この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• CTI OS
• 制約事項
この項では、Unified CM でデバイスおよび JTAPI ユーザを設定してサイレント モニタリングを有効にする方法について説明します。
[Phone Configuration] ページ(図 6-1)で、エージェントのデバイス(79X1)をサイレント モニタするために [Built-in Bridge] を [On] に設定する必要があります。
図 6-1 [Phone Configuration]([Built in Bridge])
Unified CM 6.0 で「Standard CTI Allow Call Monitor」という新規のユーザ グループが追加されました。このグループには、サイレント モニタをコールできるアプリケーション ユーザのセットが含まれます。サイレント モニタをコールするために、PG ユーザを「Standard CTI Allow Call Monitor」ユーザ グループに追加する必要があります。次の図に、「Standard CTI Allow Call Monitor」ユーザ グループに追加されたアプリケーション ユーザが存在する [Application User Configuration] ページの例を示します。
図 6-2 [Application User Configuration]([CTI Allow Call Monitoring])
スーパーバイザの [line appearance] ページに、[Monitoring Calling Search Space] のエントリがあります。管理者は以前に作成されたモニタできるエージェントのパーティションを入力します。スーパーバイザの [line appearance] ページの [Monitoring Calling Search Space] には、エージェントの回線が属するパーティションが含まれる必要があります。
次の図に、エージェントの [line appearance] ページの [Route Partition] を示します。
図 6-3 エージェントの [Route Partition]
次の図に、スーパーバイザの [line appearance] ページの [Monitoring Calling Search Space] を示します。
図 6-4 スーパーバイザの [Monitoring Calling Search Space]
通知トーンのモニタリングは、Unified CM Administration の [Service Parameter Configuration] ページを使用して設定できます。次の 2 つのエントリがあります。
• Play Monitoring Notification Tone to Observed Target
[true] に設定すると、このオプションはモニタ対象通話者(通常はエージェント)へのトーンを再生します。
• Play Monitoring Notification Tone to Observed Connected Parties
[true] に設定すると、このオプションはモニタ対象通話者が通話している通話者(通常はカスタマー)へのトーンを再生します。
通知トーンのモニタリングは、[Unified CM Administration Interface]/[Select Server]/[Select Unified CM (active) for Service] の [Service Parameter Configuration] ページを使用して設定できます。
CTI OS サーバは、Unified CM ベースのサイレント モニタまたは CTI OS ベースのサイレント モニタを使用するように設定できます。これは、CTI OS サーバ レジストリ内の次のフィールドによって制御されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Cisco Systems Inc.¥ CTIOS¥<CTIOS InstanceName>¥
<CTIOSServerName>¥EnterpriseDesktopSettings¥All Desktops¥IPCCSilentMonitor¥Name¥
Settings¥CCMBasedSilentMonitor
このフィールドは DWORD です。このフィールドが存在して 1 に設定されると、Unified CM ベースのサイレント モニタが使用されます。このフィールドが 0 に設定されると、CTI OS ベースのサイレント モニタが使用されます。
CTI OS サーバ セットアップ プログラムを実行して、Unified CM ベースのサイレント モニタを有効にします。サーバ セットアップ プログラムが実行されない場合、Unified C-BasedSilentMonitor フィールドは存在しません。CTI OS は CTI OS ベースのサイレント モニタを使用することになります。また、セットアップ プログラムを実行して、CTI OS ベースのサイレント モニタを再設定することもできます。
(注) CTI OS 7.2 がロール バックされる場合、このフィールドは削除されます。
Unified CM ベースのサイレント モニタは、Cisco IP Phone の 79x1 バージョンでのみサポートされます。これは、これらの電話機のない配置またはモバイル エージェントのある配置は、CTI OS ベースのサイレント モニタを使用する必要があることを意味します。
Unified CM ベースのサイレント モニタは、7.2 の IPCC Supervisor Desktop によってのみ開始できます。
リリース 7.2 のエージェント デスクトップおよびスーパーバイザ デスクトップは、デスクトップが CTI OS ベースのサイレント モニタを使用している場合にのみモニタでき、7.x デスクトップからモニタすることもできます。 表 6-1 に、互いに正常にサイレント モニタできる CTI OS コンポーネントのバージョンを示すマトリクスを示します。
表 6-1 CTI OS デスクトップ バージョン マトリクス
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録音アプリケーションは、エージェントの会話を録音できます。録音アプリケーションによって、サイレント モニタリングが妨げられることはありません。
スーパーバイザはサイレント モニタ コールを転送または会議できません。これはこれらの機能がサポートされていないためです。