F コマンド
この章のコマンドは、Cisco MDS 9000 ファミリのマルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチに対応しています。ここでは、コマンド モードに関係なく、すべてのコマンドがアルファベット順に記載されています。各コマンドの適切なモードを確認するには、「コマンド モード」を参照してください。詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
fabric
クラスタにファブリックを追加するには、Cisco SME クラスタ コンフィギュレーション サブモードで fabric コマンドを使用します。
fabric fabric name
シンタックスの説明
fabric name |
ファブリック名を指定します。最大 32 文字まで可能です。 |
コマンド モード
Cisco SME クラスタ コンフィギュレーション サブモード
例
次に、クラスタに sw-xyz という名前のファブリックを追加する例を示します。
switch(config)# sme cluster c1
switch(config-sme-cl)# fabric sw-xyz
関連コマンド
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|
show sme cluster |
Cisco SME クラスタの情報を表示します。 |
fabric-binding activate
VSAN(仮想 SAN)で、ファブリック バインディングを有効にするには、コンフィギュレーション モードで fabric-binding activate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fabric-binding activate vsan vsan-id [force]
no fabric-binding activate vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan vsan-id |
VSAN を指定します。VSAN ID の有効範囲は、1 ~ 4093 です。 |
force |
ファブリック バインディングを強制的に有効にします。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
ファイバ チャネル VSAN に対するファブリック バインディング エラーのサポートが拡張されました。 |
使用上のガイドライン
ファブリック バインディングは、VSAN 単位で構成されており、Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)VSAN およびファイバ チャネル VSAN の両方に実装できます。
例
次に、指定の VSAN のファブリック バインディング データベースを有効にする例を示します。
switch(config)# fabric-binding activate vsan 1
次に、指定の VSAN のファブリック バインディング データベースを無効にする例を示します。
switch(config)# no fabric-binding activate vsan 10
次に、指定の VSAN のファブリック バインディング データベースを強制的に有効にする例を示します(設定が有効でない場合でも効果があります)。
switch(config)# fabric-binding activate vsan 3 force
次に、以前の設定状態または出荷時の状態(未設定の場合)に戻す例を示します。
switch(config)# no fabric-binding activate vsan 1 force
関連コマンド
|
|
fabric-binding database |
ファブリック バインディング データベースを設定します。 |
fabric-binding enable |
ファブリック バインディングをイネーブルにします。 |
fabric-binding database copy
アクティブなファブリック バインディング データベースからコンフィギュレーション ファブリック バインディング データベースへのコピーを実行するには、EXEC モードで fabric-binding database copy コマンドを使用します。
fabric-binding database copy vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan vsan-id |
VSAN を指定します。VSAN ID の有効範囲は、1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
ファイバ チャネル VSAN に対するファブリック バインディング エラーのサポートが拡張されました。 |
使用上のガイドライン
ファブリック バインディングは、VSAN 単位で構成されており、Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)VSAN およびファイバ チャネル VSAN の両方に実装できます。
設定されたデータベースが空の場合、このコマンドは実行されません。
例
次に、VSAN 1 内のアクティブなデータベースからコンフィギュレーション データベースへコピーする例を示します。
switch# fabric-binding database copy vsan 1
関連コマンド
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|
fabric-binding diff |
ファブリックバインディング データベース間の差異を提供します。 |
fabric-binding database diff
VSAN(仮想 SAN)内で、アクティブなデータベースとコンフィギュレーション データベース間の差異を表示するには、EXEC モードで fabric-binding database diff コマンドを使用します。
fabric-binding database diff {active | config } vsan vsan-id
シンタックスの説明
active |
コンフィギュレーション データベースに関して、アクティブ データベースにある差異についての情報を提供します。 |
config |
アクティブ データベースに関して、コンフィギュレーション データベースにある差異についての情報を提供します。 |
vsan vsan-id |
VSAN を指定します。VSAN ID の有効範囲は、1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
ファイバ チャネル VSAN に対するファブリック バインディング エラーのサポートが拡張されました。 |
使用上のガイドライン
ファブリック バインディングは、VSAN 単位で構成されており、Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)VSAN およびファイバ チャネル VSAN の両方に実装できます。
例
次に、VSAN 1 内のアクティブなデータベースとコンフィギュレーション データベース間の差異を表示する例を示します。
switch# fabric-binding database diff active vsan 1
次に、コンフィギュレーション データベースとアクティブ データベース間の差異に関する情報を表示する例を示します。
switch# fabric-binding database diff config vsan 1
関連コマンド
|
|
fabric-binding copy |
アクティブなファブリック バインディング データベースからコンフィギュレーション ファブリック バインディング データベースへコピーします。 |
fabric-binding database vsan
VSAN(仮想 SAN)で、ユーザ指定のファブリック バインディング リストを設定するには、コンフィギュレーション モードで fabric-binding database vsan コマンドを使用します。FC エイリアスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fabric-binding database vsan vsan-id
swwn switch-wwn domain domain-id
fabric-binding database vsan vsan-id
no swwn switch-wwn domain domain-id
no fabric-binding database vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan-id |
VSAN を指定します。VSAN ID の有効範囲は、1 ~ 4093 です。 |
swwn switch-wwn |
スイッチの World Wide Name(WWN)をドットで区切られた 16 進数のフォーマットで設定します。 |
domain domain-id |
特定のドメイン ID を指定します。ドメイン ID の範囲は 1 ~ 239 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
ファイバ チャネル VSAN に対するファブリック バインディング エラーのサポートが拡張されました。 |
使用上のガイドライン
ファブリック バインディングは、VSAN 単位で構成されており、Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)VSAN およびファイバ チャネル VSAN の両方に実装できます。
FICON VSAN では、ファブリック バインディング機能を使用するには、スイッチに接続しているすべての sWWN と、ファブリック バインディングのアクティブ データベースの一部となる固定ドメイン ID が必須です。ファイバ チャネル VSAN では、sWWN のみが必須で、ドメイン ID は任意です。
ユーザ指定のファブリック バインディング リストには、ファブリック内の sWWN のリストが含まれています。リストにない sWWN、または許可リストで指定されているドメイン ID と異なるドメイン ID を使用する sWWN がファブリックへの参加を試みると、スイッチとファブリック間の ISL が VSAN 内で自動的に隔離され、スイッチはファブリックへの参加を拒否されます。
WWN とともに永続的なドメイン ID を指定する必要があります。ドメイン ID の認証が FICON VSAN 内で必要になります。FICON VSAN では、ドメインはスタティックに設定されているため、エンド デバイスにより、ファブリック内のすべてのスイッチにおけるドメイン ID の変更が拒否されます。
(注) FICON 以外の VSAN に属するすべてのスイッチでは、Cisco MDS SAN-OS Release 3.x 以降を実行する必要があります。
例
次に、ファブリック バインディング データベース サブモードを開始して、スイッチの WWN およびドメイン ID を設定されたデータベース リストに追加する例を示します。
switch(config)# fabric-binding database vsan 5
switch(config-fabric-binding)# swwn 21:00:05:30:23:11:11:11 domain 102
次に、指定の VSAN のファブリック バインディング データベースを削除する例を示します。
switch(config)# no fabric-binding database vsan 10
次に、設定されたデータベース リストから、スイッチの WWN およびドメイン ID を削除する例を示します。
switch(config)# fabric-binding database vsan 5
switch(config-fabric-binding)# no swwn 21:00:15:30:23:1a:11:03 domain 101
関連コマンド
|
|
fabric-binding activate |
ファブリック バインディングを有効にします。 |
fabric-binding enable |
ファブリック バインディングをイネーブルにします。 |
fabric-binding enable
VSAN(仮想 SAN)で、ファブリック バインディングをイネーブルにするには、 fabric-binding enable コマンドを使用します。ファブリック バインディングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fabric-binding enable
no fabric-binding enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
ファイバ チャネル VSAN に対するファブリック バインディング エラーのサポートが拡張されました。 |
使用上のガイドライン
ファブリック バインディングは、VSAN 単位で構成されており、Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)VSAN およびファイバ チャネル VSAN の両方に実装できます。
ファブリック バインディング機能は、ファブリック バインディングに参加しているファブリックの各スイッチでイネーブルにする必要があります。
例
次に、スイッチ上でファブリック バインディングをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fabric-binding enable
次に、スイッチ上でファブリック バインディングをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no fabric-binding enable
関連コマンド
|
|
fabric-binding activate |
ファブリック バインディングを有効にします。 |
fabric-binding database |
ファブリック バインディング データベースを設定します。 |
fabric-membership
ファブリックにノードを設定するには、fabric-membership コマンドを使用します。ファブリックからノードを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
fabric-membership fabric name
no fabric-membership fabric name
シンタックスの説明
fabric name |
ファブリック名を指定します。最大 32 文字まで可能です。 |
コマンド モード
Cisco SME クラスタ ノード コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
ノードをファブリックに追加するには、fabric-membership コマンドを使用します。 このコマンドは、interface sme slot/port [force] が受け入れられる前に設定する必要があります。また、interface sme slot/port [force] コマンドがイネーブルの場合は削除できません。
例
次に、ノードが属するファブリックを指定する例を示します。
switch(config)# sme cluster clustername1
switch(config-sme-cl)# node local
switch(config-sme-cl-node)# fabric-membership f1
関連コマンド
|
|
interface sme slot/port [force] |
クラスタに Cisco SME インターフェイスを設定します。 |
shutdown |
インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにします。 |
show interface sme |
インターフェイス情報を表示します。 |
fcalias clone
Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)エイリアスの複製を作るには、 fcalias clone コマンドを使用します。
fcalias clone origFcalias-Name cloneFcalias-Name vsan vsan-id
シンタックスの説明
origFcalias-Name cloneFcalias-Name |
現在の名前から新しい名前に FC エイリアスを複製します。名前は最大 64 文字です。 |
vsan |
VSAN(仮想 SAN)の複製 FC エイリアスです。 |
vsan-id |
VSAN ID の有効範囲は、1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
FC エイリアスをディセーブルにするには、 fcalias name コマンドの no 形式を使用します。
例
次に、VSAN 45 に origAlias という名前の FC エイリアスを複製する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# fcalias clone origAlias cloneAlias vsan 45
関連コマンド
|
|
show fcalias |
FC エイリアスのメンバー名情報を表示します。 |
fcalias name
Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)エイリアスを設定するには、 fcalias name コマンドを使用します。FC エイリアスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcalias name alias name vsan vsan-id
no fcalias name alias name vsan vsan-id
シンタックスの説明
alias-name |
FC エイリアス名を指定します。最大 64 文字まで可能です。 |
vsan |
VSAN(仮想 SAN)用の FC エイリアスを指定します。 |
vsan-id |
VSAN ID の有効範囲は、1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
エイリアス内に複数のメンバーを含めるには、FC ID、fWWN、または pWWN 値を使用します。
例
次に、VSAN 3 上に AliasSample と呼ばれる FC エイリアスを設定する例を示します。
switch(config)# fcalias name AliasSample vsan 3
関連コマンド
|
|
member(FC エイリアス コンフィギュレーション モード) |
指定のゾーンに対するエイリアス メンバーを設定します。 |
fcalias rename
Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)エイリアス(FC エイリアス)の名前を変更するには、 fcalias rename コマンドを使用します。
fcalias rename current-name new-name vsan vsan-id
シンタックスの説明
current-name |
現在の Fibre Channel(FC)エイリアスの名前を指定します。最大 64 文字まで可能です。 |
new-name |
新しい FC エイリアスの名前を指定します。最大 64 文字まで可能です。 |
vsan vsan-id |
VSAN(仮想 SAN)ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、FC エイリアスの名前を変更する例を示します。
switch(config)# fcalias rename oldalias newalias vsan 10
関連コマンド
|
|
fcalias name |
FC エイリアス名を設定します。 |
show fcalias |
FC エイリアス情報を表示します。 |
fcanalyzer
Cisco Fabric Analyzer を設定するには、コンフィギュレーション モードで fcanalyzer コマンドを使用します。
fcanalyzer { local [ brief ] [ display-filter expression ] [ limit-captured-frames number ] [ limit-frame-size bytes ] [ write { slot: | volatile:}] | remote ip-address [ active [ port-number ]]}
シンタックスの説明
local |
ローカルでフレーム キャプチャを開始します(スーパーバイザ モジュール)。 |
brief |
簡易フォーマットでプロトコルの概要を表示します。 |
display-filter expression |
用意されたフィルタリング方式を使用してフィルタリングされたフレームを表示します。 |
