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ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
この章では、ポート チャネルを設定し、Cisco NX-OS デバイスでポート チャネルをより有効に利用するために Link Aggregation Control Protocol(LACP)を適用して設定する手順を説明します。
Cisco NX-OS リリース 5.1(1) 以降では、ポート チャネルに F1 シリーズ モジュールまたは M1 シリーズ モジュールを使用することができますが、単一のポート チャネルで F1 モジュールのメンバ ポートを M1 モジュールのポートと組み合わせることはできません。単一のスイッチでは、物理スイッチ上のすべてのポート チャネル メンバー間で、ポートチャネルの互換性パラメータが同一である必要があります。
ポート チャネルは複数の物理インターフェイスの集合体で、論理インターフェイスを作成します。1 つのポート チャネルに最大 8 つの個別アクティブ リンクをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。ポート チャネリングはまた、M シリーズ モジュールおよびこれらの物理インターフェイス全体でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
(注) |
Cisco NX-OS リリース 5.1 以降では、F シリーズ モジュールのポート チャネルに最大 16 個のアクティブ リンクをバンドルすることができます。 |
ポート チャネルの一部になるように共有インターフェイスを設定できません。共有インターフェイスの詳細については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
レイヤ 2 ポート チャネルに適合するレイヤ 2 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 2 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 3 ポート チャネルに適合するレイヤ 3 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 3 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 3 ポート チャネルを作成したら、ポート チャネル インターフェイスに IP アドレスを追加してレイヤ 3 ポート チャネルにサブインターフェイスを作成できます。レイヤ 2 インターフェイスとレイヤ 3 インターフェイスを同一のポート チャネルで組み合わせることはできません。
Cisco NX-OS Release 4.2 から、ポート セキュリティをポート チャネルに適用できますポート セキュリティについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。ポート チャネル内のすべてのポートは、同じ仮想デバイス コンテキスト(VDC)にある必要があります。VDC にまたがってポート チャネルを設定することはできません。
ポート チャネルをレイヤ 3 からレイヤ 2 に変更することもできます。レイヤ 2 インターフェイスの作成については、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」を参照してください。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのメンバ インターフェイスにもそれぞれ変更が適用されます。たとえば、スパニングツリー プロトコル(STP)パラメータをポート チャネルに設定すると、Cisco NX-OS ソフトウェアはこれらのパラメータをポート チャネルのそれぞれのインターフェイスに適用します。
(注) |
レイヤ 2 ポートがポート チャネルの一部になった後に、すべてのスイッチポートの設定をポート チャネルで実行する必要があります。スイッチポートの設定を各ポート チャネル メンバに適用できません。レイヤ 3 の設定を各ポート チャネル メンバに適用できません。設定をポート チャネル全体に適用する必要があります。 |
サブインターフェイスが論理ポート チャネル インターフェイスの一部であっても、レイヤ 3 ポート チャネルにサブインターフェイスを作成できます。ポート チャネル サブインターフェイスの詳細については、「サブインターフェイス」の項を参照してください。
集約プロトコルが関連付けられていない場合でもスタティック ポート チャネルを使用して設定を簡略化できます。柔軟性を高めたい場合は LACP を使用できます。Link Aggregation Control Protocol(LACP)は IEEE 802.3ad で定義されています。LACP を使用すると、リンクによってプロトコル パケットが渡されます。共有インターフェイスでは LACP を設定できません。
LACP については、「LACP の概要」の項を参照してください。
この表には、機能の追加や変更によるリリースの更新内容のみが記載されています。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
M3 シリーズ モジュール上の GPRS トンネリング プロトコル(GTP)ロード バランシングのサポート |
7.3(0)DX(1) |
M3 モジュールを使用した GTP トラフィックのポート チャネルと ECMP のロード バランシングが改善されました。 |
ランダム ロード バランス(ポート チャネル) |
7.3(0)D1(1) |
ポート チャネル上でのランダム ロード バランシングに対するサポートが追加されました。ポート チャネル全体のロード バランシングを改善するために、random キーワードが port-channel load-balance コマンドに追加されました。 |
インターフェイスおよび VLAN のポリシー エラーの表示 |
6.2(2) |
show interface status error policy コマンドが追加されました。 |
F2 または F2e モジュールでの双方向フロー時のトラフィック ドロップの回避 |
6.2(2) |
ポート チャネル全体のロード バランシングを改善するために、asymmetric キーワードが port-channel load-balance コマンドに追加されました。 |
Result Bundle Hash ロード バランシング |
6.1(3) |
ポート チャネル全体のロード バランシングを改善するための RBH モジュロ モードのサポート。 |
FEX ファブリック ポート チャネル用最少リンク数 |
6.1(3) |
この機能が導入されました。 |
ポート チャネル ハッシュ分散 |
6.1(1) |
ポート チャネル ハッシュ分散の固定およびアダプティブ モードのサポート。 |
F2 モジュールのロードバランシングのサポート |
6.0(1) |
ポート チャネル全体のロードバランシングに対する F2 モジュールのサポートが追加されました。 |
ポート チャネル |
5.2(1) |
サポートが 528 ポート チャネルに増加されました。 |
LACP の最少リンクおよび Maxbundle |
5.1(1) |
この機能が導入されました。 |
ポート チャネル |
4.2(1) |
サポートが 256 ポート チャネルに増加されました。 |
ポート チャネル |
4.0(1) |
この機能が導入されました。 |
ポート チャネルは、物理リンクをまとめて 1 つのチャネル グループに入れ、M シリーズ モジュール上の最大 8 の物理リンクの帯域幅を集約した単一の論理リンクを作ります。ポート チャネル内のメンバー ポートに障害が発生すると、障害が発生したリンクで伝送されていたトラフィックはポート チャネル内のその他のメンバー ポートに切り替わります。
(注) |
Cisco NX-OS リリース 5.1 以降では、F シリーズ モジュールのポート チャネルに最大 16 個のアクティブ ポートを同時にバンドルすることができます。 |
最大 8 つのポートをスタティック ポート チャネルにバンドルできます。集約プロトコルは使用しません。M シリーズ モジュールでは、M シリーズ モジュールの最大 8 個のアクティブ ポートと最大 8 個のスタンバイ ポート、および F シリーズ モジュールの最大 16 個のポートをバンドルすることができます。
ただし、LACP をイネーブルにすればポート チャネルをより柔軟に使用できます。LACP を使ってポート チャネルを設定する場合とスタティック ポート チャネルを使って設定する場合では、手順が多少異なります(「ポート チャネルの設定」の項を参照)。
(注) |
デバイスはポート チャネルに対するポート集約プロトコル(PAgP)をサポートしません。 |
各ポートにはポート チャネルが 1 つだけあります。ポート チャネルのすべてのポートには互換性があり、同じ速度とデュプレックス モードを使用します(「互換性要件」の項を参照)。集約プロトコルを使わずにスタティック ポート チャネルを実行する場合、物理リンクはすべて on チャネル モードです。このモードは、LACP をイネーブルにしない限り変更できません(「ポート チャネル モード」の項を参照)。
ポート チャネル インターフェイスを作成すると、ポート チャネルを直接作成できます。またはチャネル グループを作成して個別ポートをバンドルに集約させることができます。インターフェイスをチャネル グループに関連付けると、ポート チャネルがない場合は対応するポート チャネルが自動的に作成されます。この場合、ポート チャネルは最初のインターフェイスのレイヤ 2 またはレイヤ 3 設定を行います。最初にポート チャネルを作成することもできます。この場合は、Cisco NX-OS ソフトウェアがポート チャネルと同じチャネル番号の空のチャネル グループを作成してデフォルト レイヤ 2 またはレイヤ 3 設定を行い、互換性も設定します(「互換性要件」の項を参照)。ポート チャネル サブインターフェイスの作成および削除の詳細については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。
(注) |
少なくともメンバ ポートの 1 つがアップしており、かつそのポートのチャネルが有効であれば、ポート チャネルは動作上アップ状態にあります。メンバ ポートがすべてダウンしていれば、ポート チャネルはダウンしています。 |
以下の図に、ポート チャネル インターフェイスを示します。
ポート チャネル インターフェイスは、レイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスとして分類できます。さらに、レイヤ 2 ポート チャネルはアクセス モードまたはトランク モードに設定できます。レイヤ 3 ポート チャネル インターフェイスのチャネル メンバにはルーテッド ポートがあり、場合によってはサブインターフェイスもあります。
Cisco NX-OS Release 4.2(1) から、スタティック MAC アドレスを使用してレイヤ 3 ポート チャネルを設定できます。この値を設定しない場合、レイヤ 3 ポート チャネルは、最初にアップになるチャネル メンバのルータ MAC を使用します。レイヤ 3 ポート チャネルでのスタティック MAC アドレスの設定については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
アクセス モードまたはトランク モードでのレイヤ 2 ポートの設定については、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」を、レイヤ 3 インターフェイスおよびサブインターフェイスの設定については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。
ポート チャネル インターフェイスには次の基本設定ができます。
チャネル グループにインターフェイスを追加する場合、そのインターフェイスにチャネル グループとの互換性があるかどうかを確認するために、特定のインターフェイス属性がチェックされます。たとえば、レイヤ 2 チャネル グループにレイヤ 3 インターフェイスを追加できません。また Cisco NX-OS ソフトウェアは、インターフェイスがポート チャネル集約に参加することを許可する前に、そのインターフェイスの多数の動作属性もチェックします。
