この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
レイヤ 2 インターフェイス(アクセス インターフェイスやトランキング インターフェイス)専用に使用されるパラメータを設定するには、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」を参照してください。レイヤ 3 インターフェイス(ルーテッド インターフェイス、サブインターフェイス、VLAN インターフェイス、ループバック インターフェイス、および IP トンネル)専用に使用されるパラメータを設定するには、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。
この表には、機能の追加や変更によるリリースの更新内容のみが記載されています。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
デバウンス リンク アップ時間 |
7.3(0)D1(1) |
デバウンス リンクアップ時間に対するサポートが追加されました。link debounce {link-up | time} milliseconds コマンドが更新されました。 |
エラー ディセーブル化 |
6.2(2) |
show errdisable {detect | recovery} コマンドが追加されました。 |
ポリシー プログラミング中のエラーを表示。 |
6.2(2) |
ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN を表示する show interface status error policy コマンドが追加されました。 |
インターフェイスから SNMP カウンタをクリア |
6.2(2) |
インターフェイスから SNMP 値をクリアするためのオプションを提供する snmp キーワードを含めるための clear counters interface コマンドが更新されました。 |
インターフェイスの説明 |
6.2(2) |
254 文字の大文字と小文字が区別される英数字の最大文字数を増やすための description コマンドが更新されました。 |
インターフェースの出力の表示拡張 |
6.1(1) |
show interface eth コマンド出力が更新されました。 |
ポート プロファイル |
4.2(1) |
いくつかの設定を一定範囲のインターフェイスに同時に適用できます。 |
基本インターフェイスの設定 |
4.0(1) |
これらの機能が導入されました。 |
イーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスに説明パラメータを設定して、インターフェイスにわかりやすい名前を付けることができます。それぞれのインターフェイスに独自の名前を使用すれば、複数のインターフェイスから探す場合でも必要なインターフェイスをすぐに見つけることができます。
ポートチャネル インターフェイスへの説明パラメータの設定については、「ポート チャネルの説明の設定」の項を参照してください。その他のインターフェイスへのこのパラメータの設定については、「説明の設定」の項を参照してください。
ビーコン モードをイネーブルにするとリンク ステート LED が緑に点滅し、物理ポートを識別できます。デフォルトでは、このモードはディセーブルです。インターフェイスの物理ポートを識別するには、インターフェイスのビーコン パラメータを有効にします。
ビーコン パラメータの設定については、「ビーコン モードの設定」の項を参照してください。
メディア依存インターフェイスクロスオーバー(MDI-X)パラメータを使用して、デバイス間のクロスオーバー接続のイネーブル/ディセーブルを切り替えます。このパラメータは銅線インターフェイスだけに適用します。デフォルトでは、このパラメータはイネーブルです。
MDIX パラメータの設定については、「MDIX パラメータの設定」の項を参照してください。
デバウンス タイマーを設定するとリンク変更の通知が遅くなり、ネットワークの再設定によるトラフィック損失が減少します。デバウンス タイマーはイーサネット ポートごとに個別に設定します。遅延時間はミリ秒単位で指定できます。デバウンス タイマーのリンク ダウンのデフォルト値は 100 ミリ秒で、デバウンス タイマーのリンク アップのデフォルト値は 0 ミリ秒です。
Cisco NX-OS リリース 7.3(0)D1(1) 以降では、デバウンス タイマーのリンク ダウンとリンク アップで別々のデバウンス タイマー値を設定できます。リンク アップ用のデバウンス タイマーを使用すれば、システム リロード後のコンバージェンスを改善し、トラフィックのブラックホール化を回避できます。
注意 |
デバウンス タイマーをイネーブルにするとリンクダウン検出が遅くなり、デバウンス期間中のトラフィックが失われます。この状況は、一部のレイヤ 2 とレイヤ 3 プロトコルのコンバージェンスと再コンバージェンスに影響する可能性があります。 |
デバウンス タイマー パラメータの設定については、「デバウンス タイマーの設定」の項を参照してください。
ポートが管理上(no shutdown コマンドを使用しない)イネーブルであるが、プロセスによって実行時にディセーブルになる場合、そのポートは error-disabled(err-disabled)ステートです。たとえば、UDLD が単方向リンクを検出した場合、ポートは実行時にシャットダウンされます。ただし、ポートは管理上イネーブルなので、ポート ステータスは err-disable として表示されます。ポートが err-disable ステートになると、手動で再イネーブル化する必要があります。または、自動回復を提供するタイムアウト値を設定できます。自動回復はデフォルトでは設定されておらず、デフォルトでは、err-disable の検出はすべての原因に対してイネーブルです。
インターフェイスが errdisable ステートになった場合は、errdisable detect cause コマンドを使用して、そのエラーに関する情報を取得してください。
特定の error-disabled の原因に自動 error-disabled 回復タイムアウトを設定し、回復期間を設定できます。errdisable recovery cause コマンドを使用すると、300 秒後に自動的にリカバリします。
errdisable recovery cause コマンドを使用すると、300 秒後に自動的にリカバリします。
30 ~ 65535 秒の範囲内でリカバリ期間を変更するには、errdisable recovery interval コマンドを使用します。特定の err-disable 原因のリカバリ タイムアウトも設定できます。
原因に対する error-disabled 回復をイネーブルにしない場合、そのインターフェイスは shutdown コマンドおよび no shutdown コマンドが入力されるまで error-disabled ステートのままです。原因に対して回復をイネーブルにすると、そのインターフェイスの errdisable ステートは解消され、すべての原因がタイムアウトになった段階で動作を再試行できるようになります。エラーの原因を表示する場合は、show interface status err-disabled コマンドを使用します。
Cisco NX-OS リリース 6.2(2) 以降では、show errdisable recovery コマンドおよび show errdisable detect コマンドを使用して、errdisable リカバリおよび検出ランタイム情報を表示できます。
アクセス コントロール リスト(ACL)マネージャおよび Quality of Service(QoS)マネージャなどの Cisco NX-OS ポリシー サーバは、ポリシー データベースを維持します。アクセスからトランクへのレイヤ 2 ポート モードの変更などのポリシー(入力、出力、または双方向のいずれか)は、コマンドライン インターフェイスを通じて定義されます。
ポリシーは、インターフェイス上のポリシーを設定するときにプッシュされます。インターフェイス VLAN のメンバーシップが変更したときや、ラインカードが起動すると、設定済みのすべてのポリシーが同時にプッシュされます。プッシュされるポリシーがハードウェア ポリシーと一致するか、またそれらがポリシー プログラミング中にエラーが発生しているインターフェイスおよび VLAN を表示することを確認するには、show interface status error policy コマンドを入力します。
エラーをクリアし、ポリシー プログラミングが実行コンフィギュレーションを続行できるようにするには、no shutdown コマンドを入力します。ポリシー プログラミングが成功すると、ポートのアップが許可されます。ポリシー プログラミングが失敗した場合、設定はハードウェア ポリシーに矛盾し、ポートは error-disabled ポリシー状態になります。error-disabled ポリシー状態にとどまり、同じポートが今後アップされないように情報が保存されます。このプロセスにより、システムに不要な中断が生じるのを避けることができます。
32 ポートの 10 ギガビット イーサネット モジュールでは、4 ポート単位で 10 Gb/s の帯域幅を処理します。レートモード パラメータを使用すれば、この帯域幅を 4 ポートのうちの最初のポート専用にさせることも、4 ポート全体でこの帯域幅を共有させることもできます。
以下の表に、10 Gb/s ごとの帯域幅を共有するポートのグループと、帯域幅全体を利用するために使用するグループの専用ポートを示します。
帯域幅を共有するポート グループ |
10 ギガビット イーサネットの帯域幅を専用するポート |
---|---|
1、3、5、7 |
1 |
2、4、6、8 |
2 |
9、11、13、15 |
9 |
10、12、14、16 |
10 |
17、19、21、23 |
17 |
18、20、22、24 |
18 |
25、27、29、31 |
25 |
26、28、30、32 |
26 |
(注) |
各ポート グループのポートはすべて同じ Virtual Device Context(VDC)に属している必要があります。VDC の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。 |
速度モードとデュプレックス モードはそれぞれ、イーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスと相関関係にあります。デフォルトでは、これらのインターフェイスの速度およびデュプレックス モードは他のインターフェイスとそれぞれ自動ネゴシエートしますが、設定を変更することもできます。設定を変更する場合は、両方のインターフェイスで同じ速度とデュプレックス モード設定を使用するか、または少なくとも 1 つのインターフェイスで自動ネゴシエーションを使用します。
ポート チャネル インターフェイスへの速度モードとデュプレックス モードの設定については、「ポート チャネル インターフェイスへの速度とデュプレックスの設定」の項を参照してください。その他のインターフェイスへの速度とデュプレックス速度の設定については、「インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定」の項を参照してください。
1 Gb/s 以上で稼働するイーサネット ポートの受信バッファが満杯になると、フロー制御により、そのポートから送信ポートに IEEE 802.3x ポーズ フレームが送信され、指定した時間だけデータの送信を停止するよう要求されます。送信ポートは任意の速度で動作しており、ポーズ フレームを受信してデータの転送を停止することができます。
2 つのポート間のフロー制御を有効にするには、それぞれのポートで対応する受信および送信フロー制御パラメータをイネーブルまたはディセーブルに設定します。パラメータをイネーブルに設定すると、もう一方のポートの設定とは関係なく送信または受信フロー制御機能がアクティブになります。指定したパラメータを設定すると、もう一方のポートの対応するフロー制御状態をイネーブルまたはディセーブルに設定すれば、送信または受信フロー制御機能がアクティブになります。いずれかのフロー制御状態をディセーブルに設定すると、その送信方向のフロー制御がディセーブルになります。異なるポート フロー制御状態がリンク フロー制御状態に与える影響については、以下の表を参照してください。
ポート フロー制御の状態 |
リンク フロー制御の状態 |
|
---|---|---|
データ受信ポート(ポーズ フレームを送信) |
データ送信ポート(ポーズ フレームを受信) |
|
イネーブル |
イネーブル |
イネーブル |
イネーブル |
必要 |
イネーブル |
イネーブル |
ディセーブル |
ディセーブル |
必要 |
イネーブル |
イネーブル |
必要 |
必要 |
イネーブル |
必要 |
ディセーブル |
ディセーブル |
ディセーブル |
イネーブル |
ディセーブル |
ディセーブル |
必要 |
ディセーブル |
ディセーブル |
ディセーブル |
ディセーブル |
フロー制御パラメータの設定については、「フロー制御の設定」の項を参照してください。