limit-frame-size bytes |
キャプチャするフレームのサイズを制限します。有効範囲は 64 ~ 65536 バイトです。 |
limit-captured-frames number |
キャプチャ フレーム数を 10 に制限します。有効範囲は 0 ~ 2147483647 フレームで、デフォルトは 100 フレームに設定されています。キャプチャされるフレームを制限しない場合は 0 を使用します。 |
write |
指定のファイルにキャプチャ フレームを保存します。 |
slot: |
スロット 0 のフラッシュ デバイスを指定します。 |
volatile: |
揮発性メモリを指定します。 |
remote |
キャプチャ フレームが送信されるリモート IP アドレスを設定します。 |
ip-address |
IP アドレスまたはホスト名を指定します。最大 1024 文字まで可能です。 |
active |
リモート ホストの active モード(passive がデフォルト)をイネーブルにします。 |
port-number |
ポート番号を指定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
スイッチからファイバ チャネル制御トラフィックをキャプチャして、接続を切断せずに、解析ポイントをローカルにしないでデコードできます。
例
次に、Cisco Fabric Analyzer を設定する例を示します。
switch(config)# fcanalyzer local
switch(config)# fcanalyzer local brief
switch(config)# fcanalyzer local display-filter SampleF
switch(config)# fcanalyzer local limit-frame-size 64
switch(config)# fcanalyzer local limit-captured-frames 10
switch(config)# fcanalyzer local write SampleFile
switch(config)# fcanalyzer remote 10.21.0.3
switch(config)# fcanalyzer remote 10.21.0.3 active
関連コマンド
|
|
clear fcanalyzer |
設定されたホストの一覧をすべて消去します。 |
show fcanalyzer |
リモート キャプチャに設定されたホストの一覧を表示します。 |
fcc enable
Fibre Channel Congestion Control(FCC)をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで fcc enable コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcc enable
no fcc enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、FCC をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcc enable
fcc priority
Fibre Channel Congestion(FCC)プライオリティをスイッチ全体に割り当てるには、コンフィギュレーション モードで fcc priority コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fcc priority number
no fcc priority number
シンタックスの説明
number |
FCC プライオリティのしきい値です。有効範囲は 0 ~ 7 で、0 が最低プライオリティ、7 が最高プライオリティです。 |
デフォルト
デフォルトのプライオリティは 4 です。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
FCC は、標準のファイバ チャネル プロトコルに干渉することなく、トラフィックの輻輳を軽減します。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、FCC プライオリティのしきい値を 2 に設定する例を示します。
switch(config)# fcc priority 2
fcdomain
Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ドメイン機能を設定するには、 fcdomain コマンドを使用します。FC ドメインをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcdomain {allowed domain vsan vsan-id | auto-reconfigure vsan vsan-id |
contiguous-allocation vsan vsan-id | domain id { preferred | static } vsan vsan-id |
fabric-name name vsan vsan-id | fcid { database | persistent vsan vsan-id } |
optimize fast-restart vsan vsan-id | priority value vsan vsan-id |
restart [ disruptive ] vsan vsan-id | vsan vsan-id }
no fcdomain {allowed domain vsan vsan-id | auto-reconfigure vsan vsan-id |
contiguous-allocation vsan vsan-id | domain id { preferred | static } vsan vsan-id |
fabric-name name vsan vsan-id | fcid persistent vsan vsan-id |
optimize fast-restart vsan vsan-id | priority value vsan vsan-id | vsan vsan-id }
シンタックスの説明
allowed domain |
許可されたドメイン ID のリストを設定します。有効範囲は 1 ~ 239 です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
auto-reconfigure |
自動再設定を設定します。 |
contiguous-allocation |
一連の割り当てを設定します。 |
domain id |
ドメイン ID とそのタイプを設定します。有効範囲は 0 ~ 239 です。 |
preferred |
優先させるドメイン ID を設定します。デフォルトでは、主要スイッチによって割り当てられたドメイン ID がローカル スイッチで受け入れられ、割り当てられたドメイン ID は実行中のドメイン ID になります。 |
static |
スタティックにドメイン ID を設定します。割り当てられたドメイン ID は廃棄されます。すべてのローカル インターフェイスが独立し、ローカル スイッチが自身に設定されたドメイン ID を割り当てます。割り当てられたドメイン ID が実行中のドメイン ID になります。 |
fabric-name name |
ファブリック名を指定します。名前のフォーマットは、 hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh です。 |
fcid |
FC ドメインに永続的な FC ID を設定します。 |
database |
永続的な FC ID サブモードを開始します。 |
persistent |
FC ドメインの永続的な FC ID をイネーブル、またはディセーブルにします。 |
optimize fast-restart |
指定の VSAN 上でドメイン マネージャの高速再起動をイネーブルにします。 |
priority value |
FC ドメイン プライオリティを指定します。有効範囲は 1 ~ 254 です。 |
restart |
中断のある、または障害のないファブリックの再設定を開始します。 |
disruptive |
中断のあるファブリックを強制的に再設定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
1.1(1) |
このコマンドが導入されました。 |
2.0(1) |
global-enable キーワードは、使用されなくなりました。 |
3.0(2) |
optimize fast-restart オプションが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、主要なスイッチの選択、ドメイン ID 配信の設定、ファブリックの再構成、および FC ID の割り当てを実行できます。
大部分のファブリックでは、特に多数の論理ポート(3200 以上)を使用する場合は、 optimize fast-restart オプションを使用することを推奨します。これは論理ポートは VSAN 内の物理ポートのインスタンスであるためです。
例
次に、FC ドメイン機能を設定する例を示します。
switch(config)# fcdomain domain 3 preferred vsan 87
switch(config)# no fcdomain domain 3 preferred vsan 87
switch(config)# fcdomain domain 2 static vsan 237
switch(config)# no fcdomain domain 2 static vsan 237
switch(config)# fcdomain restart vsan 1
switch(config)# fcdomain restart disruptive vsan 1
switch(config)# fcdomain optimize fast-restart vsan 3
switch(config)# fcdomain optimize fast-restart vsan 7 - 10
switch(config)# fcdomain priority 25 VSAN 99
switch(config)# no fcdomain priority 25 VSAN 99
switch(config)# fcdomain auto-reconfigure vsan 10
switch(config)# fcdomain contiguous-allocation vsan 81-83
switch(config)# no fcdomain contiguous-allocation vsan 1030
switch(config)# fcdomain fabric-name 20:1:ac:16:5e:0:21:01 vsan 3
switch(config)# no fcdomain fabric-name 20:1:ac:16:5e:0:21:01 vsan 3010
switch(config)# fcdomain allowed 50-110 vsan 4
switch(config)# no fcdomain allowed 50-110 vsan 5
関連コマンド
|
|
show fcdomain |
FC ドメイン設定に関するグローバルな情報を表示します。 |
fcdomain abort vsan
キャッシュされたデータを確定せずにフラッシュして、ロックを解除するには、 fcdomain abort vsan コマンドを使用します。
fcdomain abort vsan vsan-id |
シンタックスの説明
vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、キャッシュされたデータをフラッシュする例を示します。
switch(config)# fcdomain abort vsan 10
関連コマンド
|
|
fcdomain |
ファイバ チャネル ドメイン機能をイネーブルにします。 |
fcdomain commit vsan |
キャッシュされたデータを確定し、ロックを解除します。 |
show fcdomain |
FC ドメイン設定に関するグローバルな情報を表示します。 |
fcdomain commit vsan
キャッシュされたデータを確定して、ロックを解除するには、 fcdomain commit vsan コマンドを使用します。
fcdomain commit vsan vsan-id |
シンタックスの説明
vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、キャッシュされたデータを確定する例を示します。
switch(config)# fcdomain commit vsan 10
関連コマンド
|
|
fcdomain |
ファイバ チャネル ドメイン機能をイネーブルにします。 |
fcdomain abort vsan |
キャッシュされたデータを確定せずにフラッシュし、ロックを解除します。 |
show fcdomain |
FC ドメイン設定に関するグローバルな情報を表示します。 |
fcdomain distribute
Cisco Fabric Services(CFS)を使用したファブリック配信をイネーブルにするには、 fcdomain distribute コマンドを使用します。CFS を使用したファブリック配信をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcdomain distribute
no f cdomain distribute
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、CFS を使用したファブリック配信をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcdomain distribute
次に、CFS を使用したファブリック配信をディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no fcdomain distribute
関連コマンド
|
|
fcdomain |
ファイバ チャネル ドメイン機能をイネーブルにします。 |
show fcdomain |
FC ドメイン設定に関するグローバルな情報を表示します。 |
fcdomain rcf-reject
Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)または Fibre Channel over IP(FCIP)インターフェイスの Reconfigure Fabric(RCF)拒否フラグをイネーブルにするには、 fcdomain オプションを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcdomain rcf-reject vsan number
no fcdomain rcf-reject vsan number
シンタックスの説明
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
このコマンドは switch(config-if)# サブモードからアクセスします。
このオプションを使用して、選択したファイバ チャネルまたは FCIP インターフェイスの RCF 拒否オプションを設定します。
例
次に、FCIP RCF 拒否の FC ドメイン機能を設定する例を示します。
switch(config)# interface fcip 1
switch(config-if)# fcdomain rcf-reject vsan 1
関連コマンド
|
|
show fcdomain |
FC ドメイン設定に関するグローバルな情報を表示します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fcdroplatency
ネットワークおよびスイッチの Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)廃棄遅延時間を設定するには、コンフィギュレーション モードで fcdroplatency コマンドを使用します。FC 遅延時間をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcdroplatency { network milliseconds [vsan vsan-id ] | switch milliseconds }
no fcdroplatency {network milliseconds [vsan vsan-id ] | switch milliseconds
シンタックスの説明
network milliseconds |
ネットワークの遅延を指定します。有効範囲は 500 ~ 60000 です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
switch milliseconds |
スイッチの遅延を指定します。有効値は 0 ~ 60000 ミリ秒です。 |
デフォルト
ネットワーク遅延:2000 ミリ秒
スイッチ遅延:500 ミリ秒
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、ネットワーク遅延時間を 5000 ミリ秒に設定する例を示します。
switch(config)# fcdroplatency network 5000
次に、ネットワーク遅延時間をデフォルトに戻す例を示します。
switch(config)# no fcdroplatency network 5000
次に、スイッチ遅延時間を 4000 ミリ秒に設定する例を示します。
switch(config)# fcdroplatency switch 4000
次に、スイッチ遅延時間をデフォルトに戻す例を示します。
switch(config)# no fcdroplatency switch 4000
関連コマンド
|
|
show fcdroplatency |
設定された FC 廃棄遅延パラメータを表示します。 |
fcflow stats
fcflow 統計情報を設定するには、コンフィギュレーション モードで fcflow stats コマンドを使用します。このカウンタをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcflow stats {aggregated module module-number index flow-number vsan vsan-id | module module-number index flow-number destination-fcid source-fcid netmask vsan vsan-id}
no fcflow stats {aggregated module module-number index flow-number | module module-number index flow-number}
シンタックスの説明
aggregated |
集約 fcflow 統計情報を設定します。 |
module module-number |
モジュールの fcflow 統計情報を設定します。 |
index flow-number |
フロー インデックスを指定します。有効範囲は 1 ~ 2147483647 です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
destination-fcid |
宛先 Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ID を 16 進数のフォーマットで入力します。 |
source-fcid |
送信元 FCID を 16 進数のフォーマットで入力します。 |
netmask |
送信元および宛先 FCID のマスクを入力します(16 進数で最大 6 文字で、範囲は 0xff0000 ~ 0xffffff)。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
フロー カウンタをイネーブルにした場合、集約フローおよびフロー統計情報に対して最大 1K のエントリをイネーブルにできます。使用されていないフロー インデックスを、各新規フローのモジュールに割り当てるようにしてください。フロー インデックスはモジュールを介して繰り返して使用できます。フロー インデックスの番号の間は、集約フロー統計情報とフロー統計情報間で共有します。
例
次に、モジュール 1 の集約 fcflow 統計情報を設定する例を示します。
switch-config# fcflow stats aggregated module 1
switch-config#
次に、集約フロー カウンタをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcflow stats aggregated module 1 index 1005 vsan 1