互換性チェックの対象となる動作属性は次のとおりです。
(リンク)速度性能
Access VLAN
許可 VLAN リスト
レート モードのチェック。
デュプレックス性能
デュプレックス設定
フロー制御性能
フロー制御設定
レイヤ 3 ポート:サブインターフェイスは不可
MTU サイズ
メディア タイプ、銅線またはファイバ
Module Type
ネットワーク層
ポート モード
SPAN:SPAN の始点または宛先ポートは不可
速度設定
ストーム制御
タグ付きまたは非タグ付き
トランク ネイティブ VLAN
Cisco NX-OS で使用される互換性チェックの全リストを表示するには、show port-channel compatibility-parameters コマンドを使用します。
チャネル モードが on に設定されているインターフェイスは、スタティックなポート チャネルにだけ追加できます。また、チャネル モードが active または passive に設定されているインターフェイスは、LACP が実行されているポート チャネルにだけ追加できます。これらのアトリビュートは個別のメンバ ポートに設定できます。設定するメンバ ポートの属性に互換性がない場合、ソフトウェアはこのポートをポート チャネルで一時停止させます。
または、次のパラメータが同じ場合、パラメータに互換性がないポートを強制的にポート チャネルに参加させることもできます。
インターフェイスがポート チャネルに参加すると、一部のパラメータが削除され、ポート チャネルの値が次のように置き換わります。
帯域幅
遅延
UDP の拡張認証プロトコル
VRF
IP アドレス(v4 および v6)
MAC address
スパニングツリー プロトコル
NAC
サービス ポリシー
アクセス コントロール リスト(ACL)
インターフェイスがポート チャネルに参加または脱退しても、次に示す多くのインターフェイス パラメータは影響を受けません。
ポート チャネル インターフェイスにサブインターフェイスを設定し、ポート チャネルのメンバ ポートを削除すると、ポート チャネル サブインターフェイスの設定はメンバ ポートに伝わりません。
(注) |
ポート チャネルを削除すると、すべてのメンバ インターフェイスはポート チャネルから削除されたかのように設定されます。 |
ポート チャネル モードについては、「LACP マーカー レスポンダ」の項を参照してください。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、ポート チャネルにおけるすべての動作インターフェイス間のトラフィックをロード バランシングします。その際、フレーム内のアドレスをハッシュして、チャネル内の 1 つのリンクを選択する数値にします。ポート チャネルはデフォルトでロード バランシングを備えています。ポート チャネル ロード バランシングでは、MAC アドレス、IP アドレス、またはレイヤ 4 ポート番号を使用してリンクを選択します。ポート チャネル ロード バランシングは、送信元または宛先アドレスおよびポートの両方またはどちらか一方を使用します。
ロード バランシング モードを設定して、デバイス全体または指定したモジュールに設定したすべてのポート チャネルに適用することができます。モジュールごとの設定は、デバイス全体のロード バランシング設定よりも優先されます。デバイス全体に 1 つのロード バランシング モードを、指定したモジュールに別のモードを、さらに別の指定したモジュールに別のモードを設定できます。ポート チャネルごとにロード バランシング方式を設定することはできません。
使用するロード バランシング アルゴリズムのタイプを設定できます。ロード バランシング アルゴリズムを指定し、フレームのフィールドを見て出力トラフィックに選択するメンバ ポートを決定します。
(注) |
レイヤ 3 インターフェイスのデフォルト ロード バランシング モードは、発信元および宛先 IP アドレスです。非 IP トラフィックのデフォルト ロード バランシング モードは、送信元および宛先 MAC アドレスです。チャネルグループ バンドルのインターフェイス間でロード バランシング方式を設定するには、port-channel load-balance コマンドを使用します。レイヤ 2 パケットのデフォルト方式は src-dst-mac です。レイヤ 3 パケットのデフォルト方式は src-dst-ip です。このコマンドの追加情報については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。 F1 シリーズ モジュールは、MAC アドレスに基づく非 IP トラフィックのロード バランシングはサポートしません。F1 シリーズ モジュールのポートがポート チャネルで使用され、非 IP トラフィックがポート チャネルで送信されると、レイヤ 2 トラフィックが故障する場合があります。Cisco NX-OSリリース 6.0(1) 以降では、ロード バランシングは F2 モジュールをサポートします。 |
次のいずれかの方式を使用するようにデバイスを設定し、ポート チャネル全体をロード バランシングできます。
宛先 MAC アドレス
送信元 MAC アドレス
送信元および宛先 MAC アドレス
宛先 IP アドレス
送信元 IP アドレス
送信元および宛先 IP アドレス
送信元 TCP/UDP ポート番号
宛先 TCP/UDP ポート番号
送信元および宛先 TCP/UDP ポート番号
非 IP およびレイヤ 3 ポート チャネルはどちらも設定したロード バランシング方式に従い、発信元、宛先、または発信元および宛先パラメータを使用します。たとえば、発信元 IP アドレスを使用するロード バランシングを設定すると、すべての非 IP トラフィックは発信元 MAC アドレスを使用してトラフィックをロード バランシングしますが、レイヤ 3 トラフィックは発信元 IP アドレスを使用してトラフィックをロード バランシングします。同様に、宛先 MAC アドレスをロード バランシング方式として設定すると、すべてのレイヤ 3 トラフィックは宛先 IP アドレスを使用しますが、非 IP トラフィックは宛先 MAC アドレスを使用してロード バランシングします。
(注) |
仮想デバイス コンテキスト(VDC)ごとにポート チャネルを使用してロード バランシングを設定できません。この機能を設定する場合はデフォルト VDC であることが必要です。別の VDC からこの機能を設定しようとすると、システムはエラーを表示します。 |
ロード バランシングは、VDC とは無関係に、システム全体または特定のモジュールによって設定できます。ポートチャネルのロードバランシングは、すべての VDC にわたるグローバル設定です。
入トラフィックがマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)の場合、ソフトウェアはパケットの IP アドレスのラベルの下位部分を参照します。
マルチキャスト トラフィックは、ユニキャスト トラフィックと同じポート チャネル ロード バランシング設定を継承します。これは、システム全体のロード バランシング設定とモジュール固有のロード バランシング設定の両方に適用されます。
(注) |
Cisco IOS を実行しているデバイスは、 port-channel hash-distribution コマンドの入力により単一のメンバーで障害が発生した場合に、ASIC のメンバー ポートの動作を最適化することができます。Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスはこの最適化をデフォルトで実行し、このコマンドを必要とせず、またサポートしません。Cisco NX-OS は、デバイス全体に対してであれ、モジュール単位であれ、port-channel load-balance コマンドによるポート チャネル上のロードバランシング基準のカスタマイズをサポートします。このコマンドについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。 |
Cisco NX-OS リリース 6.1(3) は、Cisco Nexus 7000 M シリーズ I/O XL モジュールと F シリーズ モジュールのポートチャネル メンバーのロード バランシングを改善するための新しい Result Bundle Hash(RBH)モードをサポートします。新しい RBH モジュロ モードでは、RBH の結果は、実際のポートチャネル メンバー数に基づきます。
ポート チャネル上のトラフィックを効率的にモニタするには、ポート チャネルに接続された各インターフェイスがフォワードとリバースの両方のトラフィック フローを受信することが不可欠です。通常、フォワードとリバースのトラフィック フローが同じ物理インターフェイスを使用する保証はありません。ただし、ポート チャネルで対称ハッシュを有効にすると、双方向トラフィックが同じ物理インターフェイスを使用するように強制され、ポート チャネルの各物理インターフェイスが効果的に一連のフローにマッピングされます。
対称ハッシュが有効になっている場合、ハッシュに使用されるパラメータ(送信元と宛先の IP アドレスなど)は、ハッシュ アルゴリズムに入る前に標準化されます。このプロセスにより、パラメータがリバースされる(フォワード トラフィックの送信元がリバース トラフィックの宛先になる)場合にハッシュ出力が同じになることが保証されます。このため、同じインターフェイスが選択されます。
対称ハッシュをサポートするのは、次のロードバランシング アルゴリズムのみです。
src ip
dst ip rotate
dst ip
src ip rotate
src-dst ip
src ip-l4port
dst ip-l4port rotate
dst ip-l4port
src ip-l4port rotate
src-dst ip-l4port-vlan
dst ip-vlan
src ip-vlan rotate
src-dst ip-vlan
src l4port
dst l4port rotate
dst l4port
src l4port rotate
src-dst l4port
src mac
dst mac rotate
dst mac
src mac rotate
src-dst mac
ポート チャネル上のランダム ロード バランシングは、IP-UDP パケット経由の GPRS トンネリング プロトコル(GTP)のポート リンク帯域幅使用率を改善するソフトウェア ソリューションです。既存の M1、M2、F1、F2、および F2e ライン カード ハードウェアはランダム ロード バランシングを実行する機能を備えていないため、このソフトウェア ソリューションがロード バランシングとポート チャネル帯域幅の最適化を支援します。ランダム ロード バランシングは、F3 シリーズ ライン カードでのみサポートされます。また、ランダム ロード バランシングは、すべてのトラフィック タイプに適用可能で、レイヤ 3 トラフィックの出力ポートで効果的です。Cisco NX-OS ソフトウェアは、多項式スキームを使用することにより、ポート チャネル内のすべてのインターフェイス上ですべてのトラフィックのランダム ロード バランシングを実行します。
LACP では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのポート チャネルに設定できます。最大 8 個のインターフェイスをアクティブにでき、最大 8 個のインターフェイスを M シリーズ モジュールでスタンバイ状態にできます。
Cisco NX-OS リリース 5.1 以降では、F シリーズ モジュールのポート チャネルに最大 16 個のアクティブ リンクをバンドルすることができます。
(注) |
LCAP は、使用する前にイネーブルにする必要があります。デフォルトでは、LACP はディセーブルです。 |
LACP のイネーブル化については、「LACP のイネーブル化」の項を参照してください。
Cisco NX-OS リリース 4.2 以降では、システムは機能のディセーブル化の前に自動的にチェックポイントを作成するため、このチェックポイントにロールバックできます。ロールバックおよびチェックポイントについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』を参照してください。
以下の図に、個別リンクを LACP ポート チャネルおよびチャネル グループに組み込み、個別リンクとして機能させる方法を示します。
