>
• /arroyo.log/serverinfo.log. <date>
• /arroyo.log/streamevent.log. <date>
• /arroyo.log/systemstats.log. <date>
(注) 拡張子 <date> を持つファイルは、yyyymmdd 形式を使用します。日付は、協定世界時(UTC)日付です。
c2k.log. <date> ファイルに表示される CServer エラー コードは、必ずしもエラーが発生したことを意味するわけではありません。実際のエラーには、「out」や「ntc」ではなく、「err」がエントリに表示されています。次に、重要な CServer のエラーおよびステータス コードのリストを示します。
• 4:次の要素を処理しています(cnNextElement)。
• 5:ライブ コンテンツが再開されました(cnResumeLive)。
• 6:次のコンテンツ オブジェクトを処理しています(cnNextContent)。
• 7:次の反復を処理しています(cnNextIteration)。
表 A-1 では、Protocoltiming ログに表示される可能性があるいくつかの警告メッセージについて説明します。
Linux ユーザ isa は、RTSP 環境のアプリケーション ファイルの所有者です。 root から変更するには、 su - isa コマンドを使用します。
すべてのアプリケーション ログ ファイルは、/home/isa/bss/log ディレクトリにあります。ログ ファイルは 50 MB に達すると、アーカイブ ディレクトリにアーカイブされ、移動されます。RTSP または FSI を再起動すると、すべての現在のログ ファイルは、アーカイブ ディレクトリにアーカイブされ、移動されます。最新のアーカイブ ログ ファイルは未圧縮のままですが、それ以外のログ ファイルは gzip で圧縮されます。アーカイブ ディレクトリは、各ログ ファイルの最新の 10 個のアーカイブを常に維持します。古いログ ファイルが削除されます。
RTSP アプリケーションまたは FSI アプリケーションが起動しない場合は、次のファイルをチェックして原因を特定します。
これらのファイルは /home/isa/bss/log/ ディレクトリにあります。
CDS RTSP 環境には、次の役立つログ ファイルがあります。
• /home/isa/bss/log/library.log:cache2app ライブラリ情報のログを記録します
RTSP アプリケーションが実行されていない間にログ レベルを変更するには、arroyo-env.sh ファイルを編集します。
OFF、LOW、または HIGH に ARROYO_LOG_LEVEL 変数の値を変更します。デフォルト設定は LOW です。
RTSP アプリケーションが実行中かどうかにかかわらずログ レベルを変更するには、[RTSP Setup] ページを使用します。詳細については、「RTSP の設定」を参照してください。
rtsp.out ログ ファイルは、各スレッドの処理状態と関連付けられているセッション ID を保持します。
スレッド状態のロギングは /home/isa/bss.scripts ディレクトリの arroyo-env.sh スクリプトの THREAD_MON_FREQ によって制御されます。THREAD_MON_FREQ パラメータはスレッド状態および対応する値を印刷する時間間隔として使用されます。値の範囲は 0 ~ 65535 です。THREAD_MON_FREQ パラメータのデフォルト値は 30 です。ロギングは THREAD_MON_FREQ を 0 に設定することでオフにできます。
サーバ設定は .arroyorc ファイルと setupfile ファイルに保存されます。ここでは、各ファイルのさまざまなパラメータについて説明します。
(注) この項は、情報提供のみを目的に記載しています。コンフィギュレーション ファイルへの変更は、すべて初期設定と CDSM GUI によって可能です。
表 A-2 に、CDSM GUI ID の名前と、setupfile および .arroyorc ファイル内の CServer 名とのマッピングを示します。
|
|
---|---|
ここでは、.arroyorc ファイルのさまざまな行エントリを示します。.arroyorc ファイルは /home/isa ディレクトリにあり、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router ISM Line Card Hardware Installation Guide 』で説明されている初期設定手順の中で作成されます。
同じ CDS システムの一部であるすべてのサーバ(単一の CDSM で管理されている)は、同じグループ ID を持ちます。このグループ ID は、企業全体で固有である必要があります。グループ ID の目的は、グループのサーバが同じグループに属していることを相互に認識できることです。2 つのサーバ グループが同じ VLAN 上にあり、同じグループ番号を持っている場合、競合し問題が発生します。これは、実際の運用導入よりも、共有リソースを持つラボ環境によくある問題です。ただし、この問題は引き続き管理する必要があります。
グループの各サーバは、1 ~ 255 の一意の ID が必要です。標準化された番号ソリューションを使用することを推奨します。たとえば、1xx の serverid はすべて Streamer とし、2xx のサーバ ID はすべて Vault にします。
このパラメータは、システム内の Vault の IP アドレスを示します。各「vault」行は、個々の Vault を表します。複数の vault 行がある場合があります。
このパラメータは、システム内の Streamer の IP アドレスを示します。各「streamer」行は、個々の Streamer を表します。複数の streamer 行がある場合があります。
このパラメータは CDSM の IP アドレスです。コントローラ行が 1 行のみ含まれます。この行は CDSM のファイルには不要ですが、Vault および Streamer で CDSM をポイントするために使用されます。
このパラメータは ローカル ミラ ーリングを制御します。つまり、ローカルに保存されるコンテンツの特定の部分のコピー数を決定します。
このパラメータにより、サーバは CDSM に正しく識別されます。CDSM は、GUI の適切なサーバ グラフィックを表示し、ディスク、イーサネット ポートなどの適切な数を管理できます。
eth0 から始まる管理インターフェイスのインデックス。通常は 0 のままです。
このパラメータは Vault のみが対象です。eth0 から始まる取り込みインターフェイスのインデックス。通常は 0 のままですが、1 になっている場合もあります。
これは、アプリケーションがデータベースを対象としたメッセージをアドレス指定する「ファイル ハンドル」です。
これは、アプリケーションがデータベースを対象としたメッセージをアドレス指定するポート番号です。
eth0 から始まるストリーム制御インターフェイスのインデックス。これは、Setup および Control インターフェイスを分離する場合に使用するオプション設定です。
ここでは、setupfile ファイルのさまざまなパラメータについて説明します。setupfile ファイルは /arroyo/test ディレクトリにあります。setupfile ファイルのパラメータの値には、初期設定中に設定される値(serverid、groupid、streamer vault)と CDSM を使用して設定される値があります。
(注) localip # 行エントリは廃止されました。この行エントリを無視します。
各 setupfile ファイルに次の行エントリが必要です。
グループ ID で識別されるサーバ グループ内のサーバを一意に識別する ID。詳細については、「serverid」を参照してください。
CDS 内のサーバ グループを識別する ID。詳細については、 「groupid」を参照してください。
streamer <0 or 1> vault <0 or 1>
Streamer としてサーバを実行するには、streamer を 1 に設定し、実行しない場合は 0 に設定します。Vault としてサーバを実行するには、vault を 1 に設定し、実行しない場合は 0 に設定します。streamer と vault の両方を 0 に設定することはできません。
service address <ip in dot notation> setup <setup portno> control <control portno>
service address は、このサーバが指定した IP アドレスに対して、Setup サーバ、Control サーバ、または Setup サーバおよび Control サーバの両方のいずれかの役割を担当させるかを指定するために使用されます。このパラメータは Streamer だけに適用されます。
• setup portno :0 は、サーバが指定された IP アドレスに対して、Setup サーバの役割を担当させることができないことを意味します。1 は、デフォルトのポート番号 3300 を使用することを意味します。
• control portno :0 は、サーバが指定された IP アドレスに対して、Control サーバの役割を担当させることができないことを意味します。1 は、デフォルトのポート番号 9000 を使用することを意味します。