次に、集約フロー カウンタをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no fcflow stats aggregated module 1 index 1005
次に、モジュール 1 のフロー カウンタをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcflow stats module 1 index 1 0x145601 0x5601 0xffffff vsan 1
次に、モジュール 1 のフロー カウンタをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no fcflow stats module 2 index 1001
関連コマンド
|
|
show fcflow stats |
設定された FC 廃棄遅延パラメータを表示します。 |
fcid-allocation
Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ID をデフォルトの地域会社 ID リストに手動で追加するには、 fcid-allocation コマンドを使用します。デフォルトの地域会社 ID リストから FCID を削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
fcid-allocation area company-id company-id
no fcid-allocation area company-id company-id
シンタックスの説明
area |
会社 ID の自動地域リストを変更します。 |
company-id company-id |
会社 ID を設定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
FC 標準では、スイッチで Fx ポートに接続された N ポートに割り当てられる一意の FCID が必要です。使用される FCID の番号を保存しておくため、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチは、特別な割り当て方式を使用します。
Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)によっては、同一のドメインおよびエリアを持つ FCID のターゲットを検出しない場合があります。Cisco MDS SAN-OS Release 2.0 以前では、Cisco MDS SAN-OS ソフトウェアは、テスト済み会社 ID(Organizational Unit Identifier [OUI]とも呼ばれる)のリストを保持していましたが、こういった動作は出現しませんでした。これらの HBA は、単一の FCID とともに割り当てられ、残りには地域全体が割り当てられました。
Release 1.3 以前で利用できた FCID の割り当て方式では、地域全体がこれらの HBA に割り当てられます。この割り当てにより、その地域に対して FCID が独立し、ファブリック ログインの間に pWWN とともにリストされます。割り当てられた FCID は永続的にキャッシュされますが、Cisco MDS SAN-OS Release 2.0 でも利用可能です(38 章 22 ページの「HBA の FCID 割り当て」を参照)。
Cisco MDS SAN-OS Release 2.0 と同様、多くのポートを持つスイッチにそれ以上のスケーラビリティを持たせるため、Cisco MDS SAN-OS ソフトウェアは、この動作を出現させる HBA のリストを保持しています。ファブリック ログインの間、pWWN で使用される会社 ID によってそれぞれの HBA が識別されます。そのため、地域全体が、リストされている会社 ID を持つ N ポートに割り当てられ、残りには単一の FCID が割り当てられます。割り当てられた FC ID の種類(地域全体かまたは単一か)にかかわらず、FCID エントリは永続的に存在します。
例
次に、新しい会社 ID をデフォルトの地域会社 ID リストに追加する例を示します。
switch(config)# fcid-allocation area company-id 0x003223
関連コマンド
|
|
show fcid-allocation |
設定した会社 ID を表示します。 |
fcid-last-byte
ファブリック アドレスに最終バイト Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ID を割り当てるには、 fcid-last-byte コマンドを使用します。この設定をディセーブルにするか、またはデフォルトの設定に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fcid-last-byte last-byte-id
no fcid-last-byte last-byte-id
シンタックスの説明
last-byte-fcid |
最終バイトの FCID を指定します。有効範囲は 0 ~ 250 です。 |
コマンド モード
FICON コンフィギュレーション サブモード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
このコマンドは使用されなくなりました。 |
使用上のガイドライン
この設定は任意のものです。使用する EBCDIC(拡張 2 進化 10 進コード)フォーマットがわからない場合は、 us-canada オプション(デフォルト)のままにすることを推奨します。
例
次に、ファブリック アドレスに最終バイト FCID を割り当てる例を示します。
switch(config)# ficon vsan 2
switch(config-ficon)# fcid-last-byte 12
次に、設定したファブリック アドレスの最終バイト FCID を削除して、デフォルトに戻す例を示します。
switch(config)# ficon vsan 2
switch(config-ficon)# no fcid-last-byte 3
関連コマンド
|
|
show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
ficon vsan vsan-id |
指定の VSAN(仮想 SAN)上で FICON をイネーブルにします。 |
fcinterop fcid-allocation
スイッチに Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ID を割り当てるには、コンフィギュレーション モードで fcinterop fcid-allocation コマンドを使用します。スイッチの FCID をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcinterop fcid-allocation { auto | flat | none }
no fcinterop fcid-allocation { auto | flat | none }
シンタックスの説明
auto |
単一の FCID を互換性のある Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)に割り当てます。 |
flat |
単一の FCID を割り当てます。 |
none |
FCID 範囲を割り当てます。 |
デフォルト
デフォルトは、fcinterop fcid-allocation auto に設定されています。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドは、スイッチの FCID 割り当て方法を定義します。
例
switch(config)# fcinterop fcid-allocation none
switch(config)# fcinterop fcid-allocation flat
switch(config)# fcinterop fcid-allocation auto
関連コマンド
|
|
show flogi database |
Fabric Login(FLOGI)テーブルを表示します。 |
fcinterop loop-monitor
ループ ポートからのディスクの取り外しをモニタリングするには、コンフィギュレーション モードで fcinterop loop-monitor コマンドを使用します。このループ モニタリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcinterop loop-monitor
no fcinterop loop-monitor
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドは、ループ ポートから取り外されたデバイスを検出します。
例
次に、ループの NL ポートのモニタリングをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcinterop loop-monitor
次に、ループの NL ポートのモニタリングをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no fcinterop loop-monitor
関連コマンド
|
|
show flogi database |
ストレージ デバイスが、Fabric Login(FLOGI)テーブルに表示されるかを確認します。 |
fcip enable
Cisco MDS ファミリの任意のスイッチで Fibre Channel over IP(FCIP)機能をイネーブルにするには、 fcip enable コマンドを使用します。
fcip enable
no fcip enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
iSCSI 機能の設定および確認コマンドは、FC IP がスイッチでイネーブルの場合にのみ、使用できます。この機能をディセーブルにした場合、関連するすべての設定は自動的に廃棄されます。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次のコマンドは、FCIP 機能をイネーブルにします。
switch(config)# fcip enable
次のコマンドは、FCIP 機能をディセーブルにします(デフォルト)。
switch(config)# no fcip enable
fcip profile
Fibre Channel over IP(FCIP)プロファイルを作成および設定するには、 fcip profile コマンドを使用します。FCIP プロファイルを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
fcip profile profile-id
no fcip profile profile-id
シンタックスの説明
profile-id |
1 ~ 255 までの範囲で ID を指定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドを実行するとき、CLI(コマンドライン インターフェイス)は FCIP プロファイル コンフィギュレーション モードになります。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、FCIP プロファイルを設定する例を示します。
switch(config)# fcip profile 5
関連コマンド
|
|
show fcip profile |
FCIP プロファイルに関する情報を表示します。 |
interface fcip interface_number use-profile profile-id |
既存のプロファイル ID(1 ~ 255)を使用してインターフェイスを設定します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fcns proxy-port
ネーム サーバ プロキシを登録するには、コンフィギュレーション モードで fcns proxy-port コマンドを使用します。
fcns proxy-port wwn-id vsan vsan-id
no fcns proxy-port wwn-id vsan vsan-id
シンタックスの説明
wwn-id |
ポート WWN を指定します。フォーマットは、hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
特定のネーム サーバは、他のネーム サーバのプロキシとなるよう設定できます。ネーム サーバの情報は CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して表示させることができます。ネーム サーバは CLI または Cisco Fabric Manager で表示させることができます。
すべてのネーム サーバの登録要求は、パラメータが登録または変更された同一ポートから送られます。同一ポートから送られない場合、要求は拒否されます。
例
次に、VSAN 2 のプロキシ ポートを設定する例を示します。
switch(config)# fcns proxy-port 21:00:00:e0:8b:00:26:d vsan 2
関連コマンド
|
|
show fcns |
指定の VSAN またはすべての VSAN に対するネーム サーバ データベースおよび統計情報を表示します。 |
fcns reject-duplicate-pwwn vsan
VSAN(仮想 SAN)の複製 Fibre Channel Name Server(FCNS; ファイバ チャネル ネーム サーバ)プロキシを拒否するには、コンフィギュレーション モードで fcns reject-duplicate-pwwn vsan コマンドを使用します。
fcns reject-duplicate-pwwn vsan vsan-id
no fcns reject-duplicate-pwwn vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、VSAN 2 の複製 FCNS pWWN を拒否する例を示します。
switch(config)# fcns reject-duplicate-pwwn vsan 2
関連コマンド
|
|
show fcns |
指定の VSAN またはすべての VSAN に対するネーム サーバ データベースおよび統計情報を表示します。 |
fcping
特定の Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ID を持つ N ポートに対して ping を実行するには、EXEC モードで fcping fcid コマンドを使用します。
fcping {device-alias aliasname | fcid { fc-port | domain-controller-id} | pwwn pwwn-id } vsan vsan-id [ count number [ timeout value [ usr-priority priority ]]]
シンタックスの説明
device-alias aliasname |
デバイス エイリアス名を指定します。最大 64 文字まで可能です。 |
fcid |
宛先 N ポートの FCID |
fc-port |
ポート FCID(フォーマットは 0xhhhhhh) |
domain-controller-id |
宛先スイッチへの接続を確認します。 |
pwwn pwwn-id |
宛先 N ポートのポート World Wide Name(WWN)を指定します。フォーマットは、hh:hh:hh:hh:hh:hh:hh:hhです。 |
vsan vsan-id |
宛先 N ポートの VSAN(仮想 SAN)ID を指定します。有効値は 1 ~ 4093 です。 |
count number |
送信フレーム数を指定します。値 0 はフレームを送り続けることを意味します。有効値は 0 ~ 2147483647 です。 |
timeout value |
タイムアウト値を秒で指定します。有効範囲は 1 ~ 10 です。 |
usr-priority priority |
スイッチ ファブリックでフレームが受信するプライオリティを指定します。有効値は 0 ~ 1 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
1.0(2) |
このコマンドが導入されました。 |
1.2(1) |
ドメイン コントローラ ID を FCID として許可しました。 |
2.0(x) |
device-alias aliasname オプションを追加しました。 |
使用上のガイドライン
ドメイン コントローラ アドレスを得るため、ドメイン ID と FFFC を結合します。たとえば、ドメイン ID が 0xda (218)の場合、結合した ID は 0xfffcda になります。
例
次に、指定の pWWN または宛先の FCID に fcping を実行する例を示します。デフォルトでは、5 フレームが送信されます。
switch# fcping fcid 0xd70000 vsan 1
28 bytes from 0xd70000 time = 730 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 165 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 262 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 219 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 228 usec
5 frames sent, 5 frames received, 0 timeouts
Round-trip min/avg/max = 165/270/730 usec
次に、count オプションを使用して、送信するフレーム数を設定する例を示します。有効範囲は 0 ~ 2147483647 フレームです。値 0 は ping を実行し続けます。
switch# fcping fcid 0xd70000 vsan 1 count 10
28 bytes from 0xd70000 time = 730 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 165 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 262 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 219 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 228 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 230 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 230 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 225 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 229 usec
28 bytes from 0xd70000 time = 183 usec
10 frames sent, 10 frames received, 0 timeouts
Round-trip min/avg/max = 165/270/730 usec
次に、タイムアウト値を設定する例を示します。デフォルトの待機時間は 5 秒です。有効範囲は 1 ~ 10 秒です。
switch# fcping fcid 0xd500b4 vsan 1 timeout 10
28 bytes from 0xd500b4 time = 1345 usec
28 bytes from 0xd500b4 time = 417 usec
28 bytes from 0xd500b4 time = 340 usec
28 bytes from 0xd500b4 time = 451 usec
28 bytes from 0xd500b4 time = 356 usec
5 frames sent, 5 frames received, 0 timeouts
Round-trip min/avg/max = 340/581/1345 usec
次のコマンドは、N ポートまたは NL ポートがアクティブの場合でも、No response from the N port メッセージを表示します。これは、N ポートまたは NL ポートでリソースが不足しているために起こります。数秒後に、もう一度コマンドを実行してください。
switch# fcping fcid 0x010203 vsan 1
No response from the N port.