LACP では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのチャネル グループにバンドルできます。チャネル グループのインターフェイスが 8 つよりも多い場合、残りのインターフェイスは、M シリーズ モジュール上のこのチャネル グループに関連付けられたポート チャネルのホット スタンバイとなります。
Cisco NX-OS リリース 5.1 以降では、F シリーズ モジュールのポート チャネルに最大 16 個のアクティブ リンクをバンドルすることができます。
(注) |
ポート チャネルを削除すると、ソフトウェアは関連付けられたチャネル グループを自動的に削除します。すべてのメンバ インターフェイスはオリジナルの設定に戻ります。 |
LACP 設定が 1 つでも存在する限り、LACP をディセーブルにはできません。
ポート チャネルの個別インターフェイスは、チャネル モードで設定します。スタティック ポート チャネルを集約プロトコルを使用せずに実行すると、チャネル モードは常に on に設定されます。
デバイス上で LACP をグローバルにイネーブルにした後、各チャネルの LACP をイネーブルにします。それには、各インターフェイスのチャネル モードを active または passive に設定します。チャネル グループにリンクを追加すると、LACP チャネル グループの個別リンクにいずれかのチャネル モードを設定できます。
(注) |
active または passive のチャネル モードで個々のインターフェイスを設定するには、まず LACP をグローバルにイネーブルにする必要があります。 |
チャネル モード |
説明 |
---|---|
passive |
LACP モード。ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。ポートは受信した LACP パケットには応答しますが、LACP ネゴシエーションは開始しません。 |
active |
LACP モード。ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。ポートは LACP パケットを送信して、他のポートとのネゴシエーションを開始します。 |
on |
すべてのスタティック ポート チャネル(LACP を実行していない)がこのモードです。LACP をイネーブルにする前にチャネル モードをアクティブまたはパッシブにしようとすると、デバイス表示はエラー メッセージを表示します。 チャネルで LACP をイネーブルにするには、そのチャネルのインターフェイスでチャネル モードを active または passive に設定します。LACP は、on 状態のインターフェイスとネゴシエートする場合、LACP パケットを受信しないため、そのインターフェイスと個別のリンクを形成します。つまり、LACP チャネル グループには参加しません。 デフォルトのポート チャネル モードは on です。 |
LACP は、パッシブおよびアクティブ モードの両方でポート間をネゴシエートして、ポート速度やトランキング ステートなどを基準にしてポート チャネルを形成できるかどうかを決定します。パッシブ モードは、リモート システムやパートナーが LACP をサポートするかどうか不明の場合に役に立ちます。
次の例のようにモードに互換性がある場合、ポートの LACP モードが異なれば、ポートは LACP ポート チャネルを形成できます。
LACP を実行するどのシステムにも LACP システム プライオリティ値があります。このパラメータのデフォルト値である 32768 をそのまま使用するか、1 ~ 65535 の範囲で値を設定できます。LACP は、このシステム プライオリティと MAC アドレスを組み合わせてシステム ID を生成します。また、システム プライオリティを他のデバイスとのネゴシエーションにも使用します。システム プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。
システム ID は VDC ごとに異なります。
(注) |
LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合わせたものです。 |
LACP を使用するように設定されたポートにはそれぞれ LACP ポート プライオリティがあります。デフォルト値である 32768 をそのまま使用するか、1 ~ 65535 の範囲で値を設定できます。LACP では、ポート プライオリティおよびポート番号によりポート ID が構成されます。
また、互換性のあるポートのうち一部を束ねることができない場合に、どのポートをスタンバイ モードにし、どのポートをアクティブ モードにするかを決定するのに、ポート プライオリティを使用します。LACP では、ポート プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。指定ポートが、より低い LACP プライオリティを持ち、ホット スタンバイ リンクではなくアクティブ リンクとして選択される可能性が最も高くなるように、ポート プライオリティを設定できます。
LACP は、LACP を使用するように設定されたポートごとに、チャネルグループ番号と同じ管理キー値を自動的に設定します。管理キーにより、他のポートとともに集約されるポートの機能が定義されます。他のポートとともに集約されるポートの機能は、次の要因によって決まります。
ポート チャネルを使用すればデータ トラフィックを動的に再配布できます。この再配布により、リンクが削除または追加されたり、ロード バランシング スキームが変更されることもあります。トラフィック フローの途中でトラフィックが再配布されると、フレームの秩序が乱れる可能性があります。
LACP は Marker Protocol を使って、再配布によってフレームが重複したり順番が入れ替わらないようにします。Marker Protocol は、所定のトラフィック フローのすべてのフレームがリモート エンドで正しく受信すると検出します。LACP は ポート チャネル リンクごとに Marker PDUS を送信します。リモート システムは、Marker PDU よりも先にこのリンクで受信されたすべてのフレームを受信すると、Marker PDU に応答します。リモート システムは次に Marker Responder を送信します。ポート チャネルのすべてのメンバ リンクの Marker Responder を受信したローカル システムは、トラフィック フローのフレームを正しい順序で再配分します。ソフトウェアは Marker Responder だけをサポートします。
以下の表に、LACP がイネーブルのポート チャネルとスタティック ポート チャネルの主な相違点を示します。
構成 |
LACP がイネーブルのポート チャネル |
スタティック ポート チャネル |
---|---|---|
適用されるプロトコル |
グローバルにイネーブル |
N/A |
リンクのチャネル モード |
次のいずれか。 |
On だけ |
チャネルを構成する最大リンク数 |
16 |
8 |
相互運用性の解決、および LACP プロトコル収束の高速化のために複数の新しいコマンドがリリース 4.2(3) に追加されました。
Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスが非 Nexus ピアに接続されている場合、そのグレースフル フェールオーバーのデフォルトが、ディセーブルにされたポートがダウンになるための時間を遅らせる可能性があります。また、ピアからのトラフィックを喪失する原因にもなります。これらの状況を解決するために、lacp graceful-convergence コマンドが追加されました。
デフォルトで、ポートがピアから LACP PDU を受信しない場合、LACP はポートを中断ステートに設定します。場合によっては、この機能は誤設定によって作成されるループの防止に役立ちますが、サーバが LACP にポートを論理的アップにするように要求するため、サーバの起動に失敗する原因になることがあります。lacp suspend-individual コマンドを使用して、ポートを個別の状態に設定できます。
ポート チャネルは、同様のポートを集約し、単一の管理可能なインターフェイスの帯域幅を増加させます。
Cisco NX-OS リリース 5.1 では、最小リンクおよび maxbundle 機能の導入により、LACP ポートチャネル動作がさらに改善し、1 台の管理対象インターフェイスの帯域幅が増加します。
LACP ポート チャネルの最少リンク数機能は次の処理を実行します。
LACP ポート チャネルにリンク アップし、バンドルする必要があるポートの最小数を設定します。
低帯域幅の LACP ポート チャネルがアクティブにならないようにします。
必要な最小帯域幅を提供するアクティブ メンバ ポートが少数の場合、LACP ポート チャネルが非アクティブになります。
LACP MaxBundle は、LACP ポート チャネルで許可されるバンドル ポートの最大数を定義します。
LACP MaxBundle 機能では、次の処理が行われます。
LACP ポート チャネルのバンドル ポート数の上限を定義します。
バンドル ポートがより少ない場合のホット スタンバイ ポートを可能にします(たとえば、5 つのポートを含む LACP ポート チャネルにおいて、ホット スタンバイ ポートとしてそれらのポートの 2 つを指定できます)。
(注) |
最小リンクおよび maxbundle 機能は、LACP ポート チャネルだけで動作します。ただし、デバイスでは非 LACP ポート チャネルでこの機能を設定できますが、機能は動作しません。 |
Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスのコントロール プレーンの負荷を軽減するために、Cisco NX-OS は、ファブリック エクステンダ CPU へのリンクレベルのプロトコル処理をオフロードする機能を適用します。この機能は、ファブリック エクステンダで設定された LACP ポート チャネルが少なくとも 1 つあると、デフォルトで LACP によってサポートされます。
LACP タイマー レートを変更することにより、LACP タイムアウトの時間を変更することができます。lacp rate コマンドを使用すれば、LACP がサポートされているインターフェイスに LACP 制御パケットを送信する際のレートを設定できます。タイムアウト レートは、デフォルトのレート(30 秒)から高速レート(1 秒)に変更することができます。このコマンドは、LACP がイネーブルになっているインターフェイスでのみサポートされます。LACP 高速タイマー レートを設定するには、「LACP 高速タイマー レートの設定」の項を参照してください。
ISSU およびステートフル スイッチオーバーは、LACP 高速タイマーでは保証できません。
デュアルホーム接続のホスト(アクティブ/スタンバイ)のネットワーク構成では、ファブリック ポート チャネルのリンクの最小数をサポートするように Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ(FEX)を設定できます。
ファブリック ポート チャネル リンクの数が指定されたしきい値を下回ると、ホスト側の FEX インターフェイスがダウンし、ホストと FEX 間の接続の NIC スイッチオーバーが可能になります。FEX インターフェイスのスタンバイ FEX への自動リカバリは、ファブリック ポート チャネル リンクの数が指定したしきい値に到達するとトリガーされます。
メンバー ポートと他のポート チャネルに関連する設定は、ポート チャネルとメンバー ポートを持つ仮想デバイス コンテキスト(VDC)で設定します。各 VDC で 1 ~ 4096 の番号を使ってポート チャネルに番号を設定できます。異なる VDC に同じポート チャネル番号を使用できます。たとえば、VDC1 にポート チャネル 100 を設定し、VDC2 の別のポート チャネルにも 100 を設定できます。
ただし、LACP システム ID は VDC ごとに異なります。LACP の詳細については、「LACP の概要」の項を参照してください。
(注) |
VDC およびリソース割り当ての詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。 |
1 つのポート チャネルのすべてのポートは同じ VDC に置く必要があります。LACP を使用する場合、8 つすべてのアクティブ ポートと 8 つすべてのスタンバイ ポートは同じ VDC であることが必要です。ポート チャネルは 1 つの VDC から始まり(そのチャネルのすべてのポートが同じ VDC)、別の VDC のポート チャネルに対応します(この場合もそのチャネルのすべてのポートは同じ VDC)。