最大伝送単位(MTU)サイズは、イーサネット ポートで処理できる最大フレーム サイズを指定します。2 つのポート間で転送するには、どちらのポートにも同じ MTU サイズを設定する必要があります。ポートの MTU サイズを超えたフレームはドロップされます。
デフォルトではそれぞれのポートの MTU は 1500 バイトです。これはイーサネット フレームに関する IEEE 802.3 標準です。これよりも大きい MTU サイズでは、より少ないオーバーヘッドでデータをより効率的に処理できます。このようなフレームをジャンボ フレームと呼び、最大 9216 バイトまで指定できます。これもデフォルトのシステム ジャンボ MTU サイズです。
レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 バイトの MTU サイズを設定できます。I/O モジュールごとに最大 64 MTU まで設定できます。
(注) |
グローバル LAN ポート MTU サイズは、非デフォルト MTU サイズを設定したレイヤ 3 イーサネット LAN ポートを通過するトラフィックに適用します。 |
レイヤ 2 ポートには、システム デフォルト(1500 バイト)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(当初は 9216 バイト)のいずれかの MTU サイズを設定できます。
(注) |
システム ジャンボ MTU サイズを変更すると、ポートの一部または全部に新しいシステム ジャンボ MTU サイズを指定しない限り、レイヤ 2 ポートは自動的にシステム デフォルト MTU サイズ(1500 バイト)を使用します。 |
MTU サイズの設定については、「MTU サイズの設定」の項を参照してください。
イーサネット ポートには、物理レベルで 1,000,000 Kb の固定帯域幅があります。レイヤ 3 プロトコルでは、内部メトリックが計算できるように設定した帯域幅の値が使用されます。設定した値はレイヤ 3 プロトコルで情報目的だけで使用され、物理レベルでの固定帯域幅が変更されることはありません。たとえば、Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)ではルーティング メトリックを指定するために最小パス帯域幅が使用されますが、物理レベルの帯域幅は 1,000,000 Kb のまま変わりません。
ポートチャネル インターフェイスへの帯域幅パラメータの設定については、「情報目的としての帯域幅および遅延の設定」の項を参照してください。その他のインターフェイスへの帯域幅パラメータの設定については、「帯域幅の設定」の項を参照してください。
スループット遅延パラメータの値を指定するとレイヤ 3 プロトコルで使用する値が指定できますが、インターフェイスの実際のスループット遅延は変更されません。レイヤ 3 プロトコルはこの値を使用して動作を決定します。たとえば、リンク速度などの他のパラメータが等しい場合、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)は遅延設定を使用して、他のイーサネット リンクより優先されるイーサネット リンクのプリファレンスを設定できます。設定する遅延値の単位は 10 マイクロ秒です。
ポートチャネル インターフェイスへの帯域幅パラメータの設定については、「情報目的としての帯域幅および遅延の設定」の項を参照してください。その他のインターフェイスへのスループット遅延パラメータの設定については、「スループット遅延の設定」の項を参照してください。
管理ステータス パラメータはインターフェイスのアップまたはダウンを指定します。管理的にダウンしたインターフェイスはディセーブルであり、データを転送できません。管理的にアップしたインターフェイスはイネーブルであり、データを転送できます。
ポートチャネル インターフェイスへの管理ステータス パラメータの設定については、「ポートチャネル インターフェイスのシャットダウンと再起動」の項を参照してください。その他のインターフェイスへの管理ステータス パラメータの設定については、「インターフェイスのシャットダウンおよび再開」の項を参照してください。
シスコ独自の単方向リンク検出(UDLD)プロトコルにより、光ファイバまたは銅線(カテゴリ 5 ケーブルなど)イーサネット ケーブルを使用して接続されたデバイスで、ケーブルの物理構成をモニタし、単一方向リンクの存在を検出することができます。デバイスで単一方向リンクが検出されると、UDLD が関係のある LAN ポートをシャットダウンし、ユーザに通知します。単方向リンクは、スパニングツリー トポロジ ループをはじめ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD は、レイヤ 1 プロトコルと協調してリンクの物理ステータスを検出するレイヤ 2 プロトコルです。レイヤ 1 では、物理的シグナリングおよび障害検出は、自動ネゴシエーションによって処理されます。UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続された LAN ポートのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 とレイヤ 2 の検出が協調して動作して、物理的な単一方向接続と論理的な単一方向接続を防止し、その他のプロトコルの異常動作を防止できます。
リンク上でローカル デバイスから送信されたトラフィックはネイバーで受信されるのに対し、ネイバーから送信されたトラフィックはローカル デバイスで受信されない場合には常に、単方向リンクが発生します。対になったファイバ ケーブルのうち一方の接続が切断された場合、自動ネゴシエーションがアクティブである限り、そのリンクはアップ状態が維持されなくなります。この場合、論理リンクは不定であり、UDLD は何の処理も行いません。レイヤ 1 で両方の光ファイバが正常に動作している場合は、レイヤ 2 で UDLD が、これらの光ファイルが正しく接続されているかどうか、および正しいネイバー間でトラフィックが双方向に流れているかを調べます。自動ネゴシエーションはレイヤ 1 で動作するため、このチェックは、自動ネゴシエーションでは実行できません。
Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスは、UDLD をイネーブルにした LAN ポート上のネイバー デバイスに定期的に UDLD フレームを送信します。一定の時間内にフレームがエコー バックされてきて、特定の確認応答(echo)が見つからなければ、そのリンクは単一方向のフラグが立てられ、その LAN ポートはシャットダウンされます。UDLD プロトコルにより単方向リンクが正しく識別されその使用が禁止されるようにするためには、リンクの両端のデバイスで UDLD がサポートされている必要があります。UDLD フレームの送信間隔は、グローバル単位でも指定されたインターフェイスにも設定できます。
(注) |
UDLD は、銅線の LAN ポート上では、このタイプのメディアでの不要な制御トラフィックの送信を避けるために、ローカルでデフォルトでディセーブルになっています。 |
以下の図は、単方向リンクが発生した状態の一例を示したものです。デバイス B はこのポートでデバイス A からのトラフィックを正常に受信していますが、デバイス A は同じポート上でデバイス B からのトラフィックを受信していません。UDLD によって問題が検出され、ポートがディセーブルになります。
機能 |
デフォルト値 |
---|---|
UDLD グローバル イネーブル ステート |
グローバルにディセーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(光ファイバ メディア用) |
すべてのイーサネット光ファイバ LAN ポートでイネーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(ツイストペア(銅製)メディア用) |
すべてのイーサネット 10/100 および 1000BASE-TX LAN ポートでディセーブル |
UDLD アグレッシブ モード |
ディセーブル |
UDLD メッセージの間隔 |
15 秒 |
デバイスおよびそのポートへの UDLD の設定については、「UDLD モードの設定」の項を参照してください。
デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。UDLD アグレッシブ モードは、UDLD アグレッシブ モードをサポートするネットワーク デバイスの間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定できます。UDLD アグレッシブ モードをイネーブルに設定した場合、UDLD 近接関係が設定されている双方向リンク上のポートが UDLD フレームを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続を再確立しようとします。この再試行に 8 回失敗すると、ポートはディセーブルになります。
スパニングツリー ループを防止するため、間隔がデフォルトの 15 秒である非アグレッシブな UDLD でも、(デフォルトのスパニングツリー パラメータを使用して)ブロッキング ポートがフォワーディング ステートに移行する前に、単方向リンクをシャットダウンすることができます。
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにすると、次のようなことが発生します。
このような場合、UDLD アグレッシブ モードでは、リンクのポートの 1 つがディセーブルになり、トラフィックが廃棄されるのを防止します。
(注) |
UDLD アグレッシブ モードをすべてのファイバ ポートでイネーブルにするには、UDLD アグレッシブ モードをグローバルでイネーブルにします。指定されたインターフェイスの銅ポートで、UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにする必要があります。 |
ヒント |
ラインカードのアップグレードが In-Service Software Upgrade(ISSU)中に実行され、ラインカードのポートの一部がレイヤ 2 ポート チャネルのメンバーで UDLD アグレッシブ モードで設定されている場合、リモート ポートの 1 つがシャット ダウンされると、UDLD はローカル デバイス上の対応するポートを errdisable ステートにします。これは、正常な動作です。 |
ISSU の完了後にサービスを復元するには、ローカル ポートで shutdown コマンドと no shutdown コマンドを順に入力します。
(注) |
キャリア遅延タイマーは、VLAN ネットワーク インターフェイスでのみ設定できます。タイマーは、物理イーサネット インターフェイス、ポート チャネル、およびループバック インターフェイスでは設定できません。VLAN ネットワーク インターフェイスの設定については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。 |
リンクがダウンし、キャリア遅延タイマーが切れる前に回復した場合、ダウン状態は効率的にフィルタリングされ、デバイス上の他のソフトウェアによってリンクダウン イベントの発生が認識されることはありません。大きなキャリア遅延タイマーでは、検出されるリンクアップ/リンクダウン イベントが少なくなります。キャリア遅延時間を 0 に設定すると、デバイスは発生する各リンクアップ/リンクダウン イベントを検出します。
ほとんどの環境では、短い遅延時間は長い遅延時間より良好です。選択する正確な値は、リンク停止の性質およびこれらのリンクがネットワークで持続すると予想される時間によって異なります。データ リンクが短い停止の影響を受ける場合(特に、これらの停止時間が IP ルーティングの収束にかかる時間より短い場合)、長いキャリア遅延の値を設定し、これらの短い停止によってルーティング テーブルで不要な問題が発生するのを防ぐ必要があります。ただし、停止がさらに長くなる傾向がある場合、停止を早く検出し、IP ルート収束が早く始まり早く終わるように、さらに短いキャリア遅延時間を設定できます。
デフォルトのキャリア遅延時間は 100 ミリ秒です。
ポート チャネルは物理インターフェイスの集合体で、論理インターフェイスを構成します。1 つのポート チャネルに最大 8 つの個別インターフェイスをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
レイヤ 2 ポート チャネルに適合するレイヤ 2 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 2 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 3 ポート チャネルに適合するレイヤ 3 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 3 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 2 インターフェイスとレイヤ 3 インターフェイスを同一のポート チャネルで組み合わせることはできません。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのインターフェイス メンバにもそれぞれ変更が適用されます。