switch# fcping pwwn 21:00:00:20:37:6f:db:dd vsan 1
28 bytes from 21:00:00:20:37:6f:db:dd time = 1454 usec
28 bytes from 21:00:00:20:37:6f:db:dd time = 471 usec
28 bytes from 21:00:00:20:37:6f:db:dd time = 372 usec
28 bytes from 21:00:00:20:37:6f:db:dd time = 364 usec
28 bytes from 21:00:00:20:37:6f:db:dd time = 1261 usec
5 frames sent, 5 frames received, 0 timeouts
Round-trip min/avg/max = 364/784/1454 usec
次に、指定した宛先のデバイス エイリアスの fcping 操作を表示する例を示します。
switch# fcping device-alias x vsan 1
28 bytes from 21:01:00:e0:8b:2e:80:93 time = 358 usec
28 bytes from 21:01:00:e0:8b:2e:80:93 time = 226 usec
28 bytes from 21:01:00:e0:8b:2e:80:93 time = 372 usec
fc-redirect version2 enable
FC リダイレクトで version2 モードをイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで fc-redirect version2 enable コマンドを使用します。
fc-redirect version2 enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドは、FC リダイレクトのスケーラビリティを向上するために使用します。
version2 をファブリックでイネーブルにした後にディセーブルにすることは推奨しません。version2 モードをディセーブルにする場合、FC リダイレクト設定をすべて削除した後にディセーブルにします。FC リダイレクト設定を削除するには、該当するアプリケーション設定すべてを削除する必要があります。
SAN-OS 3.2.x スイッチは、一旦 version2 モードをイネーブルにすると、ファブリックに追加できません。スイッチを追加すると、それ以降のファブリックでの FC リダイレクトに対するすべての設定変更は失敗します。これが原因で SME や DMM などのアプリケーションのトラフィックに障害が発生する可能性があります。
コマンドを使用すると、FC リダイレクト設定を作成するアプリケーションのリストを参照できます。
ファブリックで version2 モードがイネーブルのときにスイッチを別のファブリックに移動する場合、スイッチの移動前に、clear fc-redirect decommission-switch コマンドを使用します。使用しない場合、新しいファブリック内のすべてのスイッチが自動的に version2 モードに変換されます。
(注) ファブリック内のすべてのスイッチでは、San-OS バージョン 3.3.x 以上を実行する必要があります。ファブリックが変更中またはアップグレード中でないことを確認します。ファブリック内のすべてのスイッチを表示するには、show fc-redirect peer-switches コマンド(UP ステート)を使用してください。
例
次に、FC リダイレクトで version2 モードをイネーブルにする例を示します。
switch# fc-redirect version2 enable
Please make sure to read and understand the following implications
before proceeding further:
1) This is a Fabric wide configuration. All the switches in the
fabric will be configured in Version2 mode.Any new switches
added to the fabric will automatically be configured in version2
2) SanOS 3.2.x switches CANNOT be added to the Fabric after Version2
mode is enabled. If any 3.2.x switch is added when Version2 mode
is enabled, all further FC-Redirect Configuration changes will Fail
across the fabric. This could lead to traffic disruption for
3) If enabled, Version2 mode CANNOT be disabled till all FC-Redirect
configurations are deleted. FC-Redirect configurations can be
deleted ONLY after all the relevant application configurations
are deleted. Please use the command 'show fc-redirect configs'
to see the list of applications that created FC-Redirect
4) 'write erase' will NOT disable this command. After 'write erase'
on ANY switch in the fabric, the user needs to do:
'clear fc-redirect decommission-switch'
on that that switch. Without that, if the user moves the switch
to a different fabric it will try to convert all the switches
in the fabric to Version2 mode automatically. This might lead
to Error conditions and hence Traffic disruption.
Do you want to continue? (Yes/No) [No]Yes
Before proceeding further, please check the following:
1) All the switches in the fabric are seen in the output of
'show fc-redirect peer-switches' command and are in 'UP' state.
2) All switches in the fabric are running SanOS version 3.3.x or
3) Please make sure the Fabric is stable ie.,
No fabric changes/upgrades in progress
Do you want to continue? (Yes/No) [No] Yes
関連コマンド
|
|
no fc-redirect version2 enable mode |
FC リダイレクトで version2 モードをディセーブルにします。 |
fcroute
ファイバ チャネル ルートを設定し、ポリシー ルーティングを有効にするには、 fcroute コマンドを使用します。この設定を削除、または出荷時の状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcroute { fcid network-mask interface { fc slot / port | port-channel port } domain domain-id { metric number | remote | vsan vsan-id } | policy fcroute-map vsan vsan-id [ route-map-identifier ]}
no fcroute { fcid network-mask interface { fc slot / port | port-channel port } domain domain-id { metric number | remote | vsan vsan-id } | policy fcroute-map vsan vsan-id [ route-map-identifier ]}
シンタックスの説明
fcid |
FC ID を指定します。フォーマットは 0x hhhhhh です。 |
network-mask |
FC ID のネットワーク マスクを指定します。フォーマットは、 0x 0 から 0x ffffff です。 |
interface |
インターフェイスを指定します。 |
fc slot / port |
ファイバ チャネル インターフェイスを指定します。 |
port-channel port |
ポートチャネル インターフェイスを指定します。 |
domain domain-id |
ネクストホップ スイッチのドメインに対するルートを指定します。有効範囲は 1 ~ 239 です。 |
metric number |
ルートのコストを指定します。有効範囲は 1 ~ 65535 です。デフォルトのコストは 10 です。 |
remote |
リモート接続している宛先スイッチのスタティック ルートを設定します。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
policy fcroute-map |
ポリシー ルーティングを有効にします。 |
route-map-identifier |
ルート マップ ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 65535 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
1.0(2) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(3) |
policy オプションが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、転送情報をスイッチに割り当て、優先パスのルート マップを有効にします。
例
次に、VSAN 2 のファイバ チャネル インターフェイスおよびネクストホップ スイッチのドメインに対するルートを指定する例を示します。
switch(config)# fcroute 0x111211 interface fc1/1 domain 3 vsan 2
次に、この設定を削除する例を示します。
switch(config)# no fcroute 0x111211 interface fc1/1 domain 3 vsan 2
次に、ポートチャネル インターフェイスおよび VSAN 4 のネクストホップ スイッチのドメインに対するルートを指定する例を示します。
switch(config)# fcroute 0x111211 interface port-channel 1 domain 3 vsan 4
次に、この設定を削除する例を示します。
switch(config)# no fcroute 0x111211 interface port-channel 1 domain 3 vsan 4
次に、VSAN 1 のファイバ チャネル インターフェイス、ネクストホップ スイッチのドメインに対するルート、およびルートのコストを指定する例を示します。
switch(config)# fcroute 0x031211 interface fc1/1 domain 3 metric 1 vsan 1
次に、この設定を削除する例を示します。
switch(config)# no fcroute 0x031211 interface fc1/1 domain 3 metric 1 vsan 1
次に、VSAN 3 のファイバ チャネル インターフェイス、ネクストホップ スイッチのドメインに対するルート、およびルートのコストを指定して、リモートで接続している宛先スイッチのスタティック ルートを設定する例を示します。
switch(config)# fcroute 0x111112 interface fc1/1 domain 3 metric 3 remote vsan 3
次に、この設定を削除する例を示します。
switch(config)# no fcroute 0x111112 interface fc1/1 domain 3 metric 3 remote vsan 3
関連コマンド
|
|
show fcroute |
ファイバ チャネル ルートを表示します。 |
fcroute-map |
優先パスのファイバ チャネル ルート マップを指定します。 |
show fcroute-map |
優先パスのルート マップ設定およびステータスを表示します。 |
fcroute policy fcroute-map |
優先パスのファイバ チャネル ルート マップを有効にします。 |
fcrxbbcredit extended enable
ファイバ チャネル拡張 Buffer to Buffer credit(BB_credit)をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで fcrxbbcredit extended enable コマンドを使用します。機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcrxbbcredit extended enable
no fcrxbbcredit extended enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
fcrxbbcredit extended enable コマンドを実行すると、 switchport fcrxbbcredit extended コマンドがイネーブルになります。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、ファイバ チャネル拡張 BB_creditをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcrxbbcredit extended enable
次に、ファイバ チャネル拡張 BB_creditをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no fcrxbbcredit extended enable
関連コマンド
|
|
switchport fcrxbbcredit extended |
インターフェイスでファイバ チャネル拡張 BB_creditを設定します。 |
show interface |
インターフェイスの情報およびステータスを表示します。 |
fcs plat-check-global vsan
ファブリック全体で確認を行う Fabric Configuration Server(FCS)プラットフォームおよびノード名をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで fcs plat-check-global vsan コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcs plat-check-global vsan vsan-id
no fcs plat-check-global vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan-id |
プラットフォーム チェックの VSAN(仮想 SAN)ID を 1 ~ 4096 の範囲で指定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
switch(config)# fcs plat-check-global vsan 2
関連コマンド
|
|
show fcs |
ファブリック コンフィギュレーション サーバ情報を表示します。 |
fcs register
Fabric Configuration Server(FCS)属性を登録するには、コンフィギュレーション モードで fcs register コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcs register
platform name name vsan vsan-id
fcs register
no platform name name vsan vsan-id
シンタックスの説明
platform name name |
登録するプラットフォーム名を指定します。最大サイズは 255 文字です。 |
vsan vsan-id |
VSAN(仮想 SAN)ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、FCS 属性を登録する例を示します。
switch(config)# fcs register
switch(config-fcs-register)# platform Platform1 vsan 10
関連コマンド
|
|
show fcs |
ファブリック コンフィギュレーション サーバ情報を表示します。 |
fcs virtual-device-add
Fabric Configuration Server(FCS)からのゾーン情報に関するクエリーに仮想デバイスを含めるには、コンフィギュレーション モードで fcs virtual-device-add コマンドを使用します。仮想デバイスを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
fcs virtual-device-add [ vsan-ranges vsan-ids ]
no fcs virtual-device-add [ vsan-ranges vsan-ids ]
シンタックスの説明
vsan-ranges vsan-ids |
VSAN(仮想 SAN)の 1 つ以上の範囲を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
VSAN の範囲は vsan-ids - vsan-ids のように使用します。複数の範囲を指定する場合は、各範囲をカンマで区切ります。範囲を指定しないと、コマンドはすべての VLAN に適用されます。
例
次に、VSAN の範囲を 1 つ追加する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# fcs virtual-device-add vsan-ranges 2-4
次に、VSAN の範囲を複数追加する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# fcs virtual-device-add vsan-ranges 2-4,5-8
関連コマンド
|
|
show fcs |
ファブリック コンフィギュレーション サーバ情報を表示します。 |
fcsp
Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)がイネーブルであるスイッチの特定のインターフェイスに対して、FC-SP 認証モードを設定するには、 fcsp コマンドを使用します。インターフェイスの FC-SP をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fcsp {auto-active | auto-passive | on | off} [ timeout-period ]
no fcsp
シンタックスの説明
auto-active |