(注) |
ポートチャネリング ロード バランシング モードは、単一のモジュールまたはモジュール全体で動作します。デフォルト VDC のポート チャネルを使用するロード バランシングを設定する必要があります。指定した VDC のポート チャネルを使用してロード バランシングを設定することはできません。ロード バランシングの詳細については、「ポート チャネルを使用したロード バランシング」の項を参照してください。 |
ポート チャネルは、複数のポートのトラフィックをロード バランシングすることでハイ アベイラビリティを実現します。物理ポートが故障した場合、ポート チャネルのメンバがアクティブであればポート チャネルは引き続き動作します。モジュール間の設定が共通しているため、異なるモジュールのポートをバンドルして、モジュール故障時にも動作するポート チャネルを作成できます。
ポート チャネルは、ステートフル再起動とステートレス再起動をサポートします。ステートフル再起動はスーパーバイザ切り替え時に発生します。切り替え後、Cisco NX-OS ソフトウェアは実行時の設定を適用します。
動作しているポート数が設定された最小リンク数を下回った場合、ポート チャネルはダウンします。
(注) |
ハイ アベイラビリティ機能の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』を参照してください。 |
vPC には、ライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
IP トンネルには Enterprise Services ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
他のインターフェイスにはライセンスが必要ありません。
ポート チャネリングには次の前提条件があります。
ポート チャネリング設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。
LACP ポートチャネルの最小リンクおよび maxbundle 機能は、ホスト インターフェイス ポート チャネルではサポートされていません。
この機能を使用する前に LACP をイネーブルにする必要があります。
デバイスに複数のポート チャネルを設定できます。
共有および専用ポートは同じポート チャネルに設定できません(共有ポートおよび専用ポートについては、「基本インターフェイス パラメータの設定」を参照)。
レイヤ 2 ポート チャネルでは、ポートに互換性が設定されていれば、STP ポート パス コストが異なる場合でもポート チャネルを形成できます。互換性要件の詳細については、「互換性要件」の項を参照してください。
STP では、ポートチャネルのコストはポート メンバーの集約帯域幅に基づきます。
ポート チャネルを設定した場合、ポート チャネル インターフェイスに適用した設定はポートチャネル メンバ ポートに影響を与えます。メンバ ポートに適用した設定は、設定を適用したメンバ ポートにだけ影響します。
LACP は半二重モードをサポートしません。LACP ポート チャネルの半二重ポートは中断ステートになります。
ポート チャネルにポートを追加する前に、ポートセキュリティ情報をそのポートから削除しておく必要があります。同様に、チャネル グループのメンバであるポートにポートセキュリティ情報を追加できません。
ポート チャネル グループに属するポートはプライベート VLAN ポートとして設定しないでください。ポートがプライベート VLAN の設定に含まれている間は、そのポート チャネルの設定は非アクティブになります。
チャネル メンバ ポートを発信元または宛先 SPAN ポートにできません。
F1 および M1 シリーズのラインカードからのポートを同一のポート チャネルに設定できません。ポートが互換性要件を満たしていないためです。
M1 および M2 シリーズのラインカードからのポートを同一のポート チャネルに設定できません。
F2e および F3 シリーズのラインカードからのポートを同一のポート チャネルに設定できません。ポートが互換性要件を満たしていないためです。
Cisco NX-OS リリース 5.1 以降では、最大 16 個のアクティブ リンクを F1 シリーズ ラインカードのポート チャネルにバンドルすることができます。
F1 シリーズ モジュールは、MAC アドレスに基づく非 IP トラフィックのロード バランシングはサポートしません。F1 シリーズ モジュールのポートがポート チャネルで使用され、非 IP トラフィックがポート チャネルで送信されると、レイヤ 2 トラフィックが故障する場合があります。
F シリーズと XL タイプの M シリーズ モジュールのみが RBH モジュロ モードをサポートします。
ポート チャネル上のランダム ロード バランシングは、F3 シリーズ ライン カードでのみサポートされます。ポート チャネルの両側が F3 ライン カードだけであることを確認します。
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
ポート チャネル |
管理アップ |
レイヤ 3 インターフェイスのロード バランシング方式 |
送信元および宛先 IP アドレス |
レイヤ 2 インターフェイスのロード バランシング方式 |
送信元および宛先 MAC アドレス |
モジュールごとのロード バランシング |
ディセーブル |
RBH モジュロ モード |
ディセーブル |
LACP |
ディセーブル |
Channel mode |
on |
LACP システム プライオリティ |
32768 |
LACP ポート プライオリティ |
32768 |
LACP の最小リンク |
1 |
Maxbundle |
16 |
FEX ファブリック ポート チャネル用最少リンク数 |
1 |
ランダム ロード バランシング(ポート チャネル) |
ディセーブル |
チャネル グループを作成する前に、ポート チャネルを作成します。関連するチャネル グループは自動的に作成されます。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
no interface port-channel コマンドを使用して、ポート チャネルを削除し、関連するチャネルグループを削除します。
コマンド |
目的 |
---|---|
no interface port-channelchannel-number |
ポート チャネルを削除し、関連するチャネル グループを削除します。 |
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 1
ポート チャネルを削除したときにインターフェイス設定がどのように変わるかの詳細については、「互換性要件」の項を参照してください。
新しいチャネル グループまたはすでにレイヤ 2 ポートを含むチャネル グループにレイヤ 2 ポートを追加できます。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
すべてのレイヤ 2 メンバ ポートは、全二重モードで同じ速度で実行されている必要があります。
no channel-group コマンドを使用して、チャネル グループからポートを削除します。
コマンド |
目的 |
---|---|
no channel-group |
チャネル グループからポートを削除します。 |
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5
新しいチャネル グループまたはすでにレイヤ 3 ポートが設定されているチャネル グループにレイヤ 3 ポートを追加できます。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。
追加するレイヤ 3 ポートに IP アドレスが設定されている場合、ポートがポート チャネルに追加される前にその IP アドレスは削除されます。レイヤ 3 ポート チャネルを作成したら、ポート チャネル インターフェイスに IP アドレスを割り当てることができます。また、既存のレイヤ 3 ポート チャネルにサブインターフェイスを追加できます。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
レイヤ 3 インターフェイスに設定した IP アドレスがあれば、この IP アドレスを削除します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。範囲は 1 ~ 4096 です。Cisco NX-OS ソフトウェアは、チャネル グループがない場合はそれを自動的に作成します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# no switchport | インターフェイスをレイヤ 2 アクセス ポートとして設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# channel-groupchannel-number [force] [mode {on | active | passive}] | チャネル グループ内にポートを設定し、モードを設定します。channel-number の指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。すべてのスタティック ポート チャネル インターフェイスは、on モードに設定されます。すべての LACP 対応ポート チャネルインターフェイスを active または passive に設定する必要があります。デフォルト モードは on です。 一部の設定に互換性がないインターフェイスをチャネルに追加します。強制されるインターフェイスは、チャネル グループと同じ速度、デュプレックス、およびフロー制御設定を持っている必要があります。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# show interfacetype slot/port | (任意) インターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-if) show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 7 | switch(config-if) no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 8 | switch(config-if) copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
no channel-group コマンドを使用して、チャネル グループからポートを削除します。
コマンド |
目的 |
---|---|
no channel-group |
チャネル グループからポートを削除します。 |
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/5 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# channel-group 6
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 4 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8
ポート チャネルの帯域幅は、チャネル内のアクティブ リンクの合計数によって決定されます。
情報目的でポート チャネル インターフェイスに帯域幅および遅延を設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | switch(config-if)# bandwidthvalue | 情報目的で使用される帯域幅を指定します。有効な範囲は 1 ~ 80,000,000 kbs です。デフォルト値はチャネル グループのアクティブ インターフェイスの合計によって異なります。 |
||
ステップ 4 | switch(config-if)# delayvalue | 情報目的で使用されるスループット遅延を指定します。範囲は、1 ~ 16,777,215(10 マイクロ秒単位)です。デフォルト値は 10 マイクロ秒です。
|
||
ステップ 5 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 6 | switch(config)# show interface port-channelchannel-number | (任意) 指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