ポート チャネルおよびポート チャネルの設定については、「ポート チャネルの設定」を参照してください。
Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS リリース 4.2(1) 以降では、たくさんのインターフェイス コマンドを含むポート プロファイルを作成して、そのポート プロファイルを一定範囲のインターフェイスに適用できます。ポート プロファイルはそれぞれ特定のタイプのインターフェイスにだけ適用できます。次のインターフェイスから選択できます。
インターフェイス タイプにイーサネットまたはポート チャネルを選択する場合、ポート プロファイルはデフォルト モードになります。デフォルト モードはレイヤ 3 です。ポート プロファイルをレイヤ 2 モードに変更するには、switchport コマンドを入力します。
ポート プロファイルをインターフェイスまたはインターフェイスの範囲にアタッチするときにポート プロファイルを継承します。ポート プロファイルをインターフェイスまたはインターフェイスの範囲にアタッチ、または継承する場合、そのポート プロファイルのすべてのコマンドがインターフェイスに適用されます。また、ポート プロファイルには、別のポート プロファイルの設定を継承することができます。別のポート プロファイルを継承すると、最初のポート プロファイルは、2 番目の継承されたポート プロファイルのコマンドのすべてが最初のポート プロファイルと競合しないと想定できます。4 つのレベルの継承がサポートされています。任意の数のポート プロファイルで同じポート プロファイルを継承できます。
次の注意事項に従って、インターフェイスまたはインターフェイスの範囲で継承されたコマンドが適用されます。
競合が発生した場合は、インターフェイス モードで入力したコマンドがポート プロファイルのコマンドに優先します。しかし、ポート プロファイルはそのコマンドをポート プロファイルに保持します。
ポート プロファイルのコマンドは、port-profile コマンドがデフォルト コマンドで明示的に上書きされていない限り、インターフェイスのデフォルト コマンドに優先します。
一定範囲のインターフェイスが 2 つ目のポート プロファイルを継承すると、矛盾がある場合、最初のポート プロファイルのコマンドが 2 つ目のポート プロファイルのコマンドを無効にします。
ポート プロフィルをインターフェイスまたはインターフェイスの範囲に継承した後、インターフェイス コンフィギュレーション レベルで新しい値を入力して、個々の設定値を上書きできます。インターフェイス コンフィギュレーション レベルで個々の設定値を削除すると、インターフェイスではポート プロファイル内の値が再度使用されます。
ポート プロファイルに関連したデフォルト設定はありません。
指定するインターフェイス タイプにより、コマンドのサブセットが port-profile コンフィギュレーション モードで使用できます。
(注) |
Session Manager にポート プロファイルは使用できません。Session Manager については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』を参照してください。 |
ポート プロファイル設定をインターフェイスに適用するには、そのポート プロファイルをイネーブルにする必要があります。ポート プロファイルをイネーブルにする前に、そのポート プロファイルを一定範囲のインターフェイスに設定し、継承できます。その後、指定されたインターフェイスで設定が実行されるように、そのポート プロファイルをイネーブルにします。
元のポート プロファイルに 1 つ以上のポート プロファイルを継承する場合、最後に継承されたポート プロファイルだけをイネーブルにする必要があります。こうすれば、その前までのポート プロファイルがイネーブルにされたと見なされます。
ポート プロファイルをインターフェイスの範囲から削除する場合、まずインターフェイスからコンフィギュレーションを取り消して、ポート プロファイル リンク自体を削除します。また、ポート プロファイルを削除すると、インターフェイス コンフィギュレーションが確認され、直接入力された interface コマンドで無効にされた port-profile コマンドをスキップするか、それらのコマンドをデフォルト値に戻します。
他のポート プロファイルにより継承されたポート プロファイルを削除する場合は、そのポート プロファイルを削除する前に継承を無効にする必要があります。
また、ポート プロファイルを元々適用していたインターフェイスのグループの中から、そのプロファイルを削除するインターフェイスを選択することもできます。たとえば、1 つのポート プロファイルを設定した後、10 個のインターフェイスに対してそのポート プロファイルを継承するよう設定した場合、その 10 個のうちいくつかのインターフェイスからのみポート プロファイルを削除することができます。ポート プロファイルは、適用されている残りのインターフェイスで引き続き動作します。
インターフェイス コンフィギュレーション モードを使用して指定したインターフェイスの範囲の特定のコンフィギュレーションを削除する場合、そのコンフィギュレーションもそのインターフェイスの範囲のポート プロファイルからのみ削除されます。たとえば、ポート プロファイル内にチャネル グループがあり、インターフェイス コンフィギュレーション モードでそのポート チャネルを削除する場合、指定したポート チャネルも同様にポート プロファイルから削除されます。
デバイスの場合と同様、オブジェクトをインターフェイスに適用せずに、そのオブジェクトのコンフィギュレーションをポート プロファイルに入力できます。たとえば、仮想ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをシステムに適用しなくても、設定できます。その VRF と関連するコンフィギュレーションをポート プロファイルから削除しても、システムに影響はありません。
インターフェイスまたはインターフェイスの範囲のポート プロファイルを継承し、特定の設定値を削除した後、その port-profile コンフィギュレーションは指定のインターフェイスでは動作しません。
ポート プロファイルを誤ったタイプのインターフェイスに適用しようとすると、システムによりエラーが返されます。
ポート プロファイルをイネーブル化、継承、または変更しようとすると、システムによりチェックポイントが作成されます。ポート プロファイル設定が正常に実行されなかった場合は、システムによりその前の設定までロールバックされ、エラーが返されます。ポート プロファイルは部分的にだけ適用されることはありません。
Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS リリース 5.0(2) および最新世代のラインカードの導入以降では、高価なサードパーティ製機器を使用せずに、ケーブル診断を実施できます。ラインカードに直接埋め込まれたケーブル診断機能により、リンク障害を診断するためにケーブルを取り外したりケーブル テスタを接続する必要はありません。ラインカード上の各ポートは、タイム ドメイン反射率計(TDR)を使用して、単独でケーブルの問題を検出し、これらの問題をスイッチ ソフトウェアにレポートできます。
TDR を使用して、パルス波形信号を導体に送信することで導体を分析し、反射された波形の極性、振幅およびラウンドトリップ時間を調べることができます。
ケーブル内の信号の伝播速度を予測し、その反射が送信元に戻るまでにかかる時間を測定することで、反射ポイントまでの距離を測定することが可能です。また、元のパルスの極性および振幅をその反射率と比較することによって、異なるタイプの障害(たとえば、開いたペアまたは短絡したペア)を区別できます。
リモートでケーブル障害を診断できるようにすることで、問題の根本原因を迅速かつ効率的に特定でき、接続問題に対する迅速な対応をユーザに提供できるようになりました。
vPC には、ライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
IP トンネルには Enterprise Services ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
他のインターフェイスにはライセンスが必要ありません。
基本インターフェイス パラメータの設定には次の注意事項と制約事項があります。
光ファイバ イーサネット ポートでは、シスコがサポートするトランシーバを使用する必要があります。シスコがサポートするトランシーバをポートに使用していることを確認するには、show interface transceivers コマンドを使用します。シスコがサポートするトランシーバを持つインターフェイスは、機能インターフェイスとして一覧表示されます。
ポートはレイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスのいずれかです。両方が同時に成立することはありません。
デフォルトでは、どのポートもレイヤ 3 インターフェイスです。
レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスに変更するには、switchport コマンドを使用します。レイヤ 2 インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスに変更する場合は、no switchport コマンドを使用します。
ローカル ポートにフロー制御を設定する場合は、次の点に注意します。
リモート ポート送信パラメータの設定手順が不明の場合にポーズ フレームを受信するには、ローカル ポート受信パラメータを指定済みに設定します。
リモート ポート送信パラメータがイネーブルまたは指定済みである場合にポーズ フレームを受信するには、ローカル ポート受信パラメータをイネーブルに設定します。
受信したポーズ フレームを無視するには、ローカル ポート受信パラメータをディセーブルに設定します。
リモート ポート受信パラメータの設定手順が不明の場合にポーズ フレームを送信するには、ローカル ポート送信パラメータを指定済みに設定します。
リモート ポート受信パラメータがイネーブルまたは指定済みである場合にポーズ フレームを送信するには、ローカル ポート送信パラメータをイネーブルに設定します。
ポーズ フレームを送信しないようにするには、ローカル ポート送信パラメータをディセーブルに設定します。
通常、イーサネット ポート速度およびデュプレックス モード パラメータは自動に設定し、システムがポート間で速度およびデュプレックス モードをネゴシエートできるようにします。これらのポートのポート速度およびデュプレックス モードを手動で設定する場合は、次の点について考慮してください。
イーサネットまたは管理インターフェイスに速度およびデュプレックス モードを設定する前に、速度モードとデュプレックス モード を参照して同時に設定できる速度およびデュプレックス モードの組み合わせを確認します。
イーサネット ポート速度を自動に設定すると、デバイスは自動的にデュプレックス モードを自動に設定します。
no speed コマンドを開始すると、デバイスは速度およびデュプレックス パラメータの両方を自動的に自動に設定します(no speed コマンドを入力すると、speed auto コマンドを入力した場合と同じ結果になります)。
(注) |
接続先ポートが自動以外の値に設定されている場合、デバイスはイーサネット ポート速度およびデュプレックス モードを自動的にネゴシエートできません。 |
デバウンス タイマー リンク アップは、F3 シリーズ ライン カードでのみサポートされます。
注意 |
イーサネット ポート速度およびデュプレックス モードの設定を変更すると、インターフェイスがシャットダウンされてから再びイネーブルになる場合があります。 |
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
説明 |
ブランク |
ビーコン |
ディセーブル |
デバウンス タイマー リンク ダウン |
イネーブル100 ミリ秒 |
デバウンス タイマー リンク アップ |
ディセーブル |
帯域幅 |
インターフェイスのデータ レート |
スループット遅延 |
100 マイクロ秒 |
管理ステータス |
シャットダウン |
MTU |
1500 バイト |
UDLD グローバル |
グローバルにディセーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(光ファイバ メディア用) |
すべてのイーサネット光ファイバ LAN ポートでイネーブル |
銅線メディア用のポート別 UDLD イネーブル ステート |
すべてのイーサネット 10/100 および 1000BASE-TX LAN ポートでディセーブル |
UDLD メッセージの間隔 |
ディセーブル |
UDLD アグレッシブ モード |
ディセーブル |
キャリア遅延 |
100 ミリ秒 |
エラー ディセーブル |
ディセーブル |
エラー ディセーブル回復 |
ディセーブル |
エラー ディセーブル回復間隔 |
300 秒 |
リンクのデバウンス |
イネーブル |
ポート プロファイル |
ディセーブル |