e1000 <index>: streaming <0 or 1> fill <0 or 1> ip <ip in dot notation> tport <transport portno> cport <cache portno> tgid <transport groupid>
e1000 は、キャッシュフィルおよび転送/ストリーミング用のネットワーク インターフェイスを設定するために使用されます。各「e1000」行は、個々のイーサネット ポートを表します。インターフェイスあたり 1 行を含めます。
• index:e1000 ドライバに認識されている、インターフェイス インデックスを参照します。Lindenhurst チップセットを使用したサーバの場合、eth# インターフェイスの番号に 1 対 1 のマッチングを行います。
• streaming:転送/ストリーミング用のパラメータ。1 は、このインターフェイスがストリーミングに使用されることを意味します。使用しない場合は、streaming を 0 に設定します。
• fill:キャッシュ フィル用のパラメータ。1 は、このインターフェイスがキャッシュ フィルに使用されることを意味します。それ以外の場合は、fill を 0 に設定します。
• ip:各インターフェイスには、送信元 IP アドレスが必要です。これは、レイヤ 3 ネットワークだけが対象です。
• tport:パケットの転送(ストリーミング)の送信元として使用される転送ポート番号。値が 0 の場合、デフォルト ポート番号 1026 を使用することを意味します(デフォルト送信元 IP エントリ オプションの影響を受けている場合を除く)。
• cport:キャッシング(フィル)パケットの送信元として使用されるキャッシュ ポート番号。値が 0 の場合、デフォルト ポート番号 48879 を使用することを意味します(デフォルト送信元 IP エントリ オプションの影響を受けている場合を除く)。
• tgid:このインターフェイスの転送グループ ID。転送グループ ID は、パケットを転送するために使用するインターフェイスを決定するために、/arroyo/test ディレクトリの TransportGroupIdTable ファイルとともに使用されます。これは、パケットの宛先 IP アドレスまたはサブネットに基づきます。デフォルト値は 0 です。0 は、このインターフェイスが任意の転送グループで使用できることを意味します。その他の値は、インターフェイスが特定の転送グループ専用であることを意味します。
vault mirror copies <number of copies>
vault mirror copies は Vault 上に保存する各コンテンツのコピーの数を表す数値です。
(注) 転送グループ ID(tgid)は廃止されました。代わりに、SubnetTable を使用します。「ネットワーク」を参照してください。
次の行エントリは、setupfile ファイルではオプションです。
管理に使用されるインターフェイスを指定します。デフォルトは eth0 です。
ライブの取り込みに使用されるインターフェイスを指定します(FTP プッシュまたは UDP キャプチャ)。デフォルトでは、管理インターフェイスが使用されます。このパラメータは Vault のみに適用されます。
e1000 adapters: maxrate <rate in Mbps>
ストリーミング、キャッシュ、または両方のいずれかに対する、このインターフェイスの最大伝送帯域幅を制御します。デフォルト値は 975 Mbps です。
ibg アダプタの最大伝送帯域幅。デフォルト値は 975 Mbps です。
サーバにインストールされているハード ドライブ(ディスク)の数を指定します。デフォルトのディスク数は Streamer では 12、Vault では 24 です。12 個のディスクを持つサーバがある場合、このエントリを追加し、12 個のディスクを指定する必要があります。追加しない場合、ディスクが非稼動であることを示す警告メッセージが protocoltiming ログ ファイルに記録されます。
サーバのテスト モードを指定します。デフォルトは 4 で、運用モードでサーバを実行することを意味します。
キャッシュフィル パケットの DSCP ビットの設定に使用されます。デフォルト値は 0 です。
キャッシュフィル パケットの ECN ビットの設定に使用されます。デフォルト値は 0 です。このパラメータは使用しないでください。
転送/ストリーミング パケットの DSCP ビットを設定するために使用します。デフォルト値は 0 です。
転送/ストリーミング パケットの ECN ビットを設定するために使用します。デフォルト値は 0 です。このパラメータは使用しないでください。
取り込み中のトリック オブジェクトの生成に対して、最大 8 種類の速度を指定するために使用します。このパラメータは Vault のみに適用されます。デフォルトは、5、-5、10、-10、32、および -32 です。 最大速度は -127 です。127 より大きいエントリは、デフォルトで 127 になります。0 は無視されます。
ftpout if eth # max utilization mbps # max sessions #
FTP Out に使用する Vault のインターフェイス、すべてのアクティブ セッションの最大帯域利用率(Mbps)、および許可される同時セッションの最大数を指定するために使用します。デフォルトでは最大セッション数は 0 で、FTP Out が使用できないことを意味します。帯域利用率のデフォルトは 0 で、無制限に使用できることを意味します。選択されたデフォルトのインターフェイスは管理インターフェイスです。FTP Out を正常に機能させるには、コンテンツ全体が Vault に存在する必要があります。
RTSP 環境で、起動時のグローバル オブジェクト ID(GOID)チェックをバイパスするために使用されます。
このサーバが属するアレイを指定します。アレイ ID は、選択できる再生サーバを決定するために、/arroyo/test ディレクトリの StreamDestinationMap ファイルとともに使用されます。選択は、パケットの宛先 IP アドレスまたはサブネットに基づきます。デフォルト値は 0 です。
remote site manager <ip address> for arrayid #
指定したアレイのリモート サイト マネージャの IP アドレスを指定します。リモート サイト マネージャは同じサイトの接続できるすべてのサーバのリストを保持しています(サーバはリモート サイト マネージャの RemoteServers リストにリストされています)。このサーバがアップすると、リモート サイト マネージャにアクセスし、指定されたアレイに存在するサーバの照会を要求します。リモート サイト マネージャは、そのアレイからサーバの IP アドレスを返します。このサーバは、参照先のすべてのリモート サーバとの接続を確立し、1 分に 1 回すべてのリモート アレイ サーバとの接続があるかどうかをチェックします。何らかの理由で照会用のサーバを使用できない場合、このサーバは、リモート サイト マネージャにアクセスし、別の照会を要求します。
(注) このサーバおよび参照先のサーバの両方の setupfile に allow new L3 remote servers 1 指示を追加する必要があります。この指示を追加しない場合、このサーバは参照先のリモート サーバとの接続を確立できません。
default source ip <ip in dot notation> tport <minportno> - <maxportno> cport <portno>
個々の必須の e1000 インターフェイス エントリに固有の情報が提供されない場合に、送信元パケットに影響を及ぼすために使用されます。
• ip:インターフェイスのデフォルトの送信元 IP アドレス。この値は必須の e1000 インターフェイス エントリによって上書きされます。この IP アドレスは、レイヤ 3 ネットワークでは意味がありません。ただし、現在、表示される他の値にはゼロ以外の値が必要です。
• tport:ストリームが開始された後は、指定された範囲内のランダムなポートが、ストリームの転送/ストリーミング パケットの送信元ポートとして使用されます(必須の e1000 インターフェイス エントリで、特定のポートが tport に選択されていないと仮定します)。
• cport:キャッシュフィル パケットに使用する送信元ポート(必須の e1000 インターフェイス エントリで、特定のポートが cport に選択されていないと仮定します)。
(注) デフォルト送信元 IP は、レイヤ 2 ネットワークで役に立ちます。レイヤ 3 ネットワークでは、各インターフェイスに対して IP アドレスが要求されるため、デフォルト送信元 IP の値は、インターフェイスの個々のエントリに置き換えられます。ただし、デフォルト送信元 IP 設定は他のデフォルト(転送ポートおよびキャッシュ ポート)を指定します。転送ポートの範囲を指定する場合は、デフォルト送信元 IP の値が 0 である可能性があります。
(注) デフォルト送信元 IP は、必須の e1000 インターフェイス エントリと一緒に使用できます。たとえば、デフォルト送信元 IP は、送信元転送ポートの範囲を指定するために使用できます。ただし、ランダムなポートの生成は現在、各ストリームの開始時には実行されていません。したがって、このオプションを使用しないことを推奨します。