指定のインターフェイスを認証するため、auto-active モードを設定します。 |
auto-passive |
指定のインターフェイスを認証するため、auto-passive モードを設定します。 |
on |
指定のインターフェイスを認証するため、auto-active モードを設定します。 |
off |
指定のインターフェイスを認証するため、auto-active モードを設定します。 |
timeout-period |
インターフェイスを再認証するためのタイムアウト期間を指定します。有効範囲は 0 ~ 100000 分です(0 がデフォルト ― 認証は実行されません)。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドを使用するには、 fcsp enable コマンドを使用して FC-SP をイネーブルにする必要があります。
例
次に、ファイバ チャネル インターフェイス 2 のポート 1 ~ 3 の認証モードを有効にする例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# interface fc 2/1 - 3
switch(config-if)# fcsp on
次に、これら 3 つのインターフェイスを、出荷時の状態(auto-passive)に戻す例を示します。
switch(config-if)# no fcsp
次に、FC-SP 認証を開始するよう、これら 3 つのインターフェイスを変更する例を示します(ただし、再認証は許可しません)。
switch(config-if)# fcsp auto-active 0
次に、FC-SP 認証を開始するよう、これら 3 つのインターフェイスを変更して、最初の認証から 2 時間以内(120 分)の再認証を許可させる例を示します。
switch(config-if)# fcsp auto-active 120
関連コマンド
|
|
fcsp enable |
FC-SP をイネーブルにします。 |
show interface |
指定のインターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fcsp dhchap
スイッチの Diffie-Hellman Challenge Handshake Authentication Protocol(DHCHAP)オプションを設定するには、コンフィギュレーション モードで fcsp dhchap コマンドを使用します。このコマンドは Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)機能がイネーブルの場合にのみ使用できます。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcsp dhchap {devicename switch-wwn password [0 | 7] password |
dhgroup [0 | 1| 2 | 3 | 4] |
hash [md5 | sha1] |
password [0 | 7] password [wwn wwn-id ]
no fcsp dhchap {devicename switch-wwn password [0 | 7] password |
dhgroup [0 | 1| 2 | 3 | 4] |
hash [md5 | sha1] |
password [0 | 7] password [ wwn-id ]
シンタックスの説明
devicename |
ファブリックの他のデバイスのパスワードを設定します。 |
switch-wwn |
設定するデバイスの World Wide Name(WWN)を提供します。 |
dhgroup |
DHCHAP Diffie-Hellman グループ プライオリティ リストを設定します。 |
0 |
Null DH ― 変更はありません(デフォルト)。 |
1| 2 | 3 | 4 |
通常指定される 1 つまたは複数のグループを指定します。 |
hash |
DHCHAP ハッシュ アルゴリズム プライオリティ リストを実行順に設定します。 |
md5 |
Message Digest 5(MD5)ハッシュ アルゴリズムを指定します。 |
sha1 |
Secure Hash Algorithm(SHA)-1 ハッシュ アルゴリズムを指定します。 |
password |
ローカル スイッチに DHCHAP パスワードを設定します。 |
0 |
クリア テキスト パスワードを指定します。 |
7 |
暗号化されたテキストでパスワードを指定します。 |
password |
最大 64 文字の英数字でパスワードを提供します。 |
wwn-id |
WWN ID(フォーマットはhh:hh:hh:hh:hh:hh:hh:hh) |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
fcsp enable コマンドを実行した場合のみ、 fcsp dhchap コマンドを確認できます。
ハッシュ アルゴリズムとして SHA-1 を使用すると、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)または TACACS+ が使用できなくなります。
Diffie-Hellman(DH)グループの設定を変更した場合は、ファブリック内のすべてのスイッチに対して、その変更がグローバルに反映されているかどうかを確認してください。
例
次に、FC-SP をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# # fcsp enable
次に、SHA-1 ハッシュ アルゴリズムのみを使用する設定例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap hash sha1
次に、MD-5 ハッシュ アルゴリズムのみを使用する設定例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap hash md5
次に、DHCHAP 認証に対して、デフォルトの MD-5 ハッシュ アルゴリズム プライオリティ リストを使用してから SHA-1 を使用する定義の例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap hash md5 sha1
次に、MD-5 ハッシュ アルゴリズムを使用してから SHA-1 を使用する出荷時のデフォルトの プライオリティ リストに戻す例を示します。
switch(config)# no fcsp dhchap hash sha1
次に、設定された順番で、DH グループ 2、3、および 4 を優先的に使用するよう設定する例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap group 2 3 4
次に、DHCHAP の出荷時の順番(0、4、1、2、3)にそれぞれ戻す例を示します。
switch(config)# no fcsp dhchap group 0
次に、ローカル スイッチのクリア テキスト パスワードを設定する例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap password 0 mypassword
次に、指定の WWN のデバイスで使用する、ローカル スイッチのクリア テキスト パスワードを設定する例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap password 0 mypassword 30:11:bb:cc:dd:33:11:22
次に、指定の WWN のデバイスで使用する、ローカル スイッチのクリア テキスト パスワードを削除する例を示します。
switch(config)# no fcsp dhchap password 0 mypassword 30:11:bb:cc:dd:33:11:22
次に、ローカル スイッチに対して暗号化フォーマットで入力されたパスワードを設定する例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap password 7 sfsfdf
次に、指定の WWN のデバイスで使用する、ローカル スイッチに対して暗号化フォーマットで入力されたパスワードを設定する例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap password 7 sfsfdf 29:11:bb:cc:dd:33:11:22
次に、指定の WWN のデバイスで使用する、ローカル スイッチに対して暗号化フォーマットで入力されたパスワードを削除する例を示します。
switch(config)# no fcsp dhchap password 7 sfsfdf 29:11:bb:cc:dd:33:11:22
次に、接続デバイスで使用する、ローカル スイッチのクリア テキスト パスワードを設定する例を示します。
switch(config)# fcsp dhchap password mypassword1
次に、ファブリック内の他のスイッチのパスワードを設定する例を示します。ファブリックはスイッチの WWN デバイス名で識別されています。
switch(config)# fcsp dhchap devicename 00:11:22:33:44:aa:bb:cc password NewPassword
次に、ローカル認証データベースからこのスイッチのパスワード エントリを削除する例を示します。
switch(config)# no fcsp dhchap devicename 00:11:22:33:44:aa:bb:cc password NewPassword
次に、ファブリック内の他のスイッチのクリア テキスト パスワードを設定する例を示します。ファブリックはスイッチの WWN デバイス名で識別されています。
switch(config)# fcsp dhchap devicename 00:11:55:66:00:aa:bb:cc password 0 NewPassword
次に、ファブリック内の他のスイッチに対して暗号化フォーマットで入力されたパスワードを設定する例を示します。ファブリックはスイッチの WWN デバイス名で識別されています。
switch(config)# fcsp dhchap devicename 00:11:22:33:55:aa:bb:cc password 7 asdflkjh
関連コマンド
|
|
fcsp enable |
FC-SP をイネーブルにします。 |
show fcsp |
設定された FC-SP 情報を表示します。 |
fcsp enable
スイッチで Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで fcsp enable コマンドを使用します。FC-SP 機能がイネーブルであれば、他の FC-SP コマンドも使用できます。FC-SP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcsp enable
no fcsp enable
シンタックスの説明
fcsp |
スイッチの FC-SP 機能を指定します。 |
enable |
このスイッチの FC-SP 機能をイネーブルにします。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、FC-SP をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fcsp enable
関連コマンド
|
|
show fcsp |
設定された FC-SP 情報を表示します。 |
fcsp timeout
Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)メッセージのタイムアウト値を設定するには、コンフィギュレーション モードで fcsp timeout コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
fcsp timeout timeout-period
no fcsp timeout timeout-period
シンタックスの説明
timeout-period |
タイムアウトの期間を指定します。有効範囲は 20 ~ 100 秒です。デフォルトは 30 秒です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
fcsp enable コマンドを実行した場合のみ、 fcsp timeout コマンドを確認できます。
例
次に、FCSP タイムアウト値を設定する例を示します。
switch(config)# fcsp enable
switch(config)# fcsp timeout 60
関連コマンド
|
|
fcsp enable |
FC-SP をイネーブルにします。 |
show fcsp |
設定された FC-SP 情報を表示します。 |
fctimer
デフォルトのファイバ チャネル タイマーを変更するには、コンフィギュレーション モードで fctimer コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fctimer { d_s_tov milliseconds [vsan vsan-id ] | e_d_tov milliseconds [vsan vsan-id ] | r_a_tov milliseconds [vsan vsan-id ]}
no fctimer { d_s_tov milliseconds [vsan vsan-id ] | e_d_tov milliseconds [vsan vsan-id ] | r_a_tov milliseconds [vsan vsan-id ]}
シンタックスの説明
d_s_tov milliseconds |
分散サービスのタイムアウト値を指定します。有効値は 5000 ~ 100000 ミリ秒です。 |
e_d_tov milliseconds |
エラー検出のタイムアウト値を指定します。有効値は 1000 ~ 100000 ミリ秒で、デフォルトは 2000 ミリ秒です。 |
r_a_tov milliseconds |
解決割り当てのタイムアウト値を指定します。有効値は 5000 ~ 100000 ミリ秒で、デフォルトは 10000 ミリ秒です。 |
vsan vsan-id |
VSAN(仮想 SAN)ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
Cisco MDS 9000、Brocade、および McData の FC Error Detect(ED_TOV)と Resource Allocation(RA_TOV)のタイマーは、デフォルトで同一の値に設定されています。必要に応じて、これらを変更することは可能です。FC-SW2 規定に準拠しているため、これらの値はファブリック内の各スイッチで同一の値にする必要があります。
vsan オプションを使用して、異なる Time Out Value(TOV)値を VSAN に設定できます。VSAN は FC または IP トンネルのような特殊なリンク タイプにすることができます。
例
次に、デフォルトのファイバ チャネル タイマーを変更する例を示します。
switch(config)# fctimer e_d_tov 5000
switch(config)# fctimer r_a_tov 7000
関連コマンド
|
|
show fctimer |
設定されたファイバ チャネル タイマー値を表示します。 |
fctimer abort
進行中のファイバ チャネル タイマー(fctimer)Cisco Fabric Services(CFS)配信セッションを廃棄するには、コンフィギュレーション モードで fctimer abort コマンドを使用します。
fctimer abort
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、進行中の CFS 配信セッションを廃棄する例を示します。
switch(config)# fctimer abort
関連コマンド
|
|
fctimer distribute |
fctimer の CFS 配信をイネーブルにします。 |
show fctimer |
fctimer 情報を表示します。 |
fctimer commit
ファブリック内で進行中のファイバ チャネル タイマー(fctimer)Cisco Fabric Services(CFS)配信セッション関連の未決定コンフィギュレーションを適用するには、コンフィギュレーション モードで fctimer commit コマンドを使用します。
fctimer commit
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、アクティブ ファイバ チャネル タイマー コンフィギュレーションに変更を確定する例を示します。
switch(config)# fctimer commit
関連コマンド
|
|
fctimer distribute |
fctimer の CFS 配信をイネーブルにします。 |
show fctimer |
fctimer 情報を表示します。 |
fctimer distribute
ファイバ チャネル タイマー(fctimer)の Cisco Fabric Services(CFS)配信をイネーブルにするには、 fctimer distribute コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fctimer distribute
no fctimer distribute
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
ファイバ チャネル タイマーの変更をファブリックに配信する前に、 fctimer commit コマンドを使用して、コンフィギュレーションへの一時的な変更をアクティブ コンフィギュレーションに確定する必要があります。
例
次に、デフォルトのファイバ チャネル タイマーを変更する例を示します。
switch(config)# fctimer distribute
関連コマンド
|
|
fctimer commit |
ファイバ チャネル タイマー コンフィギュレーションの変更をアクティブ コンフィギュレーションに確定します。 |
show fctimer |
fctimer 情報を表示します。 |
fctrace
N ポートへのルートをトレースするには、EXEC モードで fctrace コマンドを使用します。
fctrace {device-alias aliasname | fcid fcid vsan vsan- id [ timeout value ] | pwwn pwwn-id [timeout seconds]}
シンタックスの説明
device-alias aliasname |
デバイス エイリアス名を指定します。最大 64 文字まで可能です。 |
fcid fcid |
宛先 N ポートの Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)ID で、フォーマットは 0x hhhhhh です。 |
pwwn pwwn-id |
宛先 N ポートの PWWN を指定します。フォーマットは、hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
timeout seconds |
タイムアウト値を設定します。有効範囲は 1 ~ 10 です。 |
デフォルト
デフォルトでは、タイムアウトまでの待機時間は 5 秒に設定されています。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
1.0(2) |
このコマンドが導入されました。 |
2.0(x) |
device-alias aliasname オプションを追加しました。 |
例
次に、VSAN 1 で指定された fcid へのルートをトレースする例を示します。
switch# fctrace fcid 0x660000 vsan 1
Route present for : 0x660000