||
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 5 switch(config-if)# bandwidth 60000000 switch(config-if)# delay 10000 switch(config-if)#
ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンして再起動できます。ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンすると、トラフィックは通過しなくなりインターフェイスは管理上ダウンします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | no shutdown | インターフェイスをシャットダウンします。トラフィックは通過せず、インターフェイスは管理ダウン状態になります。デフォルトはシャットダウンなしです。 no shutdown コマンドはインターフェイスを開きます。インターフェイスは管理的にアップとなります。操作上の問題がなければ、トラフィックが通過します。デフォルトはシャットダウンなしです。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 5 | switch# show interface port-channelchannel-number | 指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 7 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 8 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# no shutdown
ポート チャネルの説明を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。範囲は 1 ~ 4096 です。Cisco NX-OS ソフトウェアは、チャネル グループがない場合はそれを自動的に作成します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# description | ポート チャネル インターフェイスに説明を追加できます。説明に 80 文字まで使用できます。デフォルトでは、説明は表示されません。このパラメータを設定してから、出力に説明を表示する必要があります。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# show interface port-channelchannel-number | (任意) 指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネル 2 に説明を追加する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# description engineering
ポート チャネル インターフェイスに速度とデュプレックスを設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# speed {10 | 100 | 1000 | auto} | ポートチャネル インターフェイスの速度を設定します。デフォルトの自動ネゴシエーションは自動です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# duplex {auto | full | half} | ポート チャネル インターフェイスのデュプレックスを設定します。デフォルトの自動ネゴシエーションは自動です。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 6 | switch# show interface port-channelchannel-number | (任意) 指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 7 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# speed 100
1 Gb 以上で動作するポート チャネル インターフェイスのフロー制御ポーズ パケットの送信および受信機能をイネーブルまたはディセーブルにできます。より低速で動作するポート チャネル インターフェイスでは、ポート チャネル インターフェイスのポーズ パケット受信機能だけをイネーブルまたはディセーブルにできます。
(注) |
この設定が正しく動作するには、フロー制御リンクのローカルおよびリモート エンドの両方で一致する必要があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# flowcontrol {receive | send} {desired | off | on} | フロー制御パラメータを設定して、ポート チャネル インターフェイスのポーズ パケットを送信および受信します。デフォルトは [desired] です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 5 | switch# show interface port-channelchannel-number | (任意) 指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# flowcontrol receive on switch(config-if)# flowcontrol send on
VDC アソシエーションにかかわらず、ポート チャネルのロードバランシング アルゴリズムを設定し、デバイス全体または 1 のモジュールだけに適用できます。モジュールベースのロード バランシングは、デバイスベースのロード バランシングに優先します。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||||||
ステップ 2 | switch(config)# [no] port-channel load-balancemethod {dst ip | dst ip-l4port-vlan | dst ip-vlan | dst mac | dst l4port | dst ip-l4port | src-dst ip | src-dst mac | src-dst l4port | src-dst ip-l4port | src-dst ip-vlan | src-dst ip-l4port-vlan | src ip | src ip-l4port-vlan | src ip-l4port | src ip-vlan | src mac | src l4port | hash-modulo [force]} [gtp-teid] [modulemodule-number | fex {fex-range | all}] [asymmetric] [rotaterotate] | デバイスまたはモジュールのロード バランシング アルゴリズムを指定します。指定可能なアルゴリズムはデバイスによって異なります。レイヤ 3 のデフォルトは IPv4 と IPv6 の両方で src-dst ip で、非 IP のデフォルトは src-dst mac です。
デフォルトのシステム設定(対称)に戻るには、no port-channel load-balance src-dst mac asymmetric コマンドを使用します。
システム レベルの設定(対称)に戻るには、モジュール レベルで no port-channel load-balance src-dst mac asymmetric module コマンドを使用します。
gtp-teid キーワードが GTP ヘッダー フィールドを含むパケット内で指定された場合は、選択されるポート チャネル メンバーが、MAC アドレス、IP アドレス、L4 ポートなどのすでに指定されたパケット ヘッダー フィールドだけでなく、32 ビット トンネル エンドポイント ID(TEID)ヘッダー フィールドにも依存します。パケットは、TEID ヘッダー フィールドがポート チャネル ロード バランシングで使用されるように M3 モジュール上のポートに入る必要があります。 gtp-teid キーワードがパケット内で指定された場合は、そのパケットの TEID ヘッダー フィールドがポート チャネル メンバーの選択で使用されます。ただし、パケットに IPv4 または IPv6 ヘッダー フィールド、宛先ポート 2152 の UDP ヘッダー フィールド、 プロトコル タイプ 1 の GTP バージョン 1 ヘッダー フィールドが、この順で含まれている場合に限られます。他のすべての GTP ヘッダー フィールドは、GTP 制御メッセージと見なされます。GTP エンドポイント間のネットワーク上の GTP 制御メッセージの並べ替えを回避するために、NX-OS は、チャネル メンバーの選択に GTP 制御メッセージの TEID ヘッダー フィールドを含めません。
|
||||||||
ステップ 3 | show port-channel load-balance |
(任意) ポート チャネル ロードバランシング アルゴリズムを表示します。 |
||||||||
ステップ 4 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
非 IP トラフィック用の src-dst mac と IP トラフィック用の src-dst ip のデフォルトのロードバランシング アルゴリズムを復元するには、no port-channel load-balance コマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
no port-channel load-balance |
デフォルトのロード バランシング アルゴリズムを復元します。 |
switch# configure terminal switch(config)# port-channel load-balance src-ip-l4port module 5
次の例では、スイッチ 1 とスイッチ 2 に接続されたポート チャネルの対称ポート チャネル ロード バランシングのためのさまざまな組み合わせを設定する方法を示します。
次の設定の組み合わせに示すものと同じ rotate rotate-value を使用してください。
! Configure port-channel hash distribution at the global level! switch1(config)# port-channel hash-distribution fixed Switch2(config)# port-channel hash-distribution fixed ! Configure symmetric port-channel load balancing combinations on both switch1 and switch2 of a port channel.! !Combination 1! switch1(config)# port-channel load-balance src ip Switch2(config)# port-channel load-balance dst ip rotate 4 !Combination 2! switch1(config)# port-channel load-balance dst ip Switch2(config)# port-channel load-balance src ip rotate 4 !Combination 3! switch1(config)# port-channel load-balance src ip-l4port Switch2(config)# port-channel load-balance dst ip-l4port rotate 6 !Combination 4! switch1(config)# port-channel load-balance dst ip-l4port Switch2(config)# port-channel load-balance src ip-l4port rotate 6 !Combination 5! switch1(config)# port-channel load-balance src ip-l4port