CDSM で Linux オペレーティング システム(OS)のソフトウェア バージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
Vault、Streamer または ISV の Linux OS のソフトウェア バージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
RTSP CDS ソフトウェアは、RTSP オーバーレイ、statsd ソフトウェア、および CServer コードの組み合わせです。次の項では、それぞれのソフトウェア バージョンを確認する方法について説明します。
CDS RTSP オーバーレイ イメージのソフトウェア バージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
statsd プログラムのソフトウェア バージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
Streamer、Vault、または ISV の CServer ソフトウェア バージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
CServer の設定、ステータス、およびバージョンを表示するには、次のコマンドを入力します。
ifstats コマンドは、サーバ上の各イーサネット インターフェイスのリアルタイム トラフィックを示します。
カーネル デバッガ(KDB)は、サーバ処理に失敗したときの情報(コア ダンプ ファイルの形式)を提供します。サーバがクラッシュした場合にサーバが KDB に入るには、/proc/sys/kernel/panic パラメータがゼロでなければなりません。panic パラメータがゼロでない場合、システムは KDB に入らずに自動的にリブートします。
KDB に加えて、kdump サービスがあります。kdump サービスはメモリのカーネル ダンプを取得することができます。サーバがクラッシュ後に自動的にリブートするように設定されている(つまり、panic パラメータが 0 でない)場合、kdump サービスは自動的に実行されます。kdump サービスは /var/arroyo/crash ディレクトリにカーネル メモリ ダンプを保存します。カーネル メモリがダンプされると、システムは通常のオペレーティング システムにリブートします。
サーバが KDB に入るように設定されている(つまり、panic パラメータが 0 である)場合、サーバは KDB モードを開始します。 kdump コマンドは、サーバが KDB モードのとき、カーネル メモリ ダンプを取得することができます。 kdump コマンドは kdump モードでサーバをリブートし、カーネル メモリ ダンプを取得し、通常のオペレーティング システムにサーバを再起動します。
サーバが /etc/rc.local ディレクトリから自動的に起動された後にクラッシュした場合、シングルユーザ モードで起動する必要があります。シングルユーザ モードで起動するには、次の手順を実行します。
ステップ 2 ブルー画面に Linux バージョンのリストが表示されているときに、カーネル エントリを編集するには E キーを押します。
ステップ 3 複数行が表示されます。↑ および ↓ キーを使用して、2 行目を強調表示します。行を編集する E キーをもう一度押す必要があります。四角カーソルが行末に表示されます。
ステップ 4 コンソールのパラメータ(例:console=ttySO,115200n8)から 115200 を削除します。
ステップ 5 行の末尾に「Single」または「S」を追加します。
ステップ 7 Linux カーネルをシングルユーザ モードで起動するには、B キーを押します。
ステップ 9 /etc/rc.local ファイルを編集し、 /arroyo/test/vault/run 行をコメント アウトします。
Linux プロンプトのコア ダンプ ファイルの内容を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 GNU デバッガ(gdb)を実行し、コア ファイルおよびバイナリ ファイルを指定します。
core-file パラメータは、コア ファイル名で、 binary-file はコア ファイルを生成したバイナリ ファイルです。
ステップ 2 GNU デバッガが開始された後は、バックトレース コマンド bt を gdb プロンプトに入力し、Enter を押します。
クラッシュ時の現在の関数呼び出しの履歴を示すコールバック スタックが表示されます。
シャーシの運送後にディスク ドライブを再挿入するときや、シャーシ間でディスク ドライブを移動するときには、ディスク ドライブの順序は関連しません。
ソフトウェアが含まれているディスク ドライブである内部ブート ドライブの統計情報を表示するには、 df -k コマンドを入力します。
リムーバブル SATA または SCSI ディスク ドライブの統計情報を表示するには、次のコマンドを使用します。
[CDSM GUI Disk Monitor] ページがディスク警告をレポートする場合、/arroyo/log/protocoltiming.log.< date > ログ ファイルおよび /var/log/debugmessages ログ ファイルのディスク ドライブ ステータスを確認します。
(注) Linux SATA ドライバ sats_mv.ko がデバイスのリセット ベクタを提供しないため、CDE400 では、SATA ドライバのリセットに、バスおよびホストのリセットが使用される場合があります。未処理の要求がない場合は、デバイスがリセットされると、コンソールに警告メッセージが表示されます。これらの警告メッセージは情報提供であり、障害を示していません。
CDSM の起動速度を低下させてメモリ カウンタを表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 2 BIOS Setup Utility に入るには、次のテキスト プロンプトが表示されているときにキーボードの Delete キーを押します。
(注) ほとんどの場合、Delete キーがセットアップ画面を起動するために使用されます。F1、F2 などの他のキーが使用される場合もあります。
ステップ 3 [Boot] メニューにナビゲートするには、→ キーを使用します。
ステップ 4 [Boot Settings] 設定オプションを選択します(図 A-1)。
ステップ 5 [Quick Boot] を選択し、[Disabled] に設定します。
図 A-1 BIOS Setup Utility:[Boot] 設定
ステップ 6 F10 を押して保存し、BIOS Setup Utility を終了します。
次のコマンドは、ネットワーク設定およびアクティビティを確認する場合に役立ちます。
IP ルーティング テーブルを表示するには、次のコマンドを入力します。
CDS サブネット テーブルを表示するには、次のコマンドを入力します。
(注) リリース 2.1 では、ローカル ネットワークとゲートウェイは SubnetTable ファイルで指定されます。下位互換性のため、SubnetTable ファイルがない場合、ルーティング テーブルのローカル サブネットとゲートウェイは引き続きサポートされています。ルーティング テーブルは、スタティック ルートを指定するために引き続き使用できます。
CDS ルーティング テーブルを表示するには、次のコマンドを入力します。
CDS リモート サーバ テーブルを表示するには、次のコマンドを入力します。
基本的なインターフェイス情報を表示するには、 ifconfig コマンドを使用します。
詳細なインターフェイス情報については、/proc/net/ ディレクトリのインターフェイス情報ファイルを表示します。
• BIOS 設定:オペレーティング システムがハングするか、KDB モードに移行する場合
• 必要なサービスが開始されない、または適切に実行されない場合
単一ビット エラーがサーバのメモリに発生すると、Linux OS が動かなくなり、サーバがカーネル デバッガ(KDB)モードになります。これは、BIOS のエラー訂正コード(ECC)のタイプが正しく設定されていないことが原因です。
BIOS Setup Utility の [ECC Error Type] 設定を修正するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 サーバの起動時に、BIOS Setup Utility に入るには、Delete キーを押します。
ステップ 2 [Advanced] メニューに移動し、[Advanced Chipset Control] を選択します。
ステップ 3 [ECC Error Type] を選択し、[NMI] に変更します(図 A-2)。
図 A-2 BIOS Setup Utility: [Advanced Chipset Control]
CDE サーバは次のシリアル コンソール設定で出荷されます。115200 ボー レート、パリティなし、8 データ ビット、1 ストップ ビット(115200-N-8-1)。シリアル コンソールの設定を確認するには、次を確認します。
• BIOS 設定:起動処理の最初から [GRUB] メニューまでの速度を決定します。BIOS Setup Utility で、[Advanced] メニューの [Console Redirection] が [VT100] に設定されていることを確認します。