20:00:00:05:30:00:5f:1e(0xfffc65)
20:00:00:05:30:00:61:5e(0xfffc66)
20:00:00:05:30:00:61:5e(0xfffc66)
次に、VSAN 1 で指定されたデバイス エイリアスへのルートをトレースする例を示します。
switch# fctrace device-alias x vsan 1
Route present for : 21:01:00:e0:8b:2e:80:93
20:00:00:05:30:00:4a:e2(0xfffc67)
fc-tunnel
宛先スイッチの Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)トンネルを終了するには、 fc-tunnel コマンドを使用します。この設定を削除、または出荷時の状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
fc-tunnel { enable | explicit-path name [next-address ip-address {loose | strict}] | tunnel-id-map tunnel-id interface fc slot-number }
no fc-tunnel { enable | explicit-path name | tunnel-id-map tunnel-id }
シンタックスの説明
enable |
FC トンネル機能をイネーブルにします。 |
explicit-path name |
明示的なパスを指定します。最大 16 文字まで可能です。 |
next-address ip-address |
ネクスト ホップ スイッチの IP アドレスを指定します。 |
loose |
ネクストホップへの直接接続が必要ないことを指定します。 |
strict |
ネクストホップへの直接接続が必要であることを指定します。 |
tunnel-id-map tunnel-id |
出力インターフェイスに対して FC トンネル ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 255 です。 |
interface fc slot / port |
宛先スイッチのファイバ チャネル インターフェイスを設定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
Remote SPAN(RSPAN; リモート SPAN)トラフィックを含むすべての VSAN(仮想 SAN)はイネーブルである必要があります。RSPAN トラフィックを含む VSAN がイネーブルでない場合、廃棄されます。
FC トンネルは、VSAN インターフェイスと同一のサブネットにのみ設定できます。
ファイバ チャネル トンネル機能は、RSPAN 実装のファイバ チャネル ファブリックのエンドツーエンドのパスにある各スイッチ上で、イネーブルである必要があります( interface fc-tunnel コマンド)。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、FC トンネル機能をイネーブルにする例を示します。
switchS(config)# fc-tunnel enable
次に、Path1 という名前のパスの明示的なパス プロンプトに移動し、ネクストホップ VSAN インターフェイスの IP アドレスを指定する例を示します。
switchS(config)# fc-tunnel explicit-path Path1
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.2 strict
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.3 strict
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.4 strict
次に、Path3 という名前のパスの明示的なパス プロンプトに移動し、この IP アドレスが存在する最低コスト パスを設定する例を示します。
switchS(config)# fc-tunnel explicit-path Path3
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.3 loose
次に、宛先スイッチ(スイッチ D)の FC トンネル(100)を設定する例を示します。
switchD(config)# fc-tunnel tunnel-id-map 100 interface fc2/1
次に、2 つの明示的なパスを作成して、送信元スイッチ(スイッチ S)の各パスのネクストホップ アドレスを設定する例を示します。
switchS(config)# fc-tunnel explicit-path Path1
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.2 strict
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.3 strict
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.4 strict
switchS(config-explicit-path)# exit
switchS(config)# fc-tunnel explicit-path Path3
switchS(config-explicit-path)# next-address 10.10.10.3 loose
次に、送信元スイッチ(スイッチ S)に設定されたパスを参照する例を示します。
switchS(config)# interface fc-tunnel 100
switchS(config)# explicit-path Path1
関連コマンド
|
|
show span session |
すべての Switched Port Analyzer(SPAN)セッション情報を表示します。 |
show fc-tunnel tunnel-id-map |
FC トンネル出力マッピング情報を表示します。 |
ficon enable
スイッチで Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)機能をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで ficon enable コマンドを使用します。この機能をディセーブルにする、またはデフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ficon enable
no ficon enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
Cisco MDS スイッチで FICON 機能をイネーブルにすると、次のような影響があります。
•
FICON 対応 VSAN で順次配信をディセーブルにすることはできません。
•
FICON 対応 VSAN 内でファブリック バインディングまたはスタティック ドメイン ID の設定をディセーブルにすることはできません。
•
ロード バランシング方式が Source ID(SID; ソース ID) ― Destination ID(DID; 宛先 ID)に変わります。ロード バランシング方式を SID ― DID ― OXID に戻すことはできません。
•
Initial Program Load(IPL)コンフィギュレーション ファイルは自動的に作成されます。
FICON がある VSAN でイネーブルになると、全体で暗黙的にイネーブルになります。ただし、FICON がある VSAN でディセーブルになっても、グローバルにイネーブルのままになります。ファブリック全体で FICON をディセーブルにするには、明示的にディセーブルにする必要があります。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、スイッチで FICON をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# ficon enable
次に、スイッチで FICON をディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no ficon enable
関連コマンド
|
|
show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
ficon logical-port assign port-numbers
スイッチの論理インターフェイスの Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)ポート番号を予約するには、コンフィギュレーション モードで ficon enable コマンドを使用します。ポート番号を解放するには、コマンドの no 形式を使用します。
ficon logical-port assign port-numbers [ port-numbers ]
no ficon logical-port assign port-numbers [ port-numbers ]
シンタックスの説明
port-numbers |
割り当てるポート番号の範囲を指定します。有効範囲は 0 ~ 153 または 0x0 ~ 0x99 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
FCIP および ポートチャネルなどの論理インターフェイスを使用する予定がある場合は、それらのポート番号を予約する必要があります。
アクティブなインターフェイスのポート番号を変更または解放することはできません。shutdown コマンドを使用して、インターフェイスをディセーブルにする必要があります。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、FCIP およびポートチャネル インターフェイス用にポート番号 230 ~ 249 を予約する例を示します。
switch(config)# ficon logical-port assign port-numbers 230-249
次に、FCIP およびポートチャネル インターフェイス用にポート番号 0xe6 ~ 0xf9 を予約する例を示します。
switch(config)# ficon logical-port assign port-numbers 0xe6-0xf9
次に、ポート番号を解放する例を示します。
switch(config)# no ficon logical-port assign port-numbers 230-249
関連コマンド
|
|
show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
ficon port default-state prohibit-all
Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)ポートのデフォルト状態をポート禁止にするには、コンフィギュレーション モードで ficon port default-state prohibit-all コマンドを使用します。この機能をディセーブルにする、またはデフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ficon port default-state prohibit-all
no ficon port default-state prohibit-all
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
作成する VSAN(仮想 SAN)でデフォルトのポート禁止状態をイネーブルにし、その後、必要に応じて実装ポートのポート禁止を選択的にディセーブルにできます。デフォルトの変更後に作成された FICON コンフィギュレーション ファイルだけが、新しいデフォルト設定値を保持します。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、スイッチに実装されているすべてのインターフェイスのデフォルトとしてポート禁止をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# ficon port default-state prohibit-all
次に、スイッチに実装されているすべてのインターフェイスのデフォルトとしてポート禁止をディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no port default-state prohibit-all
関連コマンド
|
|
show ficon port default-state |
デフォルトの FICON ポート禁止状態を表示します。 |
ficon slot assign port-numbers
スイッチのスロットの Fibre Connection(FICON; 光ファイバ接続)ポート番号を予約するには、コンフィギュレーション モードで ficon slot assign port-numbers コマンドを使用します。ポート番号を解放するには、コマンドの no 形式を使用します。
ficon slot slot assign port-numbers [ port-numbers ]
no ficon slot slot assign port-numbers [ port-numbers ]
シンタックスの説明
slot |
スロット番号を 1 ~ 6 で指定します。 |
port-numbers |
割り当てるポート番号の範囲を指定します。有効範囲は 0 ~ 153 または 0x0 ~ 0x99 です。9513 では、ポート番号は 0 ~ 249 または 0x0 ~ 0xf9 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
1 つのスイッチ上のすべてのポートに割り当てるために、255 個のポート番号の範囲が利用できます。1 つのスイッチでは 255 個以上の物理ポートを使用できます。デフォルトの番号付け方式では、超過したポートにポート番号を割り当てられません。スイッチで 255 個以上の物理ポートを使用している場合は、実装されていないポート番号をポートに割り当てるか、ポート番号が同じ FICON VSAN 内で使用されていない場合は、それを重複して割り当てます。たとえば、FICON VSAN 10 のインターフェイス fc1/1 および FICON VSAN 20 のインターフェイス fc10/1 にポート番号 1 を割り当てます。
アクティブなポートの FICON ポート番号は変更しません。まず、
shutdown コマンドを使用して、インターフェイスをディセーブルにします。
スロットにモジュールが取り付けられておらず、FICON がどの VSAN でもイネーブルになっていない場合でも、ポート番号を設定できます。
ポート番号の割り当ての詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide 』の「FICON Port Numbering」または『 Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide 』を参照してください。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、スロット 3 の最大 32 個のインターフェイス用に FICON ポート番号 0 ~ 15 および 48 ~ 63 を予約する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# ficon slot 3 assign port-numbers 0-15, 48-63
次に、スロット 3 の最初の 16 個のインターフェイス用に FICON ポート番号 0 ~ 15 を、次の 16 個のインターフェイス用に 0 ~ 15 を予約する例を示します。
switch(config)# ficon slot 3 assign port-numbers 0-15, 0-15
次に、スロット 3 の最大 24 個のインターフェイス用に予約された FICON ポート番号を変更する例を示します。
switch(config)# ficon slot 3 assign port-numbers 0-15, 56-63
次に、ポート番号を解放する例を示します。
switch(config)# no ficon slot 3 assign port-numbers 0-15, 56-63
次に、重複するポート番号が存在する場合のスイッチの出力例を示します。
switch(config)# no ficon slot 1 assign port-numbers
switch(config)# ficon slot 1 assign port-numbers 0-14, 0
WARNING: fc1/16 and fc1/1 have duplicated port-number 0 in port VSAN 99
関連コマンド
|
|
show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
ficon swap
指定された VSAN(仮想 SAN)内で Fibre Connection(FICON)機能をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで ficon swap コマンドを使用します。
ficon swap {interface fc slot fc slot | portnumber port-number port-number } [ after swap noshut ]
シンタックスの説明
interface |
スワップされるインターフェイスを設定します。 |
fc |
ファイバ チャネル インターフェイスを指定します。 |
slot |
スロット番号を 1 ~ 6 で指定します。 |
portnumber |
このインターフェイスの FICON ポート番号を設定します。 |
port-number |
スワップする必要のあるポート番号を指定します。 |
after swap noshut |
ポートがスワップされたあとシャット ダウンしたポートを初期化します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
1.3(1) |
このコマンドが導入されました。 |
3.0(1) |
interface オプションが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ficon swap portnumber old-port-number new port-number コマンドは、VSAN 設定を含み、スワップされた 古いポート番号 および 新しいポート番号 に関連したすべての設定に影響します。このコマンドは、該当する 2 つのポートにのみ関連します。EXEC モードからこの VSAN 独立型コマンドを実行する必要があります。
ficon swap portnumber after swap noshut コマンドを指定した場合、ポートは自動的に初期化されます。
ficon swap interface old-interface new-interface コマンドを使用すると、スイッチ上に重複したポート番号が存在する場合に、物理的ファイバ チャネル ポートをポート番号を含めてスワップできます。
ficon swap interface old-interface new-interface after swap noshut コマンドを指定した場合、ポートは自動的に初期化されます。
詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide 』を参照してください。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、ポート 15 とポート 3 の内容をスワップする例を示します。ポートはその後シャットダウンされ、自動的に初期化されます。