インターフェイスを設定する場合、パラメータを設定する前にインターフェイスを指定する必要があります。
同じタイプの 1 つ以上のインターフェイスのパラメータを設定する前に、インターフェイスのタイプと ID を指定する必要があります。
以下の表に、イーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスを指定するために使用するインターフェイス タイプと ID を示します。
インターフェイス タイプ | ID |
---|---|
イーサネット | I/O モジュールのスロット番号およびモジュールのポート番号 |
管理 | 0(ポート 0) |
インターフェイス範囲コンフィギュレーション モードを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイス範囲コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力したすべてのコマンド パラメータが、その範囲内の全インターフェイスに適用されます。
ダッシュ(-)とカンマ(,)を使用して、一定範囲のインターフェイスを入力します。ダッシュは連続しているインターフェイスを区切り、カンマは不連続なインターフェイスを区切ります。不連続なインターフェイスを入力するときは、各インターフェイスのメディア タイプを入力する必要があります。
次に、連続しているインターフェイス範囲の設定例を示します。
switch(config)# interface ethernet 2/29-30 switch(config-if-range)#
次に、不連続なインターフェイス範囲の設定例を示します。
switch(config)# interface ethernet 2/29, ethernet 2/33, ethernet 2/35 switch(config-if-range)#
サブインターフェイスが同じポート上の場合にだけ、範囲でサブインターフェイスを指定できます(たとえば、2/29.1-2)。ただし、ポートの範囲でサブインターフェイスを指定できません。たとえば、2/29.2-2/30.2 は入力できません。2 つのサブインターフェイスを個別に指定できます。たとえば、2/29.2、2/30.2 を入力できます。
(注) |
インターフェイス コンフィギュレーション モードの場合、コマンドを入力するとこのモードに指定したインターフェイスが設定されます。 |
イーサネットおよび管理インターフェイスの説明を文字で設定します。使用できるのは英数字 254 字以内で、大文字と小文字は区別されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interfaceinterface | 設定するインターフェイスを指定します。 インターフェイス タイプと ID を指定できます。イーサネット ポートの場合は、「ethernet slot/port」を使用します。管理インターフェイスの場合は、「mgmt0」を使用します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# descriptiontext | インターフェイスの説明を指定します。最大文字数は 254 文字です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show interfaceinterface | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。説明パラメータもあわせて表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、モジュール 3 のイーサネット ポート 24 にインターフェイスの説明を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/24 switch(config-if)# description server1 switch(config-if)#
Cisco NX-OS リリース 6.1 以降では、show interface eth コマンドの出力は、次の例に示すように拡張されます。
switch# show interface eth 2/1 Ethernet2/1 is down (SFP not inserted) admin state is down, Dedicated Interface Hardware: 1000 Ethernet, address: 0026.9814.0ec1 (bia f866.f23e.0de8) MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA, medium is broadcast auto-duplex, auto-speed Beacon is turned off Auto-Negotiation is turned on Input flow-control is off, output flow-control is off Auto-mdix is turned off Switchport monitor is off EtherType is 0x8100 EEE (efficient-ethernet) : n/a Last link flapped never Last clearing of "show interface" counters never 0 interface resets 30 seconds input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 30 seconds output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
イーサネット ポートのビーコン モードをイネーブルにして LED を点滅させ、物理的な位置を確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# {beacon | no beacon} | ビーコン モードをイネーブルにします。またはビーコン モードをディセーブルにします。デフォルト モードはディセーブルです。 |
ステップ 4 | switch(config)# show interface ethernetslot/port | (任意) ビーコン モード ステートなど、インターフェイスのステータスを表示します。 |
ステップ 5 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# beacon switch(config-if)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# no beacon switch(config-if)#
32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール上の 10 Gb ごとの帯域幅が、1 つのポートに専用であるか、または同一ポート グループ内の 4 つのポートで共有されるかを指定できます。
帯域幅を 1 つのポート専用にする場合、最初にそのグループの 4 つのポートを管理シャットダウンしてレート モードを専用に変更し、専用ポートを管理的にアップする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port, ethernetslot/port, ethernetslot/port, ethernetslot/port | 設定するイーサネット インターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | ポートを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | switch(config)# interface ethernetslot/port | インターフェイスのグループで最初のイーサネット インターフェイスを指定します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# rate-mode dedicated | 10 GB の全帯域幅を 1 つのポート専用にします。帯域幅を専用にすると、以後のポートのサブコマンドはすべて専用モードになります。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# no shutdown | ポートを管理的にアップします。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# show interface ethernetslot/portcapabilities | (任意) 現在のレート モードを含むインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 8 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 4/17, ethernet 4/19, ethernet 4/21, ethernet 4/23 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# interface ethernet 4/17 switch(config-if)# rate-mode dedicated switch(config-if)# no shutdown switch(config-if)#
10 GB の帯域幅を 32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュールのポート グループ(4 ポート)で共有できます。帯域幅を共有するには、専用ポートを管理的にダウンさせて帯域幅を共有するポートを指定し、レート モードを共有に変更してからポートを管理的にアップします。
同じグループのすべてのポートが同じ VDC に属している必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | インターフェイスのグループで最初のイーサネット インターフェイスを指定します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | ポートを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | switch(config)# interface ethernetslot/port, ethernetslot/port, ethernetslot/port, ethernetslot/port | 設定する 4 つのイーサネット インターフェイス(同一ポート グループの一部でなければなりません)を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# rate-mode shared | 指定したポートに共有レート モードを設定します。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# no shutdown | ポートを管理的にアップします。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# show interface ethernetslot/port | (任意) 現在のレート モードを含むインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 8 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 4/17 switch(config-if)# shutdown switch(config)# interface ethernet 4/17, ethernet 4/19, ethernet 4/21, ethernet 4/23 switch(config-if)# rate-mode shared switch(config-if)# no shutdown switch(config-if)#
インターフェイスが error-disabled ステートに移行する理由を表示し、自動回復を設定できます。
アプリケーションでの error-disable 検出をイネーブルにできます。その結果、原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは error-disabled ステートとなり、リンクダウン ステートに類似した動作ステートとなります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# errdisable detect cause {acl-exception | all | link-flap | loopback} | インターフェイスを error-disabled ステートにする条件を指定します。デフォルトではイネーブルになっています。 |
ステップ 3 | switch(config)# shutdown | インターフェイスを管理的にダウンさせます。インターフェイスを error-disabled ステートから手動で回復させるには、最初にこのコマンドを入力します。 |
ステップ 4 | switch(config)# no shutdown | インターフェイスを管理的にアップし、error-disabled ステートから手動で回復させるインターフェイスをイネーブルにします。 |