• /etc/boot/menu.lst:kernel のロード後の速度を決定します。
• /etc/inittab:OS のロード後の速度を決定します。次の内容を入力します。
CDSM GUI から、[Monitor] > [Server Level] > [Services] をクリックして、各サーバの [Services] ページを表示します。詳細については、「サービス モニタ」を参照してください。必要なサービスが開始されない、または適切に実行されない場合は、Streamer と Vault、および CDSM 間に双方向データベース接続があることを確認します。
各 Vault および Streamer に 2 つの接続が [ESTABLISHED] ステータスで表示されます。
接続状態が [ESTABLISHED] でない場合は、/home/isa/.arroyorc ファイルの設定をチェックして、設定が正しいことを確認した後、データベースを再起動します。
サーバに isa としてログインし、データベースを起動します。
root としてサーバにログインして、statsd を開始します。
RTSP リスナーが正しいポートで動作していることを確認します。
• システム ヘルス
• CDSM GUI が Vault または Streamer を登録できない場合
[System Health Monitor] ページの色付きボックスには、次の意味があります。
CDSM GUI にアクセスできない場合は、 root としてログインし、Apache サーバが CDSM で動作していることを確認します。
Apache サーバが動作していない場合は、サーバを再起動します。
CDSM GUI がアレイまたは CDS に含まれる Vault または Streamer を登録できない場合、次の手順を実行します。
ステップ 1 root として Vault または Streamer にログインします。
ステップ 2 CDSM との双方向データベース接続を確認します。
ステップ 3 statsd が実行されていることを確認します。
ステップ 4 /home/stats/svrinit または svrinit_15 の正しいバージョンおよび権限が使用されていることを確認します。
ステップ 5 Vault および Streamer で、svrinit_15 を使用してデータベースの CDS ホストを初期化します。次のオプションを使用します。
• -i オプション:サーバの物理 IP アドレス(eth0)
たとえば、最初に -d オプションを使用して CDS ホストを登録解除した後、CDS ホストを初期化します。
ステップ 6 それでもテーブルを初期化できない場合は、Engineering アクセス権限を持ったユーザ アカウントを使用して CDSM GUI にログインし、[Maintain] > [Software] > [System Config] ページをクリックし、[Add New Server] オプションを使用して Streamer や Vault を追加します。
スタックしたデータベース スレッドの問題をモニタするには、次のコマンドを使用します。
各 Vault および Streamer に 2 つの接続が [ESTABLISHED] ステータスで表示されます。双方向接続が存在しない場合は、CDSM を含むすべてのサーバで db_shutdown を実行し、次のコマンドを使用してデータベースを起動します。
データベースがスタックして db_shutdown が動作しない場合は、 ps -ef |grep avsdb を使用してプロセス ID(PID)を照会し、 kill -9 { pid } コマンドを使用して avsdb プロセスを終了し、最後にデータベースを再起動します。
• 不正コンテンツ
• ネットワーク
処理 1: FSI の起動時に /home/isa/bss/log/fsi.log を表示して、サーバの FSI モードをチェックします。
FSI の動作モードは /home/isa/bss/scripts/arroyo-site-env.sh で設定されている内容である必要があります。たとえば、「FSI_DEPLOYMENT=1」を設定します。
処理 1: 非ゼロ値(デフォルトは 20004)に FSI ポートを変更します。
CDSM GUI を使用して [Configure] > [Server Level] > [FSI Setup] を選択し、[FSI Server Port] フィールドに新しいポート番号を入力します。詳細については、「FSI の設定」を参照してください。
処理 2: サーバに isa としてログインし、FSI サービスを開始します。
原因 2: fsi.log および fsi.err に報告された cache2app を開くことができません。
処理 1: CSserver プロセスが実行されていることを確認します。
サーバに root としてログインし、avs_cserver が稼動していることを確認する lsmod コマンドを入力します。avs_cserver が動作していない場合、 rpm -qa | grep コマンドを入力し、インストールされているかどうかを確認します。
• avs_cserver がインストールされている場合、avs_cserver を開始する /arroyo/test/run コマンドを入力します。
原因 1: FTP サーバ(たとえば、Lysis コンテンツ取り込みサーバ)に接続できません。
処理 1: ネットワーク接続とユーザのアクセス権限を確認します。
FTP サーバのネットワーク接続、アクセス コントロール リスト(ACL)、ユーザのアクセス権などを確認します。
ユーザ isa から FTP サーバへの手動 FTP 要求が正常に動作し、取り込むコンテンツがリストされていることを確認します。
原因 2: ADI XML ファイルでコンテンツ名が正しく設定されていません。
この例では、6663_3800p.mpg は FTP サーバに存在しません。ADI XML ファイルに記述されているコンテンツと FTP サーバのコンテンツが一致することを確認します。
原因 3: Asset Ingest Manager(AIM)が FTP サーバからメッセージを取得しません。
1. /sbin/ifconfig ファイルを表示し、eth0:1 インターフェイスがあることを確認することで、マスター Vault を特定します。
2. マスター Vault で、 tail -f aim.log コマンドを入力します。
4. 接続障害が発生した場合、aim.log は更新されていません。
5. arroyo stop aim コマンドに続けて、 arroyo start aim コマンドを入力して、AIM プロセスを再起動します。
処理 1 :無限ループメッセージがないかどうかを aim.log で確認します。
処理 1: AIM サービスが停止している間に、孤立した AIM スレッドをチェックします。
isa としてログインして AIM サービスを停止し、孤立した AIM スレッドがないことを確認して、AIM サービスを再起動します。
原因 2: マスター Vault AIM は低下状態にあります。
スレーブ Vault の aim.log をチェックして、待機状態であることを確認します。
処理 1: マスター Vault およびスレーブ Vault 間のフェールオーバーを発生させます。
マスター Vault で、statsd と Ingest Manager(AIM)サービスを停止し、Vault のフェールオーバーを発生させます。新しいマスター Vault 上の AIM サービスは、すぐに取り込み要求の処理を開始します。
古いマスター Vault で、 root としてログインして statsd サービスを再起動し、 isa としてログインして AIM サービスを再起動します。この Vault は新しいスタンバイになり、AIM プロセスは待機モードになります。
可変ビット レート(VBR)でエンコードされたコンテンツは現在サポートされていません。固定ビット レート(CBR)のガイドラインについては、「CDS コンテンツ品質ガイドライン」を参照してください。
ネットワークの最大伝送ユニット(MTU)が正しく設定されていることを確認します。ジャンボ フレームが CDS でイネーブルの場合、ネットワークはジャンボ フレームをサポートする必要があります。ジャンボ フレームのオプションがディセーブルにされていても、ネットワークはジャンボ フレームをサポートすることを推奨します。
レイヤ 2 ネットワークが CDS に使用されている場合は、スイッチおよびルータで適切な MAC アドレス(ARP エントリ)を設定する必要があります。CDS の Vault および Streamer インターフェイスが同じ VLAN 内に存在することを確認します。レイヤ 3 ネットワークを CDS に使用する場合は、対応するデフォルト ゲートウェイがさまざまなインターフェイスおよび Stream Group に対して CDS の Vault および Streamer で正しく設定されていることを確認します。
コンテンツ ソース(キャッチャー、FTP サーバなど)が Vault または ISV から到達可能であり、FTP を使用してコンテンツの手動転送が正しく機能することを確認します。
ネットワーク インターフェイス、ネットワーク ルーティング テーブル、ARP などのステータスの詳細については、「ネットワーク」を参照してください。
• GOID の確認
実際に保存されているコンテンツとデータベースのレポート内容を表示するには、次のコマンドを入力します。