switch# ficon swap portnumber 3 15 after swap noshut
次に、ポート 15 とポート 3 の内容をスワップする例を示します。ポートはその後シャットダウンされます。
switch# ficon swap portnumber 3 15
次に、ポート 1 とポート 6 をスワップする例を示します。
switch# ficon swap interface fc1/1 fc1/6
関連コマンド
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show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
ficon-tape-accelerator vsan
Fibre Channel over IP(FCIP)インターフェイスの Fibre Connection(FICON)テープ高速化をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション サブモードで ficon-tape-accelerator vsan コマンドを使用します。FCIP インターフェイスの FICON テープ高速化をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
ficon-tape-accelerator vsan vsan-id
no ficon-tape-accelerator vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan-id |
VSAN(仮想 SAN)ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
Cisco MDS SAN-OS ソフトウェアでは、IBM VTS および 3490 コマンド セットをサポートするテープ ライブラリのための、FCIP を介した FICON テープ書き込み操作の高速化が行われます。FCIP を介した FICON テープ読み取りの高速化はサポートされていません。
複数のスイッチ間リンク(ISL)が VSAN に存在する場合、FICON テープ高速化は動作しません。
指定した FCIP インターフェイスで FICON 書き込み高速化およびテープ高速化を同時にイネーブルにできます。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、FCIP インターフェイスで FICON テープ高速化をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# interface fcip 2
switch(config-if)# ficon-tape-accelerator vsan 100
This configuration change will disrupt all traffic on the FCIP interface in all
VSANs. Do you wish to continue? [no] y
次に、FCIP インターフェイスで FICON テープ高速化をディセーブルにする例を示します。
switch(config-if)# no ficon-tape-accelerator vsan 100
This configuration change will disrupt all traffic on the FCIP interface in all
VSANs. Do you wish to continue? [no] y
関連コマンド
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write-accelerator |
FCIP インターフェイスの書き込み高速化およびテープ高速化をイネーブルにします。 |
show fcip |
FCIP プロファイル情報を表示します。 |
ficon vsan (EXEC mode)
EXEC モードで Fibre Connection(FICON)関連のパラメータを設定するには、 ficon vsan コマンドを使用します。この設定を削除、またはデフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
ficon vsan vsan-id | apply file file-name | copy file old-file-name new-file-name | offline | online}
シンタックスの説明
vsan-id |
指定の VSAN で FICON コンフィギュレーション モードを開始します。VSAN は 1 ~ 4096 の範囲で指定します。 |
apply file file-name |
スイッチの初期化後に、既存の FICON コンフィギュレーション ファイル名を指定します。最大 80 文字まで可能です。 |
copy file |
指定の FICON コンフィギュレーション ファイルのコピーを作成します。 |
old-file-name |
古い(既存の)FICON コンフィギュレーション ファイル名を指定します。 |
new-file-name |
コピー ファイル用に新しい名前を指定します。 |
offline |
中断する必要のある VSAN のすべてのポートをログ アウトします。 |
online |
オフライン状態を削除して、ポートが再度ログ オンできるようにします。 |
コマンド モード
EXEC モード
使用上のガイドライン
MDS スイッチが保存された設定で起動する場合、FICON が VSAN でイネーブルであれば、スイッチの初期化が終了してから、Initial Program Load(IPL)コンフィギュレーション ファイルが SAN-OS ソフトウェアによって自動的に適用されます。
ficon vsan vsan-id copy file exiting-file-name save-as-file-name コマンドを使用して、既存の FICON コンフィギュレーション ファイルをコピーします。 show ficon vsan vsan-id コマンドを実行することで、既存のコンフィギュレーション ファイルのリストを確認できます。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、保存したファイルの設定を実行コンフィギュレーション ファイルに適用する例を示します。
switch# ficon vsan 2 apply file SampleFile
次に、IPL と呼ばれる既存の FICON コンフィギュレーション ファイルをコピーし、IPL3 に名前を変更する例を示します。
switch# ficon vsan 20 copy file IPL IPL3
関連コマンド
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show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
ficon vsan (configuration mode)
指定された VSAN(仮想 SAN)内で Fibre Connection(FICON)機能をイネーブルにするには、コンフィギュレーションモードで ficon vsan コマンドを使用します。この機能をディセーブルにする、またはデフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ficon vsan vsan-id
no ficon vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan vsan-id |
指定の VSAN で FICON コンフィギュレーション モードを開始します。VSAN は 1 ~ 4096 の範囲で指定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
Initial Program Load(IPL)コンフィギュレーション ファイルは自動的に作成されます。
FICON をイネーブルにすると、順番配信、ファブリック バインディング、またはスタティック ドメイン ID の設定をディセーブルにできなくなります。
FICON をディセーブルにすると、FICON コンフィギュレーション ファイルも同様に削除されます。
(注) このコマンドは、Cisco MDS 9124 スイッチ、Cisco Fabric Switch for HP c-Class BladeSystem、Cisco Fabric Switch for IBM BladeCenter でサポートされていません。
例
次に、VSAN 2 で FICON をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# ficon vsan 2
次に、VSAN 6 で FICON をディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no ficon vsan 6
関連コマンド
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show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
file
指定された VSAN(仮想 SAN)の Fibre Connection(FICON)コンフィギュレーション ファイルにアクセスするには、 file コマンドを使用します。この機能をディセーブルにする、またはデフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
file file-name
no file file-name
シンタックスの説明
file file-name |
指定の VSAN で、FICON コンフィギュレーション ファイルを作成、またはアクセスします。 |
コマンド モード
FICON コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
コンフィギュレーション ファイルのサブモードを使用することで、FICON コンフィギュレーション ファイルを作成、編集できます。指定のファイルが存在しない場合、新たに作成されます。最大で、16 ファイルまで保存できます。各ファイル名は、英数字で最大 8 文字に制限されています。
例
次に、VSAN 2 の Ip1File1 と呼ばれる FICON コンフィギュレーション ファイルにアクセスする例を示します。ファイルが存在しない場合、新たに作成されます。
switch(config)# ficon vsan 2
switch(config-ficon)# file IplFile1
switch(config-ficon-file)#
次に、前回作成した FICON コンフィギュレーション ファイルを削除する例を示します。
switch(config-ficon)# no file IplFileA
関連コマンド
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ficon vsan |
VSAN の FICON をイネーブルにします。 |
show ficon |
設定された FICON の詳細を表示します。 |
find
ファイル システムのファイルのリストを表示するには、EXEC モードで find コマンドを使用します。
find filename
シンタックスの説明
filename |
デフォルト ディレクトリのファイルに一致させる検索文字列を指定します。最大 64 文字まで可能です。 |
コマンド モード
EXEC モード
使用上のガイドライン
find (フラッシュ ファイル システム)コマンドを使用することで、特定のファイル システムにあるファイルの詳細を表示できます。
例
次に、 a から始まるすべてのファイルの出力結果の例を示します。
関連コマンド
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cd |
デフォルトのディレクトリまたはファイル システムを変更します。 |
dir |
指定されたファイル システムのすべてのファイルを表示します。 |
flex-attach virtual-pwwn
実ポート WWN(pWWN)とユーザ固有の仮想 pWWN をマッピングにするには、flex-attach virtual-pwwn コマンドを使用します。マッピングをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
flex-attach virtual-pwwn vpwwn pwwn pwwn
no flex-attach virtual-pwwn vpwwn pwwn pwwn
シンタックスの説明
vpwwn |
ユーザが選択した仮想 pWWN を指定します。 |
pwwn pwwn |
ユーザ固有の仮想 pWWN にマッピングする pWWN を指定します。
(注) pWWN にはログインしないでください。
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コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、インターフェイスに実 pWWN およびユーザ固有の仮想 pWWN をマッピングする方法を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch# (config) flex-attach virtual-pwwn 20:04:00:a0:b8:16:92:18 pwwn 21:03:00:a0:b9:16:92:16
関連コマンド
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flex-attach virtual-pwwn auto |
特定のインターフェイスで FlexAttach 仮想 pWWN をイネーブルにします。 |
flex-attach virtual-pwwn interface |
ユーザ固有の FlexAttach 仮想 pWWN を設定します。 |
flex-attach virtual-pwwn auto
特定のインターフェイスで FlexAttach 仮想ポート WWN(pWWN)をイネーブルにするには、flex-attach virtual-pwwn auto コマンドを使用します。仮想 pWWN をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
flex-attach virtual-pwwn auto [interface auto interface-list]
no flex-attach virtual-pwwn auto [interface auto interface-list]
シンタックスの説明
interface auto interface-list |
FlexAttach 仮想 pWWN をイネーブルにするインターフェイスのリストを指定します。
(注) interface-list 値のすべてのインターフェイスは shut モードである必要があります。interface-list 値を指定しない場合、すべてのポートを shut モードにする必要があります。
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コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
NPV スイッチは、FlexAttach がイネーブルになっているインターフェイスに仮想 pWWN を割り当てます。
例
次に、インターフェイスに FlexAttach 仮想 pWWN をイネーブルにする例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch#(config)# flex-attach virtual-pwwn auto interface fc 1/1
関連コマンド
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flex-attach virtual-pwwn interface |
ユーザ固有の FlexAttach 仮想 pWWN を設定します。 |
flex-attach virtual-pwwn interface
インターフェイスにユーザ固有の FlexAttach 仮想ポート WWN(pWWN)を設定にするには、flex-attach virtual-pwwn interface コマンドを使用します。仮想 pWWN をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
flex-attach virtual-pwwn vpwwn interface interface [vsan vsan]
no flex-attach virtual-pwwn vpwwn interface interface [vsan vsan]
シンタックスの説明
vpwwn |
ユーザが選択した仮想 pWWN を指定します。 |
interface |
FlexAttach 仮想ポートをイネーブルにするインターフェイスを指定します。
(注) インターフェイスは shut ステートである必要があります。
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vsan vsan |
FlexAttach をイネーブルにする VSAN を指定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
例
次に、インターフェイスにユーザ固有の仮想 pWWN を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch# (config) flex-attach virtual-pwwn 20:04:00:a0:b8:16:92:18 interface fc 1/1
関連コマンド
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flex-attach virtual-pwwn auto |
特定のインターフェイスで FlexAttach 仮想 pWWN をイネーブルにします。 |
format
モジュール上のすべての情報を削除するには、EXEC モードで format コマンドを使用します。
format {bootflash: | logflash: | slot0: | usb1: | usb2:}
シンタックスの説明
bootflash: |
bootflash: のメモリを指定します。 |
logflash: |
logflash: メモリを指定します。 |
slot0: |
スロット 0 のフラッシュ デバイスを指定します。 |
usb1: |
host1 の USB メモリを指定します。 |
usb2: |
host2 の USB メモリを指定します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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1.0(2) |
このコマンドが導入されました。 |
3.3(1a) |
USB1 および USB 2 パラメータが追加されました。 |
使用上のガイドライン
SAN-OS ソフトウェアは、シスコ認定のコンパクトフラッシュ デバイスのみサポートしています。このコンパクトフラッシュは、Cisco MDS スイッチ用にフォーマットされています。未認定のコンパクトフラッシュ デバイスを使用した場合、予期しない影響を与える可能性があります。また、他のプラットフォームでフォーマットされたコンパクトフラッシュ デバイスは、エラーが発生する可能性があります。
例
次に、ブートフラッシュ メモリに関するすべての情報を消去する例を示します。
switch# format bootflash:
This command is going to erase the contents of your bootflash:.