ステップ 5 | switch(config)# show interface status err-disabled | (任意) error-disabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch(config)# errdisable detect cause all switch(config)#
インターフェイスが error-disabled ステートから回復して再びアップ状態になるようにアプリケーションを設定することができます。回復タイマーを設定しない限り、300 秒後にリトライします(errdisable recovery interval コマンドを参照)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# errdisable recovery cause {all | bpduguard | link-flap | psecure-violation | security-violation | storm-control | udld} | インターフェイスが error-disabled ステートから自動的に回復する条件を指定すると、デバイスはインターフェイスを再びアップします。デバイスは 300 秒待機してからリトライします。デフォルトではディセーブルになっています。 |
ステップ 3 | switch(config)# show interface status err-disabled | (任意) error-disabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ステップ 4 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch(config)# errdisable recovery cause all switch(config)#
error-disabled 回復タイマーの値を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# errdisable recovery intervalinterval | インターフェイスが error-disabled ステートから回復する間隔を指定します。有効範囲は 30 ~ 65535 秒で、デフォルトは 300 秒です。 |
ステップ 3 | switch(config)# show interface status err-disabled | (任意) error-disabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ステップ 4 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch(config)# errdisable recovery interval 32 switch(config)#
接続のタイプ(クロスオーバーまたはストレート)を他の銅線イーサネット ポート専用にする必要がある場合は、ローカル ポートの Medium Dependent Independent Crossover(MDIX)パラメータをイネーブルにします。デフォルトでは、このパラメータはイネーブルです。
リモート ポートの MDIX をイネーブルにする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# {mdix auto | no mdix} | ポートの MDIX 検出をイネーブルまたはディセーブルにするかどうかを指定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# show interface ethernetslot/portcapabilities | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。MDIX ステータスもあわせて表示します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# mdix auto switch(config-if)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# no mdix switch(config-if)#
イーサネット ポートのデバウンス タイマーは、デバウンス時間をミリ秒単位(ms)で指定することによりイネーブル化でき、デバウンス時間に 0 を指定することによりディセーブル化できます。
show interface debounce コマンドを使用すれば、すべてのイーサネット ポートのデバウンス時間を表示できます。
ステップ 1 |
switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 2 |
switch(config)# interface ethernetslot/port 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 3 |
switch(config-if)# link debounce [link-up | time]milliseconds
0 ミリ秒を指定すると、デバウンス タイマーはディセーブルになります。 |
||||
ステップ 4 |
switch(config-if)# exit インターフェイス モードを終了します。 |
||||
ステップ 5 |
(任意)switch(config)# show interface debounce イーサネット インターフェイスすべてのリンク デバウンス時間を示します。 |
||||
ステップ 6 |
(任意)switch(config)# copy running-config startup-config 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# link debounce time 1000 switch(config-if)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# link debounce link-up time 1000 switch(config-if)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# link debounce time 0 switch(config-if)#
インターフェイス速度とデュプレックス モードは相関関係にあります。このため、両方のパラメータを同時に設定する必要があります。
イーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスに同時に設定できる速度およびデュプレックス モードについては、速度モードとデュプレックス モード を参照してください。
(注) |
指定するインターフェイス速度はインターフェイスで使用するデュプレックス モードに影響を与えます。このため、デュプレックス モードを設定する前に速度を設定する必要があります。自動ネゴシエーションの速度を設定する場合、デュプレックス モードは自動的に自動ネゴシエーションに設定されます。速度を 10 または 100 Mb/s に指定すると、ポートでは半二重モードを使用するように自動的に設定されますが、全二重モードを指定することもできます。1000 Mb/s(1 Gb/s)以上の速度に設定すると、自動的に全二重モードが使用されます。 |
リモート ポートの速度設定はローカル ポートへの変更をサポートします。ローカル ポートを固有の速度で使用するには、リモート ポートにも同じ速度を設定するか、ローカル ポートがその速度を自動ネゴシエートするように設定する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interfaceinterface | 設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス タイプと ID を指定できます。イーサネット ポートの場合は、「ethernet slot / port」を使用します。管理インターフェイスの場合は、「mgmt0」を使用します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# speed {{10 | 100 | 1000 | {auto [10 100 [1000]]}} | {10000 | auto}} | 48 ポート 10/100/1000 モジュールのイーサネット ポートでは 10 Mb/s、100 Mb/s、1000 Mb/s の速度を設定します。またはポートの速度を同じリンクの他の 10/100/1000 ポートと自動ネゴシエートするように設定します。 32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュールのイーサネット ポートでは、速度を 10,000 Mb/s(10 Gb/s)に設定します。または、ポートがリンクの他の 10 ギガビット イーサネット ポートの速度と自動ネゴシエートするように設定します。 管理インターフェイスでは、速度を 1000 Mb/s に設定します。あるいはポートがその速度と自動ネゴシエートするように設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# duplex {full | half | auto} | 全二重モード、半二重モード、自動ネゴシエート モードを指定します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 6 | switch(config)# show interfaceinterface | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。速度およびデュプレックス モード パラメータもあわせて表示します。 |
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# speed 1000 switch(config-if)# duplex full switch(config-if)#
1 Gb/s 以上で動作するイーサネット ポートの場合、フロー制御ポーズ フレームを送受信するポートの機能をイネーブルまたはディセーブルにできます。1 Gb/s 未満で動作するイーサネット ポートの場合、ポーズ フレームを受信するポートの機能だけをイネーブルまたはディセーブルにできます。
ローカル ポートのフロー制御をイネーブルにすると、リモート ポートでのフロー制御設定にかかわらずローカル ポートでのフレームの送受信を完全にイネーブルにするか、リモート ポートで指定して使用する設定をローカルポートで使用するように設定します。ローカルおよびリモート ポートのフロー制御をどちらもイネーブルにする、一方のポートのフロー制御を指定して設定する、あるいはこの 2 つの状態を組み合わせて設定する場合、それらのポートではフロー制御がイネーブルです。
(注) |
10 Gb/s で動作するポートの場合、状態を指定してパラメータを送受信できません。 |
必要なフロー制御に対応する設定がリモート ポートにあることを確認します。ローカル ポートからフロー制御ポーズ フレームを送信するには、リモート ポートの受信パラメータがオンまたは指定になっていることを確認します。ローカル ポートでフロー制御ポーズ フレームを受信するには、リモート ポートの送信パラメータがオンまたは指定になっていることを確認します。フロー制御を使用しない場合は、リモート ポートの送信パラメータおよび受信パラメータをオフにします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | イーサネット インターフェイスにスロット番号およびポート番号を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# flowcontrol {send | receive} {desired | on | off} | ポートのフロー制御設定を指定します。1000 Mb/s 以上で動作するポートにのみ送信設定を指定できます。受信設定は任意の速度で動作するポートに設定できます。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show interface ethernetslot/port | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。フロー制御パラメータもあわせて表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# show interface flowcontrol | (任意) すべてのイーサネット ポートのフロー制御状態を表示します。 |
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# flowcontrol send on switch(config-if)#