1 台の Vault でローカルにコンテンツ ミラーリングをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 次の行を追加して、/home/isa/.arroyorc ファイルを修正します。
ステップ 2 変更が /arroyo/test/vault/setupfile ファイルを伝播されたことを確認します。
行「vault local copy count 2」を setupfile ファイルに追加する必要があります。
または、調整可能なパラメータを使用してローカル ミラーリングをイネーブルにします。また、調整可能なパラメータを使用して設定を確認することもできます。
(注) echo 2 コマンドを使用して調整可能なファイルでローカル ミラーリングをイネーブルにすると、ローカル コピー カウントが一時的に変更されるだけです。リブート時には、ローカル コピー カウントが初期値にリセットされます。ローカル コピー カウントを 1 以外の値に永続的に設定するには、/arroyo/test/vault/setupfile を編集するか、CDSM GUI を使用します。
2 台の Vault 間のコンテンツ ミラーリングをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
詳細については、「サーバの設定」を参照してください。
ステップ 2 [Server IP] ドロップダウン リストから、サーバの IP アドレスを選択します。
ステップ 3 [Vault Mirror Copies] ドロップダウン リストから、 2 を選択します。
ステップ 5 /arroyo/test/vault/setupfile ファイルと /arroyo/log/protocoltiming.log.< date > ファイルを表示して、変更が伝播していることを確認します。
Vault および Streamer 間のグローバル オブジェクト ID(GOID)が、各サーバの GOID の総数を比較して、正しいことを確認できません。実際には、GOID の複数のチェーンがあります。GOID チェーンをリスト表示すると、GOID のリスト表示により、リストの末尾に問題をレポートするサマリーが提供されるため、GOID が正しいことを確認できます。
すべての GOID チェーンをリスト表示するには、次のコマンドを入力します。
/arroyo/log/serverinfo.log.< date > ログ ファイルには、GOID に関する情報が含まれます。
(注) 破損または孤立した GOID を特定し、削除する必要はありません。CServer が破損した GOID を修復します。孤立した GOID は、サーバがリブートすると消去されます。
CDSM GUI と Vault setupfile ファイルのトリックモード設定を確認します。
• CDSM GUI から、[Configure] > [System Level] > [Ingest Tuning] を選択して、トリックモード設定を表示します。
• Vault の setupfile 内のトリックモード設定をチェックするには、次のコマンドを入力します。
再生中に /arroyo/log/c2k.log.< date > ログ ファイルおよびセッション メッセージ ログをチェックし、トリックモード ファイルがストリーミングされていることを確認します。
• ISV の Vault および Streamer との相互運用性に関する規則
• ネットワーク
Vault および Streamer と相互運用するには、次の規則が ISV に適用されます。
• ISV は共存している Streamer および専用のリモート Streamer の両方のキャッシュをフィルできます。
• ISV は、別の場所の ISV に関連付けられた Streamer のキャッシュをフィルすることはできません。
• 2 台の ISV はコンテンツを相互にミラーリングできますが、ISV と Vault はコンテンツを相互にミラーリングできません。
(注) 他のネットワークのトラブルシューティング方法については、「ネットワーク」を参照してください。
原因 1: ジャンボ フレームがキャッシュフィル ネットワーク スイッチでサポートされていないか、設定されていません。
確認 1: c2k.log ファイルと rtsp.log ファイルでコンテンツの読み取りエラーを検索します。
1500 バイトよりも大きいパケット サイズを使用して、キャッシュフィル VLAN 上の 2 台のデバイス間で ping を実行します。
処理 1: ping に失敗した場合、ジャンボ フレームおよびキャッシュフィル インターフェイスが正しく設定されていることを確認します。
ジャンボ フレームがキャッシュフィル VLAN のスイッチ ポートでイネーブルであることを確認し、キャッシュフィル インターフェイスが Streamer と Vault で正しく設定されていることを確認します。キャッシュフィル インターフェイスの設定については、「サーバの設定」を参照してください。
ここでは、次のストリーミングおよび再生の問題について説明します。
さまざまな基準に基づいてストリームをモニタするには、[Monitor] > [System Level] > [Stream Monitor] をクリックして、CDSM GUI で [Stream Monitor] ページに移動します。詳細については、「ストリームオブジェクトのモニタリング」を参照してください。
rtsp.log ファイルに「error reading content data.」というエントリが存在します。この場合、完了コード 3 のコールバックを CServer から受信したことを意味します。
この場合、ユーザは通常、コンテンツの一部をストリーミングできますが、特定の箇所でストリームが停止し、エラー メッセージが ANNOUNCE メッセージに返されます。コンテンツを CServer レベルで検証する必要があります。
処理 1: マルチキャスト アドレスに対して再生するよう、ストリームを設定します。
これが成功した場合、デフォルト ゲートウェイまたは到達不能なリモート クライアントが原因のネットワーク問題が発生しています。/home/stats/ifstats ファイルを表示することで、問題が解決したかどうかを確認できます。
処理 2: ifstats 情報が問題を検出しない場合、別のマルチキャスト IP アドレスにストリーミングしてください。
別のコンテンツでマルチキャスト アドレスへのストリーミングを繰り返します。可能であれば、正常であることがわかっているコンテンツを取り込みます。次のコマンドを使用して、破損した GOID の protocoltiming.log.< date > を確認します。
原因 2: 宛先 QAM デバイスへの経路に問題があります。
CServer は同じ完了コードを返すため、同じエラーがアナウンス メッセージで返されます。この場合、コンテンツはまったくストリーミングされません。再生要求と再生要求応答は、一般的なサブセカンドでの分割の代わりに約 10 ~ 15 秒単位に分割されます。これは CServer が宛先に到達する際に通過する ARP タイムアウト プロセスが原因です。ストリーム応答が失敗すると、CServer は完了コード 3 でコールバックします。これにより、「error reading content data」メッセージが表示されます。
処理 1: ストリーミングに関連するインターフェイスがアップ状態で、適切な速度で動作していることを確認します。
CDSM GUI を使用して、[Monitor] > [Server Level] > [NIC Monitor] を選択してサーバの IP アドレスを選択し、参加するインターフェイスがアップ状態で、ギガビット イーサネットの速度で動作していることを確認します。詳細については、「NIC モニタ」を参照してください。
処理 2: マルチキャスト アドレスに対して再生するよう、ストリームを設定します。
これが成功した場合、デフォルト ゲートウェイまたは到達不能なリモート クライアントが原因のネットワーク問題が発生しています。/home/stats/ifstats 情報を表示することで、問題が解決したかどうかを確認できます。
処理 3: マルチキャスト アドレスへのストリーミングが失敗した場合は、Vault に到達できることを確認します。
/arroyo/log/protocoltiming.log.< date > ログ ファイルで、到達可能なリモート サーバの数を確認します。さらに、キャッシュフィル問題がある場合は、re-xmit バッファに大きなメガビット値が表示されます。
また、/arroyo/log/c2k.log.< date > ログ ファイルで、到達不能な Vault を確認することもできます。
原因 3: c2k.log ファイルは「no streamer available, out of capacity」とレポートします。
protocoltiming.log ファイルは「remote vaults 0 caches 0」とレポートします。これは、Streamer と Vault が相互に接続を失ったことを意味します。
正しいルート テーブル エントリを確認するには、 cat /arroyo/test/RoutingTable コマンドを使用します。
[Configure] > [Server Level] > [Route Tables] をクリックし、CDSM GUI を使用してルーティング テーブルを確認します。詳細については、「ルート テーブルの設定」を参照してください。