Do you want to continue? (y/n) [n]
次に、logflash メモリに関するすべての情報を消去する例を示します。
This command is going to erase the contents of your logflash:.
Do you want to continue? (y/n) [n]
The following example erases all information on slot0.
switch# format slot0:
This command is going to erase the contents of your slot0:.
Do you want to continue? (y/n) [n]
次に、usb1 のすべての情報を消去する例を示します。
This command is going to erase the contents of your usb1:.
Do you want to continue? (y/n) [n]
次に、usb2 のすべての情報を消去する例を示します。
This command is going to erase the contents of your usb2:.
Do you want to continue? (y/n) [n]
fspf config vsan
VSAN(仮想 SAN)全体の Fabric Shortest Path First(FSPF)機能を設定するには、コンフィギュレーション モードで fspf config vsan コマンドを使用します。VSAN 全体の FSPF コンフィギュレーションを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf config vsan vsan-id
min-ls-arrival ls-arrival-time
min-ls-interval ls-interval-time
region region-id
spf {hold-time spf-holdtime | static}
fspf config vsan vsan-id
no min-ls-arrival
no min-ls-interval
no region
no spf {hold-time | static}
no fspf config vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
min-ls-arrival ls-arrival-time |
ドメインの新しいリンク状態更新がスイッチで承認されるまでの、最小時間を指定します。パラメータls-arrival-timeは、ミリ秒単位の整数の値で指定します。有効値は 0 ~ 65535 です。 |
min-ls-interval ls-interval-time |
ドメインの新しいリンク状態更新がスイッチで生成されるまでの、最小時間を指定します。パラメータls-interval-timeは、ミリ秒単位の整数の値で指定します。有効値は 0 ~ 65535 です。 |
region region-id |
スイッチが属する自立した領域を指定します。バックボーン領域は region-id=0 で、パラメータ region-id は符号のない整数の値で、範囲は 0 ~ 255 です。 |
spf |
Shortest Path First(SPF)ルート計算に関連するパラメータを指定します。 |
hold-time spf-holdtime |
2 つの連続した SPF 計算の間の時間を指定します。時間が短い場合、変更に対してルーティング処理が速くなりますが、CPU の使用率は大きくなります。パラメータspf-holdtimeは、ミリ秒単位の整数の値で指定します。有効範囲は 0 ~ 65535 です。 |
static |
スタティックな SPF を強制的に計算します。 |
デフォルト
FSPF コンフィギュレーション モードでは、デフォルトはダイナミックです。
spf hold-time を設定する場合、FSPF のデフォルト値は 0 です。
min-ls-arrival を設定する場合、FSPF のデフォルト値は 1000 ミリ秒です。
min-ls-interval を設定する場合、FSPF のデフォルト値は 5000 ミリ秒です。
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドは VSAN 上で FSPF をグローバルに設定します。
FSPF コンフィギュレーション モードで実行されたコマンドに関しては、VSAN 番号を毎回指定する必要はありません。これにより、間違った VSAN 番号を指定することで発生する設定エラーを回避できます。
例
次に、VSAN 1 内の FSPF をグローバルに設定し、VSAN 3 の FSPF 設定を削除、VSAN 5 の FSPF をディセーブル、VSAN 7 の FSPF をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# fspf config vsan 1
switch-config-(fspf-config)# spf static
switch-config-(fspf-config)# exit
switch(config)# no fspf config vsan 3
関連コマンド
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show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
fspf enable |
指定の VSAN 内の FSPF ルーティング プロトコルをイネーブルにします(switch(config-if)# プロンプトから)。 |
fspf cost |
指定の VSAN 内で選択したインターフェイスのコストを設定します(switch(config-if)# プロンプトから)。 |
fspf hello-interval |
VSAN 内のリンク状態を確認する hello メッセージのインターバルを指定します(switch(config-if)# プロンプトから)。 |
fspf passive |
指定の VSAN 内で指定のインターフェイスの FSPF プロトコルをディセーブルにします(switch(config-if)# プロンプトから)。 |
fspf retrasmit |
指定の VSAN 内で、未確認のリンク状態更新の再送信時間インターバルを指定します(switch(config-if)# プロンプトから)。 |
fspf cost
Fibre Channel over IP(FCIP)インターフェイスの Fabric Shortest Path First(FSPF)のリンク コストを設定するには、 fspf cost コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf cost link-cost vsan vsan-id
no fspf cost link-cost vsan vsan-id
シンタックスの説明
link-cost |
FSPF リンク コストを秒で入力します。有効範囲は 1 ~ 65535 です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
デフォルト
1 Gbps に対して 1000 秒
2 Gbps に対して 500 秒
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
このコマンドは switch(config-if)# サブモードからアクセスします。
FSPF は、ファブリック内のすべてのスイッチのリンク状態を追跡し、データベースで各リンクとコストを関連付け、さらに最小コストでのパスを選択します。インターフェイスに関連付けられたコストは、 fspf cost コマンドを使用すれば変更可能で、FSPF ルート選択が実装されます。
例
次に、FCIP インターフェイスで FSPF リンク コストを設定する例を示します。
switch(config)# interface fcip 1
switch(config-if)# fspf cost 5000 vsan 1
関連コマンド
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show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fspf dead-interval
hello メッセージが受信されず、ネイバがダウンしたと判断されるまでの最大インターバルを設定するには、 fspf dead-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf dead-interval seconds vsan vsan-id
no fspf dead-interval seconds vsan vsan-id
シンタックスの説明
seconds |
Fabric Shortest Path First(FSPF)のデッド インターバルを秒で指定します。有効値は 2 ~ 65535 秒です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
このコマンドは switch(config-if)# サブモードからアクセスします。
(注) この値は、ISL(スイッチ間リンク)両端のポートの値と同じである必要があります。
注意 設定したデッド時間間隔が hello 時間間隔より短い場合、コマンド プロンプトでエラーが報告されます。
例
次に、ネイバーがダウンしたと判断される前に、最大 400 秒間の hello メッセージを設定する方法を示します。
switch(config)# interface fcip 1
switch(config-if)# fspf dead-interval 4000 vsan 1
関連コマンド
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show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fspf enable vsan
VSAN(仮想 SAN)の Fabric Shortest Path First(FSPF)をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで fspf enable コマンドを使用します。FSPF ルーティング プロトコルをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf enable vsan vsan-id
no fspf enable vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
このコマンドは VSAN 上で FSPF をグローバルに設定します。
例
次に、VSAN 5 の FSPF をイネーブルにし、VSAN 7 の FSPF をディセーブルにする例を示します。
switch(config)# fspf enable vsan 5
switch(config)# no fspf enable vsan 7
関連コマンド
|
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fspf config vsan |
VSAN の FSPF 機能を設定します。 |
show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
fspf hello-interval
リンク状態を確認するには、 fspf hello-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf hello-interval seconds vsan vsan-id
no fspf hello-interval seconds vsan vsan-id
シンタックスの説明
hello-interval seconds |
Fabric Shortest Path First(FSPF)の hello インターバルを秒で指定します。有効値は 2 ~ 65535 秒です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
このコマンドは switch(config-if)# サブモードからアクセスします。
このコマンドは、指定の Fibre Channel over IP(FCIP)インターフェイスの FSPF を設定します。
(注) この値は、ISL(スイッチ間リンク)両端のポートの値と同じである必要があります。
例
次に、VSAN 1 の hello インターバルを 3 秒に設定する例を示します。
switch(config)# interface fcip 1
switch(config-if)# fspf hello-interval 3 vsan 1
関連コマンド
|
|
show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fspf passive
選択したインターフェイスの Fabric Shortest Path First(FSPF)プロトコルをディセーブルにするには、 fspf passive コマンドを使用します。デフォルト状態に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf passive vsan vsan-id
no fspf passive vsan vsan-id
シンタックスの説明
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
このコマンドは switch(config-if)# サブモードからアクセスします。
デフォルトでは、FSPF はすべての E ポートおよび TE ポートでイネーブルです。 fspf passive コマンドを使用してインターフェイスをパッシブとして設定すれば、FSPF をディセーブルにできます。
(注) プロトコルが正常に動作するためには、FSPF が ISL(スイッチ間リンク)両端のポートでイネーブルになっている必要があります。
例
次に、VSAN 1 で指定したインターフェイスの FSPF プロトコルをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# interface fcip 1
switch(config-if)# fspf passive vsan 1
関連コマンド
|
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show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
fspf retransmit-interval
未承認のリンク状態の更新がインターフェイス上で送信されるまでの時間を指定するには、 fspf retransmit-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
fspf retransmit-interval seconds vsan vsan-id
no spf retransmit-interval seconds vsan vsan-id
シンタックスの説明
seconds |
Fabric Shortest Path First(FSPF)の再送信インターバルを秒で指定します。有効範囲は1 ~ 65535 です。 |
vsan vsan-id |
VSAN ID を指定します。有効範囲は 1 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション サブモード
使用上のガイドライン
このコマンドは switch(config-if)# サブモードからアクセスします。
(注) この値は、ISL(スイッチ間リンク)両端のポートの値と同じである必要があります。
例
次に、未承認のリンク状態の更新が VSAN 1 のインターフェイス上で再送信されるまでの間隔を 6 秒に指定する方法を示します。
switch(config)# interface fcip 1
switch(config-if)# fspf retransmit-interval 6 vsan 1
関連コマンド
|
|
show fspf interface |
選択した各インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface fcip |
指定した FCIP インターフェイスのインターフェイス設定を表示します。 |
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