vlan Switch2(config)# port-channel load-balance dst ip-l4port rotate 8 !Combination 6! switch1(config)# port-channel load-balance dst ip-l4port vlan Switch2(config)# port-channel load-balance src ip-l4port rotate 8 !Combination 7! switch1(config)# port-channel load-balance src ip-vlan Switch2(config)# port-channel load-balance dst ip-vlan rotate 8 !Combination 8! switch1(config)# port-channel load-balance dst ip-vlan Switch2(config)# port-channel load-balance src ip-vlan rotate 8 !Combination 9! switch1(config)# port-channel load-balance src l4port Switch2(config)# port-channel load-balance dst l4port rotate 2 !Combination 10! switch1(config)# port-channel load-balance dst l4port Switch2(config)# port-channel load-balance src l4port rotate 2 !Combination 11! switch1(config)# port-channel load-balance src mac Switch2(config)# port-channel load-balance dst mac rotate 6 !Combination 12! switch1(config)# port-channel load-balance dst mac Switch2(config)# port-channel load-balance src mac rotate 6
LACP はデフォルトではディセーブルです。LACP の設定を開始するには、LACP をイネーブルにする必要があります。LACP 設定が 1 つでも存在する限り、LACP をディセーブルにはできません。
LACP は、LAN ポート グループの機能を動的に学習し、残りの LAN ポートに通知します。LACP は、正確に一致しているイーサネット リンクを識別すると、リンクを 1 つのポート チャネルとしてまとめます。次に、ポート チャネルは単一ブリッジ ポートとしてスパニングツリーに追加されます。
LACP を設定する手順は次のとおりです。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# feature lacp | デバイスの LACP をイネーブルにします。 |
ステップ 3 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# feature lacp
LACP をイネーブルにしたら、LACP ポート チャネルのそれぞれのリンクのチャネル モードを active または passive に設定できます。このチャネル コンフィギュレーション モードを使用すると、リンクは LACP で動作可能になります。
関連する集約プロトコルを使用せずにポート チャネルを設定すると、リンク両端のすべてのインターフェイスは on チャネル モードを維持します。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# channel-groupnumbermode {active | on | passive} | ポート チャネルのリンクのポート モードを指定します。LACP をイネーブルにしたら、各リンクまたはチャネル全体を active または passive に設定します。 関連する集約プロトコルを使用せずにポート チャネルを実行する場合、ポートチャネル モードは常に on です。 デフォルトのポート チャネル モードは on です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# show port-channel summary | (任意) ポート チャネルの概要を表示します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# channel-group 5 mode active
Cisco NX-OS リリース 5.1 では、LACP の最小リンク機能を設定できます。最小リンクと maxbundles は LACP でのみ動作します。ただし、非 LACP ポート チャネルに対してこれらの機能の CLI コマンドを入力できますが、これらのコマンドは動作不能です。
適切なポートチャネル インターフェイスであることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# lacp min-linksnumber | ポート チャネル インターフェイスを指定して、最小リンクの数を設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。指定できる範囲は 1 ~ 16 です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# show running-config interface port-channelnumber | (任意) ポートチャネル最少リンク数コンフィギュレーションを表示します。 |
デフォルトのポートチャネル最小リンク設定を復元するには、no lacp min-links コマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
no lacp min-links |
デフォルトのポートチャネル最小リンク設定を復元します。 |
switch# configure terminal switch(config)# lacp min-links 3
Cisco NX-OS リリース 5.1 では、LACP maxbundle 機能を設定できます。最小リンクと maxbundles は LACP でのみ動作します。ただし、非 LACP ポート チャネルに対してこれらの機能の CLI コマンドを入力できますが、これらのコマンドは動作不能です。
適切なポートチャネル インターフェイスであることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | switch(config-if)# lacp max-bundlenumber | ポートチャネル インターフェイスを指定して、max-bundle を設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート チャネルの max-bundle のデフォルト値は 16 です。指定できる範囲は 1 ~ 16 です。
|
||
ステップ 4 | switch(config-if)# show running-config interface port-channelnumber | (任意) ポートチャネル最少リンク数コンフィギュレーションを表示します。 |
デフォルトのポートチャネル max-bundle 設定を復元するには、no lacp max-bundle コマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
no lacp max-bundle |
デフォルトのポートチャネル max-bundle 設定を復元します。 |
switch# configure terminal switch(config)# lacp max-bundle 3
LACP タイマー レートを変更することにより、LACP タイムアウトの時間を変更することができます。lacp rate コマンドを使用すれば、LACP がサポートされているインターフェイスに LACP 制御パケットを送信する際のレートを設定できます。タイムアウト レートは、デフォルトのレート(30 秒)から高速レート(1 秒)に変更することができます。このコマンドは、LACP がイネーブルになっているインターフェイスでのみサポートされます。
(注) |
LACP タイマー レートの変更は推奨しません。In-Service Software Upgrade(ISSU)およびステートフル スイッチオーバー(SSO)は、LACP 高速レート タイマーではサポートされません。 |
LACP 機能がイネーブルになっていることを確認します。
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# lacp rate fast | LACP がサポートされているインターフェイスに LACP 制御パケットを送信する際のレートとして高速レート(1 秒)を設定します。 タイムアウト レートをデフォルトにリセットするには、コマンドの no 形式を使用します。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# lacp rate fast
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# no lacp rate fast
LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合わせたものです。
複数の VDC のシステム プライオリティ値を同じ設定にすることができます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# lacp system-prioritypriority | LACP で使用するシステム プライオリティを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 65535 で、値が大きいほどプライオリティは低くなります。デフォルト値は 32768 です。
|
||
ステップ 3 | switch(config)# show lacp system-identifier | (任意) LACP システム識別子を表示します。 |
||
ステップ 4 | switch(config)# show running-config interface port-channelnumber | (任意) ポートチャネル最少リンク数コンフィギュレーションを表示します。 |
switch# configure terminal switch(config)# lacp system-priority 2500
LACP をイネーブルにしたら、ポート プライオリティの LACP ポート チャネルにそれぞれのリンクを設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# lacp port-prioritypriority | LACP で使用するポート プライオリティを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 65535 で、値が大きいほどプライオリティは低くなります。デフォルト値は 32768 です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# show running-config interface port-channelnumber | (任意) ポートチャネル最少リンク数コンフィギュレーションを表示します。 |
次に、イーサネット インターフェイス 1/4 の LACP ポート プライオリティを 40000 に設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# lacp port-priority 40000
デフォルトで、LACP グレースフル コンバージェンスはイネーブルになっています。あるデバイスとの LACP 相互運用性をサポートする必要がある場合、コンバージェンスをディセーブルにできます。そのデバイスとは、グレースフル フェールオーバーのデフォルトが、ディセーブルにされたポートがダウンになるための時間を遅らせる可能性がある、または、ピアからのトラフィックを喪失する原因にもなるデバイスです。ダウンストリーム アクセス スイッチが Cisco Nexus デバイスでない場合は、LACP グレースフル コンバージェンス オプションをディセーブルにします。