処理 2: リモート サーバが正しく設定されていることを確認するには、 cat /arroyo/test/RemoteServers を使用します。
コンテンツをクライアント デバイスにストリーミングする際、クライアント デバイスにビデオ画像が表示されず、音声は正常に再生される場合、次のトラブルシューティングの方法を使用します。
• 送信元が正常に動作していること、および元のコンテンツが高品質であることを確認します。
– すべての Streamer で次のコマンドを使用し、適切なビット レートがサーバから送信されていることを確認します。
– コンテンツがローカル、およびテスト クライアント デバイス(VLC クライアントなど)で再生されることを確認します。
– AVC プラグインを搭載した別のプレーヤーで、コンテンツの再生をテストします。
– /arroyo/test/run ディレクトリの実行スクリプトをチェックします。ストリームの最後に到達した場合に Telenet がヌル パケットをストリーミングする、調整可能なセットがあります。これは、非 Telenet 環境ではコメント アウトするか削除する必要があります。
– リアルタイムの取り込みに使用するインターフェイスを CServer に設定する必要があります。リアルタイム取り込みインターフェイスの割り込みを定義し、1 つの中央処理装置(CPU)が取り込み用のパケット受信を受け持つようにする、いくつかの設定があります。これらの設定がないと、パケットの順番が崩れ、ビデオ画像に問題が発生する可能性があります。
これを修正するには、 cat /proc/interrupts コマンドを使用して割り込みを表示し、取り込みに使用しているインターフェイスに関連付けられている割り込み値を見つけます。この値を把握したら、/arroyo/test/run スクリプトに次の行を追加します。
Linux コマンド ラインで次の行を入力できます。また、これらの行を有効にするために、システムを再起動する必要はありません。前に取り込んでいるすべてのコンテンツが無効と見なされます。
RTSP バイナリ ファイルの所有者とグループ アクセス権が正しくありません。この問題を修正するには、次のコマンドを入力します。
固定間隔(5 分など)の後でビデオの再生が停止する場合、CDSM GUI の [Configure] > [Server Level] > [RTSP Setup] ページで、ビデオが再生された間隔とセッションの非アクティブ タイムアウト設定が一致することを確認します。
間隔が設定と一致した場合、/home/isa/bss/log/rtsp.log ファイルで非アクティブ タイムアウト間隔内の STB 応答を確認します。
関連する Streamer の /home/isa/bss/log/rtsp.log ファイルを確認してください。正常な設定要求および応答が表示され、同じセッションで再生要求が表示されない場合は、STB による RTSP サーバへの通信に問題があります。RTSP サーバは、セッションを有効にしておくために、ハートビートとして get_parameter 要求を受け取る必要があります。これが発生しなかった場合、セッションはセッション非アクティブ タイム アウトを超過すると切断され、「session timed-out」メッセージが送信されます。
次に、設定、応答、ティアダウン、およびタイムアウト メッセージを表示する rtsp.log ファイルの例を示します。
関連する Streamer の /home/isa/bss/log/rtsp.log ファイルで、次のメッセージ フローのいずれかを確認します。
• 設定要求が Quative から送信され、続いて設定 OK 応答が CDS から返されます。
• 説明要求が STB から送信され、続いて説明 OK 応答と詳細情報が CDS から返されます。
• 再生要求が STB から送信され、続いて再生 OK 応答が CDS から送信されます。
• ティアダウン要求が STB から送信され、続いて CDS はティアダウンを実行します。
上記のメッセージ フローの考えられる原因は、次のとおりです。
• STB が正しい周波数またはプログラム ID に調整されていないか、セッション リソース マネージャ(SRM)が誤った情報を返している。
• SRM が CDS に誤ったエッジ QAM デバイスを提供している。rtsp.log ファイルで、設定 RTSP ヘッダーの IP アドレスを確認します。
• エッジ QAM デバイス ポート マッピングが誤っている。エッジ QAM デバイスの設定を確認します。
次に、要求および応答メッセージを表示する rtsp.log ファイルの例を示します。
• コード
一般的な RTSP エラーを検索するには、次のコマンドを使用します。
コンテンツの読み取りエラーを検索するには、次のコマンドを使用します。
停止したセッションを検索するには、次のコマンドを使用します。
RTSP 要求と応答を照合するため、rtsp.log ファイルに CSeq ヘッダー値を使用します。
1 つの RTSP セッションの設定からティアダウンまでをトレースするには、rtsp.log ファイルでセッション ヘッダー値を使用します。
ANNOUNCE メソッドは、RTSP サーバがストリームの開始または RTSP セッション イベントの終了について RTSP クライアントにシグナリングするメカニズムです。ANNOUNCE 要求には「CSeq」ヘッダーおよび「Notice」を含める必要があります。Notice コードは次のとおりです。
• 1103 Playout Stalled(VOD サーバからのみ)
• 1104 Playout Resumed(VOD サーバからのみ)
• 2101 EOS (end of stream)(VOD サーバからのみ)
• 2104 BOS (beginning of stream):巻き戻しまたはリバース再生時に発生します(VOD サーバからのみ)。
• 2401 Ticket Expired:再生が停止されました(MS サーバからのみ)。
• 4400 Error Reading Content Data:再生が停止されました(VOD サーバからのみ)。Streamer からコンテンツ ホールまたはコンテンツ取得の遅延を参照するクライアントへ送信されます。
• 5200 Server Resources Unavailable:再生が停止されました(MS サーバからのみ)。
• 5402 Client Session Terminated:サーバからティアダウンが発行され、セッションは閉じました(MS サーバからのみ)。
• 5403 Server Shutting Down:再生が停止されました。MS サーバからの場合、セッションが閉じます。VOD サーバからの場合、クライアントはセッションのティアダウンを発行する必要があります(初期設定のみ)。
• 5502 Internal server error:再生が停止されました。クライアントはセッションのティアダウンを発行する必要があります。
要求メッセージを受信および解釈した後、受信者は RTSP 応答メッセージで応答します。RTSP 応答メッセージで返されるステータス コードは、100 ~ 599 の範囲です(RFC 2326 に基づく)。サーバが別の値を返す場合、クライアントは範囲値に応じて、エラーを処理します。
• 1xx:Informational:要求を受信し、処理を継続しています。
• 2xx:Success:アクションの受信が成功、解釈および受理されました。
• 3xx:Redirection:要求を完了するためにさらなるアクションが必要です。
• 4xx:Client Error:要求が不正な構文を含んでいるか、または実行することができません。
• 5xx:Server Error:サーバは有効と思われる要求を実行できませんでした。
表 A-3 では、RTSP ステータス コードについて説明します。
|
|
|
---|---|---|
|
||
ここでは、次のデータベースの問題とトラブルシューティング方法について説明します。
• 破損の回復
最初にパッケージがまだ期限切れになっていないことを確認します。
次に、次のコマンドを使用して、CDSM データベース ログのインデックス エラーをチェックします。
出力例は、サーバ時刻の同期外れ、ネットワーク接続の問題、サーバの障害、または他の同様の問題のため、Vault および CDSM データベースが同期されていないことを示します。
解決方法については、「破損の回復」を参照してください。
「FSI_ENV:XX:YY was not found in the database」エラーがログに繰り返し記録される場合(次の例を参照)、この問題には 2 つの原因が考えられます。
CDSM に FSI 設定を入力済みで、FSI がまだこのメッセージを出力している場合、設定は FSI プロセスが実行されているサーバに複製されていません。
次のいずれかの条件が存在する場合は、データベース複製エラーが発生したことを示します。
• /home/isa/Berkeley/DATADIR ディレクトリに、log.00000XXXX と同様のファイル名の大量のログ ファイルがあります。
• データベースを開始できませんでした。詳細については、「サービス モニタ」を参照してください。
• サーバ間の双方向接続は失われます。「必要なサービスが開始されない、または適切に実行されない場合」を参照してください。