レイヤ 2 およびレイヤ 3 イーサネット インターフェイスの最大伝送単位(MTU)サイズを設定できます。レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 バイトの MTU を設定できます(偶数値にする必要があります)。レイヤ 2 インターフェイスでは、システム デフォルト MTU(1500 バイト)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(デフォルト サイズは 9216 バイト)の MTU を設定できます。
(注) |
システム ジャンボ MTU のサイズを変更できますが、その値を変更すると、その値を使用するレイヤ 2 インターフェイスが新しいシステム ジャンボ MTU 値に自動的に変更します。 |
デフォルトでは、Cisco NX-OS はレイヤ 3 パラメータを設定します。レイヤ 2 パラメータを設定するには、ポート モードをレイヤ 2 に切り替える必要があります。
switchport コマンドを使用して、ポート モードを変更できます。
ポート モードをレイヤ 2 に変更した後でレイヤ 3 に戻ってレイヤ 3 インターフェイスを設定するには、no switchport コマンドを使って再びポート モードを変更します。
レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 バイトの MTU サイズを設定できます。
レイヤ 2 インターフェイスでは、すべてのレイヤ 2 インターフェイスをデフォルト MTU サイズ(1500 バイト)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(デフォルト サイズは 9216 バイト)を使用するように設定できます。
レイヤ 2 インターフェイスに別のシステム ジャンボ MTU サイズを使用する必要がある場合は、「システム ジャンボ MTU サイズの設定」の項を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | 設定するイーサネット インターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# {switchport | no switchport} | レイヤ 2 またはレイヤ 3 を使用するように指定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# mtusize | レイヤ 2 インターフェイスでは、デフォルト MTU サイズ(1500)またはシステム ジャンボ MTU サイズ(システム ジャンボ MTU サイズを変更していない場合は 9216)を指定します。 レイヤ 3 インターフェイスでは、576 ~ 9216 の任意の偶数を指定します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 6 | switch(config)# show interface ethernetslot/port | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。MTU サイズもあわせて表示します。 |
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# mtu 1500 switch(config-if)#
レイヤ 2 インターフェイスのジャンボ MTU サイズ、レイヤ 2 インターフェイス、およびサブインターフェイスを設定するには、次の作業を実行します。システム ジャンボ MTU サイズを設定しない場合、デフォルトは 9216 バイトです。
ポート チャネル サブインターフェイスでジャンボ MTUを設定する場合は、最初に基本インターフェイスで MTU 9216 を有効にしてから、サブインターフェイスでそれを再設定する必要があります。ジャンボ MTU を基本インターフェイスで有効にする前にサブインターフェイスで有効にすると、次のエラー メッセージがコンソールに表示されます。
switch(config)# int po 502.4 switch(config-subif)# mtu 9216 ERROR: Incompatible MTU values
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# system jumbomtu size | システム ジャンボ MTU サイズを指定します。1500 ~ 9216 の偶数を使用します。 |
||
ステップ 3 | switch(config)# show running-config all | (任意) 現在の稼働設定を表示します。システム ジャンボ MTU サイズもあわせて表示します。 |
||
ステップ 4 | switch(config)# interface type slot/port | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 ジャンボ MTU 用のポート チャネル サブ インターフェイスを有効にする場合は、最初に「mtu 9216」を使用して基本インターフェイスを有効にしてから、「mtu 9216」を使用して MTU サイズをサポートするそれぞれのサブ インターフェイスを設定します。誤った順序で実行した場合は、ジャンボ MTU サポートが有効になりません。 |
||
ステップ 5 | switch(config-if)# mtu size | レイヤ 2 インターフェイスでは、デフォルト MTU サイズ(1500)または以前指定したシステム ジャンボ MTU サイズを指定します。
|
||
ステップ 6 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
||
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# system jumbomtu 8000 switch(config)# show running-config switch(config)# interface ethernet 2/2 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# mtu 8000 switch(config-if)#
イーサネット インターフェイスの帯域幅を設定できます。物理レベルでは 1 GB の変更不可能な帯域幅を使用しますが、レベル 3 プロトコルには 1 ~ 10,000,000 Kb の値を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | 設定するイーサネット インターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# bandwidthkbps | 情報用としてのみ 1 ~ 10,000,000 の値を帯域幅に指定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show interface ethernetslot/port | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。帯域幅の値もあわせて表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# bandwidth 1000000 switch(config-if)#
イーサネット インターフェイスのインターフェイス スループット遅延を設定できます。実際の遅延時間は変わりませんが、1 ~ 16777215 の情報値を設定できます。単位は 10 マイクロ秒です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | 設定するイーサネット インターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# delayvalue | 遅延時間を 10 マイクロ秒単位で指定します。1 ~ 16777215 の範囲の情報値を 10 マイクロ秒単位で設定できます。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show interface ethernetslot/port | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。スループット遅延時間もあわせて表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 7/47 switch(config-if)# delay 16777215 switch(config-if)# ip address 192.168.10.1/24 switch(config-if)# ip router eigrp 10 switch(config-if)# no shutdown switch(config-if)# exit switch(config)# interface ethernet 7/48 switch(config-if)# ip address 192.168.11.1/24 switch(config-if)# ip router eigrp 10 switch(config-if)# no shutdown switch(config-if)#
(注) |
feature eigrp コマンドを実行して、最初に EIGRP 機能がイネーブルであることを確認する必要があります。 |
イーサネットまたは管理インターフェイスはシャットダウンして再起動できます。インターフェイスはシャットダウンするとディセーブルになり、すべてのモニタ画面にはダウン状態で表示されます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルを通じて、他のネットワーク サーバに伝達されます。シャットダウンしたインターフェイスはどのルーティング アップデートにも含まれません。インターフェイスを再開するには、デバイスを再起動する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interfaceinterface | 設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス タイプと ID を指定できます。イーサネット ポートの場合は、「ethernet slot / port」を使用します。管理インターフェイスの場合は、「mgmt0」を使用します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | インターフェイスをディセーブルにします。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# show interfaceinterface | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。管理ステータスもあわせて表示します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# no shutdown | インターフェイスを再びイネーブルにします。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# show interfaceinterface | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。管理ステータスもあわせて表示します。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 8 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# no shutdown switch(config-if)#
単一方向リンク検出(UDLD)を実行するように設定されているデバイス上のイーサネット インターフェイスには、ノーマル モードまたはアグレッシブ モードの UDLD を設定できます。インターフェイスの UDLD モードをイネーブルにするには、そのインターフェイスを含むデバイス上で UDLD を事前にイネーブルにしておく必要があります。UDLD は他方のリンク先のインターフェイスおよびそのデバイスでもイネーブルになっている必要があります。
以下の表に、異なるインターフェイスで UDLD をイネーブルおよびディセーブルにする CLI 詳細を示します。
説明 |
ファイバ ポート |
銅線またはファイバ以外のポート |
---|---|---|
デフォルト設定 |
イネーブル |
ディセーブル |
enable UDLD コマンド |
no udld disable |
udld enable |
disable UDLD コマンド |
udld disable |
no udld enable |
ノーマル UDLD モードを使用するには、ポートの 1 つをノーマル モードに設定し、他方のポートをノーマル モードまたはアグレッシブ モードに設定する必要があります。アグレッシブ UDLD モードを使用するには、両方のポートをアグレッシブ モードに設定する必要があります。
デフォルトでは、48 ポート 10/100/1000 イーサネット モジュール ポートでは UDLD がディセーブルですが、32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール ポートではノーマル UDLD モードがイネーブルです。