(注) |
コマンドが実行される前に、ポート チャネルが管理上のダウン状態である必要があります。 |
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
LACP をイネーブルにします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# no lacp graceful-convergence | ポート チャネルの LACP グレースフル コンバージェンスをディセーブルにします。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# no shutdown | ポート チャネルを管理的にアップします。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# no lacp graceful-convergence switch(config-if)# no shutdown
デフォルトの LACP グレースフル コンバージェンスが再度必要になった場合、コンバージェンスを再度イネーブルにできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# lacp graceful-convergence | ポート チャネルの LACP グレースフル コンバージェンスをイネーブルにします。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# no shutdown | ポート チャネルを管理的にアップします。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# lacp graceful-convergence switch(config-if)# no shutdown
ポートがピアから LACP PDU を受信しない場合、LACP はポートを中断ステートに設定します。このプロセスによって、サーバの中には起動に失敗するものがあります。そのようなサーバは、LACP が論理的にポートを稼働状態にしていることを必要とするからです。
(注) |
エッジ ポートで lacp suspend-individual コマンドを入力するだけです。このコマンドを使用する前に、ポート チャネルが管理上のダウン状態である必要があります。 |
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。
LACP をイネーブルにします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# no lacp suspend-individual | ポート チャネルで LACP 個別ポートの一時停止動作をディセーブルにします。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# no shutdown | ポート チャネルを管理的にアップします。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# no lacp suspend-individual switch(config-if)# no shutdown
デフォルトの LACP 個別ポートの一時停止を再度イネーブルにできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelchannel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown | ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# lacp suspend-individual | ポート チャネルで LACP 個別ポートの一時停止動作をイネーブルにします。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# no shutdown | ポート チャネルを管理的にアップします。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# lacp suspend-individual switch(config-if)# no shutdown
Cisco NX-OS リリース 6.1(1) 以降、ハッシュ分散のアダプティブおよび固定設定は、グローバル レベルおよびポートチャネル レベルの両方でサポートされます。このオプションは、メンバがアップまたはダウンしたときに Result Bundle Hash(RBH)分散の変化を最小限に抑えることにより、トラフィックの中断を最小限に抑えます。このため、変化のない RBH 値にマッピングされているフローが同じリンクを流れ続けるようになります。ポート チャネル レベルの設定はグローバル設定よりも優先されます。デフォルト設定はグローバルに適応し、各ポート チャネルの設定がないので、ISSU 中に変更はありません。コマンドが適用されたときにポートはフラップされず、設定は次のメンバー リンクの変更イベントで有効になります。どちらのモードも RBH モジュールまたは非モジュール スキームで動作します。
この機能がサポートされない下位バージョンへの ISSD 時には、固定モード コマンドがグローバルに使用されている場合や、ポートチャネル レベルの設定がある場合は、この機能を無効にする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# no port-channel hash-distribution {adaptive | fixed} | グローバル レベルでポート チャネル ハッシュ分散を指定します。 デフォルトはアダプティブ モードです。 コマンドは、次のメンバー リンク イベント(link down/up/no shutdown/shutdown)まで有効になりません。Do you want to continue (y/n) ? [yes] |
ステップ 3 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# no port-channel hash-distribution fixed
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channel {channel-number | range} | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# no port-channel hash-distribution {adaptive | fixed} | グローバル レベルでポート チャネル ハッシュ分散を指定します。 デフォルトはアダプティブ モードです。 コマンドは、次のメンバー リンク イベント(link down/up/no shutdown/shutdown)まで有効になりません。Do you want to continue (y/n) ? [yes] |
ステップ 4 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# no port-channel hash-distribution fixed
RBH モジュロ モードをイネーブルにすると、すべてのポート チャネルがフラップされます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 2 | switch(config)# port-channel load-balance hash-modulo | RBH モジュロ モードをイネーブルにします。このコマンドはすべてのポート チャネルを再初期化するため、続行するか、続行しないかのオプションがあります。
|
||
ステップ 3 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、RBH モジュロ モードをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-channel load-balance hash-modulo
Cisco NX-OS リリース 6.1(3) 以降では、FEX ファブリック ポート チャネルのリンクの最小数を設定して、一定数の FEX ファブリック ポートチャネル メンバ ポートがダウンすると、FEX のホスト側のインターフェイスが中断するようにできます。
適切なポートチャネル インターフェイスであることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channelnumber | 設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# switchport | インターフェイスをレイヤ 2 アクセス ポートとして設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# switchport mode fex-fabric | 外部ファブリック エクステンダをサポートするように、ポート チャネルを設定します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# [no] port-channel min-linksnumber | FEX ファブリック ポート チャネルのリンクの最小数を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 16 です。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# show port-channel summary | (任意) ポート チャネルの概要を表示します。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 100 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# switchport mode fex-fabric switch(config-if)# port-channel min-links 3 switch(config-if)# show port-channel summary Flags: D - Down P - Up in port-channel (members) I - Individual H - Hot-standby (LACP only) s - Suspended r - Module-removed S - Switched R - Routed U - Up (port-channel) M - Not in use. Min-links not met -------------------------------------------------------------------------------- Group Port- Type Protocol Member Ports Channel -------------------------------------------------------------------------------- 101 Po101(SM) Eth NONE Eth10/46(P) Eth10/47(P) Eth10/48(P)
ステップ 1 |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 switch# configure terminal |
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ステップ 2 |
インターフェイス ポート チャネルを設定します。 switch(config)# interface port-channel port-channel-number |
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ステップ 3 |
ポート チャネル インターフェイスのランダム ロード バランスを設定します。ランダム ロード バランス機能を無効にするには、次のコマンドの no 形式を使用します。 switch(config-if)# egress port-channel load-balance random
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ステップ 1 |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 switch# configure terminal |