• 次のエラー メッセージが /arroyo/log/avsdb-err.log. yyyyMMdd ファイルに記載されています。
• /home/isa/Berkeley/DATADIR/REPLAY.db ファイルは数 GB に増加します。
解決方法については、「破損の回復」を参照してください。
CDSM データベースが破損しており、Vault データベースは破損していない場合、次の手順を実行します。
ステップ 1 root ユーザとして、CDSM データベースを停止します。
ステップ 2 データベースがシャットダウンされていることを確認します。
返される avsdb プロセスがないことを確認します。avsdb がハングした場合、 kill コマンドにプロセス ID(上記の例では 2646)を使用します。
ステップ 3 /arroyo/db/DATADIR ディレクトリからすべてのファイルを削除します。
ステップ 4 root ユーザとして、Vault データベースを停止します。
ステップ 5 データベースがシャットダウンされていることを確認します。
ステップ 6 Vault から CDSM に /arroyo/db/DATADIR ディレクトリのすべてのファイルをコピーします。
ステップ 7 root ユーザとして、Vault データベースを再起動します。
ステップ 8 root ユーザとして、CDSM データベースを再起動します。
ステップ 9 CDSM の設定をチェックし、設定パラメータが失われていないことを確認します。
ここでは、メディア スケジューラ機能(ライブ マルチキャスト取り込み)について説明します。
ライブ マルチキャスト取り込みにメディア スケジューラを使用する場合は、次の手順を実行する必要があります。
1. [CDSM Setup] で、メディア スケジューラおよび Ingest Manager の両方を [On] に設定して、ライブ取り込みをイネーブルにします。詳細については、「CDS の初期化およびオプション機能のアクティブ化」を参照してください。
2. 入力チャネルを設定するには、[CDSM Input Channels] ページを使用します。詳細については、「入力チャネルの設定」を参照してください。
3. 電子番組ガイド(EPG)をインポートして、チャネルのスケジュールをアップロードします。詳細については、「EPG ファイルのアップロード」を参照してください。
ライブ マルチキャスト取り込みにリアルタイム キャプチャを使用する場合は、次の手順を実行する必要があります。
1. [CDSM Setup] ページで、[Ingest Manager] を [On] に設定し、[Real-Time Capture Type] を [Real-Time Capture (non-Media Scheduler)] に設定することで、ライブ取り込みをイネーブルにします。Ingest Manager をアクティブにします。Ingest Manager はオプション機能であるため、アクティベーション キーが必要です。詳細については、「CDS の初期化およびオプション機能のアクティブ化」を参照してください。
2. [CDSM CallSign Setup] ページを使用して、マルチキャスト IP アドレスにコール サインを設定します。
メッセージ「ERROR: Unable to login to the ftp location」が /home/isa/bss/log/aim.log ファイルに存在する場合、 ps -ef | grep ftp コマンドを使用して Ingest Manager に設定されている FTP サーバを確認します。FTP サービスが動作していない場合は、 service vsftpd start コマンドを入力して FTP サービスを起動します。
よくあるご質問(FAQ)の回答の多くは ISV システムに基づくものです。ただし、ガイドラインは Vault および Streamer にも簡単に応用できます。具体的な内容は、次のとおりです。
• コンテンツ
• その他
Q. どのようにして、ストリームの復元力をイネーブルにできますか?
A. Engineering アクセス権限で CDSM にログインします。[CDSM Setup] ページが表示されます。[Stream Failover Support] を [ON] にして、[Submit] をクリックします。詳細については、「CDSM または VVIM 設定」を参照してください。
Q. どのようにして、データベースが正常に動作していることを確認できますか?
A. データベースを開始すると、2 つのソケット(リスニングと非リスニング)がポート 9999 でリモート サーバのデータベースに接続されます。これは、 netstat -an | grep 9999 コマンドを使用して確認できます。
たとえば、次の netstat コマンドの出力では、サーバ(172.22.97.194)には 4 台のリモート サーバ(172.22.97.192、172.22.97.193、172.22.97.195、および 172.22.97.191)をエコーする、ポート 9999 でバインドしているリスニング ソケットと非リスニング ソケットがあることを示しています。
各リモート サーバに対して、ポート 9999 でバインドしているリスニング ソケットと非リスニング ソケットが確認できない場合、データベースが正しく動作していません。/home/isa/.arroyorc ファイルに正しい複製グループ メンバーが記載されていることを確認します。
A. サーバに root としてログインし、 cat /proc/calypso/status/server_settings コマンドを入力します。
Q. どのようにして、中央処理装置(CPU)を確認できますか?
A. サーバに root としてログインし、cat /proc/cpuinfo コマンドを入力します。
Q. どのようにして、カーネル ネットワーク ドライバのバージョンを確認できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを使用して e1000.ko ファイルをリスト表示して、ファイルが作成された日時を確認します。
次に、e1000.ko ファイルがカーネル 2.5.18-53.el5.kernel.2_6_18.2009.01.08.01 に基づく例を示します。
Q. どのようにして、CDSM 上の Apache サーバを停止、起動、および再起動できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
Q. どのようにして、Streamer のスタティック ARP テーブルを確認できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
Q. どのようにして、ARP Table ダンプ ファイルを表示できますか?
Q. どのようにして、リブート後にカーネル デバッガ(KDB)からシステムを回復できますか?
A. サーバがリブートする代わりに KDB ツールを起動する場合、次のように /etc/grub.conf ファイルを修正します。
Q. サーバが障害後に再起動する際に KDB プロンプトが表示された場合は、どうしたらよいですか?
A. シングル ユーザモードで起動します(「カーネル クラッシュ」を参照)。
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
出力の最後の 2 行を確認します。ホールがない場合、最後の 2 行は次のとおりになります。
Q. どのようにして、Streamer にキャッシュされたビデオ ブロック(データ キャッシュ)をクリアできますか?
A. サーバに root としてログインし、 echo 1 > /proc/calypso/test/clearcache コマンドを入力します。
Q. どのようにして、メモリ内のデータ キャッシュをクリアできますか?
A. サーバに root としてログインし、 echo 1 > /proc/calypso/test/clearmem コマンドを入力します。
(注) このコマンドを使用する前に実行されているストリームがないことを確認します。ストリームがある場合、メモリ内のデータ キャッシュはクリアされません。
A. サーバに root としてログインしてサービスを停止し、データベース テーブル ディレクトリに移動してセッション テーブルを削除し、サービスを再起動します。
すべてのセッションが削除され、サービスが再起動されると、関連するセッションがないすべてのストリームが停止します。
Q. どのようにして、データベースから個別のストリームを削除できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
Q. 上記のいずれの方法も成功しないときは、どのようにしてすべてのストリームを破棄できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
すべての avs プロセスが停止するまで待ち、サーバをリブートします。
Q. どのようにして、ルーティング テーブルとゲートウェイを確認できますか?
A. サーバに root としてログインし、/arroyo/test/RoutingTable ファイルを確認します。
Q. どのようにして、破損していると思われるコンテンツ ストリーム(マクロブロックがある、ストリームが停止して再開する、など)の情報を取得できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
出力行の最後の部分をチェックし、現在のコンテンツ状態を確認します。
Q. どのようにして、コンテンツ オブジェクトに「ホール」があるかどうかがわかりますか?
A. サーバに root としてログインし、/var/log/debugmessages を表示します。GOID およびコンテンツ ホールに関するデバッグ メッセージ ファイル内にメッセージがあります。
Q. コンテンツの取り込みが動作しない場合は、どうしたらよいですか?
A. サーバに root としてログインし、 less /home/isa/ContentStore/server/GenericLog.log コマンドを入力し、異常を示すログを参照してください。
Q. どのようにして、アクティブな取り込み状態にある、「スタック」した取り込みを削除できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
[1 (CONTENT)] オプションを選択します。次のメニューで、[1 (DELETE CONTENT)] オプションを選択します。「スタック」した取り込みのコンテンツ ID を入力し、Linux のプロンプトに戻るまで、各メニューで exit オプションを選択します。
Q. どのようにして、コマンド ラインからコンテンツを手動で取り込めますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
ローカル IP アドレスの SDClient.cfg ファイルを更新します。
Q. どのようにして、CServer コードコンフィギュレーション ファイルを表示できますか?
A. サーバに root としてログインし、 cat /arroyo/test/<server type>/setupfile コマンドを入力します。サーバ タイプは、vault、streamer、または ssv のいずれかです。
Q. どのようにして、サーバのサブシステムが過負荷であるかどうかがわかりますか?
A. .arroyo.log.protocoltiming.log.< date > ファイルを表示します。「COST REQUEST NO CAPACITY:」メッセージが表示された場合は、サーバの容量が不足し、新しいストリーミング要求を受け入れることができないことを意味します。
また、/arroyo/log/c2k.log.< date > ファイルに次のような行が表示される場合があります。
このエントリは、通常、リンクされたストリーム ポートが存在しないことを示します。/arroyo/log/protocoltiming.log.< date > ファイルの 10 秒間のスナップショットには、主なサブシステム(LAN、メモリ、CPU など)ごとの負荷値を表示する行が含まれます。サブシステムの 1 つが 100 を示している場合、そのサブシステムは問題が発生している可能性があるサブシステムです。
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
Q. どのようにして、/arroyo/test/RemoteServers からリモート サーバを更新できますか?
A. サーバに root としてログインし、次のコマンドを入力します。
• スクランブリング
• ストリームの長さ
• 推奨フォーマット
通常のオーディオおよびビデオの多重送信に加えて、ビデオのみ、オーディオのみ(少数または一時的なビデオ フレームがあるだけのオーディオ ストリームを含む)およびデータのみのストリームもサポートされています。
トランスポート層にスクランブルをかけることはできません。つまり、転送ヘッダーおよびアダプテーション フィールドは暗号化してはいけません。すべての開始コードを含めて、エレメンタリ ストリーム(ES)に完全にスクランブルがかけられているストリームは、取り込みされ、ストリーミングできますが、トリック プレイができません。
トリックプレイを可能にする場合、次の項目にスクランブルをかけることはできません。
• Packetized Elementary Stream(PES)ヘッダー
すべてのトランスポート ストリームは固定ビット レート(CBR)です。可変ビット レート(VBR)はサポートされていません。最大ビット レートは 35 Mbps です。最小ビット レートはありません。ES ビデオ ビット レートは、MPEG-2 シーケンス ヘッダーで指定されているように、無視されます。個々の ES のビット レートは重要ではありません。個々の ES(特にビデオ)の CBR は不要です。必要なことは、集約トランスポート ストリームが CBR であることだけです。
MPEG-2 または AVC ビデオを含むストリームは、ISO/IEC 13818-1 および 14496-10 に記載されている適切なバッファ モデルに準拠する必要があります。
すべてのコンテンツの長さは 1 秒以上である必要があります。コンテンツ アイテムは 12 時間より短く、81 GB より小さい必要があります。
Advanced Video Coding(AVC)、H.264 および MPEG-4 には、次のフォーマット制限があります。
• シーケンス パラメータ セット(SPS)の seq_parameter_set_id フラグはゼロでなければなりません。
• SPS の pic_order_count_type フラグはゼロでなければなりません。
• SPS の seq_scaling_matrix_present_flag はゼロでなければなりません。
• SPS の profile_idc フラグは、Baseline、Main、または High のみである必要があります。
次のガイドラインを使用することで、システムのパフォーマンス、トリックの品質、およびトリックの遷移が向上します。
1. すべてのコンテンツはシングル プログラム トランスポート ストリーム(SPTS)としてエンコードする必要があります。複数のプログラム(Picture-in-Picture(PIP)のストリームなど)を含める必要がある場合は、「実際の」プログラムを最小のプログラム番号でエンコードするようにしてください。
2. すべてのコンテンツは『Content Encoding Profiles 2.0 Specification』 (MD-SP-VOD-CEP2.0-I02-070105)の セクション 6.7.5 に指定されているプロセス ID(PID)番号に従う必要があります。ただし、音声およびビデオの PID は 0x20 を上回っている必要があります。
3. すべてのコンテンツには、最初のオーディオまたはビデオ フレームの前にプログラム アソシエーション テーブル(PAT)、次にプログラム マップ テーブル(PMT)、その次にプログラム クロック基準(PCR)を付与する必要があります。オプションで、不連続ビットを設定できます。
4. すべてのコンテンツは PCR およびビデオの両方と同じ PID を使用する必要があります。
5. すべてのコンテンツは MPEG-2 では閉じられている画像グループ(GOP)、AVC では Instantaneous Decoder Refresh(IDR)フレームから開始されます。この最初のフレームには、MPEG-2 ではシーケンス ヘッダー、AVC では SPS が常に付与されます。
6. 比較的滑らかな見た目のトリック モードを保証するには、I/IDR フレーム周波数を毎秒 8 以上にする必要があります。最小トリック速度が 4x 以下の場合、I/IDR フレーム周波数は 2 以上になります。2 つの I/IDR フレームの間隔が 2 秒を超えてはいけません。
7. 各 I フレームの前に、シーケンス ヘッダーおよび GOP ヘッダーを付与する必要があります(MPEG-2 ビデオで存在する場合)。各 I/IDR フレームの前に、H.264 ビデオ用の SPS およびピクチャ パラメータ セット(PPS)を付与する必要があります。
8. 同じ転送パケットに、複数のビデオ フレームのフレーム データを混在させることは避けてください。具体的には、次フレームの Packetized Elementary Stream(PES)パケット ヘッダーに続く前フレームのデータは存在しません。この規則を破ると、エンコードの効率はわずかに向上しますが、特定のセットトップ ボックス(STB)でのトリックの品質が低下します。
9. すべてのコンテンツは、水平解像度およびビデオ解像度、およびコンテンツの途中でのエンコード パラメータの変更がない単一シーケンスとしてエンコードされる必要があります。
10. GOP のサイズは可変ですが、GOP は通常 2 秒を超えることはできません。長い GOP を使用するとエンコードの効率が向上する可能性がありますが、低速のトリック(3x、4x)の品質が低下する可能性があります。
11. I フレームのペアまたは P フレームのペア間で、4 つ以下の B フレームが使用されます。
12. コンテンツの継続性カウンタ エラーを発生させないようにします。
13. 最初の PCR のオプション以外に、コンテンツに不連続性がないようにします。
14. ストリーム全体で、ISO/IEC 13818-1 で示されている PCR の精度要件(100 万分の 5(5 ppm)の誤差)に従う必要があります。
15. オーディオおよびビデオは、指定された適切なターゲット バッファ モデルをオーバーフローさせないようにする必要があります。
16. MPEG-2 標準画質(SD)ビデオが 3.75 Mbps になるタイミングで使用する適切なビット レート。
17. MPEG-2 高解像度(HD)ビデオが 15 Mbps になるタイミングで使用する適切なビット レート。
18. AVC の送信用に適切なビット レートが確立されますが、MPEG-2 ビット レートの少なくとも半分であると予想されるため、特定の推奨事項を提供できません。
19. PMT 内で指定されていないコンテンツに PID がある場合があります。このような使用はこのマニュアルの範囲を超えています。
20. すべての PAT と PMT は同一で、全体的に同じバージョン番号である必要があります。
21. CDS は、30 Mbps の MPEG-2 ビデオ エンコードをサポートしています。
22. 1 秒間の同期外れが 3 回検出された場合、コンテンツはフィルタ処理されます。