他方のリンク先ポートおよびデバイスで UDLD をイネーブルにする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# feature udld | デバイスの UDLD をイネーブルにします。 no feature udld はデバイスの UDLD をディセーブルにします。 |
||
ステップ 3 | switch(config)# udld message-timeseconds | (任意) UDLD メッセージを送信する間隔を指定します。有効な範囲は 7 ~ 90 秒で、デフォルトは 15 秒です。
|
||
ステップ 4 | switch(config)# udld aggressive | (任意) UDLD モードをアグレッシブに指定します。
|
||
ステップ 5 | switch(config)# interface ethernetslot/port | (任意) 設定するイーサネット インターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 6 | switch(config-if)# udld {enable | disable} | (任意) 指定した銅線ポートの UDLD をイネーブルにしたり、指定したファイバ ポートの UDLD をディセーブルにします。 銅線ポートで UDLD をイネーブルにするには、udld enable コマンドを入力します。ファイバ ポートで UDLD をイネーブルにするには、no udld disable コマンドを入力します。詳細については、上記の表を参照してください。 |
||
ステップ 7 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
||
ステップ 8 | switch(config)# show udld [ethernetslot/port | global | neighbors] | (任意) UDLD のステータスを表示します。 |
||
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# feature udld switch(config)#
switch# configure terminal switch(config)# feature udld switch(config)# udld message-time 30 switch(config)#
switch# configure terminal switch(config)# feature udld switch(config)# udld aggressive switch(config)#
switch# configure terminal switch(config)# feature udld switch(config)# udld aggressive switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if-range)# udld enable switch(config-if-range)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if-range)# no udld enable switch(config-if-range)# exit
switch# configure terminal switch(config)# no feature udld switch(config)# exit
キャリア遅延タイマーは、すべてのリンクダウン/リンクアップ イベントがデバイスの他のソフトウェアによって検出されない時間を設定します。長いキャリア遅延時間を設定すると、記録されるリンクダウン/リンクアップ イベントは少なくなります。キャリア遅延時間を 0 に設定すると、デバイスは各リンクダウン/リンクアップ イベントを検出します。
(注) |
キャリア遅延タイマーは、VLAN ネットワーク インターフェイスでだけ設定できます。このタイマーを他のインターフェイス モードで設定できません。 |
VLAN インターフェイス モードであることを確認します。キャリア遅延タイマーは、他のインターフェイス モードで設定できません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface vlanvlan-id | VLAN インターフェイス モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# carrier-delay {sec | msec number} | キャリア遅延タイマーを設定します。0 ~ 60 秒または 0 ~ 1000 ミリ秒の時間を設定できます。デフォルトは 100 ミリ秒です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show interfacevlan-id | (任意) インターフェイスのステータスを表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface vlan 5 switch(config-if)# carrier-delay 20 switch(config-if)#
いくつかの設定パラメータを一定範囲のインターフェイスに同時に適用できます。範囲内のすべてのインターフェイスが同じタイプである必要があります。また、1 つのポート プロファイルから別のポート プロファイルに設定を継承することもできます。システムは 4 つのレベルの継承をサポートしています。
デバイスにポート プロファイルを作成できます。各ポート プロファイルは、タイプにかかわらず、ネットワーク上で一意の名前を持つ必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile [type {ethernet | interface-vlan | loopback | port channel | tunnel}] name | 指定されたタイプのインターフェイスのポート プロファイルを作成して命名し、ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 5 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type tunnel test switch(config-ppm)#
ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始し、ポート プロファイルを修正できます。ポート プロファイルを修正するには、ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile [type {ethernet | interface-vlan | loopback | port channel | tunnel}] name | 指定されたポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始し、プロファイルの設定を追加または削除します。 |
ステップ 3 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 5 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type tunnel test switch(config-ppm)# no shutdown switch(config-ppm)#
単独のインターフェイスまたはある範囲に属する複数のインターフェイスにポート プロファイルを割り当てることができます。すべてのインターフェイスが同じタイプである必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface [ethernetslot/port | interface-vlanvlan-id | loopbacknumber | port-channelnumber | tunnelnumber] | インターフェイスの範囲を選択します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# inherit port-profilename | 指定したポート プロファイルを、選択したインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 4 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet7/3-5, ethernet10/2, ethernet11/20-25 switch(config-if)# inherit port-profile adam switch(config-if)#
ポート プロファイル設定をインターフェイスに適用するには、そのポート プロファイルをイネーブルにする必要があります。ポート プロファイルをイネーブルにする前に、そのポート プロファイルを一定範囲のインターフェイスに設定し、継承できます。その後、指定されたインターフェイスで設定が実行されるように、そのポート プロファイルをイネーブルにします。
元のポート プロファイルに 1 つ以上のポート プロファイルを継承する場合、最後に継承されたポート プロファイルだけをイネーブルにする必要があります。こうすれば、その前までのポート プロファイルがイネーブルにされたと見なされます。
ポート プロファイルをイネーブルまたはディセーブルにするには、ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile [type {ethernet | interface-vlan | loopback | port channel | tunnel}] name | 指定されたタイプのインターフェイスのポート プロファイルを作成して命名し、ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-ppm)# state enabled | そのポート プロファイルをイネーブルにします。 |
ステップ 4 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type tunnel test switch(config-ppm)# state enabled switch(config-ppm)#
ポート プロファイルを既存のポート プロファイルに継承できます。システムは 4 つのレベルの継承をサポートしています。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)#port-profilename | 指定されたポート プロファイルに対して、ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-ppm)# inherit port-profilename | 別のポート プロファイルを既存のポート プロファイルに継承します。元のポート プロファイルは、継承されたポート プロファイルのすべての設定を想定します。 |
ステップ 4 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# port-profile test switch(config-ppm)# inherit port-profile adam switch(config-ppm)#
プロファイルを適用した一部またはすべてのインターフェイスから、ポート プロファイルを削除できます。この設定は、インターフェイス コンフィギュレーション モードで行います。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface [ethernetslot/port | interface-vlanvlan-id | loopbacknumber | port-channelnumber | tunnelnumber] | インターフェイスの範囲を選択します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# inherit port-profilename | 指定したポート プロファイルを、選択したインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 7/3-5, 10/2, 11/20-25 switch(config-if)# inherit port-profile adam switch(config-if)#
継承されたポート プロファイルを削除できます。この設定は、ポート プロファイル モードで行います。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profilename | 指定されたポート プロファイルに対して、ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-ppm)# inherit port-profilename | このポート プロファイルから継承されたポート プロファイルを削除します。 |
ステップ 4 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# show port-profile | (任意) ポート プロファイル設定を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# port-profile test switch(config-ppm)# no inherit port-profile adam switch(config-ppm)#
高価なサードパーティ製機器を使用せずに、ケーブル診断を実施できます。ラインカード上の各ポートは、TDR 診断を使用して、単独でケーブルの問題を検出し、これらの問題をスイッチ ソフトウェアにレポートできます。
TDR テストの注意事項は次のとおりです。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# test cable-diagnostics tdr interfacenumber | 指定されたインターフェイスで TDR テストを開始します。インターフェイスで以前に shutdown コマンドが実行されている必要があります。 |
ステップ 2 | switch# show interfacenumbercable-diagnostics-tdr | (任意) 指定されたインターフェイスの TDR テスト結果を表示します。 |
switch(config)# interface ethernet 3/1-12 switch(config-if-range)# shutdown switch# test cable-diagnostics tdr interface ethernet 3/1 switch# test cable-diagnostics tdr interface ethernet 3/12 switch# show interface ethernet 3/1 cable-diagnostics-tdr
-------------------------------------------------------------------------------- Interface Speed Pair Cable Length Distance to fault Channel Pair Status -------------- ----- ---- -------------- ------------------- ------- ----------- Eth3/1 auto --- N/A 1 +/- 2 m Pair A Open auto --- N/A 1 +/- 2 m Pair B Open auto --- N/A 1 +/- 2 m Pair C Open auto --- N/A 1 +/- 2 m Pair D Open n7000# show interface ethernet 3/12 cable-diagnostics-tdr -------------------------------------------------------------------------------- Interface Speed Pair Cable Length Distance to fault Channel Pair Status -------------- ----- ---- -------------- ------------------- ------- ----------- Eth3/12 1000 --- N/A N/A Pair A Terminated --- N/A N/A Pair B Terminated --- N/A N/A Pair C Terminated --- N/A N/A Pair D Terminated
Cisco NX-OS リリース 5.1 以降では、スーパーバイザ モジュールに到達するパケットのレート制限をデバイスでグローバルに設定できます。詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。
特定のインターフェイスのスーパーバイザ モジュールに到達するパケットのレート制限も設定できます。
(注) |
着信または発信パケットのレートが設定済みレート制限を超過した場合、デバイスはシステム メッセージを記録しますが、パケットをドロップしません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# [no] rate-limit cpu direction {input | output | both} ppspacketsaction log | 特定のインターフェイスのスーパーバイザ モジュールに到達するパケットのレート制限を設定します。着信または発信パケットのレートが設定済みレート制限を超過した場合、デバイスはシステム メッセージを記録しますが、パケットをドロップしません。範囲は 1 ~ 100000 です。デフォルト レートは 10000 です。 |
ステップ 3 | switch(config-ppm)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | show system internal pktmgr interface ethernetslot/port |
(任意) 特定のインターフェイスのスーパーバイザ モジュールに到達するパケットのインバウンドおよびアウトバウンドのレート制限の設定を表示します。 |
ステップ 5 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# rate-limit cpu direction both pps 1000 action log switch# show system internal pktmgr interface ethernet 4/9 Ethernet4/9, ordinal: 44 SUP-traffic statistics: (sent/received) Packets: 528 / 0 Bytes: 121968 / 0 Instant packet rate: 0 pps / 0 pps Packet rate limiter (Out/In): 1000 pps / 1000 pps Average packet rates(1min/5min/15min/EWMA): Packet statistics: Tx: Unicast 0, Multicast 528 Broadcast 0 Rx: Unicast 0, Multicast 0 Broadcast 0
基本インターフェイス パラメータは、値を表示して確認します。パラメータ値を表示してカウンタのリストをクリアすることもできます。
(注) |
システムには、作業中の VDC に割り当てられているポートだけが表示されます。 |
コマンド |
目的 |
---|---|
show cdp | CDP ステータスを表示します。 |
show interface interface | 1 つまたはすべてのインターフェイスに設定されている状態を表示します。 |
show interface brief | インターフェイスの状態表を表示します。 |
show interface switchport | レイヤ 2 ポートのステータスを表示します。 |
show interface status err-disabled | error-disabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
show interface status error policy [detail] | ハードウェア ポリシーと矛盾するインターフェイスおよび VLAN のエラーを表示します。 detail コマンドを使用すると、エラーを生成するインターフェイスの詳細が表示されます。 |
show vdc | 現在の VDC のステータスを表示します。 |
show udldinterface | 現在のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスの UDLD ステータスを表示します。 |
show udld-global | 現在のデバイスの UDLD ステータスを表示します。 |
show port-profile | ポート プロファイルに関する情報を表示します。 |
show system internal pktmgr internal ethernetslot/port | 特定のインターフェイスのスーパーバイザ モジュールに到達するパケットのインバウンドおよびアウトバウンドのレート制限の設定を表示します。 |
show errdisable {recovery | detect} | errdisable リカバリおよび検出ランタイム情報を表示します。 |
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。
インターフェイスでの統計情報の収集に、最大 3 つのサンプリング間隔を設定できます。
(注) |
F2 シリーズ I/O モジュールは VLAN 単位の統計情報はサポートしません。したがって、show interface コマンドは、スイッチ仮想インターフェイス(SVI)の VLAN 単位の Rx/Tx カウンタまたは統計情報を表示しません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# load-interval counters {{1 | 2 | 3} seconds} | ビットレートおよびパケットレートの統計情報を収集する最大 3 つのサンプリング間隔を設定します。各カウンタのデフォルト値は、次のとおりです。 |
ステップ 3 | switch(config)# show interfaceinterface | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。カウンタもあわせて表示します。 |
ステップ 4 | switch(config)# exit | ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# load-interval counter 1 60 switch(config-if)# load-interval counter 2 135 switch(config-if)# load-interval counter 3 225 switch(config-if)#
clear counters interface コマンドを使用して、イーサネットおよび管理インターフェイス カウンタをクリアできます。この作業は、コンフィギュレーション モードまたはインターフェイス コンフィギュレーション モードで実行できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# clear counters interface {all [snmp] | ethernetslot/port [snmp] | loopbacknumber | mgmtnumber | port channelchannel-number | tunneltunnel-number | vlanvlan-number} | インターフェイス カウンタをクリアします。 |
ステップ 2 | switch# show interfaceinterface | (任意) インターフェイスのステータスを表示します。 |
ステップ 3 | switch# show interface [ethernetslot/port | port-channelchannel-number] counters | (任意) インターフェイス カウンタを表示します。 |
switch# clear counters interface ethernet 5/5 snmp switch#
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』 |
|
『Interfaces Configuration Guide, Cisco DCNM for LAN』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』 |
|
『Cisco Nexus 2000 Series NX-OS Fabric Extender Software Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 Series Switches, Release 6.x』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』 |
|
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
|
VLAN、MAC アドレス テーブル、プライベート VLAN、およびスパニング ツリー プロトコル。 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Command Reference』 |
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/nexus7000/sw/fabricpath/command/reference/fp_cmd_book.html |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Release Notes』 |