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ステップ 2 |
ポート チャネル インターフェイスを設定します。 switch(config)# interface interface-name |
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ステップ 3 |
インターフェイスのランダム ロード バランスを設定します。ランダム ロード バランス機能を無効にするには、次のコマンドの no 形式を使用します。 switch(config-if)# egress port-channel load-balance random
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ステップ 1 |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 switch# configure terminal |
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ステップ 2 |
VLAN を設定します。 switch(config)# vlan vlan-id |
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ステップ 3 |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 switch(config-vlan)# vlan configuration vlan-id |
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ステップ 4 |
VLAN のランダム ロード バランスを設定します。ランダム ロード バランス機能を無効にするには、次のコマンドの no 形式を使用します。 switch(config-if)# egress port-channel load-balance random
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ステップ 1 |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 switch# configure terminal |
ステップ 2 |
スイッチ仮想インターフェイス(SVI)を設定します。 switch(config)# vlan vlan-range |
ステップ 3 |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 switch(config)# vlan configuration vlan-range |
ステップ 4 |
入力トラフィック用の SVI のランダム ロード バランスを設定します。ランダム ロード バランス機能を無効にするには、次のコマンドの no 形式を使用します。 switch(config-vlan-config)# egress port-channel load-balance random |
次の例では、ポート チャネル インターフェイス上でランダム ロード バランスを設定する方法を示します。
configure terminal interface port-channel 44 egress port-channel load-balance random
次の例では、物理インターフェイス上でランダム ロード バランスを設定する方法を示します。
configure terminal interface Ethernet6/1 egress port-channel load-balance random
次の例では、VLAN 上でランダム ロード バランスを設定する方法を示します。
configure terminal vlan 100 vlan configuration 100 egress port-channel load-balance random
次の例では、入力トラフィック用のスイッチ仮想インターフェイス(SVI)上でランダム ロード バランスを設定する方法を示します。
configure terminal vlan 2-10 vlan configuration 2-10 egress port-channel load-balance random
ポート チャネル設定情報を表示する場合は、次のコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
show interface port-channelchannel-number |
ポート チャネル インターフェイスのステータスを表示します。 |
show feature |
イネーブルにされた機能を表示します。 |
load-interval {intervalseconds {1 | 2 | 3}} |
Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS Release 4.2(1) から、3 種類のサンプリング間隔をビットレートおよびパケットレートの統計情報に設定します。 |
show port-channel compatibility-parameters |
ポート チャネルに追加するためにメンバ ポート間で同じにするパラメータを表示します。 |
show port-channel database [interfaceport-channelchannel-number] |
1 つ以上のポート チャネル インターフェイスの集約状態を表示します。 |
show port-channel load-balance |
ポート チャネルで使用するロード バランシングのタイプを表示します。 |
show port-channel summary |
ポート チャネル インターフェイスのサマリーを表示します。 |
show port-channel traffic |
ポート チャネルのトラフィック統計情報を表示します。 |
show port-channel usage |
使用済みおよび未使用のチャネル番号の範囲を表示します。 |
show lacp {counters [interface port-channelchannel-number] | [interfacetype/slot] | neighbor [interface port-channelchannel-number] | port-channel [interface port-channelchannel-number] | system-identifier]]} |
LACP に関する情報を表示します。 |
show running-config interface port-channelchannel-number |
ポート チャネルの実行コンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
show interface status error policy [detail] |
ハードウェア ポリシーと矛盾するインターフェイスおよび VLAN のエラーを表示します。 detail コマンドを使用すると、エラーを受信するインターフェイスおよび VLAN の詳細を表示できます。 |
これらのコマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。
次のコマンドを使用すると、ポート チャネル インターフェイス構成情報を表示することができます。
コマンド |
目的 |
---|---|
clear counters interface port-channelchannel-number |
カウンタをクリアします。 |
clear lacp counters [interface port-channelchannel-number] |
LACP カウンタをクリアします。 |
load-interval {intervalseconds {1 | 2 | 3}} |
Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS Release 4.2(1) から、3 種類のサンプリング間隔をビットレートおよびパケットレートの統計情報に設定します。 |
show interface counters [modulemodule] |
入力および出力オクテット ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、ブロードキャスト パケットを表示します。 |
show interface counters detailed [all] |
入力パケット、バイト、マルチキャストおよび出力パケット、バイトを表示します。 |
show interface counters errors [modulemodule] |
エラー パケットの数を表示します。 |
show lacp counters |
LACP の統計情報を表示します。 |
これらのコマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。
switch# configure terminal switch(config)# feature lacp switch(config)# interface port-channel 5 switch(config-if)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5 mode active switch(config-if)# lacp port priority 40000 switch(config-if)# interface ethernet 1/7 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5 mode
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/5 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# no ip address switch(config-if)# channel-group 6 mode active switch(config)# interface ethernet 2/5 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# no ip address switch(config-if)# channel-group 6 mode active switch(config)# interface port-channel 6 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』 |
|
『Interfaces Configuration Guide, Cisco DCNM for LAN』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』 |
|
『Cisco Nexus 2000 Series NX-OS Fabric Extender Software Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 Series Switches, Release 6.x』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』 |
|
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
|
VLAN、MAC アドレス テーブル、プライベート VLAN、およびスパニング ツリー プロトコル。 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Command Reference』 |
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/nexus7000/sw/fabricpath/command/reference/fp_cmd_book.html |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Release Notes』 |
MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。 http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |